JPH0434890Y2 - - Google Patents

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JPH0434890Y2
JPH0434890Y2 JP1987155095U JP15509587U JPH0434890Y2 JP H0434890 Y2 JPH0434890 Y2 JP H0434890Y2 JP 1987155095 U JP1987155095 U JP 1987155095U JP 15509587 U JP15509587 U JP 15509587U JP H0434890 Y2 JPH0434890 Y2 JP H0434890Y2
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filter cloth
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は高速濾過集塵機に係り、詳しくは、含
塵空気を吸引して濾布などのフイルターを高速で
流過させ、粉塵を捕捉することができるようにし
た高速濾過集塵機に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の濾過集塵機にあつては、濾布を用いたバ
ツグフイルターが用いられることが多く、その濾
布を流過する含塵空気の風速は極めて低速に抑え
られ、例えば0.07m/s程度が最大風速とされて
いる。したがつて、粉塵の多く発生する場所に設
置される濾過集塵機では、要求される除塵能力を
維持させるために広い面積を有するバツグフイル
ターが採用される。すなわち、所望の除塵を行う
ためには、濾過集塵機が大型化してもやむを得な
い状態にある。
一方、空気調和装置などにはエアフイルターが
採用されるが、導入空気は少なくとも0.5m/s
程度以上の高い風速で流過されるようになつてお
り、装置の小型化が図られている。したがつて、
この高い通過風速に着目すれば、バツグフイルタ
ーに代えて高速の含塵空気を流過させることがで
きるエアフイルターを、上述の濾過集塵機に採用
すると、除塵機能を損なうことなく小型化を図る
ことができる。
上述の濾布はエアフイルターの除塵能力と同程
度であるが、空気調和装置における清浄な空気を
濾過させる場合と異なり、粉塵を多く含む空気か
ら除塵する濾過集塵機にあつては、濾布で捕捉さ
れる粉塵量が多いため、急速に目詰りが生じる。
この目詰りが起こると、濾布の前後位置における
圧力差が大きくなつて除塵機能が低下する。した
がつて、濾布に付着した粉塵を取り除く作業を頻
繁に行う必要があり、人手がかかると共に時間を
要し、さらには、その作業によつて新たな環境汚
染を引き起すなどの問題がある。
ところで、第11図に示すように、濾布の前後
における圧力差△P1は、除塵時間の経過に伴つ
て矢印方向に上昇する。圧力差が△P2になると、
粉塵払いが必要となり、機械的な振動を加えた
り、ジエツト気流による衝動を与えたり、逆洗エ
アーによつて剥離させたり、超音波によつて取り
除かれたりする。
しかし、圧力差は元の80%程度に相当する△
P3を回復するにとどまり、現実には△P1に戻す
ことが不可能である。その結果、さらに急速な目
詰り生じて圧力差が短時間で△P2となつてしま
う。このようにして順次△P4,△P5……を辿り、
粉塵払いしても除塵能力の低下は回避されず、ま
た、次の作業までの期間が短くなる。すなわち、
粉塵払いの作業頻度が増加する一方濾布の寿命が
Tpと短く、濾布の取り替える回数が増えて交換
に手間を要すると共に費用が嵩む問題がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記した問題を解消するようにした
例が、特公昭47−42586号公報に記載されている。
すなわち、含塵空気を濾過させても集塵機能を損
なわず、従来よりも高い風速で濾布を流過させ、
小さい面積でもつて効率的に粉塵を捕捉すること
ができるようになつている。そのための吸込ノズ
ルは、その両端が濾布の前後にわたつて延びる平
板状のアームで支持され、上下動するチエーンで
もつて昇降される。しかし、アーム構造が複雑化
すること、柔軟で特殊なシール機構を上下動する
アームのために必要となること、そのシール材が
損耗しやすく多大の保守作業が要求されること、
片持ち構造のアームでは吸込ノズルの姿勢を安定
して維持しがたいこと、などからトラブルを招き
やすい欠点がある。
一方、吸引口を備えた保持体をスクリーンの前
面で左右へ移動させ、また、その保持体を昇降さ
せることにより、粉塵をスクリーンの全面から吸
い込むことができるようにした装置が、実開昭48
−64870号公報に提案されている。その吸引口を
保持する保持体を移動させる駆動手段はねじ棒や
チエーンであり、それがスクリーンの上流側に設
けられている。したがつて、ねじ棒の溝やチエー
ンに粉塵が付着することは避けられず、付着粉塵
に起因する作動不良を起こしやすい問題がある。
本考案は上述の問題に鑑みなされたもので、そ
の目的は、粉塵の多い空気を濾過させても集塵す
る機能を損なうことがないこと、従来の通過風速
に比べて著しく高速化された風速で濾布を流過さ
せることによつて、面積の小さい濾布で含塵空気
から粉塵を効率的に捕捉できること、装置の小型
化が図られ、かつ、濾布の寿命を延ばすことがで
きること、濾布に付着した塵などを除去する吸引
体を濾布の上流側で変位させる際、その変位機構
に粉塵が付着して作動不良とならないようにでき
ること、さらには、吸引体を安定した姿勢に常時
保持して、作動の円滑を維持させることができる
ようにすること、を実現する高速濾過集塵機を提
供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、ケーシングの前面に、含塵空気を流
通させて粉塵を捕捉する濾布が取り付けられ、ケ
ーシングの後面には、除塵空気を導入するための
排気ファンが接続され、粉塵を捕捉した濾布の前
面には、移動自在な吸引体が濾布に接触すること
なく設置されている濾過集塵機に適用される。
その特徴とするところは、第1図および第2図
を参照して、濾布2を通過する含塵空気の通過風
速がほぼ1m/s以上に高速化される。そして、
粉塵を捕捉する吸引体13を移動させるために、
粉塵除去部材の内蔵された被駆動体31が設けら
れている。その被駆動体31に移動力を与えかつ
その移動を案内する凹凸のない丸棒状の回転軸1
5,37が設置される。その被駆動体31には、
回転軸15,37の表面に対して傾斜した状態で
当接してその回転軸15,37を抱え、その回転
軸15,37から回転力を受けると、傾斜による
回転分力で吸引体13を回転軸15,37に沿つ
て移動させるローラ31A〜31C(第9図参照)
が取り付けられている。加えて、吸引体13には
可撓性を有する吸引管16が取り付けられ、か
つ、その吸引管16は粉塵を回収する集塵装置1
7(第6図参照)に接続されている。
〔作用〕
ケーシング3の後面に接続されている排気ファ
ン8が稼働すると、ケーシング3の前面に取り付
けられた濾布2から含塵空気が取り込まれる。含
塵空気が1m/s以上の高速化された風速で濾布
2を流通するとき、空気中の粉塵が濾布2によつ
て捕捉されて付着する。ケーシング3内に導入さ
れる浄化された除塵空気は、ケーシング3を経て
排気フアン8から放出される。
一方、濾布2で捕捉された粉塵は濾布2を目詰
りさせ除塵能力を低下させるので、濾布2の粉塵
を集塵する吸引体13を作動させる。吸引体13
は濾布2に接触することなく前面を移動し、濾布
2に付着した粉塵を吸い込む。その粉塵は含塵空
気と共に吸引管16を流過して集塵装置17で回
収される一方、浄化された除塵空気は外部へ導出
される。
粉塵を捕捉する吸引体13を移動させる際、回
転軸15,37が回転される。その回転軸15,
37の表面に対して傾斜した状態で当接してその
回転軸15,37を抱えるローラ31A〜31C
は、回転軸15,37から回転力を受けて、傾斜
による回転分力を発生させる。被駆動体31はそ
の力により回転軸15,37に沿つて移動し、吸
引体13が変位される。回転軸15,37は凹凸
のない丸棒状であることから、含塵空気と接触し
ても粉塵が回転軸15,37に付着することは極
めて少なくなる。しかも、被駆動体31には粉塵
除去部材も内蔵されおり、回転軸15,37に付
着した塵を拭きとることもできる。したがつて、
吸引体13の移動は阻害されず、円滑な動きが確
保される。
〔考案の効果〕
本考案によれば、粉塵の多い空気を濾過する機
能を損なうことなく、従来の風速に比べて、極め
て高い速度で濾布を流過させることができる。小
さい面積の濾布の採用が可能となると共に、その
濾布によつて粉塵を能率よく捕捉する。濾布の小
型化に伴つて、高速濾過集塵機や付帯設備を含む
装置の小型化が図られ、装置の設置面積を小さく
でき、さらには、吸引体の姿勢も回転軸を介して
安定したものとなる。濾布の目詰りを引き起す付
着粉塵を、常時あるいは間欠的に集塵することが
でき、濾布の寿命が長くなり、濾布に高い除塵能
力を維持させることができる。吸引体を変位させ
る際に、凹凸のない回転軸の回転に基づき移動す
る被駆動体によつているので、回転軸に付着する
粉塵は少なく、その回転軸をたとえ濾布の前面や
側部に配置しても、作動不良を起こすことが極め
て少なくなる。
〔実施例〕
以下に、本考案をその実施例に基づいて、詳細
に説明する。
第1図および第2図は、本考案の一実施例であ
る竪型の高速濾過集塵機1の正面図および側面図
である。図示した矩形の濾布2が、ケーシング3
の側壁3A(第3図参照)の内方に設けられた丸
鋼2aなどで支持され、ケーシング3の前面を覆
つている。
含塵空気は第4図に示す排気フアン8によつて
吸引され、濾布2を流通するとき、粉塵が捕捉さ
れるようになつている。なお、その濾布2はエア
フイルターを含む濾過布などである。そして、浄
化された除塵空気を取り出すための導出口6がケ
ーシング3の後面に設けられ、ダクト7が接続さ
れている。そのダクト7は排気フアン8に接続さ
れ、除塵空気は排気フアン8を経て排出ダクト9
から導出される。
第5図は、高速濾過集塵機1が二台並設された
例であつて、各導出口6はチヤンバーボツクス1
0に各ダクト7を介して接続され、そのチヤンバ
ーボツクス10の出側に排出ダクト11を介して
接続された排気フアン8の吸引により、除塵空気
が排出ダクト9から導出される。なお、第2図に
示すケーシング3の側壁3Aには、濾布2の交換
などに利用される開閉扉12が設けられている。
ところで、第1図に示す高速濾過集塵機1に採
用される濾布2は、付帯設備を含む高速濾過集塵
機全体の小型化を図るため、含塵空気をほぼ
1m/sないし2m/sの高速で通過させて除塵す
るようになつており、従来の濾布に比べて除塵面
積が小さくなつている。ここで採用されている濾
布2は、クリーンルームなどの除塵の対象とされ
る1μm以下の粉塵は除去し得ないが、1μm以上の
粉塵を除塵することができればよいので、空気調
和装置などに使用されるエアフイルターと同程度
の除塵機能を有しているものが採用される。
本例では、含塵濃度の高い空気を除塵する必要
があり、その粉塵の捕捉によつて急速に引き起こ
される濾布2の目詰りを解消するため、濾布2の
前面で捕捉された粉塵を左右および上下方向に移
動しながら吸引して除去する吸引体13が設けら
れる。その吸引体13は、昇降自在な枠体14に
装着されると共に、濾布2に接触することなく移
動する。すなわち、第3図に示す吸引体13の端
面と濾布2の前面との間に粉塵の吸引に支障のな
い程度の間隔が確保されている。
吸引体13は、吸引体13Aの中央位置を貫通
した構造で一体化されており、濾布2の前面に対
向する吸引口13aを有し、円管状の基部13b
から前方に向けて、左右に狭く上下に広げられて
いる(第10図参照)。また、基部13bの端部
には可撓性を有する吸引管16が接続され、この
吸引管16は吸引体13の昇降や左右方向の移動
に伴つて、自由に移動および変形することができ
る強靭なビニール管とされ、その後端は第6図に
示すように、粉塵を回収する集塵装置17の給塵
口18に接続されている。
その集塵装置17の上室19には破線で示す集
塵フアン20が格納され、常時あるいは間欠的に
作動するようになつている。導入された粉塵は、
集塵装置17の中央室21に取り付けられた折り
目を有する図示しない濾布に付着し、粉塵中のサ
イズの大きいものは、例えば、圧縮空気パルスの
打撃作用によつて落下し、ダスト室22を経て外
部へ取り出される。なお、除塵された空気は、上
室19の導出口23から放出される。
ところで、上述の吸引体13を装着した枠体1
4を昇降させる第7図および第8図に示す昇降手
段24は、ケーシング3の頂部に設けられる電動
機25と、駆動軸26と、二対のベベルギヤー手
段27と、さらに、ケーシング3の前面に沿い側
方壁3Aの内方位置において下方に延設される回
転軸15とから構成される。
電動機25の出力軸には歯車29Aが取り付け
られ、それに噛み合う歯車29Bが、駆動軸26
に一体化されている。両端部を軸受30により支
承される駆動軸26の両端には、ベベルギヤー手
段27のベベルギヤー27Aがそれぞれ取り付け
られ、それに噛み合うベベルギヤー27Bが左右
の回転軸15,15の先端に装着され、電動機2
5の回転力がベベルギヤー手段27を介して回転
軸15へ伝達されるようになつている。
上述したように、この回転軸15の回転によつ
て、吸引体13を収納する枠体14が昇降する。
すなわち、枠体14の左右端部に位置する枠体部
材28(第10図参照)には、昇降部材である第
9図に示す被駆動体31が取り付けられ、二分割
された一方側にはローラ31A,31Bが、他方
側にローラ31Cが、被駆動体31の両端にそれ
ぞれ装置される。それらのローラ31A〜31C
が、回転軸15の表面に対して一定の角度で傾斜
した状態で当接し、回転軸15を抱えている。
そのローラ31A〜31Cは当接している回転
軸15から回転を受け、回転軸15が矢印32も
しくはその逆方向へ回転するとき、被駆動体31
はその回転分力で矢印33または34方向へ移動
する。この両回転軸15,15は不銹鋼製の凹凸
のない丸棒状とされ、その被駆動体31に移動力
を与えかつその移動を案内する。その表面に付着
する粉塵量は僅少にとどめられる共に、粉塵を除
去しやすくするために採用される。そして、被駆
動体31の内部には、回転軸15に付着した粉塵
を容易に拭きとることができる図示しないフエル
ト状の粉塵除去部材が内蔵されており、回転軸1
5の回転に伴つて吸引体13は支障なく円滑に昇
降できるようになつている。
第10図に示すように、枠内14内には吸引体
13を左右方向へ移動させるための移動手段35
が収納され、電動機36と、上下に配置された一
対の回転軸37,37と、歯車手段38とから構
成される。そして、枠体14の左右端部に位置す
る枠体部材28に対して、アングル材である補強
部材40が上下から狭むようにして固定され、そ
れらが強固に一体化されることにより枠体14が
形成されている。また、枠体部材28の濾布2側
の面には、上述したように、上下方向に延びる回
転軸15を抱く被駆動体31が装着されており、
補強部材40の左右端部の取付孔39にボルトな
どが挿入されて一体化が図られている。
枠体部材28の一方の側壁に配設した電動機3
6に取り付けられた歯車手段38の歯車38Aに
噛み合う二つの歯車38Bが、回転軸37の一方
の端部に取り付けられる。両端部が軸受41によ
り支承されている二本の回転軸37は、第9図に
示す被駆動体31を介装させた吸引本体13Aを
挿通し、枠体14の昇降と同様に、吸引体13は
回転軸37の正逆回転に伴つて左右方向へ移動す
ることができる。したがつて、吸引体13は、昇
降手段24による枠体14の昇降と、移動手段3
5による左右方向への移動とによつて、濾布2の
前面全てを例えば連続した正逆の「コ」の字を描
いて移動することができる。
第2図に示すように、吸引体13に接続される
吸引管16は、ケーシング3の頂部から張り出さ
れている回動可能な支持バー42によつて保持さ
れ、吸引体13の昇降や左右方向の移動を阻害し
ないようになつている。なお、ケーシング3内に
吸引される含塵空気は水平な方向に進行している
が、含塵空気が垂直な方向に吸引されるような形
式、すなわち、例えば濾布2が水平に配置された
形式の濾過集塵機においても、本思想の構成を適
用することができる。
このような構成の高速濾過集塵機1によれば、
次のようにして、含塵空気から粉塵を除塵して、
浄化された空気を取り出すことができる。
第1図および第2図に示す高速濾過集塵機1
は、粉塵の多い工場内の一隅に据え付けられる。
粉塵が立つと、排気フアン8(第4図参照)が回
転され、その吸引力で濾布2の前方空間の空気は
濾布2に向けて引き寄せられ、矢印4方向へ
1m/s〜2m/sに高速化されて濾布2からケー
シング3内に導入され、さらに矢印5方向へ流過
する。
その含塵空気と共に運ばれてくる粉塵は、濾布
2の前面で捕捉されて全面に付着する。ケーシン
グ3を流過する除塵空気は、導出口6からダクト
7(第4図参照)を経て排気ダクト9から取り出
される。除塵に伴つて濾布2の前後における圧力
差が大きくなつてくると、集塵装置17内の集塵
フアン20を回転させる。その吸引力で吸引体1
3は濾布2の前面に近接している吸引口31aか
ら付着した粉塵を吸引する。吸引体31に取り込
まれた粉塵は、吸引管16や給塵口18を経て、
中央室21内の濾布に付着するなどして除塵され
る一方、除塵された空気は集塵フアン20を経て
導出口23から放出される。
昇降手段24や移動手段35によつて吸引体1
3が第1図の二点鎖線で示す位置へ移動すると、
リミツトスイツチが動作するなどして電動機36
が停止されると共に電動機25が駆動され、枠体
14は上昇する。所定の1ステツプ分上昇すれ
ば、枠体14は停止し、電動機36が逆方向へ回
転して吸引体13が矢印43方向へ戻る。
このような作動が繰り返えされ、濾布2の全面
の目詰りが解消される。ちなみに、本例にあつて
は、全面の集塵に要する時間はほぼ400秒であり、
その間に吸引体13による濾布2の摩耗や損耗が
生じることはない。このようにして、常時もしく
は間欠的に濾布2の目詰りを解消させることによ
り、前後の圧力差は第11図の実線Aを辿り、従
来に比べて、濾布2の寿命を大幅に延ばすことが
できる。そして、吸引体13を変位させる被駆動
体31は凹凸のない回転軸15,37の回転をも
とにして実現され、その駆動機構の簡素化と、回
転軸15,37への粉塵の付着が抑制され、その
除塵機能を発揮させるときの作動不良などのトラ
ブルの発生が少なくなり、保守点検作業も軽減さ
れる。同時に、回転軸15,37によつて吸引体
13の姿勢も常時一定に保持され、安定した操業
が実現される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の高速濾過集塵機の正面図、第
2図は第1図の−線矢視図、第3図は第1図
の−線矢視拡大断面図、第4図は高速濾過集
塵機の全体配置概要図、第5図は高速濾過集塵機
の異なる全体配置概要図、第6図は集塵装置の正
面外観図、第7図は吸引体を昇降させるための昇
降手段の正面図、第8図は第7図の−線矢視
図、第9図は吸引体を上下左右方向へ移動させる
被駆動体の斜視図、第10図は吸引体を横方向へ
移動させるための移動手段の正面図、第11図は
除塵時間と濾布前後面に生じる圧力差との関係図
である。 2……濾布、3……ケーシング、8……排気フ
アン、13……吸引体、16……吸引管、15,
37……回転軸、17……集塵装置、31……被
駆動体、31A〜31C……ローラ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ケーシングの前面に、含塵空気を流通させて粉
    塵を捕捉する濾布が取り付けられ、ケーシングの
    後面には、除塵空気を導入するための排気フアン
    が接続され、粉塵を捕捉した濾布の前面には、移
    動自在な吸引体が濾布に接触することなく設置さ
    れている濾過集塵機において、 上記濾布を通過する含塵空気の通過風速がほぼ
    1m/s以上に高速化され、 上記吸引体を移動させるために、粉塵除去部材
    の内蔵された被駆動体が設けられ、 その被駆動体に移動力を与えかつその移動を案
    内する凹凸のない丸棒状の回転軸が設置され、 前記被駆動体には、上記回転軸の表面に対して
    傾斜した状態で当接してその回転軸を抱え、その
    回転軸から回転力を受けると、傾斜による回転分
    力で前記吸引体を回転軸に沿つて移動させるロー
    ラが取り付けられ、 上記吸引体には可撓性を有する吸引管が取り付
    けられると共に、その吸引管は粉塵を回収する集
    塵装置に接続されていることを特徴とする高速濾
    過集塵機。
JP1987155095U 1987-10-09 1987-10-09 Expired JPH0434890Y2 (ja)

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JPH0161915U (ja) 1989-04-20

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