JP2013125011A - 柄計測方法及び柄計測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基材の搬送速度を精度よく測定することによって、凹凸柄の位置を正確に計測しやすくすることができる柄計測方法を提供する。
【解決手段】表面に凹凸柄を有する基材30を搬送しながら前記凹凸柄を計測する柄計測方法に関する。前記基材30の搬送方向と略平行に連続する平面部29において前記基材30の搬送速度を非接触センサー60で測定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、建材などの表面に形成された凹凸柄の位置を計測するための柄計測装置及び柄計測方法に関するものである。
従来より、基材の表面に凹凸柄を形成して建材を製造することが行われている。また、建材の製造の各種工程に利用するために、凹凸柄の位置を計測することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
凹凸柄の位置を計測するにあたっては、例えば、外壁材の表面形状をレーザー変位センサーを用いて測定し、高低差・幅・面積・重心等のパラメータを使って目地を抽出する方法が提案されている。また、他には、搬送中の外壁材表面形状をラインセンサカメラで撮像し、パターンマッチングの手法を用いて特徴柄を検出する方法が提案されている。この方法は、図5(a)(b)に示すように、一方向に搬送される基材49の上方に、ラインセンサカメラ50と一対の照明装置51を設けると共に基材49の底面に接触するエンコーダ52を用いるものである。そして、基材49が一定長さ(例えば1.5mm)搬送されるのをエンコーダ52で測定し、このタイミングでエンコーダ52からパルス等の信号を出力し、この信号に基づいてラインセンサカメラ50で基材49の1ライン分の表面画像を撮像するようにしている。
上記のいずれの方法も、搬送中の基材に対して、長手方向の目地位置の検出などを行うために、基材の搬送速度が重要である。前者の方法では、インバーターモーター駆動のコンベアを使用し、速度が一定として位置算出している。また、後者の方法では、基材にエンコーダーを接触させ、そのパルス出力より位置算出している。
特開2003−340351号公報
しかし、上記いずれの方法であっても、コンベアの搬送速度バラツキがあること、エンコーダを確実に接触させなければならない事など不安定要因があり、基材の搬送速度を精度よく測定することができなかった。その結果、凹凸柄の位置を正確に計測しにくいという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、基材の搬送速度を精度よく測定することによって、凹凸柄の位置を正確に計測しやすくすることができる柄計測方法及び柄計測装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係る柄計測方法は、表面に凹凸柄を有する基材を搬送しながら前記凹凸柄を計測する柄計測方法であって、前記基材の搬送方向と略平行に連続する平面部において前記基材の搬送速度を非接触センサーで測定することを特徴とするものである。
本発明にあっては、前記平面部が基材の搬送方向に連続する目地部であることが好ましい。
本発明にあっては、前記平面部が基材の搬送方向に連続する実部であることが好ましい。
本発明に係る柄計測装置は、表面に凹凸柄を有する基材を搬送しながら前記凹凸柄を計測する柄計測装置であって、前記基材の搬送方向と略平行に連続する平面部において前記基材の搬送速度を測定するための非接触センサーを備えて成ることを特徴とするものである。
本発明は、基材の搬送速度を精度よく測定することによって、凹凸柄の位置を正確に計測しやすくすることができるものである。
本発明の実施の形態の一例を示し、(a)及び(b)は概略の断面図である。 本発明の実施の形態の一例を示す概略図である。 同上の凹凸柄を有する基材の製造方法を示す概略図である。 同上の(a)は加工データの一例を示す説明図、(b)は凹凸柄データの一例を示す説明図である。 (a)(b)は従来例を示す概略図である。
以下、本発明を実施するための形態を説明する。
本発明の柄計測方法及び柄計測装置は、表面に凹凸柄を有する基材を計測対象とするものである。例えば、外壁材や外装材などの建材を計測対象とすることができる。例えば、押出成形等で平板状のセメント成形品からなる基材を形成すると共にこの基材の表面に凹凸型を押圧してプレス成型することにより、基材の表面に凹凸柄を形成することができる。
図2に凹凸柄を有する基材の製造方法の一例を示す。基材30は、押出成形機31から引き取りコンベアベルト39の上に連続的に押し出され、この後、コロやコンベアベルトなどを備えた搬送機32で搬送される。また、基材30の表面(上面)には、凹凸型33によるプレス成型で凹凸柄が形成される。凹凸型33はロール状に形成されており、基材30の押出方向と略直交する水平な軸を中心として回転駆動自在に形成されている。また、凹凸型33の周面には、複数個の突起部34が周方向に並んで形成されている。この凹凸型33は押出成形機31の出口付近の上方に配置されている。また、上記の搬送機32の途中には斜め下り傾斜する傾斜部35が設けられており、この傾斜部35の上方にはウォータージェットなどを用いた切断機36が設けられている。
そして、凹凸柄を有する基材30を製造するにあたっては、まず、セメント成形材料等を押出成形機31から一定の速度で連続的に押し出しながら凹凸型33により基材30の表面に凹凸柄を形成する。その際、この基材30の表面(上面)に凹凸型33を押出速度と同調させた速度で回転させながら押圧して連続的にプレス成型する。ここで、突起部34で押圧された部分が凹凸柄のうちの凹柄となり、突起部34で押圧されなかった部分が凸柄部38となる。凹柄は複数本の凹目地部37で形成することができる。各凹目地部37は基材30の搬送方向又は搬送方向と直交する方向に細長い溝状に形成することができる。また、凹目地部37を形成した場合、それ以外の部分は平面視で長方形等に形成される複数個の凸柄部38となっている。そして、凹凸型33が一回転するごとに一定パターンの凹凸柄が基材30に連続的に繰り返して付与されることになる。
このようにして凹凸柄が形成された長尺の基材30は切断機36により所定の長さに切断される。次に、切断された基材30は搬送機32からトレー40の上へと一枚ずつ連続的に移送される。この後、トレー40に移送された基材30が養生硬化工程などの次工程に搬送される。
上記のようにして基材30の表面に形成される凹凸柄は全ての基材30が同一になるわけではなく、基材30ごとに凹凸柄の位置が異なるランダム柄として形成される。すなわち、各基材30の一端から一定範囲の凹凸柄を比較すると、その範囲の凹凸柄のパターンが基材30ごとで異なるようになっている。尚、全ての基材30の凹凸柄が異なっている必要はなく、一部(例えば、数枚に1枚の割合)の基材30同士は同じ凹凸柄に形成されていても良い。
このように基材30ごとに凹凸柄の位置が異なって形成される要因の一つは、凹凸型33の周長が、切断された基材30の搬送方向における全長の整数倍と一致していないためである。例えば、凹凸型33の周長が1319mmで、基材30の切断長が3090mmの場合、凹凸型33の周長と切断された基材30の搬送方向における全長とは整数倍にならない。このような場合には、切断された基材30の一端からの凹凸柄の繰り返しパターンが基材30ごとに異なるため、基材30ごとに凹凸柄の位置が異なるランダム柄となることがある。また、他の要因としては、引き取りコンベアベルト39の基材30の搬送速度と、搬送機32の基材30の搬送速度との速度比が、基材30の幅規格寸法を重要視するために、基材30の製造時にも任意に変更されている点が挙げられる。これにより、引き取りコンベアベルト39から搬送機32に基材30が移送される際に、長尺の基材30の任意の箇所で伸縮し、切断された基材30の一端からの凹凸柄の繰り返しパターンが基材30ごとに異なり、基材30ごとに凹凸柄の位置が異なるランダム柄となることがある。さらに、他の要因としては、切断後の基材30がトレー40に移送されるまでの間に、複数のコンベア上をわたって搬送され、かつ基材30の搬送速度もトレー40に近づくに連れて徐々に増している点が挙げられる。これにより、搬送機32に基材30が搬送される際に伸縮し、切断された基材30の一端からの凹凸柄の繰り返しパターンが基材30ごとに異なり、基材30ごとに凹凸柄の位置が異なるランダム柄となることがある。さらに、他の要因としては、基材30の養生硬化工程や乾燥時に寸法変化する点が挙げられる。これにより、基材30が伸縮し、切断された基材30の一端からの凹凸柄の繰り返しパターンが基材30ごとに異なり、基材30ごとに凹凸柄の位置が異なるランダム柄となることがある。
本発明の柄計測装置は、上記のようなランダム柄が形成された基材30の凹凸柄の位置を、基材30ごとに正確に測定するものである。そして、基材30の凹凸柄の位置が正確に計測できると、例えば、基材30の伸縮量を算出することができ、この伸縮量のデータを上記の基材30の成型工程や凹凸柄の付与の工程にフィードバックして各工程の精度を向上させたり、トレー40で送られる後工程での送り装置制御などに活用することができる。
図3に柄計測装置の一例を示す。この柄計測装置は、基材30を実測する部分と、実測により得られたデータを処理する処理部10とを備えている。この処理部10はパーソナルコンピュータなどの電子計算機で構成することができる。処理部10には、凹凸型33の三次元の加工データを記憶する加工データ記憶手段11が設けられている。凹凸型33の三次元の加工データとは、凹凸型33に設けた突起部34の長さ寸法や幅寸法や突出寸法、及び隣り合う突起部34,34の間隔などである。この加工データは凹凸型33を作成する際に用いた図面データなどで構成することができる。また、処理部10には、上記加工データから選択された任意の特徴部sのデータを記憶する特徴部データ記憶手段12が設けられている。ここで、特徴部sとは凹凸型33の一部であって、基材30の凹凸柄を計測する際に基準となる特徴柄(柄パターンを含む)pを形成する部分を指す。例えば、ひとつの突起部34を特徴部sとすることができる。また、特徴部sのデータとは特徴部sの大きさや位置などであり、特徴部sが突起部34の場合はその長さ寸法や幅寸法や突出寸法、位置などである。また、処理部10には、基材30に形成された凹凸柄を全面計測して得られる三次元データを記憶する凹凸柄データ記憶手段13が設けられている。基材30に形成された凹凸柄を全面計測して得られる三次元データとは、基材30に形成した凸柄部38の長さ寸法や幅寸法や突出寸法、及び隣り合う凸柄部38,38の間隔などと、基材30に形成した凹目地部37の長さ寸法や幅寸法や深さ寸法、及び隣り合う凹柄部37,37の間隔などである。また、処理部10には、加工データ記憶手段11に記憶された加工データと、凹凸柄データ記憶手段13に記憶された凹凸柄データとを比較することによって、両データのズレ(差)を算出する算出手段14が設けられている。上記の加工データ記憶手段11と特徴部データ記憶手段12と凹凸柄データ記憶手段13としては電子計算機のメモリ装置などを用いることができ、算出手段14としては電子計算機の中央処理装置(CPU)などを用いることができる。
基材30を実測する部分には、カメラ1が備えられている。カメラ1としてはラインカメラや高速3Dカメラなどを用いることができる。カメラ1は処理部10に設けられた画像入力ボードなどの画像入力部15に接続されている。また、カメラ1には専用の電源16を接続することができる。カメラ1のレンズの下方には搬送手段2が設けられている。搬送手段2はベルトコンベアで形成することができ、複数本の搬送ローラ3にベルト4を無端ループ状に架設して形成することができる。搬送ローラ3の一部には駆動モータ3aが設けられており、この駆動によりベルト4が進行自在に形成されている。また、搬送ローラ3の一部にはエンコーダ3bが設けられている。このエンコーダ3bは処理部10に設けられたセンサ入力部17に接続されている。エンコーダ3bで計測されたデータは処理部10に入力され、このデータを用いてベルト4の進行速度を計測することができる。
また、柄計測装置には非接触ドップラー式速度測定器などから構成される非接触センサー60が備えられている。非接触センサー60は送受信部62とコントローラ61とを備えて形成されている。送受信部62としては、光を送受信する光センサー、レーザーを送受信するレーザーセンサー、超音波を送受信する超音波センサーなどを例示することができる。送受信部62はコントローラ61と電気的に接続されている。コントローラ61は送受信部62から基材30に向かって送信される光やレーザーや超音波の強度を調整することができる。また、コントローラ61は非接触センサー60で受信した基材30からの反射光や反射レーザーや反射超音波の強度を調整することができる。コントローラ61は上記カメラ1と電気的に接続されている。
また、搬送手段2には一対のフォトセンサ6が設けられている。フォトセンサ6はベルト4を幅方向(進行方向と直交する方向)で挟んで対向するように設けられている。なお、フォトセンサ6が反射形の場合はベルト4の上下一方に設けることができる。フォトセンサ6は処理部10に設けられたセンサ入力部17に接続されている。また、ベルト4の上方にはライン照明等の照明手段5が設けられている。また、ベルト4の上方にはレーザー発生器7が設けられている。
そして、上記のような柄計測装置を用いて凹凸柄の位置を計測するにあたっては、次のようにして行う。まず、柄計測の対象となる基材30の種類(品種)を決定する。これにより、加工データ記憶手段11に記憶されている複数種の凹凸型33の三次元加工データから、柄計測の対象となる基材30をプレス成型した特定の凹凸型33の三次元加工データが選択される。次に、選択された特定の凹凸型33の三次元加工データから特徴部sを選択する。特徴部sは検出可能な形状であれば任意に選択することができ、例えば、ひとつの突起部34を特徴部sとすることができる。そして、この選択された特徴部sの三次元データ(特定部データ)が特徴部データ記憶手段12に入力されて記憶される。
次に、柄計測の対象となった基材30の凹凸柄を取得する。この場合、基材30は定尺に切断された後、養生硬化され、さらに凹凸柄が形成された表面にベース塗装されたものを用いることができる。この基材30が搬送手段2のベルト4の上に載せられ、ベルト4の進行に伴ってカメラ1の下方を搬送されるものである。そして、基材30がカメラ1の下方を通過する際に基材30の凹凸柄が全面にわたって撮像されて計測される。ここで、カメラ1で基材30を撮像するタイミングは非接触センサー60による基材30の搬送速度の測定に基づいて行われる。すなわち、送受信部62から基材30に向かって光やレーザーや超音波を送信し、これらの光等が基材30で反射されて送受信部62で受信されることで基材30の速度を測定することができる。そして、この測定された基材30の速度に基づいてコントローラ61から一定の間隔でパルス等の信号がカメラ1に発信され、この信号に基づいてカメラ1が基材30の表面の凹凸柄を撮像する。例えば、基材30が単位時間あたりに0.05mm搬送される毎にコントローラ61からカメラ1に信号が発信されるようにすると(0.05mm/p)、コントローラ61からカメラ1に2信号が発信される毎に、カメラ1のシャッターが0.1mm毎に駆動する(シャッターがON−OFFする)ことになり、基材30が0.1mm搬送される毎にカメラ1で撮像される。このようにして基材30の表面の凹凸柄は、基材30の搬送方向の全長にわたって撮像される。
非接触センサー60によって基材30の搬送速度を測定する場合は、基材30の搬送方向と略平行に連続する基材30の平面部29において行う。すなわち、送受信部62から基材30に光やレーザーや超音波を送信する部分は、基材30の搬送方向と略平行に連続する基材30の平面部29である。また、基材30の平面部29からの反射光や反射レーザーや反射超音波を送受信部62で受信する。このように基材30の平面部29で基材30の搬送速度を測定することによって、反射光や反射レーザーや反射超音波の乱反射を少なくすることができ、送受信部62で受信しやすくなるものである。よって、基材30の搬送速度が測定しやすくなるものである。基材30の平面部29としては、図1(a)に示すように、基材30の搬送方向に連続する目地部30aや、図1(b)に示すように、基材30の搬送方向に連続する実部30bなどを例示することができる。この実部30bは、通常、基材30の長手方向の略全長にわたって形成されており、基材30はこの長手方向と略平行な方向に搬送されている。なお、連続する目地部30aや実部30bなどは、基材30の押出成形時に基材30の押出成形と同時に形成することができる。また、連続する目地部30aや実部30bなどは、基材30への柄成形時に凹凸柄などと同時に形成することができる。また、連続する目地部30aや実部30bなどは、プレス成型や切削等によって形成することができる。従って、目地部30aや実部30bを平面部29として搬送速度の測定に用いることによって、基材30の全長にわたって連続的に搬送速度を測定することができる。また、基材30の下面(裏面)が平面である場合には、基材30の下面を平面部29として基材30の搬送速度の測定に用いることができる。目地部30aや実部30bを平面部29として搬送速度の測定に用いる場合は、測定の対象となる目地部30aや実部30bの上方に送受信部62を配置することができる。基材30の下面を平面部29として搬送速度の測定に用いる場合は、基材30の下方に送受信部62を配置することができる。尚、図1において、基材30の搬送方向は紙面と直交する方向である。
上記のようにして撮像により得られた画像データは画像入力部15に入力され、数値化された凹凸柄の三次元データを得ることができる。この数値化された凹凸柄の三次元データ(凹凸柄データ)は凹凸柄データ記憶手段13に記憶される。尚、基材30の凹凸画像を撮る方法として、ラインカメラを用いた場合はライン照明により出来る表面凹凸の影(白黒に2値化される)を、3Dカメラを用いた場合はラインレーザー光による表面凹凸形状をそれぞれ連続撮像する。また、エンコーダ3b等から得られるベルト4の進行速度や非接触センサー60から得られる基材30の搬送速度のデータもセンサ入力部16に入力される。
次に、特徴部データ記憶手段12に記憶された特徴部データと、凹凸柄データ記憶手段13に記憶された凹凸柄データとを算出手段14で比較する。この比較と、センサ入力部16に入力されたフォトセンサ6(本実施の形態にあっては、搬送される基材30の先端を検出する)とエンコーダ3b等からの基材30の端部のデータとに基づいて、基材30の一端からの特徴柄p(特徴部sにより基材30に形成された部分)の位置を検出する。次に、この特徴柄pの位置を基準にして、加工データ記憶手段11に記憶された加工データと、凹凸柄データ記憶手段13に記憶された凹凸柄データとを比較することによって、加工データと凹凸柄データとのズレを算出手段14で算出する。このようにして基材30に形成された凹凸柄の位置を計測することができる。
図4(a)に、加工データの一例を示す。この加工データは、周長が1319mmの凹凸型33の周面を平面的に表したものである。符号20は突起部34を示す突起部データであり、例えば、特徴部sのデータはひとつの突起部データ20aで示されている。図4(b)に、凹凸柄データの一例を示す。この凹凸柄データは、図4(a)の加工データを有する凹凸型33でプレス成型された基材30の凹凸柄データを平面的に表したものである。この凹凸柄データの基材30は、長手方向の全長が3030mmのものである。符号21は、例えば、凹目地部37を示すデータ、符号22は、例えば、凸柄部38を示すデータとすることができる。また、この凹凸柄データには特徴部sでプレス成型された特徴柄pのデータ21aが現れている。そして、基材30の一端から特徴柄pの位置xが算出できれば、特徴柄pの位置が柄パターンの開始位置となり、特徴柄pの位置を基準にして凹凸柄の凸柄部38や凹目地部37の位置を特定することができる。
本実施の形態では、非接触センサー60にて搬送中の基材30の速度を測定し、一定長さごとにパルス等を発信し、その発信のタイミングでカメラ1で撮像したり、変位センサーからのデータの取込みを行うことができる。これにより、基材30の表面の長手方向における目地位置などを精度よく算出することができる。また、基材30搬送中に搬送速度を測定することにより、生産を阻害することがなく、生産性の低下が生じにくくなるものである。また、基材30の表面に塗装がされ、ピンチロール等の機械的方法で押えることができない場合でも、非接触センサー60より、基材30の搬送速度を測定することができる。基材30は、通常466mm幅×3030mm長さ×16mm厚み(厚みは他に18mm,25mm,33mmのものがある)の板状である場合、±2mm程度の反りが生じることが多い。この場合、基材30の搬送速度を測定するのに、非接触センサー60を用いると、焦点距離100±8mmの送受信部62を用いると、基材30の平面部29との距離が少しぐらい変化しても、速度測定にほとんど影響を与えないようにすることができる。
29 平面部
30 基材
30a 目地部
30b 実部
60 非接触センサー

Claims (4)

  1. 表面に凹凸柄を有する基材を搬送しながら前記凹凸柄を計測する柄計測方法であって、前記基材の搬送方向と略平行に連続する平面部において前記基材の搬送速度を非接触センサーで測定することを特徴とする柄計測方法。
  2. 前記平面部が基材の搬送方向に連続する目地部であることを特徴とする請求項1に記載の柄計測方法。
  3. 前記平面部が基材の搬送方向に連続する実部であることを特徴とする請求項1に記載の柄計測方法。
  4. 表面に凹凸柄を有する基材を搬送しながら前記凹凸柄を計測する柄計測装置であって、前記基材の搬送方向と略平行に連続する平面部において前記基材の搬送速度を測定するための非接触センサーを備えて成ることを特徴とする柄計測装置。
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