JP2013123099A - 投写型映像表示装置 - Google Patents

投写型映像表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013123099A
JP2013123099A JP2011270117A JP2011270117A JP2013123099A JP 2013123099 A JP2013123099 A JP 2013123099A JP 2011270117 A JP2011270117 A JP 2011270117A JP 2011270117 A JP2011270117 A JP 2011270117A JP 2013123099 A JP2013123099 A JP 2013123099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
projection
display apparatus
unit
video
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011270117A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafumi Tanaka
真文 田中
Makoto Maeda
誠 前田
Sosuke Otani
創右 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2011270117A priority Critical patent/JP2013123099A/ja
Publication of JP2013123099A publication Critical patent/JP2013123099A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】投写型映像表示装置においてユーザフレンドリなユーザインタフェースを実現する。
【解決手段】撮像部280aは、物体が設置された投写面を撮像する。投写部110aは、撮像部280aにより撮像された画像から抽出される特徴点に対応付けられた映像を、投写面に投写する。映像処理部163は、抽出された特徴点に対応付けられた映像が投写面上の物体の設置領域と重複しない領域に投写されるよう、映像の位置およびサイズを調整してもよい。
【選択図】図6

Description

本発明は、ユーザフレンドリなユーザインタフェースを搭載する投写型映像表示装置に関する。
近年、インタラクティブ機能を搭載した投写型映像表示装置が実用化されてきている。インタラクティブ機能の代表的なものとしてペン型デバイスを用いるものがある。ペン型デバイスを使用することにより、ユーザは投写映像上にあたかも文字や記号を書く感覚で、投写映像のもとになる電子的な映像信号に変更を加えることができる。このように、インタラクティブ機能を使用することにより、ユーザインタフェースが大きく向上する。
特開平8−163476号公報
本発明者は、これまでのインタラクティブ機能と異なる投写型映像表示装置の新たなユーザインタフェースを開発するに至った。それはユーザの意思または意図に関係なく、ユーザをサポートする機能である。例えば、水平面上の投写面にユーザが書類を置いた場合、ユーザの意思に関係なく、その書類の記入例を投写する機能である。ユーザはその記入例を表示させるために、インタラクティブ操作も含め付加的な操作は必要ない。このように投写型映像表示装置に不慣れなユーザも十分にサポートできる、ユーザフレンドリなユーザインタフェースである。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、投写型映像表示装置においてユーザフレンドリなユーザインタフェースを実現する技術を提供することにある。
本発明のある態様の投写型映像表示装置は、物体が設置された投写面を撮像する撮像部と、撮像部により撮像された画像から抽出される特徴点に対応付けられた映像を、投写面に投写する投写部と、を備える。
本発明によれば、投写型映像表示装置においてユーザフレンドリなユーザインタフェースを実現できる。
投写型映像表示装置(床面投写)を示す図である。 投写型映像表示装置(壁面投写)を示す図である。 投写型映像表示装置の光学構成を示す図である。 実施の形態1に係る投写型映像表示装置の使用例を説明するための斜視図である。 実施の形態1に係る投写型映像表示装置の使用例を説明するための投写面の上面図である。 実施の形態1に係る投写型映像表示装置の機能ブロックを示す図である。 実施の形態1に係る投写型映像表示装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図8(A)−(B)は、実施の形態1の変形例1に係る投写型映像表示装置100の使用例を説明するための投写面の上面図である。 実施の形態1の変形例1に係る投写型映像表示装置の動作を説明するためのフローチャートである。 実施の形態1の変形例2に係る投写型映像表示装置の使用例を説明するための投写面の上面図である。 図11(A)−(B)は、実施の形態1の変形例3に係る投写型映像表示装置の使用例を説明するための投写面の上面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る投写型映像表示装置について図面を参照しながら説明する。なお、図面の記載において同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることにも留意すべきである。
(投写型映像表示装置の概略構成)
以下、投写型映像表示装置の概略構成について図面を参照しながら説明する。この概略構成は、以下に説明するいくつかの実施の形態で共通である。図1は、投写型映像表示装置100(床面投写)を示す図である。図2は、投写型映像表示装置100(壁面投写)を示す図である。
図1及び図2に示すように投写型映像表示装置100は筐体200を有しており、投写面に映像を投写する。筐体200には後述する投写光学系110から出射される光を通す投写口210が設けられる。投写口210はガラス窓で構成されてもよい。
投写面は、図1に示すように水平面に形成されてもよいし、図2に示すように垂直面に形成されてもよい。水平面に形成される場合、床面、机上、スクリーン、ホワイトボードなどに形成される。垂直面に形成される場合、壁面、スクリーン、ホワイトボードなどに形成される。投写型映像表示装置100は、映像光を水平面に投写するように配置されてもよいし、垂直面に投写するように配置されてもよい。
略直方体の筐体200が有する面のうち、図1に示すケースでは第1面220が設置面(即ち、底面)となり、図2に示すケースでは第2面230が設置面となる。
投写型映像表示装置100は小型サイズで構成され、投写型映像表示装置100は投写面に20〜40インチ程度の映像を表示する。例えば、A3サイズの映像を表示する。投写型映像表示装置100は投写面との距離が非常に近い、いわゆる超短焦点型である。
(投写型映像表示装置の光学構成)
以下、投写型映像表示装置100の光学構成について図面を参照しながら説明する。図3は、投写型映像表示装置100の光学構成を示す図である。
図3に示すように投写型映像表示装置100は、投写光学系110、照明光学系120、DMD(Digital Micromirror Device)70、反射プリズム80、冷却ファン130、バッテリ140、電源基板150、主制御基板160、操作基板170を有する。
投写光学系110は、光変調素子であるDMD70から出射された映像光を投写面に投写する。本実施の形態ではカラー映像を投写するため、その映像光は色成分を持つ。投写光学系110は、投写レンズ群111、反射ミラー112を有する。投写レンズ群111は、DMD70から出射された色成分光を反射ミラー112側に出射する。
投写レンズ群111は投写光学系110の光軸Lを中心とする略円形状および略半円形状のレンズを含む。なお、投写レンズ群111に含まれるレンズの径は、反射ミラー112に近いほど大きいことに留意すべきである。
反射ミラー112は投写レンズ群111から出射された映像光を反射する。反射ミラー112は映像光を集光した上で映像光を広角化する。例えば、反射ミラー112は投写レンズ群111側に凹面を有する非球面ミラーであり、投写光学系110の光軸Lを中心とする略半円形状を有する。
反射ミラー112で集光された映像光は、筐体200に設けられた投写口210から外部に導かれる。筐体200に設けられた投写口210は、反射ミラー112によって映像光が集光される位置近傍に設けられることが好ましい。
照明光学系120は、光源10、ダイクロイックプリズム30、ロッドインテグレータ40、第1ミラー51、第2ミラー52、第1レンズ61、第2レンズ62、第3レンズ63を有する。
光源10は複数色の色成分光を個別に出射するように構成される。光源10には、光源10で生じる熱を放熱するヒートシンクが併設されていてもよい。図3では光源10は、赤色光源10R、緑色光源10G、青色光源10Bによって構成される。
赤色光源10Rは赤成分光Rを出射する光源である。赤色光源10Rには、例えば、赤色LED(Light Emitting Diode)または赤色LD(Laser Diode)を用いることができる。緑色光源10Gは緑成分光Gを出射する光源である。緑色光源10Gには、例えば、緑色LEDまたは緑色LDを用いることができる。青色光源10Bは青成分光Bを出射する光源である。青色光源10Bには、例えば、青色LEDまたは青色LDを用いることができる。赤色光源10R、緑色光源10G、青色光源10Bのそれぞれには、金属などのように放熱性が良好な部材によって構成されるヒートシンクが併設されてもよい。
ダイクロイックプリズム30は、赤色光源10Rから出射される赤成分光R、緑色光源10Gから出射される緑成分光G、青色光源10Bから出射される青成分光Bを合成する。
ロッドインテグレータ40は、光入射面と、光出射面と、光入射面の外周から光出射面の外周に亘って設けられる光反射側面とを有する。ロッドインテグレータ40は、ダイクロイックプリズム30から出射された色成分光を均一化する。より詳細には、ロッドインテグレータ40は光反射側面で色成分光を反射することによって色成分光を均一化する。ロッドインテグレータ40は、ガラスなどによって構成される中実ロッドであってもよいし、ミラー面によって内面が構成される中空ロッドであってもよい。
図3に示す例では、ロッドインテグレータ40は光源10から出射される光の進行方向に向けて、光の進行方向に垂直な断面が大きくなるテーパ形状を有する。なお、ロッドインテグレータ40は光源10から出射される光の進行方向に向けて、光の進行方向に垂直な断面が小さくなる逆テーパ形状を有してもよい。
第1ミラー51、第2ミラー52は、ロッドインテグレータ40から出射された光をDMD70に導くために、光路を折り曲げる反射ミラーである。第1レンズ61、第2レンズ62、第3レンズ63は、光源10から出射された色成分光の拡大を抑制しながら、色成分光をDMD70上に略結像するリレーレンズである。
冷却ファン130は筐体200の外部に連通しており、筐体200内の熱を放出する。または、筐体200の外部の空気を筐体200内に送り込む。または、その両方を行う。冷却ファン130は光源10の近傍に設けられ、光源10を冷却する。
バッテリ140は投写型映像表示装置100内で使用される電力を蓄積する。電源基板150はAC−DCコンバータを備え、AC−DCコンバータは商用電源から供給される交流電力を直流電力に変換する。AC−DCコンバータは、変換した直流電力をバッテリ140に蓄積するか、投写型映像表示装置100内の各種回路に供給する。電源基板150と商用電源が非接続のとき、バッテリ140に蓄積された電力が各種回路に供給される。なお、小型化、軽量化の観点からバッテリ140を搭載しない構成としてもよい。
主制御基板160は、投写型映像表示装置100の動作を制御する制御回路を搭載する。操作基板170は、投写型映像表示装置100に設置される操作部に接続されている。操作基板170に搭載される制御回路は、操作部から入力される操作信号を主制御基板160に搭載される制御回路に伝達する。
DMD70は複数の微小ミラーによって構成される。複数の微小ミラーはそれぞれ独立に可動する。原則として一つの微小ミラーが一画素に対応する。DMD70は、設定される映像信号に応じて各微小ミラーの角度を変更する。これにより、表示画素ごとに色成分光を投写光学系110側に反射するか否かを切り替えることができる。なお、投写光学系110側に反射する時間を制御することにより階調制御が可能である。
図3では光変調素子としてDMDを用いる例を示したが、DMDの代わりに反射型または透過型の液晶パネルを用いてもよい。
反射プリズム80は、照明光学系120から出射される光をDMD70側に透過するとともに、DMD70から出射される光を投写光学系110側に反射する。
[実施の形態1]
以下、実施の形態1に係る投写型映像表示装置100を説明する。実施の形態1に係る投写型映像表示装置100は、従来のインタラクティブ機能と異なる新たなユーザインタフェースとして、物体を認識し、その物体に関連する情報をユーザに提供するシステムを搭載する。物体としては紙、人間の手などが挙げられる。以下の説明では物体の例として書類を例に説明する。
図4は、実施の形態1に係る投写型映像表示装置100の使用例を説明するための斜視図である。この使用例では役所で書類に必要事項を記入する際、投写型映像表示装置100は、その記入事項をガイダンスするための映像を机上投写する。
実施の形態1に係る投写型映像表示装置100は、カメラ280を備える。カメラ280は投写口210の近傍に設置される。図4ではカメラ280は筐体200の投写口210が設置される面に設置される例を描いているが、投写口210の内側、即ち筐体200の内部に設置されてもよい。なお、投写距離より撮影距離が長くなる位置に設置したほうが広範囲を撮影できるため、画角が狭いカメラを使用することができる。画角が狭いカメラを使用するとコスト削減につながる。
カメラ280は投写面を撮影する。カメラ280は投写面上の投写領域300全体を撮影範囲に含むことが好ましい。ユーザにより投写領域300に書類400が設置されると、その書類400はカメラ280により撮影される。後述する画像解析部は、カメラ280により撮影された画像内において特徴点を抽出することにより、書類400の設置位置および種類を検出する。また、書類400内の各欄の位置を検出してもよい。
書類400はその表面に特殊塗料が塗られているものであってもよい。例えば、書類400の種類ごとに異なる特殊塗料が塗られていてもよい。また例えば、書類400の各記入欄の枠線がそれぞれ異なる特殊インクで引かれていてもよい。画像解析部は、カメラ280により撮影された画像内において、この特殊インクで引かれた線を容易に抽出できる。なお、特殊インクを用いず通常のインクを使用した場合でも、高解像度のカメラを使用すれば、比較的高精度に線やマークを抽出できる。
投写光学系110とカメラ280の位置関係は固定であり、床面投写ではそれらと投写面との距離関係も固定である。従って、撮影された画像内の特徴点の位置と、投写面の位置が一意に対応づけられる。投写型映像表示装置100は特定された投写面の位置を基準に、その特徴点に対応づけられた映像を投写する。図4では投写型映像表示装置100は、書類400の種類および書類400の左上欄の位置を特定し、その左上欄の記入をガイダンスする吹き出し映像310を投写する。その際、吹き出し先が当該左上欄を指し示す位置に、吹き出し映像310を投写する。
図5は、実施の形態1に係る投写型映像表示装置100の使用例を説明するための投写面の上面図である。この上面図は投写面に対して鉛直な方向から投写型映像表示装置100および投写面を俯瞰した図である。
画像解析部は、カメラ280により撮影された画像内において特殊インクで引かれた線を抽出することにより、書類400内の第1記入領域410、第2記入領域420、第3記入領域430、第4記入領域440を検出する。なお、書類400の種類ごとに記入フォーマットが異なる場合、書類400の種類および書類400全体の設置位置を検出すれば、第1記入領域410、第2記入領域420、第3記入領域430、第4記入領域440の位置を特定できる。後述する制御部は、第1記入領域410、第2記入領域420、第3記入領域430、第4記入領域440の位置にそれぞれ対応する投写面の位置を特定する。
投写型映像表示装置100は特定された投写面の位置を基準に、第1吹き出し映像310、第2吹き出し映像320、第3吹き出し映像330、第4吹き出し映像340を投写する。図5ではそれぞれの吹き出しの先が第1記入領域410、第2記入領域420、第3記入領域430、第4記入領域440をそれぞれ指し示す位置に、第1吹き出し映像310、第2吹き出し映像320、第3吹き出し映像330、第4吹き出し映像340を投写する。
図6は、実施の形態1に係る投写型映像表示装置100の機能ブロックを示す図である。実施の形態1に係る投写型映像表示装置100は、光源10、光変調部70a、投写部110a、撮像部280a、操作部170a、制御部161、画像解析部162、映像処理部163、通信部164、記録媒体166、変換テーブル167を備える。
制御部161、画像解析部162、映像処理部163のそれぞれの構成は、ハードウエア的には、任意のプロセッサ、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
光変調部70aは光源10からの光を、映像処理部163により設定された映像信号にもとづき変調する。投写部110aは、光変調部70aにより変調された光を投写面に投写する。この光が投写される投写面上の領域を投写領域と呼ぶ。投写領域には有意な映像領域と背景領域が含まれる。本明細書では有意な映像を単に映像と呼び、映像は背景を含まない概念とする。
撮像部280aは投写面を撮像する。投写領域と撮像領域は必ずしも一致する必要はなく、両者にずれがあってもよい。投写領域のうち投写型映像表示装置100に近接する領域まで撮像するには画角が広いカメラを使用する必要がある。コスト削減のため画角の狭いカメラを使用し、投写型映像表示装置100に近接する領域を撮像範囲から外してもよい。
投写面には物体が設置されることがある。本実施の形態では物体の一例として書類を想定している。撮像部280aは書類が設置された投写面を撮像する。画像解析部162は、撮像部280aにより撮像された画像を解析する。より具体的には撮像部280aにより撮像された画像から特徴点を抽出する。画像解析部162は解析結果を制御部161に供給する。
操作部170aはユーザからの指示を受け付け、電気信号に変更して制御部161に出力する。通信部164はネットワークに接続され、情報処理装置と情報を送受信する。この情報処理装置としてPC、サーバ、スマートフォンが該当する。例えば、データセンタに設置されたクラウドサーバであってもよい。記録媒体166は不揮発性の内蔵メモリ及び/又は着脱可能なリムーバブルメモリである。例えば、フラッシュメモリ、ハードディスク、光ディスクが該当する。
変換テーブル167は、撮像画像から抽出される特徴点と、投写すべき映像との対応付けを保持する。例えば、書類の撮像画像から抽出される特徴点により特定される記入欄と、その記入欄に記入すべき内容に関する映像との対応付けを保持する。投写すべき映像のもとになる映像信号は、記録媒体166に保持されていてもよいし、ネットワークに接続された情報処理装置に保持されていてもよい。
制御部161は投写型映像表示装置100全体を制御する。制御部161は画像解析部162により抽出される特徴点を変換テーブル167を参照して、投写すべき映像を特定する。また、制御部161は当該特徴点の位置および当該映像のサイズにもとづき、当該映像の投写位置を決定する。制御部161は当該映像のもとになる映像信号を、記録媒体166またはネットワーク接続された情報処理装置から取得する。制御部161は取得した映像信号とその投写位置を映像処理部163に供給する。
映像処理部163は制御部161から供給される映像信号に所定の処理を施し、光変調部70aに設定する。これにより、投写部110aは画像解析部162により抽出された特徴点に対応付けられた映像を、投写面に投写できる。
図7は、実施の形態1に係る投写型映像表示装置100の動作を説明するためのフローチャートである。画像解析部162は撮像部280aにより撮像された、書類が設置された投写面の画像内から特徴点を抽出する(S10)。制御部161は変換テーブル167を参照して当該特徴点に対応づけられた映像を特定する(S12)。制御部161は当該特徴点から書類の設置位置を特定する(S14)。制御部161は、特定した書類の設置位置および投写すべき映像のサイズから当該映像の投写位置を決定する(S16)。投写部110aは、特定された映像を決定された位置に投写する(S18)。
以上説明したように実施の形態1によれば、投写面に物体を設置するだけでその物体に関連する映像が投写される。これは従来のインタラクティブ操作と異なるユーザインタフェースである。例えば、設置した物体に関する説明情報が投写面に表示されることにより、その物体を設置したユーザは、その設置動作以外のアクションを起こさなくても有益な情報を取得できる。例えば、書類を設置するだけで書類の記入方法に関する情報を取得できる。このようにユーザフレンドリなユーザインタフェースを実現できる。
また、投写型映像表示装置100を商品陳列に使用してもよい。店員が商品を陳列するだけで、その商品説明が投写面に表示される。この場合、店員の作業を軽減できる。
[実施の形態1の変形例1]
以下、実施の形態1の変形例1に係る投写型映像表示装置100を説明する。実施の形態1の変形例1では、映像処理部163は画像解析部162により抽出された特徴点に対応付けられた映像が、投写面上の物体の設置領域と重複しない領域に投写されるよう、映像の位置およびサイズを調整する。実施の形態1の基本例では物体と投写映像が重なることを排除しなかったが、変形例1ではそれらが重なることを排除する。物体の表面に模様がある場合や文字が書かれている場合、その上に映像を投写すると映像が見にくくなる。
投写領域300において物体と重ならないように映像を投写する場合、投写映像のサイズを調整する必要が発生する。投写領域300において物体が設置されていない空き領域のサイズが小さい場合、映像処理部163は、その空き領域に映像が収まるよう映像のサイズを縮小する。反対に空き領域のサイズが大きい場合、映像処理部163はその空き領域に映像が収まる範囲で映像を拡大する。例えば、その空き領域に映像が収まる範囲で、余白を除き映像を最大化してもよい。
映像のアスペクト比が固定の場合、投写面上の物体が移動すると表示可能な空き領域のサイズが変化する。映像処理部163はその空き領域の変化に合わせて適応的に映像のサイズを調整してもよい。なお、映像のアスペクト比が固定の場合、制御部161は映像を最大サイズで表示可能な空き領域を、映像の投写位置に決定してもよい。
図8(A)−(B)は、実施の形態1の変形例1に係る投写型映像表示装置100の使用例を説明するための投写面の上面図である。図8(A)は書類400を投写領域300の中央に設置した例を示し、図8(B)は書類400を投写領域300の右端に設置した例を示している。
図8(A)では投写領域300において、書類400の左側に書類400の記入例映像350が投写される。投写領域300の中央に書類400が設置されている場合、その周囲に空き領域が発生する。しかしながら、いずれの方向に発生する空き領域も小さなサイズとなり、記入例映像350のサイズも小さくなる。図8(B)に示すようにユーザは書類400を投写領域300の右端にずらす。これにより、書類400の左側に大きなサイズの空き領域が発生する。これにより、記入例映像350が拡大され、記入例映像350の文字が読みやすくなる。
図9は、実施の形態1の変形例1に係る投写型映像表示装置100の動作を説明するためのフローチャートである。画像解析部162は撮像部280aにより撮像された、書類が設置された投写面の画像内から特徴点を抽出する(S10)。制御部161は変換テーブル167を参照して当該特徴点に対応づけられた映像を特定する(S12)。制御部161は当該特徴点から書類の設置位置を特定する(S14)。制御部161は、特定した書類の設置位置および投写すべき映像のアスペクト比から当該映像の投写位置を決定する(S16)。その際、当該書類と当該映像とが重複しない範囲で、当該映像を最大サイズで表示できる位置に決定する。映像処理部163は、決定された投写位置に最大サイズで当該映像を投写できるよう当該映像を拡大または縮小する(S17)。投写部110aは、特定されたサイズ調整後の映像を決定された位置に投写する(S18)。
以上説明したように変形例1によれば、基本例と同様の効果を奏する。さらに、投写面に設置された物体と重複しないよう映像を投写するため、投写映像が見にくくなることを抑制できる。また、投写領域300の空き領域に応じて映像のサイズを調整することにより、できるだけ見やすいサイズの映像を投写することができる。
[実施の形態1の変形例2]
以下、実施の形態1の変形例2に係る投写型映像表示装置100を説明する。実施の形態1の変形例2では、撮像部280aは、投写面に設置された紙に対する、ユーザによる、紙に書込可能なペン型デバイスを用いた記入動作を撮像する。画像解析部162は、ユーザにより紙に記入された内容を検出して、その内容を電子化する。
紙に書込可能なペン型デバイスは電子ペンである。例えば、当該電子ペンは赤外線LEDまたは赤外線LDを有し、赤外線を照射する。また、当該電子ペンはペン先にインクを有し、通常のペンと同様に紙に書き込むことができる。当該電子ペンが赤外線照射型のペンである場合、カメラ280は赤外線領域に感度を持つ撮像素子を備える必要がある。
画像解析部162は、撮像部280aにより撮像された画像内から赤外線成分が所定の設定値より高い画素を検出する。画像解析部162は、その画素の軌跡から、当該電子ペンを用いてユーザが記載した文字、記号、図形、模様を特定する。画像解析部162はその文字等を画像データとして電子化してもよいし、テキストデータとして電子化してもよい。画像データからテキストデータへの変換は既存の一般的なアプリケーションプログラムにより実行可能である。
図10は、実施の形態1の変形例2に係る投写型映像表示装置100の使用例を説明するための投写面の上面図である。図10は投写領域300の右側に書類400が設置され、投写領域300の左側に記入例映像350が表示されている状態を示している。ユーザは紙に書込可能な電子ペン500を用いて書類400に必要事項を記入している。撮像部280aはこのユーザの記入動作を撮像し、画像解析部162はその記入内容を電子化する。これにより、ユーザにより記入された直筆の書類と、その記入内容の電子ファイルを同時に生成できる。
以上説明したように変形例2によれば、基本例と同様の効果を奏する。さらに、直筆書類と電子ファイルを一度に作成できるため効率的である。例えば、選挙の投票用紙に適用すると、直筆の投票用紙により電子的な不正を抑制しつつ、電子データを用いて電子的に集計することにより集計時間を短縮できる。
[実施の形態1の変形例3]
以下、実施の形態1の変形例3に係る投写型映像表示装置100を説明する。実施の形態1の変形例3では、操作部170aは、投写面に投写される映像の位置または大きさの変更指示を受け付ける。映像処理部163は、操作部170aにより受け付けられた変更指示に応じて、映像の位置または大きさを変更する。
図11(A)−(B)は、実施の形態1の変形例3に係る投写型映像表示装置100の使用例を説明するための投写面の上面図である。図11(A)−(B)では、投写型映像表示装置100の上面に操作部170aが設置され、操作部170aは左シフトキー172および右シフトキー174を含む。左シフトキー172および右シフトキー174は物理的なボタンであってもよいし、タッチパネルキーであってもよい。また、操作部170aは上シフトキー、下シフトキーを含んでもよい。さらに、拡大キー、縮小キーを含んでもよい。
図11(A)−(B)では、書類400の上に記入例映像350が重畳して表示されている。ユーザは書類400の記入欄に、記入例映像350の対応する記入例が表示されるよう、書類400及び/又は記入例映像350の位置を調整する。記入例映像350の位置は左シフトキー172または右シフトキー174を押下することにより調整可能である。
電子ペン500の使用時、電子ペン500を持っている手および電子ペン500の影が書類400に映り、文字等が記入しづらくなる場合がある。図11(B)に示すように右利きのユーザは、書類400および記入例映像350を投写領域300の右端にずらすことにより、書類400に影が発生しづらくなる。反対に左利きのユーザは、書類400および記入例映像350を投写領域300の左端にずらすことにより、書類400に影が発生しづらくなる。
以上説明したように変形例3によれば、基本例と同様の効果を奏する。さらに、操作部170aに、投写領域300に表示されている投写映像を移動させるためのキーを設けることにより、ユーザは投写映像をお気に入りの場所に精度よく移動させることができる。マニュアル操作であるため、ユーザの投写映像に対するきめ細かなニーズを反映させることができる。
以上、本発明をいくつかの実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態1では投写型映像表示装置100が画像解析部162および変換テーブル167を備える構成を説明した。この点、画像解析部162および変換テーブル167は、ネットワーク接続された情報処理装置に設けられる構成であってもよい。この情報処理装置が複数の投写型映像表示装置100のホスト装置となる場合に、特に有効な構成である。
実施の形態1の変形例2、3では紙に書込可能な電子ペン500を用いた。この点、紙に書込できない一般的な電子ペンを用いてもよい。この場合、ユーザが記載した文字等の電子データのみが生成されることになる。
100 投写型映像表示装置、 110a 投写部、 161 制御部、 162 画像解析部、 163 映像処理部、 164 通信部、 166 記録媒体、 167 変換テーブル、 170a 操作部、 172 左シフトキー、 174 右シフトキー、 280a 撮像部、 310 吹き出し映像、 350 記入例映像、 400 書類、 500 電子ペン。

Claims (5)

  1. 物体が設置された投写面を撮像する撮像部と、
    前記撮像部により撮像された画像から抽出される特徴点に対応付けられた映像を、前記投写面に投写する投写部と、
    を備えることを投写型映像表示装置。
  2. 投写すべき映像に処理を施す映像処理部を、さらに備え、
    前記映像処理部は、抽出された特徴点に対応付けられた映像が前記投写面上の前記物体の設置領域と重複しない領域に投写されるよう、前記映像の位置およびサイズを調整することを特徴とする請求項1に記載の投写型映像表示装置。
  3. 前記映像処理部は、前記映像が前記投写面上の前記物体の設置領域と重複しない範囲で、前記映像を拡大することを特徴とする請求項2に記載の投写型映像表示装置。
  4. 投写すべき映像に処理を施す映像処理部と、
    前記投写面に投写される映像の位置またはサイズの変更指示を受け付ける操作部と、
    をさらに備え、
    前記映像処理部は、前記操作部により受け付けられた変更指示に応じて、前記映像の位置またはサイズを変更することを特徴とする請求項1に記載の投写型映像表示装置。
  5. 前記物体は紙であり、
    前記投写部は、前記紙の撮像画像から抽出される特徴点により特定される記入欄に対応付けられた、記入欄に記入すべき内容に関する映像を投写することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の投写型映像表示装置。
JP2011270117A 2011-12-09 2011-12-09 投写型映像表示装置 Pending JP2013123099A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011270117A JP2013123099A (ja) 2011-12-09 2011-12-09 投写型映像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011270117A JP2013123099A (ja) 2011-12-09 2011-12-09 投写型映像表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013123099A true JP2013123099A (ja) 2013-06-20

Family

ID=48774851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011270117A Pending JP2013123099A (ja) 2011-12-09 2011-12-09 投写型映像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013123099A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014207935A1 (ja) * 2013-06-28 2014-12-31 日立マクセル株式会社 投写型映像表示装置
JP2015011586A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 キヤノン株式会社 情報提示装置、情報提示システム、情報提示方法及びプログラム
JP2015118211A (ja) * 2013-12-18 2015-06-25 セイコーエプソン株式会社 投写装置および投写方法
JP2015180988A (ja) * 2014-03-03 2015-10-15 カシオ計算機株式会社 記入ガイド表示装置、記入ガイド表示方法、およびプログラム
JPWO2015170405A1 (ja) * 2014-05-09 2017-04-20 日立マクセル株式会社 投写型映像表示装置
JP7463197B2 (ja) 2020-06-11 2024-04-08 株式会社小糸製作所 画像投影装置および車両用灯具

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014207935A1 (ja) * 2013-06-28 2014-12-31 日立マクセル株式会社 投写型映像表示装置
JP2015011586A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 キヤノン株式会社 情報提示装置、情報提示システム、情報提示方法及びプログラム
CN105339842A (zh) * 2013-06-28 2016-02-17 日立麦克赛尔株式会社 投影型影像显示装置
JPWO2014207935A1 (ja) * 2013-06-28 2017-02-23 日立マクセル株式会社 投写型映像表示装置
CN105339842B (zh) * 2013-06-28 2017-03-08 日立麦克赛尔株式会社 投影型影像显示装置
US9857669B2 (en) 2013-06-28 2018-01-02 Hitachi Maxell, Ltd. Projection type image display device with symmetrically arranged light source and power supply
JP2015118211A (ja) * 2013-12-18 2015-06-25 セイコーエプソン株式会社 投写装置および投写方法
JP2015180988A (ja) * 2014-03-03 2015-10-15 カシオ計算機株式会社 記入ガイド表示装置、記入ガイド表示方法、およびプログラム
JPWO2015170405A1 (ja) * 2014-05-09 2017-04-20 日立マクセル株式会社 投写型映像表示装置
US10264227B2 (en) 2014-05-09 2019-04-16 Maxell, Ltd. Projection-type image display device
JP7463197B2 (ja) 2020-06-11 2024-04-08 株式会社小糸製作所 画像投影装置および車両用灯具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107426557B (zh) 智能照明装置
JP6059223B2 (ja) 携帯型投射捕捉デバイス
JP2013123099A (ja) 投写型映像表示装置
CN107272923B (zh) 显示装置、投影仪、显示系统以及设备的切换方法
US8827461B2 (en) Image generation device, projector, and image generation method
US20110188008A1 (en) Projection display apparatus
JP2018036471A (ja) 表示装置、表示システム及び表示装置の制御方法
JP6287161B2 (ja) 投写装置および投写方法
WO2011093234A1 (ja) 投写型映像表示装置
JP5773003B2 (ja) 表示制御装置、表示制御方法及びプログラム
TW472491B (en) Projection system and projector
US10795467B2 (en) Display device, electronic blackboard system, and user interface setting method
US20090237354A1 (en) Optical apparatus and optical system
JP6569259B2 (ja) 位置検出装置、表示装置、位置検出方法、及び、表示方法
JP2015197587A (ja) 双方向表示方法および双方向表示装置
JP4175070B2 (ja) 画像入出力装置、マンマシンインターフェイスシステムおよびプログラム
JP2013122501A (ja) 投写型映像表示装置、投写型映像表示システムおよび電子機器
JP2016164704A (ja) 画像表示装置および画像表示システム
JP2011180260A (ja) 投写型映像表示装置
JP6291911B2 (ja) 位置検出装置、及び、位置検出方法
KR102346430B1 (ko) 사용자가 희망하는 색상을 화면 상에 반영하는 사용자 인터랙티브 시스템
JP2003216322A (ja) プレゼンテーションシステム
JP2015052874A (ja) 表示装置、及び、表示装置の制御方法
JP2020134922A (ja) プロジェクタシステム
JP2009276705A (ja) 画像投影装置