JP2014060585A - 光伝送装置及び光伝送装置の制御方法 - Google Patents

光伝送装置及び光伝送装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光伝送システムにおける光パワーの変動を抑制する。
【解決手段】光伝送装置は、複数の伝送路から入力される信号光に含まれる自然放出光(ASE光)を抽出する抽出手段と、抽出されたASE光の光パワーを変化させる光パワー調整手段と、抽出されたASE光と、信号光と、を結合させる第1の結合手段と、第1の結合手段から出力される光の光パワーを、所定の光パワーに近づけるように光パワー調整手段を制御する制御手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、光伝送装置及びその制御方法に関し、特に、複数の信号光を結合して出力する機能を備える光伝送装置及びその制御方法に関する。
波長多重(WDM: Wavelength Division Multiplexing)伝送システムは、一般に、光終端装置、光中継増幅装置及び光分岐挿入装置から構成される。光終端装置は、入力された複数の電気信号を波長の異なる信号光に変換して多重し、波長多重された信号光(以下、「WDM信号光」という。)を光ファイバ等の伝送路へ出力するとともに、伝送されたWDM信号光を受信して電気信号に変換する。光中継増幅装置は、伝送路上に配置され、WDM信号光を増幅する。光分岐挿入装置(Optical Add Drop Multiplexer、以下「OADM装置」という。)は、受信されたWDM信号光を波長毎に分離し、また、WDM信号光に新たな波長の信号光を挿入する。
OADM装置は、入力されたWDM信号光の一部又は全部に対して、波長毎に信号光のアド(add、波長の追加)、ドロップ(drop、波長の削除)を行う。OADM装置でアドされる光はアド光、ドロップされる光はドロップ光と呼ばれる。また、OADM装置でドロップ光と共に受信されたWDM信号光のうち、ドロップされずにOADM装置から出力される信号光は、スルー(through)光と呼ばれる。OADM装置は、スルー光とアド光とを結合して、隣接する他のOADM装置や光終端装置に送出する。
このようなWDM伝送システムでは、長距離伝送を実現するために、所定の間隔毎に、WDM信号光を増幅するための光中継増幅装置が設置される。光中継増幅装置では、一般的に、光信号をそのまま増幅することが可能な、光直接増幅器(以下、「光増幅器」という。)が用いられる。
光増幅器では、WDM信号光に含まれる光の光パワーの合計(以下、「トータル光パワー」という。)を一定に保つために、光出力一定制御(Automatic Level Control、以下、「ALC制御」という。)が行われる。ただし、ALC制御を行っても、光増幅器の最大利得を超えた光出力を得ることはできない。従って、光増幅器を使用する場合に所定の光出力パワーを得るためには、[所定の光出力パワー(dBm)]−[光増幅器の最大利得(dB)]≦[入力光の光パワー(dBm)]となるように、伝送路の光レベルを設計する必要がある。
一方、WDM伝送システムでは、波長毎の信号光の信号対雑音比(Signal to Noise比、以下、「SN比」という。)の確保が重要である。しかし、WDM伝送システムで用いられる光増幅器の多くは、WDM信号光のトータル光パワーを一定に保つように制御され、波長毎の信号光の光パワーは制御されない。また、WDM信号光の帯域内の特定の波長の信号光の障害や、OADM装置による信号光のアド及びドロップによって、WDM信号光の波長数が変動すると、OADM装置の出力に置かれた光増幅器の入力レベルも変動する。その結果、ALC制御が行われている場合には、光増幅器の利得が変動する。光増幅器の利得の変動により、WDM伝送システムの許容範囲から光パワーが逸脱する信号光が生じると、光増幅器から出力される信号光のSN比の劣化や、信号光同士の相互干渉による波形の歪みの発生といった問題が生じる。
また、例えば、伝送路上の光ケーブルが切断されることにより、スルー光が失われた場合、アド光が正常にアドされても、アドされたWDM信号光を増幅する光増幅器への入力光パワーが低下する。このような場合にも光増幅器から出力される信号光の利得が変動する。
このため、WDM信号光の波長数が変動した場合にも、WDM信号光の伝送品質を維持するための構成が提案されている。特許文献1は、ASE(Amplified Spontaneous Emission、増幅された自然放出光)光を用いてトータル光パワーを制御する技術を開示している。また、特許文献2は、信号光とは別に補助光を用意し、波長数が減少した際に補助光の光パワーを制御することで、波長多重された信号光のトータル光パワーを一定に保つ技術を開示している。
特許4557771号公報 特開2000−174701号公報
特許文献1、2に記載された技術の課題について説明する。例えば、OADM装置において、スルー光が伝送された伝送路に異常が生じ、これらの信号光が断となると、スルー光は失われる。一方で、当該スルー光にアドされる信号光(アド光)が他の伝送路からOADM装置へ正常に入力されている場合には、アド光は正常に伝送されることが好ましい。しかしながら、特許文献1に記載された光伝送装置は、ASE光を1つの伝送路の信号光から抽出しているため、当該伝送路が断となるとASE光による補助光が生成できない。すなわち、特許文献1に記載された光伝送装置は、OADM装置から出力される、アドされた信号光のみを含むWDM信号光のトータル光パワーを補償することはできない。逆に、ASE光がアド光のみから抽出されている場合には、アド光の伝送路が断となると同様の問題が生じる。
特許文献2に記載された光切替回路は、光送信器の出力が断となった場合に、光送信器と同一の波長の波長分離されたダミー光を出力する。しかしながら、特許文献2に記載された光切替回路は、伝送路毎に1波長分の信号光の光パワーを補償することしかできない。従って、特許文献2に記載された光切替回路は、OADM装置において、スルー光あるいはアド光の複数の信号光が失われた際に、WDM信号光のトータル光パワーを補償することができない。
(発明の目的)
本発明は、複数の伝送路から入力された信号光を結合して出力する光伝送システムにおいて、伝送路の一部が断となった場合でも、出力される信号光のトータル光パワーの変動を抑制することが可能な光伝送装置を提供することを目的とする。
本発明の光伝送装置は、複数の伝送路から入力される信号光に含まれる自然放出光(ASE光)を抽出する抽出手段と、前記抽出されたASE光の光パワーを変化させる光パワー調整手段と、前記抽出されたASE光と、前記信号光と、を結合させる第1の結合手段と、前記第1の結合手段から出力される光の光パワーを、所定の光パワーに近づけるように前記光パワー調整手段を制御する制御手段と、を備える。
本発明の光伝送装置の制御方法は、複数の伝送路から入力される信号光に含まれる自然放出光(ASE光)を抽出し、前記抽出されたASE光の光パワーを変化させ、前記抽出されたASE光と、前記信号光と、を結合させ、前記結合された光の光パワーを、所定の光パワーに近づけるように前記ASE光の光パワーを調整することを特徴とする。
本発明は、複数の伝送路から入力された信号光を結合して出力する光伝送システムにおいて、伝送路の一部が断となった場合でも、出力される信号光のトータル光パワーの変動を抑制することが可能な光伝送装置を提供する。
第1の実施形態のOADM装置の構成を示す図である。 光伝送システムの構成を示す図である。 補助光出力制御部の構成を示す図である。 フィルタ部に入力される光のスペクトルを示す図である。 フィルタ部から出力される光のスペクトルを示す図である。 WDM伝送システムにおけるOADM装置300の動作を説明するための図である。 WDM伝送システムにおいて、障害によるケーブル断が発生した場合の動作を示す図である。 WDM伝送システムにおいて、障害によるケーブル断が発生した場合の動作を示す図である。 第2の実施形態の光伝送装置の構成を示す図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の光伝送装置の実施形態を説明する。以下の説明では、WDM信号光のアド及びドロップを行う光分岐挿入装置(OADM装置)を例に説明する。
図2は、光終端装置101〜104及びOADM装置300、301が、伝送路61〜80で接続された、光伝送システム1の構成を示す図である。光伝送システム1において、光終端装置101〜104は、WDM信号光を生成してそれぞれ伝送路61、65、71、75に出力する。また、光終端装置101〜104は、それぞれ伝送路68、64、70、74を伝送されたWDM光信号を受信する。OADM装置300及び301は、WDM信号光のアド/ドロップ処理を行う。各々の伝送路は、伝送路を伝搬するWDM信号光を増幅するための、光中継増幅器200を備える。
図2において、光終端装置101は、最大で波長λ〜λ100の100波長のWDM信号光を送信する。信号光の波長は、λからλ100まで昇順に設定されている。WDM信号光は、光伝送路61、光中継増幅器200及び伝送路62を通じてOADM装置300に入力される。OADM装置300においては、アド光及びドロップ光の波長範囲はいずれもλ〜λ30であり、スルー光の波長範囲はλ31〜λ100である。スルー光は、アド光と合波されて、伝送路63から隣接するOADM装置301へ送信される。
ドロップされたWDM信号光は、伝送路69、光中継増幅器200、伝送路70を通じて光終端装置103において受信される。
また、光終端装置103は、アド光を、伝送路71、72を通じて、OADM装置300に入力する。OADM装置300は、入力されたアド光を、スルー光と合波して、伝送路63へ出力する。アド光の波長はドロップ光と同様のλ〜λ30である。スルー光の波長はλ31〜λ100であるため、スルー光の波長と、アド光の波長とは重複しない。
OADM装置301も、伝送路73〜76と接続された光終端装置104との間で、OADM装置300と同様のアド/ドロップ処理を行う。さらに、OADM装置301及び300は、光終端装置102から出力されたWDM信号光に対しても、光終端装置101から出力されたWDM信号光と同様のアド/ドロップ処理を行う。なお、OADM装置300とOADM装置301とは、同一の構成を備えていてもよい。
続いて、OADM装置300の構成及び動作について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態のOADM装置300の構成を示す図である。OADM装置300は、光増幅器11〜18、光分岐器21〜28、光結合器41、42、フィルタ部31〜34、及び、補助光出力制御部10を備える。光増幅器11〜18は、入力信号がある場合には、ALC制御にて動作している。
図1において、伝送路62から入力されたWDM信号光は、光増幅器11で増幅される。増幅されたWDM信号光は、光分岐器21、22において分岐される。光分岐器21は、分岐されたWDM信号光の一方を、補助光出力制御部10に入力する。光分岐器22は、光分岐器21で分岐されたWDM信号光の他方を、光増幅器15へ分岐する。光増幅器15で増幅されたWDM信号光は、伝送路69aから光終端装置103へ伝送される。伝送路69aは、図2における伝送路69の一部である。
伝送路62からは、波長λ〜λ100の最大100波長のWDM信号光が、OADM装置300に入力される。そのうち、波長λ〜λ30の信号光は、OADM装置300においてアド及びドロップの対象となる。波長λ31〜λ100の信号光は、スルー光である。
図1においては、ドロップ光が分岐される光分岐器22は、方向性結合器である。すなわち、光分岐器22は、入力されたWDM信号光を、所定の分岐比(光パワー比)で分岐する。光分岐器22として方向性結合器を使用する理由は、以下の通りである。
ドロップ光の波長数が少ない場合、光分波器を用いて波長λ〜λ30の信号光のみを分岐させると、光増幅器15へ入力される信号光の光パワーが小さく、光増幅器の動作条件が満足されない恐れがある。このため、図1では、光分岐器21として光方向性結合器が使用されており、全ての波長(λ〜λ100)の信号光が光増幅器15で増幅される。この場合、光増幅器15の出力に光バンドパスフィルタを設置し、ドロップ光以外の波長λ31〜λ100の信号光が減衰されるようにしてもよい。
なお、ドロップ光のみの光パワーが充分に大きい場合には、光分岐器22としてドロップ光とスルー光とを分離する光分波器が用いられてもよい。
フィルタ部31は、波長λ31〜λ100の信号光のみを透過させる、光バンドパスフィルタである。フィルタ部31は、光分岐器22を通過した波長λ〜λ100のWDM信号光のうち、波長λ31〜λ100のスルー光のみを透過して光結合器41に入力する。
フィルタ部31から出力されたスルー光は、光結合器41において、アド光及び補助光と合波される。補助光については後述される。光結合器41は、例えば、3入力1出力の光方向性結合器である。
光合波器41から出力されたWDM信号光は、光分岐器27で分岐される。光分岐27で分岐されたWDM信号光の一方は、光増幅器12で増幅され、伝送路63へ送出される。また、光分岐27で分岐されたWDM信号光の他方は、補助光出力制御部10に入力される。
以上の説明は、伝送路62から入力されたWDM信号(スルー光及びドロップ光)が伝送路63へ出力される場合におけるOADM装置300の動作である。この動作は、伝送路66から入力されたWDM信号(スルー光及びドロップ光)が伝送路67へ出力される場合においても同様であるので、伝送路66から入力されたWDM信号に関する動作の説明は省略する。
続いて、伝送路72(72a、72b)から入力されるアド光について説明する。OADM装置300は、伝送路62から入力されたWDM信号光と、伝送路66から入力された信号光とに、それぞれ異なるアド光をアドすることが可能である。図1においては、伝送路62から入力されたWDM信号光に対するアド光は、伝送路72のうち伝送路72aからOADM装置300に入力される。伝送路72aから入力されたアド光は、光増幅器17で増幅され、光分岐器25において、フィルタ部33と補助光出力制御部10とに分岐される。
フィルタ部33は、波長λ〜λ30の間の信号光のみを透過させる。すなわち、光増幅器17が生成するASE光等の、波長λ〜λ30の帯域外の光は、フィルタ部33で阻止される。フィルタ部33から出力されたアド光は、光結合器41でスルー光及び補助光と結合される。
また、伝送路66から入力されたWDM信号光に対するアド光は、伝送路72のうち伝送路72bからOADM装置300に入力される。伝送路72bから入力されたアド光は、光増幅器18で増幅され、光分岐器26において、フィルタ部34方向と補助光出力制御部10方向とに分岐される。
フィルタ部34は、波長λ〜λ30の間の信号光のみを透過する。すなわち、光増幅器18が生成するASE光等の、波長λ〜λ30の帯域外の光は、フィルタ部34で阻止される。フィルタ部34から出力されたアド光は、光合波器42においてスルー光及び補助光と合波される。
(補助用光出力制御部の構成と動作)
図3は、補助光出力制御部10の構成を示す図である。補助光出力制御部10は、光結合器43〜45、フィルタ部35、光増幅器19、光分岐器91〜93、入力モニタ51〜52、VOA(Variable Optical Attenuator、光可変減衰器)制御回路55〜56、出力モニタ回路71〜72、及び、光可変減衰器(VOA)81−82を備える。光結合器43〜45は、方向性結合器である。補助光出力制御部10には、図1の光分岐器21、23、25〜28において分岐されるWDM信号光が入力される。
図1及び図3を用いて、補助光出力制御部10の動作を説明する。図1において、光増幅器12及び13から出力されるWDM信号光は、それぞれ光分岐器21及び23で分岐される。
図1に示される光分岐器27、28で分岐され、補助光出力制御部10に入力されたWDM信号光は、それぞれ入力モニタ51、52に入力される。
入力モニタ51、52は、例えばフォトダイオードと、電流―電圧変換器とで構成される。入力モニタ51に入力されるWDM信号光のトータル光パワーは、光結合器41から出力されるWDM信号光のトータル光パワーに比例する。従って、入力モニタ51は、光結合器41から出力されるWDM信号光のトータル光パワーに対応する振幅の電気信号を、VOA制御回路55に出力する。同様に、入力モニタ52は、光結合器42から出力されるWDM信号光のトータル光パワーに対応する振幅の電気信号を、VOA制御回路56に出力する。
VOA制御回路55は、入力モニタ51から入力される電気信号の振幅に基づいて、VOA81を通過する光の減衰量を制御する。VOA制御回路56は、入力モニタ52から入力される電気信号の振幅に基づいて、VOA82を通過する光の減衰量を制御する。
一方、図1の光分岐器21、23でそれぞれ分岐されたWDM信号光は、光結合器43に入力される。また、光分岐器25、26でそれぞれ分岐されたWDM信号光の一方は、光結合器44に入力される。
光結合器43は、図1の光分岐器21、23において分岐されたWDM信号光を結合して、光結合器45に入力する。また、光結合器44は、図1の光分岐器25、26において分岐されたWDM信号光を結合して、光結合器45に入力する。そして、光結合器45は、光結合器43、44の出力を結合して、フィルタ部35に出力する。
このように、光結合器43、44には4組のWDM信号光が入力される。そして、図1の光分岐器21、23、25及び26から分岐される4つのWDM信号光のうち少なくとも1つがいずれかが補助光出力制御部10に入力されていれば、光結合器45からは、WDM信号光が出力される。
光分岐器22、23、25及び26は、いずれも光増幅器の直後に配置されているため、これらの光分岐器で分岐されて光結合器43、44に入力されるWDM信号光は、比較的多くのASE光を含んでいる。従って、光結合器45から出力されるWDM信号光にも、ASE光が含まれる。
フィルタ部35は、光結合器45によって結合されたWDM信号光から、WDM伝送システムで使用される波長帯域であるλ〜λ100の範囲の光のみを除去して出力する。すなわち、フィルタ部35は、波長λ〜λ100の間の波長の光を阻止する帯域阻止フィルタである。
フィルタ部35を通過する光の、フィルタ部35の前後でのスペクトルについて以下に説明する。図4は、フィルタ部35に入力される光(すなわち光結合器45から出力される光)のスペクトルを示す図である。図5は、フィルタ部35から出力される光のスペクトルを示す図である。
図4に示される、フィルタ部35に入力される光のスペクトルは、光分岐器22〜23及び光分岐器25〜26において分岐されたWDM信号光が合波されたものである。すなわち、WDM信号の帯域(λ〜λ100)には、光伝送路63、67及び72(72a、72b)で使用されている波長の信号光と、光伝送路上の光増幅器で発生したASE光とが含まれる。ASE光が存在する波長帯域は信号光の波長帯域よりも広いため、WDM信号の帯域外には、ASE光のみが存在する。
フィルタ35は、波長がλ未満の光、及び、波長がλ100を越える光を透過させる。従って、フィルタ部35において、波長がλ〜λ100の間にあるASE光及び信号光は阻止される。その結果、フィルタ部35から出力される光のスペクトルは、図5に示されるように、波長がλより短いASE光及び波長がλ100より長いASE光のみとなる。
フィルタ部35から出力されたASE光は、光増幅器19で増幅され、光分岐器91で2分岐されてVOA81及び82に入力される。ASE光は、VOA81及び82で減衰され、補助光として光結合器41及び42へそれぞれ出力される。
VOA制御回路55及び56は、光結合器41及び42から出力される光のトータル光パワーの変動を抑制するように、VOA81及び82の減衰量を制御する。例えば、VOA制御回路55は、入力モニタ51が出力する電気信号が光結合器41から出力される光のトータル光パワーの減少を示している場合は、VOA81の減衰量を低下させて、補助光の光パワーを増加させる。
なお、VOA81、82の出力には、補助光の光パワーをモニタするために、光分岐器92、93が設けられている。VOA81、82から出力されたASE光(すなわち補助光)の出力の一部は、光分岐器92、93で分岐され、出力モニタ53、54に入力される。出力モニタ53、54は、VOA81、82から出力される補助光の光パワーに対応する振幅の電気信号を出力する。
出力モニタ53、54は、例えば、WDM信号光のSN比が悪化することを防ぐために、補助光の光パワーが所定の値以上にならないようにVOA81、82の減衰量を制御してもよい。そして、この制御は、光結合器41から出力されるWDM信号光の光パワーの制御よりも優先して行われてもよい。
あるいは、VOA制御回路55及び56は、補助光の光パワーが不足する場合に、光増幅器19の出力光パワーを高くする制御を行ってもよい。VOA制御回路55とVOA制御回路56とで、光増幅器19に要求する出力光パワーが異なる場合には、光増幅器19は、より出力光パワーが高い方の要求に基づいて制御されてもよい。なお、VOA81及びVOA82の減衰量は独立に制御される。従って、光分岐器91から出力されるASE光の光パワーが、VOA制御回路55又はVOA制御回路56の要求よりも大きくなった場合でも、VOA81又はVOA82の減衰量を個別に増加させることで、ASE光の光パワーの増加を打ち消すことができる。
WDM信号光(スルー光及びアド光)と補助光とを光結合器41において合波させることによって、伝送路63へ出力されるWDM信号光のトータル光パワーの変動が抑制される動作について以下に説明する。
図1に示された光結合器41から出力されるWDM信号光の最大波長数が、波長λ〜λ100の100波長である場合について考える。光結合器41から出力されるWDM信号光に全ての波長(λ〜λ100)の信号光が含まれている場合の最大光パワーをPmaxとする。説明を簡単にするため、光結合器41に入力される各波長の信号光の光パワーは同一であるとする。そして、入力モニタ51に入力されるWDM信号光の光パワーから求められた、光結合器41から出力される光パワーをP1とする。補助光がない場合、P1は、フィルタ部31から出力されるスルー光の光パワー及びフィルタ部33から出力されるアド光の光パワーに、光結合器41のそれぞれの光路の損失を乗じた値の和となる。
ここで、実際に運用される波長数は100波以下であるので、Pmax≧P1である。そして、光結合器41から出力される光の光パワーをPmaxに維持するためには、Pmax−P1に相当する光パワーが、補助光によって補われればよい。このため、VOA制御回路55は、光結合器41から出力される光の光パワーがPmaxに近づくように、VOA81の減衰量を調整する。なお、補助光は、信号光として用いられる波長(λ〜λ100)の光を含まないため、光結合器41においてWDM信号光と補助光とが結合されても、補助光はWDM信号光のスペクトルに影響を与えない。
以上の説明は、VOA81から出力された補助光を、光結合器41において信号光と合波させることによって、伝送路63へ出力されるWDM信号光のトータル光パワーが一定に保たれる動作について説明した。この動作は、伝送路67へ出力されるWDM信号光のトータル光パワーが一定に保たれる制御でも同様である。すなわち、VOA82から出力された補助光を、光結合器42において信号光と合波させることによって、伝送路67へ出力されるWDM信号光のトータル光パワーが一定に保たれる。
また、入力モニタ51、52は、WDM信号光パワーの測定以外に運用波長数の検出を行えるよう波長モニタ機能をさらに備えていてもよい。そして、VOA制御回路55、56は、検出された波長数に基づいてVOA81、82を制御してもよい。例えば、VOA制御回路55、56は、検出された波長数が減少した場合にはWDM信号光の波長数が減少したと判断し、VOA81または82の減衰量を低下させ、補助光の光パワーを高くしてもよい。
このように、第1の実施形態のOADM装置は、複数の伝送路から分岐させたWDM信号光を合波し、合波されたWDM信号光から、信号光として使用される帯域内の光を除去して補助光を生成する。補助光の光パワーは、光結合器41の出力が所定の値(例えばPmax)となるように、VOAによって制御される。
その結果、OADM装置300は、WDM信号光に含まれる信号光の光パワーが変動した場合においても、WDM信号光のトータル光パワーの変動を抑制することが可能であるため、WDM信号光の伝送品質の低下を防止できる。
また、OADM装置300は、信号光に含まれるASE光を補助光として用いているため、補助光のための独立した光源を必要としない。その結果、OADM装置300は、低価格で消費電力が小さいという効果も奏する。
さらに、OADM装置300は、複数の伝送路から分岐したWDM信号光を、光合波器43〜45によって合波して補助光を生成する。このため、例えば、伝送路62が障害により断となった場合でも、OADM装置300は、伝送路66、72a、72bから入力されるWDM信号光に含まれるASE光によって、補助光を生成して、トータル光パワーを所定の値に維持することが可能である。すなわち、OADM装置300は、障害により一部の伝送路から入力されるWDM信号光が断となった場合でも、他の伝送路から入力されるWDM信号光から抽出されたASE光を補助光として用いることで、出力されるWDM信号光のトータル光パワーの変動を抑制できる。
図6は、WDM伝送システムにおけるOADM装置300の動作を説明するための図である。図6に示す光伝送システム2は、光終端装置101〜104、光分岐挿入装置(OADM装置)300及び301、光中継増幅器200を備える。以下、図6に示すWDM伝送システム2の動作を説明する。
光終端装置101からは、伝送路62に対して、100波(λ〜λ100)のWDM信号が伝送される。光中継増幅装置201で増幅されたWDM信号は、OADM装置300に入力される。
OADM装置300は、波長がλ〜λ30であるWDM信号光をドロップして、伝送路69aから光終端装置102へ出力する。また、OADM装置300は、光終端装置103から送信された波長λ21〜λ30のアド光を、伝送路72aから受信し、スルー光とアドして伝送路63へ出力する。波長λ31〜λ100の信号光はスルー光であり、アド光と合波されて伝送路63へ出力される。伝送路63は、OADM装置301と接続されている。
OADM装置300からOADM装置301へ伝送されるWDM信号の波長はλ21〜λ100である。すなわち、WDM信号光の波長数は、20波長減少して80波長となる。このため、OADM装置300は、補助光の光出力制御を行い、減少した20波長に相当する光パワーを補助光で補う。その結果、伝送路63を伝送されるWDM信号のトータル光パワーは、一定に保たれる。
80波長の信号光に補助光が合波されたWDM信号光は、伝送路63からOADM装置301へ伝送される。
OADM装置301の基本的な構成及び動作は、OADM装置300と同様であるが、アド及びドロップされるWDM信号光の波長がOADM装置300と相違している。OADM装置301は、波長がλ31〜λ40である信号光をドロップし、伝送路73aを通じて光終端装置104に送信する。また、OADM装置301は、伝送路76aを通じて光終端装置104から入力された、波長λ〜λ20および波長λ31〜λ40のアド光を、スルー光であるWDM光信号(波長λ21〜λ30およびλ41〜λ100)と合波する。このとき、WDM信号光の波長数は100波となり、WDM信号のトータル光パワーは、運用されている波長だけで所定の光パワー(最大光パワー)に達する。従って、OADM装置301においては、WDM信号光に補助光を付加する必要がない。なお、OADM装置300において付加された補助光は、OADM装置301のフィルタ31(図1参照)において減衰される。その結果、OADM装置301から出力される信号光は、λ1〜λ100までの100波のWDM信号のみとなる。
以上の説明は、光終端装置101から送信されたWDM信号光が、OADM装置300及びOADM301でアド及びドロップ処理を受け、光終端装置102へ伝送される動作に関するものである。光終端装置102から伝送路65へ送出されたWDM信号光が、OADM装置301及びOADM300でアド及びドロップ処理を受け、光終端装置101へ伝送される動作も同様である。この場合、OADM装置301では、伝送路73b、76bによって、光終端装置104との間でドロップ光及びアド光が送受信される。また、OADM装置300では、伝送路69b、72bによって、光終端装置103との間でドロップ光及びアド光が送受信される。
次に、障害により伝送路が断となった場合の動作を、図7および図8を例に説明する。
図7は、光終端装置101からOADM装置300と間の伝送路62、67が断となった場合の、光伝送システム2の動作を説明するための図である。
伝送路62が断となったことにより、OADM装置300が備える光増幅器11は、伝送路62からのWDM信号光の消失を検出してシャットダウンする。このため、伝送路62から伝送路63へのスルー光及び伝送路62から伝送路69aへのドロップ光は消失する。一方、伝送路72aには障害がないため、光終端装置103からアドされるλ21〜λ30のWDM信号光は、OADM装置300に到達する。しかし、スルー光が消失しているため、合波器41から出力されるWDM信号光の波長数はアド光のみの10波長となる。そこで、OADM装置300は、伝送路63へ出力されるWDM信号光のトータル光パワーを、100波長のWDM信号光と同一となるよう補助光の光パワーを増加させ、アド光とともに伝送路63に送出する。ここで、伝送路62からはWDM信号光が入力されていないが、伝送路66、72a及び72bからはWDM信号光が入力されている。従って、補助光出力制御部10は、これらの伝送路から入力されたWDM信号光から、補助光を生成することができる。
OADM装置301には、光終端装置103からのスルー光(λ21〜λ30)と、OADM装置300で付加された補助用光とを含むWDM信号光が伝送路63から入力される。伝送路63から入力されるWDM信号光には、伝送路63から伝送路73aへドロップされるドロップ光の波長帯域(λ31〜λ40)のWDM信号光は存在しないため、伝送路63から入力されてOADM装置301でドロップされる信号は存在しない。一方、伝送路76aには障害がないため、光終端装置104からアドされるWDM信号光(波長λ〜λ20、λ31〜λ40)は、OADM装置301に到達する。従って、OADM装置301からは、40波長(λ〜λ40)のWDM信号が出力される。このため、OADM装置301は、60波長分の光パワーの補助光を付加して、OADM装置301から伝送路64に出力されるWDM信号光のトータル光パワーを一定に保つ。
図8は、光終端装置103からOADM装置300間の伝送路69a及び72aが断となった場合の、光伝送システム2の動作を説明するための図である。
光終端装置101から出力された、波長λ〜λ100のWDM信号光は、OADM装置300へ正常に入力される。しかし、伝送路72aが断となったことにより、OADM装置300が備える光増幅器17は、伝送路72aからのWDM信号光(アド光)の消失を検出してシャットダウンする。このため、光終端装置103からのアド光は消失し、OADM装置300の光結合器41からは、スルー光である波長λ31〜λ100の70波のWDM信号光のみが出力される。すなわち、OADM装置300から出力されるWDM信号光の波長数は、100波長から70波長へ、30波長減少する。減少した30波長の信号光の光パワーを補助用光で補うため、OADM装置300の補助光出力制御部10は、補助光出力を増加させて、伝送路63にWDM信号光を出力する。
OADM装置301において、波長λ31〜λ40の信号光はドロップされ、波長λ〜λ20及び波長λ31〜λ40の信号光がアドされる。このため、OADM装置301から出力されるWDM信号光は90波長(λ〜λ20、λ41〜λ100)となる。そのため、OADM装置301は、WDM信号光に10波長分の光パワーの補助光を加えて、伝送路64に送出する。
なお、OADM装置300及び301に入力されるWDM信号光のトータル光パワーの低下が大きい場合には、補助光の光パワーを最大としても、低下した光パワーを充分に補えない可能性もある。しかしながら、このような場合でも、信号光と補助光とを結合させることで、後段の光増幅器へ入力されるWDM信号光の光パワーの変動を抑制することができる。
以上のように、第1の実施形態のOADM装置は、複数の伝送路から入力された信号光を結合させて出力する光伝送システムにおいて、伝送路の一部が断となった場合でも、出力される信号光のトータル光パワーの変動を抑制することが可能である。そして、その結果、光増幅器の利得変動を抑制し品質劣化を防ぐことが可能となる。
その理由は、第1の実施形態のOADM装置は、複数の伝送路のASE光を合波して生成した補助光を、WDM信号光に付加することで、WDM信号光のトータル光パワーの低下を補っているからである。
また、第1の実施形態のOADM装置は、信号光に含まれるASE光を補助光として用いているため、補助光のための独立した光源を必要としない。その結果、第1の実施形態のOADM装置は、低価格で消費電力が小さい。
(第1の実施形態の第1の変形例)
図3に示した第1の実施形態の補助光出力制御部10は、光結合器43〜45を用いて、WDM信号光を結合している。しかしながら、光結合器43〜45に代えて、4入力1出力の光スイッチが用いられてもよい。光スイッチは、光分岐器21、23、25、26から入力されるWDM信号光のうち1つを選択して、フィルタ部35に出力する。
例えば、光スイッチは、出力モニタ回路53、54で検出される補助光の出力が最大となるようなWDM信号光を選択してもよい。光スイッチを用いることで、特定のWDM信号光を選択し、選択されたWDM信号光のみを低い損失でフィルタ部35に入力させることができる。
(第1の実施形態の第2の変形例)
図1に示したOADM装置300では、光結合器41の例として方向性結合器を挙げた。しかし、光結合器41として、スルー光、アド光及び補助光のそれぞれの波長帯域の光を合波する光合波器が用いられてもよい。光結合器41で結合される補助光の波長帯域は波長λ〜λ100の帯域外にあり、アド光及びスルー光とは重複しない。このため、光結合器41として光合波器を用いることにより、スルー光、アド光及び補助光をより少ない損失で結合させることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図9は、本発明の第2の実施形態の光伝送装置800の構成を示す図である。
光伝送装置800は、抽出手段801と、光パワー調整手段802と、結合手段803と、制御手段804と、を備える。抽出手段801は、n本の伝送路811〜81nから入力される信号光に含まれる自然放出光(ASE光)を抽出する。光パワー調整手段802は、抽出手段801で抽出されたASE光の光パワーを変化させる。結合手段803は、抽出されたASE光と、信号光と、を結合する。制御手段804は、結合手段803から出力される光の光パワーを、所定の光パワーに近づけるように、光パワー調整手段802を制御する。
光伝送装置800は、複数の伝送路811〜81nから入力される信号光からASE光を抽出し、光伝送装置800から出力される信号光のいずれかと結合させる。そして、光パワー調整手段802は、結合手段803から出力される光の光パワーが、所定の光パワーに近づくように、制御手段804によって制御される。
このような構成を備える第2の実施形態の光伝送装置は、伝送路の一部が断となった場合でも、出力される信号光のトータル光パワーの変動を抑制することが可能である。そして、その結果、光増幅器の利得変動を抑制し品質劣化を防ぐことが可能となる。
また、第2の実施形態の光伝送装置は、信号光に含まれるASE光を、光パワーの減少を補うための補助光として用いている。このため、第2の実施形態の光伝送装置は、補助光のための独立した光源を必要としない。その結果、第2の実施形態の光伝送装置は、低価格で消費電力が小さい。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
1、2 光伝送システム
10 補助光出力制御部
11〜19 光増幅器
21〜29、91〜93 光分岐器
31〜35 フィルタ部
41〜45 光結合器
51、52 入力モニタ
53、54 出力モニタ
55、56 光可変減衰器(VOA)制御回路
61〜80 光伝送路
81、82 光可変減衰器(VOA)
101〜104 光終端装置
200 光中継増幅器
300、301 光分岐挿入装置(OADM装置)
800 光伝送装置
801 抽出手段
802 光パワー調整手段
803 結合手段
804 制御手段
811〜81n 伝送路

Claims (10)

  1. 複数の伝送路から入力される信号光に含まれる自然放出光(ASE光)を抽出する抽出手段と、
    前記抽出されたASE光の光パワーを変化させる光パワー調整手段と、
    前記抽出されたASE光と、前記信号光と、を結合させる第1の結合手段と、
    前記第1の結合手段から出力される光の光パワーを、所定の光パワーに近づけるように前記光パワー調整手段を制御する制御手段と、
    を備える光伝送装置。
  2. 前記抽出手段は、
    前記複数の伝送路から前記信号光を分岐させる分岐手段と、
    前記分岐手段によって分岐された信号光を結合させる第2の結合手段と、
    前記第2の結合手段が出力する光のうち、前記信号光の波長帯域外の光のみを通過させるフィルタ手段と、
    をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載された光伝送装置。
  3. 前記第1の結合手段は、前記抽出されたASE光と、自装置から出力される前記信号光とを波長多重する光合波器である、請求項2に記載された光伝送装置。
  4. 前記光パワー調整手段は、前記抽出されたASE光の光パワーを減衰させる光減衰器を備えることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載された光伝送装置。
  5. 前記光パワー調整手段は、前記抽出されたASE光の光パワーを増幅する光増幅器を備えることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載された光伝送装置。
  6. 前記抽出されたASE光の光パワーに基づいて、前記光増幅器の出力光パワーが制御されることを特徴とする、請求項5に記載された光伝送装置。
  7. 前記信号光は、多重される最大波長数が規定された波長多重信号光であり、
    前記所定の光パワーは、前記信号光に含まれる波長数が前記最大波長数となった場合の光パワーであることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれかに記載された光伝送装置。
  8. 前記第2の結合手段は方向性結合器である、請求項1乃至7のいずれかに記載された光伝送装置。
  9. 前記第2の結合手段は、前記分岐手段によって分岐された信号光のうち1つを選択する光スイッチである、請求項1乃至7のいずれかに記載された光伝送装置。
  10. 複数の伝送路から入力される信号光に含まれる自然放出光(ASE光)を抽出し、
    前記抽出されたASE光の光パワーを変化させ、
    前記抽出されたASE光と、前記信号光と、を結合させ、
    前記結合された光の光パワーを、所定の光パワーに近づけるように前記ASE光の光パワーを調整することを特徴とする、光伝送装置の制御方法。
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