JP2013123617A - 炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】意図しない操作による加熱調理の失敗を抑制することのできる炊飯器を得る。また、加熱調理中において外蓋が開放されることによる蒸気放出や高温の内鍋の露出を防ぐことのできる炊飯器を得る。
【解決手段】被加熱物を収納する内鍋5と、内鍋5を着脱自在に収納可能な本体1と、本体1の上面開口部を開閉自在に覆う外蓋9と、内鍋5を加熱する加熱コイル3と、内鍋5内の被加熱物の沸騰を検知する沸騰検知手段としての振動センサー16及び制御部20と、加熱動作に関する設定操作を受け付ける操作部30と、外蓋9が閉じられた状態を保持させる蓋ロック部15と、沸騰検知手段により被加熱物の沸騰が検知されると、蓋ロック部15を作動させて外蓋9が閉じられた状態を保持させるとともに、操作部30からの入力を無効化する制御部20とを備えた。
【選択図】図4

Description

本発明は、被加熱物を収容した内鍋を加熱し、調理を行う炊飯器に関する。
被加熱物(米や水等)を収容した内鍋を加熱する炊飯器においては、加熱条件等を設定するための操作部が設けられている。このような操作部を備えた炊飯器においては、加熱調理中に操作部が誤って操作されると、使用者の意図しない加熱動作を行うこととなりうる。このような事情を背景として、従来、「炊飯工程の開始から所定時間後に無効化手段により操作スイッチの操作を無効化するようにした」という構成を備えた炊飯器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭61−12428号公報(第6頁〜第9頁、第2図)
しかしながら、上記特許文献1には、具体的にどのようなタイミングで操作スイッチの操作を無効化するのかについては開示されていなかった。操作スイッチの操作を無効化するということは、意図しない操作による加熱調理の失敗を防ぐことにつながる一方で、敢えて操作を行いたい使用者の行動を制限することにもなるので、加熱調理の出来映えに対する影響や使用者に対する安全性等を考慮して、より効果的なタイミングで操作を無効化することのできる炊飯器が望まれていた。
また、加熱調理中に使用者によって意図せずに行われうる行為の一つとして、炊飯器の蓋の開放が挙げられる。加熱中に炊飯器の蓋が開けられると、加熱調理の出来映えが悪くなる可能性があり、また、内鍋内の被加熱物が沸騰している際に炊飯器の蓋が開けられると、内鍋内で発生した蒸気が使用者の手や顔にかかったり、露出した高温の内鍋に使用者が接触したりするなどして、使用者がやけどする可能性がある。しかしながら、上記特許文献1には、加熱調理中における炊飯器の蓋の開放については考慮されていなかった。
本発明は、上記のような課題を背景としてなされたものであり、意図しない操作による加熱調理の失敗を抑制することのできる炊飯器を提供するものである。また、加熱調理中において外蓋が開放されることによる蒸気放出や高温の内鍋の露出を防ぐことのできる炊飯器を提供するものである。
本発明に係る炊飯器は、被加熱物を収納する内鍋と、前記内鍋を着脱自在に収納可能な本体と、前記本体の上面開口部を開閉自在に覆う外蓋と、前記内鍋を加熱する内鍋加熱手段と、前記内鍋内の前記被加熱物の沸騰を検知する沸騰検知手段と、加熱動作に関する設定操作を受け付ける操作手段と、前記外蓋が閉じられた状態を保持させる閉鎖保持手段と、前記沸騰検知手段により前記被加熱物の沸騰が検知されると、前記閉鎖保持手段を作動させて前記外蓋が閉じられた状態を保持させるとともに、前記操作手段からの入力を無効化する制御手段とを備えたものである。
本発明に係る炊飯器によれば、内鍋内の被加熱物が沸騰したことを検知すると、蓋体が閉じられた状態を保持するとともに、操作手段からの入力を無効化するようにした。このため、沸騰開始後に蓋体が開放されて放出された蒸気や露出した高温の内鍋によって、使用者がやけどするのを防ぐことができる。また、沸騰開始後に意図しない操作で加熱調理の出来映えが低下するのを防ぐことができる。
実施の形態1に係る炊飯器の構成を概略的に示す断面模式図である。 実施の形態1に係る炊飯器の操作部及び表示部を説明する図である。 実施の形態1に係る炊飯器の主要部の機能ブロック図である。 実施の形態1に係る炊飯器による炊飯工程とロック機構の動作を説明する図である。 実施の形態1に係る炊飯器の沸騰時の加熱コイル入力パターンと振動センサー検知パターンの関係を示す模式図である。 実施の形態2に係る炊飯器の構成を概略的に示す断面模式図である。 実施の形態2に係る炊飯器の主要部の機能ブロック図である。 実施の形態3に係る炊飯器の操作部及び表示部を説明する図である。 実施の形態3に係る炊飯器の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る炊飯器を家庭用IH式炊飯器に適用した場合を例に、図面を参照して説明する。なお、以下で説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、図面に示す各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る炊飯器の構成を概略的に示す断面模式図である。以下、図1に基づいて、炊飯器100の構成を説明する。なお、以降の説明において、方向を示す言葉として便宜上、図1の紙面右側を「前」、紙面左側を「後」と称する場合がある。
実施の形態1に係る炊飯器100は、被加熱物(米や水等)が入れられた内鍋5を加熱コイル3で加熱することで被加熱物を炊き上げるものである。
炊飯器100は、上面を開口し例えば外観が有底筒状に形成された本体1と、本体1の上面開口部を開閉自在に覆う外蓋9とを備える。本体1は、本体1の内部に内装固着された容器カバー2と、容器カバー2の外壁部に設けられた内鍋加熱手段としての加熱コイル3とを備える。容器カバー2の内部には、加熱コイル3からの誘導電流により発熱する内鍋5が着脱自在に収容される。
容器カバー2の底部中央部には孔部が形成されており、この孔部を貫通するように温度センサー4が設けられている。温度センサー4は、例えばサーミスタで構成されている。温度センサー4は、本体1の底部に取り付けられた圧縮バネ4aによって下方から支持されており、この圧縮バネ4aにより押し上げられて内鍋5の底面に当接し、内鍋5の温度を検出する。
容器カバー2の上部周縁にはフランジ部2aが形成されており、このフランジ部2aの上面には弾性材料で構成された支持部材6が取り付けられている。容器カバー2のフランジ部2aは、支持部材6を介して内鍋5の上部開口部に形成されたフランジ部5aを支持する。
外蓋9の下面側(内鍋5の開口部を覆う側)には、内鍋5の上面の開口部を密閉可能な内蓋7が取り付けられている。内蓋7は、外蓋9の下面側に取り付けられたフック等の係止材11を介して外蓋9に連結されており、外蓋9に対して着脱可能である。
内蓋7の周縁部であって、内鍋5と対面する側の面には、蓋パッキン8が設けられている。蓋パッキン8は、内蓋7が閉じられた状態において内鍋5のフランジ部5aと内蓋7との間をシールするシール材である。
外蓋9には、内部に蒸気の流路となる空間が形成されたカートリッジ12が着脱自在に取り付けられている。このカートリッジ12の下部は、内蓋7に形成された蒸気口7aに装着されている。カートリッジ12の下部には蒸気流入口12aが設けられ、上部には蒸気排出口12bが設けられており、カートリッジ12は蒸気流入口12aを介して内鍋5内と連通している。内鍋5内で発生した蒸気は、蒸気流入口12aからカートリッジ12内に入り、蒸気排出口12bから外部へと流出する。
外蓋9の上面には、炊飯の開始、取り消し、予約などを実行するための設定操作を受け付ける操作ボタンを有する操作部30が設けられている。また、同じく外蓋9の上面には、炊飯のメニュー、時間などの各種情報を表示するための液晶画面やランプ等の表示部40が設けられている。なお、本実施の形態1では、操作部30及び表示部40を外蓋9に設ける例を示しているが、操作部30及び表示部40を本体1に設けてもよい。
外蓋9は、本体1の後部に設けられたヒンジ10によって枢支されている。また、外蓋9を本体1に対して係合させるための構成として、本体1の前部(ヒンジ10と対向する側)に係止部14が設けられ、外蓋9には係止部14と対応する位置に係合部18が設けられている。係止部14は、本実施の形態1では、本体1の上端部周縁に設けられ、上端部が外向き(前向き)のカギ状に形成されている。また、係合部18は、下端部18aが係止部14に係合可能な内向き(後ろ向き)のカギ状に形成されるとともに、上端部18bが平板状に形成され、下端部18aと上端部18bとの間に設けられた回動軸(図示せず)により前後方向に回動可能に軸支されている。
外蓋9の前面には、使用者からの押圧操作を受けて、係止部14と係合部18との係合状態を解除するための蓋開ボタン13が設けられている。蓋開ボタン13は、前後方向に移動可能であり、図示しないバネ等の弾性部材によって前方へ付勢されている。この蓋開ボタン13が外部から押圧されると、蓋開ボタン13が係合部18の上端部18bを押し込みつつ係合部18を図1の紙面反時計回りに回動させる。係合部18の回動に伴って下端部18aが前方へ出て係合部18と係止部14との係合状態が解除され、外蓋9を開放することが可能となる。
また、外蓋9の内部において、係合部18の上端部18bの内面側(蓋開ボタン13が当接する面とは反対側の面)には、蓋ロック部15が設けられている。蓋ロック部15は、外蓋9が開放されるのを阻止するロック機構である。言い替えると、蓋ロック部15は、外蓋9が閉鎖された状態を保持させるための機構であり、本発明の閉鎖保持手段に相当する。本実施の形態1の蓋ロック部15は、例えばソレノイドで構成されており、ソレノイドのプランジャーが突出状態となって上端部18bに当接して係合部18の回動を阻止し、これによって係合部18と係止部14との係合状態が解除されるのを阻止する。本実施の形態1の蓋ロック部15は、初期状態では、ロック解除の状態(係合部18が回動可能で外蓋9を開放可能な状態)であり、後述する制御部20からの制御信号によって外蓋9をロック状態(係合部18が回動不能で外蓋9を開放できない状態)とするように作動する。
本体1の底部に設けられた脚部内には、振動センサー16が設けられている。振動センサー16は、例えば圧電素子や歪みゲージを用いた重量を検知するセンサー、あるいは加速度センサーからなる。振動センサー16は、炊飯器100の重みによって振動センサー16にかかる圧力の変化により、炊飯器100の重量を計測する。また、この振動センサー16は、後述するように、内鍋5内における気泡発生に伴う内鍋5の振動を、本体1の微小振動を検知することによって検知するものであり、微小な圧力変化を読み取ることができる精度を有するものである。
図2は、実施の形態1に係る炊飯器の操作部及び表示部を説明する図である。本実施の形態1の操作部30と表示部40は、ユニット化された部品として構成されている。
操作部30は、米の種類を設定する米種ボタン31と、炊き上がりのご飯のかたさを設定するメニューボタン32と、切/保温ボタン33と、炊飯開始を指示する炊飯ボタン34と、予約炊飯の設定を行う予約ボタン35と、炊飯器100に対して時刻設定を行う時刻ボタン36とを有している。なお、操作部30を構成する各種操作ボタンは一例であり、任意の炊飯条件を設定可能な、任意の数の操作ボタンを設けることができる。
表示部40は、例えば液晶画面で構成されている。表示部40には、操作部30にて設定された各種炊飯条件や、現在時刻、使用者に対する報知メッセージ等が表示される。
図3は、実施の形態1に係る炊飯器の主要部の機能ブロック図である。
炊飯器100には、加熱動作を含め炊飯器100を構成する各部の駆動制御を行う制御部20と、電源22と、電源22に接続されたインバータ部21とを備える。制御部20は、制御基板に実装されたマイクロコンピューターを含む制御回路等で構成されており、インバータ部21を介して加熱コイル3による加熱動作を制御する。インバータ部21は、制御部20からの信号によって加熱コイル3に高周波電流を供給する。
制御部20には、温度センサー4及び振動センサー16の検知情報が入力されるとともに、操作部30から設定情報が入力される。制御部20は、操作部30に対して操作が行われると、予め内蔵された炊飯プログラムにしたがって、インバータ部21を介して加熱コイル3による加熱、停止を制御して炊飯を行う。制御部20には、炊飯プログラムの進行に合わせて温度センサー4及び振動センサー16の検知情報が入力され、制御部20はこれらの検知情報に基づいて加熱コイル3の駆動制御を行う。また、制御部20は、炊飯器100の動作状態や使用者に対する報知情報を、表示部40に表示させる。
また、制御部20は、蓋ロック部15に対して制御信号を送出することにより、蓋ロック部15による外蓋9のロック作動/ロック解除作動を制御する。
次に、図1、図3を参照して、炊飯器100の動作を説明する。
まず、炊飯器100は、外蓋9が閉じられ、係止部14に対して係合部18が係止されている状態であるものとする。炊飯開始前において、使用者は、蓋開ボタン13を押し込むことによって係止部14と係合部18との係合状態を解除し、外蓋9を開ける。この炊飯開始前の状態においては、制御部20は、外蓋9の開放ロックを解除するように蓋ロック部15を制御している。
次に、使用者は、所定量の米と米量に応じた水を内鍋5に入れ、この内鍋5を本体1の容器カバー2内に収容して、外蓋9を閉める。外蓋9を閉めると、係止部14と係合部18とが係合状態となり、本体1に対して外蓋9が結合される。外蓋9が本体1に対して結合されると、内蓋7の蓋パッキン8が内鍋5のフランジ部5aに圧接され、内鍋5が密閉状態にシールされる。
この状態で、使用者は、操作部30を操作して、例えば米種(白米、無洗米、玄米、発芽玄米など)や炊き上がりのかたさ(ふつう、かため、やわらかめなど)等を含む炊飯条件を設定し、炊飯ボタン34をオンして炊飯開始を指示する。このようにして操作部30に対する設定入力が行われると、制御部20は、炊飯工程を開始する。
炊飯工程の開始と前後して、制御部20は、本体1の底部に設けられた振動センサー16の検知情報によって米と水を含む炊飯器100の重量を計測し、この計測した値から予め記憶された炊飯器100の重量を差し引くことで、内鍋5内に入れられた米と水の重量を計測する。
炊飯工程がスタートすると、制御部20は、加熱コイル3に供給する高周波電流をインバータ部21を介して調整する。加熱コイル3に高周波電流が供給されると、高周波磁界が発生し、内鍋5が励磁されて渦電流が誘起される。この渦電流と内鍋5の持つ抵抗によりジュール熱を生じ、内鍋5が発熱して加熱が行われることになる。
制御部20は、炊飯工程スタートとともにタイマカウントを開始し、その経過時間と、温度センサー4や振動センサー16から出力された検知情報から、炊飯量や指定された炊飯条件に応じた加熱制御を行う。
図4は、実施の形態1に係る炊飯器による炊飯工程とロック機構の動作を説明する図である。図4(a)は、炊飯工程の模式図であり、炊飯工程を構成する各工程と被加熱物の温度の大まかな変化を示している。図4(b)は、蓋開ボタン13及び操作部30への操作を無効化するタイミングを「ロックタイミング」として示している。
図4(a)に示すように、炊飯工程は、予熱工程と、沸騰前工程、沸騰工程、及び蒸らし工程を含んでいる。予熱工程とは、内鍋5内の水が沸騰する前の段階で、内鍋5を所定温度で、所定時間加熱して米の吸水を促進し、甘味成分である糖や旨味成分であるアミノ酸などの呈味成分を生成する工程である。予熱工程では、内鍋5の温度が所定温度(例えば60℃程度)となるように、所定の電力で加熱コイル3への通電と電力遮断を繰り返しながら温度調節する。沸騰前工程とは、予熱工程終了後から、内鍋5内の水が沸騰するまでの工程である。内鍋5内の水が沸騰すると、沸騰工程に入り、この沸騰工程では米と水が沸騰温度を維持することで米の澱粉の糊化が促進される。沸騰工程において、内鍋5内の水が米に吸水されて余剰な水分がなくなると、蒸らし工程に移行する。
炊飯工程の中でも、沸騰工程で加熱が中止された場合には、米の炊き上がりに与える影響が特に大きい。すなわち、沸騰工程で加熱が中止されると、米の温度が下がって米の糊化が途中で停止するため、炊き上がりが悪くなる。また、沸騰工程においては、内鍋5内が沸騰して蒸気が発生し続けている状態であるとともに、内鍋5も高温となっている。したがって、沸騰工程で外蓋9が開放されると、蒸気が勢いよく放出され、また、高温の内鍋5が露出するので、蒸気や内鍋5に触れて使用者がやけどする可能性もある。
そこで、本実施の形態1の炊飯器100は、沸騰を検知すると、操作部30への操作を無効化するとともに、蓋開ボタン13への操作を無効化する。
ここで、炊飯器100における沸騰の検知について説明する。
内鍋5が加熱され、内鍋5内に入れられた水などの液体が沸騰すると、蒸気は内鍋5と連通したカートリッジ12を介して外部へ放出される。また、気泡により内鍋5が振動し、これに伴い本体1も微小に振動する。振動センサー16は、沸騰に伴って内鍋5内で発生する気泡による本体1の微小振動を検知する。
図5は、実施の形態1に係る炊飯器の沸騰時の加熱コイル入力パターンと振動センサー検知パターンの関係を示す模式図である。図5(a)は加熱コイル3への入力パターンを示し、図5(b)は振動センサーによる検知パターンを示している。
図5に示すように、沸騰時の気泡発生による振動は、加熱コイル3に電流が入力されて内鍋5を加熱しているときに主に発生するため、加熱コイル3への入力パターンと気泡発生による微小振動は同期する。そのため、制御部20は、内鍋5内の被加熱物を沸騰させる工程(沸騰前工程)において加熱コイル3による間欠的な加熱を行い、図5に示すように、加熱コイル3への入力タイミング(図5(a))と、振動センサー16による振動検知のタイミング(図5(b))とが同期しているか否かを判断し、これらが略同期したときに、内鍋5内の被加熱物が沸騰していると判断する。本実施の形態1では、振動センサー16及び制御部20が、本発明の沸騰検知手段に相当する。
制御部20は、内鍋5内が沸騰していることを検知すると、本体1に対して外蓋9をロックするように蓋ロック部15に制御信号を送る。本実施の形態1では、制御部20は、蓋ロック部15を構成するソレノイドのプランジャーが突出状態に維持されるように制御信号を送る。これによって、蓋ロック部15が係合部18の上端部18bに当接して内側から圧力をかけ、係合部18の回動を阻止する。そうすると、使用者が蓋開ボタン13を外側から押しても、係合部18の回動が阻止されているために蓋開ボタン13を押し込むことはできず、係合部18と係止部14との係合状態を解除することができない。すなわち、内鍋5内において沸騰が検知された後は、蓋ロック部15によって係合部18と係止部14との係合状態が固定され、使用者は、炊飯器100の外蓋9を開けることができなくなる。
また、制御部20は、内鍋5内が沸騰していることを検知すると、操作部30からの入力を受け付けないようにする。例えば、操作部30に対して使用者が操作を加えた場合でも、それらの入力を無効とする。このとき、例えば、表示部40にて、操作を受け付けない旨の情報を報知するようにしてもよい。
このように、内鍋5内が沸騰していることを検知すると、外蓋9を開放できないようにするとともに、操作部30への操作を無効とすることで、沸騰しているときに意図せずに外蓋9が開けられることや、調理中止などの操作が行われるのを防ぐことができる。このため、内鍋5内が沸騰した状態で加熱が中止されることによる、炊き上がりの食味の低下や、加熱効率の低下を防止することができる。また、沸騰工程において外蓋9を開放できないようにしたので、蒸気が内鍋5の上面開口から放出されたり高温の内鍋5が露出したりといったことも生じず、蒸気や内鍋5に触れることによるやけどを防ぐことができる。
そして、図4に示すように、蒸らし工程が終了することによって炊飯工程のすべてが終了すると、蓋開ボタン13及び操作部30への操作の無効化を解除する(操作を有効化する)。具体的には、制御部20は、蓋ロック部15に制御信号を送ってロック状態を解除させ、これによって蓋開ボタン13への押圧操作を可能にして外蓋9を開けることができる状態にする。また、制御部20は、操作部30に対して操作が行われると、その操作による入力を受け付けるようにする。したがって、炊飯工程が終了すると、使用者は外蓋9を開けて炊き上がったご飯をよそい、あるいは、操作部30に対する任意の操作を行うことができるようになる。
以上のように、本実施の形態1によれば、内鍋5内が沸騰していることを検知すると、操作部30への入力を無効とするようにした。このため、米の糊化が進む工程である沸騰工程において、操作部30に対する意図しない加熱停止操作によって米の温度が低下するのを防ぐことができるので、米を良好に炊き上げることができる。また、内鍋5内が沸騰していることを検知すると、外蓋9を開放できないようにした。このため、蒸気が多く発生し内鍋5も高温化する沸騰工程において、外蓋9が開放されることにより使用者がやけどするのを抑制することができる。
次に、実施の形態1の変形例を説明する。
(1)振動センサー16の検知情報により内鍋5内の沸騰を検知することに加えて、地震や災害による炊飯器100の揺動を検知するようにしてもよい。
例えば、内鍋5内の沸騰と地震とでは、振動センサー16で検知される圧力変化の周期が異なることを利用し、制御部20は、振動センサー16で検知される圧力変化の周期に基づいて、地震を検知する。具体的には、例えば、制御部20は、振動センサー16によって圧力変化が検知されると、その圧力変化の周期と加熱コイル3への入力パターンとを対比して内鍋5内が沸騰しているか否かを判断し、沸騰していない場合であって振動センサー16により検出される圧力変化が所定位置以上であれば、地震が発生していると判断する。
そして、地震を検知した場合、制御部20は、沸騰を検知した場合と同様にして外蓋9を開放できないようにロックする。このようにすることで、地震により炊飯器100が倒れた際でも、内鍋5内の内容物が外部に飛び散りにくくなる。
また、地震を検知した場合、制御部20は、操作部30に対する操作を無効化する前に、加熱コイル3による加熱を停止することができる。このようにすることで、漏電などを回避することができる。
(2)振動センサー16を加速度センサーで構成し、内鍋5内における沸騰の検知に加え、地震や炊飯器100が置かれた台に人がぶつかった際に炊飯器100が落下するのを検知するようにしてもよい。そして、炊飯器100が落下するのを検知した際には、外蓋9を開放できないようにロックするとともに、操作部30への操作を無効化する。このようにすることで、炊飯器100が倒れた際でも、内鍋5内の内容物が外部に飛び散りにくくすることができ、また、操作部30に物がぶつかって意図しない入力が行われるのを防ぐことができる。
(3)振動センサー16を炊飯器100の脚に設けた圧電素子などの重量センサーで構成し、内鍋5内における沸騰の検知に加え、炊飯器100が持ち上げられた際や落下した際に負荷がゼロとなることを利用してこれを検知することもできる。そして、これらを検知した場合には、外蓋9を開放できないようにロックするとともに、操作部30への操作を無効化する。このようにすることで、炊飯器100が持ち上げられたり落下したりした際でも、内鍋5内の内容物が外部に飛び散りにくくすることができ、また、操作部30に物がぶつかって意図しない入力が行われるのを防ぐことができる。
上記(1)〜(3)で例示したように、被加熱物の沸騰に伴う内鍋5の振動に加えて沸騰以外の要因による内鍋5の振動を検出し、外蓋9の開放を阻止するとともに操作部30への操作を無効化することで、地震発生時や炊飯器100が落下した際の安全性を高めることができる。
(4)沸騰検知手段の変形例
上記説明では、内鍋5内の沸騰の検知を、振動センサー16 の検出値と加熱コイル3への入力に基づいて行うようにしたが、沸騰の検知をするための構成はこれに限定されない。
例えば、内蓋7に、内鍋5内の被加熱物の温度(特に沸騰温度に達したか否か)を検知するためのサーミスタ等からなる被加熱物温度センサーを設け、この被加熱物温度センサーの検出値に基づいて内鍋5の沸騰を検知することもできる。
また、例えば、内鍋5の温度を検出する温度センサー4の検出値に基づいて、内鍋5内の沸騰を検出することもできる。温度センサー4の検出値は、内鍋5内が沸騰状態であるか否かを直接的に示すものではないが、予め、温度センサー4により検出される内鍋5の温度及び加熱時間と、内鍋5内の沸騰の有無とを対応付けたデータを制御部20にて保持しておくことで、温度センサー4の検出値から内鍋5内の沸騰を検知することが可能となる。また、温度センサー4の検出値は内鍋5の温度を直接的に示すものであるため、温度センサー4により検出される内鍋5の温度が、使用者が内鍋5に触れた場合にやけどしうる温度(例えば80℃以上)となったときに、蓋開ボタン13及び操作部30に対する操作を無効化するようにしてもよい。このようにすることで、外蓋9が開放されることにより高温の内鍋5が露出するのを防ぐことができる。
(5)沸騰が検知されて蓋開ボタン13及び操作部30に対する操作が無効化された後に、外蓋9の開放や操作部30に対する操作を行いたい場合もありうる。このような場合のため、蓋開ボタン13及び操作部30に対する操作の無効化を解除するための手段を設けることもできる。例えば、操作部30に設けられた操作ボタンのうち所定の2つ以上の操作ボタンを同時に押す、所定の2つ以上の操作ボタンを所定の順番で操作する、等の操作によって、無効化を解除するようにしてもよい。このように、2つ以上の操作を組み合わせることで、意図しない操作によって無効化が解除されたり、子供に触られて解除されたり、といったことを抑制することができ、また、無効化を解除するための専用の操作部を設ける必要もないので、製造コストの増加も抑制できる。また、蓋開ボタン13及び操作部30に対する操作の無効化を解除するための専用の操作ボタンを、操作部30とは別に設けてもよい。
(6)実施の形態1では、外蓋9と本体1とを係合させるための構成として外蓋9に係合部18を設けるとともに本体1に係止部14を設け、外蓋9と本体1との係合状態を解除させるための構成として外蓋9に蓋開ボタン13を設け、蓋開ボタン13による外蓋9の開放を阻止するロック機構として外蓋9に蓋ロック部15を設ける例を示した。しかし、外蓋9と本体1とを係合させるための構成、外蓋9と本体1との係合状態を解除させるための構成、及び外蓋9の開放を阻止するロック機構の具体的構成は、上記のものに限定されず、これらの機能を実現可能であれば他の具体的構成を採用することができる。例えば、蓋開ボタン13に相当する構成を本体1に設けてもよい。また、例えば、外蓋9の下部外周部と本体1の上部外周部に互いに螺合するネジを設け、外蓋9と本体1とを逆方向に捻って両者を固定してもよい。また、蓋開ボタン13を係合部18の下端部18aの外側に設け、蓋開ボタン13を使用者が引っ張ることで、係合部18と係止部14の係合を解除するようにしてもよい。
実施の形態2.
本実施の形態2は、前述の実施の形態1における蓋開ボタン13がなく、操作部30に設けた操作ボタンによって使用者が外蓋9の開放操作を行うようにしたものである。本実施の形態2では、実施の形態1と異なる点を中心に説明し、実施の形態1と同様の構成には同一の符号を付す。
図6は、実施の形態2に係る炊飯器の構成を概略的に示す断面模式図である。また、図7は、実施の形態2に係る炊飯器の主要部の機能ブロック図である。
本体1に設けられ外蓋9を枢支するヒンジ10Aは、バネ形式となっており、外蓋9を開放方向に常に付勢している。そのため、係止部14と係合部18との係合状態が解除されると、外蓋9はヒンジ10Aの付勢力によって自動的に回動し、本体1の上面を開放する。また、本実施の形態2のヒンジ10Aには同軸上にダンパー19が設けられており、外蓋9を開放する際の勢いをダンパー19が減衰させて外蓋9がゆっくりと開くようになっている。このようにダンパー19を設けることで、外蓋9が開くときに使用者に勢いよくぶつかって怪我をさせるといったことを抑制できる。
蓋ロック部15Aは、電子式の外蓋9の開放手段として機能する。外蓋9が閉じられた状態においては、蓋ロック部15Aのプランジャーは、係合部18Aの上端部18bを前方(図6の紙面右側)に向かって押圧しており、係合部18Aと係止部14との係合状態が保持される。制御部20から蓋ロック部15Aに対してロック解除の制御信号が出力されると、蓋ロック部15Aは係合部18Aの上端部18bに対する押圧を解除する。ここで、係合部18Aは、上端部18bが後方へ向かい下端部18aが前方へ向かうように(図6の紙面反時計回りに)付勢されている。したがって、蓋ロック部15Aによる係合部18Aに対する押圧が解除されることで、係合部18Aが回動して、係合部18Aと係止部14との係合状態が解除される。本実施の形態2の蓋ロック部15Aは、実施の形態1における蓋ロック部15とは異なり、初期状態において外蓋9をロック状態(外蓋9を開放できない状態)とするように作動し、制御部20からの制御信号によって外蓋9をロック解除の状態(外蓋9を開放可能な状態)とするように作動する。
操作部30及び表示部40は、本実施の形態2では、本体1の前部側に設けられている。
この操作部30には、外蓋9の開放を指示するための外蓋開放ボタン37が設けられている(図7参照)。制御部20は、外蓋開放ボタン37からの入力を受けると、蓋ロック部15Aに対してロック解除の信号を送出する。これにより、蓋ロック部15Aが係合部18Aと係止部14との係合状態を解除させ、外蓋9は、ヒンジ10Aに設けられたバネの作用により開く。本実施の形態2では、外蓋開放ボタン37、及び、外蓋開放ボタン37からの入力により蓋ロック部15Aにロック状態を解除させる制御部20が、本発明のロック解除手段に相当する。
上記のような構成において、実施の形態1と同様に、内鍋5内の沸騰を検知した場合には、操作部30に対する操作を無効化する。このようにすることで、実施の形態1と同様に、内鍋5内が沸騰した状態で意図しない操作部30への操作により加熱が中止されることによる、炊き上がりの食味の低下を防止することができる。また、本実施の形態2では、外蓋9と本体1との係合状態を解除させるための外蓋開放ボタン37を操作部30に設けたので、操作部30に対する操作を無効化することで外蓋9の開放をも阻止することができる。このため、実施の形態1と同様に、蒸気が内鍋5の上面開口から放出されたり、高温の内鍋5が露出したりといったことも生じず、この蒸気や内鍋5に触れることによるやけどを防ぐことができる。また、操作部30に対する操作を無効化するだけで外蓋9の開放を阻止できるので、沸騰が検知された際の制御も簡便である。
また、本実施の形態2では、操作部30を本体1に設けたので、外蓋9を開放しようとする際に、操作部30に設けられた外蓋開放ボタン37を操作しやすく、使い勝手がよい。なお、操作部30及び表示部40を実施の形態1と同様に外蓋9に設けることも可能である。
実施の形態3.
前述の実施の形態1、2では、沸騰が検知されると外蓋を開放できないようにするとともに、操作部に対する操作を無効化するようにしたが、本実施の形態3は、実施の形態1、2における上記のような動作を、「チャイルドロックモード」が設定されている場合にのみ実行する。本実施の形態3は、前述の実施の形態1、2のいずれとも組み合わせ可能であるが、ここでは、実施の形態1との組み合わせを例に実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図8は、実施の形態3に係る炊飯器の操作部及び表示部を説明する図である。実施の形態3に係る操作部30には、各種炊飯条件を設定する操作ボタンに加え、チャイルドロックモード選択ボタン38が設けられている。
チャイルドロックモード選択ボタン38は、押下する毎に「チャイルドロックモード」の設定と解除とを切り替えることのできる操作ボタンである。チャイルドロックモード選択ボタン38によりチャイルドロックモードが設定されると、制御部20は、表示部40に対して「チャイルドロックモード」が設定されていることを表示させる(図8のチャイルドロックモード表示41参照)。
図9は、実施の形態3に係る炊飯器の動作を示すフローチャートである。図9を参照して、実施の形態3に係る炊飯器100の動作を説明する。
操作部30により炊飯条件が選択されると、制御部20は、表示部40に確認メッセージを表示して使用者に対して設定の確認を促し、確認された場合には設定された炊飯条件を記憶する(S10)。次に、制御部20は、炊飯ボタン34に対するオン操作(炊飯開始指示)を受ける(S11)。
炊飯開始が指示されると、まず、制御部20は、チャイルドロックモードが設定されているか否かを判断する(S12)。このように、制御部20は、設定された炊飯条件による炊飯工程の開始に優先して、チャイルドロックモードの設定の有無を判断する。
そして、チャイルドロックモードが設定されていない場合には(S12;No)、設定された炊飯条件に対して予め記憶された制御プログラムに従い、温度センサー4や振動センサー16の検知情報、及びタイマカウント値を利用して、加熱コイル3に対する加熱制御を行うことで炊飯工程を実行する(S13)。そして、炊飯工程を構成するすべての工程を実行すると、炊飯終了となる(S20)。
一方、チャイルドロックモードが設定されている場合には(S12;Yes)、ステップS13と同様に、設定された炊飯条件による炊飯工程の実行を開始するのであるが(S14)、内鍋5内の沸騰を検知すると(S15;Yes)、外蓋9を開放不可能にするとともに、操作部30に対する操作を無効化する(S16)。その後は、炊飯工程を続行し(S17)、炊飯工程を構成するすべての工程を実行すると、炊飯終了となる(S20)。なお、本実施の形態3を実施の形態2と組み合わせる場合には、ステップS16における処理は、操作部30に対する操作を無効化する処理となる。
このように、本実施の形態3では、チャイルドロックモードの設定の有無を炊飯条件の設定よりも優先して判断し、チャイルドロックモードが設定されている場合には、炊飯工程において沸騰を検知すると外蓋9を開放不可能にするとともに、操作部30に対する操作を無効化する。このため、チャイルドロックモードが設定されている場合においては、実施の形態1、2と同様の効果を得ることができる。また、例えば炊飯器100を子供の手の届かない場所などに置いている場合など、意図しない操作や外蓋9の開放が行われないような状況であれば、チャイルドロックモードの設定を解除することができるので、炊飯途中で外蓋9を開けて内鍋5内に添加物等を入れるといった作業も可能となる。したがって、本実施の形態3によれば、使用環境に合わせた柔軟な使い方のできる使い勝手のよい炊飯器100を得ることができる。
1 本体、2 容器カバー、2a フランジ部、3 加熱コイル、4 温度センサー、4a 圧縮バネ、5 内鍋、5a フランジ部、6 支持部材、7 内蓋、7a 蒸気口、8 蓋パッキン、9 外蓋、10 ヒンジ、10A ヒンジ、11 係止材、12 カートリッジ、12a 蒸気流入口、12b 蒸気排出口、13 蓋開ボタン、14 係止部、15 蓋ロック部、15A 蓋ロック部、16 振動センサー、18 係合部、18A 係合部、18a 下端部、18b 上端部、19 ダンパー、20 制御部、21 インバータ部、22 電源、30 操作部、31 米種ボタン、32 メニューボタン、33 切/保温ボタン、34 炊飯ボタン、35 予約ボタン、36 時刻ボタン、37 外蓋開放ボタン、38 チャイルドロックモード選択ボタン、40 表示部、41 チャイルドロックモード表示、100 炊飯器。

Claims (9)

  1. 被加熱物を収納する内鍋と、
    前記内鍋を着脱自在に収納可能な本体と、
    前記本体の上面開口部を開閉自在に覆う外蓋と、
    前記内鍋を加熱する内鍋加熱手段と、
    前記内鍋内の前記被加熱物の沸騰を検知する沸騰検知手段と、
    加熱動作に関する設定操作を受け付ける操作手段と、
    前記外蓋が閉じられた状態を保持させる閉鎖保持手段と、
    前記沸騰検知手段により前記被加熱物の沸騰が検知されると、前記閉鎖保持手段を作動させて前記外蓋が閉じられた状態を保持させるとともに、前記操作手段からの入力を無効化する制御手段とを備えた
    ことを特徴とする炊飯器。
  2. 前記閉鎖保持手段は、
    前記外蓋が閉じられた状態で前記外蓋と前記本体とを固定するロック機構を有し、
    前記制御手段は、前記ロック機構に対して固定動作を維持させることにより、前記外蓋が閉じられた状態を保持させる
    ことを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
  3. 前記閉鎖保持手段は、
    前記外蓋が閉じられた状態で前記外蓋と前記本体とを固定するロック機構と、
    前記ロック機構を解除作動させるロック解除手段とを有し、
    前記制御手段は、前記ロック解除手段からの入力を無効化することにより、前記外蓋が閉じられた状態を保持させる
    ことを特徴とする請求項1記載の炊飯器。
  4. 前記ロック解除手段は、前記操作手段の一部を構成している
    ことを特徴とする請求項3記載の炊飯器。
  5. 前記沸騰検知手段は、前記内鍋の振動を検出する振動センサーを備えた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の炊飯器。
  6. 前記沸騰検知手段は、前記内鍋加熱手段により前記内鍋を間欠的に加熱したタイミングと、前記振動センサーにより振動が検出されたタイミングとが略同期した場合に、前記被加熱物が沸騰したことを検知する
    ことを特徴とする請求項5記載の炊飯器。
  7. 前記内鍋加熱手段による加熱中において、前記制御手段は、
    前記振動センサーにより振動が検出され、かつ、前記沸騰検知手段により前記被加熱物が沸騰したことが検知されない場合には、
    前記振動センサーにより所定値以上の大きさの振動が検出されると、前記閉鎖保持手段を作動させて前記外蓋が閉じられた状態を保持させるとともに、前記操作手段からの入力を無効化する
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6記載の炊飯器。
  8. 前記沸騰検知手段は、前記内鍋内の前記被加熱物の温度又は前記内鍋の温度を検出する温度センサーを備えた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の炊飯器。
  9. 前記沸騰検知手段により前記被加熱物の沸騰が検知されると、前記閉鎖保持手段を作動させて前記外蓋が閉じられた状態を保持させるとともに、前記操作手段からの入力を無効化する処理を行うか否かを設定する設定手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の炊飯器。
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