JP2012232561A - シート処理装置、シート処理装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents
シート処理装置、シート処理装置の制御方法、及びプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 検品処理の結果がOKであったとしても各シートを比べると印刷の品質にはばらつきがあり、ユーザが使用目的によって検品処理の結果がOKとなったシートを使い分ける必要がある。例えば、ある会議で使用する資料を作成するときに、より高品質の資料を外部の人や上役向けの資料とし、標準品質の資料を自分や一般向けの資料とする場合である。従来の検品システムでは検品処理の結果がOKとなったシートはそのまま排紙されるだけなので、上述したような使い分けをする場合はユーザが目視で印刷の品質を確認し、シートを使い分ける必要があった。
【解決手段】 検品処理における類似度の閾値として第1の閾値と第2の閾値とを設ける。そして検品処理の結果がOKとなるシートを標準品質のシートと高品質のシートの2つに区別し、高品質のシートで構成されたシート束と、標準品質のシートを含んだシート束とを、それぞれ区別可能に排紙する。
【選択図】 図12
【解決手段】 検品処理における類似度の閾値として第1の閾値と第2の閾値とを設ける。そして検品処理の結果がOKとなるシートを標準品質のシートと高品質のシートの2つに区別し、高品質のシートで構成されたシート束と、標準品質のシートを含んだシート束とを、それぞれ区別可能に排紙する。
【選択図】 図12
Description
本発明は、シートを処理するシート処理装置、シート処理装置の制御方法、及びプログラムに関する。
従来、POD(Print On Demand)機などの印刷システムにおいて、印刷処理が実行されたシートに対して印刷不良の有無を判定する検品処理が実行されている。例えば特許文献1はまずnページ目の検品処理を行い、当該nページ目の検品処理の結果がOKの場合にn+1ページ目の印刷を行う。一方、当該nページ目の検品処理の結果がNGの場合は再度nページ目の印刷を行う。従って、特許文献1に記載の技術を用いると、検品処理の結果がNGと判定されたシートの差し替えをユーザの手間をかけずに自動で行うことができる。
特許文献1では、検品処理の結果がNGと判定されたシートの差し替えを自動で行うので、ユーザは検品処理の結果がOKとなったシートを取得することができる。しかしながら、検品処理の結果がOKであったとしても各シートを比べると印刷の品質にはばらつきがあり、ユーザが使用目的によって検品処理の結果がOKとなったシートを使い分ける必要がある。例えば、ある会議で使用する資料を作成するときに、より高品質の資料を外部の人や上役向けの資料とし、標準品質の資料を自分や一般向けの資料とする場合である。しかしながら、特許文献1では検品処理の結果がOKとなったシートはそのまま排紙されるだけなので、上述したような使い分けをする場合はユーザが目視で印刷の品質を確認し、シートを使い分ける必要があった。
本発明はかかる点に鑑み、検品処理の結果がOKとなるシートを標準品質のシートと高品質のシートの2つに区別し、標準品質のシートを含んだシート束と、標準品質のシートを含まないシート束とを、それぞれ区別可能に排紙することを目的とする。
本発明はかかる点に鑑み、検品処理の結果がOKとなるシートを標準品質のシートと高品質のシートの2つに区別し、標準品質のシートを含んだシート束と、標準品質のシートを含まないシート束とを、それぞれ区別可能に排紙することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明が提供するシート処理装置は、印刷物を読み取って得られる画像データと参照画像データとの類似度に基づいて当該印刷物を検査する検品処理の結果を取得する取得手段と、複数枚のシートを含むシート束を排紙部に排紙する排紙手段と、前記検品処理の結果に基づいて、前記複数枚のシートが、前記類似度が第1の閾値以上のシートである第1のシート束と、前記複数枚のシートが、前記類似度が前記第1の閾値よりも低くかつ第2の閾値以上のシートを含む第2のシート束とを、区別可能に排紙するように前記排紙手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、印刷物を読み取って得られる画像データと参照画像データとの類似度が第1の閾値以上のシートで構成されるシート束と、類似度が第1の閾値よりも低くかつ第2の閾値以上のシートを含むシート束とを、それぞれ区別可能に排紙することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(実施形態1)
図1は本実施形態における印刷システムを示す図である。印刷装置100はプリンタ部101、検品部102、フィニッシャ103で構成されている。プリンタ部101はシートに対して印刷処理を実行可能である。また、検品部102は印刷物を検査する検品処理を実行可能である。そして、フィニッシャ103はシートに対してステイプルなどの後処理が可能である。
印刷装置100は、ネットワークを介してPC(Personal Computer)110などの外部装置と通信可能となるように構成される。
図1は本実施形態における印刷システムを示す図である。印刷装置100はプリンタ部101、検品部102、フィニッシャ103で構成されている。プリンタ部101はシートに対して印刷処理を実行可能である。また、検品部102は印刷物を検査する検品処理を実行可能である。そして、フィニッシャ103はシートに対してステイプルなどの後処理が可能である。
印刷装置100は、ネットワークを介してPC(Personal Computer)110などの外部装置と通信可能となるように構成される。
なお、本実施形態ではシートを搬送するためにプリンタ部101と検品部102とが直接接続されている。同様に、検品部102とフィニッシャ103とが直接接続されている。また、フィニッシャ103の動作を制御するために、プリンタ部101とフィニッシャ103とが専用の通信線で接続されている。
まず、印刷装置100のプリンタ部101の構成を図2と図3を用いて説明する。
CPU201を含む制御部200は、プリンタ部101を統括的に制御する。CPU201はROM202やHDD208に格納された制御プログラムを読み出してプリンタ部101の制御を行う。ROM202にはCPU201が動作するためのプログラムなどが記憶されている。RAM203はCPU201の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD208はROM202と同様に、CPU201が動作するためのプログラムなどが記憶されている。
スキャナI/F205は、スキャナ204と制御部200とを接続する。スキャナ204(第2の読取手段)は原稿を読み取って画像データを生成し、スキャナI/F205を介して制御部200に読み取った画像データを入力する読取処理が実行可能である。
操作部I/F207は、操作部206と制御部200とを接続するためのインターフェースである。操作部206には表示部(例えばタッチパネル機能を有する液晶表示部)やキーボードが備えられている。
ネットワーク部209は、ネットワークを介して電子メールの送受信やPC110からのPDLデータの入出力などの通信制御を行う。RIP(ラスターイメージプロセッサ)部210はPDLデータをラスターイメージに展開する。印刷処理部211はシートに対して印刷処理を実行するために、図3に示す各ユニットの動作を制御する。
接続I/F212は、制御部200が検品部102と通信を行うためのインターフェースである。接続I/F212は、シートに印刷された元の画像データを検品部102に送信したり、検品処理の結果を検品部102から受信(取得)したりする。また、検品部102を制御するためのコマンドを検品部102に送信しても良い。
接続I/F213は、制御部200がフィニッシャ103と通信を行うためのインターフェースである。制御部200とフィニッシャ103とは専用の通信線で接続されていて、接続I/F213はフィニッシャ103を制御するためのコマンドをフィニッシャ103に送信する。このコマンドには、検品処理の結果に基づいて図6などに後述するフィニッシャ103のシート処理を制御するための情報も含まれる。
操作部I/F207は、操作部206と制御部200とを接続するためのインターフェースである。操作部206には表示部(例えばタッチパネル機能を有する液晶表示部)やキーボードが備えられている。
ネットワーク部209は、ネットワークを介して電子メールの送受信やPC110からのPDLデータの入出力などの通信制御を行う。RIP(ラスターイメージプロセッサ)部210はPDLデータをラスターイメージに展開する。印刷処理部211はシートに対して印刷処理を実行するために、図3に示す各ユニットの動作を制御する。
接続I/F212は、制御部200が検品部102と通信を行うためのインターフェースである。接続I/F212は、シートに印刷された元の画像データを検品部102に送信したり、検品処理の結果を検品部102から受信(取得)したりする。また、検品部102を制御するためのコマンドを検品部102に送信しても良い。
接続I/F213は、制御部200がフィニッシャ103と通信を行うためのインターフェースである。制御部200とフィニッシャ103とは専用の通信線で接続されていて、接続I/F213はフィニッシャ103を制御するためのコマンドをフィニッシャ103に送信する。このコマンドには、検品処理の結果に基づいて図6などに後述するフィニッシャ103のシート処理を制御するための情報も含まれる。
次に、プリンタ部101が印刷処理を実行するために印刷処理部211が制御するユニットについて、図3を用いて詳しく説明する。
プリンタ部101がシートに印刷を行う際は、制御部200によりCMYKの色信号がそれぞれ露光制御部(303C、303M、303Y、303K)に送出される。露光制御部は送出された色信号に応じてレーザー光を点灯出力する。4個の帯電器(302C、302M、302Y、302K)により帯電した感光ドラム(301C、301M、301Y、301K)に前記レーザー光が照射されることで、感光ドラム上に静電潜像が形成される。なお、感光ドラムは不図示のモーターにより反時計回りに回転している。感光ドラムに形成された潜像画像は現像器(305C、305M、305Y、305K)により現像される。現像器はトナーカートリッジ(304C、304M、304Y、304K)と接続されており、印刷処理に用いる記録材として常時トナーが供給される構成となっている。
中間転写体306は感光ドラムと接触しており、感光ドラムの回転に伴って時計回りに回転し、現像されたトナー像が転写される。中間転写体306上に転写されたトナー像は、転写ローラ307によってカセット311やカセット312から搬送されてきたシートに転写される。なお、中間転写体306上に残ったトナーをクリーニングするために、クリーニング手段309が転写ローラ307の後に設けられている。また、中間転写体306上のトナー像の濃度を測定するための濃度センサー310が設置されている。トナー像が転写されたシートは、定着部308に搬送される。定着部308においては、内部のヒータと加圧ローラにより転写されたトナー像を定着させる。
定着部308を通過したシートは、図示しないフラッパにより一旦パス313からパス314に搬送され、シートの後端がパス313を通過するとシートをスイッチバックさせてパス315から排出ローラ317に搬送される。これにより、トナー像が転写された面を下向きの状態(フェイスダウン)にして排出ローラ317によりプリンタ部101から排出することが可能である。また、シートの両面に印刷を行う場合は、シートを定着部308からパス313、パス314に搬送し、シートの後端がパス313を通過した直後にシートをスイッチバックさせ、図示しないフラッパにより両面搬送パス316に搬送する。両面搬送パス316に搬送されたシートに対し、再度、転写ローラ307でトナー像が転写され、定着部308でトナー像がシートに定着される。
排出ローラ317から排出されたシートは検品部102に搬送される。
排出ローラ317から排出されたシートは検品部102に搬送される。
次に印刷装置100の検品部102の構成を図4と図5を用いて説明する。
CPU401を含む制御部400は、検品部102を統括的に制御する。CPU401はROM402に格納された制御プログラムを読み出して検品部102の制御を行う。ROM402にはCPU401が動作するためのプログラムなどが記憶されている。RAM403はCPU401の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。なお、CPU401はプリンタ部101から送信されたコマンドに従って検品部102の制御を行っても良い。
読取センサーI/F405は、読取センサー404(第1の読取手段)と制御部400とを接続するためのインターフェースである。読取センサー404は、図5で後述する搬送ベルト502上のシートを読み取り、画像データを生成する。
画像処理部406は、読取センサー404で読み取った画像データの斜行を補正する。そして画像比較部407は、画像処理部406が補正した補正後の画像データと、シートに印刷された元の画像データとを比較し、印刷物を検査する検品処理を実行する。なお、本実施形態では斜行の補正や検品処理は専用のハードウェア(画像処理部406、画像比較部407)で実行する構成だが、ソフトウェアによりCPU401が実行する構成にしても良い。
接続I/F408は、制御部400がフィニッシャ103と通信を行うためのインターフェースである。接続I/F408は、検品処理の結果をフィニッシャ103に送信する。
接続I/F409は、制御部400がプリンタ部101と通信を行うためのインターフェースである。接続I/F409は、検品処理の結果をプリンタ部101に送信したり、シートに印刷された元の画像データをプリンタ部101から受信したりする。また、接続I/F409は、検品部102を制御するためのコマンドをプリンタ部101から受信しても良い。
画像処理部406は、読取センサー404で読み取った画像データの斜行を補正する。そして画像比較部407は、画像処理部406が補正した補正後の画像データと、シートに印刷された元の画像データとを比較し、印刷物を検査する検品処理を実行する。なお、本実施形態では斜行の補正や検品処理は専用のハードウェア(画像処理部406、画像比較部407)で実行する構成だが、ソフトウェアによりCPU401が実行する構成にしても良い。
接続I/F408は、制御部400がフィニッシャ103と通信を行うためのインターフェースである。接続I/F408は、検品処理の結果をフィニッシャ103に送信する。
接続I/F409は、制御部400がプリンタ部101と通信を行うためのインターフェースである。接続I/F409は、検品処理の結果をプリンタ部101に送信したり、シートに印刷された元の画像データをプリンタ部101から受信したりする。また、接続I/F409は、検品部102を制御するためのコマンドをプリンタ部101から受信しても良い。
検品部102の構成を、図5を用いて更に説明する。
図5(a)に示すように、給紙ローラ501によってプリンタ部101から印刷処理が実行されたシートが搬送される。その後、シートは搬送ベルト502によって搬送され、読取センサー404が読み取った画像データを用いた検品処理が実行される。検品処理が実行されたシートはストック部504を介して搬送され、排紙ローラ503によりフィニッシャ103に搬送される。ストック部504は検品処理が実行され、検品処理の結果がOKと判定されたシートを一時的に保持する。ストック部504の構成は図5(b)で詳しく説明する。なお、本実施形態では読取センサー404は搬送ベルト502の上側に設置されているが、両面印刷されたシートにも対応できるように搬送ベルト502の下側に設置しても良い。
図5(b)はストック部504の構成を説明する図である。搬送ベルト502より搬送されたシートは、検品処理の結果に基づいて、搬送パス512か搬送パス513のいずれかに搬送される。この切り替えはパス切り替え部515によって行われる。具体的には、検品処理の結果がOKと判定されたシートは、パス切り替え部515によって搬送パス513に搬送される。一方、検品処理の結果がNGと判定されたシートは、パス切り替え部515によって搬送パス512に搬送される。
スタッカ511は搬送パス513から搬送されたシートを一時的に保持するためのユニットである。スタッカ511は複数枚数のシートを保持することができ、図5(b)では、スタッカ511に3枚のシートが保持されている。スタッカ511に一束分のシートが保持されると、ローラ516によってスタッカ511のシートが下から順番に1枚ずつ搬送パス514に搬送される。
図6は印刷装置100のフィニッシャ103の構成を示す図である。
フィニッシャ103はプリンタ部101と専用の通信線で接続される。この通信線を介してプリンタ部101からコマンドを受信し、このコマンドに基づいてフィニッシャ103の動作(シート処理)が制御される。
検品部102から搬送されたシートは、検品処理の結果に応じて排紙部(エスケープトレイ601もしくは出力トレイ602)に排紙される。シートに対してステイプルを行う設定がされている場合は、処理トレイ603にシートを順次蓄えておき、処理トレイ603上でステープラ604がステイプルを行い、その後出力トレイ602に排紙される。
パス切り替え部605は検品処理の結果に応じてシートの搬送パスを切り替える。搬送パスを切り替えることにより、シートをエスケープトレイ601、出力トレイ602のいずれかにシートを搬送することができる。シフト処理部606は、出力トレイ602に排紙されたシートをシート排紙方向と直交する方向にシフトする。シフト処理部606がシートをシフトすることで、シフトされたシートと他のシートとを区別することが可能となる。
なお、フィニッシャ103は不図示のCPUを備え、検品部102から受信(取得)した検品処理の結果に基づいて当該CPUがフィニッシャ103の制御を行う構成にしても良い。
図7はPC110の構成を示す図である。
CPU701はROM702やHDD704に格納された制御プログラムを読み出してPC110の制御を行う。ROM702にはCPU701が動作するためのプログラムなどが記憶されている。RAM703はCPU701の主メモリ、ワークエリア等の一時領域として用いられる。HDD704はROM702と同様に、CPU701が動作するためのプログラムが記憶されている。
接続I/F705は、PC110とネットワークとを接続する。PC110はネットワークを介して印刷装置100と通信を行うことができる。キーボード706は、PC110に情報を入力するために用いられる。表示部707には様々な画面が表示される。
PC110にプリンタドライバをインストールすることによって、PC110から印刷装置100を制御することが可能となる。
PC110にプリンタドライバをインストールすることによって、PC110から印刷装置100を制御することが可能となる。
次に検品処理の具体的な方法について図8を用いて説明する。なお、本発明を適用することができる検品処理の内容は、以下の方法に限定されるものではない。
読取センサー404で読み取られ画像処理部406によって斜行が補正された画像データ(以降では検品対象画像と呼ぶ)と、シートに印刷された元の画像データ(以降では参照画像データと呼ぶ)との比較を、画像比較部407が実行する。なお、参照画像データの具体例としては、PDLプリントの時はPDLデータを展開したものを参照画像データとし、スキャナ204で読み取った画像データを印刷するときは、スキャナ204で読み取った画像データを参照画像データとする。
検品対象画像と参照画像データはそれぞれ画像処理部406で同等の解像度に変換され、各画像をビットマップでマッチングを行う。本実施形態では、まず参照画像データと検品対象画像とをCMYKの色空間に変換処理を行う。そして1画素ごとにCMYKでの濃度の比較を行う。
図8(a)は検品対象画像を示し、図8(c)は図8(a)から一部分を抜き出したものである。図8(b)は図8(c)と同じ部分を参照画像データから抜きだしたものである。
濃度データは0〜255の多値データとなっており、比較値を次の式で算出する。
[数1] 比較値=[検品対象画像の濃度データ値]−[参照画像データの濃度値]
そして算出した比較値と予め設定した許容できる濃度差とを比較して、|比較値|≦(許容できる濃度差)である場合は該当画素をOKと判定し、|比較値|>(許容できる濃度差)である場合は該当画素をNGと判定する。図8の例は、画素802は本来、画素801のように黒っぽい画素値が読み込まれるはずであるが、画素802の濃度値は少なく読み取られている。これは、画素802が正しく印刷されていないことを示している。本実施形態において許容できる濃度差が例えば40に設定されていて、画素801の濃度データ値が255、画素802の濃度データ値が127であるとする。すると、|比較値|=|127−255|=128>40であるから、画素802はNGと判定される。
[数1] 比較値=[検品対象画像の濃度データ値]−[参照画像データの濃度値]
そして算出した比較値と予め設定した許容できる濃度差とを比較して、|比較値|≦(許容できる濃度差)である場合は該当画素をOKと判定し、|比較値|>(許容できる濃度差)である場合は該当画素をNGと判定する。図8の例は、画素802は本来、画素801のように黒っぽい画素値が読み込まれるはずであるが、画素802の濃度値は少なく読み取られている。これは、画素802が正しく印刷されていないことを示している。本実施形態において許容できる濃度差が例えば40に設定されていて、画素801の濃度データ値が255、画素802の濃度データ値が127であるとする。すると、|比較値|=|127−255|=128>40であるから、画素802はNGと判定される。
このように、検品対象画像の各画素に対して同様の判定処理を行い、検品対象画像の全画素のうちOKと判定された画素の割合を求める。検品対象画像の全画素のうちOKと判定された画素の割合のことを、今後は検品対象画像と参照画像データの類似度と呼ぶこととする。そして、類似度≧予め設定されている閾値である場合には、当該検品対象画像は検品処理の結果がOKだと判定される。例えば予め設定されている閾値が80%である場合は、類似度≧80%である場合に、検品処理の結果がOKと判定される。一方、類似度<80%である場合には、当該検品対象画像は検品処理の結果がNGだと判定される。
ここで、本発明に他の検品処理を適用した場合、例えば、検品対象画像と参照画像データとがどれだけ位置ずれを起こしているかを求めて、当該位置ずれが所定の値よりも大きい場合に検品処理の結果がNGとなる場合を考える。この場合では、検品対象画像と参照画像データとの位置ずれの値が、検品対象画像と参照画像データの類似度として用いられる。
さらに、本実施形態では、検品処理の結果がOKであるか否かを判定するための閾値の他に、検品処理の結果がOKとなったシートが標準品質であるか、もしくは高品質であるかを判定するための閾値を設けることを特徴とする。本実施形態では、検品処理の結果がOKとなったシートが標準品質であるか、もしくは高品質であるかを判定するための閾値を第1の閾値、検品処理の結果がOKであるかNGであるかを判定するための閾値を第2の閾値、とする。なお、第1の閾値と第2の閾値はユーザの望む印刷の品質によって変わるため、操作部206に搭載のUIなどの手段で任意に切り替えられる構成が望ましい。
図9は、操作部206に表示される第1の閾値及び第2の閾値を設定するための設定画面901を示す図である。閾値902は第1の閾値を、閾値903は第2の閾値を表わしていて、ユーザは任意の値を設定可能である。第1の閾値の値と第2の閾値の値をユーザが設定しやすくするために、領域904にユーザが設定するときの目安となる情報が表示される。部数905は印刷する部数を設定することができる。
本実施形態では設定画面901はプリンタ部101の操作部206に表示される構成であるが、他の形態にしても良い。例えば、検品部102やフィニッシャ103の不図示の表示部に表示する構成にしても良いし、プリンタドライバをインストールしたPC110の表示部707に表示する構成にしても良い。PC110の表示部707で設定画面901を用いて設定を行った場合は、印刷ジョブとともにユーザが設定した内容が印刷装置100に送信される。
次に、プリンタ部101で実行される印刷処理について図10のフローチャートを用いて説明する。なお、図11のステップS1001〜1011の各ステップは、プリンタ部101が備えるCPU201がROM202等のメモリに格納されたプログラムをRAM203に展開して実行することによって処理される。
はじめに、プリンタ部101が印刷部数と印刷するページを管理するために用いる変数の初期化を行う。ステップS1001において、設定画面901でのユーザの設定に基づいて、CPU201は印刷部数を変数Aに設定する。次にステップS1002において、CPU201は1部あたりのページ数を変数Nに設定する。1部あたりのページ数は、例えばコピージョブの場合はスキャナ204で読み取られた原稿の枚数に基づいて決定される。また、PC110から投入される印刷ジョブに基づく印刷の場合は、当該印刷ジョブに基づいて1部あたりのページ数が決定される。
次にステップS1003において、CPU201は変数aに1を設定する。次にステップS1004において、CPU201は変数nに1を設定する。
各変数の初期化が完了すると、ステップS1005において、印刷処理部211はnページ目の印刷を行う。各変数の初期化が完了した直後であれば、印刷処理部211は1ページ目を印刷することになる。印刷が行われたシートは、排出ローラ317より検品部102に搬送され、検品部102で検品処理が実行される。
次にステップS1006において、印刷が行われたシートに対する検品処理の結果を、CPU201は検品部102から取得する。検品処理の結果は図11で詳しく説明するが、変数Flagの値で示される。そしてステップS1007において、CPU201は検品部102に搬送したシートの再印刷が必要であるか否かを判定する。本実施形態では、検品処理の結果がNGである場合、つまり変数Flagの値が0の場合に再印刷が必要であるとCPU201が判定する。再印刷が必要だと判定されるとステップS1005に戻り、nページ目の再印刷が行われる。再印刷されたシートは、再度検品部102で検品処理が実行される。
再印刷が必要ではない、つまり検品処理の結果がOKであると判定されるとステップS1008に進み、CPU201は変数n=n+1と設定する。そしてステップS1009において、CPU201はn>Nであるか否かを判定する。n≦Nである場合はステップS1005に戻り、次のページの印刷が行われる。n>Nである場合は、Nページ分のシートの印刷は完了したとしてステップS1010に進む。
ステップS1010において、CPU201は変数a=a+1と設定する。ステップS1011において、CPU201はa>Aであるか否かを判定する。a≦Aである場合はA部の印刷が完了していないので、ステップS1004に戻り再度1ページ目から印刷を行う。a>Aである場合はA部の印刷が完了しているので、CPU201は図10のフローチャートが示す処理を終了する。
次に、検品部102で実行される検品処理について図11のフローチャートを用いて説明する。なお、図11のステップS1101〜1114の各ステップは、検品部102が備えるCPU401がROM402等のメモリに格納されたプログラムをRAM403に展開して実行することによって処理される。
はじめに、検品部102が印刷するページを管理するために用いる変数の初期化を行う。ステップS1101において、CPU401は1部あたりのページ数を変数Nに設定する。この設定は、図10のフローチャートのステップS1001でプリンタ部101が設定した値に基づいて設定される。そしてステップS1102において、CPU401は変数nに1を設定する。
次にステップS1103において、プリンタ部101から搬送されたシートに対してCPU401は上述した検品処理を実行する。検品処理を実行すると、ステップS1104において、CPU401はプリンタ部101から搬送されたシートの再印刷が必要であるか否かを判定する。具体的には、検品対象画像と参照画像データとの類似度が第2の閾値より低い場合に再印刷が必要だと判定する。ステップS1104においてCPU401が再印刷が必要だと判定した場合はステップS1105に進む。
ステップS1105において、CPU401は変数Flagの値を0に設定する。変数Flagは、プリンタ部101の再印刷を行うか否かの判定や、図12で後述する検品処理が実行されたシートの排紙方法を決定するために用いられる情報であり、検品処理の結果を示す。CPU401は変数Flagの値を0に設定すると、変数Flagの値をプリンタ部101に通知する。
次にステップS1106において、検品処理が実行されたシートを排紙ローラ503に搬送する。このとき、CPU401は搬送パス513ではなく搬送パス512にシートを搬送するように、パス切り替え部515を制御する。そして検品処理が実行されたシートは排紙ローラ503によってフィニッシャ103に搬送される。
ステップS1104の説明に戻る。ステップS1104において、CPU401が再印刷が必要ではないと判定した場合はステップS1107に進む。具体的には、検品対象画像と参照画像データとの類似度が第2の閾値以上の場合に、再印刷が必要ではないとCPU401が判定する。
ステップS1107において、検品処理が実行されたシートをスタッカ511に搬送する。このとき、CPU401は搬送パス512ではなく搬送パス513にシートを搬送するように、パス切り替え部515を制御する。スタッカ511には、図5(b)に示すようにページ番号が小さいシートが下になるように保持される。
次にステップS1108において、CPU401は変数n=n+1と設定する。そしてステップS1109において、CPU401はn>Nであるか否かを判定する。n≦Nである場合はステップS1103に戻り、次に搬送されるシートの検品処理を実行する。n>Nである場合は、Nページ分の検品処理は完了したとしてステップS1110に進む。
ステップS1110では、スタッカ511にはNページ分のシートが保持されることになる。このNページ分のシートのことを以降はシート束と呼ぶこととする。スタッカ511が保持するシート束には、上述した類似度が第2の閾値以上でかつ第1の閾値よりも低いと判定されたシート(標準品質のシート)と、類似度が第1の閾値以上だと判定されたシート(高品質のシート)との、両方のシートが含まれる可能性がある。そこで、ステップS1110において、CPU401はスタッカ511が保持するシート束を構成する複数のシートのすべてが、類似度が第1の閾値以上のシートであるか否かを判定する。この判定は、ステップS1103で実行された検品処理の結果に基づいて行われる。ステップS1110において、シート束を構成する複数のシートのすべてが、類似度が第1の閾値以上のシートではない、つまり類似度が第2の閾値以上でかつ第1の閾値よりも低いシートも含む場合は、ステップS1111に進む。そしてステップS1111において、CPU401は変数Flagの値を1に設定する。一方、ステップS1110において、シート束を構成する複数のシートのすべてが、類似度が第1の閾値以上のシートであるとCPU401が判定した場合は、ステップS1112に進む。そしてステップS1112において、CPU401は変数Flagの値を2に設定する。
次にステップS1113において、スタッカ511が保持するシート束を排紙ローラ503に排紙する。具体的には、ページ番号が小さいシートから搬送するためにローラ516がシート束の下からシートを1枚ずつ分離し、そして搬送パス514を介して排紙ローラ503にシートが排紙される。また、ステップS1111又はステップS1112でスタッカ511が保持するシート束に対して変数Flagの値が1又は2と設定されているので、CPU401はこの変数Flagの値をプリンタ部101に通知する。
ステップS1105、ステップS1111、ステップS1112の制御を行うことで、フィニッシャ103に搬送されるシートと対応する変数Flagの値が設定されることになる。図12で詳しく説明するが、この変数Flagの値に基づいて、フィニッシャ103でシートの処理方法の切り替えが実行される。
次に、検品処理の判定結果に応じて実行されるフィニッシャ103の動作について、図12のフローチャートと図13に示す図を用いて説明する。なお、図12のステップ1201〜S1205の各ステップは、プリンタ部101が備えるCPU201がROM202等のメモリに格納されたプログラムをRAM203に展開して実行することによって処理される。
検品部102からフィニッシャ103にシートが搬送されると、ステップS1201において、CPU201は図10のステップS1006で取得した変数Flagの値が0であるか否かを判定する。変数Flagの値が0である場合はステップS1205に進む。ステップS1205において、CPU201はフィニッシャ103に搬送されたシートをエスケープトレイ601に排紙するためにパス切り替え部605を制御し、シートがエスケープトレイ601に排紙される。このときエスケープトレイ601に排紙されたシートは、検品処理の結果がNGと判定されたシートである。
ステップS1201において変数Flagの値が0ではない場合はステップS1202に進む。ステップS1202において、CPU201は変数Flagの値が1であるか否かを判定する。変数Flagの値が1ではない場合、つまり変数Flagの値が2である場合はステップS1203に進む。ステップS1203において、CPU201はフィニッシャ103に搬送されたシートを出力トレイ602に排紙するためにパス切り替え部605を制御し、シートが出力トレイ602に排紙される。
ステップS1202において変数Flagの値が1である場合はステップS1204に進む。ステップS1204において、CPU201はフィニッシャ103に搬送されたシートを出力トレイ602に排紙するためにパス切り替え部605を制御する。さらに、シフト処理部606がシートをシフトした上で、出力トレイ602にシートが排紙される。シフト処理部606によるシートのシフト動作について、図13を用いて説明する。
図13は出力トレイ602に排紙されたシートを示す図である。シート束1301は、上述した類似度が第1の閾値以上のシートで構成されたシート束、つまり検品処理の結果がOKであり、かつ標準品質のシートを含まないシート束である。一方シート束1302は、類似度が第2の閾値以上でかつ第1の閾値より低いシートを含むシート束、つまり検品処理の結果はOKではあり、標準品質のシートを含むシート束である。図13で示すように、シート束1302はシフト処理部606によってシフトされて排紙されているので、シート束1301と区別可能となっている。なお、シート束1302ではなくシート束1301をシフト処理部606によってシフトする構成にしても良い。
なお、図12が示すフローチャートはプリンタ部101のCPU201によって実現すると説明したが、検品部102のCPU401によって実現する構成にしても良い。また、フィニッシャが備える不図示のCPUによって実現する構成にしても良いし、これらの複数のCPUが協働して実現する構成にしても良い。
以上のように本実施形態によれば、検品処理の結果がOKであり、かつ標準品質のシートを含まないシート束(第1のシート束)と、検品処理の結果はOKであり、かつ標準品質のシートを含むシート束(第2のシート束)とを、それぞれ区別可能に排紙することができる。ユーザにしてみれば、シート束の使用目的に合わせて排紙されたシート束を使い分けることが容易となる。
なお、本実施形態では検品処理の結果がOKであり、かつ標準品質のシートを含まないシート束と、検品処理の結果はOKであり、かつ標準品質のシートを含むシート束とを同一の排紙部(出力トレイ602)に排紙している(第1の排紙方法)が、本実施形態はこれに限られるものではない。例えば、図6に図示しない排紙部をもう一つ設けて、検品処理の結果がOKであり、かつ標準品質のシートを含まないシート束と、検品処理の結果はOKであり、かつ標準品質のシートを含むシート束とをそれぞれ異なる排紙部に排紙する構成(第2の排紙方法)にしても良い。
(実施形態2)
実施形態1では、第1の閾値及び第2の閾値の設定によっては、上述した類似度が第2の閾値以上でかつ第1の閾値より低いシートを含むシート束(検品処理の結果はOKでありかつ標準品質のシートを含むシート束)が多く作られる場合がある。例えばある会議で高品質の資料が所定部数必要な場合に、検品処理の結果はOKであり、かつ標準品質のシートを含むシート束が、ユーザが許容できる部数を超えてしまうと、許容できる部数を超えた分のシート束は廃棄することになる。これはシートの無駄となってしまう。本実施形態ではこの点を鑑み、検品処理の結果はOKであり、かつ標準品質のシートを含むシート束の許容数を設定可能とすることを特徴とする。
実施形態1では、第1の閾値及び第2の閾値の設定によっては、上述した類似度が第2の閾値以上でかつ第1の閾値より低いシートを含むシート束(検品処理の結果はOKでありかつ標準品質のシートを含むシート束)が多く作られる場合がある。例えばある会議で高品質の資料が所定部数必要な場合に、検品処理の結果はOKであり、かつ標準品質のシートを含むシート束が、ユーザが許容できる部数を超えてしまうと、許容できる部数を超えた分のシート束は廃棄することになる。これはシートの無駄となってしまう。本実施形態ではこの点を鑑み、検品処理の結果はOKであり、かつ標準品質のシートを含むシート束の許容数を設定可能とすることを特徴とする。
図14は、操作部206に表示される第1の閾値及び第2の閾値を設定するための設定画面1401を示す図である。設定画面1401は設定画面901と同様の設定画面であるが、上述した類似度が第2の閾値以上でかつ第1の閾値より低いシートを含むシート束の許容できる部数を1402で設定できる点が異なる。
図15は、プリンタ部101で実行される印刷処理について説明するフローチャートである。なお、図15のフローチャートの各ステップは、プリンタ部101が備えるCPU201がROM202等のメモリに格納されたプログラムをRAM203に展開して実行することによって処理される。また、図10のフローチャートと同様の処理は同じ番号で示しているので、説明は省略する。
ステップS1501において、設定画面1401で行われた設定に基づいて、CPU201は類似度が第2の閾値以上でかつ第1の閾値より低いシートを含むシート束の許容できる部数を変数Bに設定する。
ステップS1502において、CPU201は変数bに0を設定する。
ステップS1503において、CPU201はステップS1006で取得した検品処理の結果に基づいて、シート束に類似度が第1の閾値より低いシートが含まれるか否かを判定する。シート束に類似度が第1の閾値より低いシートが含まれる場合は、当該シート束は検品処理の結果はOKであり、かつ標準品質のシートを含むシート束ということになる。ステップS1503においてシート束に類似度が第1の閾値より低いシートが含まれないとCPU201が判定すると、ステップS1011に進む。一方、ステップS1503においてシート束に類似度が第1の閾値より低いシートが含まれるとCPU201が判定すると、ステップS1504に進む。
ステップS1504において、CPU201は変数b=b+1と設定する。そしてステップS1505において、CPU201はb≧Bであるか否かを判定する。b<Bである場合はステップS1011に進む。一方b≧Bである場合は、検品処理の結果はOKであり、かつ標準品質のシートを含むシート束の部数が、設定画面1401で設定した許容できる部数に達したということである。従ってステップS1506において、検品処理の結果はOKであり、かつ標準品質のシートを含むシート束の部数が設定した許容できる部数に達したことを警告として操作部206に表示して、設定した印刷部数に満たない場合でも印刷を停止する。
以上のように本実施形態によれば、検品処理の結果はOKであり、かつ標準品質のシートを含むシート束の許容できる部数を設定することができる。また、検品処理の結果はOKであり、かつ標準品質のシートを含むシート束の部数が設定した許容できる部数に達した場合に、その旨をユーザに通知して印刷を停止するので、以降の無駄になる可能性のあるシートの印刷を防止することができる。
(実施形態3)
本実施形態では、実施形態1に記載の排紙方法のいずれを実施するかを、例えば設定画面901を用いてユーザが選択できることを特徴とする。これにより、ユーザは所望の排紙方法を選択することができるので利便性が向上する。
本実施形態では、実施形態1に記載の排紙方法のいずれを実施するかを、例えば設定画面901を用いてユーザが選択できることを特徴とする。これにより、ユーザは所望の排紙方法を選択することができるので利便性が向上する。
(その他の実施形態)
上述した各実施形態では、検品処理の結果がOKとなったシートを高品質のシートと標準品質のシートに区別して扱ったが、本発明はこれに限定されるわけではない。例えば、検品処理の結果がNGとなったシートを、廃棄するシートとユーザに再利用するか否かを判断してもらうシートに区別して扱っても良い。
上述した各実施形態では、検品処理の結果がOKとなったシートを高品質のシートと標準品質のシートに区別して扱ったが、本発明はこれに限定されるわけではない。例えば、検品処理の結果がNGとなったシートを、廃棄するシートとユーザに再利用するか否かを判断してもらうシートに区別して扱っても良い。
また、本発明は以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100 印刷装置
101 プリンタ部
102 検品部
103 フィニッシャ
110 PC
101 プリンタ部
102 検品部
103 フィニッシャ
110 PC
Claims (14)
- 印刷物を読み取って得られる画像データと参照画像データとの類似度に基づいて当該印刷物を検査する検品処理の結果を取得する取得手段と、
複数枚のシートを含むシート束を排紙部に排紙する排紙手段と、
前記検品処理の結果に基づいて、前記複数枚のシートが、前記類似度が第1の閾値以上のシートである第1のシート束と、前記複数枚のシートが、前記類似度が前記第1の閾値よりも低くかつ第2の閾値以上のシートを含む第2のシート束とを、区別可能に排紙するように前記排紙手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とするシート処理装置。 - 前記制御手段は、前記第1のシート束と前記第2のシート束をシフトさせた上で、当該第1のシート束と当該第2のシート束を前記排紙部に排紙するように前記排紙手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
- 前記制御手段は、前記第1のシート束と前記第2のシート束とをそれぞれ異なる排紙部に排紙するように前記排紙手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
- 前記第1のシート束と前記第2のシート束をシフトさせた上で、当該第1のシート束と当該第2のシート束を同一の排紙部に排紙する第1の排紙方法と、前記第1のシート束と前記第2のシート束をそれぞれ異なる排紙部に排紙する第2の排紙方法とのいずれかを選択する選択手段とを更に備え、
前記制御手段は、前記選択手段で選択された排紙方法に基づいて前記第1のシート束と前記第2のシート束の排紙をするように前記排紙手段を制御することを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。 - シートに対して印刷処理を実行して前記印刷物を生成する印刷手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート処理装置。
- 前記第2のシート束の部数として許容できる部数を設定可能であり、
前記第2のシート束の部数が前記許容できる部数に達した場合、前記印刷処理を停止することを特徴とする請求項5に記載のシート処理装置。 - 前記第1の閾値と前記第2の閾値は、ユーザによって設定可能であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート処理装置。
- 前記第1の閾値と前記第2の閾値をユーザが設定するための設定画面を表示する表示手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート処理装置。
- 前記制御手段は、前記類似度が前記第2の閾値よりも低いシートと、前記第1のシート束と、前記第2のシート束とを、それぞれ区別可能に排紙するように前記排紙手段を制御することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート処理装置。
- 前記印刷物を読み取って前記画像データを生成する第1の読取手段と、
前記第1の読取手段によって生成された前記画像データと前記参照画像データとの類似度に基づいて印刷物を検査する検品処理を実行する検品手段とを更に備え、
前記取得手段は前記検品手段による前記検品処理の結果を取得することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のシート処理装置。 - 前記参照画像データを外部装置から受信する受信手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のシート処理装置。
- 原稿を読み取って前記参照画像データを生成する第2の読取手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のシート処理装置。
- 印刷物を読み取って得られる画像データと参照画像データとの類似度に基づいて当該印刷物を検査する検品処理の結果を取得する取得ステップと、
複数枚のシートを含むシート束を排紙部に排紙する排紙ステップと、
前記検品処理の結果に基づいて、前記複数枚のシートが、前記類似度が第1の閾値以上のシートである第1のシート束と、前記複数枚のシートが、前記類似度が前記第1の閾値よりも低くかつ第2の閾値以上のシートを含む第2のシート束とを、区別可能に排紙するように前記排紙ステップにおいて制御する制御ステップとを有することを特徴とするシート処理装置の制御方法。 - 請求項13に記載のシート処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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