JP2013123205A - 光増幅器システム及び光増幅方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路の光信号を増幅する光増幅器システムの励起光源数を削減し、光増幅器システムの小型化及び低コスト化の実現を目的としている。
【解決手段】本願発明の光増幅器システムは、ROADMノード101における複数のWXC11とTPA12、13を接続する各経路の光信号を増幅する複数の光増幅器31と、複数の光増幅器31に励起光を供給する励起光源34と、励起光源34から出力された励起光を複数の光増幅器31へ分配する励起光分配回路51と、光増幅器31の増幅した光信号の信号強度を測定する複数の信号強度モニタ33と、信号強度モニタ33の測定した各信号強度に応じて励起光分配回路51の分配比を変化させる分配比制御回路52と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、フォトニックネットワークにおける光ノードを構成する光増幅器システムに関するものである。
図7にフォトニックネットワークの構成例を示す。図7に示すように、フォトニックネットワークは、複数の光ノードと光ノード間を接続する光ファイバで構成されている。フォトニックネットワークを介してクライアント信号を転送する場合は、信号を送信する光ノードにおいてクライアント信号を光信号に変換し、変換した光信号を、送信する光ノードから光信号を受信する光ノードまで転送して、受信する光ノードにおいて光信号からクライアント信号に変換する。なお、送信ノードの送信機から受信ノードの受信機に到るまでの光信号が通過する経路を、光パスと呼ぶ。
図7に示すフォトニックネットワークにおいては、光ノードにROADM(Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer)ノードを用いている。ROADMノード101は、隣接したROADMノード101から転送された波長多重(Wavelength Division Multiplexing:WDM)信号から、波長単位で光信号の分岐・挿入を行い、別の隣接したROADMノード101にWDM信号を転送することを可能にするノードである。ROADMノード101には、2つの隣接したROADMノード101と接続可能な2−degree ROADMと、3つ以上の隣接したROADMノード101と接続可能なMulti−degree ROADMがある。これらのROADMノード101により、リングネットワーク、マルチリングネットワーク、メッシュネットワークを構築することが可能である。なお、2−degree ROADM、Multi−degree ROADM等における”degree”とは方路数を意味しており、ROADMノード101が接続できる隣接したROADMノード101の数に相当する。
近年、フォトニックネットワークの信頼性向上や運用面における柔軟性向上を目的として、ネットワーク運用者の遠隔操作による光パス切替や光パス再設定を実現するため、ROADMノード101の高機能化に関する研究開発が進められている。具体的には、カラーレス、ディレクションレス、コンテンションレス(Colorless,Directionless,Contentionless:以下、CDCレスと略す)機能の実現に向けた検討が進められている(例えば、非特許文献1)。
図8に、Multi−degree CDCレスROADMノード101の例として、8−degree CDCレスROADMノードのアーキテクチャを示す。例えば、方路1(Deg.1)の光ファイバを介してROADMノード101に入力した光信号の光パスは、方路1の方路切替スイッチであるWXC11_1(Wavelength Cross Connect)において、他方路への光信号として転送するために方路2〜方路8のWXC11_2〜11_8へ、または、当該ノードで受信するためにTPA13(Transponder Aggregator)を介して受信機へと接続される。当該ノードから光信号を送信する場合、送信機からの出力信号はTPA12を介して方路1〜方路8のWXC11_1〜11_8へ接続される。CDCレスROADMノード101の機能的特徴のひとつは、ROADMノード101に接続された送信機および受信機が、ROADMノード101に接続された全ての方路に光パスを設定することが可能となる点にある。この機能を実現するために、送信機および受信機と各方路のWXCの接続経路中には、図8の符号12及び符号13に示すように、TPAと呼ばれる光スイッチ機能が必要となる。TPAは、ROADMノード101で送受信される光信号を、光信号の波長および入出力方路によらず、互いの波長チャネル間の干渉なしに経路設定可能なトランスポート光信号集約スイッチ機能を意味している。例えば、石英系平面光波回路から構成される光スプリッタと光スイッチの組合せで実現されたTPAが開発されている。(例えば、非特許文献2)
図9に、WXCとTPAの光パス接続を示す。WXC(drop−side)11dに入力した光信号は、光分岐回路(splitter)17を介してTPA(drop−side)13に接続される。この時、当該TPA13には他の方路2〜8のWXC(drop−side)からの光信号も同時に接続されている。TPA(drop−side)13において、方路1〜8(drop−side)から入力した光信号を、当該TPA13に接続された受信機Rx(図9では、例として、8個の送信機14および8個の受信機15が接続された場合を示す)に割振るために光パスを設定する。一方、送信機Tx14から送信された光信号はTPA(add−side)12に接続される。この時、当該TPA12は光合波回路(combiner)16を介して方路1〜8のWXC11_1〜11_8(add−side)に接続されており、送信機14から入力した光信号を、WXC11_1〜11_8(add−side)に割振るために光パスを設定する。
光分岐回路17の出力ポートにTPA13を接続し、光合波回路16の入力ポートにTPA12を接続した構成とする目的は、ROADMノード101への接続が要求される送信機14および受信機15の数量の多様化に対して、入出力ポート数の設計変更で対応するためである。このような光分岐回路17および光合波回路16(以下、光合分波回路と呼ぶ)は、波長選択スイッチ(Wavelength Selective Switch:WSS)や光スプリッタなどの光部品を組み合わせることにより作製可能である。ただし、それらの光部品の組合せである光合分波回路の挿入により、WXC11_1〜11_8と受信機15、および、送信機14とWXC11_1〜11_8を結ぶ経路の光信号の損失が増加する。そのため、ROADMノード101における受信機15および送信機14と入出力のWXC11_1〜11_8間の光信号のレベルダイアを鑑みると、従来のMulti−degree ROADMノードと比較して、TPA12、13や光合分波回路の挿入により光パスの損失が増加するため、増加した損失を補償するための光増幅器を導入する必要が生じる場合がある。
S. Gringeri et. al., "Flexible architectures for optical transport nodes and networks," IEEE Communications Magazine, JULY 2010, pp. 40−50 T. Watanabe et. al., "Compact PLC−based Transponder Aggregator for Colorless and Directionless ROADM," OFC/NFOEC 2011, paper OTuD3
図10に、例として、4−degree CDCレスROADMノードに光増幅器18、19を適用した場合のWXC11、光分岐回路17、光合波回路16、TPA12、13、送信機14および受信機15の接続を示す。図10では、TPA12、13に接続された送信機14および受信機15の数がそれぞれ4個の場合を例示している。ここで、複数の光増幅器18、19を総称してROADMノード101における光増幅器システムと呼ぶ。
図11に、従来技術を利用した光増幅器システムの機能ブロックを示す。図11は、ひとつの光増幅器システムとして、4経路の光増幅器を対象とした場合を例示している。これは、図10の光分岐回路(splitter)17とTPA13の間に配置された4つの光増幅器31をひとつの光増幅器システム、光合波回路(combiner)16とTPA12の間に配置された4つの光増幅器31をひとつの光増幅器システムとした例に該当する。従来技術を用いた場合、ひとつの光増幅器31に対して、ひとつの励起光源34が必要となる。従って、4つの光増幅器31から構成される光増幅器システム全体では、4つの励起光源34が必要となる。図12は、図11に示した光増幅器システムを実現するために必要となる光増幅器31、励起光源34、信号強度モニタ32及び33用のモニタPD(Photodiode)42及び44を光学的に接続するための光配線図である。信号光/励起光カプラ45が信号光と励起光源34からの励起光とを合波する。
必要となる励起光源34の数は、光増幅器システムに含まれる光増幅器31の数に比例して増加する。例えば、8入力8出力のTPAから構成される80波長WDM信号に対応した8−degree ROADM(送信機および受信機がそれぞれ8方路×80波長=640個接続されている)の光ノードに、4つの光増幅器31から構成される光増幅器システムを適用する場合を考えると、160個の光増幅器システムが必要となり、必要となる励起光源数は4×160=640個となる。
前記光増幅器システムを、個別の励起光源34で実現する場合、励起光源数は光ノードに必要となる光増幅器数に比例して増加する。従って、方路数増加などのROADMノード規模の拡大に伴い、ROADMノード101自体のサイズが大型化するのと同時に、部品コストを反映して光増幅器システムのコストが増加するという課題がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路の光信号を増幅する光増幅器システムの励起光源数を削減し、光増幅器システムの小型化及び低コスト化の実現を目的としている。
1つのTPAに接続された送受信機の数量をNとすると、光増幅器システムの各信号経路を通過する波長チャネル数の最大値はNとなる。そのため、最大N波長の増幅パワーに対応した励起光源を1個用意することで、励起光源を共有することが可能である。そこで、本発明は、一定の出力パワーで励起光を出力する励起光源を用い、信号経路の切り替えに伴うパワー分配の変更を励起光の分配比の変更によって調整する。これにより、1つのTPAに接続された送受信機で送受信される信号光のすべてを、1台の励起光源から供給することができる。
具体的には、本願発明の光増幅システムは、ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路の光信号を増幅する複数の光増幅器と、前記複数の光増幅器に励起光を供給する励起光源と、前記励起光源から出力された励起光を前記複数の光増幅器へ分配する励起光分配回路と、前記励起光分配回路の分配比又は前記励起光源の出力強度を変化させる分配比制御回路と、を備える。
具体的には、本願発明の光増幅器システムは、ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路の光信号を増幅する複数の光増幅器と、前記複数の光増幅器に励起光を供給する励起光源と、前記励起光源から出力された励起光を前記複数の光増幅器へ分配する励起光分配回路と、前記光増幅器の増幅した光信号の信号強度を測定する複数の信号強度モニタと、前記信号強度モニタの測定した各信号強度に応じて前記励起光分配回路の分配比を変化させる分配比制御回路と、を備える。
本願発明の光増幅器システムは、複数の光増幅器に励起光を供給する励起光源を備えるため、光増幅器システムの励起光源数を削減することができる。ここで、本願発明の光増幅器システムは、信号強度モニタ、励起光分配回路及び分配比制御回路を備えるため、任意の光強度の励起光を各光増幅器に供給することができる。これにより、運用中に光増幅器の増幅量が変化した場合であっても、各光増幅器に適した強度の励起光を各光増幅器に供給することができる。したがって、本願発明の光増幅器システムは、ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路の光信号を増幅する光増幅器システムの励起光源数を削減し、光増幅器システムの小型化及び低コスト化を実現することができる。
本願発明の光増幅器システムでは、前記励起光分配回路は、分岐比の可変な可変スプリッタを備え、前記分配比制御回路は、前記可変スプリッタの分岐比を変化させることによって、励起光分配回路の分配比を変化させてもよい。
本願発明の光増幅器システムでは、前記励起光分配回路は、予め定められた分岐比で励起光を分岐するスプリッタと、前記スプリッタの分岐した励起光を減衰させる可変光減衰器と、を備え、前記分配比制御回路は、前記可変光減衰器の減衰率を変化させることによって、前記励起光分配回路の分配比を変化させてもよい。
本願発明の光増幅器システムでは、前記励起光分配回路は、分岐比の可変な可変スプリッタと、前記可変スプリッタの分岐した励起光を減衰させる可変光減衰器と、を備え、前記分配比制御回路は、前記可変スプリッタの分岐率を変化させるとともに前記光減衰器の減衰率を変化させることによって、前記励起光分配回路の分配比を変化させてもよい。
具体的には、本願発明の光増幅システムは、ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路の光信号を増幅する複数の光増幅器と、予備光源を含む複数の光源からなる励起光源と、予備光源を除く前記複数の光源からの励起光を前記複数の光増幅器へ分配する励起光分配回路と、前記励起光源を構成するいずれかの光源に故障が発生したとき、前記励起光分配回路における接続状態を、故障の発生した光源から予備光源に切り替える分配比制御回路と、を備える。
具体的には、本願発明の光増幅システムは、ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路の光信号を増幅する複数の光増幅器と、複数の光源からなる励起光源と、1つの前記光増幅器に対して少なくとも2以上の光源からの励起光を供給することによって、前記複数の光源からの励起光を前記複数の光増幅器へ分配する励起光分配回路と、前記励起光源を構成するいずれかの光源に故障が発生したとき、故障の発生した光源が供給していた光増幅器と共通の光増幅器へ励起光を供給している光源の励起光パワーを増加させる分配比制御回路と、を備える。
具体的には、本願発明の光増幅システムは、ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路の光信号を増幅する複数の光増幅器と、複数の光源からなる励起光源と、前記励起光源からの励起光を前記複数の光増幅器に分配する励起光分配回路と、前記光増幅器の増幅する波長チャネル数に応じて、前記励起光分配回路における接続状態を変化させ、前記励起光源を構成する1つの光源の供給する光増幅器の数を増減する分配比制御回路と、を備える。
具体的には、本願発明の光増幅システムは、ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路の光信号を増幅する複数の光増幅器と、予備光源を含む複数の光源からなる励起光源と、前記励起光源からの励起光を前記複数の光増幅器に分配する励起光分配回路と、増幅するチャネル数が減少する前記光増幅器へ励起光を供給している光源が励起光を提供している他の前記光増幅器へ、前記予備光源からの励起光を供給するよう、前記励起光分配回路における接続状態を切り替える分配比制御回路と、を備える。
本願発明の光増幅システムでは、前記分配比制御回路は、光信号の入力されるスイッチの切替時定数を前記励起光分配回路の制御時定数よりも大きくしてもよい。
本願発明の光増幅システムでは、前記分配比制御回路は、前記光増幅器からの光信号の信号強度が予め定められた範囲内となるように、増幅する波長チャネル数に応じて前記励起光源の出力強度を変化させてもよい。
具体的には、本願発明の光増幅方法は、少なくとも1つの光源からなる励起光源からの励起光を分配して、ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路に設置された光増幅器に供給し、前記光増幅器を用いて前記各経路の光信号を増幅する際に、励起光の分配比又は前記励起光源の出力強度を変化させる。
具体的には、本願発明の光増幅方法は、ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路の光信号の信号強度を測定する信号強度測定手順と、前記信号強度測定手順で測定した信号強度に応じた分配比で励起光を前記各経路に分配し、分配された励起光を用いて、前記各経路の光信号を増幅する光信号増幅手順と、を順に有する。
本願発明の光増幅方法は、信号強度測定手順を有するため、運用中に光増幅器の増幅量が変化した場合に、各光増幅器に供給すべき励起光の強度を変化させることができる。本願発明の光増幅方法は、光信号増幅手順を有するため、ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路の光信号を増幅する光増幅器システムの励起光源数を削減し、光増幅器システムの小型化及び低コスト化を実現することができる。
本願発明の光増幅器方法では、前記光信号増幅手順において、分岐比の可変な可変スプリッタを用いて前記信号強度測定手順で測定した信号強度に応じた分岐比で励起光を分岐することによって、前記信号強度測定手順で測定した信号強度に応じた分配比で励起光を前記各経路に分配してもよい。
本願発明の光増幅器方法では、前記光信号増幅手順において、分岐比固定のスプリッタで励起光を分岐し、前記信号強度測定手順で測定した信号強度に応じた減衰比で、分岐後の励起光を減衰させることによって、前記信号強度測定手順で測定した信号強度に応じた分配比で励起光を前記各経路に分配してもよい。
本願発明の光増幅器方法では、前記光信号増幅手順において、分岐比の可変な可変スプリッタを用いて前記信号強度測定手順で測定した信号強度に応じた分岐比で励起光を分岐し、前記信号強度測定手順で測定した信号強度に応じた減衰比で、分岐後の励起光を減衰させることによって、前記信号強度測定手順で測定した信号強度に応じた分配比で励起光を前記各経路に分配してもよい。
具体的には、本願発明の光増幅方法は、ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路に設置された光増幅器を用いて光信号を増幅する光増幅方法であって、予備光源を含む複数の光源からなる励起光源から励起光を出力して前記光増幅器に分配し、前記光増幅器を用いて前記各経路の光信号を増幅する光信号増幅手順と、前記複数の光源のいずれかに故障が発生したとき、故障の発生した光源から予備光源に切り替える励起光制御手順と、を順に有する。
具体的には、本願発明の光増幅方法は、ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路に設置された光増幅器を用いて光信号を増幅する光増幅方法であって、複数の光源からなる励起光源から励起光を出力し、1つの前記光増幅器に対して少なくとも2以上の光源からの励起光を供給するように前記励起光を分配し、前記光増幅器を用いて前記各経路の光信号を増幅する光信号増幅手順と、前記複数の光源のいずれかに故障が発生したとき、故障の発生した光源が供給していた光増幅器と共通の光増幅器へ励起光を供給している光源の励起光パワーを増加させる励起光制御手順と、を順に有する。
具体的には、本願発明の光増幅方法は、ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路に設置された光増幅器を用いて光信号を増幅する光増幅方法であって、複数の光源からなる励起光源から励起光を出力して前記光増幅器に分配し、前記光増幅器を用いて前記各経路の光信号を増幅する光信号増幅手順と、前記光増幅器の増幅する波長チャネル数に応じて、1つの光源から励起光を供給する前記光増幅器の数を増減する励起光制御手順と、を順に有する。
具体的には、本願発明の光増幅方法は、ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路に設置された光増幅器を用いて光信号を増幅する光増幅方法であって、予備光源を含む複数の光源からなる励起光源から励起光を出力して前記光増幅器に分配し、前記光増幅器を用いて前記各経路の光信号を増幅する光信号増幅手順と、増幅する波長チャネル数が減少する前記光増幅器がある場合に、当該光増幅器へ励起光を供給している光源を共用している他の前記光増幅器へ、前記予備光源からの励起光を供給する励起光制御手順と、を順に有する。
本願発明の光増幅方法では、前記励起光制御手順において、光信号を前記光増幅器に出力するスイッチの切替時間を、励起光を前記光増幅器に分配する分配時間よりも長くしてもよい。
本願発明の光増幅方法では、前記励起光制御手順において、前記光増幅器からの光信号の信号強度が予め定められた範囲内となるように、増幅する波長チャネル数に応じて前記複数の光源の出力強度を変化させてもよい。
本発明によれば、ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路の光信号を増幅する光増幅器システムの励起光源数を削減し、光増幅器システムの小型化かつ低コスト化が可能となる。
本発明に係る光増幅器システムの機能ブロックを示す図である。 実施形態1に係る光増幅器システムの光配線を示す図である。 実施形態2に係る光増幅器システムの光配線を示す図である。 実施形態3に係る光増幅器システムの光配線を示す図である。 実施形態4に係る光増幅器システムの光配線を示す図である。 ROADMノードを構成する各光サブシステムにおける入出力光パワーの関係を示す図である。 フォトニックネットワークの構成例を示す図である。 CDCレスROADMノードのアーキテクチャを示す図である。 WXCとTPAの光パス接続を示す図である。 光増幅器の適用例を示す図である。 従来技術を用いた光増幅器システムの機能ブロックを示す図である。 従来技術を用いた光増幅器システムの光配線を示す図である。 実施形態1において励起光の分配制御を行うための第1の構成例を示す。 ルックアップテーブルの一例を示す。 実施形態1において励起光の分配制御を行うための第2の構成例を示す。 実施形態2において励起光の分配制御を行うための第1の構成例を示す。 実施形態2において励起光の分配制御を行うための第2の構成例を示す。 実施形態2において励起光の分配制御を行うための第3の構成例を示す。 実施形態2において励起光の分配制御を行うための第4の構成例を示す。 実施形態2において励起光の分配制御を行うための第5の構成例を示す。 実施形態4において励起光の分配制御を行うための第1の構成例を示す。 実施形態4において励起光の分配制御を行うための第2の構成例を示す。 実施形態4において励起光の分配制御を行うための第3の構成例を示す。 実施形態5に係る光増幅器システムの機能ブロックを示す。 実施形態5における故障発生時の光増幅器システムの状態を示す。 実施形態6に係る光増幅器システムの機能ブロックを示す。 実施形態6における故障発生時の光増幅器システムの状態を示す。 実施形態5及び実施形態6における励起光分配回路の形態例を示す。 実施形態7に係る光増幅器システムの機能ブロックを示す。 実施形態7における故障発生時の光増幅器システムの状態を示す。 実施形態7における励起光分配回路の形態例を示す。 実施形態8に係る光増幅器システムの機能ブロックを示す。 実施形態8における故障発生時の光増幅器システムの状態を示す。 実施形態9に係る光増幅器システムの機能ブロックを示す。 実施形態10に係る光増幅器システムの機能ブロックを示す。 実施形態11に係る光増幅器システムの機能ブロックを示す。 単一・予備光源併用経路への励起光パワーの説明図を示す。 ある経路の波長チャネル数が変動する場合の説明図である。 過渡応答時の出力パワーの一例を示す。 1波長あたりの励起光パワーと信号出力パワーの関係の一例を示す。 実施形態13における基準動作点の第1の設定例を示す。 実施形態13における基準動作点の第2の設定例を示す。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施の例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態である実施形態1〜実施形態4を説明する。以下では4つの光増幅器から構成される光増幅器システムを例として説明するが、本発明の効果はこの例に限定されず、光増幅器システムに含まれる光増幅器数の増加に伴い本発明の効果は顕著になる。なお、いずれの実施形態も、該当する光増幅器システムはROADMノードを構成するWXC11_1〜11_8とTPA12又は13との間を結ぶ経路に設置される。具体的には、受信経路における光増幅器システムの光信号パスの入力ポートはWXC11_1〜11_8側に接続され、出力ポートはTPA13に接続される。また、送信経路における光増幅器システムの光信号パスの入力ポートはTPA12に接続され、出力ポートはWXC11_1〜11_8側に接続される。
図1は、本発明の光増幅器システムの機能ブロックを示している。本実施形態に係る光増幅器システムは、ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路の光信号を増幅する。具体的には、本実施形態に係る光増幅器システムは、複数の光増幅器31と、励起光源34と、励起光分配回路51と、分配比制御回路52と、を備える。励起光源34は、光増幅器31へ励起光を供給する。励起光分配回路51は、励起光を光増幅器31へ分配する。分配比制御回路52は、励起光分配回路51の分配比を変化させるか、励起光源34の出力強度を変化させる。
本実施形態に係る光増幅器方法は、少なくとも1つの光源からなる励起光源34からの励起光を分配して、ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路に設置された光増幅器31に供給し、光増幅器31を用いて各経路の光信号を増幅する際に、励起光の分配比又は励起光源34の出力強度を変化させる。
(実施形態1)
[励起光源共有:各光増幅器への分配比可変]
図1は、本発明の光増幅器システムの機能ブロックを示している。本発明の光増幅器システムは、複数の光増幅器31と、励起光源34と、励起光分配回路51と、複数の信号強度モニタ32及び33と、分配比制御回路52と、を備える。本発明の光増幅方法は、ROADMノード101における複数のWXC11とTPA12又は13を接続する各経路の光信号の信号強度を測定する信号強度測定手順と、信号強度測定手順で測定した信号強度に応じた分配比で励起光を各経路に分配し、分配された励起光を用いて、各経路の光信号を増幅する光信号増幅手順と、を順に有する。
図11に示した従来技術による光増幅器システムの機能ブロックと比較して、励起光源34の数がひとつになり、励起光分配回路51を介してすべての光増幅器31と接続している点、即ち、すべての光増幅器31の励起光源34が励起光分配回路51を介して共有されている点が本発明の機能的な特徴である。それにあわせて、利得制御回路35はひとつの分配比制御回路52に集約されている。本構成により、励起光源34の数量を削減することが可能となる。ここで、技術的に注目すべき点は、各光増幅器31に要求される光信号強度の増幅量(アンプゲイン)は互いに異なり、かつ、運用中に変化する場合があるため、励起光を各光増幅器31に分配する励起光分配回路51の分配比が可変である必要がある点である。
図2は、本発明の実施の形態である実施形態1に係る光増幅器システムの光配線を示す図である。励起光分配回路51として、分配比が可変の可変スプリッタ61を利用する点が特徴である。各信号光/励起光カプラ62が励起光分配回路51からの励起光と各信号光とを合波する。各光増幅器31が、各信号光/励起光カプラ62からの合波光を増幅する。可変スプリッタ61の利用により、各光増幅器31に要求されるアンプゲインに応じて励起光を分配することが可能となる。従って、励起光源34の共有が可能となり、励起光源数の削減が図られる。
ここで、励起光源34の出力パワー設定方法について説明する。4つの光増幅器31をA、B、C、Dとする。それぞれの光増幅器に必要となる励起光パワーが、それぞれA=20、B=20、C=20、D=20(mW)という状態から、A=30、B=20、C=20、D=10(mW)と変化した場合、励起光源34の出力パワーは一定で、可変スプリッタ61の分配比のみを変更すれば良い。A=20、B=20、C=20、D=20(mW)という状態から、A=10、B=10、C=10、D=10(mW)と変化した場合、励起光源34の出力パワーを80mwから40mWに変更し、分配比は一定のままで良い。A=20、B=20、C=20、D=20(mW)という状態から、A=0、B=10、C=10、D=20(mW)と変化した場合、励起光源34の出力パワーを80mwから40mWに変更し、分配比も変更すれば良い。励起光源34の出力パワーを低下させる必要がある場合は、出力パワーを低下させる代わりに、可変スプリッタ61に未使用ポートを備え、低下させる必要があるパワーに対応する余剰パワーを、分配比の変更により未使用ポートに割り当てることで、対応することも可能である。
また、図2に示す光配線(光増幅器31、モニタPD42及び44、励起光源34を除いた部分)は、石英系平面光波回路(Planar Lightwave Circuit:PLC)に代表される平面光波回路技術による集積化が可能である。即ち、各光部品間を光学的に接続する光ファイバをPLCに置換し、信号光カプラ41及び43、信号光/励起光カプラ62並びに励起光分配回路51を当該PLCに集積することで、部品点数の劇的な削減、および光ファイバ接続点数の削減に伴う結線コスト削減などの効果が期待できる。
図13に、本実施形態において励起光の分配制御を行うための第1の構成例を示す。本実施形態の光増幅器システムがM個の光増幅器31を備える場合、分配比制御回路52は、M個の励起光パワー算出部521と、パワー比算出部522を備える。また、励起光分配回路51は、M個の光増幅器31の他に、終端部53へも励起光を分配する。
各励起光パワー算出部521は、モニタPD42から入力信号光パワーPin (i)を取得し、入力信号光パワーPin (i)に適した励起光パワーP (i)を算出する。例えば、入力信号光パワーPin (i)に応じて励起光パワーP (i)が定められたルックアップテーブルを参照する。ルックアップテーブルには、例えば、図14に示すように、入力信号光パワーPin (i)と励起光パワーP (i)が比例関係になるような計算式(P (i)=ain (i)+b)が格納され、これに従って算出する。
パワー比算出部522は、各励起光パワー算出部521から励起光パワーP (i)を取得し、励起光源34の出力パワーPp,LDを算出する。例えば、励起光分配回路51における各ポートの過剰な透過率T(i)を用いて、次式により算出する。
Figure 2013123205
また、パワー比算出部522は、終端部53へ分岐する励起光パワーを算出する。例えば、励起光分配回路51における終端ポートの過剰な透過率T(T)を用いて、次式により算出する。
Figure 2013123205
パワー比算出部522は、励起光分配回路51における各ポートの分岐比R(i)を制御して、各光増幅器31の利得を制御する。分岐比R(i)は、例えば次式により算出する。
Figure 2013123205
励起光分配回路51は、パワー比算出部522からの分岐比R(i)に従って、励起光を分配する。これにより、分配比制御回路52は、励起光の分配制御を行うことができる。
図15に、本実施形態において励起光の分配制御を行うための第2の構成例を示す。励起光の分配制御を行うための第2の構成例では、終端部53を備えず、分配比制御回路52が、励起光パワー算出部521と、パワー比算出部522と、励起光源出力算出部523と、を備える。励起光パワー算出部521の機能と動作は、励起光の分配制御を行うための第1の構成例と同様である。
励起光源出力算出部523は、各励起光パワー算出部521から励起光パワーP (i)を取得し、励起光源34の出力パワーPp,LDを算出する。このとき、励起光分配回路51における各ポートの過剰な透過率T(i)を用いて、次式により算出する。
Figure 2013123205
パワー比算出部522は、励起光分配回路51における各ポートの分岐比R(i)を制御して、各光増幅器31の利得を制御する。分岐比R(i)は、例えば次式により算出する。
Figure 2013123205
励起光分配回路51は、パワー比算出部522からの分岐比R(i)に従って、励起光を分配する。これにより、分配比制御回路52は、励起光の分配制御を行うことができる。
(実施形態2)
[励起光源34共有:各光増幅器31への分配比固定、励起光の減衰量可変]
図3は、本発明の実施の形態である実施形態2に係る光増幅器システムの光配線を示す図である。励起光分配回路51として、分配比固定のスプリッタ63を利用し、前記スプリッタに可変光減衰器(Variable Optical Attenuator:VOA)64を接続する点が特徴である。励起光源34から出力された励起光はスプリッタ63を介して各光増幅器31に固定の分配比で(例えば、1×4スプリッタの場合は、各光増幅器31に25%ずつ)供給されるが、スプリッタ63の後段にVOA64を配置して各光増幅器31への励起光供給量を調整することで、実施形態1と同機能の励起光分配回路51を実現することが可能である。
各VOA64におけるパワー減衰量は、各光増幅器31に要求されるアンプゲインに応じて設定すれば良い。実施形態1に示した励起光分配回路51の出力分配比制御においては、励起光源34の出力パワーと各光増幅器31から要求されるアンプゲインを変数として出力分配比を決定する制御が必要となる。一方、実施形態2においては、励起光源34の出力パワーを一定値に設定し、各VOA64の減衰量のみを決定する制御方法が可能となり、制御工程が簡素化される利点がある。各光増幅器31で必要となる励起光パワーが変動し、励起光源34の出力パワーを変更する必要が生じた場合は、出力パワーを変更して各VOA64の減衰量を再設定すればよい。特に、要求される出力パワーが小さくなる場合については、出力パワーを変更せずに、各VOAの減衰量の再設定のみで対応することも可能である。
また、スプリッタ63と複数のVOA64は前述のPLC技術による集積化が可能であり、実施形態1と同様に、部品点数削減、および光ファイバ接続点数の削減に伴う結線コスト削減などの効果が期待できる。
図16に、本実施形態において励起光の分配制御を行うための第1の構成例を示す。本実施形態の光増幅器システムがM個の光増幅器31を備える場合、分配比制御回路52は、各入力信号光パワーPin (i)に基づき、図14に示すようなルックアップテーブルを用いて励起光パワーP (i)を算出し、算出により得られた励起光パワーP (i)になるように、VOA64のパワー減衰量を制御する。
図17に、本実施形態において励起光の分配制御を行うための第2の構成例を示す。本実施形態の光増幅器システムがM個の光増幅器31を備える場合、分配比制御回路52は、M個の励起光パワー算出部521を備える。励起光パワー算出部521の機能及び動作は、実施形態1における励起光の分配制御を行うための第1の構成例と同様である。本実施形態では、励起光パワー算出部521の算出した励起光パワーをPP,0 (i)と表記し、VOA64の減衰後の励起光パワーをP (i)と表記する。
減算部524は、励起光パワー算出部521の算出した励起光パワーをPP,0 (i)とVOA64の減衰後の励起光パワーP (i)の差分ΔP (i)を出力する。VOA64は、スプリッタ63からの励起光を、差分ΔP (i)減衰させる。これにより、各VOA64から励起光パワー算出部521の算出した励起光パワーの励起光を出力することができる。
図18に、本実施形態において励起光の分配制御を行うための第3の構成例を示す。本実施形態の光増幅器システムがM個の光増幅器31を備える場合、分配比制御回路52は、M個の減算部524を備える。分配比制御回路52は、モニタPD44から出力信号光パワーPout (i)を取得し、入力信号光パワーPin (i)との比G(i)=Pout (i)/Pin (i)及び励起光パワーPP,0 (i)と入力信号光パワーPin (i)との比Go(i)=Pp,o (i)/Pin (i)を算出する。減算部525は、比G (i)と比G(i)との差分ΔG(i)を出力する。VOA64は、スプリッタ63からの励起光を、差分ΔG(i)減衰させる。これにより、各VOA64から一定パワーの励起光を出力することができる。
図19に、本実施形態において励起光の分配制御を行うための第4の構成例を示す。本実施形態の光増幅器システムがM個の光増幅器31を備える場合、分配比制御回路52は、M個の励起光パワー算出部521と、励起光源出力算出部523を備え、VOA64のフィードフォワード制御を行う。励起光パワー算出部521の機能及び動作は、実施形態1における励起光の分配制御を行うための第1の構成例と同様である。
励起光源出力算出部523は、各励起光パワー算出部521から励起光パワーP (i)を取得し、励起光源34の出力パワーPp,LDを算出する。このとき、励起光分配回路51における各ポートの過剰な透過率T(i)を用いて、次式により算出する。
Figure 2013123205
ここで、Pexは、VOA制御において、励起光パワーを減衰できるようにするために付加する余剰励起光パワーである。
励起光源34は、励起光源出力算出部523の算出した出力パワーPp,LDの励起光を出力する。スプリッタ63は、出力パワーPp,LDの励起光を均等にM分岐する。このときの各励起光パワーをP (i)’と表記する。VOA64は、スプリッタ63からの励起光を、減衰する。このときの減衰量は、ΔP (i)=P (i)’−P (i)である。これにより、VOA64から励起光パワー算出部521の算出した励起光パワーP (i)の励起光を出力することができる。
図20に、本実施形態において励起光の分配制御を行うための第5の構成例を示す。本実施形態の光増幅器システムがM個の光増幅器31を備える場合、分配比制御回路52は、M個の励起光パワー算出部521と、励起光源出力算出部523と、減算部525と、を備え、VOA64のフィードバック制御を行う。励起光パワー算出部521の機能及び動作は、実施形態1における励起光の分配制御を行うための第1の構成例と同様である。励起光源出力算出部523の機能及び動作は、本実施形態において励起光の分配制御を行うための第4の構成例と同様である。
分配比制御回路52は、モニタPD44から出力信号光パワーPout (i)を取得し、入力信号光パワーPin (i)との比G(i)=Pout (i)/Pin (i)及びパワーP (i)と入力信号光パワーPin (i)との比Go(i)=P (i)/Pin (i)を算出する。減算部525は、比G (i)と比G(i)との差分ΔG(i)を出力する。VOA64は、スプリッタ63からのパワーがP (i)’の励起光を、差分ΔG(i)減衰させる。これにより、VOA64から励起光パワー算出部521の算出した励起光パワーP (i)の励起光を出力することができる。
(実施形態3)
[励起光源34共有:各光増幅器31への分配比固定、各光増幅器31からの出力光の減衰量可変]
図4は、本発明の実施の形態である実施形態3に係る光増幅器システムの光配線を示す図である。励起光分配回路51として分配比固定のスプリッタ63を利用する点は実施形態2と同じであるが、VOA64を励起光分配回路51内ではなく各光増幅器31の後段に配置し、各光増幅器31からの出力光の光信号パワーを各VOA64で調整する点が実施形態2と異なる。各光増幅器31からの出力光の光信号パワーを調整することによって、励起光の分配比を変化させる。各VOA64における光信号パワー減衰量は、各光増幅器31の出力光の光信号パワーを読み出す信号強度モニタ33すなわちモニタPD44の情報に基づき、所望の出力光パワーレベルからのずれ量に応じて設定すれば良い。
(実施形態4)
[励起光源34共有:各光増幅器31への分配比可変(粗調)、各光増幅器31からの出力光の減衰量可変(微調)]
図5は、本発明の実施の形態である実施形態4に係る光増幅器システムを構成する励起光分配回路51を示す図である。励起光分配回路51を除く部分は、実施形態1と同一である。可変スプリッタ61とVOA64を組み合わせることで、可変スプリッタ61に要求される出力パワー設定精度要求を緩和することが可能になる。例えば、各増幅器31に供給する励起光パワーを0.1dBm単位で制御する必要がある場合、実施形態1の構成では可変スプリッタ61自身が0.1dBm単位の出力精度を補償する必要があるが、本実施形態の場合は、可変スプリッタ61の出力設定精度が0.5dB単位であっても、VOA64の出力設定精度が0.1dBmであれば、光増幅器システム51としての出力精度は0.1dBmとなる。
図6は、本発明に係る光増幅器システムを、8−degreeのCDCレスROADMノード101に適用した場合の、ノードを構成する各光部品における入出力光パワーの関係を示す。TPA(8×12)は、8方路に対応し、ひとつのTPAに12個の送信機もしくは受信機が接続される構成を想定している。図中の数字はWDM信号1波長当りの光信号パワーを示している。光増幅器システムに入力されるWDM信号の最大波長数は、TPAに接続された送信機および受信機の数に依存する。具体的には、送信機および受信機の数とTPAに入力されるWDM信号の最大波長数は一致する。
図21に、本実施形態において励起光の分配制御を行うための第1の構成例を示す。本実施形態の光増幅器システムがM個の光増幅器31を備える場合、分配比制御回路52は、M個の励起光パワー算出部521と、パワー比算出部522と、を備える。そして、各光増幅器31独立に、VOAを用いた励起光パワーの調整により、各光増幅器31の利得を制御する。
励起光パワー算出部521の機能及び動作は、実施形態1における励起光の分配制御を行うための第1の構成例と同様である。
パワー比算出部522は、各励起光パワー算出部521から励起光パワーP (i)を取得し、励起光分配回路51における各ポートの過剰な透過率T(i)を用いて、可変スプリッタ61における各ポートの分岐比R(i)を算出する。
Figure 2013123205
可変スプリッタ61は、パワー比算出部522からの分岐比R(i)に従って、励起光を分配する。これにより、可変スプリッタ61からVOA64へ、パワーP (i)’の励起光が入力される。
一方で、分配比制御回路52は、モニタPD44から出力信号光パワーPout (i)を取得し、入力信号光パワーPin (i)との比G(i)=Pout (i)/Pin (i)及びパワーP (i)’と入力信号光パワーPin (i)との比Go(i)=P (i)’/Pin (i)を算出する。減算部525は、比G (i)と比G(i)との差分ΔG(i)を出力する。VOA64は、可変スプリッタ61からの励起光を、差分ΔG(i)減衰させる。これにより、VOA64から励起光パワー算出部521の算出した励起光パワーの励起光を出力することができる。
図22に、本実施形態において励起光の分配制御を行うための第2の構成例を示す。本実施形態の光増幅器システムがM個の光増幅器31を備える場合、分配比制御回路52は、M個の励起光パワー算出部521と、励起光源出力算出部523と、パワー比算出部522と、を備え、VOA64のフィードフォワード制御を行う。励起光パワー算出部521の機能及び動作は、実施形態1における励起光の分配制御を行うための第1の構成例と同様である。
励起光源出力算出部523は、各励起光パワー算出部521から励起光パワーP (i)を取得し、励起光源34の出力パワーPp,LDを算出する。このとき、励起光分配回路51における各ポートの過剰な透過率T(i)を用いて、次式により算出する。
Figure 2013123205
ここで、Pexは、VOA制御において、励起光パワーを減衰できるようにするために付加する余剰励起光パワーである。
パワー比算出部522は、各励起光パワー算出部521から励起光パワーP (i)を取得し、励起光分配回路51における各ポートの過剰な透過率T(i)を用いて、可変スプリッタ61における各ポートの分岐比R(i)を算出する。
Figure 2013123205
可変スプリッタ61は、パワー比算出部522からの分岐比R(i)に従って、励起光を分配する。これにより、可変スプリッタ61からVOA64へ、パワーP (i)’の励起光が入力される。VOA64は、入力信号光パワーPin (i)に応じて、可変スプリッタ61からの励起光を減衰させる。これにより、入力信号光パワーPin (i)に応じた励起光パワーの励起光を出力することができる。
なお、VOA64は、励起光パワー算出部521からの励起光パワーPp(i)に基づいて、パワーP (i)’の励起光を減衰してもよい。
図23に、本実施形態において励起光の分配制御を行うための第3の構成例を示す。本実施形態の光増幅器システムがM個の光増幅器31を備える場合、分配比制御回路52は、M個の励起光パワー算出部521と、励起光源出力算出部523と、パワー比算出部522と、減算部525と、を備え、VOA64のフィードバック制御を行う。励起光パワー算出部521の機能及び動作は、実施形態1における励起光の分配制御を行うための第1の構成例と同様である。励起光源出力算出部523及びパワー比算出部522の機能及び動作は、本実施形態において励起光の分配制御を行うための第2の構成例と同様である。
可変スプリッタ61は、パワー比算出部522からの分岐比R(i)に従って、励起光を分配する。これにより、可変スプリッタ61からVOA64へ、パワーP (i)’の励起光が入力される。
一方で、分配比制御回路52は、モニタPD44から出力信号光パワーPout (i)を取得し、入力信号光パワーPin (i)との比G(i)=Pout (i)/Pin (i)及びパワーP (i)’と入力信号光パワーPin (i)との比Go(i)=P (i)’/Pin (i)を算出する。減算部525は、比G (i)と比G(i)との差分ΔG(i)を出力する。VOA64は、可変スプリッタ61からの励起光を、差分ΔG(i)減衰させる。これにより、VOA64から励起光パワー算出部521の算出した励起光パワーの励起光を出力することができる。
(実施形態5)
図24は、本実施形態に係る光増幅器システムの機能ブロックを示している。本実施形態では、励起光源34が3つの光源LD1〜LD3からなり、光源LD2及びLD3を予備光源として用いる。励起光分配回路51は、光源LD1〜LD3と各光増幅器31の接続を切り替える分配比制御スイッチ65を備えている。
本実施形態に係る光増幅方法は、光信号増幅手順と、励起光制御手順と、を順に有する。
通常時に光信号増幅手順を行う。通常時は、励起光分配回路51は光源LD1〜LD3のうちの1つの光源LD1のみに接続されている。光源LD1が励起光を出力し、励起光分配回路51が励起光を各光増幅器31に分配する。各光増幅器31は、励起光を用いて各経路の光信号を増幅する。
いずれかの光源、たとえば光源LD1に故障が発生したとき、励起光制御手順を行う。このとき、分配比制御回路52は、図25に示すように、励起光分配回路51の接続を、故障の発生した光源LD1から予備光源である光源LD2に切り替える。これにより、光源LD1に故障が発生した場合に、光パスを復旧することができる。
(実施形態6)
図26は、本実施形態に係る光増幅器システムの機能ブロックを示している。本実施形態では、励起光源34が3つの光源LD1〜LD3からなる。
本実施形態に係る光増幅方法は、光信号増幅手順と、励起光制御手順と、を順に有する。
通常時に光信号増幅手順を行う。通常時は、励起光分配回路51は光源LD1〜LD3のうちの全ての光源LD1〜LD3に接続されている。光源LD1〜LD3のすべてが励起光を出力し、励起光分配回路51が光源LD1〜LD3のすべての励起光を各光増幅器31に分配する。各光増幅器31は、励起光を用いて各経路の光信号を増幅する。
いずれかの光源、たとえば光源LD1に故障が発生したとき、励起光制御手順を行う。このとき、分配比制御回路52は、図27に示すように、光源LD2及び光源LD3の出力パワーを増加させる。これにより、光源LD1に故障が発生した場合に、光パスを復旧することができる。
なお、励起光分配回路51は、実施形態5の図24及び図25並びに実施形態6の図26及び図27に示すように、各光源LD1〜LD3で共通としてもよいが、図28に示すように、各光源LD1〜LD3で個別のものを用い、励起光カプラ66で結合させてもよい。これにより、光源LD1〜LD3によって励起光の波長を互いに異なる波長に設定することが可能になる。
(実施形態7)
図29は、本実施形態に係る光増幅器システムの機能ブロックを示している。本実施形態では、励起光源34が3つの光源LD1〜LD3からなり、光源LD3を予備光源として用いる。励起光分配回路51は、光源LD1〜LD3と光増幅器31〜31の接続を切り替える分配比制御スイッチ65を備えている。
本実施形態に係る光増幅方法は、光信号増幅手順と、励起光制御手順と、を順に有する。
通常時に光信号増幅手順を行う。通常時は、励起光分配回路51は光源LD1及びLD2に接続されている。光源LD1及びLD2が励起光を出力する。励起光分配回路51は、光源LD1からの励起光を光増幅器31〜31に分配し、光源LD2からの励起光を光増幅器31〜31に分配する。各光増幅器31は、励起光を用いて各経路の光信号を増幅する。
いずれかの光源、たとえば光源LD1に故障が発生したとき、励起光制御手順を行う。分配比制御回路52は、図30に示すように、励起光源34への接続を光源LD1から光源LD3に切り替える。このとき、光源LD3が励起光を出力し、励起光分配回路51が光源LD3からの励起光を光増幅器31〜31に分配する。これにより、光パスを復旧することができる。このとき、LD2の供給経路は影響を受けない。
図31に、本実施形態における励起光分配回路51の構成例を示す。本実施形態では、1つの励起光源34から1つの光増幅器31に励起光を供給してもよい。例えば、LD1が1つの光増幅器31に励起光を供給する場合、励起光分配回路51はLD1からの励起光を分岐する可変スプリッタ61を備えない構成にすることができる。
(実施形態8)
図32は、本実施形態に係る光増幅器システムの機能ブロックを示している。本実施形態では、励起光源34が3つの光源LD1〜LD3からなり、光源LD3を予備光源として用いる。励起光分配回路51は、光源LD1〜LD3から各光増幅器31への分配比を変化させる分配比制御スイッチ65を備えている。
本実施形態に係る光増幅方法は、光信号増幅手順と、励起光制御手順と、を順に有する。
通常時に光信号増幅手順を行う。通常時は、励起光分配回路51は光源LD1〜LD3のうちの全ての光源LD1〜LD3に接続されている。光源LD1〜LD3のすべてが励起光を出力する。励起光分配回路51は、光源LD1からの励起光を光増幅器31〜31に分配し、光源LD2からの励起光を光増幅器31〜31に分配し、光源LD3の励起光を光増幅器31〜31に分配する。各光増幅器31は、励起光を用いて各経路の光信号を増幅する。
いずれかの光源、たとえば光源LD1に故障が発生したとき、励起光制御手順を行う。分配比制御回路52は、図33に示すように、光源LD3の出力パワーを増加させ、分配比制御スイッチ65における光源LD3から光増幅器31〜31への励起光分配比を増加させる。これにより、光パスを復旧することができる。このとき、LD2の供給経路は影響を受けない。
(実施形態9)
図34は、本実施形態に係る光増幅器システムの機能ブロックを示している。本実施形態では、励起光源34が3つの光源LD1〜LD3からなり、励起光分配回路51が光源LD1〜LD3から各光増幅器31への分配比を変化させる分配比制御スイッチ65を備えている。
本実施形態では、励起光分配回路51は光源LD1〜LD3のうちの全ての光源LD1〜LD3に接続されている。光源LD1〜LD3のすべてが励起光を出力する。励起光分配回路51は、光源LD1からの励起光を光増幅器31及び31に分配し、光源LD2からの励起光を光増幅器31に分配し、光源LD3の励起光を光増幅器31に分配する。光増幅器31、31、31、31は、励起光を用いて各経路の光信号を増幅する。
ひとつの光増幅器31を通過する光チャネル数がNから1に変動した場合、過渡応答による励起光パワー変動の最大値dPは、
dP=10・log(N) [dB]
となる。
このため、1つの光源LD1から供給する波長チャネル数の合計{n}を減らすことで、光源LD1の過渡応答dPを低減することが可能になる。
過渡応答はチャネル数に応じて大きくなるため、励起光源34を複数の光源LD1〜LD3で構成し、光源1つあたりが供給する波長チャネル数を低減することで、光源LD1〜LD3の過渡応答dP〜dPを低減することが可能になる。
特に、光源LD2及び光源LD3のように、単一経路のみにパワーを供給する光源は高速AGC制御による過渡応答抑制が可能である。このため、波長チャネル数の多い経路から優先的に高速AGC制御可能な光源を割り当てると、過渡応答の低減効果は大きくなる。
(実施形態10)
図35は、本実施形態に係る光増幅器システムの機能ブロックを示している。本実施形態では、励起光源34が3つの光源LD1〜LD3からなり、励起光分配回路51が光源LD1〜LD3から各光増幅器31〜31への分配比を変化させる分配比制御スイッチ65を備えている。
本実施形態では、励起光分配回路51は光源LD1〜LD3のうちの全ての光源LD1〜LD3に接続されている。光源LD1〜LD3のすべてが励起光を出力する。励起光分配回路51は、光源LD1からの励起光を光増幅器31及び31に分配し、光源LD2からの励起光を光増幅器31及び31に分配する。光増幅器31、31、31、31は、励起光を用いて各経路の光信号を増幅する。
ひとつの光増幅器31を通過する光チャネル数がNから1に変動した場合、過渡応答による励起光パワー変動の最大値dPは、
dP=10・log(N) [dB]
となる。
このため、LDxから供給するチャネル数の合計{n}を減らすと、LDxの過渡応答dPを低減することが可能になる。
そこで、分配比制御部52は、各光源LD1〜LD3について、供給するチャネル数の合計{n}が少なくなるように、分配比制御スイッチ65の接続先を切り替える。これにより、光源LD1〜LD3の過渡応答dP〜dPを低減することが可能になる。
(実施形態11)
図36は、本実施形態に係る光増幅器システムの機能ブロックを示している。本実施形態では、励起光源34が9つの光源LD1〜L9からなり、光源LD9を予備光源として用いる。励起光分配回路51は、光源LD1〜LD9から各光増幅器31〜31への分配比を変化させる分配比制御スイッチ65を備える。
本実施形態では、励起光分配回路51は光源LD1〜LD8に接続されている。光源LD1〜LD8が励起光を出力する。励起光分配回路51は、光源LD1からの励起光を光増幅器31に分配し、光源LD2からの励起光を光増幅器31に分配し、・・・、
光源LD8からの励起光を光増幅器31に分配する。光増幅器31〜31は、励起光を用いて各経路の光信号を増幅する。
本実施形態では、すべてが単一光源経路となるため、過渡応答が抑制可能となる。一方で、光源LD1〜LD8で出力が不足する経路には、光源LD9から励起光を供給すべく、分配比制御回路52は、光源LD9に励起光を出力させ、分配比制御スイッチ65にLD9からの励起光を分配させる。例えば、光源LD1、光源LD5及び光源LD8の出力が不足する場合、分配比制御回路52は、光源LD9を光増幅器31、31及び31に接続し、光源LD9からの励起光を光増幅器31、31及び31へ供給する。これにより、光増幅器31、31及び31への単一・予備光源併用経路については過渡応答の絶対値が従来技術と比較して小さくなる。
図37に、単一・予備光源併用経路への励起光パワーの説明図を示す。例えば、光増幅器31の増幅する波長チャネル数がnから1に変動した場合、1波長チャネルあたりの励起光パワーは1/nになる。しかし、光源LD9から励起光パワーは過渡状態でも不変であるため、本実施形態は、励起光パワーの変動を抑え、過渡応答を抑制することができる。
(実施形態12)
ある経路の波長チャネル数が変動する場合、図38に示すように、励起光源34から励起光を出力し(ステップ1)、励起光分配回路51の分岐比を調整する(ステップ2)。波長チャネル数が23から1へ変動するなど、ある光増幅器31へ入力される信号の波長チャネル数が急変する場合、ステップ1及びステップ2の動作が間に合わなくなる場合がある。このとき、過剰な励起パワーが分配され、出力レベルが設定値からずれる可能性がある。波長チャネル数が増加する場合も、過少な励起パワーが分配され、出力レベルが設定値からずれる可能性がある。
励起光分配回路51の時定数が波長チャネル数変動(〜μs)よりも遅い場合、過渡応答の影響により、光増幅器31から出力される信号出力レベルが設定値からずれる。そこで、本実施形態の光増幅器システムは、光信号の入力されるスイッチの切替時定数を励起光分配回路51の制御時定数よりも大きくする。光信号の入力されるスイッチは、例えば、図6に示す光分岐回路17又はTPA12である。
例えば、Drop時には、光分岐回路17の切替時定数を光増幅器システム19の励起光制御時定数よりも大きくする。Add時には、TPA12の切替時定数を光増幅器システム18の励起光制御時定数よりも大きくする。これにより、波長変動が励起光制御時定数よりも遅くなるため、波長チャネル数変動時の過渡応答を防ぐことができる。
(実施形態13)
図39に、過渡応答時の出力パワーの一例を示す。1〜24波長から1波長に波長チャネル数を変動した場合と、1〜24波長から24波長に変動した場合を示す。過渡応答前の波長チャネル数が小さいときに出力変化が急になる。そこで、本実施形態では、過渡応答前の波長チャネル数に応じて、過渡応答時のパワー増減量を設定する。
図40に、1波長あたりの励起光パワーと信号出力パワーの関係の一例を示す。励起光パワーが光増幅器31を通過する波長チャネル数に比例するように分配する場合、1波長に割り当てられる励起光パワーと1波長の信号出力パワーは全経路で等しくなる。この場合、通常であれば、信号出力パワーの中間に基準動作点を定める。例えば、所望の最低信号出力パワーSminが1mW=0dBmであり、所望の最高最低信号出力パワーSmaxが63mW=18dBmである場合、基準動作点Sとして8mW=9dBmを定める。ここで、所望の出力範囲は、レベルダイア設計で決まる。
図41に、本実施形態における基準動作点の第1の設定例を示す。過渡応答前の波長チャネル数が24であって、波長チャネル数を1に変動する場合、信号出力パワーが18dBmとなるように基準動作点を設定する。所望範囲は、例えば14dBである。所望の最高信号出力パワーSmaxを基準動作点として設定する。この場合、過渡応答が発生した場合でも、所望範囲が14dB以上であれば信号の受信特性に影響を与えない。なお、変化前の波長数が全波長数の半数より多い場合、基準動作点をSmaxと図40に示す基準動作点Sとの間に設定することで本発明の効果を得ることができる。
図42に、本実施形態における基準動作点の第2の設定例を示す。過渡応答前の波長チャネル数が1であって、波長チャネル数を24に変動する場合、信号出力パワーが0dBmとなるように基準動作点を設定する。所望範囲は、例えば14dBである。所望の最低信号出力パワーSminを基準動作点として設定する。この場合、過渡応答が発生した場合でも、所望範囲が14dB以上であれば信号の受信特性に影響を与えない。なお、変化前の波長数が全波長数の半数より少ない場合、基準動作点をSminと図40に示す基準動作点Sとの間に設定することで本発明の効果を得ることができる。
なお、過渡応答時に信号出力パワーが所望範囲内となる設定が理想だが、本実施形態に必須の条件ではない。所望出力範囲内で基準動作点を波長数に応じて設定しておけば、過渡応答時にレンジから外れるずれ量の絶対値を小さくすることが可能となる。本実施形態と実施形態5〜実施形態8の発明を組み合わせることで、過渡応答の影響を完全に抑制することが可能となるケースもある。
他経路に波長数変動が起きた場合、自経路へ影響を及ぼす場合がある。例えば、他経路の波長チャネル数の減少に対応して励起光源34の出力パワーを下げるときに、励起光分配回路51の再設定よりも先に励起光源34の出力パワーを下げると、信号出力パワーが所望範囲の下限を下回る可能性がある。一方、他経路の波長チャネル数の増加に対応して励起光源34の出力パワーを上げるときに、励起光分配回路51の再設定よりも先に励起光源34の出力パワーを上げると、信号出力パワーが所望範囲の上限を上回る可能性がある。そこで、励起光源34の出力パワーを調整する前に、励起光分配回路51の再設定を行う制御が望ましい。ただし、波長数変動経路への供給パワー増減速度は、励起光分配回路51の時定数で決まる。
実施形態4のように、励起光分配回路51において可変スプリッタ61を用いて励起光を分配し、VOA64を用いて励起光パワーを調整する場合において、可変スプリッタ61の時定数が遅く、VOA64の時定数が速い場合、以下のように制御することが好ましい。
まず、VOA64を、励起光パワー変動を見越して調整しておく。例えば、パワーが増える場合は減衰量を上げ、パワーが減る場合は減衰量を下げる。減衰量を下げる場合は、予め一定量を減衰させておく。
次に、励起光源34の出力パワーを変更する。
次に、可変スプリッタ61の分岐比を調整する。このときに、VOA64の減衰量も連動して変動する。
これにより、可変スプリッタ61とVOA64における励起光の分配制御を行うことができる。
なお、実施形態において示した値は例示であり、例示した値に限定されない。
本発明は情報通信産業に適用することができる。
11、11a、11d、11_1、11_2、11_3、11_4、11_5、11_6、11_7、11_8:WXC
12、12:TPA
14:送信機
15:受信機
16:コンバイナ
17:スプリッタ
18、19:光増幅器システム
31:光増幅器
32、33:信号強度モニタ
34:励起光源
35:利得制御回路
41、43:信号光カプラ
42、44:モニタPD
51:励起光分配回路
52:分配比制御回路
521:励起光パワー算出部
522:パワー比算出部
523:励起光源出力算出部
524、525:減算部
53:終端部
61:可変スプリッタ
62:信号光/励起光カプラ
63:スプリッタ
64:VOA
65:分配比制御スイッチ
66:励起光カプラ
101:ROADMノード

Claims (22)

  1. ROADM(Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer)ノードにおける複数のWXC(Wavelength Cross Connect)とTPA(Transponder Aggregator)を接続する各経路の光信号を増幅する複数の光増幅器と、
    前記複数の光増幅器に励起光を供給する励起光源と、
    前記励起光源から出力された励起光を前記複数の光増幅器へ分配する励起光分配回路と、
    前記励起光分配回路の分配比又は前記励起光源の出力強度を変化させる分配比制御回路と、
    を備える光増幅器システム。
  2. ROADM(Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer)ノードにおける複数のWXC(Wavelength Cross Connect)とTPA(Transponder Aggregator)を接続する各経路の光信号を増幅する複数の光増幅器と、
    前記複数の光増幅器に励起光を供給する励起光源と、
    前記励起光源から出力された励起光を前記複数の光増幅器へ分配する励起光分配回路と、
    前記複数の光増幅器の増幅した各光信号の信号強度を測定する複数の信号強度モニタと、
    前記信号強度モニタの測定した各光信号の信号強度に応じて前記励起光分配回路の分配比を変化させる分配比制御回路と、
    を備える光増幅器システム。
  3. 前記励起光分配回路は、
    分岐比の可変な可変スプリッタを備え、
    前記分配比制御回路は、前記可変スプリッタの分岐比を変化させることによって、励起光分配回路の分配比を変化させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の光増幅器システム。
  4. 前記励起光分配回路は、
    予め定められた分岐比で励起光を分岐するスプリッタと、
    前記スプリッタの分岐した励起光を減衰させる可変光減衰器と、を備え、
    前記分配比制御回路は、前記可変光減衰器の減衰率を変化させることによって、前記励起光分配回路の分配比を変化させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の光増幅器システム。
  5. 前記励起光分配回路は、
    分岐比の可変な可変スプリッタと、
    前記可変スプリッタの分岐した励起光を減衰させる可変光減衰器と、を備え、
    前記分配比制御回路は、前記可変スプリッタの分岐比を変化させるとともに前記光減衰器の減衰率を変化させることによって、前記励起光分配回路の分配比を変化させる
    ことを特徴とする請求項2に記載の光増幅器システム。
  6. ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路の光信号を増幅する複数の光増幅器と、
    予備光源を含む複数の光源からなる励起光源と、
    予備光源を除く前記複数の光源からの励起光を前記複数の光増幅器へ分配する励起光分配回路と、
    前記励起光源を構成するいずれかの光源に故障が発生したとき、前記励起光分配回路における接続状態を、故障の発生した光源から予備光源に切り替える分配比制御回路と、
    を備える光増幅器システム。
  7. ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路の光信号を増幅する複数の光増幅器と、
    複数の光源からなる励起光源と、
    1つの前記光増幅器に対して少なくとも2以上の光源からの励起光を供給することによって、前記複数の光源からの励起光を前記複数の光増幅器へ分配する励起光分配回路と、
    前記励起光源を構成するいずれかの光源に故障が発生したとき、故障の発生した光源が供給していた光増幅器と共通の光増幅器へ励起光を供給している光源の励起光パワーを増加させる分配比制御回路と、
    を備える光増幅器システム。
  8. ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路の光信号を増幅する複数の光増幅器と、
    複数の光源からなる励起光源と、
    前記励起光源からの励起光を前記複数の光増幅器に分配する励起光分配回路と、
    前記光増幅器の増幅する波長チャネル数に応じて、前記励起光分配回路における接続状態を変化させ、前記励起光源を構成する1つの光源の供給する光増幅器の数を増減する分配比制御回路と、
    を備える光増幅器システム。
  9. ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路の光信号を増幅する複数の光増幅器と、
    予備光源を含む複数の光源からなる励起光源と、
    前記励起光源からの励起光を前記複数の光増幅器に分配する励起光分配回路と、
    増幅するチャネル数が減少する前記光増幅器へ励起光を供給している光源が励起光を提供している他の前記光増幅器へ、前記予備光源からの励起光を供給するよう、前記励起光分配回路における接続状態を切り替える分配比制御回路と、
    を備える光増幅器システム。
  10. 前記分配比制御回路は、光信号の入力されるスイッチの切替時定数を前記励起光分配回路の制御時定数よりも大きくすることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の光増幅器システム。
  11. 前記分配比制御回路は、前記光増幅器からの光信号の信号強度が予め定められた範囲内となるように、増幅する波長チャネル数に応じて前記励起光源の出力強度を変化させることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の光増幅器システム。
  12. 少なくとも1つの光源からなる励起光源からの励起光を分配して、ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路に設置された光増幅器に供給し、前記光増幅器を用いて前記各経路の光信号を増幅する際に、励起光の分配比又は前記励起光源の出力強度を変化させることを特徴とする光増幅方法。
  13. ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路の光信号の信号強度を測定する信号強度測定手順と、
    前記信号強度測定手順で測定した信号強度に応じた分配比で励起光を前記各経路に分配し、分配された励起光を用いて、前記各経路の光信号を増幅する光信号増幅手順と、
    を順に有する光増幅方法。
  14. 前記光信号増幅手順において、分岐比の可変な可変スプリッタを用いて前記信号強度測定手順で測定した信号強度に応じた分岐比で励起光を分岐することによって、前記信号強度測定手順で測定した信号強度に応じた分配比で励起光を前記各経路に分配する
    ことを特徴とする請求項13に記載の光増幅方法。
  15. 前記光信号増幅手順において、分岐比固定のスプリッタで励起光を分岐し、前記信号強度測定手順で測定した信号強度に応じた減衰比で、分岐後の励起光を減衰させることによって、前記信号強度測定手順で測定した信号強度に応じた分配比で励起光を前記各経路に分配する
    ことを特徴とする請求項13に記載の光増幅方法。
  16. 前記光信号増幅手順において、分岐比の可変な可変スプリッタを用いて前記信号強度測定手順で測定した信号強度に応じた分岐比で励起光を分岐し、前記信号強度測定手順で測定した信号強度に応じた減衰比で、分岐後の励起光を減衰させることによって、前記信号強度測定手順で測定した信号強度に応じた分配比で励起光を前記各経路に分配する
    ことを特徴とする請求項13に記載の光増幅方法。
  17. ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路に設置された光増幅器を用いて光信号を増幅する光増幅方法であって、
    予備光源を含む複数の光源からなる励起光源から励起光を出力して前記光増幅器に分配し、前記光増幅器を用いて前記各経路の光信号を増幅する光信号増幅手順と、
    前記複数の光源のいずれかに故障が発生したとき、故障の発生した光源から予備光源に切り替える励起光制御手順と、
    を順に有する光増幅方法。
  18. ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路に設置された光増幅器を用いて光信号を増幅する光増幅方法であって、
    複数の光源からなる励起光源から励起光を出力し、1つの前記光増幅器に対して少なくとも2以上の光源からの励起光を供給するように前記励起光を分配し、前記光増幅器を用いて前記各経路の光信号を増幅する光信号増幅手順と、
    前記複数の光源のいずれかに故障が発生したとき、故障の発生した光源が供給していた光増幅器と共通の光増幅器へ励起光を供給している光源の励起光パワーを増加させる励起光制御手順と、
    を順に有する光増幅方法。
  19. ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路に設置された光増幅器を用いて光信号を増幅する光増幅方法であって、
    複数の光源からなる励起光源から励起光を出力して前記光増幅器に分配し、前記光増幅器を用いて前記各経路の光信号を増幅する光信号増幅手順と、
    前記光増幅器の増幅する波長チャネル数に応じて、1つの光源から励起光を供給する前記光増幅器の数を増減する励起光制御手順と、
    を順に有する光増幅方法。
  20. ROADMノードにおける複数のWXCとTPAを接続する各経路に設置された光増幅器を用いて光信号を増幅する光増幅方法であって、
    予備光源を含む複数の光源からなる励起光源から励起光を出力して前記光増幅器に分配し、前記光増幅器を用いて前記各経路の光信号を増幅する光信号増幅手順と、
    増幅する波長チャネル数が減少する前記光増幅器がある場合に、当該光増幅器へ励起光を供給している光源を共用している他の前記光増幅器へ、前記予備光源からの励起光を供給する励起光制御手順と、
    を順に有する光増幅方法。
  21. 前記励起光制御手順において、光信号を前記光増幅器に出力するスイッチの切替時間を、励起光を前記光増幅器に分配する分配時間よりも長くすることを特徴とする請求項17から20のいずれかに記載の光増幅方法。
  22. 前記励起光制御手順において、前記光増幅器からの光信号の信号強度が予め定められた範囲内となるように、増幅する波長チャネル数に応じて前記複数の光源の出力強度を変化させることを特徴とする請求項17から21のいずれかに記載の光増幅器方法。
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