JP2013122224A - 作業機械の防塵体清掃装置 - Google Patents

作業機械の防塵体清掃装置 Download PDF

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Atsuto Fujii
篤人 藤井
Hajime Yoshida
肇 吉田
Shuhei Noguchi
修平 野口
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Abstract

【課題】防塵体に対する高い清掃能力を確保することができる作業機械の防塵体清掃装置の提供。
【解決手段】本発明は、走行体1と、旋回体2と、作業装置3とを有するとともに、エンジン室9内に、エンジン10と、ファン12と、熱交換器13と、フレーム15に固定され冷却風によって運ばれた塵埃を捕捉する防塵体14とを有するミニショベルに備えられ、防塵体14に堆積した塵埃を除去する防塵体清掃装置であって、防塵体14に接触可能な起毛27を有する起毛部21と、防塵体14の清掃時に、起毛部21を防塵体14に接触させながら移動させ、防塵体14の非清掃時に、防塵体14を塞がず、防塵体14の前側に防塵体14の大きさに相応する空間部を形成させるように起毛部21を移動させるモータ32及びギヤ30,31を含む起毛部駆動手段とを備えた構成にしてある。
【選択図】図4

Description

本発明は、油圧ショベル等の作業機械に備えられ、エンジン室内の熱交換器の前側に配置され、塵埃を捕捉する防塵体を清掃する作業機械の防塵体清掃装置に関する。
この種の従来技術として、特許文献1に示されるものがある。この特許文献1には、油圧ショベル等の建設機械に設けられるエンジンルームすなわちエンジン室の内部に、エンジンと、このエンジンによって駆動される油圧ポンプと、エンジンの前側に設けられエンジン室内に吸い込まれる冷却風を生起させるファンと、このファンの前側に設けたラジエータやオイルクーラ等の熱交換器と、この熱交換器の前側に設けられ、冷却風によって運ばれた塵埃を捕捉する防塵体とを収容した構成が開示されている。
上述した防塵体は、熱交換器に近づく側において固定保持され、土埃のような小さい塵埃を捕捉するフィルタと、このフィルタの前側、すなわち熱交換器から離れる側に配置され、揺動可能に、あるいは上下動可能に設けられ、粒子の大きい塵を捕捉する金網とから成っている。
この従来技術では、油圧シリンダやモータ等のアクチュエータによって防塵体を構成する金網を揺動あるいは上下動させることにより、金網とフィルタとの間に隙間を形成させ、金網に堆積した塵や、金網とフィルタとの間に溜まった塵を隙間から落下させて、除去するようになっている。
特開2004−225624号公報
上述した従来技術は、防塵体の清掃時に、この防塵体を構成する金網を揺動あるいは上下動させて隙間を形成し、隙間から塵を落下させるものであるが、金網から飛散した塵埃や、冷却風によって運ばれた塵埃が上述の隙間からフィルタ方向に侵入し、これによってフィルタに目詰まりを起こす懸念がある。すなわち、防塵体の清掃能力の確保に問題がある。上述のようにフィルタに目詰まりを起こすと、熱交換器に与えられる冷却風の流れが阻害され、熱交換器及びエンジンに対する冷却効率が低下する。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、防塵体に対する高い清掃能力を確保することができる作業機械の防塵体清掃装置を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明は、車体と、この車体の前側位置に設けられる作業装置と、上記車体の上記作業装置の後方に設けられるエンジン室とを有し、上記エンジン室の内部に、エンジンと、このエンジンの前側に設けられ上記エンジン室内に吸い込まれる冷却風を生起させるファンと、このファンの前側に設けた熱交換器と、この熱交換器の前側に設けられ、上記冷却風によって運ばれた塵埃を捕捉する防塵体とを収容した作業機械に備えられ、上記防塵体に堆積した塵埃を除去する作業機械の防塵体清掃装置において、上記作業機械は、上記エンジン室内に配置されるフレームに上記防塵体を固定したものから成り、上記防塵体に接触可能な起毛を有する起毛部と、上記防塵体の清掃時に、上記起毛部を上記防塵体に接触させながら移動させ、上記防塵体の非清掃時に、上記防塵体を塞がず、上記防塵体の前側に上記防塵体の大きさに相応する空間部を形成させるように上記起毛部を移動させる起毛部駆動手段とを備えたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、防塵体の清掃時には、起毛部駆動手段によって、起毛部を固定保持されている防塵体に接触させながら移動させることにより、防塵体に堆積した塵埃を起毛部によって直接に除去し、防塵体の目詰まりを防ぐことができる。これにより本発明は、防塵体に対する高い清掃能力を確保することができる。防塵体の非清掃時には、起毛部駆動手段によって、起毛部を防塵体から離れる方向に移動させることにより、防塵体の前側に防塵体の大きさに相応する空間部を形成させることができる。これにより本発明は、防塵体を通過する円滑な冷却風の流れを確保することができる。
また本発明は、上記発明において、上記起毛部駆動手段は、紐状体または帯状体から成る可撓体と、この可撓体を巻き取る回転軸と、この回転軸に回転力を付与する回転力付与手段とを含み、上記起毛部は、上記可撓体に保持され、布地と、この布地に設けた起毛とから成ることを特徴としている。
また本発明は、上記発明において、上記フレームは上記熱交換器を保持するフレームから成り、上記可撓体は、上記防塵体の上端近傍に設けた上部可撓体と、上記防塵体の下端近傍に設けた下部可撓体とを含み、これらの上部可撓体及び下部可撓体のそれぞれは、断面が湾曲形状の帯状体から成り、上記起毛部の上記布地の上端を上記上部可撓体に保持させ、上記起毛部の上記布地の下端を上記下部可撓体に保持させるようにし、上記回転軸は、上記フレームにそれぞれ回転可能に保持され、上記防塵体の一方の側端近傍に設けられる第1回転軸、及び上記防塵体の他方の側端近傍に設けられる第2回転軸から成り、上記上部可撓体、上記下部可撓体、及び上記起毛部を上記第1回転軸に巻き取らせるように上記第1回転軸を付勢するばねを設けたことを特徴としている。
また本発明は、上記発明において、上記回転力付与手段は、上記ばねの付勢力によって上記上部可撓体及び上記下部可撓体を介して上記第2回転軸に伝えられる回転力に抗する回転力を、上記第2回転軸に与えるギヤ機構と、上記フレームに保持され、上記ギヤ機構に含まれるギヤを回転させるモータとを含むことを特徴としている。
また本発明は、上記発明において、上記回転力付与手段は、上記ばねの付勢力によって上記上部可撓体及び上記下部可撓体を介して上記第2回転軸に伝えられる回転力に抗する回転力を、上記第2回転軸に与える手動操作式のハンドルを含むことを特徴としている。
本発明は、作業機械が、エンジン室内に配置されるフレームに防塵体を固定したものから成り、防塵体に接触可能な起毛を有する起毛部と、防塵体の清掃時に、起毛部を防塵体に接触させながら移動させ、防塵体の非清掃時に、防塵体を塞がず、防塵体の前側に防塵体の大きさに相応する空間部を形成させるように起毛部を移動させる起毛部駆動手段とを備えた構成にしてある。この構成により本発明は、清掃時には防塵体に目詰まりを生じさせない高い清掃能力を確保することができる。したがって非清掃時には、本発明は、防塵体を通過する円滑な冷却風の流れを確保でき、その冷却風を熱交換器及びエンジンに与え、これらの熱交換器及びエンジンに対する冷却効率を従来に比べて向上させることができる。
本発明に係る防塵体清掃装置が備えられる作業機械の一例として挙げたミニショベルの側面図である。 図1に示すミニショベルに備えられるエンジン室の内部に収容される各種機器の配置形態を示す側面図である。 図2に示す各種機器の配置形態を示す平面図である。 本発明の防塵体清掃装置の第1実施形態を示す斜視図である。 図4に示す状態からフレーム、ギヤ機構、及びモータを除いて示した斜視図である。 第1実施形態に備えられる起毛部及び可撓体を示す平面図である。 第1実施形態に備えられる可撓体の形状を示す要部断面図である。 第1実施形態に備えられる起毛部の構成を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態を示す斜視図である。 本発明の第4実施形態に備えられる起毛部の構成を示す斜視図である。
以下、本発明に係る作業機械の防塵体清掃装置の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明に係る防塵体清掃装置が備えられる作業機械の一例として挙げたミニショベルの側面図、図2は図1に示すミニショベルに備えられるエンジン室の内部に収容される各種機器の配置形態を示す側面図、図3は図2に示す各種機器の配置形態を示す平面図である。
本発明に係る防塵体清掃装置が備えられる作業機械は、例えばミニショベルである。このミニショベルは、図1に示すように、走行体1と、この走行体1上に配置される旋回体2と、この旋回体2の前側に上下方向の回動可能に取り付けられる作業装置3とを備えている。走行体1と旋回体2とによって車体が構成されている。作業装置3は、旋回体2に取り付けられるブーム4と、このブーム4の先端に取り付けられるアーム5と、このアーム5の先端に取り付けられるバケット6とを含んでいる。旋回体2上には運転室7が配置され、旋回体2上の作業装置3の後方に、すなわち運転室7の後側にカウンタウエイト8が配置され、運転室7とカウンタウエイト8の間に、エンジン室9が配置されている。
エンジン室9の内部には、図2,3に示すように、エンジン10と、このエンジン10によって駆動される油圧ポンプ11と、エンジン10の前側に設けられ、吸い込み口16から矢印17で示すようにエンジン室9内に吸い込まれる冷却風を生起させるファン12と、このファン12の前側に設けたラジエータ、オイルクーラ等の熱交換器13と、この熱交換器13の前側に設けられ、冷却風によって運ばれた塵埃等を捕捉する防塵体14とを収容させてある。例えば熱交換器13と防塵体14とは、エンジン室9内に配置される同じフレーム15に固定保持され、フレーム15と防塵体14との間に隙間を生じないように保たれている。
図4は本発明の防塵体清掃装置の第1実施形態を示す斜視図、図5は図4に示す状態からフレーム、ギヤ機構、及びモータを除いて示した斜視図、図6は第1実施形態に備えられる起毛部及び可撓体を示す平面図、図7は第1実施形態に備えられる可撓体の形状を示す要部断面図、図8は第1実施形態に備えられる起毛部の構成を示す斜視図である。
第1実施形態に係る防塵体清掃装置は、防塵体14に接触可能な起毛27を有する起毛部21と、防塵体14の清掃時に起毛部21を防塵体14の表面に接触させながら移動させ、防塵体14の非清掃時に、防塵体14を塞がず、防塵体14の前側に防塵体14の大きさに相応する空間部を形成させるように起毛部21を移動させる起毛部駆動手段とを備えている。
起毛部駆動手段は、紐状体または帯状体から成る可撓体と、この可撓体を巻き取る回転軸と、この回転軸に回転力を付与する回転力付与手段とを含んでいる。
上述の起毛部21は、図8に示すように、布地26と、この布地26に接着剤で接着される起毛27とから成っている。この第1実施形態における起毛部21は、布地26の略全面を覆うように起毛27を密集させて設けてある。
上述の可撓体は、図3,5,6に示すように、防塵体14の上端近傍に設けた上部可撓体22と、防塵体14の下端近傍に設けた下部可撓体23とを含み、上部可撓体22及び下部可撓体23のそれぞれは、図7に示すように、断面が湾曲形状の帯状体から成っている。図6に示すように、起毛部21の布地26の上端を上部可撓体22に保持させ、起毛部21の布地26の下端を下部可撓体23に保持させるようにしてある。これらの上部可撓体22及び下部可撓体23によって起毛部21が弛まないように張力が付与されている。
上述の回転軸は、図3,4,5に示すように、防塵体14の一方の側端近傍に設けられる第1回転軸24、及び防塵体14の他方の側端部近傍に設けられる第2回転軸25から成っている。また、図示しないが、この第1実施形態は、上部可撓体22及び下部可撓体23を第1回転軸24に巻き取らせるように第1回転軸24を付勢するばねを備えている。
上述した回転力付与手段は、上述のばねの付勢力によって上部可撓体22及び下部可撓体23を介して第2回転軸25に伝えられる回転力に抗する回転力を、第2回転軸25に与えるギヤ機構と、フレーム15に保持され、ギヤ機構に含まれるギヤを回転させるモータ32とを含んでいる。
モータ32は、第2回転軸25の近傍に位置するフレーム15部分の上側位置に固定してある。このモータ32の出力軸に取り付けたギヤ31と、このギヤ31と噛み合い、第2回転軸25を回転させるギヤ30とによって、上述したギヤ機構が構成されている。この第1実施形態は、フレーム15部分の側端の上側位置に、ギヤ31とギヤ30を含むギヤ機構を配置してある。
このように構成した第1実施形態では、防塵体14の非清掃時には、図示しないばねによって第1回転軸24が付勢され、上部可撓体22、下部可撓体23とともに起毛部21が第1回転軸24に巻き取られる。これにより防塵体14の前側に配置された上部可撓体22と下部可撓体23との間が開放され、防塵体14の前面に、この防塵体14に相応する大きさの空間部が形成される。
したがって、図2の矢印17で示すように、ファン12の駆動によりエンジン室9の吸い込み口16から吸い込まれた冷却風は、防塵体14を介して熱交換器13及びエンジン10に供給される。これにより、熱交換器13及びエンジン10が冷却風によって冷却される。また、冷却風中に含まれる塵埃は、防塵体14において捕捉される。したがって、冷却風に含まれる塵埃が熱交換器13等に付着することが抑えられる。
また、塵埃が付着した防塵体14の清掃時には、モータ32が駆動され、このモータ32の回転力が、ギヤ31,30を介して第2回転軸25に伝えられ、この第2回転軸25が、第1回転軸24を付勢する図示しないばねの付勢力によって上部可撓体22及び下部可撓体23を介して第2回転軸25に伝えられた回転力に抗するように回転する。これによって、それまで第1回転軸24に巻き取られていた上部可撓体22、下部可撓体23、及び起毛部21が第1回転軸24から引き出され、起毛部21が防塵体14の前面に配置される。
この状態からモータ32の駆動を制御することにより、上部可撓体22、下部可撓体23、及び起毛部21は図示しないばねの付勢力によって再び第1回転軸24に巻き取られる。この間、起毛部21の起毛27は、防塵体14に接触しながら移動する。すなわち、防塵体14に堆積した塵埃が起毛部21によって直接に除去され、防塵体14の目詰まりが抑えられる。これにより、この第1実施形態は、防塵体14に対する高い清掃能力を確保することができる。
このように、この第1実施形態は、清掃時には防塵体14に対する高い清掃能力を確保でき、非清掃時には、防塵体14を通過する円滑な冷却風の流れを確保できる。したがって、冷却風を熱交換器13及びエンジン10に与え、これらの熱交換器13及びエンジン10に対する冷却効率を向上させることができる。
図9は本発明の第2実施形態を示す斜視図である。この第2実施形態は、回転力付与手段を構成するモータ42を第2回転軸25の近傍に位置するフレーム15部分の下側位置に固定してある。また、モータ42の出力軸に取り付けたギヤ41と、このギヤ41に噛み合い、第2回転軸25を回転させるギヤ40とから成り、回転力付与手段を構成するギヤ機構も、第2回転軸25の近傍に位置するフレーム15部分の下側位置に配置してある。その他の構成は、上述した第1実施形態と同等である。このように構成した第2実施形態も、第1実施形態と同等の作用効果が得られる。
図10は本発明の第3実施形態を示す斜視図である。この第3実施形態は、回転力付与手段が、第1実施形態におけるモータ32とギヤ30,31、及び第2実施形態におけるモータ42とギヤ40,41に代えて、手動操作式のハンドル50を含む構成にしてある。この手動操作式のハンドル50は、第1回転軸24に設けた図示しないばねの付勢力によって上部可撓体22及び下部可撓体23を介して第2回転軸25に伝えられた回転力に抗する回転力を、第2回転軸25に与えることができるように設けられている。その他の構成は、上述した第1実施形態と同等である。このように構成した第3実施形態も、ハンドル50の操作により、防塵体14の清掃時には防塵体14の前面に起毛部21を配置させ、この状態から起毛部21を移動させて防塵体14の清掃を実現でき、防塵体14の非清掃時には、防塵体14の前面に空間部を形成させて冷却風を支障なく通過させ、上述した第1実施形態と同等の作用効果が得られる。
図11は本発明の第4実施形態に備えられる起毛部の構成を示す斜視図である。この第4実施形態は、起毛部60が、第1〜第3実施形態における起毛部21とは異なる構成となっている。すなわち、この第4実施形態の起毛部60は、布地61と、この布地61上に所定の間隔で複数列配置され、布地61に接着剤で接着される起毛62とから成っている。その他の構成は、上述した第1実施形態と同等である。このように構成した第4実施形態も第1実施形態と同等の作用効果を得ることができる。
1 走行体(車体)
2 旋回体(車体)
3 作業装置
9 エンジン室
10 エンジン
11 油圧ポンプ
12 ファン
13 熱交換器
14 防塵体
15 フレーム
20 防塵体清掃装置
21 起毛部
22 上部可撓体
23 下部可撓体
24 第1回転軸
25 第2回転軸
26 布地
27 起毛
30 ギヤ
31 ギヤ
32 モータ
40 ギヤ
41 ギヤ
42 モータ
50 ハンドル
60 起毛部
61 布地
62 起毛

Claims (5)

  1. 車体と、この車体の前側位置に設けられる作業装置と、上記車体の上記作業装置の後方に設けられるエンジン室とを有し、上記エンジン室の内部に、エンジンと、このエンジンの前側に設けられ上記エンジン室内に吸い込まれる冷却風を生起させるファンと、このファンの前側に設けた熱交換器と、この熱交換器の前側に設けられ、上記冷却風によって運ばれた塵埃を捕捉する防塵体とを収容した作業機械に備えられ、
    上記防塵体に堆積した塵埃を除去する作業機械の防塵体清掃装置において、
    上記作業機械は、上記エンジン室内に配置されるフレームに上記防塵体を固定したものから成り、
    上記防塵体に接触可能な起毛を有する起毛部と、
    上記防塵体の清掃時に、上記起毛部を上記防塵体に接触させながら移動させ、上記防塵体の非清掃時に、上記防塵体を塞がず、上記防塵体の前側に上記防塵体の大きさに相応する空間部を形成させるように上記起毛部を移動させる起毛部駆動手段とを備えたことを特徴とする作業機械の防塵体清掃装置。
  2. 請求項1に記載の作業機械の防塵体清掃装置において、
    上記起毛部駆動手段は、紐状体または帯状体から成る可撓体と、この可撓体を巻き取る回転軸と、この回転軸に回転力を付与する回転力付与手段とを含み、
    上記起毛部は、上記可撓体に保持され、布地と、この布地に設けた起毛とから成ることを特徴とする作業機械の防塵体清掃装置。
  3. 請求項2に記載の作業機械の防塵体清掃装置において、
    上記フレームは上記熱交換器を保持するフレームから成り、
    上記可撓体は、上記防塵体の上端近傍に設けた上部可撓体と、上記防塵体の下端近傍に設けた下部可撓体とを含み、これらの上部可撓体及び下部可撓体のそれぞれは、断面が湾曲形状の帯状体から成り、
    上記起毛部の上記布地の上端を上記上部可撓体に保持させ、上記起毛部の上記布地の下端を上記下部可撓体に保持させるようにし、
    上記回転軸は、上記フレームにそれぞれ回転可能に保持され、上記防塵体の一方の側端近傍に設けられる第1回転軸、及び上記防塵体の他方の側端近傍に設けられる第2回転軸から成り、
    上記上部可撓体、上記下部可撓体、及び上記起毛部を上記第1回転軸に巻き取らせるように上記第1回転軸を付勢するばねを設けたことを特徴とする作業機械の防塵体清掃装置。
  4. 請求項3に記載の作業機械の防塵体清掃装置において、
    上記回転力付与手段は、上記ばねの付勢力によって上記上部可撓体及び上記下部可撓体を介して上記第2回転軸に伝えられる回転力に抗する回転力を、上記第2回転軸に与えるギヤ機構と、上記フレームに保持され、上記ギヤ機構に含まれるギヤを回転させるモータとを含むことを特徴とする作業機械の防塵体清掃装置。
  5. 請求項3項に記載の作業機械の防塵体清掃装置において、
    上記回転力付与手段は、上記ばねの付勢力によって上記上部可撓体及び上記下部可撓体を介して上記第2回転軸に伝えられる回転力に抗する回転力を、上記第2回転軸に与える手動操作式のハンドルを含むことを特徴とする作業機械の防塵体清掃装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109441614A (zh) * 2018-10-23 2019-03-08 阮忠诚 一种汽车用发动机散热器
CN111556680A (zh) * 2020-05-11 2020-08-18 杜玉军 一种用于煤矿井下电气设备的防尘装置
CN112030685A (zh) * 2020-08-21 2020-12-04 乔云刚 一种公路工程施工用铺膜装置

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