JP2013124187A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013124187A
JP2013124187A JP2011275791A JP2011275791A JP2013124187A JP 2013124187 A JP2013124187 A JP 2013124187A JP 2011275791 A JP2011275791 A JP 2011275791A JP 2011275791 A JP2011275791 A JP 2011275791A JP 2013124187 A JP2013124187 A JP 2013124187A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medium
cassette
paper feed
image forming
feed cassette
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011275791A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Nagai
仁司 長井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Data Corp filed Critical Oki Data Corp
Priority to JP2011275791A priority Critical patent/JP2013124187A/ja
Publication of JP2013124187A publication Critical patent/JP2013124187A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

【課題】媒体カセットを装置本体から引き出す際の操作感の向上を目的とする。
【解決手段】画像形成装置1は、装置本体10と、装置本体10に着脱可能に設けられ、媒体を収容する媒体カセット3と、媒体カセット3を装置本体10から引き出す際に、媒体カセット3の引き出しに対して抵抗を与える引出抵抗手段(係合部材4および付勢部材5)と、媒体カセット3に収容された媒体の量に応じて、引出抵抗手段による抵抗付与の有効および無効を切り替える切り替え手段(検知部材7および付勢部材8)とを備える。
【選択図】図6

Description

この発明は、印刷用紙等の媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
一般に、画像形成装置には、印刷用紙(媒体)を収容した給紙カセットが着脱可能に設けられている。また、給紙カセットが画像形成装置の本体から勝手に(意図せずに)外れることがないように、引き出しストッパを設けたものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−107010号公報(図4参照)
ところで、給紙カセットに収容された用紙枚数が少ない場合には、給紙カセットの総重量が軽いため、使用者が給紙カセットを意図せずに外してしまうことは起こりにくく、ストッパを作用させる必要はあまりない。しかしながら、従来の構成では、給紙カセットに収容された用紙枚数が少ない場合にも、用紙枚数が多い場合と同じようにストッパが作用する。そのため、給紙カセットをスムースに引き出すことができず、操作感の向上が課題となっている。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、媒体カセットを装置本体から引き出す際の操作感を向上することにある。
本発明に係る画像形成装置は、装置本体と、装置本体に着脱可能に設けられ、媒体を収容する媒体カセットと、媒体カセットを装置本体から引き出す際に、媒体カセットの引き出しに対して抵抗を与える引出抵抗手段と、媒体カセットに収容された媒体の量に応じて、引出抵抗手段による抵抗付与の有効および無効を切り替える切り替え手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、媒体カセットを装置本体から引き出す際の操作感を向上することができる。
本発明の第1の実施の形態における画像形成装置の全体構成を示す図である。 第1の実施の形態における画像形成装置の装置本体と給紙カセットを示す斜視図である。 第1の実施の形態における引出抵抗手段および切り替え手段を示す斜視図である。 第1の実施の形態における検知部材(A)および係合部材(B)の取り付け構造を示す概略図である。 第1の実施の形態における引出抵抗手段および切り替え手段の配置を模式的に示す斜視図である。 第1の実施の形態における引出抵抗手段および切り替え手段の配置を模式的に示す平面図である。 第1の実施の形態における装置本体のカセット装着部を示す模式図である。 収容量が少ない給紙カセットの挿入動作を説明するための模式図である。 収容量が多い給紙カセットの挿入動作を説明するための模式図である。 収容量が多い給紙カセットの引き出し動作を説明するための模式図である。 本発明の第2の実施の形態における給紙カセットを示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態における後端ガイドを示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態における給紙カセットを示す断面図である。 第2の実施の形態における給紙カセットの着脱動作を説明するための模式図である。 第2の実施の形態における給紙カセットの後端ガイドの位置を説明するための斜視図である。 第2の実施の形態における給紙カセットの着脱動作を説明するための模式図である。
第1の実施の形態.
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の構成について、図1を参照して説明する。図1は、第1の実施の形態における画像形成装置1の全体構成を示す図である。画像形成装置1は、例えばカラープリンタであり、記録用紙などの媒体を収容する媒体カセットとしての給紙カセット3を備えている。給紙カセット3は、後述するように、画像形成装置1の装置本体10に対して着脱可能に構成されている。
給紙カセット3の上方には、この給紙カセット3に収容された媒体を一枚ずつ給紙するためのフィードローラ15および分離片16(媒体供給手段)が設けられている。フィードローラ15および分離片16の媒体搬送方向における下流側(以下、単に下流側と称する)には、媒体が給紙されたことを検知するための給紙センサS1が設けられている。また、給紙センサS1の下流側には、媒体のスキューを矯正して搬送するレジストローラ17aおよびプレッシャローラ17b(媒体搬送手段)が配置されている。
レジストローラ17aおよびプレッシャローラ17bの下流側には、トナー像を形成する画像形成部18と、画像形成部18の感光体ドラム20(後述)に静電潜像を形成する印刷ヘッド(露光装置)19と、画像形成部18で形成されたトナー像を媒体に転写する転写部23とが配置されている。画像形成部18は、画像形成装置1の装置本体10に対して着脱可能に取り付けられている。また、印刷ヘッド19は、画像形成部18の上方に配置されており、転写部23は、画像形成部18の下方に配置されている。また、画像形成部18の上流側には、トナー像の形成を開始するタイミングを決定するための通過センサS2が設けられている。
画像形成部18は、静電潜像担持体としての感光体ドラム20と、この感光体ドラム20を所定の電位(例えば負電位)に一様に帯電させる帯電部材としての帯電ローラ21と、上記の印刷ヘッド19により感光体ドラム20上に形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像剤担持体としての現像ローラ22とを備えている。
画像形成部18の下流側には、媒体上に転写されたトナー像を媒体に定着する定着装置24が配置されている。定着装置24は、媒体を挟み込んで加熱および加圧するヒートローラ24aとバックアップローラ24bとを有している。
定着装置24の下流側には、トナー像が定着された媒体を搬送する排出ローラ(フェイスアップ排出ローラ)25aおよび従動ローラ25bが配置されている。排出ローラ25aおよび従動ローラ25bのさらに下流側には、媒体を、装置本体10の上部に設けられた排出スタッカ26に排出する排出ローラ27aおよび従動ローラ27bが設けられている。
図2は、画像形成装置1の装置本体10と給紙カセット(媒体カセット)3とを示す斜視図である。給紙カセット3は、装置本体10の下部に形成された装着部10Aに装着される。給紙カセット3が装置本体10に挿入される方向を挿入方向(+X方向)とし、給紙カセット3が装置本体10から引き出される方向を引き出し方向(−X方向)とする。
給紙カセット3は、媒体を載置する水平な載置面31を有している。ここでは、給紙カセット3が装置本体10に装着された状態で、給紙カセット3の載置面31と平行な面(ここでは水平面)をXY面とする。XY面内において、上述したX方向に直交する方向をY方向とし、これは給紙カセット3の幅方向と一致する。また、XY面に垂直な方向をZ方向(ここでは鉛直方向)とする。
給紙カセット3は、引き出し方向(−X方向)の端部、すなわち前端部に、把持部32を有している。把持部32は、給紙カセット3を装置本体10に挿入し、また装置本体10から引き出す際に、使用者が把持する部分である。給紙カセット3の前端部を除く3つの端部は、壁部36によって囲まれている。壁部36および把持部32に囲まれた載置面31上の空間は、媒体を収容する媒体収容部30をなしている。
媒体収容部30の把持部32側には、媒体が載置される載置板33が設けられている。載置板33は、Y方向の回動軸を中心として回動可能であり、バネ部材により上方に付勢されており、媒体の給紙方向の先端部を上記のフィードローラ15(図1)に押し当てる。
さらに、給紙カセット3には、載置板33に載置された媒体の幅方向(Y方向)両端位置を規制する一対の側方ガイド34と、媒体の給紙方向の後端位置を規定する後端ガイド(媒体規制部材)35とが設けられている。側方ガイド34は、互いに連動してY方向にスライド可能に設けられている。後端ガイド35は、X方向にスライド可能に設けられている。
次に、給紙カセット3を装置本体10から引き出す際に、給紙カセット3の引き出し動作に対して抵抗を与える引出抵抗手段と、この引出抵抗手段による抵抗付与の有効/無効を切り替える切り替え手段について説明する。
図3は、引出抵抗手段と切り替え手段とを示す斜視図である。図3に示すように、給紙カセット3の載置面31(図2)を構成する底板37には、上下方向(Z方向)に移動可能な係合部材4が取り付けられている。係合部材4の上側には、挿入方向(+X方向)に進むにつれて下方に傾斜する傾斜面(当接面)41が形成されている。
係合部材4は、そのY方向両側面から突出する一対の支軸43を有している。各支軸43は、給紙カセット3の底板37に取り付けられた支持部材44の、Z方向に長い案内溝45に保持されている。これにより、係合部材4は、上下方向(Z方向)に移動可能に支持されている。係合部材4は、例えば引っ張りコイルばね等の付勢部材5(第2の付勢部材)により、上方に付勢されている。また、係合部材4の−X方向の端面には、ラック状のギア部42が形成されている。
係合部材4の−X側に隣接して、連動部材としてのギア6が設けられている。ギア6は、Y方向に延在する回転軸61を有している。回転軸61は、給紙カセット3の下面に取り付けられた支持部材63(図5参照)により回転可能に支持されている。ギア6の外周面にはギア部が形成され、係合部材4のギア部42に係合している。また、ギア6の外周面の一部には、被係合部としての凹部62が形成されている。
ギア6の上方には、突出部材としての検知部材7が配置されている。検知部材7は、Z方向に長い長尺状の部材であり、給紙カセット3の底板37の穴部38(図4(A))を貫通するように設けられている。
図4(A)は、検知部材7の取り付け構造を示す概略図である。検知部材7は、その内側に、中空部71を有している。中空部71の内側には、例えば圧縮コイルばねからなる付勢部材8(第1の付勢部材)が設けられている。付勢部材8は、検知部材7を上方に付勢している。
給紙カセット3に媒体が収容されると、検知部材7が媒体によって上方から押圧され、付勢部材8の付勢力に抗して下方に移動(突出)する。媒体の収容量が多いほど、検知部材7の下方への突出量が大きくなる。
検知部材7が下方に所定量突出すると、検知部材7の下端が、ギア6の凹部62に係合する。これにより、ギア6の回転が固定される。ギア6の回転が固定されると、ギア6と係合部材4のギア部42との係合により、係合部材4の移動も固定される。
図4(B)は、係合部材4を上方に付勢する付勢部材5の取り付け構造を示す概略図である。付勢部材5は、例えば引っ張りコイルばねであり、係合部材4のY方向の一側面に形成された突起48と、給紙カセット3の底板37との間に張架されている。
係合部材4、付勢部材5およびギア6は、媒体カセット3の装置本体10からの引き出し動作に抵抗を与える引出抵抗手段を構成している。検知部材7および付勢部材8は、引出抵抗手段による抵抗付与の有効/無効を切り替える切り替え手段を構成している。
図5は、上述した係合部材4、ギア6および検知部材7の配置例を示す斜視図である。図6は、給紙カセット3における検知部材7の配置例を示す平面図である。図5および図6では、付勢部材5,8を省略している。図5および図6に示すように、係合部材4、ギア6および検知部材7は、給紙カセット3の裏面側に配置されている。また、検知部材7の上部は、給紙カセット3の載置面31上に突出している。
検知部材7は、給紙カセット3の幅方向(Y方向)中心から所定距離W、前端(−X方向端部)から所定距離Lの位置に形成されている。距離L,Wは、収容する媒体のサイズを考慮して決定されている。係合部材4、ギア6および検知部材7の位置が、図5および図6に示した位置に限定されないことは言うまでもない。
図7は、画像形成装置1の装置本体10に設けられた、給紙カセット3の装着部10Aの断面を示す模式図である。装置本体10の装着部10A内には、給紙カセット3の係合部材4(図3)に当接する当接部11が設けられている。当接部11は、例えばX方向に長いバーで構成されている。当接部11は、給紙カセット3が装着部10Aに挿入された際に、係合部材4の傾斜面41(図3)に当接して、係合部材4を下方に押し下げるものである。
また、装着部10Aの前端(−X方向端部)近傍には、給紙カセット3を装着部10Aから引き出す際に係合部材4に当接して、給紙カセット3の−X方向の移動を係止する(引出抵抗を与える)係止部12が設けられている。ここでは、係止部12は、装着部10Aの底部に形成された突起として構成されており、+X側に鉛直端面(当接面12a)を有し、−X側に傾斜面を有している。
次に、画像形成装置1の動作について、図1および図2を参照して説明する。
画像形成動作を開始すると、まずフィードローラ15が回転し、フィードローラ15および分離片16により、給紙カセット3に収容された媒体が一枚ずつ繰り出される。繰り出された媒体は、給紙センサS1を通過して、レジストローラ17aおよびプレッシャローラ17bのニップ部に到達する。レジストローラ17aとプレッシャローラ17bは、給紙センサS1による検知信号から所定のタイミングで回転を開始し、媒体を画像形成部18に向けて搬送する。媒体は、通過センサS2を通過して、画像形成部18に到達する。
画像形成部18では、通過センサS2が媒体の通過を検知してから、以下のようにしてトナー像を形成する。まず、感光体ドラム20が図1における反時計回り方向に回転する。さらに、帯電ローラ21は、回転する感光体ドラム20の表面を一様に帯電する。次いで、印刷ヘッド19が、感光体ドラム20の表面を画像データに応じて露光し、静電潜像を形成する。さらに、現像ローラ22が、静電潜像をトナーにより現像してトナー像とする。トナー像は、感光体ドラム20と転写ローラ23とのニップ部を通過する媒体に転写される。
媒体は、さらに定着装置24に搬送される。媒体上に転写されたトナー像は、定着装置24のヒートローラ24aとバックアップローラ24bとによって高温と高圧を与えられ、媒体に定着する。トナー像が定着した媒体は、排出ローラ25aおよび従動ローラ25b、並びに排出ローラ27aおよび従動ローラ27bによって搬送され、排出スタッカ26に排出される。
次に、給紙カセット3の装置本体10に対する着脱動作について説明する。
図8(A)、(B)および(C)は、給紙カセット3内の媒体の量が少ない場合の給紙カセット3の挿入動作を示す図である。これは、例えば、給紙カセット3に収容した媒体の総重量が、基準値(所定量)未満の場合である。
なお、図8では、給紙カセット3は、後端ガイド35等を省略し、形状を簡略化して示す。また、係合部材4、ギア6および検知部材7も形状を簡略化し、付勢部材5,8は図示を省略する。
図8(A)に示すように、検知部材7上には媒体(符号Pで示す)が接しているが、媒体の量が少ないため、検知部材7を下方に押圧する力は小さい。そのため、検知部材7の下方への突出量は小さく、ギア6には到達しない。従って、ギア6の回転は固定されない。また、係合部材4は、付勢部材5(図3)によって上方に付勢されており、給紙カセット3から下方に突出していない(すなわち、給紙カセット3の内部に収容されている)。
この状態で、給紙カセット3を装置本体10に+X方向に挿入する。係合部材4は、給紙カセット3から下方に突出していないため、図8(B)に示すように、装置本体10の係止部12には接触せずに通過する。
一方、給紙カセット3の係合部材4の傾斜面41は、装置本体10に設けられた当接部11に当接する。そのため、給紙カセット3をさらに+X方向に挿入すると、図8(B)に示すように、傾斜面41と当接部11との当接により、係合部材4が下方に移動する。
係合部材4が下方に移動すると、係合部材4のギア部42(図3)と係合するギア6が図中時計回りに回転する。
図8(C)に示すように、給紙カセット3をさらに挿入すると、係合部材4の傾斜面41と装置本体10の当接部11との当接により、係合部材4がさらに下方に移動し、給紙カセット3から下方に突出する。ギア6は、係合部材4の移動に伴って回転し、凹部62が検知部材7に対向した状態となる。これにより、給紙カセット3の挿入が完了する。
給紙カセット3の引き出しは、図8(C)、(B)および(A)に示すように行われる。すなわち、図8(C)に示す状態から給紙カセット3を−X方向に引き出すと、付勢部材5によって上方に付勢される係合部材4は、その傾斜面41を当接部11に当接させながら上方に移動する。また、係合部材4の上方への移動に伴って、ギア6が反時計回りに回転する。
図8(B)に示すように、給紙カセット3をさらに−X方向に引き出すと、係合部材4は上方に移動して給紙カセット3内に収容され、係止部12には係合しない。すなわち、給紙カセット3は、係止部12によって係止されることなく、図8(A)に示すように装置本体10外に引き出される。すなわち、使用者が、媒体の収容量の少ない給紙カセット3を引き出す際には、係止部12による引き出し抵抗を受けない。
図9(A)および(B)は、給紙カセット3内の媒体の量が多い場合の給紙カセット3の挿入動作を示す図である。これは、例えば、給紙カセット3に収容された媒体の総重量が、基準値以上の場合である。
図9(A)に示すように、給紙カセット3内の媒体Pの量が多い場合には、検知部材7が媒体Pから受ける押圧力が大きいため、検知部材7は下方に大きく突出してギア6に当接する。この状態で、給紙カセット3を装置本体10に+X方向に挿入すると、係合部材4は給紙カセット3から下方に突出していないため、係止部12には接触せずに通過する。
給紙カセット3をさらに+X方向に挿入すると、図9(B)に示すように、係合部材4の傾斜面41が、装置本体10の当接部11に当接する。これにより、係合部材4が下方に移動する。係合部材4の移動に伴って、ギア6が図中時計回りに回転する。
図9(C)に示すように、給紙カセット3をさらに+X方向に挿入すると、係合部材4が、給紙カセット3の下方に突出する。また、ギア6が回転して、凹部62が上方を向く(すなわち検知部材7に対向する)。検知部材7は、上記のように下方に突出しているため、ギア6の凹部62に係合する。これにより、ギア6の回転が固定される。また、係合部材4は、給紙カセット3の下方に突出した位置で保持される。これにより、給紙カセット3の挿入が完了する。
図10(A)および(B)は、給紙カセット3内の媒体の量が多い場合の引き出し動作を示す図である。上述した図9(C)に示す状態から給紙カセット3を−X方向に引き出す際には、ギア6の凹部62が検知部材7と係合しているため、ギア6は回転しない。また、ギア6と係合部材4のギア部42との係合により、係合部材4は上下に移動しない。すなわち、係合部材4は、給紙カセット3の下方に突出した位置で保持されている。
給紙カセット3をさらに−X方向に引き出すと、図10(A)に示すように、係合部材4が係止部12に当接する。そのため、使用者は、給紙カセット3の引き出し動作に対する抵抗(引き出し抵抗)を受ける。従って、給紙カセット3を急に引き出そうとした際などに、給紙カセット3が意図せずに外れてしまうこと防止できる。
この状態から、図10(B)に示すように、使用者が、給紙カセット3を後端側(+X側)を持ち上げるように傾けながら引き出すと、係合部材4が係止部12を乗り越えるため、給紙カセット3を装置本体10外に引き出すことができる。
このように、本実施の形態では、給紙カセット3に収容された媒体の量が少ない場合(例えば、媒体の総重量が基準値未満の場合)には、係合部材4と係止部12との係合による抵抗を受けずに、給紙カセット3をスムースに装置本体10から引き出すことができる。一方、給紙カセット3に収容された媒体の量が多い場合(例えば、媒体の総重量が基準値以上の場合)には、係合部材4と係止部12との係合により、給紙カセット3の引き出し動作に対する大きな抵抗、すなわち引出抵抗が作用する。従って、給紙カセット3を急に引き出そうとした際などに、給紙カセット3が意図せずに外れてしまうことを防止できる。
また、給紙カセット3を装置本体10に挿入する際には、給紙カセット3に収容された媒体の量の多い場合も少ない場合も、係合部材4と係止部12とが係合しないため、挿入動作をスムースに行うことができる。
なお、媒体の収容量の多い給紙カセット3を装置本体10に装着したのち、媒体を画像形成に使用する(または媒体を給紙カセット3から抜き出す)ことにより媒体の量が減少した場合には、媒体が検知部材7を押圧する力が弱まるため、検知部材7が付勢部材5の付勢力によって上方に移動し、検知部材7とギア6の凹部62との係合が解除される。そのため、給紙カセット3を引き出す際には、係合部材4が上方に移動して給紙カセット3内に移動し、給紙カセット3が係止部12に係止されずにスムースに引き出される。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態によれば、給紙カセット3に収容された媒体量に応じて、給紙カセット3の引き出し動作に対して抵抗を与えるか否か(抵抗付与の有効/無効)を切り替えることができるため、給紙カセット3が意図せずに外れてしまうことを防止しつつ、操作性の向上を図ることができる。
特に、給紙カセット3に収容された媒体量に応じて検知部材7の突出量を異ならせ、係合部材4を、係止部12に係合する位置または係合しない位置で保持するように構成したため、媒体量に応じた給紙カセット3の引き出し動作に対する抵抗付与の切り替えを、簡単な構成で実現することができる。
なお、ここでは、給紙カセット3に収容された媒体の量の基準として、媒体の総重量を用いたが、例えば媒体の枚数や体積などを基準としてもよい。
また、例えば、給紙カセット3に収容された媒体のサイズが所定のサイズ未満の場合に、給紙カセット3が係止部12に係止されずに引き出されるようにしてもよい。すなわち、検知部材7のX方向位置(図6に示した距離L)を、例えば、A4サイズの媒体が載置され、B5サイズの媒体が載置されない位置に設定することで、B5サイズの媒体を収容しているときには、給紙カセット3をスムースに(係止部12に係止されずに)引き出すようにすることができる。
なお、この第1の実施の形態では、係合部材4、付勢部材5およびギア6が、媒体カセット3の引き出し動作に抵抗を与える引出抵抗手段を構成し、検知部材7および付勢部材8が、引出抵抗手段による抵抗付与の有効および無効を切り替える切り替え手段を構成していると説明したが、引出抵抗手段および切り替え手段がこれらに限定されないことは言うまでもない。
第2の実施の形態.
図11は、本発明の第2の実施の形態における給紙カセット3を示す斜視図および断面図である。図12は、第2の実施の形態における給紙カセット3の後端ガイド35を示す斜視図である。第1の実施の形態と同様の構成要素には、同一の符号を付す。図11に示すように、給紙カセット3には、媒体の後端をガイドする後端ガイド35が、X方向にスライド可能に取り付けられている。
第2の実施の形態では、図12に示すように、係合部材4、付勢部材5、ギア6、検知部材7および付勢部材8が、後端ガイド35の下側に取り付けられている。すなわち、媒体のサイズに合わせて後端ガイド35をX方向に移動させると、係合部材4、付勢部材5、ギア6、検知部材7および付勢部材8も共に移動するようになっている。
図13は、給紙カセット3の一部を拡大して示す概略断面図である。検知部材7は、後端ガイド35の水平板35aに形成された穴部を介して上方に突出している。なお、給紙カセット3の底板37には、後端ガイド35がX方向に移動する際に、係合部材4等と干渉しないよう、X方向の溝部が形成されているものとする。
係合部材4、付勢部材5、ギア6、検知部材7および付勢部材8の構成は、第1の実施の形態で説明したとおりである。但し、係合部材4は、第1の実施の形態と同様の傾斜面41を有しているが、+X方向の先端に、下方に突出する突出部47を有している。突出部47は、給紙カセット3の引き出し時に係止部12に係合する部分である。
給紙カセット3に媒体が収容されると、後端ガイド35に取り付けられた検知部材7が押され、付勢部材8の付勢力に抗して下方に突出する。媒体の収容量が多いほど、検知部材7の下方への突出量が多いことは、第1の実施の形態で説明したとおりである。
次に、第2の実施の形態における給紙カセット3の装置本体10に対する着脱動作について説明する。ここでは、給紙カセット3内の媒体の量が多い場合の、給紙カセット3の引き出し動作について説明する。
まず、給紙カセット3に収容される媒体の長さが最長の場合、使用者は、図11に示すように、後端ガイド35を給紙カセット3の後端位置(+X方向端部)にセットする。そのため、係合部材4、付勢部材5、ギア6、検知部材7および付勢部材8は、後端ガイド35と同様、給紙カセット3の後端近傍に位置する。
図14(A)は、この場合の給紙カセット3の挿入動作を説明するための模式図である。給紙カセット3を+X方向に挿入すると、係合部材4の傾斜面41と装置本体10の当接部11との当接により、係合部材4が下方に移動して給紙カセット3から下方に突出する。係合部材4の移動に伴って、ギア6が図中時計回りに回転する。
検知部材7は、給紙カセット3に収容された媒体によって押圧され、ギア6に当接しているため、ギア6の回転により、検知部材7がギア6の凹部62に係合する。すなわち、ギア6の回転が固定される。係合部材4は、給紙カセット3から下方に突出した位置で保持される。
図14(B)は、給紙カセット3の引き出し動作を説明するための模式図である。給紙カセット3を−X方向に引き出す際には、検知部材7とギア6の凹部62との係合により、ギア6は回転せず、係合部材4は上下に移動しない。そのため、係合部材4は、給紙カセット3から下方に突出した位置で保持されている。
そのため、給紙カセット3を−X方向に引き出すと、係合部材4の突出部47が係止部12に当接する。すなわち、使用者は、給紙カセット3の引き出し動作に対する抵抗(引き出し抵抗)を受ける。従って、給紙カセット3を急に引き出そうとした際などに、給紙カセット3が意図せずに外れてしまうことを防止できる。
また、特に、係止部12が装置本体10の前端(−X方向端部)近傍に形成されている場合には、給紙カセット3に収容された媒体が装置本体10から外部にほぼ突出した状態で、給紙カセット3が係止されることになる。そのため、この係止された状態で、給紙カセット3から媒体を取り出し、また給紙カセット3に媒体を補給することができる。
第1の実施の形態でも説明したように、図14(B)の状態から、給紙カセット3を後端側(+X側)を持ち上げるように傾けながら引き出すと、係合部材4の突出部47が係止部12を乗り越えるため、給紙カセット3を装置本体10外に引き出すことができる。
図15は、給紙カセット3に収容される媒体の長さが最短の場合の後端ガイド35の位置を説明するための斜視図である。
給紙カセット3に収容される媒体の長さが最短の場合、使用者は、図15に示すように、後端ガイド35を給紙カセット3のX方向の略中央の所定位置にセットする。そのため、係合部材4、付勢部材5、ギア6、検知部材7および付勢部材8は、後端ガイド35と同様、給紙カセット3の略中央に位置する。
図16(A)および(B)は、給紙カセット3の挿入および引き出し動作を説明するための模式図である。給紙カセット3の挿入および引き出し動作は、図14を参照して説明した動作とほぼ同様であるが、図16(B)に示すように、給紙カセット3の引き出し時に給紙カセット3が係止される位置(すなわち、給紙カセット3の装置本体10からの突出量)が異なる。
すなわち、給紙カセット3は、後端ガイド35に取り付けられた係合部材4が係止部12に係合する位置で係止されるため、給紙カセット3に収容された媒体が装置本体10から外部にほぼ突出した状態で係止される。そのため、この状態で、給紙カセット3から媒体を取り出し、また給紙カセット3に媒体を補給することができる。
図14(B)および図16(B)から明らかなように、この第2の実施の形態では、給紙カセット3に収容されている媒体の長さに関わらず、給紙カセット3内の媒体が装置本体10からほぼ突出した状態で、給紙カセット3の引き出しが係止される。
なお、図14および図16には、給紙カセット3内の媒体の量が多い場合の着脱動作を示したが、媒体の量が少ない場合には、第1の実施の形態と同様に、給紙カセット3は、係止部12に係止されずにスムースに着脱される。
このように、本発明の第2の実施の形態では、給紙カセット3の引き出し動作に抵抗を与える位置が、後端ガイド35の位置に応じて変化する。そのため、媒体のサイズに適した位置で、給紙カセット3の引き出し動作に抵抗を与えることができる。
なお、第2の実施の形態では、係合部材4の形状が第1の実施の形態と異なると説明したが、第1の実施の形態の係合部材4(図3)と同形状としてもよい。
上述した第1および第2の実施の形態では、本発明をプリンタに適用した例について説明したが、本発明は、他の画像形成装置、例えば、ファクシミリ装置、複写機、複合機などにも適用することができる。
1 画像形成装置、 3 給紙カセット、 4 係合部材、 5 付勢部材(第2の付勢部材)、 6 ギア(連動部材)、 7 検知部材(突出部材)、 8 付勢部材(第1の付勢部材)、 9 可動ホルダ、 10 装置本体、 10A 装着部、 11 当接部、 12 係止部、 15 フィードローラ、 19 LEDヘッド(露光装置)、 20 感光体ドラム(像担持体)、 21 帯電ローラ(帯電部材)、 22 現像ローラ(現像剤担持体)、 23 転写ローラ(転写部材)、 24 定着装置、 30 媒体収容部、 35 後端ガイド(媒体規制部材)、 37 底板、 42 ギア部、 62 凹部(係合部)。

Claims (10)

  1. 媒体を収容する媒体収容部を有する媒体カセットと
    前記媒体カセットが着脱可能に装着される装置本体と、
    前記媒体カセットを前記装置本体から引き出す際に、前記媒体カセットの引き出しに対して抵抗を与える引出抵抗手段と、
    前記媒体カセットに収容された媒体の量に応じて、前記引出抵抗手段による抵抗付与の有効および無効を切り替える切り替え手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記切り替え手段は、
    前記媒体収容部に収容された媒体の量が所定量以上の場合に、前記引出抵抗手段による抵抗付与を有効にし、
    前記媒体収容部に収容された媒体の量が所定量未満の場合に、前記引出抵抗手段による抵抗付与を無効にする
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記切り替え手段は、
    前記媒体収容部に収容された媒体のサイズが所定サイズ以上の場合に、前記引出抵抗手段による抵抗付与を有効にし、
    前記媒体収容部に収容された媒体のサイズが所定サイズ未満の場合に、前記引出抵抗手段による抵抗付与を無効にする
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記引出抵抗手段は、前記装置本体に設けられた係止部に係合可能な第1の位置と、前記係止部に係合しない第2の位置との間で変位可能な係合部材を有し、
    前記切り替え手段は、前記媒体収容部に収容された媒体の量が所定量以上の場合に、前記係合部材を前記第1の位置で保持し、前記媒体収容部に収容された媒体の量が所定量未満の場合に、前記係合部材を前記第2の位置で保持すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  5. 前記切り替え手段は、前記媒体収容部に収容された媒体に押圧されて前記媒体収容部から前記係合部材の方に突出する突出部材を有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記切り替え手段は、前記突出部材を突出方向と反対の方向に付勢する第1の付勢部材を有することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記引出抵抗手段は、さらに、前記係合部材と連動して移動し、且つ前記突出部に係合可能な連動部材を有することを特徴とする請求項5または6に記載の画像形成装置。
  8. 前記装置本体には、前記媒体カセットを装着する際に前記係合部材に当接する当接部が設けられ、
    前記引出抵抗手段は、前記係合部材を前記当接部に当接させる方向に付勢する第2の付勢部材を有することを特徴とする請求項4から7までのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記引出抵抗手段が前記媒体カセットの引き出しに対して抵抗を与える位置が、前記媒体カセットに収容された媒体のサイズに応じて変化することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  10. 前記引出抵抗手段は、
    前記装置本体に設けられた係止部に係合可能な第1の位置と、前記係止部に係合しない第2の位置との間で変位可能な係合部材と、
    前記媒体収容部に収容された媒体の量に応じて前記媒体収容部から前記係合部材の方に突出し、前記係合部材を前記第2の位置で保持する突出部材と
    を有し、
    前記係合部材および前記突出部材は、前記媒体収容部において媒体の端部位置を規制する媒体規制部材と共に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
JP2011275791A 2011-12-16 2011-12-16 画像形成装置 Pending JP2013124187A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011275791A JP2013124187A (ja) 2011-12-16 2011-12-16 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011275791A JP2013124187A (ja) 2011-12-16 2011-12-16 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013124187A true JP2013124187A (ja) 2013-06-24

Family

ID=48775672

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011275791A Pending JP2013124187A (ja) 2011-12-16 2011-12-16 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013124187A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4716894B2 (ja) 媒体収納装置及び画像形成装置
JP4429952B2 (ja) 画像形成装置
JP5873848B2 (ja) シート給送装置及びそれを備えた画像形成装置
US6409165B1 (en) Sheet holder and sheet trailing edge restriction member therefor
US20100172678A1 (en) Image forming apparatus
CN109502379B (zh) 片材供给设备和成像设备
JP6468229B2 (ja) シート収納カセット及びそれを備えた画像形成装置
JP2018070347A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP2015059002A (ja) 画像形成装置
JP5111309B2 (ja) 用紙供給装置及びこれを搭載した画像形成装置
JP2013014417A (ja) 画像形成装置
US8905399B2 (en) Sheet feed device and image forming apparatus including the same
JP2006315832A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP2011158622A (ja) 画像形成装置
JP2010134274A (ja) 画像形成装置
JP2013124187A (ja) 画像形成装置
JP2018020873A (ja) シート支持装置及び画像形成装置
JP2009007121A (ja) 給紙装置、画像形成装置
JP2020190584A (ja) 引出し装置、及び、画像形成装置
JP7415805B2 (ja) 媒体搬送装置及び画像形成装置
JP6018974B2 (ja) 用紙供給装置およびこれを備えた画像形成装置
JP2019048708A (ja) シート積載装置および画像形成装置
JP2006103933A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP2007233306A (ja) 画像形成装置
JP2009198885A (ja) イメージングカートリッジ及び画像形成装置