JP2013119878A - 真空断熱材用芯材、その真空断熱材用芯材を有する真空断熱材及びその真空断熱材を適用した冷蔵庫 - Google Patents

真空断熱材用芯材、その真空断熱材用芯材を有する真空断熱材及びその真空断熱材を適用した冷蔵庫 Download PDF

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Abstract

【課題】所望の位置に所望の厚みを形成することができる真空断熱材用芯材を提供する。
【解決手段】ガスバリア性を有する外被材1の中に収納されスペーサとなる真空断熱材用芯材100であって、板状の第一の芯材2と、第一の芯材2に積層される第二の芯材3とを備え、第一の芯材2が凹部を有し、第二の芯材3が第一の芯材2の凹部5に嵌合し得る大きさを有し、凹部5に第二の芯材3が嵌合されて第一の芯材2と第二の芯材3とが積層される。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷蔵庫等の家電製品等に使用可能な真空断熱材、その真空断熱材用芯材及びその真空断熱材を適用した冷蔵庫に関するもので、特に部分的に厚みの異なる真空断熱材用芯材、その真空断熱材用芯材を用いる真空断熱材及びその真空断熱材を適用した冷蔵庫に関するものである。
従来、冷蔵室、冷凍室さらには野菜室のように室内温度が異なる収納空間を有する冷蔵庫にあっては、壁面の薄肉化を図るために、各室を形成している壁の厚みを異ならせる構成を採用することがある。この場合、壁内に入れる断熱材の厚みも、壁厚に対応させて調整するものである。近年にあっては、芯材を袋状の外被材の中に入れ、外被材内を真空にして芯材を封止する真空断熱材が、冷蔵庫用の断熱材として普及してきている。
このような真空断熱材において、例えば特許文献1のもののように、複数枚の大きさの異なる平板状の有機発泡体を芯材とし、厚み方向に芯材を重ねて部分的に厚みが異なる構成のものが知られている。この特許文献1のものでは、有機発泡体の平板を平らな面同士を接触させて重ね合わせ、重ね合わせた芯材を袋状の外被材の中に入れ、その外被材内を真空状態にして真空断熱材を製造するものである。この芯材が入った外被材の内部を真空状態にする場合に、外被材が重ね合わせた芯材に作用することで重ね合わせた芯材の相対位置が外被材内を真空状態にする前と相違する場合がある。つまり、例えば冶具等を使用しないと芯材同士の位置決めが難しく、真空状態にする際の作業性が良好ではなかった。また、芯材の有機発泡体が固いため、真空包装時の外被材の芯材に対する追従性が悪く、外被材の伸縮が大きくなることによるガスバリア性の低下や真空破壊によるリークの懸念があった。
また、特許文献2のものは、容易に可撓性を付与するために、圧縮成型により真空断熱材に溝を形成する構成を示している。しかしながら、このような構成では、溝における芯材及び外被材へのダメージが大きく、繊維の破断や外被材の大きな伸縮により、断熱性能が低下する懸念があった。
さらにまた、特許文献3のものは、真空断熱パネルを断熱空間の厚み方向に対して2枚以上重ね合わせて配設する構成で、外壁を通して侵入する熱が、外被材を通して真空断熱材の外壁とは反対の面に熱が回り込む、いわゆるヒートブリッジが発生することがある。このようにヒートブリッジが発生すると、それにより断熱性能が低下する懸念があった。また、真空断熱パネルを2枚以上使用することから、コストがアップするという課題があった。
実開平1−58087号公報 特開2001−336691号公報 特開2005−147591号公報
そこで本発明は、上記問題点を一挙に解決すべく、少なくとも二枚の芯材を重ね合わせて部分的に厚みの異なる真空断熱材を製造する際に、重ね合わせた芯材同士の位置ずれを抑えて容易に所望の形状に成形することをその主たる所期課題とするものである。
すなわち本発明に係る真空断熱材用芯材は、ガスバリア性を有する袋状の外被材の中に収納されスペーサとなる真空断熱材用芯材であって、板状の第一の芯材と、前記第一の芯材に積層される第二の芯材とを備え、前記第一の芯材が凹部を有し、前記第二の芯材が前記第一の芯材の前記凹部に嵌合されて積層されてなることを特徴とする。
このような構成によれば、第一の芯材の凹部に第二の芯材を嵌合させて両者を積層することにより、第一の芯材と第二の芯材との相対的な位置決めを行う。従って、第一の芯材と第二の芯材とを積層する際の、第一の芯材と第二の芯材との位置決めが容易になり、作製作業時における積層ズレが起こしにくくなるので、寸法精度や作業性を向上させることができる。
外被材の追従性を改善し、断熱性能を向上させるためには、前記第一及び第二の芯材は、可撓性を有し、積層方向に対して垂直な方向に繊維が配向した繊維積層体で構成されるものが望ましい。本発明における繊維としては、無機繊維及び有機繊維が挙げられる。このような構成によれば、積層した第一の芯材と第二の芯材との間に切断面を形成していることにより、繊維の熱伝導をその切断面の部分において遮断することが可能になる。さらに、積層方向に対して垂直な方向にそれぞれの繊維が配列されていることにより、積層方向に関しても熱伝導の抑制効果が発揮される。
真空断熱材の製造過程における圧力変化時に、第二の芯材が第一の芯材の変形により包囲されやすくするためには、前記第一の芯材を一定厚さに圧縮するときの圧縮荷重が、前記第二の芯材を前記一定厚さに圧縮する圧縮荷重よりも大きいことが望ましい。
また、本発明に係る真空断熱材は、ガスバリア性を有する袋状の外被材と、前記外被材の中に収納されスペーサとなる、板状の第一の芯材及び前記第一の芯材に積層される第二の芯材を備え、第一の芯材が凹部を有し、前記第二の芯材が前記第一の芯材の前記凹部に嵌合し得る大きさを有してなる真空断熱材用芯材と、を備え、前記真空断熱材用芯材を前記外被材の中に収納した後に前記外被材内部を略真空状態にして前記外被材を封止してなり、前記真空断熱材用芯材は、前記凹部に前記第二の芯材が嵌合されて積層されることを特徴とする。
加えて、本発明に係る他の真空断熱材は、ガスバリア性を有する袋状の外被材と、前記外被材の中に収納されスペーサとなる、板状の第一の芯材及び前記第一の芯材に積層される第二の芯材を備え、第一の芯材が凹部を有し、前記第二の芯材が前記第一の芯材の前記凹部に嵌合し得る大きさを有し、前記凹部に前記第二の芯材が嵌合されて積層されてなる真空断熱材用芯材と、を備え、前記真空断熱材用芯材を外被材の中に収納した後に減圧下で前記外被材内部を略真空状態にして前記外被材を封止し、前記第一の芯材及び前記第二の芯材を内包して封止された前記外被材を減圧下から大気圧雰囲気中に移して外形を整形することを特徴とする。
このように、真空断熱材を収納した外被材の内部を、減圧下で略真空状態にして外被材を封止し、その真空断熱材を大気圧雰囲気中に移動させることにより、第一の芯材を変形させることができる。これにより、第一の芯材と第二の芯材の凹凸嵌合側において第一の芯材と第二の芯材とを面一にできるとともに、凹凸嵌合側において第一の芯材と第二の芯材との間に存在していた段差を、凹凸嵌合側と背向する側に移行して滑らかにすることができる。これにより、外被材を真空断熱材用芯材の形状に顕著に追従させることができ、外被材にかかるストレスを低減して真空断熱材の断熱性の劣化を抑制して信頼性を向上させることができる。このような真空断熱材を冷蔵庫に適用した場合、段差が滑らかであるので、冷蔵庫の壁内においてウレタンが発泡する際のウレタンの流動性を阻害するものが減少し、ウレタンが未充填となるボイドの発生を抑制することができる。
第一の芯材と第二の芯材との間に生じる段差を滑らかな形状とするためには、前記第二の芯材と積層していない前記第一の芯材の非積層部分を、前記第一の芯材の前記凹部から突出している前記第二の芯材の突出部分が消滅するように変形させて、前記第一の芯材の前記凹部と前記第二の芯材との凹凸嵌合側において前記第一の芯材と前記第二の芯材とを面一にし、前記第一の芯材と前記第二の芯材とを面一にすることにより前記凹凸嵌合側と背向する側において前記第一の芯材が前記非積層部分から第二の芯材との積層部分に向かってなだらかに変化する傾斜面を形成するものが望ましい。
さらに、本発明に係る冷蔵庫は、上記の真空断熱材が、外箱と内箱との間に配設されることを特徴とする。
冷蔵庫における室内温度の相違に対応した断熱性能を確保するためには、冷蔵温度帯に設定される冷蔵室と、冷凍温度帯に設定される冷凍室とを少なくとも有してなり、前記真空断熱材の前記第一の芯材と前記第二の芯材とが積層している厚肉部を前記冷凍室側に配置し、前記真空断熱材の第一の芯材のみで構成される薄肉部を前記冷蔵室側に配置するものが望ましい。
また、冷蔵庫を構成する壁の厚みを、断熱性能を低下させることなく薄くするためには、少なくとも庫内照明、電気基板及び圧縮機またはその収納部を、前記真空断熱材の前記第一の芯材と前記第二の芯材とを積層する部位で前記部位の周囲より厚みが小なる積層薄肉部に対応して外箱及び/又は内箱に形成される収納空間内に配置するものが望ましい。同様に、外箱と内箱の間に存在する突起部分、冷媒配管及び電気配線のいずれか一つ以上を、前記収納空間内に配置するが望ましい。
発泡ウレタンの充填効率を高くするためには、前記真空断熱材が少なくとも側面又は背面に1枚ずつ配設され、前記冷凍室に配置する前記真空断熱材の厚さは前記冷蔵室に配置する前記真空断熱材の厚さより厚いものとし、前記外箱と前記内箱との間に設定される発泡ウレタン流動経路を確保しながら、各室における側面または背面における内箱の外箱側の面のすべてを前記真空断熱材で覆うものが望ましい。この場合、1枚の真空断熱材で厚さを変えているので、2枚以上重ねて配設した場合に比べ、ヒートブリッジによる熱の回り込みを少なくできる冷蔵庫を製造することができる。これにより、断熱性能を向上させることができるとともに、コストアップも抑制することができる。また、断熱性能、コスト、ウレタン流動幅等を考慮し、総合的に効率よく厚さを変更した真空断熱材が適用できるので、エネルギー消費性能を改善することができるとともに、内容積効率を向上させることができる。
本発明に係る真空断熱材の製造方法は、ガスバリア性を有する袋状の外被材に、前記外被材の中に収納されスペーサとなる、板状の第一の芯材及び前記第一の芯材に積層される第二の芯材を備え、第一の芯材が凹部を有し、前記第二の芯材が前記第一の芯材の前記凹部に嵌合し得る大きさを有し、前記凹部に前記第二の芯材が嵌合されて積層されてなる真空断熱材用芯材を挿入する第一ステップと、前記真空断熱材用芯材を前記外被材の中に収納した後に減圧下で前記外被材内部を略真空状態にして前記外被材を封止する第二ステップと、前記第一の芯材及び前記第二の芯材を内包して封止された前記外被材を減圧下から大気圧雰囲気中に移して外形を整形する第三ステップとを備えてなることを特徴とする。
第一の芯材と第二の芯材との間に生じる段差を滑らかな形状とするためには、前記第二の芯材と積層されていない前記第一の芯材の非積層部分を、前記第一の芯材の前記凹部から突出している前記第二の芯材の突出部分が消滅するように変形させて、前記第一の芯材の前記凹部と前記第二の芯材との凹凸嵌合側において前記第一の芯材と前記第二の芯材とを面一にし、前記第一の芯材と前記第二の芯材とを面一にすることにより前記凹凸嵌合側と背向する側において前記第一の芯材が前記非積層部分から前記第二の芯材との積層部分に向かってなだらかに変化する傾斜面を形成するものが望ましい。
このような本発明によれば、少なくとも第一の芯材と第二の芯材を積層して、外被材内を真空状態にする作業中の両者の位置ずれを抑えて、部分的に厚みの異なる真空断熱材を容易に製作することができる。
本発明の真空断熱材用芯材の実施形態の平面図。 同実施形態の断面図 同実施形態の製造工程を示す工程図。 同実施形態を芯材とする真空断熱材の側面図。 本発明の真空断熱材用芯材の変形実施形態を示す断面図。 本発明の真空断熱材用芯材の変形実施形態を示す断面図。 本発明の真空断熱材用芯材の変形実施形態を示す断面図。 本発明の真空断熱材用芯材の変形実施形態を示す断面図。 本発明の真空断熱材用芯材の変形実施形態を示す平面図。 本発明の真空断熱材用芯材の変形実施形態を示す断面図。 本発明の真空断熱材用芯材の変形実施形態を示す断面図。 図10を真空断熱材用芯材とする真空断熱材の側面図。 本発明の真空断熱材用芯材の変形実施形態を示す断面図。 本発明の真空断熱材用芯材の変形実施形態を示す断面図。 本発明の真空断熱材を採用する冷蔵庫の実施形態の正面から見た断面図。 同実施形態の側面から見た断面図。 本発明の真空断熱材を採用する冷蔵庫の他の実施形態の正面から見た断面図。 本発明の真空断熱材を採用する冷蔵庫のさらに他の実施形態の正面から見た断面図。
以下に本発明に係る真空断熱材用芯材の一実施形態について図面を参照して説明する。
(実施形態1)真空断熱材用芯材及び真空断熱材
図1に示す真空断熱材用芯材(以下、芯材と称する)100の構成について説明する。この芯材100は、ガスバリア性を有する外被材1の中に収納されてスペーサとなるもので、第一の芯材2と、第一の芯材2より面積の小さい第二の芯材3とからなる。第一及び第二の芯材2、3としては、連通発泡ウレタン等の発泡体、シリカ粉末やアルミナ粉末、ヒュームドシリカ等の粉体、無機繊維や有機繊維等の繊維体等を単独、あるいは複合的に用いることが可能である。特には、第一及び第二の芯材2、3としては、断熱性能の高さや外被材1の追従性の良さ、取り扱い性、作業性の観点から、可撓性を有する無機繊維や有機繊維等の繊維体等を用いることが好ましい。これに対して外被材1は、内部真空を維持するためのガスバリア性が付与されたプラスチックをベースとしたラミネートフィルムを用いる。
空気や水蒸気等の外気から真空断熱材内部への透過を主とする断熱性能劣化を抑制するために、外被材1内部に芯材100とともに吸着剤4を設置してもよい。吸着剤4を設置する場所は特に限定されるものではないが、例えば、真空断熱材200の厚肉部となる第一の芯材2と第二の芯材3との積層間に設置し、固定することができる。吸着剤4は複数個を複数個所に設置してもよい。また、複数種類の吸着剤4を用いてもよい。また、図2で示すように、芯材100の吸着剤収納部において、第一の芯材2を吸着剤4の厚さ分削減してその場所に吸着剤4を保持してもよい。なお、削減される芯材は第一の芯材2、第二の芯材3のどちらでもよく、また両方であってもよい。このように吸着剤4用の収納部を形成することで平面性をより向上できる。
吸着剤4は水分やガスを吸着できるものであれば特に限定されない。適用可能な吸着剤4の一例として、合成ゼオライト(親水性、疎水性)、カーボンナノチューブ、カーボンナノホーン、カーボンナノファイバ、グラファイトナノファイバ等の炭素繊維体、活性炭、シリカゲル等といった、被吸着分子と吸着剤とが物理化学的な親和力で吸着を実現する物理吸着剤や、生石灰をはじめとしたアルカリ土類金属の酸化物(例えば、酸化カルシウム、酸化バリウム、酸化ストロンチウム)、アルカリ金属の酸化物、金属酸化物等のガス吸着剤やバリウム−リチウム合金等の合金といった、主に化学反応によって被吸着分子と吸着剤とが化学結合することにより吸着を実現する化学反応型吸着剤を用いる。公知の吸着剤を単独あるいは併用して適用しても良い。また、形状はペレット、ビーズ、パウダ等、特に限定されるものではない。
また、芯材100に無機繊維や有機繊維等の繊維体を用いる場合、外被材1へスムーズに挿入できるように作業性を改善することを目的に、繊維体を一次圧縮することが好ましい。その方法の一例として、ホウ酸やフェノール等のバインダや水を用い、芯材100になる繊維体を加熱圧縮して圧縮形状を保持する方法や、バインダを用いずに、ポリエチレンやポリプロピレン等の熱溶着可能な熱可塑性樹脂のフィルムによる内袋に繊維体を収納し、圧縮して脱気しながらフィルムの周縁部をすべて熱溶着して圧縮形状を保持する方法等がある。バインダを用いない場合は、繊維の柔軟性をより大きくできる。内袋を用いて一次圧縮する場合は、真空排気の直前に内袋の口を開口する。また、第一の芯材2と第二の芯材3とになる繊維体のそれぞれを、熱可塑性樹脂のフィルムすなわち内袋を用いて圧縮保持し、得られた第一の芯材2及び第二の芯材3を積層して使用するものでもよい。また、このような一次圧縮は、第一の芯材2に第二の芯材3を積層する前でも後でもよい。また、第一の芯材2および第二の芯材3はそれぞれ1層でも2層以上で構成されていてもよいが、積層の切れ目つまり切断面を設けることで、芯材間の伝熱がより分断可能であることから、2層以上で構成されていることが好ましい(図2にその状態を拡大して図示する)。
芯材100として用いられる繊維体の一例として、グラスウール、シリカアルミナ繊維、シリカ繊維、アルミナ繊維、セラミック繊維、ロックウール等の無機繊維やポリエチレンテレフタレート繊維(PET繊維)に代表されるポリエステル繊維、ポリスチレン繊維、アクリル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ナイロン繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリウレタン繊維、レーヨン繊維等の合成有機繊維、麻、絹、綿、羊毛等の天然有機繊維等からなるものが挙げられる。繊維は短繊維であっても長繊維であってもよいが、断熱性能面から短繊維が好ましい。無機繊維及び有機繊維は単独あるいは複合的に用いることが可能であり、第一の芯材2に無機繊維、第二の芯材3に有機繊維を用いたり、あるいはその逆として用いる等、組み合わせてもよい。もちろん、第一の芯材2、第二の芯材3ともに無機繊維のみ、または有機繊維のみという構成であってもよい。
芯材100に適用する無機繊維の内、好ましいものは平均繊維径が1〜6μmのグラスウールである。断熱性能面、コスト面の観点から、平均繊維径の特に好ましい範囲としては、3〜5μmである。密度は特に限定されるものではないが、150〜300kg/m3のものが用いられる。また、繊維の製法は、火炎法、遠心法等があるが、特に限定されない。
外被材1は、プラスチックをベースとしたラミネートフィルムであり、2〜5層あるいはそれ以上の単層フィルムが貼り合わさった構成となっている。ラミネート層数やフィルム種類(材質)、組み合わせは内部真空を維持するためのガスバリア性が維持されるものであれば特に限定されない。具体的構成としては、外層より、リーク(真空破壊)を防止するための表面保護層、ガスバリア性を付与するためのガスバリア層、封止のための熱溶着層とで構成される。構成の一例を挙げると、表面保護層をポリアミド(PA)、ガスバリア層をアルミニウム蒸着されたポリエチレンテレフタレート(PET)およびアルミニウム(AL)箔、熱溶着層を高密度ポリエチレン(HDPE)とした4層のラミネートフィルムがある。表面保護層として、ポリアミドの代わりに吸湿性の小さい二軸延伸したポリプロピレン(OPP)やポリエチレンテレフタレートを用いて断熱性能を改善したり、ガスバリア層として、ヒートブリッジ低減を目的にアルミニウム箔の代わりにアルミニウム蒸着されたエチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)やアルミニウム蒸着されたポリビニルアルコール(PVOH)を用いて断熱性能を改善したり、熱溶着層として、高密度ポリエチレンの代わりに中密度ポリエチレン(MDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、無延伸ポリプロピレン(CPP)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)を用いたりしてもよい。また、蒸着はステンレス蒸着(SUS)等の金属蒸着やシリカ蒸着等の無機酸化物蒸着であってもよく、蒸着面を外被材のどちらの向きに向けるかについては限定されない。フィルム厚さは断熱性能やコストの観点からプラスチックフィルムは各10〜50μm程度、アルミニウム箔は6〜12μm程度、蒸着膜は0.04〜0.12μm程度とし、外被材厚さを60〜120μmとするのが好ましい。ラミネート各層は二液硬化型ウレタン接着剤等での貼り合わせによるドライラミネートや溶融したポリエチレン等での貼り合わせによる押し出しラミネート等があるが、接着剤種類や貼り合わせ方法は特に限定されない。また、表面保護層の外側に対し、コロナ放電処理、フレーム処理、プラズマ処理等による外被材の表面処理を行ってもよく、これにより真空断熱材と、接着剤や発泡ウレタンとの接着力を改善できる。
外被材1は2枚のラミネートフィルムの熱溶着層同士を向かい合わせて熱溶着されることで貼りあわされる。外被材1の熱溶着幅は特に限定されるものではなく、外被材1の内、芯材100が含まれない周縁部の一部または全部が溶着されていてもよいが、フィルム端面からのガス侵入抑制と、断熱性を持たない周縁部をなるべく小さくすることを両立するための好ましい範囲は10〜20mmである。
外被材1を構成する2枚のラミネートフィルムの組み合わせは、金属箔を含むフィルム2枚(両面箔仕様)、金属箔を含まず蒸着のみを含むフィルム2枚(両面蒸着仕様)、金属箔を含むフィルムと金属箔を含まず蒸着のみを含むフィルム各1枚(箔・蒸着仕様)のいずれであってもよい。
また、外被材1は、芯材100が含まれない周縁部を折り返し、芯材100が含まれる位置に重ね合わせて固定してもよい(耳折りと称する)。固定手段は、セロハンテープ、両面テープ、ホットメルト等の接着剤等が利用可能である。また、折り返しの向きは特に限定されることはなく、箔側でも蒸着側でもよく、段差側でも平面側でもよい。真空断熱材を冷蔵庫に貼りつける際は、折り返しの向きを貼りつけ側とは反対に折り返すのが好ましい。
本発明の実施形態に係る芯材100及びその芯材100を用いる真空断熱材200の実施例について、以下記載する。
(実施例1)
本実施形態で述べた作製方法による真空断熱材の各材料構成の適切な選定の一例は、次の通りである。外被材1は、ポリアミド(15μm)、アルミニウム蒸着(厚さ約50nm)したポリエチレンテレフタレートフィルム(12μm)、アルミニウム蒸着(厚さ約50nm)したエチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム(12μm)、高密度ポリエチレンフィルム(50μm)をドライラミネートして貼り合わせたラミネートフィルムによる両面蒸着仕様であり、芯材100は平均繊維径約4μmの短繊維グラスウールであり、吸着剤4は通気性のある包装材に収納される生石灰である。尚、芯材100はバインダや水を用いて加熱加圧し、一次圧縮して、板状に整形する。
下地となる第一の芯材2を切削または部分的に第一の芯材2の目付量を低減する等して、第一の芯材2の厚みに垂直な方向の面積より小さな四角形の底面の窪み5すなわち凹部を形成し、この窪み5の底面の面積と同じ面積であり同じ形状つまり直方体形状をした第二の芯材3を第一の芯材2の窪み5に嵌合するように重ね合わせて積層する。これにより、第二の芯材3は移動不能に第一の芯材2と合体し、接着剤等を使用することなく、作業時に積層した第一及び第二の芯材2、3のズレを抑制できるので、寸法精度や作業性が向上する。また、接着剤を使用しなくて済むので、コストが上がらないだけでなく、接着剤由来の有機溶剤系の発ガスによる真空断熱材200の真空度悪化が無いので、断熱性能の劣化を抑制できる。また、芯材100の端部の辺と連続しない第一の芯材2の窪み5の四辺(以上)に第二の芯材3が接するようにすることで第二の芯材3を挟持し、固定できる。
また、図2で示すように、第二の芯材3を第一の芯材2の窪み5に積層することで、第一の芯材2と第二の芯材3の間に積層の切れ目6すなわち切断面を有する構造となることから、繊維の固体熱伝導の遮断により断熱性能を向上できる。また、第二の芯材3の高さd2より、第一の芯材2の窪み5の高さd1を大きくする。これにより、部分的に厚さの厚い真空断熱材200を作製可能である。第一の芯材2の窪み5の深さや各芯材2、3の厚さ(高さ)については特に限定されないが、第一の芯材2の窪み深さが小さすぎると積層した第二の芯材3の固定が難しくなり、窪み深さが大きすぎると第二の芯材3の固定は改善するが、所望の厚さを得るために第二の芯材3の厚さを厚くしないといけなくなるため、コストアップの要因となり得る。したがって、第一の芯材2の窪み5の深さは0.5〜5mm程度(真空断熱材時)とするのが断熱性能やコスト面から好ましい。また、各芯材2、3の厚さ(高さ)は1〜20mm程度(真空断熱材時)とするのが、断熱性能や作業性、芯材100および外被材1の追従性等から好ましい。
この状態で芯材100を乾燥炉等を用いて乾燥し、芯材100に付着している水分やガスを脱離させる。この後、第一の芯材2と第二の芯材3の間に吸着剤4を挿入する。続いて、あらかじめ乾燥炉または真空乾燥炉等で乾燥した、三辺が熱溶着されて袋状になっている外被材1に、積層した芯材100を挿入し、真空チャンバにセットして真空排気する。次に、適切な真空度に到達したら、真空排気しながら外被材1における熱溶着されていない残りの一辺を熱溶着して封止する。その後、大気開放、つまり真空チャンバ内を大気圧にする。つまり、外被材1を封止した状態の真空断熱材200を実質的に、減圧下より大気圧雰囲気に移すものである。
これにより、図3で示すように、芯材100の可撓性と大気からの圧力によって芯材100の第一の芯材2と第二の芯材3との積層部分により形成されていた段差7が元の段差側、すなわち窪み(凹部)5が形成されていた側とは反対側に転写され、元の段差7側は平面になることで、第一の芯材2の非積層部分から積層部分に向かって滑らかな形状をした段差8(傾斜面)を形成できる。第一の芯材2の窪み5に第二の芯材3を重ね合わせて積層する構造となっているので、大気解放時の応力による芯材100のズレを抑制できる。このようにすることで、外被材1の芯材100に対する追従性を改善できるので、材料歪み等のストレスの低減による真空断熱材の断熱性能劣化の抑制や信頼性の向上(不良低減)ができるとともに、これを冷蔵庫に適用した際に、段差部形状の滑らかさにより、ウレタン発泡時のウレタン流動阻害によるボイド(ウレタン未充填部)の発生を抑制できる。
このようにして、断熱性能が高く、寸法精度や作業性がよく、信頼性が高く、段差部が滑らかな形状となった、部分的に厚さの異なる真空断熱材200(図4)を得ることができる。
その他、同様の方法にて作製可能な真空断熱材200の一例(芯材100の積層の一例)を図5〜14に示す。なお、以下のそれぞれの実施例の説明において、上記実施例1と同じ構成要素については同じ符号を付して説明する。図5のものは、上記実施例1のものを第一の芯材2と同面積の芯材を第一の芯材2に重ね合わせその間に繊維の切れ目6を形成して実質的に三層構造にした例である。図6のものは、第二の芯材3を、第一の芯材2の長手方向の略中央において積層した例である。図7のものは、第一の芯材2に、離間する二か所に窪み5を形成し、それぞれの窪み5、5に同一の厚みの第二の芯材3を嵌合させる例である。
図8のものは、第一の芯材2に形成した窪み5に第二の芯材3を嵌合し、積層方向に垂直な方向の面積が第二の芯材3より面積に小さい第三の芯材9を、第二の芯材2に形成した窪み5に嵌合して、三層構造とした例である。すなわち、この図8の例では、第一の芯材2の上に積層した第二の芯材3に対し、第二の芯材3の面積より小さな四角形の窪み5を形成し、この窪み5と同じ面積であり同じ形状をした第三の芯材9を第二の芯材3の窪み5に嵌合するように重ね合わせて積層することもできる。また、同様に第三の芯材9の上に更に芯材を重ねていくこともできる。このようにすることで、階段状に厚さの異なる真空断熱材200を作製可能となり、断熱容器や冷蔵庫等で外箱と内箱との間に適用する場合において、突起部分や配管、配線等を回避できる。また、真空断熱材200の厚さを柔軟に変えることができるので、一定以上のウレタン流動経路を確保しやすくなり、断熱性能向上と共にボイド(ウレタン未充填部)発生の抑制、ウレタン密度の均一化をすることができる。
上述の重ね合わせ構造以外に、図9のもののように、第一の芯材2および第二の芯材3のそれぞれが四角形以外の多角形の形状をしていてもよい。このような形状にすることにより、断熱容器や冷蔵庫等の表面積に対する真空断熱材200の被覆面積(被覆率)をより大きくできるので、それらの断熱性能を向上できる。
(実施例2)
実施例1で述べた材料構成、作製方法と同じであるが、図10及び図11に示すように、第二の芯材3の高さd2より第一の芯材2の窪み5の高さd1を大きくする。これにより、部分的に厚さの薄い真空断熱材200(図12)を作製可能である。また、第二の芯材3における芯材の積層を3層以上とし、少なくとも1つ以上の積層の切れ目6が、第一の芯材2の窪み5の底面より低い位置になるようにすれば、底面部からの厚さ方向の伝熱を分断できるため、更に真空断熱材の断熱性能を向上できる。このようにして、断熱性能が高く、寸法精度や作業性がよく、信頼性が高く、段差部が滑らかな形状となった、部分的に厚さの異なる真空断熱材を得ることができる。
実施例1と同様に、第一の芯材2および第二の芯材3のそれぞれが四角形以外の多角形の形状をしていてもよく、これにより、断熱容器や冷蔵庫等の表面積に対する真空断熱材の被覆面積(被覆率)をより大きくできるので、それらの断熱性能を向上できる。
上述した第二の芯材3を三層以上にする例の具体的なものとして図13のように、第一の芯材2の上に積層した第二の芯材3aに対し、第二の芯材3aの面積より小さな四角形の窪み5を形成し、この窪み5と同じ面積であり同じ形状をした小寸法の第二の芯材3bを第二の芯材3の窪み5に嵌合するように重ね合わせて積層することもできる。また、同様に小寸法の第二の芯材3bの上に更に芯材を重ねていくこともできる。このようにすることで、階段状に厚さの異なる真空断熱材200を作製可能となり、断熱容器や冷蔵庫等で外箱と内箱との間に適用する場合において、突起部分や配管、配線等を回避できる。また、真空断熱材200の厚さを柔軟に変えることができるので、一定以上のウレタン流動経路を確保しやすくなり、断熱性能向上と共にボイド(ウレタン未充填部)発生の抑制、ウレタン密度の均一化をすることができる。
(実施形態2)冷蔵庫
図15及び図16に示す冷蔵庫300の構成について説明する。この冷蔵庫300は、少なくとも外箱10、内箱11、扉12、発泡硬質ウレタン13、真空断熱材200、冷凍サイクルを構成する蒸発器14、圧縮機15、電気基板および電気配線(ともに図示しない)とで構成される。外箱10と内箱11との間の壁となる空間の適所に冷凍サイクルにおける冷媒配管の一部や電気配線の一部、真空断熱材200がそれぞれ配設される。それ以外の空間のすべてが発泡された硬質ウレタンまたは発泡ポリスチレン等の断熱材で充填されている。それぞれの材質や基材厚さは特に限定されることはなく、例えば、外箱10は鉄やステンレス等、内箱11はアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)等、冷媒配管は銅やアルミニウム等、冷媒はR134a、R600a等が使用可能である。
冷蔵庫300は、冷蔵温度帯に設定される冷蔵室16と、冷凍温度帯に設定される冷凍室17とを有している。それ以外にも任意の温度に設定される室があってもよい。それぞれの室は適切な断熱性を持った仕切り30で区切られている。また、それぞれの室の前面には回転式の扉12または引き出し式の扉が設置される。扉12には冷蔵庫300を密閉するためのパッキンが取り付けられており、また、熱漏洩抑制及び結露防止のため、扉12は適切な断熱性を有する。引き出し式の扉12には食品等を収納する容器が取り付けられており、扉12を引き出すことで収納容器が引き出される。各室内部は扉部分に食品等を収納可能なドアポケットを有していたり、室内を仕切る棚やトレイ等が設置されている。また、製氷機が庫内に設置されていたり、アイスディスペンサーを冷蔵庫300前面に備えていてもよい。
冷凍サイクルは圧縮機15、凝縮器、蒸発器14、キャピラリーチューブ、ドライヤ、アキュムレータ等で構成され、これらが配管で結合されてサイクルを構成している。基本的には圧縮機15、凝縮器、キャピラリーチューブ、蒸発器14の順に冷媒が循環し、蒸発器14から圧縮機15に冷媒が戻る。また、キャピラリーチューブの手前にドライヤが取り付けられることで、水分除去や詰まり防止を図ったり、蒸発器14と圧縮機15の間にアキュムレータが取り付けられることで、液体状態の冷媒が圧縮機15内部に吸い込まれないようにする。
圧縮機15および凝縮器は放熱促進用のファンと共に機械室に設置され、蒸発器14は庫内背面の適切な位置に設置される。キャピラリーチューブは機械室に出しておくが、発泡ウレタン13内部に埋設されていてもよい。また、凝縮器とキャピラリーチューブの間には冷媒が更に放熱するための放熱パイプが接続されており、放熱パイプは外気への放熱のため、冷蔵庫300の外箱10内側表面や仕切り前面部内側等に接触して配設される。配設方法は特に限定されないが、放熱促進のためアルミニウムテープ等で貼りつけて固定する。放熱パイプの長さや形状は、冷媒が十分に放熱できるようになっていればよい。
蒸発器14の上にはファン(送風機)が設置され、蒸発器14により冷却された空気を循環させ、冷蔵庫300の庫内を冷却する。蒸発器14を設置した室と他の室をダクト等で連結してもよい。また、ダンパ等によりダクトを開閉し、室内の温度調整をしてもよい。
蒸発器14の数は特に限定されるものではないが、省エネ性能(低消費電力量)やコスト、内容積効率を総合的に考慮すると、冷凍室17に1台、冷蔵室16に1台の合計2台であることが好ましい。冷凍サイクル内に弁等を取り付けることにより冷媒を分岐することで、これを実現できる。また、蒸発器14のサイズ、フィンの数や形状、配管長さ等は室内を目的の温度帯に設定できるものであれば特に限定されない。
また、冷蔵庫300には底面や背面等にウレタン注入のための穴である注入口が設けられており、内箱11の適切な個所にウレタン発泡時のガス抜き用の穴が設けられる。注入口やガス抜き用の穴の数、大きさについては特に限定されないが、例えば、冷蔵庫300背面に4か所の注入口を設けてウレタン発泡を行うと、充填性が良く、ウレタン密度も均一化しやすいので、品質向上が可能である。
また、冷蔵庫300の室内上部には照明が取り付けられている。照明の種類は特に限定されず、蛍光灯や発光ダイオード(LED)等が使用可能である。また、照明の色は白、青、橙等、庫内を見やすくできるものであればよい。
冷蔵庫300への真空断熱材200の配設位置としては、外箱10への貼りつけ、内箱へ11の貼りつけ、外箱10と内箱11の間に設置のいずれでもよく、またこれらを組み合わせてもよい。貼りつけ手段は両面テープやホットメルト等の接着剤、粘着剤等を用いればよく、特に限定されない。また、ホットメルトの塗布方法にはビード、ロールコート、バーコート、スパイラル等があるが、接着力が十分であれば特に限定されず、適宜選択する。
(実施例3)
実施例1で得られる図4の真空断熱材200と、図12の真空断熱材200とを以下に述べるように冷蔵庫に適用する。なお、実施例1及び実施例2と同じ構成要素については、同じ符号を付して説明する。
冷蔵庫300は冷蔵温度帯に設定される冷蔵室16と、冷凍温度帯に設定される冷凍室17とを有しており、上から冷蔵室16、冷凍室17という配置になっている。冷凍室17では外気との温度差が冷蔵室16より大きくなるので、断熱性能確保のため、外箱10と内箱11との間の厚さ(壁厚)は冷蔵室16より冷凍室17の方が厚くされる。使い勝手を考慮し、冷蔵室16の前面には断熱性を持った回転式の扉12が2枚設置され、観音開きで扉12が開くようになっている(フレンチドア)。また、冷凍室17の前面には断熱性を持った引き出し式の扉12が設置される。各扉12、12には冷蔵庫16を密閉するためのパッキンが取り付けられている。蒸発器14は冷凍室17背面に1台、冷蔵室16背面に1台の合計2台を備えている。また、冷蔵室16の室内上部は内箱形状が窪んで収納空間が形成されて照明18が取り付けられるようになっており、発光ダイオード(LED)の照明ユニットがそこに取り付けられている。
このような冷蔵庫300において、真空断熱材200を以下のように配設する。
実施例1で得られる図4の部分的に厚さの厚い真空断熱材200を冷蔵庫側面および背面に適用する。その際、真空断熱材200の厚肉部200aを冷凍室17に配置し、真空断熱材200の薄肉部200bを冷蔵室16に配置する。特に蒸発器14の背面をすべて真空断熱材200で覆われるようにするとよい。また、冷凍室17の内壁の投影面を真空断熱材200の厚肉部200aですべて覆われるように配設すると、より断熱性能を向上できるので、壁厚が低減可能であり、内容積向上に貢献する。冷蔵室16の内壁の投影面も真空断熱材200ですべて覆うようにすると、より効果的である。このように、壁厚の大きい冷凍室部分における真空断熱材200の厚さを冷蔵室16に比べ厚くすることで、ウレタン流動経路を確保しながら、より高い断熱性能を得ることができる。
冷蔵庫300への真空断熱材200の配設は、外箱10内側にホットメルトをビード方式で塗布し、真空断熱材200の段差のない平面側を外箱に貼りつけることで行う。真空断熱材200の接着力を更に改善するため、外箱10となる板材へ貼り合わせた直後に真空断熱材200を押しつけるが、押し付けは手作業等でもよい。作業コスト低減や量産性を改善するため、コンベヤで外箱10と真空断熱材200の一体品を流しながら上からローラ等で押し付けてもよく、真空断熱材200の厚さの異なる部分における段差が滑らかになっているため、スムーズにムラ無くローラで押すことができる。また、段差部におけるローラの引っかかり等に起因する一体品のコンベヤ上での位置ずれや、機械停止等を抑制できるので、作業効率を改善できる。
また、図12に示す、部分的に厚さの薄い真空断熱材200を冷蔵庫天井面に適用する。その際、真空断熱材200の積層薄肉部200cを、照明18を取り付けるための内箱11の窪み形状(収納空間)に沿って覆って配置する。また、冷蔵室300の内壁11の投影面を真空断熱材200の非積層厚肉部200dですべて覆われるように配設すると、より断熱性能を向上できるので、壁厚が低減可能であり、内容積向上に貢献する。
冷蔵庫300への真空断熱材200の配設は、真空断熱材200の段差側を両面テープで内箱11の外箱10側の面に貼りつけることで行う。真空断熱材200の接着力を更に改善するため、内箱11へ貼り合わせた直後に真空断熱材200を押しつけるが、押し付けは手作業等でもよい。真空断熱材200の貼りつけ面との反対側は段差のない平面となっているので、ウレタン流動のための隙間を一定に確保することができる。
また、図示しないが、底面、扉、仕切り等に真空断熱材を適用することで更に断熱性能を向上することができる。適用する真空断熱材は本発明における実施例に示したもの以外に、段差のないパネル状の真空断熱材、他の公知のものを組み合わせてもよい。このようにして、断熱性能や省エネ性能に優れた冷蔵庫を得ることができる。
(実施例4)
図17を例に本発明による冷蔵庫300の実施例について説明する。実施例3に記載の冷蔵庫300において、電気基板20が冷蔵庫天井部に配設されている。冷蔵庫天井部は電気基板20を収納するための窪み(収納空間)21を有しており、窪み21の上には電気基板20を収納するための上カバー22が取り付けられている。また、収納された電気基板20の上に上カバー22が設けられることで電気基板20が密閉されている。このような冷蔵庫300において、真空断熱材200を以下のように配設する。
実施例2で得られる図10の部分的に厚さの薄い真空断熱材200を冷蔵庫天井面に適用する。その際、真空断熱材200の薄肉部200bを、電気基板20を収納するための窪み形状に沿って覆って配置する。また、冷蔵室16の内壁の投影面を真空断熱材200の厚肉部200aですべて覆われるように配設すると、より断熱性能を向上できるので、壁厚が低減可能であり、内容積向上に貢献する。また、真空断熱材200の貼りつけ面との反対側は段差のない平面となっているので、ウレタン流動のための隙間を一定に確保することができる。このように発熱量の大きい電気基板20を、ウレタン流動経路を確保しながら、真空断熱材200で覆って配置することで、庫内への熱侵入を抑制できるので、断熱性能や省エネ性能に優れた冷蔵庫を得ることができる。
(実施例5)
図18を例に本発明による冷蔵庫200の実施例について説明する。実施例3または4に記載の冷蔵庫において、冷蔵室16と冷凍室17の他に、冷蔵温度帯に設定される野菜室23を有しており、上から冷蔵室16、冷凍室17、野菜室23という配置になっている。このような配置にすると、温度が最も低くなる冷凍室17と温度が最も高くなる機械室24とが野菜室23によって隔離される構造となるため、機械室24や外気からの庫内への熱漏洩量が低減し、断熱性能を向上できるが、室の配置については特に限定されない。また、野菜室23では外気との温度差が冷凍室17より小さくなるので、野菜室23における壁厚は冷凍室17より薄く、冷蔵室16と同等にされる。野菜室23の前面には断熱性を持った引き出し式の扉12が設置される。また、各扉12には冷蔵庫16を密閉するためのパッキンが取り付けられている。蒸発器14は冷凍室背面に1台、冷蔵室背面に1台の合計2台を備えており、冷凍室17と野菜室23はダクトにより空間が連通し、冷凍室17の冷気が野菜室23へ流入するようになっている。このような冷蔵庫300において、真空断熱材200を以下のように配設する。
実施例1で得られる図4の部分的に厚さの厚い真空断熱材200を冷蔵庫300側面および背面に適用する。その際、真空断熱材200の厚肉部200aを冷凍室17に配置し、真空断熱材200の薄肉部200bを冷蔵室16および野菜室23に配置する。特に蒸発器14の背面をすべて真空断熱材200で覆われるようにするとよい。また、冷凍室17の内壁の投影面を真空断熱材200の厚肉部200aですべて覆われるように配設すると、より断熱性能を向上できるので、壁厚が低減可能であり、内容積向上に貢献する。冷蔵室16および野菜室23の内壁の投影面も真空断熱材ですべて覆うようにすると、より効果的である。このようにして、断熱性能や省エネ性能に優れた冷蔵庫300を得ることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
上記の各実施例にあっては、第一の芯材に窪みを形成して、その窪みに第二の芯材3を嵌合させるものを説明したが、第二の芯材に窪みを形成し、その窪みに第一の芯材に形成する凸部あるいは突起を嵌合する構成であってもよい。つまり、本発明にあっては、積層する第一、第二等の芯材のいずれかに窪みつまり凹部を形成した場合、その芯材に積層する芯材に凸部を形成し、凹部と凸部とを嵌合させることにより両芯材を凹凸嵌合させて積層するものである。従って、そのような凹部と凸部とを形成することが可能であるなら、積層する芯材の枚数は制限されない。従って、所望の部分的に厚みの異なる真空断熱材用芯材及びその芯材を用いた真空断熱材を、精度よく製造することができる。
その他、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
100・・・真空断熱材用芯材
200・・・真空断熱材
300・・・冷蔵庫
1・・・外被材
2・・・第一の芯材
3・・・第二の芯材
5・・・窪み(凹部)

Claims (14)

  1. ガスバリア性を有する袋状の外被材の中に収納されスペーサとなる真空断熱材用芯材であって、
    板状の第一の芯材と、
    前記第一の芯材に積層される第二の芯材とを備え、
    前記第一の芯材が凹部を有し、前記第二の芯材が前記第一の芯材の前記凹部に嵌合し得る大きさを有し、前記凹部に前記第二の芯材が嵌合されて積層されてなることを特徴とする真空断熱材用芯材。
  2. 前記第一及び第二の芯材は、可撓性を有し、積層方向に対して垂直な方向に繊維が配向した繊維積層体で構成されることを特徴とする請求項1に記載の真空断熱材用芯材。
  3. 前記第一の芯材を一定厚さに圧縮するときの圧縮荷重が、前記第二の芯材を前記一定厚さに圧縮する圧縮荷重よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2記載の真空断熱材用芯材。
  4. ガスバリア性を有する袋状の外被材と、
    前記外被材の中に収納されスペーサとなる、板状の第一の芯材及び前記第一の芯材に積層される第二の芯材を備え、第一の芯材が凹部を有し、前記第二の芯材が前記第一の芯材の前記凹部に嵌合し得る大きさを有してなる真空断熱材用芯材と、を備え、
    前記真空断熱材用芯材を前記外被材の中に収納した後に前記外被材内部を略真空状態にして前記外被材を封止してなり、
    前記真空断熱材用芯材は、前記凹部に前記第二の芯材が嵌合されて積層されることを特徴とする真空断熱材。
  5. ガスバリア性を有する袋状の外被材と、
    前記外被材の中に収納されスペーサとなる、板状の第一の芯材及び前記第一の芯材に積層される第二の芯材を備え、第一の芯材が凹部を有し、前記第二の芯材が前記第一の芯材の前記凹部に嵌合し得る大きさを有し、前記凹部に前記第二の芯材が嵌合されて第一の芯材と前記第二の芯材とが移動不能に積層されてなる真空断熱材用芯材と、を備え、
    前記真空断熱材用芯材を外被材の中に収納した後に減圧下で前記外被材内部を略真空状態にして前記外被材を封止し、前記第一の芯材及び前記第二の芯材を内包して封止された前記外被材を減圧下から大気圧雰囲気中に移して外形を整形することを特徴とする真空断熱材。
  6. 外形を整形することが、前記第二の芯材と積層していない前記第一の芯材の非積層部分を、前記第一の芯材の前記凹部から突出している前記第二の芯材の突出部分が消滅するように変形させて、前記第一の芯材の前記凹部と前記第二の芯材との凹凸嵌合側において前記第一の芯材と前記第二の芯材とを面一にし、前記第一の芯材と前記第二の芯材とを面一にすることにより前記凹凸嵌合側と背向する側において前記第一の芯材が前記非積層部分から第二の芯材との積層部分に向かってなだらかに変化する傾斜面を形成することを特徴とする請求項5記載の真空断熱材。
  7. 前記第一の芯材を一定厚さに圧縮するときの圧縮荷重が、前記第二の芯材を前記一定厚さに圧縮する圧縮荷重よりも大きいことを特徴とする請求項4乃至6いずれかに記載の真空断熱材。
  8. 請求項4乃至7のいずれかに記載の真空断熱材が、外箱と内箱との間に配設されることを特徴とする冷蔵庫。
  9. 冷蔵温度帯に設定される冷蔵室と、冷凍温度帯に設定される冷凍室とを少なくとも有してなり、前記真空断熱材の前記第一の芯材と前記第二の芯材とが積層している厚肉部を前記冷凍室側に配置し、前記真空断熱材の第一の芯材のみで構成される薄肉部を前記冷蔵室側に配置することを特徴とする請求項8記載の冷蔵庫。
  10. 少なくとも庫内照明、電気基板及び圧縮機またはその収納部を、前記真空断熱材の前記第一の芯材と前記第二の芯材とを積層する部位で前記部位の周囲より厚みが小なる積層薄肉部に対応して外箱及び/又は内箱に形成される収納空間内に配置することを特徴とする請求項8又は9記載の冷蔵庫。
  11. 外箱と内箱の間に存在する突起部分、冷媒配管及び電気配線のいずれか一つ以上を、前記収納空間内に配置することを特徴とする請求項10記載の冷蔵庫。
  12. 前記真空断熱材が少なくとも側面又は背面に1枚ずつ配設され、前記冷凍室に配置する前記真空断熱材の厚さは前記冷蔵室に配置する前記真空断熱材の厚さより厚いものとし、前記外箱と前記内箱との間に設定される発泡ウレタン流動経路を確保しながら、前記内箱と前記外箱の間において各室における側面または背面に対応する位置に前記真空断熱材で配置することを特徴とする請求項8乃至11のいずれかに記載の冷蔵庫。
  13. 前記外被材の中に収納されスペーサとなる、板状の第一の芯材及び前記第一の芯材に積層される第二の芯材を備え、第一の芯材が凹部を有し、前記第二の芯材が前記第一の芯材の前記凹部に嵌合し得る大きさを有し、前記凹部に前記第二の芯材が嵌合されて第一の芯材と前記第二の芯材とが移動不能に積層されてなる真空断熱材用芯材をガスバリア性を有する袋状の外被材内に挿入する第一ステップと、
    前記真空断熱材用芯材を前記外被材の中に収納した後に減圧下で前記外被材内部を略真空状態にして前記外被材を封止する第二ステップと、
    前記第一の芯材及び前記第二の芯材を内包して封止された前記外被材を減圧下から大気圧雰囲気中に移して外形を整形する第三ステップと、を備えてなることを特徴とする真空断熱材の製造方法。
  14. 前記第三ステップが、前記第二の芯材と積層されていない前記第一の芯材の非積層部分を、前記第一の芯材の前記凹部から突出している前記第二の芯材の突出部分が消滅するように変形させて、前記第一の芯材の前記凹部と前記第二の芯材との凹凸嵌合側において前記第一の芯材と前記第二の芯材とを面一にし、前記第一の芯材と前記第二の芯材とを面一にすることにより前記凹凸嵌合側と背向する側において前記第一の芯材が前記非積層部分から前記第二の芯材との積層部分に向かってなだらかに変化する傾斜面を形成することを特徴とする請求項13記載の真空断熱材の製造方法。
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