JP2013126905A - 針なし綴じ装置、及び、画像形成装置 - Google Patents

針なし綴じ装置、及び、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】装置の稼働時に綴じ具の劣化を認識することが可能な、針なし綴じ装置、及び、画像形成装置を提供する。
【解決手段】綴じ具61を駆動する駆動モータ80と、駆動モータ61の駆動時の駆動条件を検出する検出手段102、103と、綴じ処理を施す用紙束の厚さごとに設定された駆動モータ80の初期的な駆動条件を記憶した記憶手段101と、が設置されている。そして、綴じ処理をおこなうときに、検出手段102、103によって検出された駆動条件と、対応する用紙束に対して記憶手段101に記憶された初期的な駆動条件と、を比較して、綴じ具61の綴じ力を検出する。
【選択図】図2

Description

この発明は、用紙束に対して針を用いることなく綴じ処理をおこなう針なし綴じ装置と、それを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置において、複数の用紙が束ねられた用紙束に対して針を用いることなく綴じ処理をおこなう針なし綴じ装置を設置する技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。
このような針なし綴じ装置としては、種々の形態のものがあるが、代表的なものとして、綴じ具によって用紙束の端部に半抜き・折り曲げ加工を施して綴じ部を形成するもの等がある。
このような針なし綴じ装置は、金属針を用いて綴じ処理をおこなうステープル装置に比べて、金属針を用いることがないため資源保護の面で有用であり、用紙束を分離する際に金属針を除去する作業が不要であるため分離作業性が良好であるものとして知られている。
従来の針なし綴じ装置は、綴じ具の刃が劣化してきて綴じ力が弱くなってしまっても、その状態をユーザーが直ちに認識することができずに、大量の用紙束への綴じ処理を施した後に、ユーザーが実際に綴じ力の弱い用紙束を手にとって初めて認識していた。このような場合には、大量の用紙束が綴じ力の弱い不良な冊子となってしまい大きな無駄が生じてしまうことになる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、装置の稼働時に綴じ具の劣化を認識することが可能な、針なし綴じ装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかるシート折り装置は、綴じ具によって用紙束に対して針を用いることなく綴じ処理をおこなう針なし綴じ装置であって、前記綴じ具を駆動する駆動モータと、前記駆動モータの駆動時の駆動条件を検出する検出手段と、綴じ処理を施す用紙束の厚さごとに設定された前記駆動モータの初期的な駆動条件を記憶した記憶手段と、を備え、綴じ処理をおこなうときに、前記検出手段によって検出された駆動条件と、対応する用紙束に対して前記記憶手段に記憶された初期的な駆動条件と、を比較して、前記綴じ具の綴じ力を検出するものである。
本発明は、綴じ処理をおこなうときに、検出手段によって検出された駆動モータの駆動条件と、対応する用紙束に対して記憶手段に記憶された駆動モータの初期的な駆動条件と、を比較して、綴じ具の綴じ力を検出している。これにより、装置の稼働時に綴じ具の劣化を認識することが可能な、針なし綴じ装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 針なし綴じ装置の綴じ具を示す斜視図である。 綴じ処理がされた用紙束を示す斜視図である。 針なし綴じ装置の制御部を示すブロック図である。 記憶部に記憶された駆動モータの初期的な駆動条件を示す図である。 針なし綴じ装置でおこなわれる制御を示すフローチャートである。 別形態の針なし綴じ装置でおこなわれる制御を示すフローチャートである。 針なし綴じ装置でおこなわれる別の制御を示すフローチャートである。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としての複写機の装置本体(画像形成装置本体)、2は原稿Dの画像情報を光学的に読み込む原稿読込部、3は原稿読込部2で読み込んだ画像情報に基いた露光光Lを感光体ドラム5上に照射する露光部、4は感光体ドラム5上にトナー像(画像)を形成する作像部、7は感光体ドラム5上に形成されたトナー像を用紙P(用紙)に転写する転写部(画像形成部)、10はセットされた原稿Dを原稿読込部2に搬送する原稿搬送部、12〜14は転写紙等の用紙Pが収納された給紙部、17、18は転写部7に向けて用紙Pを搬送するレジストローラ(タイミングローラ)、20は用紙P上の未定着画像を定着する定着装置、21は定着装置20に設置された定着ローラ、22は定着装置20に設置された加圧ローラ、を示す。
また、50は画像形成装置本体1から搬送口51を介して搬送された用紙Pを束ねた用紙束PTに綴じ処理を施す後処理装置としての針なし綴じ装置、58は用紙P又は用紙束PTが排出され積載される排紙部(スタッカー部)、を示す。針なし綴じ装置50は、画像形成装置本体1に対して着脱可能に設置されている。
図1を参照して、画像形成装置本体1における、通常の画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿Dは、原稿搬送部10の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部2上を通過する。このとき、原稿読込部2では、上方を通過する原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
そして、原稿読込部2で読み取られた光学的な画像情報は、電気信号に変換された後に、露光部3(書込部)に送信される。そして、露光部3からは、その電気信号の画像情報に基づいたレーザ光等の露光光Lが、作像部4の感光体ドラム5上に向けて発せられる。
一方、作像部4において、感光体ドラム5は図中の時計方向に回転しており、所定の作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程)を経て、感光体ドラム5上に画像情報に対応した画像(トナー像)が形成される。
その後、感光体ドラム5上に形成された画像は、画像形成部としての転写部7で、レジストローラ17、18により搬送された用紙P上に転写される。
一方、転写部7(画像形成部)に搬送される用紙Pは、次のように動作する。
まず、画像形成装置本体1の複数の給紙部12、13、14のうち、1つの給紙部が自動又は手動で選択される(例えば、最上段の給紙部12が選択されたものとする。)。
そして、給紙部12に収納された用紙Pの最上方の1枚が、搬送経路Kの位置に向けて搬送される。
その後、用紙Pは、複数の搬送ローラが配設された搬送経路Kを通過して、レジストローラ17、18の位置に達する。そして、レジストローラ17、18の位置に達した用紙Pは、感光体ドラム5上に形成された画像と位置合わせをするためにタイミングを合わせて、転写部7(画像形成部)に向けて搬送される。
そして、転写工程後の用紙Pは、転写部7の位置を通過した後に、搬送経路を経て定着装置20に達する。定着装置20に達した用紙Pは、定着ローラ21と加圧ローラ22との間に送入されて、定着ローラ21から受ける熱と双方の部材21、22から受ける圧力とによって画像が定着される。画像が定着された用紙Pは、定着ローラ21と加圧ローラ22との間(ニップ部である。)から送出された後に、画像形成装置本体1から排出される。
さらに、画像形成装置本体1から排出された用紙Pは、搬送口51から針なし綴じ装置50内に搬送(送入)される。
そして、装置本体1の操作パネル(不図示である。)にユーザーによって予め「通常処理モード」が入力されている場合には、不図示の切替爪による搬送経路の切り替えによって、用紙Pは直線搬送経路55を経由して排紙部58にそのまま排紙される。
これに対して、装置本体1の操作パネルにユーザーによって予め「綴じ処理モード」が入力されている場合には、不図示の切替爪による搬送経路の切り替えによって、用紙Pは処理用搬送経路52を経由して処理部53に搬送される。そして、処理部53で複数枚の用紙Pが重ねてストックされて所望の用紙束PTが形成されると、不図示のジョガーフェンスの移動によって用紙束PTの幅方向及び搬送方向の整合処理がおこなわれて、その後に綴じ処理部60によって用紙束PTに綴じ処理が施される。その後、綴じ処理が施された後の用紙束PTは、搬送ベルト54によって搬送された後に、排紙部58に排紙される。
ここで、本実施の形態における針なし綴じ装置50(綴じ処理部60)は、金属針を用いることなく用紙束PTに綴じ処理を施すように形成されている。
詳しくは、図2を参照して、綴じ処理部60には、2種類の刃61a、61bが先端部に設置された綴じ具61と、綴じ具61の刃61a、61bに対応する穴部62a、62bが形成された基盤部62と、が設けられている。綴じ具61は、駆動機構としてのカム機構81に連結されていて、駆動モータ80によって回転するカムの動作によって基盤部62に対して接離する方向に移動できるように構成されている。そして、基盤部62と綴じ具61との間に送入されて固定された状態の用紙束PTに対して、駆動モータ80を駆動して刃61a、61bが用紙束PTを貫通して穴部62a、62bに嵌合するように綴じ具61を移動(駆動)する。これにより、図3に示すように、用紙束PTに、半抜き・折り曲げ加工による所望の綴じ部PT1が形成されることになる。
以下、本実施の形態における針なし綴じ装置50の、特徴的な構成・動作について詳述する。
先に図2等を用いて説明したように、針なし綴じ装置50には、綴じ具61(綴じ処理部60)を駆動する駆動モータ80(駆動手段)が設置されている。この駆動モータ80は、針なし綴じ装置50(又は、画像形成装置本体1)に設置された制御部100によって駆動制御されることになる。
そして、本実施の形態において、制御部100には、駆動モータ80の駆動時の駆動条件を検出する検出手段としての電流検出回路部102(又は、タイマー部103)や、綴じ処理を施す用紙束PTの厚さ(用紙束PTを構成する用紙Pの綴じ枚数と厚さとで定められる。)ごとに設定された駆動モータ80の初期的な駆動条件等が記憶された記憶手段としての記憶部101(メモリ)、等が設置されている。
ここで、本実施の形態では、上述した駆動モータ80の駆動条件として、駆動モータ80の駆動電流(又は、駆動時間)を用いている。これは、経時において綴じ具61(刃61a、61b)が劣化してきた場合、綴じ具61(刃61a、61b)が使用開始直後の初期的な状態である場合と比較すると、その他の綴じ処理条件が同じであれば、綴じ具61(刃61a、61b)にかかる負荷抵抗が増大して、綴じ処理時における駆動モータ80の駆動電流や駆動時間も増大することによる。
なお、同じ理由から、綴じ処理時における駆動モータ80の駆動電流や駆動時間は、綴じ具61(刃61a、61b)の劣化の程度が同じであれば、用紙束PTの厚さ(用紙厚×綴じ枚数)が厚いほど大きくなることになる。
そして、本実施の形態では、綴じ処理をおこなうときに、検出手段としての電流検出回路部102(又は、タイマー部103)によって検出された駆動条件と、対応する用紙束に対して記憶部101(記憶手段)に記憶された初期的な駆動条件と、を比較して、綴じ具61の綴じ力を検出する。そして、検出された綴じ具61の綴じ力が低くて綴じ具61の劣化が認められた場合に、綴じ力を増加(強化)する制御をおこなったり、綴じ具61のメンテナンスや交換をおこなう必要がある旨の報知をおこなったりすることになる。
以下、図4〜図8等を用いて、さらに詳しく説明する。
図4は、針なし綴じ装置50の制御部100を示すブロック図である。
図4を参照して、制御部100において、CPU110によって後処理装置としての針なし綴じ装置50の制御がおこなわれる。画像形成装置1(装置本体)とCPU110とは通信線110で接続されていて、装置本体1から綴じ処理に関するモード情報や用紙情報が取得される。CPU110には、各種センサやスイッチの信号が入力され、これらの情報をもとに用紙搬送や用紙後処理をおこなう各モータを駆動するモータドライバへの信号が制御される。
制御部100には、綴じ具61の駆動モータ80を駆動する回路部をモニタリングする電流検出回路部102(検出手段)が設けられている。そして、この電流検出回路部102からの出力をCPU110のA/D変換部に入力することで、駆動モータ80の駆動電流値が検出されることになる。
また、制御部100(CPU110)には、タイマー部103が設けられていて、綴じ具61のホームポジションセンサの信号を計測することで、綴じ具61の駆動モータ80の駆動時間の検出をおこなっている。
さらに、制御部100(CPU110)には、記憶部101(記憶手段)が設けられていて、この記憶部101に綴じ具61の初期的な駆動条件(駆動情報の初期値テーブル)や種々のプログラムが格納されている。なお、本実施の形態では、CPU110の内部に記憶部101を設置したが、CPU110の外部に記憶部101を設置することもできる。
図5は、記憶部101に記憶された駆動モータ80の初期的な駆動条件(駆動情報初期値テーブル)の例を示す図である。
図5(A)に示すように、記憶部101には、用紙束PTを構成する用紙Pの綴じ枚数と用紙厚との組み合わせごとに、綴じ具61の初期状態(劣化していない状態)での駆動モータ80の駆動電流値が格納されている。また、図5(B)に示すように、記憶部101には、用紙束PTを構成する用紙Pの綴じ枚数と用紙厚との組み合わせごとに、綴じ具61の初期状態(劣化していない状態)での駆動モータ80の駆動時間も格納されている。
なお、本実施の形態において、普通紙、コート紙等の用紙Pの種類ごとに分類したテーブルを用いることもできる。
図6は、針なし綴じ装置50でおこなわれる、綴じ具60の綴じ力を検出する制御を示すフローチャートである。
図6に示すように、まず、綴じ具61の駆動モータ80が駆動されると、電流検出回路部102(検出手段)によって、駆動モータ80の駆動電流値Iが検出される(ステップS1〜S2)。そして、取得済みのモード情報や用紙情報から記憶部101(駆動モータ80の駆動電流初期値テーブル)を参照して、対応する初期駆動電流値I0(初期的な駆動条件)を取得する(ステップS3)。
その後、取得した初期駆動電流値I0に係数を乗じた値I0×A(比較値)と、電流検出回路部102によって検出した駆動電流値I(現在の電流値である。)と、を比較する(ステップS4)。
その結果、駆動電流値Iが比較値I0×Aよりも小さいと判別された場合には、綴じ具61の劣化がない(又は、劣化の程度が小さい)ものとして、綴じ処理を終了する(ステップS5)。ここで、初期電流値I0に乗じる係数Aは、駆動電流値の種々のバラツキを考慮した値であって、1.1〜1.2程度に設定されている。
これに対して、ステップS4にて駆動電流値Iが比較値I0×Aよりも大きいと判別された場合には、綴じ具61の劣化がある(又は、劣化の程度が大きい)ものとして、次に「綴じ力増加モード(綴じ力自動強化モード)」が選択されているかが判別される(ステップS6)。ここで、「綴じ力増加モード」とは、綴じ具61によって用紙束PTに施される綴じ処理における綴じ力を増加(強化)するために、その実行の可否をユーザーが任意に設定できる制御モードである。詳しくは、「綴じ力増加モード」は、装置本体1に設置された操作パネル(不図示である。)をユーザーが操作することにより任意に設定され、上述したフローによって綴じ具61の綴じ力が所定値以下である(綴じ具61が劣化している)と判別された場合に、図3に示す綴じ部PT1の位置を新たに別の位置に追加するものである。すなわち、「綴じ力増加モード」は、綴じ具61によって用紙束PTに綴じ処理を施す箇所数(綴じ部PT1の数)を増加するものである。
具体的に、ステップS6にて「綴じ力増加モード」が選択されていないものと判別された場合には、そのまま綴じ処理を終了する(ステップS7)。
これに対して、ステップS6にて「綴じ力増加モード」が選択されているものと判別された場合には、新たな綴じ部PT1に向けて綴じ具61を移動した後に駆動モータ80を駆動して綴じ処理(綴じ力増加モード)を実行する(ステップS8〜S9)。そして、その後に一連の綴じ処理を終了する(ステップS10)。
このように、本実施の形態では、綴じ具61の綴じ力が低下していると判別されたときに、それを補完するように綴じ具61を制御できるため、綴じ力の弱い不完全な用紙束PTが大量に出力されてしまう不具合を防止することができる。
また、その場合の「綴じ力増加モード」は、ユーザーが任意に設定できるように構成されているために、綴じ部PT1の数が増加することを好まないユーザーに対しての使い勝手を悪くすることはない。
なお、本実施の形態では、電流検出回路部102(検出手段)によって検出される駆動モータ80の駆動電流値Iや、記憶部101(記憶部)に記憶された駆動モータ80の初期的な駆動電流値I0のデータ、に基いて、綴じ具61の劣化の有無を検出した。
これに対して、タイマー部103(検出手段)によって検出される駆動モータ80の駆動時間Tや、記憶部101(記憶部)に記憶された駆動モータ80の初期的な駆動時間T0のデータ、に基いて、綴じ具61の劣化の有無を検出することもできる。
詳しくは、図7に示すように、まず、綴じ具61の駆動モータ80が駆動されると、タイマー部103(検出手段)によって、駆動モータ80の駆動時間Tが検出される(ステップS11〜S12)。そして、取得済みのモード情報や用紙情報から記憶部101(駆動モータ80の駆動時間初期値テーブル)を参照して、対応する初期駆動時間T0(初期的な駆動条件)を取得する(ステップS13)。
その後、取得した初期駆動時間T0に係数を乗じた値T0×B(比較値)と、タイマー部103によって検出した駆動時間T(現在の駆動時間である。)と、を比較する(ステップS14)。
その結果、駆動時間Tが比較値T0×Bよりも小さいと判別された場合には、綴じ具61の劣化がないものとして、綴じ処理を終了する(ステップS15)。ここで、初期電流値I0に乗じる係数Bは、駆動時間の種々のバラツキを考慮した値であって、1.1程度に設定することができる。
これに対して、ステップS14にて駆動時間Tが比較値T0×Bよりも大きいと判別された場合には、綴じ具61の劣化があるものとして、図6のステップS6〜S10と同様のフローがおこなわれる(ステップS16〜S10)。
ここで、本実施の形態では、検出手段としての電流検出回路部102(又は、タイマー部103)によって検出された綴じ具61の綴じ力が所定値以下であるときに、綴じ具61の確認をおこなうように報知している。さらに、検出手段としての電流検出回路部102(又は、タイマー部103)によって検出された綴じ具61の綴じ力が所定値以下であることが連続的に所定回数以上検出されたときに、綴じ具61の交換をおこなうように報知している。
詳しくは、図8を参照して、まず、綴じ回数をカウントするカウンタXをゼロにクリアする(ステップS21)。その後、図6のステップS1〜S4までと同様のフローがおこなわれる。そして、ステップS4にて、駆動電流値Iが比較値I0×Aよりも小さいと判別された場合には、綴じ具61の劣化がないものとして、綴じ処理の異常をカウントするカウンタCをゼロにクリアして(ステップS22)、綴じ処理を終了する(ステップS5)。ここで、カウンタCは、製品の初回起動時にのみクリアされるものであって、不揮発のメモリ領域に格納されている。
これに対して、ステップS4にて、駆動電流値Iが比較値I0×Aよりも大きいと判別された場合には、綴じ具61の劣化があるものとして、さらに駆動電流値Iと第2比較値I0×Amaxとの比較をおこなう(ステップS23)。なお、このときの係数Amaxは、係数Aよりも大きな値であって1.3〜1.4程度に設定されている。
その結果、駆動電流値Iが第2比較値I0×Amaxよりも小さいものと判別された場合には、綴じ回数カウンタXがゼロか否かの判別をおこなう(ステップS28)。そして、綴じ回数カウンタXがゼロである場合には、「綴じ力増加モード」が選択されているかを判別する(ステップS30)。その結果、「綴じ力増加モード」が選択されていない場合には、綴じ処理を終了する(ステップS31)。
これに対して、「綴じ力増加モード」が選択されている場合には、綴じ具61を移動して「綴じ力増加モード」をおこない(ステップS32)、カウンタXの増加(インクリメント)をおこなって(ステップS33)、ステップS1以降のフローに戻る。
また、ステップS28にて綴じ回数カウンタXがゼロでないと判別された場合には、綴じ処理を終了する(ステップS29)。
また、ステップS23にて駆動電流値Iが第2比較値I0×Amaxよりも大きいものと判別された場合には、カウンタCをインクリメントした後に、カウンタCと所定値Cmaxとの比較をおこなう(ステップS24〜S25)。
その結果、カウンタCが所定値Cmaxよりも小さいものと判別された場合には、綴じ具61の確認(メンテナンス)を促す旨の表示を装置本体1の表示パネル(不図示である。)におこない(ステップS27)、その後にステップS28以降のフローをおこなう。
これに対して、カウンタCが所定値Cmaxよりも大きいものと判別された場合には、綴じ具61が寿命に達したものとして、綴じ具61の交換を促す旨の表示を装置本体1の表示パネル(不図示である。)におこなう(ステップS26)。
なお、本実施の形態では、ステップS28にてカウンタXがゼロか否かの判定をおこなっているが、この数値を増やすことで、綴じ力増加モードの実行時におこなう綴じ回数を増やすことが可能となる。また、この回数に上限を設けて、ユーザーが設定できるようにすることもできる。
このように、本実施の形態では、綴じ具61の綴じ力の低下の程度に応じて、ユーザーに綴じ具61のメンテナンスや交換を促すように報知しているため、綴じ力の弱い不完全な用紙束PTが大量に出力されてしまう不具合を防止することができる。
以上説明したように、本実施の形態においては、綴じ処理をおこなうときに、電流検出回路部102(検出手段)によって検出された駆動モータ80の駆動条件と、対応する用紙束PTに対して記憶部101(記憶手段)に記憶された駆動モータ80の初期的な駆動条件と、を比較して、綴じ具61の綴じ力を検出している。これにより、針なし綴じ装置50の稼働時に綴じ具61の劣化を認識することが可能になる。
なお、本実施の形態では、モノクロの画像形成装置1に設置される針なし綴じ装置50に対して本発明を適用したが、カラーの画像形成装置に設置される針なし綴じ装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、電子写真方式の画像形成装置1に設置される針なし綴じ装置50に対して本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることなく、その他の方式の画像形成装置(例えば、インクジェット方式の画像形成装置である。)に設置される針なし綴じ装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
さらには、画像形成装置1に接続された針なし綴じ装置50ではなく、単独の装置としての針なし綴じ装置(たとえば、搬送口に給紙カセットがセットされていて、針なし綴じ装置自体に処理モード等を入力する操作パネルが設置されているものである。)に対しても本発明を適用することができる。
そして、それらの場合であっても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本発明が適用される針なし綴じ装置(綴じ具)の形態は、本実施の形態のものに限定されることなく、種々の形態の針なし綴じ装置(例えば、実公昭36−13206公報、実公昭37−7208公報、に開示された綴じ方法を用いたものである。)に対しても当然に本発明を適用することができる。
そして、その場合であっても、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 画像形成装置本体(装置本体)、
50 針なし綴じ装置、
60 綴じ処理部、
61 綴じ具、
61a、61b 刃、
62 基盤部、
80 駆動モータ、
101 記憶部(記憶手段)、
102 電流検出回路部(検出手段)、
103 タイマー部(検出手段)、
PT 用紙束、 P 用紙。
特開2005−74858号公報 特許第4044416号公報

Claims (8)

  1. 綴じ具によって用紙束に対して針を用いることなく綴じ処理をおこなう針なし綴じ装置であって、
    前記綴じ具を駆動する駆動モータと、
    前記駆動モータの駆動時の駆動条件を検出する検出手段と、
    綴じ処理を施す用紙束の厚さごとに設定された前記駆動モータの初期的な駆動条件を記憶した記憶手段と、
    を備え、
    綴じ処理をおこなうときに、前記検出手段によって検出された駆動条件と、対応する用紙束に対して前記記憶手段に記憶された初期的な駆動条件と、を比較して、前記綴じ具の綴じ力を検出することを特徴とする針なし綴じ装置。
  2. 前記駆動条件は、前記駆動モータの駆動電流又は駆動時間であることを特徴とする請求項1に記載の針なし綴じ装置。
  3. 検出された前記綴じ具の綴じ力が所定値以下であるときに、前記綴じ具の確認をおこなうように報知することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の針なし綴じ装置。
  4. 前記綴じ具の綴じ力が所定値以下であることが連続的に所定回数以上検出されたときに、前記綴じ具の交換をおこなうように報知することを特徴とする請求項3に記載の針なし綴じ装置。
  5. 検出された前記綴じ具の綴じ力が所定値以下であるときに、前記綴じ具の綴じ力を増加させる綴じ力増加モードが実行されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の針なし綴じ装置。
  6. 前記綴じ力増加モードは、その実行の可否が任意に設定可能であることを特徴とする請求項5に記載の針なし綴じ装置。
  7. 前記綴じ力増加モードは、前記綴じ具によって用紙束に綴じ処理を施す箇所数を増加するモードであることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の針なし綴じ装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の針なし綴じ装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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