JP2013127556A - 光ケーブル - Google Patents

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Toshio Akiyoshi
俊男 秋吉
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

【課題】光ファイバの損傷を回避することができる光ケーブルを提供する。
【解決手段】複数の光ファイバ17を収納する光ファイバ収納溝15aが形成されたスロット15の外周に、シース14を被覆した光ケーブル11であって、光ファイバ収納溝を区分するスロットリブ15bと、スロットリブの外周に形成され、シース内に食い込む突起18とを備える。また、突起は、総てのスロットリブの外周に形成されていてもよく、さらに、同一のスロットリブの外周に複数形成されていてもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の光ファイバを収納する光ファイバ収納溝が形成されたスロットの外周に、シースを被覆した光ケーブルに関する。
近年の映像配信、IP電話、データ通信等のブロードバンドサービスの拡大により、光ファイバによる家庭向けのデータ通信サービス(FTTH:Fiber To The Home)の加入者が増加している。このFTTHでは、架空又は地下埋設の幹線光ケーブルからドロップ光ケーブルを用いて加入者宅等に引き落されている。加入者宅への光ファイバの引き落しは、例えば、市街の電柱等に敷設された幹線光ケーブルを、通常、クロージャと称されている接続函で分岐し、分岐された光ファイバにドロップ光ケーブルを融着接続又は光コネクタを用いて接続している。
この幹線光ケーブルの途中部分から光ファイバを引き出す分岐作業は、中間後分岐とも言われており、まず、幹線光ケーブルの分岐部分のシース(外被とも言う)を例えば50cm程度の一定の長さで除去する。次いで、幹線光ケーブルに収納されている複数本の光ファイバの内から1本〜数本の光ファイバを引出している。
例えば、特許文献1には、カッタ等の刃物を用いてシースに輪切り状の切込みを入れ、この切込みを起点として、シースを光ケーブルの長手方向に沿って引き裂き、シースを所定の長さで除去している。
特開2006−171570号公報
ところで、上述のように、シースを所定の長さで除去すると、押え巻きテープが露出する。そして、この押え巻きテープを剥ぎ取れば、その内側の光ファイバを取り出すことができる。
しかし、カッタ等の刃物を用いてシースに切込みを入れる場合、刃物の切込み深さは、押え巻きテープに到達する寸前で止める必要があり、作業者にはスキルが求められる。
ここで、上記特許文献1に記載のシース内面には、シース内に食い込むノッチが形成され、このノッチの内側が空隙になっている。このため、刃物がこの空隙を通り抜けて光ファイバ収納溝に到達し易く、刃物で光ファイバを傷つける虞があるという問題がある。
本発明は、上述の如き実情に鑑みてなされたもので、光ファイバの損傷を回避することができる光ケーブルを提供することを目的とする。
本発明による光ケーブルは、複数の光ファイバを収納する光ファイバ収納溝が形成されたスロットの外周に、シースを被覆した光ケーブルであって、光ファイバ収納溝を区分するスロットリブと、スロットリブの外周に形成され、シース内に食い込む突起とを備えることを特徴とする。
また、突起は、総てのスロットリブの外周に形成されているようにしてもよい。さらに、突起は、同一のスロットリブの外周に複数形成されていてもよい。
本発明によれば、突起が光ファイバ収納溝よりも外側に位置するので、カッタ等の刃物を用いて輪切り状の切込み作業を行った場合、刃物が光ファイバ収納溝よりも先に突起に接触し易くなる。この結果、それ以上の光ケーブルの中心に向かう切込みが避けられ、光ファイバの損傷を回避できる。また、この突起がシースにノッチを形成させ、シースの厚みを減らすため、シースを光ケーブルの長手方向に沿って引き裂く縦裂き作業も容易に行える。さらに、突起をいずれかのスロットリブに設ければ、この突起が光ファイバ収納溝の位置を識別するトレーサマークを兼ねることも可能になる。
本発明による光ケーブルの実施形態を説明する図である。 本発明による光ケーブルのシース引き裂きの一例を説明する図である。 本発明による光ケーブルの他の実施形態を説明する図である。 本発明による光ケーブルの他の実施形態を説明する図である。
図1により本発明の実施の形態を説明する。図1はスロット型光ケーブルを説明する図である。図中、11は光ケーブル、12は集合コア、13は押え巻きテープ、14はシース、15はスロット、15aは光ファイバ収納溝、15bはスロットリブ、16はテンションメンバ、17は光ファイバ、18は突起を示す。
図1に示すスロット型の光ケーブル11は、地下管路等に敷設される幹線用の光ケーブルとして多用されている幹線光ケーブルである。この光ケーブル11は、中心にテンションメンバ(抗張力体とも言う)16を埋設一体化し、複数条の光ファイバ収納溝15aを設けた樹脂製のスロット(スペーサとも言う)15により構成される。なお、このスロット15の径は例えば5mm〜20mm程度で形成されている。
光ファイバ収納溝15aは、テンションメンバ16側に底面を有し、スロット15の周方向に沿って略等間隔で配置されており、隣り合う光ファイバ収納溝15aはスロットリブ15bで区分される。光ファイバ収納溝15aは、光ケーブル11の長手方向に沿って螺旋状又はSZ状に形成され、光ファイバ収納溝15a内には、複数枚のテープ状の光ファイバ心線(以下、テープ心線を含めて、単に光ファイバと言う)が収納される。
光ファイバ17が光ファイバ収納溝15a内に収納された状態では、スロット15の外周に押え巻きテープ13が施される。この押え巻きテープ13は、光ファイバ収納溝15aに収納された光ファイバ17が外に飛び出さないように保持すると共に、シース14の成形時の熱絶縁層、或いは、光ケーブル内への止水のため吸水剤を付与して吸水層として機能させることもできる。
また、押え巻きテープ13は、螺旋状に巻き付ける横巻き、又は、光ケーブル11の長手方向に縦添えして巻き付けるかのいずれかの形態を用いることができ、押え巻きテープ13が施された状態で集合コア12とされる。
なお、スロット15の外側で、かつ、押え巻きテープ13の内側には、ナイロン糸、プラスチックテープ等の粗巻きが施されることもある。
そして、集合コア12は押出し成形によるシース14で被覆される。シース14は、集合コア12の外側に、例えば、ポリエチレン樹脂又は難燃ポリエチレン樹脂が押出し成形されており、厚さ1.5mm〜2mm程度で形成される。なお、シース14は、集合コア12をドラム等に一旦巻き取り、その後、押出し機に通して押え巻きテープ13の周囲に成形されるが、ドラムに巻き取らずに、スロット15への押え巻きテープ13の巻き付けに続けて成形される場合もある。
本発明は上述した光ケーブル11において、シース14内に食い込む突起18をスロットリブ15bの外周に形成した構成を特徴としている。
突起18は、スロット15の径方向で見て光ファイバ収納溝15aよりも外側に位置し、スロットリブ15bに一体形成されている。また、突起18は、例えば、正面視で略三角形状の断面で形成される。
この図1に示した突起18は、総てのスロットリブ15bの外周に1個ずつ形成されており、突起18の高さは、シース14の厚さの1/3〜2/3程度に設定されている。なお、突起18は、螺旋状又はSZ状の光ファイバ収納溝15aに沿ってシース14の長手方向に延びている。
図2は、シース引き裂きの一例を説明する図である。まず、図2(A)に示すように、作業者はカッタ21を用いて、シース14に輪切り状の切込み20を2箇所入れる。この際、カッタ21は光ファイバ収納溝よりも先に突起に接触し、それ以上の光ケーブル11の中心に向かう切込みが避けられ、光ファイバの損傷を確実に回避することができる。なお、切込み20の間隔が、シース14を剥ぎ取る範囲(例えば、中間分岐に要する約50cm程度)である。
次いで、作業者が、工具(図示省略)を用いて、切込み20間のシース14を摘まむと、シース14は、その摘まんだ位置に近接した突起の形成方向に沿って裂け、図2(B)示すように、隣り合う突起の幅を有する短冊片22が切込み20を起点として引き剥がされる。このように、突起がシース14に内部ノッチを形成させ、シース14の厚みを減らすため、シース14の縦裂き作業も容易に行える。
この後、短冊片22の周囲のシース14を除去し、図2(C)に示す露出した押え巻きテープ13を剥ぎ取れば、その内側の光ファイバを取り出し可能になる。
なお、図2の例では、まず、2箇所の切込み20を入れているが、切込み20は、結果として短冊片22の両端に形成されていればよく、1箇所の切込み20を入れ、短冊片22を剥がした後、もう1箇所の切込み20を入れて短冊片22を切断することも可能である。
図3や図4は、本発明による光ケーブルの他の実施形態を説明する図であり、まず、図3の光ケーブル11Aでは、突起18が、同一のスロットリブ15bの外周に複数(例えば、2個ずつ)形成されている。この例の場合には、図1の例と同様に、カッタが光ファイバ収納溝15aよりも先に突起18に接触し、光ファイバ17の損傷を確実に回避することができると共に、図2(B)で説明したシース14の縦裂き作業の際に、この同一のスロットリブ15bに設けた突起18間のシース14を掴めばよく、工具の開度が狭くて済むので、縦裂き作業をより一層容易に行える。この構造は、特に大径の光ケーブルの縦裂き作業に好適である。
続いて、図4の光ケーブル11Bでは、突起18がスロットリブ15bのうち一部のスロットリブ15bの外周に形成されており、例えば、1個の突起18を形成したスロットリブ15bと複数個(例えば2個)の突起18を形成したスロットリブ15bとが、1箇所の光ファイバ収納溝15aを挟んで配置されている。この例の場合には、カッタが光ファイバ収納溝15aよりも先に突起18に接触すれば、光ファイバ17の損傷を避けることができる他、光ファイバ収納溝15aの形成方向と突起18との位置関係から、この突起18が光ファイバ収納溝15aの位置を識別するトレーサマークを兼ねることも可能になる。
11,11A,11B…光ケーブル、12…集合コア、13…押え巻きテープ、14…シース、15…スロット、15a…光ファイバ収納溝、15b…スロットリブ、16…テンションメンバ、17…光ファイバ、18…突起、20…切込み、21…カッタ、22…短冊片。

Claims (3)

  1. 複数の光ファイバを収納する光ファイバ収納溝が形成されたスロットの外周に、シースを被覆した光ケーブルであって、
    前記光ファイバ収納溝を区分するスロットリブと、前記スロットリブの外周に形成され、前記シース内に食い込む突起とを備えることを特徴とする光ケーブル。
  2. 前記突起は、総てのスロットリブの外周に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光ケーブル。
  3. 前記突起は、同一のスロットリブの外周に複数形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光ケーブル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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