JP2013122882A - Led光源用導光体 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源と光出射面が比較的離れた位置関係にある導光体を、安価な製造コストで製造することが可能な構造とすることにある。
【解決手段】一方の端部にLED光源60からの出射光が入射する第3光入射面71を有する柱状部70を備え、該柱状部70の第3光入射面71近傍の外周に巻くように、レンズの中央部をくり抜いた形状の環状レンズ部30を装着した。これにより、LED光源60から第3光入射面71を介して柱状部70に入射した光L3及びLED光源60から環状レンズ部30を導光して該環状レンズ部30から大気中に出射した光L4をいずれも柱状部70の長手方向の中心軸Xに沿う平行光となるようにした。
【選択図】図7

Description

本発明は、LED光源用導光体に関するものであり、詳しくは、LED光源を用い、LED光源と光出射面が比較的離れた位置関係にあり且つ光出射面が立体的に形成されてなる導光体に関する。
LED光源からの出射光を導光して所定の方向に向けて照射する導光体は、用途や配置スペース等の使用条件に基づいて種々の形状のものが作製される。
そのうち、点状光源であるLED光源からの出射光を導光して面状或いは環状の光として照射する導光体としては、従来、図11に示す形状のものが開示されている。
それは、円盤形状からなる円盤状部81と、該円盤状部81から略垂直に延びる柱状の柱状部82とで導光体80が構成され、柱状部82の先端部に該柱状部82の中心軸X上の位置Xpを中心とする凹状の球面からなる光入射面83を有している。
また、円盤状部81の光入射面83と対向する位置には、球面からなる光入射面83の中心位置Xpを仮想焦点とし、仮想焦点Xpを通り光軸Xに直交する直線を主軸Yとする放物線の一部を光軸Xを回転軸として回転させて得られる回転放物面からなる凹状の第1光反射面84を有している。
さらに、円盤状部81の外周縁部には、柱状部82の中心軸Xに対して45°の角度で傾斜した傾斜面からなる第2光反射面85を有している。
そこで、LED光源86を該LED光源86の発光部が、中心軸X上の位置Xpに位置するように配置して点灯すると、LED光源86からの出射光は光入射面83を介して導光体80内に入射する。
このとき、LED光源86の発光部は球面からなる光入射面83の中心位置Xpに位置するため、LED光源86からの出射光は光入射面83で屈折することなく導光体80内に入射し、LED光源86から直線状に導光体80内を導光されて回転放物面からなる第1光反射面84に向かう。
LED光源86の発光部の位置を仮想焦点Xpとする第1光反射面84に向かう光のうち、光軸Xに沿う光はそのまま外部に向けて照射され、光軸Xから離れる方向に向かう光は第1光反射面84で反射(全反射)されて反射光が平行光となって円盤状部81の外周縁部に向かって導光体80内を導光され、第2光反射面85に向かう。
柱状部82の中心軸Xに対して45°の角度で傾斜した傾斜面からなる第2光反射面85に向かう光は、該第2光反射面85で反射(全反射)されて反射光が平行光となって光出射面87から外部に向けて照射される。
この導光体80を光出射面87側から見ると、導光体80の中央部が点状に且つ外周部が環状に明るく見えるものとなる(参考文献1参照)。
特開2010−211945号公報
ところで、上記形状の導光体80は、図11からもわかるように、LED光源86と光出射面87が比較的近い位置関係にある。しかしながら、用途や配置スペースや意匠等の条件によってはLED光源86と光出射面87を離れた位置に設ける必要が生じる場合がある。
その場合、柱状部82を延長して、LED光源86から出射して光入射面83から円盤状部81に向かう光を延長した柱状部82で導光することにより、LED光源86と光出射面87の距離を稼ぐことが考えられる。
但し、導光体80は透明樹脂の射出成形により形成されるものであり、導光体80の柱状部82を単に延長するだけでは、成形金型の金型製作費が高くなると共に成形材料の増加により材料費も高くなり、導光体80の製造コストの上昇を招くことになる。
また、この導光体80を光出射面87側から見ると、光出射面87からの点状光と環状光に立体感及び奥行き感がなく、意匠的に不十分なものとなっている。
そこで、本発明は上記問題に鑑みて創案なされたもので、その目的とするところは、光源と光出射面が比較的離れた位置関係にある導光体を、安価な製造コストで製造することが可能な構造とすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載された発明は、一方の端部にLED光源からの出射光が入射する光入射面を有する柱状部を備えたLED光源用導光体であって、前記柱状部は、該柱状部の前記光入射面近傍の外周に巻くように、レンズの中央部をくり抜いた形状の環状レンズが装着され、前記光入射面近傍の前記柱状部の長手方向の中心軸上に配置されたLED光源から該光入射面に向けて出射された光は、該光入射面から前記導光体に入射して導光体内を導光され、前記LED光源から前記環状レンズに向けて出射された光は前記環状レンズを導光されて外部に出射されて大気中を前記柱状部に沿って伝搬されることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載された発明は、請求項1において、前記光入射面及び前記環状レンズは前記LED光源の位置を焦点位置とし、そのうち前記光入射面は前記中心軸を回転軸としたLED光源側に凸状の双曲面或いは双曲面に近似した非球面からなり、前記環状レンズは両凸レンズ、双曲面レンズ或いは凸メニスカスレンズの中央部をくり抜いた形状を有しており、前記LED光源から出射して前記柱状部に入射した光及び前記LED光源から出射して前記環状レンズを導光して該環状レンズから出射した光はいずれも前記中心軸に沿う略平行光となることを特徴とするものである。
本発明のLED光源用導光体は、一方の端部にLED光源からの出射光が入射する光入射面を有する柱状部を備え、該柱状部の光入射面近傍の外周に巻くように、レンズの中央部をくり抜いた形状の環状レンズを装着した。これにより、LED光源から光入射面を介して柱状部に入射した光及びLED光源から環状レンズを導光して該環状レンズから大気中に出射した光をいずれも柱状部の長手方向の中心軸Xに沿う平行光となるようにした。
その結果、LED光源用導光体の柱状部が長くなっても、太さを太くすることなく環状レンズを装着することにより、環状レンズの外径と同じ太さの柱状部と略同等の光利用効率を確保することができる。そこで、柱状部の太さを細くできることから、成形金型の金型製作費を安価に抑えることができる共に成形材料の増加が抑制でできて材料費も抑えられ、LED光源用導光体の製造コストを低く抑えることが可能となる。
実施形態を光出射面側から見た斜視説明図である。 実施形態を光出射面と反対側から見た斜視説明図である。 実施形態の上面説明図である。 図3のA−A断面説明図である。 図3のB−B断面説明図である。 柱状部内を導光される光の光路説明図である。 柱状部内を導光される光の光路説明図である。 柱状部の説明図である。 環状レンズ部の説明図である。 環状レンズ部の説明図である。 従来例の説明図である。
以下、この発明の好適な実施形態を図1〜図10を参照しながら、詳細に説明する(同一部分については同じ符号を付す)。尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施形態に限られるものではない。
図1はLED光源用導光体に係わる実施形態を光出射面側から見た斜視説明図であり、図2は実施形態を光出射面と反対側から見た斜視説明図であり、図3は実施形態の上面説明図であり、図4は図3のA−A断面説明図であり、図5は図3のB−B断面説明図である。
LED光源用導光体(以下、「導光体」と略称する)1は、形状が異なる2種類の複数の柱状部25、70と、夫々各柱状部25、70に垂直な第1平板部40及び第2平板部50の2つの平板部とで構成されている。
各柱状部25は、所定の長さの直線状で半円柱状の第1半円柱部5と、第1半円柱部5よりも所定の長さだけ長い直線状で半円柱状の第2半円柱部10とが互いの平面部同士を貼り合わされて一体化された形状を有しており、第1半円柱部5と第2半円柱部10との貼り合わせ部に対応する円柱状の円柱部15と第2半円柱部10に対応する半円柱状の半円柱部20で構成されている。複数の柱状部25は、複数の柱状部70と共に直線状に平行に並設されている。
各柱状部25の第1半円柱部5の端部に対応する位置には、夫々の第1半円柱部5の半円柱側に連設された、第1半円柱部5の径方向に延びる略平板状の第1平板部40が形成されている。同様に、各柱状部25の半円柱部20の端部には、夫々の半円柱部20の半円柱側に連設された、半円柱部20の径方向に延びる略平板状の第2平板部50が形成されている。
これにより、第1平板部40と第2平板部50の位置関係は、第1平板部40が第2平板部50よりも柱状部25の円柱部15の端部側に位置すると共に、柱状部25を長手方向に沿って2分割する面を挟んだ夫々の側に位置している。
各柱状部25の円柱部15の端面は、円柱部15の長手方向の中心軸X上の位置Xpを焦点位置とし、中心軸Xを主軸とする焦点Xp側に凸状の双曲面あるいは双曲面に近似した非球面からなっており、この面は後述するLED光源からの出射光を導光体1内に導入するときの光入射面(第1光入射面)16となる。
第1半円柱部5の半円状の先端部には、中心軸Xから該中心軸Xに対して先方に向かって外側に開いた直線を中心軸Xを中心軸として回転させて得られた凹状の傾斜系曲面からなる反射面(第1光反射面)6が位置している。
同様に、半円柱部20の半円状の先端部には、中心軸Xから該中心軸Xに対して先方に向かって外側に開いた直線を中心軸Xを中心軸として回転させて得られた凹状の傾斜系曲面からなる反射面(第2光反射面)21が位置している。
上記第1光反射面6及び第2光反射面21はいずれも中心軸Xに対してα=45°の角度で傾斜した曲面からなっている。
夫々の第1半円柱部5の半円柱側に連設された第1平板部40は、第1半円柱部5の先端部側の面(表面)41は中心軸Xに対して略垂直な平坦面とされ、第1光入射面16側の面(裏面)45は複数の平坦面46と複数の傾斜面(傾斜反射面)47が、中心軸Xを中心とする同心半円状に交互に所定の幅及びピッチで形成されている。
そのうち、複数の平坦面46は中心軸Xから外側に向かって表面41側に高くなる階段状に配置され、一方、複数の傾斜反射面47は夫々段差状に隣接する平坦面46同士に接続されると共に、中心軸Xに対して表面41側に向かって外側にβ=45°の角度で傾斜した曲面からなっている。
したがって、複数の傾斜反射面47も平坦面46と同様に中心軸Xから外側に向かって表面41側に高くなる段階状に配置されている。
また、夫々の半円柱部20の半円柱側に連設された第2平板部50は、半円柱部20の先端部側の面(表面)51は中心軸Xに対して略垂直な平坦面とされ、第1光入射面16側の面(裏面)55は複数の平坦面56と複数の傾斜面(傾斜反射面)57が、中心軸Xを中心とする同心半円状に交互に所定の幅及びピッチで形成されている。
そのうち、複数の平坦面56は中心軸Xから外側に向かって表面51側に高くなる階段状に配置され、一方、複数の傾斜反射面57は夫々段差状に隣接する平坦面56同士に接続されると共に、中心軸Xに対して表面51側に向かって外側にγ=45°の角度で傾斜した曲面からなっている。
したがって、複数の傾斜反射面57も平坦面56と同様に中心軸Xから外側に向かって表面51側に高くなる段階状に配置されている。
一方、上記柱状部25とは形状が異なる他の種類の柱状部70は、所定の長さの直線状の円柱形状を有しており、複数の柱状部70は、複数の柱状部25と共に直線状に平行に並設されている。また、柱状部70の端部には該円柱部70の径方向に延びる環状の環状レンズ部30が後付けで装着されている。
各柱状部70には、円柱形状の半円柱側に、各柱状部25の第1半円柱部5の半円柱部側に連設された第1平板部40が連設され、他の半円柱側には、各柱状部の半円柱部20の半円柱部側に連設された第2平板部50が連設されている。
各柱状部70の端面は、該柱状部70の長手方向の中心軸X上の位置Xpを焦点位置とし、中心軸Xを主軸とする焦点Xp側に凸状の双曲面あるいは双曲面に近似した非球面からなっており、この面は後述するLED光源からの出射光を導光体1内に導入するときの光入射面(第3光入射面)71となる。
環状レンズ部30は、光入射面71と同様に柱状部70の長手方向の中心軸X上の位置Xpを焦点位置とする両凸レンズの中央部をくり抜いた形状を有しており、焦点Xp側の面がLED光源からの出射光を環状レンズ部30に導入するときの光入射面(第2光入射面)31となり、反対側の面が環状レンズ部30内を導光された光が第1平板部40及び第2平板部50の側に向けて照射される第3光出射面32となる。
そこで、上記導光体1をその光照射方向、つまり、第1平板部40の表面41を出射面とする第1光出射面43及び第2平板部50の表面51を出射面とする第2光出射面53の位置する側から見ると、各柱状部25及び各柱状部70を結ぶ線を境にして一方の側に第1平板部40が位置し、他方の側に第2平板部50が位置する。それと同時に、第1平板部40が奥に位置し、それに対して第2平板部50が手前に位置する。
このような構成の導光体1において、図6(柱状部25内を導光される光の光路説明図)のように、各柱状部25の円柱部15の第1光入射面16の焦点位置である中心軸X上の位置Xpに、LED光源60の発光部を位置させた状態で該LED光源60を点灯すると、LED光源60からの出射光は第1光入射面16に向かう。
そこで、LED光源60から第1光入射面16に向かう光は、双曲面あるいは双曲面に近似した非球面からなる第1光入射面16から略平行光として柱状部25の円柱部15に入射し、円柱部15内を導光されてその約半分が第1光反射面6に到達し、約半分が更に半円柱部20内を導光されて第2光反射面21に到達する。
第1反射面6に到達した光は、中心軸Xに対して45°の傾斜面からなる第1反射面6で反射(全反射)されて第1平板部40内を中心軸Xに対する放射方向に導光される。そして、第1平板部40内を導光される光のうち段階状に配置された複数の傾斜反射面47の夫々に到達した光L1は該傾斜反射面47で反射して反射光が表面41を第1光出射面43として該第1光出射面43から外部に照射される。
一方、第2反射面21に到達した光は、中心軸Xに対して45°の傾斜面からなる第2反射面21で反射(全反射)されて第2平板部50内を中心軸Xに対する放射方向に導光される。そして、第1平板部50内を導光される光のうち段階状に配置された複数の傾斜反射面57の夫々に到達した光L2は該傾斜反射面57で反射して反射光が表面51を第2光出射面53として該第2光出射面53から外部に照射される。
それに対し、図7(柱状部70内を導光される光の光路説明図)のように、各柱状部70の第3光入射面71の焦点位置であり且つ各環状レンズ部30の焦点位置でもある中心軸X上の位置Xpに、LED光源60の発光部を位置させた状態で該LED光源60を点灯すると、LED光源60からの出射光は、その一部が第3光入射面71に向かい、一部が環状レンズ部30の第2光入射面31に向かう。
そこで、LED光源60から第3光入射面71に向かう光L3は、双曲面あるいは双曲面に近似した非球面からなる第3光入射面71から略平行光として柱状部70に入射し、柱状部70内を導光されて先端部72から外部に照射される。
また、LED光源60から出射して環状レンズ部30の第2光入射面31に向かう光L4は、環状レンズ部30の第2光入射面31から環状レンズ部30に入射し、環状レンズ部30内を導光されて第3光出射面32から外部に照射される。
この時、環状レンズ部30は上述したようにLED光源60の発光部の位置Xpを焦点位置とする凸レンズからなっており、第2光入射面31と第3光出射面32は焦点位置Xpからの出射光を平行光に光路制御する形状とされている。
したがって、環状レンズ部30の第3光出射面32からの出射光L4は、平行光となって柱状部70の近傍を該柱状部70に沿って第1平板部40及び第2平板部50の方向に向かい、第1平板部40内及び第2平板部50内を導光されてそのまま第1平板部40の第1出射面43の柱状部70の先端部72近傍及び第2平板部50の第2光出射面53の柱状部70の先端部72近傍から外部に照射される。
そこで、周囲を暗くしてLED光源60を点灯した状態の導光体1をその光照射方向から見ると、奥に位置する第1平板部40から照射される、柱状部25を中心とする同心半円状の複数の光L1と、その手前に位置する第2平板部50から照射される、柱状部25を中心とする同心半円状の複数の光L2と、柱状部70内を導光されてその先端部72から照射されるL3光と環状レンズ部30内を導光されて更に第1平板面40及び第2平板部50内を導光されて外部に照射される、柱状部70の先端部を囲むような環状の光L4が観視される。
これにより、導光体1を介して照射される光が、スポット的な表現部分と第1平板部40と第2平板部50との物理的な位置関係に基づいて奥行きのある立体感を効果的に表現する部分の両方を形成するものであり、この導光体1を遊技機や自販機等の各種機器の光源部や表示部に用いることにより意匠性に優れた光の演出を効果的に行うことができる。
また、環状レンズ部30を装着しない柱状部70に対して、LED光源60からの出射光を効率的に入射させて光の利用効率を高めるためには、柱状部70の太さを太くしてLED光源からの入射光量を増やすことが考えられる。但し、その場合、上記「背景技術」の項で述べたように、導光体1は透明樹脂の射出成形により形成されるものであり、柱状部25の太さが太いことにより成形金型の金型製作費が高くなると共に成形材料の増加により材料費も高くなり、導光体1の製造コストの上昇を招くことになる。
これに対し、本発明の導光体1は、柱状部70の太さを細くしても環状レンズ部30を装着することにより、環状レンズ部30の外径と同じ太さの柱状部70と略同等の光利用効率を確保することができる。それと同時に、柱状部70の太さを細くできることから、成形金型の金型製作費を安価に抑えることができる共に成形材料の増加が抑制でできて材料費も抑えられ、導光体1の製造コストを低く抑えることが可能となる。
ところで、第1平板部40の第1光出射面43及び第2平板部50の第2光出射面53は、LED光源の非点灯時の見栄えを向上させるために細線による意匠彫刻を施すこともある。この場合、夫々の光出射面43、53からの出射光に与える影響を最小限に抑えるように考慮される。
なお、上述の実施形態では、環状レンズ部30を、全体が円柱状の柱状部70の第3光入射面71近傍に装着しているが、環状レンズ部30を装着する柱状部の形状はこれに限られるものではなく、図8(柱状部25の説明図)のように例えば、実施形態の中で、所定の長さの直線状で半円柱状の第1半円柱部5と、第1半円柱部5よりも所定の長さだけ長い直線状で半円柱状の第2半円柱部10とが互いの平面部同士を貼り合わされて一体化された形状とされる柱状部25の第1光入射面16近傍に装着することも可能である。
これにより、柱状部70に環状レンズ部30を装着したときとは異なる光の演出効果が得られるものであり、具体的には、環状レンズ部30内を導光されて更に第1平板面40及び第2平板部50内を導光されて外部に照射される環状の光L5、及び奥に位置する第1平板部40から照射される、前記環状の光を中心とする同心半円状の複数の光L6と、その手前に位置する第2板部50から照射される、前記環状の光を中心とする同心半円状の複数の光L7が観視される。
つまり、水面に石を投げ入れた時に水面に広がる波紋のような模様を照射光によって表現することができるものであり、異なる意匠性をアピールすることが可能となる。
環状レンズ部30は上述の両凸レンズに限られるものではなく、LED光源60からの出射光を平行光に光路制御する環状レンズであればよく、例えば図9(環状レンズ部の説明図)に示すような双曲面レンズからなる環状レンズ部75、或いは図10(環状レンズ部の説明図)に示すような凸メニスカスレンズからなる環状レンズ部76でもよい。
いずれの場合も、LED光源60からの出射光は、柱状部75内を平行光として導光される光L8と、環状レンズ部75内或いは環状レンズ部76内を導光されて大気中に出射され大気中を平行光として柱状部77に沿って伝搬される光L9に光路が分かれる。
1… LED光源用導光体
5… 第1半円柱部
6… 第1光反射面
10… 第2半円柱部
15… 円柱部
16… 第1光入射面
20… 半円柱部
21… 第2光反射面
25… 柱状部
30… 環状レンズ部
31… 第2光入射面
32… 第3光出射面
40… 第1平板部
41… 表面
43… 第1光出射面
45… 裏面
46… 平坦面
47… 傾斜面(傾斜反射面)
50… 第2平板部
51… 表面
53… 第2光出射面
55… 裏面
56… 平坦面
57… 傾斜面(傾斜反射面)
60… LED光源
70… 柱状部
71… 第3光入射面
72… 先端部
75… 環状レンズ部
76… 環状レンズ部
77… 柱状部

Claims (2)

  1. 一方の端部にLED光源からの出射光が入射する光入射面を有する柱状部を備えたLED光源用導光体であって、
    前記柱状部は、該柱状部の前記光入射面近傍の外周に巻くように、レンズの中央部をくり抜いた形状の環状レンズが装着され、
    前記光入射面近傍の前記柱状部の長手方向の中心軸上に配置されたLED光源から該光入射面に向けて出射された光は、該光入射面から前記導光体に入射して導光体内を導光され、前記LED光源から前記環状レンズに向けて出射された光は前記環状レンズを導光されて外部に出射されて大気中を前記柱状部に沿って伝搬されることを特徴とするLED光源用導光体。
  2. 前記光入射面及び前記環状レンズは前記LED光源の位置を焦点位置とし、そのうち前記光入射面は前記中心軸を回転軸としたLED光源側に凸状の双曲面或いは双曲面に近似した非球面からなり、前記環状レンズは両凸レンズ、双曲面レンズ或いは凸メニスカスレンズの中央部をくり抜いた形状を有しており、
    前記LED光源から出射して前記柱状部に入射した光及び前記LED光源から出射して前記環状レンズを導光して該環状レンズから出射した光はいずれも前記中心軸に沿う略平行光となることを特徴とする請求項1に記載の導光体。
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