JP2013123813A - 印刷装置、印刷システム、印刷装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

印刷装置、印刷システム、印刷装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 検品処理の結果がNGと判定されたページに対してその都度再印刷を実行すると、後続の印刷ジョブを実行するまで時間がかかってしまう。
【解決手段】 本発明が提供する印刷装置は、品処理の結果がOKと判定されたシートを保持する保持手段を備える。そして検品処理の結果がNGと判定されたページを含む印刷ジョブを再度実行する場合に、検品処理の結果がOKと判定されたページに対しては、対応するシートを保持手段から給紙し、検品処理の結果がNGと判定されたページに対しては、再印刷を実行する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、印刷装置、印刷システム、印刷装置の制御方法、及びプログラムに関する。
従来、POD(Print On Demand)機などの印刷システムにおいて、印刷処理が実行されたシートに対して印刷不良の有無を判定する検品処理が実行されている。例えば特許文献1はまずnページ目の検品処理を行い、当該nページ目の検品処理の結果がOKの場合にn+1ページ目の印刷を行う。一方、当該nページ目の検品処理の結果がNGの場合は再度nページ目の印刷を行う。従って、特許文献1に記載の技術を用いると、検品処理の結果がNGと判定されたシートの差し替えをユーザの手間をかけずに自動で行うことができる。
特開2008−160284号公報
上述した通り特許文献1では、検品処理の結果がNGと判定されたページに対する再印刷をユーザの手間をかけずに行うことができる。しかしながら特許文献1では、検品処理の結果がNGと判定されるとその都度再印刷が実行されるため、後続の印刷ジョブを実行するまで時間がかかってしまうという課題がある。
本発明はかかる点に鑑み、検品処理の結果がNGと判定されたページを差し替えるユーザの手間を軽減しつつ、検品処理の結果がNGと判定されたページを再印刷する前に後続の印刷ジョブを実行することにより、後続の印刷ジョブの開始が長時間待たされることを回避することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明が提供する印刷装置は、印刷ジョブに基づいてシートに印刷処理を実行する印刷手段と、前記印刷処理が実行されたシートを読み取って得られる画像データに基づいて、前記印刷ジョブの特定のページに対して印刷不良が発生しているか否かを判定する検品処理を実行する検品手段と、前記検品処理によって印刷不良が発生していないと判定されたシートを保持する保持手段と、前記保持手段が保持するシートを給紙する給紙手段と、前記検品処理によって印刷不良が発生していると判定されたページを含む印刷ジョブを再度実行する場合に、前記検品処理によって印刷不良が発生していると判定された前記印刷ジョブの特定のページに対しては、当該特定のページに対応する印刷処理を再度実行するように前記印刷手段を制御し、前記検品処理によって印刷不良が発生していないと判定された前記印刷ジョブの特定のページに対しては、当該特定のページに対応するシートを前記保持手段から給紙するように前記給紙手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
また、上述した課題を解決するために、本発明が提供する印刷システムは、印刷ジョブに基づいてシートに印刷処理を実行する印刷手段と、前記印刷処理が実行されたシートを読み取って得られる画像データに基づいて、前記印刷ジョブの特定のページに対して印刷不良が発生しているか否かを判定する検品処理を実行する検品手段と、前記検品処理によって印刷不良が発生していないと判定されたシートを保持する保持手段と、前記保持手段が保持するシートを給紙する給紙手段と、前記検品処理によって印刷不良が発生していると判定されたページを含む印刷ジョブを再度実行する場合に、前記検品処理によって印刷不良が発生していると判定された前記印刷ジョブの特定のページに対しては、当該特定のページに対応する印刷処理を再度実行するように前記印刷手段を制御し、前記検品処理によって印刷不良が発生していないと判定された前記印刷ジョブの特定のページに対しては、当該特定のページに対応するシートを前記保持手段から給紙するように前記給紙手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、検品処理の結果がNGと判定されたページを差し替えるユーザの手間を軽減しつつ、検品処理の結果がNGと判定されたページを再印刷する前に後続の印刷ジョブを実行することにより、後続の印刷ジョブの開始が長時間待たされることを回避することができる。
本発明の印刷システムを示す図である。 本発明のプリンタ部101の構成を示す図である。 本発明のプリンタ部101の構成を示す図である。 本発明の検品部102の構成を示す図である。 本発明の検品部102の構成を示す図である。 本発明のフィニッシャ103の構成を示す図である。 本発明の検品処理について説明する図である。 実施形態1における、検品処理について説明するフローチャートである。 実施形態1における、リカバリ処理に係る印刷処理について説明するフローチャートである。 実施形態1における、リカバリ処理に係る検品処理について説明するフローチャートである。 実施形態1における、フィニッシャ103の動作を説明するフローチャートである。 実施形態2における、リカバリ処理に係る印刷処理について説明するフローチャートである。 実施形態2における、リカバリ処理に係る検品処理について説明するフローチャートである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(実施形態1)
図1は本実施形態における印刷システムを示す図である。印刷装置100はプリンタ部101、検品部102、フィニッシャ103で構成されている。プリンタ部101は、印刷ジョブに基づいてシートに印刷処理を実行可能である。また、検品部102は、シートに印刷された画像に印刷不良が発生しているか否かを判定する検品処理を実行可能である。そして、フィニッシャ103はシートに対してステイプルなどの後処理が可能である。
印刷装置100は、ネットワークを介してPC(Personal Computer)110などの外部装置と通信可能となるように構成される。
なお、本実施形態ではシートを搬送するためにプリンタ部101と検品部102とが直接接続されている。同様に、検品部102とフィニッシャ103とが直接接続されている。また、フィニッシャ103の動作を制御するために、プリンタ部101とフィニッシャ103とが専用の通信線で接続されている。
まず、印刷装置100のプリンタ部101の構成を図2と図3を用いて説明する。
CPU201を含む制御部200は、プリンタ部101を統括的に制御する。CPU201はROM202やHDD208に格納された制御プログラムを読み出してプリンタ部101の制御を行う。ROM202にはCPU201が動作するためのプログラムなどが記憶されている。RAM203はCPU201の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD208はROM202と同様に、CPU201が動作するためのプログラムなどが記憶されている。
スキャナI/F205は、スキャナ204と制御部200とを接続する。スキャナ204は原稿を読み取って画像データを生成し、スキャナI/F205を介して制御部200に読み取った画像データを入力する読取処理が実行可能である。
操作部I/F207は、操作部206と制御部200とを接続するためのインターフェースである。操作部206には表示部(例えばタッチパネル機能を有する液晶表示部)やキーボードが備えられている。
ネットワーク部209は、ネットワークを介して電子メールの送受信やPC110からのPDLデータの入出力などの通信制御を行う。RIP(ラスターイメージプロセッサ)部210はPDLデータをラスターイメージに展開する。印刷処理部211はシートに対して印刷処理を実行するために、図3に示す各ユニットの動作を制御する。
接続I/F212は、制御部200が検品部102と通信を行うためのインターフェースである。接続I/F212は、シートへの印刷に用いられた画像データを検品部102に送信したり、検品処理の結果を検品部102から受信(取得)したりする。また、検品部102を制御するためのコマンドを検品部102に送信しても良い。
接続I/F213は、制御部200がフィニッシャ103と通信を行うためのインターフェースである。制御部200とフィニッシャ103とは専用の通信線で接続されていて、接続I/F213はフィニッシャ103を制御するためのコマンドをフィニッシャ103に送信する。このコマンドには、検品処理の結果に基づいて図6などに後述するフィニッシャ103のシート処理を制御するための情報も含まれる。
次に、プリンタ部101が印刷処理を実行するために印刷処理部211が制御するユニットについて、図3を用いて詳しく説明する。
プリンタ部101がシートに印刷を行う際は、制御部200によりCMYKの色信号がそれぞれ露光制御部(303C、303M、303Y、303K)に送出される。露光制御部は送出された色信号に応じてレーザー光を点灯出力する。4個の帯電器(302C、302M、302Y、302K)により帯電した感光ドラム(301C、301M、301Y、301K)に前記レーザー光が照射されることで、感光ドラム上に静電潜像が形成される。なお、感光ドラムは不図示のモーターにより反時計回りに回転している。感光ドラムに形成された潜像画像は現像器(305C、305M、305Y、305K)により現像される。現像器はトナーカートリッジ(304C、304M、304Y、304K)と接続されており、印刷処理に用いる記録材として常時トナーが供給される構成となっている。
中間転写体306は感光ドラムと接触しており、感光ドラムの回転に伴って時計回りに回転し、現像されたトナー像が転写される。中間転写体306上に転写されたトナー像は、転写ローラ307によってカセット311やカセット312から搬送されてきたシートに転写される。なお、中間転写体306上に残ったトナーをクリーニングするために、クリーニング手段309が転写ローラ307の後に設けられている。また、中間転写体306上のトナー像の濃度を測定するための濃度センサー310が設置されている。トナー像が転写されたシートは、定着部308に搬送される。定着部308においては、内部のヒータと加圧ローラにより転写されたトナー像を定着させる。
定着部308を通過したシートは、図示しないフラッパにより一旦パス313からパス314に搬送され、シートの後端がパス313を通過するとシートをスイッチバックさせてパス315から排出ローラ317に搬送される。これにより、トナー像が転写された面を下向きの状態(フェイスダウン)にして排出ローラ317によりプリンタ部101から排出することが可能である。また、シートの両面に印刷を行う場合は、シートを定着部308からパス313、パス314に搬送し、シートの後端がパス313を通過した直後にシートをスイッチバックさせ、図示しないフラッパにより両面搬送パス316に搬送する。両面搬送パス316に搬送されたシートに対し、再度、転写ローラ307でトナー像が転写され、定着部308でトナー像がシートに定着される。
排出ローラ317から排出されたシートは検品部102に搬送される。
次に印刷装置100の検品部102の構成を図4と図5を用いて説明する。
CPU401を含む制御部400は、検品部102を統括的に制御する。CPU401はROM402に格納された制御プログラムを読み出して検品部102の制御を行う。ROM402にはCPU401が動作するためのプログラムなどが記憶されている。RAM403はCPU401の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。なお、CPU401はプリンタ部101から送信されたコマンドに従って検品部102の制御を行っても良い。
接続I/F404は、制御部400がフィニッシャ103と通信を行うためのインターフェースである。接続I/F404は、検品処理の結果をフィニッシャ103に送信する。
接続I/F405は、制御部400がプリンタ部101と通信を行うためのインターフェースである。接続I/F405は、検品処理の結果をプリンタ部101に送信したり、シートへの印刷に用いられた画像データをプリンタ部101から受信したりする。また、接続I/F405は、検品部102を制御するためのコマンドをプリンタ部101から受信しても良い。
読取センサー406は、図5で後述する搬送ベルト502上のシートを読み取り、画像データを生成する。
検品処理部407は、読取センサー406が読み取った画像データと、シートへの印刷に用いられた画像データとを比較して、シートに印刷された画像に印刷不良が発生しているか否かを判定する検品処理を実行する。なお、検品処理の具体的な方法は図7を用いて詳しく説明する。また、シートが斜行している場合には、読取センサー406が読み取った画像データに斜行補正を行ったうえで検品処理を実行しても良い。本実施形態では、検品処理は専用のハードウェア(検品処理部407)で実行する構成を説明するが、ソフトウェアによりCPU401が実行する構成にしても良い。
検品部102の構成を、図5を用いて更に説明する。
図5(a)に示すように、給紙ローラ501によってプリンタ部101から印刷処理が実行されたシートが搬送される。その後、シートは搬送ベルト502によって搬送され、読取センサー406が読み取った画像データを用いた検品処理が実行される。検品処理が実行されたシートはストック部504を介して搬送され、排紙ローラ503によりフィニッシャ103に搬送される。ストック部504は検品処理が実行され、検品処理の結果がOKと判定されたシートを一時的に保持する。ストック部504の構成は図5(b)で詳しく説明する。なお、本実施形態では読取センサー406は搬送ベルト502の上側に設置されているが、両面印刷されたシートにも対応できるように搬送ベルト502の下側にもう一つ読み取りセンサーを設置しても良い。
図5(b)はストック部504の構成を説明する図である。搬送ベルト502より搬送されたシートは、検品処理の結果に基づいて、搬送パス512か搬送パス513のいずれかに搬送される。この切り替えはパス切り替え部515によって行われる。具体的には、検品処理の結果がOKと判定されたシートは、パス切り替え部515によって搬送パス513に搬送される。一方、検品処理の結果がNGと判定されたシートは、パス切り替え部515によって搬送パス512に搬送される。
スタッカ511は搬送パス513から搬送されたシートを一時的に保持するためのユニットである。スタッカ511は複数枚数のシートを保持することができ、図5(b)では、スタッカ511に3枚のシートが保持されている。本実施形態では、スタッカ511にはページの順番に従って下から順番にシートが格納される。また、本実施形態では検品処理の結果がNGと判定されたページを再印刷するリカバリ処理を実行可能である。このとき、検品処理の結果がOKと判定された特定のページに対しては、当該特定のページに対応するシートをスタッカ511からローラ516が給紙する。なお、本実施形態では、ローラ516はスタッカ511に保持されるシートを下から順番に1枚ずつ給紙し、搬送パス514に搬送することとする。
図6は印刷装置100のフィニッシャ103の構成を示す図である。
フィニッシャ103はプリンタ部101と専用の通信線で接続される。この通信線を介してプリンタ部101からコマンドを受信し、このコマンドに基づいてフィニッシャ103の動作(シート処理)が制御される。
検品部102から搬送されたシートは、検品処理の結果に応じて排紙部(エスケープトレイ601もしくは出力トレイ602)に排紙される。シートに対してステイプルを行う設定がされている場合は、処理トレイ603にシートを順次蓄えておき、処理トレイ603上でステープラ604がステイプルを行い、その後出力トレイ602に排紙される。
パス切り替え部605は検品処理の結果に応じてシートの搬送パスを切り替える。搬送パスを切り替えることにより、シートをエスケープトレイ601、出力トレイ602のいずれかにシートを搬送することができる。
なお、フィニッシャ103は不図示のCPUを備え、検品部102から受信(取得)した検品処理の結果に基づいて当該CPUがフィニッシャ103の制御を行う構成にしても良い。
次に検品処理の具体的な方法について図7を用いて説明する。なお、本発明を適用することができる検品処理の内容は、以下の方法に限定されるものではない。
読取センサー406で読み取られた画像データと、シートへの印刷に用いられた画像データとの比較を、検品処理部407が実行する。以降の説明では、シートへの印刷に用いられた画像データを参照画像データ、読取センサー406で読み取られた画像データを検品画像データと呼ぶこととする。なお、参照画像データの具体例としては、PDLプリントの時はPDLデータを展開したものを参照画像データとし、スキャナ204で読み取った画像データを印刷するときは、スキャナ204で読み取った画像データを参照画像データとする。
検品画像データと参照画像データはそれぞれ検品処理部407で同等の解像度に変換され、各画像をビットマップでマッチングを行う。本実施形態では、まず参照画像データと検品画像データとをCMYKの色空間に変換処理を行う。そして1画素ごとにCMYKでの濃度の比較を行う。
図7(a)は検品画像データを示し、図7(c)は図7(a)から一部分を抜き出したものである。図7(b)は図7(c)と同じ部分を参照画像データから抜きだしたものである。
濃度データは0〜255の多値データとなっており、比較値を次の式で算出する。
[数1]
比較値=[検品画像データの濃度データ値]−[参照画像データの濃度値]
そして算出した比較値と予め設定した許容できる濃度差とを比較して、|比較値|≦(許容できる濃度差)である場合は該当画素をOKと判定し、|比較値|>(許容できる濃度差)である場合は該当画素をNGと判定する。図7の例は、画素702は本来、画素701のように黒っぽい画素値が読み込まれるはずであるが、画素702の濃度値は少なく読み取られている。これは、画素702が正しく印刷されていないことを示している。本実施形態において許容できる濃度差が例えば40に設定されていて、画素701の濃度データ値が255、画素702の濃度データ値が127であるとする。すると、|比較値|=|127−255|=128>40であるから、画素702はNGと判定される。
このように、検品画像データの各画素に対して同様の判定処理を行い、検品画像データの全画素のうちOKと判定された画素の割合を求める。検品画像データの全画素のうちOKと判定された画素の割合のことを、今後は検品画像データと参照画像データの類似度と呼ぶこととする。そして、類似度≧予め設定されている閾値である場合には、当該検品画像データは検品処理の結果がOKだと判定される。例えば予め設定されている閾値が80%である場合は、類似度≧80%である場合に、検品処理の結果がOKと判定される。一方、類似度<80%である場合には、当該検品画像データは検品処理の結果がNGだと判定される。
なお、検品処理の具体的な方法は図7で説明した方法に限定されるものではない。他には、例えば検品画像データと参照画像データとがどれだけ位置ずれを起こしているかを求めて、当該位置ずれが所定の値よりも大きい場合に検品処理の結果がNGと判定しても良い。この場合では、検品画像データと参照画像データとの位置ずれの値が、検品画像データと参照画像データの類似度として用いられる。
また、本実施形態では検品処理の結果がOKと判定されたシートは出力トレイ602に、NGと判定されたシートはエスケープトレイ601に排紙されることとする。
次に、プリンタ部101で印刷処理が実行されたシートが検品部102に搬送されたときに実行される検品処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。図8のステップS801〜S816の各ステップは、検品部102が備えるCPU401がROM402等のメモリに格納されたプログラムをRAM403に展開して実行することによって処理される。
はじめに、検品部102が検品するページを管理するために用いる変数の初期化を行う。ステップS801において、CPU401はプリンタ部101が印刷する印刷ジョブの全ページ数をプリンタ部101から取得し、当該全ページ数を変数Nに設定する。そしてステップS802において、CPU401は変数nに1を設定する。
次にステップS803において、検品処理部407はプリンタ部101から搬送されたnページ目のシートに対して、図7で説明した検品処理を実行する。検品処理を実行すると、ステップS804において、CPU401は検品処理の結果がNGであるか否かを判定する。検品処理の結果がNGである場合は、nページ目のシートに印刷された画像に印刷不良が発生したということである。ステップS804において検品処理の結果がNGではない、つまり検品処理の結果がOKであるとCPU401が判定すると、ステップS805に進む。一方、検品処理の結果がNGであるとCPU401が判定すると、ステップS806に進む。
ステップS805において、CPU401はプリンタ部101から搬送されたシートをスタッカ511に搬送するようにパス切り替え部515を制御する。検品処理の結果がOKと判定されたシートをフィニッシャ103に搬送せずに一度スタッカ511に搬送するのは、他のページで検品処理の結果がNGと判定された場合にリカバリ処理が実行される可能性があるからである。
ステップS804において検品処理の結果がNGであると判定されると、ステップS806において、CPU401は変数Flagの値を1に設定する。変数Flagは、フィニッシャ103に搬送されるシートの検品処理の結果がOKであるか、あるいはNGであるかを区別するために印刷装置100で用いられる変数である。
次にステップS807において、CPU401はプリンタ部101から搬送されたシートをフィニッシャ103に搬送するようにパス切り替え部515を制御する。そしてステップS808において、CPU401はnページ目のシートに対する検品処理の結果がNGと判定されたことをプリンタ部101に通知する。これにより、プリンタ部101は何ページ目が検品NGと判定されたのかを管理することができる。
次にステップS809において、CPU401は変数n=n+1と設定する。そしてステップS810において、CPU401はn>Nであるか否かを判定する。ステップS810においてNo、つまりn≦Nである場合は、全ページに対して検品処理が完了していないことを示している。従って、ステップS803に戻り、次のページのシートに対して検品処理を実行する。一方、ステップS810においてYes、つまりn>Nである場合は、全ページに対して検品処理が完了したことを示している。
次にステップS811において、CPU401は全ページすべての検品処理の結果がOKであるか否かを判定する。全ページ、つまりNページのうち1ページでも検品処理の結果がNGであると判定された場合には、ステップS814に進む。一方、Nページすべての検品処理の結果がOKであると判定された場合には、ステップS812に進む。そしてステップS812において、CPU401は変数Flagの値を2に設定する。次にステップS813において、CPU401はスタッカ511に格納されるシートをすべてフィニッシャ103に搬送するようにローラ516を制御する。具体的には、ページ番号が小さいシートから搬送するために、ローラ516がスタッカ511に格納されたシートを下から1枚ずつ分離する。そして分離したシートが搬送パス514を介して排紙ローラ503に搬送される。なお、ステップS813においてスタッカ511に格納されたシートをすべてフィニッシャ103に搬送するのは、Nページすべての検品処理の結果がOKと判定され、リカバリ処理を実行する必要がないためである。
次にステップS814において、CPU401は印刷実行待ちの後続の印刷ジョブがプリンタ部101にあるか否かを判定する。この判定は、CPU401がプリンタ部101に後続の印刷ジョブの有無を問い合わせることで行われる。ステップS814において後続の印刷ジョブがあると判定されると、CPU401は後続の印刷ジョブを実行するようにプリンタ部101に通知する。この通知を受けたプリンタ部101では、後続の印刷ジョブが実行される。
プリンタ部101から後続の印刷ジョブに係るシートが搬送されると、ステップS816において、CPU401は後続の印刷ジョブに対する検品処理の実行を制限する。検品処理の制限について、具体的に説明する。ステップS805でスタッカ511に検品処理の結果がOKと判定されたシートが保持されている場合には後続の印刷ジョブに係るシートをスタッカ511に保持できないため、搬送パス512を用いて後続の印刷ジョブに係るシートを搬送する。この場合、後続の印刷ジョブに係る検品処理の結果がOKと判定されたシートは、出力トレイ602に排紙される。つまり、後続の印刷ジョブは後述するリカバリ処理を実行できないようにCPU401によって制限される。
ステップS816における検品処理の制限はこれに限らず、後続の印刷ジョブに対しては検品処理を実行しないように制限してもよい。
このように本実施形態によれば、スタッカ511に検品処理の結果がOKと判定されたシートを保持したまま、搬送パス512を用いて後続の印刷ジョブの実行、及び検品処理を実行することが可能となる。
ステップS814において後続の印刷ジョブがないと判定されると、図8のフローチャートが示す処理を終了する。
本実施形態では、検品処理の結果がNGであると判定された特定のページに対してリカバリ処理を実行することが可能である。このリカバリ処理に関して、プリンタ部101で実行される処理と検品部102で実行される検品処理を、図9と図10を用いてそれぞれ説明する。なお本実施形態では、操作部206に表示される不図示の操作画面を介してユーザからリカバリ処理の実行指示が入力された場合に、印刷装置100がリカバリ処理を実行することとする。本実施形態では、例えば後続の印刷ジョブを実行した後など、ユーザは任意のタイミングでリカバリ処理の実行を指示することができる。
まず、プリンタ部101で実行される処理を図9のフローチャートを用いて説明する。図9のステップS901〜S909の各ステップは、プリンタ部101が備えるCPU201がROM202等のメモリに格納されたプログラムをRAM203に展開して実行することによって処理される。
はじめに、プリンタ部101が印刷するページを管理するために用いる変数の初期化を行う。ステップS901において、CPU201は、リカバリ処理で再印刷されるページも含めた印刷ジョブの全ページ数を変数Nに設定する。なお、ここで設定される変数Nの値は、図8のステップS801で設定された変数Nの値と同じ値である。次にステップS902において、CPU201は変数nに1を設定する。
次にステップS903において、CPU201はnページ目に対する再印刷が必要であるか否かを判定する。本実施形態では、nページ目のシートに対する検品処理の結果がNGと判定されたことを示す通知(図8のステップS808の通知)をプリンタ部101が検品部102から受けた場合に、nページ目に対する再印刷が必要であると判定される。nページ目のシートに対する検品処理の結果がNGと判定されたことを示す通知をプリンタ部101が受けている場合は、ステップS903においてnページ目に対する再印刷が必要であるとCPU201が判定し、ステップS904に進む。一方、nページ目のシートに対する検品処理の結果がNGと判定されたことを示す通知をプリンタ部101が受けていない場合は、ステップS903においてnページ目に対する再印刷が必要ではないとCPU201が判定し、ステップS909に進む。
ステップS904において、検品処理の結果がNGと判定されたページに対するリカバリ処理として、印刷処理部211はnページ目に対する印刷処理を再度実行する。ステップS904で印刷されたシートは、検品部102に搬送されて検品処理が実行される。次にステップS905において、プリンタ部101はnページ目のシートに対する検品処理の結果を検品部102から取得する。ステップS905において取得する検品処理の結果は、後述する図10のステップS1012又はステップS1015で検品部102から通知される結果である。そしてステップS906において、CPU201はnページ目のシートに対する検品処理の結果が検品OKであるか否かを、ステップS905で取得した検品処理の結果に基づいて判定する。ステップS906においてnページ目のシートに対する検品処理の結果が検品OKであるとCPU201が判定すると、ステップS907に進む。一方、ステップS906においてnページ目のシートに対する検品処理の結果が検品NGであるとCPU201が判定すると、ステップS904に戻り、nページ目に対する印刷処理を再度実行する。
本実施形態では、ステップS903においてnページ目に対するリカバリ処理が必要ではないとCPU201が判定すると、ステップS904のnページ目に対する印刷処理は実行されない。これは、検品処理の結果がOKと判定されたnページ目のシートがスタッカ511に保持されているためである。
ステップS909について説明する。ステップS909において、CPU201はnページ目のシートの搬送が終了したか否かを判定する。このnページ目のシートの搬送とは、図10のステップS1005及びステップS1006で実行されるスタッカ511からのスーとの搬送である。図10のステップS1007で行われた通知を受けた場合に、ステップ909においてnページ目のシートの搬送は終了したとCPU201が判定し、ステップS907に進む。
ステップS907において、CPU201は変数n=n+1と設定する。そしてステップS908において、CPU201はn>Nであるか否かを判定する。ステップS908においてn≦Nである場合は、全てのページに対するリカバリ処理が完了していないため、ステップS903に戻り次のページに対してリカバリ処理を実行する。一方n>Nである場合は全ページに対するリカバリ処理を完了しているため、図9のフローチャートが示す処理を終了する。
次に、図9で説明したリカバリ処理として再印刷されたシートに対して実行される検品処理について、図10のフローチャートを用いて説明する。図10のステップS1001〜S1017の各ステップは、検品部102が備えるCPU401がROM402等のメモリに格納されたプログラムをRAM403に展開して実行することによって処理される。
はじめに、検品部102が検品するページを管理するために用いる変数の初期化を行う。ステップS1001において、CPU401は、リカバリ処理の対象となった印刷ジョブの全ページ数を変数Nに設定する。なお、ここで設定される変数Nの値は、図9のステップS901で設定された変数Nの値と同じ値である。そしてステップS1002において、CPU401は変数nに1を設定する。
次にステップS1003において、CPU401はnページ目のシートがスタッカ511に保持されているか否かを判定する。nページ目のシートがスタッカ511に保持されている場合にはステップS1004に進む。
ステップS1004において、CPU401は変数Flagの値を2に設定する。そしてステップS1005において、CPU401はnページ目のシートをスタッカ511から給紙するようにローラ516を制御する。ここでスタッカ511に保持されているシートは、検品処理の結果がOKと判定されたシートである。本実施形態では、スタッカ511にはページの順番に従って下から順番にシートが保持されている。従って、ステップS1005では、ローラ516はスタッカ511に保持されるシートのうち一番下のシートを給紙する。
次にステップS1006において、CPU401はステップS1005でスタッカ511から給紙したシートをフィニッシャ103に搬送するように検品部102を制御する。そしてステップS1007において、CPU401はnページ目のシートの搬送が終了したことをプリンタ部101に通知する。ステップS1007の通知を、プリンタ部101はステップS909で受けることになる。
一方、ステップS1003においてnページ目のシートがスタッカ511に保持されていないとCPU401が判定した場合には、ステップS1008に進む。このとき、図9で説明したようにnページ目に対する印刷処理がプリンタ部101で再度実行され、印刷されたシートがプリンタ部101から検品部102に搬送される。そしてステップS1008において、検品処理部407はプリンタ部101から搬送されたnページ目のシートに対して、図7で説明した検品処理を実行する。検品処理を実行すると、ステップS1009において、CPU401は検品処理の結果がOKであるか否かを判定する。
ステップS1009において検品処理の結果がOKである場合には、ステップS1010に進む。ステップS1010において、CPU401は変数Flagの値を2に設定する。次にステップS1011において、CPU401は、検品処理の結果がOKと判定されたnページ目のシートをスタッカ511ではなくフィニッシャ103に搬送するようにパス切り替え部515を制御する。そしてステップS1012において、CPU401はnページ目のシートに対する検品処理の結果がOKと判定されたことをプリンタ部101に通知する。ステップS1012の通知を、プリンタ部101はステップS905で取得することになる。
一方、ステップS1009において検品処理の結果がNGである場合には、ステップS1013に進む。そしてステップS1013において、CPU401は変数Flagの値を1に設定する。次にステップS1014において、CPU401は、検品処理の結果がNGと判定されたシートをフィニッシャ103に搬送するようにパス切り替え部515を制御する。そしてステップS1015において、CPU401はnページ目のシートに対する検品処理の結果がNGと判定されたことをプリンタ部101に通知し、ステップS1008に戻る。ステップS1015の通知を、プリンタ部101はステップS905で取得することになる。
次にステップS1016において、CPU401は変数n=n+1と設定する。そしてステップS1017において、CPU401はn>Nであるか否かを判定する。ステップS1016においてn≦Nである場合は、全ページに対するリカバリ処理が完了していないため、ステップS1003に戻り図10のフローチャートが示す処理を続行する。一方ステップS1017においてn>Nである場合は、全ページに対するリカバリ処理が完了しているため、図10のフローチャートが示す処理を終了する。
本実施形態は、リカバリ処理で検品処理の結果が再度NGと判定された場合には、その都度再印刷を行うが、これはページの順番通りにシートを排紙するためである。もしリカバリ処理において検品処理の結果がNGと判定されたページに対する再印刷を後から行うと、再印刷されたシートと既に排紙された他のシートを正しいページの順番にユーザが並べ替える必要が発生する。本実施形態では、このユーザの手間を軽減することができる。
また、リカバリ処理では最初の検品処理に比べて検品NGと判定されるページの数は少ないと考えられる。従って、リカバリ処理において検品処理の結果が再度NGと判定された場合にその都度再印刷を行ったとしても、再印刷を後から行う場合と比べて、リカバリ処理に要する時間はほとんど増加しない。
次に、検品処理の結果に基づいて実行されるフィニッシャ103の動作について、図11のフローチャートを用いて説明する。図11のステップS1101〜S1103の各ステップは、プリンタ部101が備えるCPU201がROM202等のメモリに格納されたプログラムをRAM203に展開して実行することによって処理される。
検品部102からフィニッシャ103にシートが搬送されると、ステップS1101において、CPU201は変数Flagの値が1であるか否かを判定する。
ステップS1101において変数Flagの値が1である場合には、ステップS1102に進む。そしてステップS1102において、CPU201はフィニッシャ103に搬送されたシートをエスケープトレイ601に排紙するようにパス切り替え部605を制御する。このときエスケープトレイ601に排紙されたシートは、検品処理の結果がNGと判定されたシートである。
一方ステップS1101において変数Flagの値が1ではない、つまり2である場合には、ステップS1103に進む。そしてステップS1103において、CPU201はフィニッシャ103に搬送されたシートを出力トレイ602に排紙するようにパス切り替え部605を制御する。このとき出力トレイ602に排紙されたシートは、検品処理の結果がOKと判定されたシートである。また、出力トレイ602に排紙されるシートはページの順番通り排紙されるため、ユーザが後からページの順番を並べ替える手間は発生しない。
以上のように本実施形態によれば、検品処理の結果がOKと判定されたシートを保持するスタッカ511を備える。これにより、スタッカ511に検品処理の結果がOKと判定されたシートを保持したまま、搬送パス512を用いて後続の印刷ジョブの実行、及び検品処理を実行することが可能となる。
また、本実施形態によれば、リカバリ処理を実行した場合であっても出力トレイ602に排紙されるシートはページの順番通り排紙されるため、ユーザが後からページの順番を並べ替える手間は発生しない。
また、本実施形態は、検品処理の結果がOKと判定されたシートを一旦スタッカ511に保持し、ユーザが任意のタイミングでリカバリ処理の実行を指示できる構成である。これは後続の印刷ジョブを考慮しての構成であるが、後続の印刷ジョブがいつも存在するとは限らない。そこで、後続の印刷ジョブが存在する場合に図8〜図10のフローチャートで説明した処理を実行し、後続の印刷ジョブが存在しない場合には、スタッカ511にシートを保持せずに、検品処理の結果がNGと判定されたときにその都度再印刷を実行するようにしてもよい。
(実施形態2)
実施形態1では、ローラ516がスタッカ511からシートを給紙するときには、スタッカ511に保持されるシートを下から順番に1枚ずつ給紙すると説明した。しかしながら、多くのシートがスタッカ511に保持された場合や、スタッカ511もしくはローラ516の構成によっては、スタッカ511に保持されるシートを上から給紙することしかできない場合がある。本実施形態は、このような場合であってもリカバリ処理を効率的に実行することを目的とする。なお、印刷装置100の構成は実施形態1と同様のため、説明は省略する。
本実施形態では、ローラ516はスタッカ511に保持されるシートを下からではなく、上からしか給紙できないこととする。この場合、リカバリ処理で再印刷を実行する場合に、ページの順番とは逆の順番で再印刷を実行することにより、出力トレイ602に排紙されるシートの順番をページの順番通りにすることができる。具体例を説明すると、全7ページで構成される印刷ジョブ対して、1,3,5,7ページが検品NG、2,4,6ページが検品OKと判定されたとする。この場合、スタッカ511には下から順番に2,4,6ページが保持される。しかしながら、ローラ516はスタッカ511に保持されるシートを上からしか給紙できないため、本実施形態では再印刷は7,5,3,1ページの順番で実行される。
本実施形態におけるリカバリ処理について、図12と図13を用いて説明する。図12は、リカバリ処理に関してプリンタ部101で実行される処理を説明するフローチャートである。図12の各ステップは、プリンタ部101が備えるCPU201がROM202等のメモリに格納されたプログラムをRAM203に展開して実行することによって処理される。なお、図9のステップ番号と同じ番号のステップは図9と同様の処理のため、説明は省略する。
ステップS1201において、CPU201は変数nにページ数Nを設定する。そしてステップS903において、nページ目に対する再印刷が必要であるか否かを判定し、nページ目に対する再印刷が必要である場合には、ステップS904においてnページ目に対する再印刷が実行される。このように、ページの順番とは逆の順番で再印刷を実行することによって、ローラ516がスタッカ511に保持されるシートを上から給紙することしかできない場合であっても、出力トレイ602に排紙されるシートの順番をページの順番通りにすることができる。
次に、図12で説明したリカバリ処理として再印刷されたシートに対して実行される検品処理について、図13のフローチャートを用いて説明する。図13の各ステップは、検品部102が備えるCPU401がROM402等のメモリに格納されたプログラムをRAM403に展開して実行することによって処理される。なお、図10ステップ番号と同じ番号のステップは図10と同様の処理のため、説明は省略する。
図12で説明したように、本実施形態ではページの順番とは逆の順番で再印刷が実行される。従って、ステップS1301においてCPU401は変数nにNを設定し、以降の処理を実行する。このように、本実施形態ではページの順番とは逆の順番で再印刷されたシートに対する検品処理、もしくはスタッカ511からフィニッシャ103へのシートの搬送を行うことができる。従って、ローラ516がスタッカ511に保持されるシートを上から給紙することしかできない場合であっても、出力トレイ602に排紙されるシートの順番をページの順番通りにすることができる。
(その他の実施形態)
本発明は以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100 印刷装置
101 プリンタ部
102 検品部
103 フィニッシャ
511 スタッカ

Claims (8)

  1. 印刷ジョブに基づいてシートに印刷処理を実行する印刷手段と、
    前記印刷処理が実行されたシートを読み取って得られる画像データに基づいて、前記印刷ジョブの特定のページに対して印刷不良が発生しているか否かを判定する検品処理を実行する検品手段と、
    前記検品処理によって印刷不良が発生していないと判定されたシートを保持する保持手段と、
    前記保持手段が保持するシートを給紙する給紙手段と、
    前記検品処理によって印刷不良が発生していると判定されたページを含む印刷ジョブを再度実行する場合に、前記検品処理によって印刷不良が発生していると判定された前記印刷ジョブの特定のページに対しては、当該特定のページに対応する印刷処理を再度実行するように前記印刷手段を制御し、前記検品処理によって印刷不良が発生していないと判定された前記印刷ジョブの特定のページに対しては、当該特定のページに対応するシートを前記保持手段から給紙するように前記給紙手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記制御手段は、前記保持手段が保持するシートを前記給紙手段が給紙する順番に基づいて、前記印刷手段が印刷処理を再度実行するときの順番を制御することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 第1の印刷ジョブに基づいて印刷処理が実行されたシートを前記保持手段が保持する場合であって、かつ前記検品手段が第2の印刷ジョブに対して検品処理を実行する場合には、前記制御手段は、前記第2の印刷ジョブに基づいて印刷処理が実行されたシートを保持しないように前記保持手段を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 第1の印刷ジョブに基づいて印刷処理が実行されたシートを前記保持手段が保持する場合であって、かつ前記印刷手段が第2の印刷ジョブに基づいて印刷処理を実行する場合には、前記制御手段は、前記第2の印刷ジョブに対して検品処理を実行しないように前記検品手段を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷装置。
  5. 前記検品手段は、印刷処理が実行されたシートを読み取って得られる画像データと、前記印刷処理を実行する際に用いられた画像データとを比較することで検品処理を実行することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 印刷ジョブに基づいてシートに印刷処理を実行する印刷手段と、
    前記印刷処理が実行されたシートを読み取って得られる画像データに基づいて、前記印刷ジョブの特定のページに対して印刷不良が発生しているか否かを判定する検品処理を実行する検品手段と、
    前記検品処理によって印刷不良が発生していないと判定されたシートを保持する保持手段と、
    前記保持手段が保持するシートを給紙する給紙手段と、
    前記検品処理によって印刷不良が発生していると判定されたページを含む印刷ジョブを再度実行する場合に、前記検品処理によって印刷不良が発生していると判定された前記印刷ジョブの特定のページに対しては、当該特定のページに対応する印刷処理を再度実行するように前記印刷手段を制御し、前記検品処理によって印刷不良が発生していないと判定された前記印刷ジョブの特定のページに対しては、当該特定のページに対応するシートを前記保持手段から給紙するように前記給紙手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする印刷システム。
  7. 印刷装置の制御方法であって、
    印刷手段が、印刷ジョブに基づいてシートに印刷処理を実行する印刷ステップと、
    検品手段が、前記印刷処理が実行されたシートを読み取って得られる画像データに基づいて、前記印刷ジョブの特定のページに対して印刷不良が発生しているか否かを判定する検品処理を実行する検品ステップと、
    保持手段が、前記検品処理によって印刷不良が発生していないと判定されたシートを保持する保持ステップと、
    給紙手段が、前記保持手段が保持するシートを給紙する給紙ステップと、
    前記制御手段が、前記検品処理によって印刷不良が発生していると判定されたページを含む印刷ジョブを再度実行する場合に、前記検品処理によって印刷不良が発生していると判定された前記印刷ジョブの特定のページに対しては、当該特定のページに対応する印刷処理を再度実行するように前記印刷手段を制御し、前記検品処理によって印刷不良が発生していないと判定された前記印刷ジョブの特定のページに対しては、当該特定のページに対応するシートを前記保持手段から給紙するように前記給紙手段を制御する制御ステップとを有することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  8. 請求項7に記載の印刷装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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