JP2013122344A - ダンパー装置および物品貯蔵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】断線の恐れがなく、かつ信頼性が高く、汎用のモータが採用できる安価なダンパー装置を提供する。
【解決手段】駆動部5は、外郭を形成するケース6と、ケース6の蓋部となるカバー7と、正逆回転可能なモータ8と、から構成され、モータ8は、駆動コイル8aと駆動コイル8aの端末部分が巻きつけられている巻線用端子8cと、巻線用端子8cと電気的に接続されたリード線8eと、リード線8eの先端に取り付けられたコネクタ部13を有しており、ケース6にコネクタ部13を設置する凹部14を設けるとともに、凹部14に固定用穴部15を設け、コネクタ部13を固定用穴部15に係合し固定するとともに、ケース6の外周面から突出させないよう構成とした。これにより、モータ8の形態に影響なくコネクタ部13を容易、かつ、確実に固定することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば、冷蔵庫等における貯蔵室内部の冷風路に設けられ、風路を開閉して温度を調整する用途等に用いられるダンパー装置、およびそのダンパー装置を具備した物品貯蔵装置に関するものである。
従来から冷蔵庫には、その庫内に設けられた複数の冷蔵室の温度を制御する手段として、冷却器から各冷蔵室へ通じる冷気の風路を、バッフルにて開閉し、各冷蔵室に流入する冷気量を制御するダンパー装置が採用されており、バッフルを動作させる駆動源は、モータを具備した構成となっている。
そして、バッフルを動作させるモータと冷蔵庫本体との電気的な接続は、ダンパー装置に設けられたコネクタ部にて行われている(例えば、特許文献1参照)。
図9から図11は、上記特許文献1に記載された従来のダンパー装置を示すもので、図9は、同ダンパー装置の駆動部の内部構成を示す平面図、図10は、同ダンパー装置の駆動部の断面図、図11は、同ダンパー装置のモータ側コネクタの部分拡大斜視図である。
図9から図11に示すように、ダンパー装置100の駆動部101は、二枚のバッフル102a、102bを駆動するもので、一面が開口したケース103と、このケース103内に固定配置された正逆回転可能なモータ104と、そのモータ104の回転を減速して伝達する減速歯車列105と、モータ104の回転を、駆動軸106a、106bを介してバッフル102a、102bへ伝達するための駆動車106を主体に構成されている。そして、ケース103の開口部分には、蓋状部材107が被せられている。
ここで、モータ104においては、モータケース104aの内部に、巻線104bが巻回された一対のモータボビン104cが装着されるとともに、モータボビン104cの内側には、回転軸104dと一体的に回転するロータ104eが配置されている。
また、モータボビン104cに装着された巻線104bの端末部分は、モータケース104aの外周面から半径方向に向かって突出するように設けられた複数本の巻線用接続端子104fの根元部分に巻回されるようにして接続されており、それら複数本の巻線用接続端子104fは、後述する直線的に接続されたモータ側コネクタ108に、モータケース104aに対して嵌着されるようにして取り付けられている。さらに、このモータ側コネクタ108は、図示を省略した冷蔵庫本体から延出している配線の先端部分に設けられた冷蔵庫側コネクタとの係合により冷蔵庫側と接続される。
さらに、モータ側コネクタ108は、平面略矩形状に形成された樹脂製のホルダ109内に、複数個の導電性材質からなる接続部材110を列状に備えており、それらの各接続部材110は、インサート成形等によってホルダ109内に埋設されている。この樹脂製ホルダ109に設けられた係合脚部109aは、モータケース104aの一部を切り欠くようにして形成された係止部104gの縁部に嵌合されている。
このようにしてモータケース104aの一部を構成するように取り付けられたモータ側コネクタ108の樹脂製ホルダ109は、上述したダンパー装置100の駆動部101を構成しているケース103の側壁面に形成された凹部103aに対して、モータ104の軸方向に沿って挿入することにより装着されている。
また、モータ側コネクタ108に設けられた接続部材110は、特に図11に示されるように一端側には、巻線用接続端子104fが挿入嵌合されるモータ側係合部110aを設けており、他端側には、上述の外部接続装置側コネクタが嵌合される外部側係合部110bを設けている。
特開2002−359034号公報
しかしながら、前記従来の構成では、モータ104にモータ側コネクタ108を取り付ける際に、接続部材110のモータ側係合部110aに巻線用接続端子104fを真直ぐに挿入することが困難なため、巻線用接続端子104fを変形させ、巻線用接続端子104fの根元部分に巻回されるように接続されている巻線104bが引っ張られ、断線する恐れがあるという課題を有していた。
また、モータ104およびモータ側コネクタ108はダンパー装置専用のものとなり、汎用性がなく高価なものとなってしまう課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、巻線の断線の恐れをなくして信頼性を高くし、また、汎用性のモータの採用を可能にして、安価に構成できるダンパー装置を提供することを目的とする。
さらに、かかるダンパー装置の動作を確実にして、信頼性を高めた物品貯蔵装置を提供することを目的とするものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明のダンパー装置は、モータに接続されたリード線の先端に取り付けられたコネクタ部を、モータのケースの凹部設けた固定用穴部に係合し固定するとともに、ケース外周面から突出させない構成としたものである。
かかる構成とすることにより、モータ側コネクタとモータを接続する際に、モータの巻線が引っ張られることがなく、その結果、リード線等の断線が防止できる。また、モータおよびモータ側コネクタは、汎用のものを採用することができ、さらに、モータ側コネクタをケースに配置することにより、リード線の長さを統一し、接続部を標準化することもできるものである。
また、電気的接続部における物品貯蔵装置側との接続を確実にし、動作の信頼性を高めることができるものである。
さらに、モータ側コネクタはケースの外周から突出しないため、ケース表面が凸凹せず、物品貯蔵庫との取り付け部のシールが容易であり、冷気の流通(流量)制御が安定した温度制御の信頼性の高いものとすることができ、取り付けスペースも小さくすることができる。
本発明のダンパー装置は、モータの巻線の断線が発生し難いリード線等の接続作業が可能となり、信頼性の高いダンパー装置を得ることができる。また、汎用のモータおよびコ
ネクタを採用することができ、金型等のそのためのみの投資を不要にし、安価に構成することができるとともに、電気的接続部の標準化をはかることにより、作業性を向上することができる。
さらに、かかるダンパー装置を用いた物品貯蔵装置においても、ダンパー装置による温度調整制御において、信頼性を高めることができるものである。
本発明の実施の形態1におけるダンパー装置の正面図 同ダンパー装置における一部断面を含む側面図 同ダンパー装置の背面図 同ダンパー装置を構成する駆動部の底面図 図4のI−I線による同ダンパー装置を構成する駆動部の断面図 同ダンパー装置を構成する駆動の内部を示す平面図 同駆動部に設けられたモータの断面図 本発明の実施の形態2における物品貯蔵装置の構成を示す模式図 従来例を示すダンパー装置の駆動部の内部構成を示す平面図 同ダンパー装置の駆動部の断面図 同ダンパー装置のモータ側コネクタの部分拡大斜視図
請求項1に記載の発明は、開口部を有するフレームと、前記開口部を開閉するバッフルと、前記バッフルを駆動する駆動部を具備し、前記駆動部を、外郭を形成するケースと、前記ケースの蓋部となるカバーと、正逆回転可能なモータを具備する構成としたダンパー装置において、前記モータは、駆動コイルと前記駆動コイルの端末部分が巻き付けられている複数本の巻線用端子と前記巻線用端と電気的に接続されたリード線と、前記リード線の先端に取り付けられたコネクタ部を有し、前記ケースに前記コネクタ部を設置する凹部を設けるとともに前記凹部に固定用穴部を設け、前記コネクタ部を、前記固定用穴部に係合し固定するとともに前記ケース外周面から突出させないよう構成したものである。
かかる構成とすることにより、リード線の先端にコネクタ部を取り付けるときに、駆動コイルを引っ張ることがなく、モータ巻き線等の断線の恐れがない信頼性の高い接続構造とすることができる。また、モータおよびコネクタ部は特別な構造とする必要がなく、汎用のものを採用することができるため、そのための金型投資等も不要となる。
さらに、コネクタ部を、ケースと係合させ固定しているため、前記リード線の長さ、および前記コネクタ部の仕様を統一することができる。その結果、ダンパー装置を搭載する本体機器に応じてリード線の長さを設定する必要がなく、電気的接続部を統一して安価な構成とすることができる。
また、ダンパー装置を本体機器に組み込む際、ケースおよびフレームの本体機器との接触部を冷気が漏れないようシールする必要があるが、コネクタ部をケース外周面から突出させないようにしているのでケース外周面に凹凸が無く、本体機器とのシールが容易であり、冷気の流通(流量)制御が安定した温度制御の信頼性の高いものとすることができ、取り付けスペースも小さくすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記コネクタ部を、ハウジングと複数の雄型端子を有し、前記ハウジングに固定用の二本の弾性を有するアーム部とフランジ部を設けた構成とし、前記ケースの底面に前記凹部を設け、前記凹部の底部に前記固定用穴部を配置し、前記コネクタ部を前記固定用穴部に挿入後、前記コネクタ部のア
ーム部とフランジ部にて凹部の底部を挟み込むことにより前記コネクタ部を固定するようにしたものである。
これにより、前記コネクタ部を前記ケースへ確実に固定することができる。したがって、前記本体機器側との接続時に、前記コネクタ部が動いて不十分な接続状態となることがなく、信頼性の高いものとすることができる。
さらに、ケース底面の凹部にコネクタ部を設置しているので、ケース外周面に凹凸が無く、本体機器とのシールが容易であり、冷気の流通(流量)制御が安定した温度制御の信頼性の高いものとすることができ、取り付けスペースも小さくすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記凹部を少なくとも一対の平行面を有する略矩形とし、前記ハウジングのアーム部を有する面が前記並行面と垂直方向となるようコネクタ部を配置し、前記平行面の距離を、前記ハウジングのアーム部を有する面の幅寸法と同じか僅かに大きくするとともに、前記凹部の平行面の片面に前記ハウジングのガイド壁を二箇所設け、前記ガイド壁と前記ハウジングのアーム部を有する面が接するかわずかに隙間を有するようにしたものである。
これにより、前記コネクタ部の前記ケースへの組込み時にガタツキの発生が無く、確実に固定することができ、前記本体機器側との接続時に、前記コネクタ部が動いて不十分な接続状態となることがなく、信頼性の高いものとすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の発明において、前記凹部を前記ケースの側壁近傍に配置し、前記凹部の前記ケースの側壁近傍の面に前記コネクタ部のハウジングの一部が露出するよう切欠き部を設けたものである。
これにより、前記本体機器側のコネクタの着脱作業を容易に行うことができ、前記本体機器との接続が確実で、信頼性の高いものとすることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4の発明において、前記カバーに突起部を設け、前記突起部の高さを、前記ハウジングのフランジ部に当接するか僅かに当接しないようにしたものである。
これにより、前記コネクタ部の前記ケースへの組込みが不十分な時に、前記突起部により前記ハウジングのフランジ部を押し込み、前記コネクタ部を確実に設置でき、信頼性の高い接続構成を得ることができる。
請求項6に記載の発明は、断熱空間で形成される物品貯蔵室と、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を、配管を介して環状に連結した冷凍サイクルと、前記蒸発器もしくは前記凝縮器による温調気流を前記物品貯蔵室内に送り込む送風手段を具備した貯蔵装置において、前記送風手段を、一端が前記凝縮器、もしくは前記蒸発器を配置した温調室に開口し、他端が前記物品貯蔵室に開口した送風回路と、前記温調室、もしくは、前記送風回路に設けられた送風機と、前記送風回路に設けられたダンパー装置と、を具備する構成とし、前記ダンパー装置を、請求項1から5のいずれか一項に記載のダンパー装置とした物品貯蔵装置である。
かかる構成とすることにより、電気的接続部における接続を確実にし、信頼性の高いダンパー装置の動作が期待でき、物品貯蔵装置の温度調整のための気流制御を安定させ、信頼性を高めた物品貯蔵装置を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるダンパー装置の正面図である。図2は、同ダンパー装置における一部断面を含む側面図である。図3は、同ダンパー装置の背面図である。図4は、同ダンパー装置を構成する駆動部の底面図である。図5は、図4のI−I線による同ダンパー装置を構成する駆動部の断面図である。図6は、同ダンパー装置を構成する駆動の内部を示す平面図である。図7は、同駆動部に設けられたモータの断面図である。
図1から図7において、ダンパー装置1は、空気等の流体が通過するための開口部2を有するフレーム3と、長辺の一つを軸にして開口部2を開閉するバッフル4と、バッフル4を回転駆動する駆動部5を具備している。
また、駆動部5は、一面が開口し、かつ外郭を形成するケース6と、ケース6の開口を塞ぐ蓋部となるカバー7と、正逆回転可能で内部に減速機構(図示せず)等を具備するギヤードタイプのモータ8と、モータ8の回転を減速して伝達する減速歯車列9と、減速歯車列9により減速されたモータ8の回転を、駆動軸10aを介してバッフル4に伝える駆動車10を具備した構成である。
ここで、カバー7は、フレーム3の側部に一体に設けられた構成としているが、フレーム3とは別々の構成とすることもできる。
また、モータ8は、内部に駆動コイル(巻線)8aが巻回された一対のモータボビン8bと、モータボビン8bに圧入され、駆動コイル8aの端末部分が巻き付けられるようにして接続されている複数本の巻線用端子8cと、巻線用端子8cを挿入し、半田付け固定して電気的に接続された基板8dと、一端が基板8dと半田付けにて接続された複数本のリード線8eを具備する構成となっている。そして、リード線8eの先端には、複数本の雄型端子11と、この雄型端子11を保持するハウジング12からなるコネクタ部13が取り付けられている。このコネクタ部13は、冷蔵庫本体側から出ている冷蔵庫側コネクタ(図示せず)と電気的に接続されるように構成されている。
そして、ケース6は、底面6aに凹部14を有しており、凹部14の底部14aには、ハウジング12を挿入する固定用穴部15が設けられ、ハウジング12は、側面の対向する二面に、弾性を有する二本のアーム部12aと、側面より突出したフランジ部12bを有しており、アーム部12aの先端は階段状の段差部13cを有し、ハウジング12のアーム部12aとフランジ部12bにより、凹部14の底部14aを挟み込み係合させることにより、コネクタ部13を固定するよう構成されている。
ここで、凹部14の深さは、コネクタ部13がケース6の底面6aから突出しないよう設定されており、さらに冷蔵庫側コネクタ(図示せず)を接続した状態においても冷蔵庫側コネクタが突出しないように設定されている。
尚、ハウジング12の形状は一般的なものであり、汎用品が使用可能である。
さらに、凹部14は少なくとも一対の平行面14cを有する略矩形であり、ハウジング12のアーム部を有する面が平行面14cと垂直方向となるようコネクタ部13を配置し、平行面14cの距離Xを、ハウジング12のアーム部12aを有する面の幅寸法Yと同じか僅かに大きくなるよう設定し、凹部14の平行面14cの片面にハウジング12のガ
イド壁14bを二箇所設け、ガイド壁14bとハウジング12のアーム部を有する面が接するかわずかに隙間を有するようにし、コネクタ部13の傾きやガタツキが発生しないよう構成されている。
また、凹部14はケース6の側壁6bの近傍に設けられ、凹部14のケース6の側壁6b近傍の面にコネクタ部13のハウジング12の一部が側壁6bから見て露出するよう切欠き部14dが設けられており、冷蔵庫側コネクタ(図示せず)の着脱時に、作業者の指がコネクタ部に届き、容易に着脱できるよう構成されている。また、コネクタの接続状態が目視で確認可能である。
そして、カバー7に二個のL字状の突起部7aを設け、突起部7aはハウジング12のフランジ部12b上に配置し、さらにフランジ部12bに当接するか僅かに当接しない高さとし、コネクタ部13のケース6への組込みが不十分な時に、突起部7aによりハウジング12のフランジ部12bを押し込み、コネクタ部13を確実に設置できるよう構成されている。
以上のように構成されたダンパー装置1の動作について説明する。
バッフル4は、上述の如く駆動部5の動力を受け、駆動車10、および駆動軸10aの回転によって所定角度の範囲で往復回動し、開口部2を全閉状態から全開状態、全開状態から全閉状態に制御する動作を行う。また必要に応じてその途中でバッフル4の回動を停止し、流通する空気の量を制御することもできる。
かかる動作は、周知の動作内容であるので、詳細な説明を省略する。
したがって、上記構成からなるダンパー装置1は、バッフル4の回転動作により、開口部2を開閉することができるため、例えば冷蔵庫等の冷気通路内、あるいはダクト内に配置されることにより、冷気の流通(流量)を制御し、貯蔵室内の温度を略一定に維持することができる。
また、ダンパー装置1を構成するモータ8は、駆動コイル8aと、駆動コイル8aの端末部分が巻き付けられている複数本の巻線用端子8cと、巻線用端子8cと電気的に接続された複数本のリード線8eと、リード線8eの先端に取り付けられたコネクタ部13を有しており、ケース6にコネクタ部13を設置する凹部14を設けるとともに凹部14に固定用穴部15を設け、コネクタ部13を、固定用穴部15に係合し固定するとともにケース6の外周面から突出させないよう構成としたもので、コネクタ部13を取り付ける際にモータ8に外力が加わる恐れがない。
したがって、コネクタ部13のケース6への固定に際し、モータ8の巻線用端子8cが変形し、駆動コイル8aを引っ張ることが伴う構成でないため、断線の恐れのない信頼性の高いものとすることができる。
また、モータ8およびコネクタ部13は、特別な構造とする必要がなく、汎用のものを採用できるため、これらの金型投資が不要となる。
そして、モータ8側のコネクタ部13を、ケース6と係合させ固定しているので、リード線8eの長さ、およびコネクタ部13の仕様を統一することができる。その結果、リード線8eおよびコネクタ部13をケース6から引き出した構成の場合は、ダンパー装置1を搭載する本体機器に応じてリード線8eの長さを設定したり、コネクタ部13の構成を変更したりする必要があったが、本実施の形態1の如く、コネクタ部13をケース6に固
定する構成とすることにより、その必要もなくなり、電気的接続部を統一して安価な構成とすることができる。
さらに、ダンパー装置1を冷蔵庫等の本体機器に組み込む際、ケース6およびフレーム3の本体機器との接触部を冷気が漏れないようシールする必要があるが、コネクタ部13をケース6の外周面から突出させないよう構成しているので、ケース6外周面に凹凸が無く、本体機器とのシールが容易であり、冷気の流通(流量)制御が安定した温度制御の信頼性の高いものとすることができ、取り付けスペースも小さくすることができる。
また、コネクタ部13を、ハウジング12と複数の雄型端子11を有し、ハウジング12に固定用の二本の弾性を有するアーム部12aとフランジ部12bを設けた構成とし、ケース6の底面6aに凹部14を設け、凹部14の底部14aに固定用穴部15を配置し、コネクタ部13を固定用穴部15に挿入後、ハウジング12のアーム部12aとフランジ部12bにて凹部14の底部14aを挟み込むことによりコネクタ部13を固定するようにしたもので、コネクタ部をケース6に確実に固定することができ、冷蔵庫等の本体機器との接続時に、コネクタ部13が動いて不十分な接続状態となることがなく、信頼性の高いものとすることができる。
さらに、ケース6の底面6aに設けた凹部にコネクタを配置しているので、ケース6外周面に凹凸が無く、本体機器とのシールが容易であり、冷気の流通(流量)制御が安定した温度制御の信頼性の高いものとすることができ、取り付けスペースも小さくすることができる。
また、凹部14を少なくとも一対の平行面14cを有する略矩形とし、ハウジング12のアーム部12aを有する面が平行面14cと垂直方向となるようコネクタ部13を配置し、平行面14cの距離Xを、ハウジング12のアーム部12aを有する面の幅寸法Yと同じか僅かに大きくするとともに、凹部14の平行面14cの片面にハウジング12のガイド壁14bを2箇所設け、ガイド壁14bとハウジング12のアーム部を有する面が接するかわずかに隙間を有するようにしたもので、コネクタ部13のケース6への組込み時にガタツキの発生が無く、確実に固定することができ、冷蔵庫等の本体機器との接続時に、コネクタ部13が動いて不十分な接続状態となる恐れが無く、信頼性の高いものとすることができる。
また、凹部14をケース6の側壁6b近傍に配置し、凹部14のケース6の側壁6b近傍の面に、コネクタ部13のハウジング12の一部が露出するよう切欠き部14dを設けたもので、本体機器側のコネクタの着脱作業を容易に行うことができ、本体機器との接続が確実で、信頼性の高いものとすることができる。
また、カバー7に突起部7aを設け、突起部7aの高さを、ハウジング12のフランジ部12bに当接するか僅かに当接しないようにしたものであり、コネクタ部13のケース6への組込みが不十分な時に、突起部7aによりハウジング12のフランジ部12bを押し込み、コネクタ部13を確実に設置でき、信頼性の高い接続構成を得ることができる。
以上のように、本実施の形態1におけるダンパー装置1は、組立て時等においてモータ8の駆動コイル8aの断線の恐れがなく、冷蔵庫等の本体機器側のコネクタとの接続が確実であり、高い信頼性を得ることができる。また、モータ8およびコネクタ部13は、汎用のものを採用することができるため、そのための金型投資等が不要であり、安価に作成することができ、さらに、ダンパー装置1と一体化した電気的接続部の構成を統一することができ、組立て性に優れた構成を得ることができる。
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2における物品貯蔵装置の構成を示す模式図である。なお、ここでは、ダンパー装置を実施の形態1のダンパー装置とし、実施の形態1の構成要件と同様の構成要件には同一の符号を付して説明する。
図8において、貯蔵装置本体51は、内部に、前面が開口し、断熱材によって囲われた第一貯蔵室52aと第二貯蔵室52bを具備し、前面に、第一貯蔵室52aおよび第二貯蔵室52bに対応して前記開口を開閉する断熱性の第一扉53aおよび第二扉53bを具備している。
また、第一貯蔵室52aと第二貯蔵室52bは、連絡通路54a、54bを介して連通している。
さらに、貯蔵装置本体51の内部には、圧縮機55、凝縮器56、減圧装置57、蒸発器58を配管により環状に連結した冷凍サイクルが設けられており、蒸発器58は、第一貯蔵室52aの背面に形成した冷却室59内に配置されている。この冷却室59は、本発明の温調室と送風回路を構成している。また、冷却室59内には、吸込み口62から吸込まれ、蒸発器58で冷却された冷気を、矢印aで示す如く吹出し口61から吐出し、積極的に冷気を第一貯蔵室52a内で循環させる送風機60が設けられている。
さらに、冷却室59の吹出し口61には、第一貯蔵室52a内への冷気の供給を制御するダンパー装置1が設けられている。このダンパー装置1は、少なくとも第一貯蔵室52a内の温度をセンサー63により検出し、制御装置64からの信号に基づいて該吹出し口61の開閉、もしくは開放度合いの調整を行うことにより、送風機60による冷気の供給、もしくは供給量を制御し、第一貯蔵室52a内の温度を制御する。そして、第二貯蔵室52bは、矢印bで示す如く連絡通路54a、54bを介して流入した第一貯蔵室52aの一部の冷気の循環によって冷却される。
なお、ダンパー装置1の開閉制御を行う制御装置64については、周知の構成でよく、また本発明の要旨と直接関係しないため、詳細な説明は省略する。
さらに、ダンパー装置1は、第一貯蔵室52aのみに限るものではなく、第二貯蔵室52bにも対応して設けることができ、また、制御装置64による制御も、第一貯蔵室52aおよび第二貯蔵室52bそれぞれに対応した周知の範囲で制御することもできる。
したがって、制御装置64を構成する制御基板(図示せず)とダンパー装置1の電気的な接続構成に、実施の形態1の構成からなるコネクタ部13を採用することにより、作業が容易で誤結線が生じ難く、信頼性が高い接続構成が得られ、冷蔵庫等の物品貯蔵装置において信頼性の高い温度制御機能を実現することができる。
なお、本実施の形態2の物品貯蔵装置においては、冷却気流を第一貯蔵室52a、および第二貯蔵室52bに供給する構成としたが、温調室(冷却室59)に凝縮器56を配置し、温風気流を第一貯蔵室52a、および第二貯蔵室52bに供給する構成とすることもでき、また温調室(冷却室59)に凝縮器56と蒸発器58を配置し、除湿された空気を第一貯蔵室52a、および第二貯蔵室52bに供給する構成とし、温風、あるいは除湿された乾燥空気の供給制御を行う機能を備えた物品貯蔵装置とすることもできる。
以上のように、本発明にかかるダンパー装置は、冷蔵庫の気流制御等の如く、流体通路を開閉し、流体の供給制御を行う用途に広く適用できる。
1 ダンパー装置
2 開口部
3 フレーム
4 バッフル
5 駆動部
6 ケース
6a 底面
6b 側壁
7 カバー
7a 突起部
8 モータ
8a 駆動コイル
8b モータボビン
8c 巻線用端子
8e リード線
11 雄型端子
12 ハウジング
12a アーム部
12b フランジ部
13 コネクタ部
14 凹部
14a 底部
14b ガイド壁
14c 平行面
14d 切欠き部
15 固定用穴部
51 貯蔵装置本体
52a 第一貯蔵室
52b 第二貯蔵室
55 圧縮機
56 凝縮器
57 減圧装置
58 蒸発器
59 冷却室(温調室、送風回路)
60 送風機
61 吹出し口
62 吸込み口

Claims (6)

  1. 開口部を有するフレームと、前記開口部を開閉するバッフルと、前記バッフルを駆動する駆動部を具備し、前記駆動部を、外郭を形成するケースと、前記ケースの蓋部となるカバーと、正逆回転可能なモータを具備する構成としたダンパー装置において、前記モータは、駆動コイルと前記駆動コイルの端末部分が巻き付けられている複数本の巻線用端子と前記巻線用端と電気的に接続されたリード線と、前記リード線の先端に取り付けられたコネクタ部を有し、前記ケースに前記コネクタ部を設置する凹部を設けるとともに前記凹部に固定用穴部を設け、前記コネクタ部を、前記固定用穴部に係合し固定するとともに前記ケース外周面から突出させないよう構成したダンパー装置。
  2. 前記コネクタ部を、ハウジングと複数の雄型端子を有し、前記ハウジングに固定用の二本の弾性を有するアーム部とフランジ部を設けた構成とし、前記ケースの底面に前記凹部を設け、前記凹部の底部に前記固定用穴部を配置し、前記コネクタ部を前記固定用穴部に挿入後、前記コネクタ部のアーム部とフランジ部にて凹部の底部を挟み込むことにより前記コネクタ部を固定するようにした請求項1に記載のダンパー装置。
  3. 前記凹部の短幅寸法を、前記ハウジングの厚み寸法より僅かに大きくするとともに、前記凹部に前記コネクタ部の幅方向の傾きを防止するための二本のガイド壁を設けた請求項2に記載のダンパー装置。
  4. 前記凹部を前記ケースの側壁近傍に配置し、前記側壁のうち前記凹部の一部をなす面に前記コネクタ部のハウジングの一部が露出するよう切欠き部を設けた請求項2または3に記載のダンパー装置。
  5. 前記カバーに突起部を設け、前記突起部の高さを、前記ハウジングのフランジ部に当接するか僅かに当接しないようにした請求項1から4のいずれか一項に記載のダンパー装置。
  6. 断熱空間で形成される物品貯蔵室と、圧縮機、凝縮器、減圧装置、蒸発器を、配管を介して環状に連結した冷凍サイクルと、前記蒸発器もしくは前記凝縮器による温調気流を前記物品貯蔵室内に送り込む送風手段を具備した貯蔵装置において、前記送風手段を、一端が前記凝縮器、もしくは前記蒸発器を配置した温調室に開口し、他端が前記物品貯蔵室に開口した送風回路と、前記温調室、もしくは、前記送風回路に設けられた送風機と、前記送風回路に設けられたダンパー装置と、を具備する構成とし、前記ダンパー装置を、請求項1から5のいずれか一項に記載のダンパー装置とした物品貯蔵装置。
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