JP2013119677A - 衣類 - Google Patents

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Abstract

【課題】肩まわりの筋肉を大きく動かす機会を増やすことに貢献する衣類を提供する。
【解決手段】シャツ1は、右袖ぐり13および左袖ぐり14とを有する。右袖ぐり背面縁13Bは、右袖ぐり正面縁13Fよりも身頃10の幅方向の内側に位置する。また、左袖ぐり背面縁14Bは、左袖ぐり正面縁14Fよりも身頃10の幅方向の内側に位置する。すなわち、右袖ぐり13および左袖ぐり14は、身頃10のうちの背面側に位置する。
【選択図】図3

Description

本発明は、右袖ぐりおよび左袖ぐりを有する衣類に関する。
特許文献1は、上記衣類を開示している。
特開2010−255137号公報
肩まわりの筋肉を大きく動かすことにより筋肉の緊張を低減および予防する効果が得られることが一般に知られている。一方、日常の活動においては肩まわりの筋肉を大きく動かす機会が少ない。なお、特許文献1は肩まわりの筋肉を大きく動かす機会を増やすことについて特に言及していない。
本発明は、上記課題を解決するため、肩まわりの筋肉を大きく動かす機会を増やすことに貢献する衣類を提供することを目的とする。
(1)第1の手段は、請求項1に記載の発明すなわち、右袖ぐりおよび左袖ぐりを有する衣類において、前記右袖ぐりの縁は、身体の正面に対応する右袖ぐり正面縁と、身体の背面に対応する右袖ぐり背面縁とを有し、前記左袖ぐりの縁は、身体の正面に対応する左袖ぐり正面縁と、身体の背面に対応する左袖ぐり背面縁とを有し、前記右袖ぐり背面縁は、前記右袖ぐり正面縁よりも前記衣類の幅方向の内側に位置し、前記左袖ぐり背面縁は、前記左袖ぐり正面縁よりも前記衣類の幅方向の内側に位置することを要旨としている。
衣類の着衣方法の1つとして、襟ぐりがウエストまわりに位置する状態(以下、「中間着衣状態XA」)を形成し、この状態から右腕および左腕をそれぞれ対応する袖ぐりに通した状態(以下、「中間着衣状態XB」)に変化させ、この状態から襟ぐりが首まわり等の対応する部分まで移動した状態(以下、「着衣完了状態」)に変化させる方法がある。以下では、この衣類の着衣方法を「引上着衣方法」とする。
上記発明の衣類は、右袖ぐり背面縁および左袖ぐり背面縁が衣類の幅方向の内側に位置するため、引上着衣方法により着衣されるとき、ユーザーの右腕および左腕を背面側に引き寄せる力を右腕および左腕に付与する。このため、ユーザーの衣類の着衣状態が中間着衣状態XBのとき、ユーザーの右腕および左腕は、背面側に引き寄せられた状態となる。このため、着衣状態を中間着衣状態XBから着衣完了状態に変化させるための動作として、右腕および左腕を身体の背面側において下方から外回りで上方まで回転させる動作を選択することにより、他の動作で襟ぐりを引き上げる場合よりも容易に中間着衣状態XBから着衣完了状態に変化させることができる。すなわち、右袖ぐり背面縁および左袖ぐり背面縁が衣類の幅方向の内側に位置することにより、肩まわりの筋肉を大きく動かす動作が促される。
そして、ユーザーが着衣状態を中間着衣状態XBから着衣完了状態に変化させる動作は、ユーザーが衣類を着衣する毎に生じる。すなわち、日常的に行われる衣類の着衣時に生じる。このため、本発明の衣類は、肩まわりの筋肉を大きく動かす機会を増やすことに貢献する。
(2)第2の手段は、請求項2に記載の発明すなわち、請求項1に記載の衣類において、右袖および左袖を有することを要旨としている。
(3)第3の手段は、請求項3に記載の発明すなわち、請求項2に記載の衣類において、前記右袖の袖口および前記左袖の袖口は、背面側を向くことを要旨としている。
上記発明の衣類は、右袖の袖口および左袖の袖口が背面側を向くため、引上着衣方法により着衣されるとき、ユーザーの右腕および左腕を背面側に引き寄せる力をより大きくすることができる。
(4)第4の手段は、請求項4に記載の発明すなわち、右袖ぐりおよび左袖ぐりを有する衣類において、右袖および左袖を有し、前記右袖の袖口および前記左袖の袖口は、背面側を向くことを要旨としている。
上記発明の衣類は、右袖の袖口および左袖の袖口が背面側を向くため、引上着衣方法により着衣されるとき、ユーザーの右腕および左腕を背面側に引き寄せる力を右腕および左腕に付与する。このため、ユーザーの衣類の着衣状態が中間着衣状態XBのとき、ユーザーの右腕および左腕は、背面側に引き寄せられた状態となる。このため、着衣状態を中間着衣状態XBから着衣完了状態に変化させるための動作として、右腕および左腕を身体の背面側において下方から外回りで上方まで回転させる動作を選択することにより、他の動作で襟ぐりを引き上げる場合よりも容易に中間着衣状態XBから着衣完了状態に変化させることができる。すなわち、右袖ぐり背面縁および左袖ぐり背面縁が衣類の幅方向の内側に位置することにより、肩まわりの筋肉を大きく動かす動作が促される。
そして、ユーザーが着衣状態を中間着衣状態XBから着衣完了状態に変化させる動作は、ユーザーが衣類を着衣する毎に生じる。すなわち、日常的に行われる衣類の着衣時に生じる。このため、本発明の衣類は、肩まわりの筋肉を大きく動かす機会を増やすことに貢献する。
(5)第5の手段は、請求項5に記載の発明すなわち、請求項1〜4のいずれか一項に記載の衣類において、前記右袖ぐりの縁は、身体の正面に対応する右袖ぐり正面縁と、身体の背面に対応する右袖ぐり背面縁とを有し、前記右袖ぐり背面縁と前記左袖ぐり背面縁との間の部分に緊締力の大きい強背面部を有することを要旨としている。
上記発明の衣類は、引上着衣方法により着衣される場合において、ユーザーの着衣状態が中間着衣状態XAから中間着衣状態XBに変化するとき、右腕および左腕を背面側に引き寄せる力がより大きくなる。このため、ユーザーが着衣状態を中間着衣状態XBから着衣完了状態に変化させるとき、身体の背面側において右腕および左腕を下方から外回りで上方まで回転させる動作が行われやすくなる。
(6)第6の手段は、請求項6に記載の発明すなわち、請求項5に記載の衣類において、前記強背面部は、前記衣類の高さ方向において肩甲骨の上端から下端に対応する部分までにわたり形成されていることを要旨としている。
上記発明の衣類は、肩甲骨に対応する部分に強背面部を有するため、着衣状態が中間着衣状態XBのときにおいてユーザーの右腕および左腕を背面側に引き寄せる力がより大きくなる。このため、ユーザーが着衣状態を中間着衣状態XBから着衣完了状態に変化させるとき、身体の背面側において右腕および左腕を下方から外回りで上方まで回転させる動作が行われやすくなる。
(7)第7の手段は、請求項7に記載の発明すなわち、請求項1〜6のいずれか一項に記載の衣類において、身体の正面における右肘に対応する部分および右肘付近に対応する部分である右肘対応部分と、身体の正面における左肘に対応する部分および左肘付近に対応する部分である左肘対応部分とを有し、前記右肘対応部分は、緊締力の大きい右強正面部を有し、前記左肘対応部分は、緊締力の大きい左強正面部を有することを要旨としている。
衣類の脱衣方法の1つとして、右腕および左腕を腹部前で交差させた後に衣類の裾を肘と対応する部分まで引き上げた状態(以下、「中間脱衣状態YA」)を形成し、この状態から身頃の右袖ぐりおよび左袖ぐりの下方の部分を右肘および左肘の両方を用いて広げながら衣類の裾を頭部までめくりあげた状態(以下、「中間脱衣状態YB」)に変化させ、この状態から襟ぐりを頭部から引き離した状態(以下、「脱衣完了状態」)に変化させる方法がある。以下では、この衣類の脱衣方法を「引上脱衣方法」とする。
上記発明の衣類は、右強正面部および左強正面部を有するため、ユーザーの衣類の脱衣状態が中間脱衣状態YAから中間脱衣状態YBに変化するとき、身頃の右袖ぐりおよび左袖ぐりの下方の部分を広げるユーザーの動作に対して大きな負荷を付与する。このため、脱衣状態を中間脱衣状態YAから中間脱衣状態YBに変化させるための動作として、右肘および左肘の両方を用いて衣類の裾をめくりあげる動作を選択することにより、他の動作で裾をめくりあげる場合よりも容易に中間脱衣状態YAから中間脱衣状態YBを経て脱衣完了状態に変化させることができる。ユーザーの腕は、中間脱衣状態YBを経て脱衣完了状態に変化するとき、肩よりも背面側で大きく動かされる。すなわち、右強正面部および左強正面部を有することにより、ユーザーが肩まわりの筋肉を大きく動かす動作が促される。
そして、ユーザーが脱衣状態を中間脱衣状態YAから中間脱衣状態YBを経て脱衣完了状態に変化させる動作は、ユーザーが衣類を脱衣する毎に生じる。すなわち、日常的に行われる衣類の脱衣時に生じる。このため、本発明の衣類は、肩まわりの筋肉を大きく動かす機会を増やすことに貢献する。
(8)第8の手段は、請求項8に記載の発明すなわち、請求項5および6の少なくとも一方を引用する請求項7に記載の衣類において、前記右強正面部は、前記右袖ぐりの下端よりも下方において前記強背面部との接続部分を有し、前記左強正面部は、前記左袖ぐりの下端よりも下方において前記強背面部との接続部分を有することを要旨としている。
上記発明の衣類は、引上脱衣方法により脱衣される場合において、ユーザーの脱衣状態が中間脱衣状態YAから中間脱衣状態YBに変化するとき、身頃の右袖ぐりおよび左袖ぐりの下方の部分を広げる動作に対する負荷がより大きくなる。このため、ユーザーが脱衣状態を中間脱衣状態YAから中間脱衣状態YBに変化させるとき、右肘および左肘の両方を用いて衣類の裾をめくりあげる動作が行われやすくなる。
(9)第9の手段は、請求項9に記載の発明すなわち、請求項1〜8のいずれか一項に記載の衣類において、襟ぐりのうちの身体の背面に対応する部分である背面襟ぐりは、伸縮性の低い低伸縮部を有することを要旨としている。
上記発明の衣類は、背面襟ぐりが低伸縮部を有していない構成と比較して、背面襟ぐりが伸びにくい。このためユーザーは、着衣状態を中間着衣状態XBから着衣完了状態に変化させるとき、右腕および左腕の両方を動かしやすい。このため、ユーザーが着衣状態を中間着衣状態XBから着衣完了状態に変化させるとき、身体の背面側において右腕および左腕を下方から外回りで上方まで回転させる動作が行われやすくなる。
(10)第10の手段は、請求項10に記載の発明すなわち、請求項1〜9のいずれか一項に記載の衣類において、肩の正面および肩の正面付近に対応する肩対応部分を有し、前記肩対応部分は、襟ぐりに沿う方向の伸縮性が前記襟ぐりと直交する方向の伸縮性よりも大きいことを要旨としている。
上記発明の衣類は、襟ぐりに沿う方向の伸縮性が襟ぐりと直交する方向の伸縮性よりも小さい構成と比較して、襟ぐりが開きやすい。このため、ユーザーが着衣状態を中間着衣状態XBから着衣完了状態に変化させるとき、身体の背面側において右腕および左腕を下方から外回りで上方まで回転させる動作、すなわち右腕および左腕を外側に向けて開く動作が行われやすくなる。
(11)第11の手段は、請求項11に記載の発明すなわち、請求項2に記載の衣類、または請求項3に記載の衣類、または請求項4に記載の衣類、または請求項2を引用する請求項5〜10のいずれか一項に記載の衣類、または請求項3を引用する請求項5〜10のいずれか一項に記載の衣類、または請求項4を引用する請求項5〜10のいずれか一項に記載の衣類において、前記右袖の袖口および前記左袖の袖口は、腕に引っ掛かる引掛部を有することを要旨としている。
上記発明の衣類は、袖から腕が引き抜かれるとき、引掛部が腕の動作に対して抵抗を付与する。これにより、衣類を脱衣するときに肩まわりの筋肉を大きく動かす動作が行われやすくなる。
本発明は、肩まわりの筋肉を大きく動かす機会を増やすことに対して貢献する衣類を提供する。
本発明の一実施形態の衣類について、その正面構造を示す正面図。 同実施形態の衣類について、その背面構造を示す背面図。 同実施形態の衣類について、その背面構造の一部を示す背面図。 同実施形態の衣類について、その右袖および左袖の構造を示す展開図。 同実施形態の衣類について、着衣動作A1を示す動作図。 同実施形態の衣類について、着衣動作A2を示す動作図。 同実施形態の衣類について、着衣動作A3を示す動作図。 同実施形態の衣類について、着衣動作A4を示す動作図。 同実施形態の衣類について、着衣動作A5を示す動作図。 同実施形態の衣類について、着衣動作A5を示す動作図。 同実施形態の衣類について、脱衣動作B1を示す動作図。 同実施形態の衣類について、脱衣動作B2を示す動作図。 同実施形態の衣類について、脱衣動作B3を示す動作図。 同実施形態の衣類について、脱衣動作B4を示す動作図。 同実施形態の衣類について、脱衣動作B5を示す動作図。 同実施形態の衣類について、脱衣動作B5を示す動作図。 本発明のその他の実施形態としての衣類について、その背面構造の一部を示す背面図。
まず、身体の方向に関する用語として以下のものを定義する。
・「前方」は、身体の背面から正面に向かう方向を示す。
・「後方」は、身体の正面から背面に向かう方向を示す。
・「上方」は、足から頭に向かう方向を示す。
・「下方」は、頭から足に向かう方向を示す。
・「左方」は、ユーザーからみて右半身から左半身に向かう方向を示す。
・「右方」は、ユーザーからみて左半身から右半身に向かう方向を示す。
・「奥行方向」は、前方および後方に沿う方向を示す。
・「高さ方向」は、上方および下方に沿う方向を示す。
・「幅方向」は、右方および左方に沿う方向を示す。
・「内側」は、幅方向においての身体の中心側を示す。
・「外側」は、幅方向においての身体の中心側とは反対側を示す。
また、身体の各部位に関する用語として以下のものを定義する。
・「肩部」は、体幹のうちの鎖骨よりも上方の部分を示す。
・「胸部」は、体幹の正面において鎖骨よりも下方かつ鳩尾よりも上方の部分を示す。
・「脇部」は、体幹の側部において上腕の内側と対応する部分を示す。
・「腹部」は、体幹の正面において鳩尾よりも下方の部分を示す。
・「上腹部」は、腹部のうちのウエストよりも上方の部分を示す。
・「下腹部」は、腹部のうちのウエストよりも下方の部分を示す。
・「肩甲部」は、体幹の背面において肩甲骨と対応する部分を示す。
・「背部」は、体幹の背面においてウエストよりも上方かつ肩甲部を除く部分を示す。
・「腰部」は、体幹の背面においての骨盤およびその付近の部分を示す。
また、生地に関する用語として以下のものを定義する。
・「裏側」は、生地において身体の表面と対向する側を示す。
・「表側」は、生地において裏側とは反対側を示す。
図1および図2を参照して、インナーとしてのシャツ1の構成について説明する。なお、図1〜図16において、破線は生地の裏側に位置する生地を示している。また点ハッチングは、各生地の緊締力の相対的な大きさを示している。また図1〜図3は、各生地が伸びていない状態のシャツ1を示している。
シャツ1は、体幹の肩部から腰までを覆う身頃10と、長袖としての右袖31と、長袖としての左袖32とを有する。身頃10は、複数の生地すなわち、図1に示される正面基礎部21、右強正面部22、および左強正面部23と、図2に示される背面基礎部24、強背面部25、右肩部26、および左肩部27とを有する。またこの他に、身頃10を構成する各生地の縁により構成される4つの開口部分、すなわち襟ぐり12、右袖ぐり13、左袖ぐり14、および裾15を有する。またこの他に、伸縮性が低いテープ11を有する。なお、右肩部26および左肩部27は「肩対応部分」に相当する。
身頃10の複数の生地は、図1に示される前身頃10Aおよび図2に示される後身頃10Bを構成する。右強正面部22および左強正面部23は、正面基礎部21の裏側に位置する。テープ11は、強背面部25の上端すなわち襟ぐり12の縁に縫い付けられている。強背面部25は、幅方向の中央において互いに縫い合わせられる2枚の生地により構成される。この2枚の生地は、左右対称の形状を有する。
前身頃10A(図1参照)は、身頃10のうちの身体の正面と対応する部分、すなわち正面基礎部21の一部分、右強正面部22の一部分、左強正面部23の一部分、強背面部25の一部分、右肩部26の一部分、および左肩部27の一部分により構成される。
後身頃10B(図2参照)は、身頃10のうちのユーザーの背面と対応する部分、すなわち背面基礎部24、強背面部25の一部分、正面基礎部21の一部分、右強正面部22の一部分、左強正面部23の一部分、右肩部26の一部分、および左肩部27の一部分により構成される。
右袖31は、カフス構造の引掛部33を有する。引掛部33は、右袖31のうちの袖口31A付近に位置する。左袖32は、カフス構造の引掛部33を有する。引掛部33は、左袖32のうちの袖口32A付近に位置する。
シャツ1を構成する各生地は、緊締力の大きさから3種類に分類される。すなわち、大きい緊締力を有する強緊締力生地、小さい緊締力を有する弱緊締力生地、および強緊締力生地と弱緊締力生地との中間の緊締力を有する中緊締力生地に分類される。
強背面部25(図2参照)は、強緊締力生地により構成されている。右強正面部22および左強正面部23(図1参照)は、中緊締力生地により構成されている。正面基礎部21(図1参照)、背面基礎部24(図2参照)、右袖31、および左袖32は、弱緊締力生地により構成されている。弱緊締力生地としては、一般の肌着に用いられる生地と同程度の伸縮性を有するストレッチ素材が用いられている。また、弱緊締力生地の縦糸に沿う方向の伸縮性は、横糸に沿う方向(以下、「横方向」)よりも小さい。
図1および図2に示されるように、正面基礎部21および背面基礎部24においては、弱緊締力生地の横方向が幅方向に一致している。すなわち、正面基礎部21および背面基礎部24の幅方向の伸縮性は、高さ方向の伸縮性よりも大きい。
図1に示されるように、右肩部26および左肩部27においては、弱緊締力生地の横方向が襟ぐり12の縁の方向に一致している。すなわち、右肩部26および左肩部27における襟ぐり12の縁の方向の伸縮性は、襟ぐり12の縁の方向と直交する方向の伸縮性よりも大きい。
シャツ1の各生地は、身体の各部位と以下の対応関係を有する。
(a)正面基礎部21は、胸部、上腹部、下腹部、および脇部と対応する。
(b)正面基礎部21は、右腰部のうちの右側の部分と対応する。
(c)正面基礎部21は、左腰部のうちの左側の部分と対応する。
(d)右強正面部22は、右胸部下部のうちの右側の部分と対応する。
(e)右強正面部22は、右上腹部のうちの右側の部分および右脇部と対応する。
(f)左強正面部23は、左胸部下部のうちの左側の部分と対応する。
(g)左強正面部23は、左上腹部のうちの左側の部分および左脇部と対応する。
(h)背面基礎部24は、背部下部、および腰部と対応する。
(i)強背面部25は、背部上部、肩甲部、および脇部上部と対応する。
(j)右肩部26は、右肩部と対応する。
(k)左肩部27は、左肩部と対応する。
(l)右袖31は、右腕の右肩部から右手首までの部位と対応する。
(m)左袖32は、左腕の左肩部から左手首までの部位と対応する。
なお、右強正面部22の右上腹部のうちの右側の部分において、右肘と対応する部分は「右肘対応部分」に相当する。また、左強正面部23の左上腹部のうちの左側の部分において、左肘と対応する部分は「左肘対応部分」に相当する。
シャツ1の各部分の縁の種類について説明する。
正面基礎部21(図1参照)の縁について次のように定義する。
(a)正面基礎部21の上部の縁のうち右肩に対応する縁を「上右縁21A」とする。
(b)正面基礎部21の上部の縁のうち左肩に対応する縁を「上左縁21B」とする。
(c)正面基礎部21の下部の縁を「下縁21D」とする。
(d)正面基礎部21の下部かつ右側の縁を「右縁21R」(図2参照)とする。
(e)正面基礎部21の下部かつ左側の縁を「左縁21L」(図2参照)とする。
(f)右縁21Rの上方と連続し、かつ右脇よりも下方の縁を「中右縁21P」とする。
(g)左縁21Lの上方と連続し、かつ左脇よりも下方の縁を「中左縁21Q」とする。
(h)上右縁21Aと上左縁21Bとを接続する縁を「襟縁21N」とする。
(i)中右縁21Pと上右縁21Aとを接続する縁を「右袖縁21X」とする。
(j)中左縁21Qと上左縁21Bとを接続する縁を「左袖縁21Y」とする。
右強正面部22(図1参照)の縁について次のように定義する。
(a)右強正面部22の上部の縁を「上縁22U」とする。
(b)右強正面部22の右側の縁を「右縁22R」とする。
(c)右強正面部22の左側の縁を「左縁22L」とする。
(d)上縁22Uと右縁22Rとを接続する縁を「脇縁22A」とする。
左強正面部23(図1参照)の縁について次のように定義する。
(a)左強正面部23の上部の縁を「上縁23U」とする。
(b)左強正面部23の右側の縁を「右縁23R」とする。
(c)左強正面部23の左側の縁を「左縁23L」とする。
(d)上縁23Uと左縁23Lとを接続する縁を「脇縁23A」とする。
背面基礎部24(図2参照)の縁について次のように定義する。
(a)背面基礎部24の上部の縁を「上縁24U」とする。
(b)背面基礎部24の下部の縁を「下縁24D」とする。
(c)背面基礎部24の右側の縁を「右縁24R」とする。
(d)背面基礎部24の左側の縁を「左縁24L」とする。
強背面部25(図2参照)の縁について次のように定義する。
(a)強背面部25の上部の右側の縁を「上右縁25A」とする。
(b)強背面部25の上部の左側の縁を「上左縁25B」とする。
(c)強背面部25の下部の縁を「下縁25D」とする。
(d)強背面部25の右側の縁を「右縁25R」とする。
(e)強背面部25の左側の縁を「左縁25L」とする。
(f)上右縁25Aと上左縁25Bとを接続する縁を「襟縁25N」とする。
右肩部26の縁(図1参照)について次のように定義する。
(a)右肩部26の正面の縁を「正面縁26D」とする。
(b)右肩部26の背面の縁を「背面縁26U」とする。
(c)右肩部26の右側の縁を「右縁26R」とする。
(d)右肩部26の左側の縁を「左縁26L」とする。
左肩部27(図1参照)の縁について次のように定義する。
(a)左肩部27の正面の縁を「正面縁27D」とする。
(b)左肩部27の背面の縁を「背面縁27U」とする。
(c)左肩部27の右側の縁を「右縁27R」とする。
(d)左肩部27の左側の縁を「左縁27L」とする。
右袖31(図1参照)の縁について次のように定義する。
(a)右袖31の上部の縁を「上縁31U」とする。
(b)右袖31の下部の縁を「下縁31D」とする。
左袖32(図1参照)の縁について次のように定義する。
(a)左袖32の上部の縁を「上縁32U」とする。
(b)左袖32の下部の縁を「下縁32D」とする。
正面基礎部21の各縁(図1参照)は、他の生地の縁と以下の関係を有する。
(a)上右縁21Aは、右肩部26の正面縁26Dに縫い付けられている。
(b)上左縁21Bは、左肩部27の正面縁27Dに縫い付けられている。
(c)下縁21Dは、他の生地に縫い付けられていない。
(d)右縁21R(図2参照)は、背面基礎部24の右縁24Rに縫い付けられている。
(e)左縁21L(図2参照)は、背面基礎部24の左縁24Lに縫い付けられている。
(f)襟縁21Nは、他の生地に縫い付けられていない。
(g)右袖縁21Xは、右袖31の上縁31Uに縫い付けられている。
(h)左袖縁21Yは、左袖32の上縁32Uに縫い付けられている。
右強正面部22の各縁(図1参照)は、他の生地の縁と以下の関係を有する。
(a)上縁22Uは、右袖31の上縁31Uに縫い付けられている。
(b)右縁22Rは、正面基礎部21の中間部分に縫い付けられている。
(c)左縁22Lは、正面基礎部21の中間部分に縫い付けられている。
(d)脇縁22Aは、強背面部25の下縁25Dに縫い付けられている。
右強正面部22の右縁22Rは、上方から下方に向かうにつれて外側から内側に向けて傾斜している。右強正面部22の左縁22Lは、上方から下方に向かうにつれて外側から内側に向けて傾斜している。なお、脇縁22Aは強背面部25との「接続部分」に相当する。
左強正面部23の各縁(図1参照)は、他の生地の縁と以下の関係を有する。
(a)上縁23Uは、左袖32の上縁32Uに縫い付けられている。
(b)右縁23Rは、正面基礎部21の中間部分に縫い付けられている。
(c)左縁23Lは、正面基礎部21の中間部分に縫い付けられている。
(d)脇縁23Aは、強背面部25の下縁25Dに縫い付けられている。
左強正面部23の左縁23Lは、上方から下方に向かうにつれて外側から内側に向けて傾斜している。左強正面部23の右縁23Rは、上方から下方に向かうにつれて外側から内側に向けて傾斜している。なお、脇縁23Aは強背面部25との「接続部分」に相当する。
背面基礎部24の各縁(図2参照)は、他の生地の縁と以下の関係を有する。
(a)上縁24Uは、強背面部25の下縁25Dに縫い付けられている。
(b)下縁24Dは、他の生地の縁に縫い付けられていない。
(c)右縁24Rは、正面基礎部21の右縁21Rに縫い付けられている。
(d)左縁24Lは、正面基礎部21の左縁21Lに縫い付けられている。
強背面部25の各縁(図2参照)は、他の生地の縁と以下の関係を有する。
(a)上右縁25Aは、右肩部26の背面縁26Uに縫い付けられている。
(b)上左縁25Bは、左肩部27の背面縁27Uに縫い付けられている。
(c)下縁25Dは、背面基礎部24の上縁24Uに縫い付けられている。
(d)下縁25Dは、右強正面部22の脇縁22A(図1参照)に縫い付けられている。
(e)下縁25Dは、左強正面部23の脇縁23A(図1参照)に縫い付けられている。
(f)下縁25Dは、正面基礎部21の中右縁21Pに縫い付けられている。
(g)下縁25Dは、正面基礎部21の中左縁21Qに縫い付けられている。
(h)右縁25Rは、右袖31の上縁31Uに縫い付けられている。
(i)左縁25Lは、左袖32の上縁32Uに縫い付けられている。
(j)襟縁25Nは、他の生地の縁に縫い付けられていない。
右肩部26の各縁(図1参照)は、他の生地の縁と以下の関係を有する。
(a)正面縁26Dは、正面基礎部21の上右縁21Aに縫い付けられている。
(b)背面縁26Uは、強背面部25の上右縁25Aに縫い付けられている。
(c)右縁26Rは、右袖31の上縁31Uに縫い付けられている。
(d)左縁26Lは、他の生地の縁に縫い付けられていない。
左肩部27の各縁(図1参照)は、他の生地の縁と以下の関係を有する。
(a)正面縁27Dは、正面基礎部21の上左縁21Bに縫い付けられている。
(b)背面縁27Uは、強背面部25の上左縁25Bに縫い付けられている。
(c)右縁27Rは、他の生地の縁に縫い付けられていない。
(d)左縁27Lは、左袖32の上縁32Uに縫い付けられている。
右袖31の各縁(図1参照)は、他の生地の縁と以下の関係を有する。
(a)上縁31Uは、正面基礎部21の右袖縁21Xに縫い付けられている。
(b)上縁31Uは、右強正面部22の上縁22Uに縫い付けられている。
(c)上縁31Uは、右肩部26の右縁26Rに縫い付けられている。
(d)上縁31U(図2参照)は、強背面部25の右縁25Rに縫い付けられている。
(e)下縁31Dは、他の生地の縁に縫い付けられていない。
左袖32の各縁(図1参照)は、他の生地の縁と以下の関係を有する。
(a)上縁32Uは、正面基礎部21の左袖縁21Yに縫い付けられている。
(b)上縁32Uは、左強正面部23の上縁23Uに縫い付けられている。
(c)上縁32Uは、左肩部27の左縁27Lに縫い付けられている。
(d)上縁32U(図2参照)は、強背面部25の左縁25Lに縫い付けられている。
(e)下縁32Dは、他の生地の縁に縫い付けられていない。
上記各縁は、襟ぐり12、右袖ぐり13、左袖ぐり14、および裾15を形成する。なお、襟ぐり12のうちの強背面部25の襟縁25Nと対応する部分は「背面襟ぐり」に相当する。
(a)襟ぐり12は、強背面部25の襟縁25N、右肩部26の左縁26L、正面基礎部21の襟縁21N、および左肩部27の右縁27Rにより形成されている。
(b)右袖ぐり13は、強背面部25の右縁25R、右肩部26の右縁26R、正面基礎部21の右袖縁21X、および右強正面部22の上縁22Uにより形成されている。
(c)左袖ぐり14は、強背面部25の左縁25L、左肩部27の左縁27L、正面基礎部21の左袖縁21Y、および左強正面部23の上縁23Uにより形成されている。
(d)裾15は、背面基礎部24の下縁24Dおよび正面基礎部21の下縁21Dにより形成されている。
図3を参照して、右袖ぐり13および左袖ぐり14の構成について説明する。
ここで、シャツ1の折畳状態について、シャツ1の幅方向の中心線を基準としてシャツ1が左右対称の形状を有し、かつ強背面部25の裏面と正面基礎部21の裏面とが互いに接触する折畳状態を「基準折畳状態」とする。図3は、基準折畳状態のシャツ1において、右袖31および左袖32が省略されたシャツ1の背面構造を示している。
基準折畳状態のシャツ1の右袖ぐり13は、右肩部26の折り返し部分に対応する上部折返点13Uと、強背面部25の折り返し点に対応する下部折返点13Dと、シャツ1の正面側において上部折返点13Uと下部折返点13Dとを結ぶ右袖ぐり正面縁13Fと、背面側において上部折返点13Uと下部折返点13Dとを結ぶ右袖ぐり背面縁13Bとを有する。
右袖ぐり正面縁13Fは、高さ方向において上部折返点13Uから正面中間点13Sを経由して下部折返点13Dに向かうにつれて幅方向において内側から外側に向けて湾曲した形状を有する。また、幅方向において襟ぐり12の最も外側の部分よりも外側に位置する。正面中間点13Sは、右袖ぐり正面縁13Fの幅方向において上部折返点13Uと下部折返点13Dとの間に位置する。
右袖ぐり背面縁13Bは、高さ方向において上部折返点13Uおよび下部折返点13Dのそれぞれから背面中間点13Tに向かうにつれて幅方向において外側から内側に向けて湾曲した形状を有する。また、幅方向において襟ぐり12の最も外側の部分よりも外側に位置する部分と、幅方向において襟ぐり12とオーバーラップする部分とを有する。背面中間点13Tは、右袖ぐり背面縁13Bの各部分のうち幅方向において最も内側に位置する。
左袖ぐり正面縁14Fは、高さ方向において上部折返点14Uから正面中間点14Sを経由して下部折返点14Dに向かうにつれて幅方向において内側から外側に向けて湾曲した形状を有する。また、幅方向において襟ぐり12の最も外側の部分よりも外側に位置する。正面中間点14Sは、左袖ぐり正面縁14Fの幅方向において上部折返点14Uと下部折返点14Dとの間に位置する。
基準折畳状態のシャツ1の左袖ぐり14は、左肩部27の折り返し部分に対応する上部折返点14Uと、強背面部25の折り返し点に対応する下部折返点14Dと、シャツ1の正面側において上部折返点14Uと下部折返点14Dとを結ぶ左袖ぐり正面縁14Fと、背面側において上部折返点14Uと下部折返点14Dとを結ぶ左袖ぐり背面縁14Bとを有する。
左袖ぐり背面縁14Bは、高さ方向において上部折返点14Uおよび下部折返点14Dのそれぞれから背面中間点14Tに向かうにつれて幅方向において外側から内側に向けて湾曲した形状を有する。また、幅方向において襟ぐり12の最も外側の部分よりも外側に位置する部分と、幅方向において襟ぐり12とオーバーラップする部分とを有する。背面中間点14Tは、左袖ぐり背面縁14Bの各部分のうち幅方向において最も内側に位置する。
ここで、右袖ぐり13および左袖ぐり14に関する寸法を以下のように定義する。
(a)高さ方向の同じ位置において右袖ぐり正面縁13Fの一点と左袖ぐり正面縁14Fの一点とを結ぶ線分の長さを「正面身幅LA」とする。
(b)高さ方向の同じ位置において右袖ぐり背面縁13Bの一点と左袖ぐり背面縁14Bの一点とを結ぶ線分の長さを「背面身幅LB」とする。
(c)高さ方向の同じ位置、かつ上部折返点13Uおよび下部折返点13D以外の部分において、正面身幅LAと背面身幅LBとの差を「身幅差LC」とする。
正面身幅LAは、高さ方向において上部折返点13U,14Uから下部折返点13D,14Dに向かうにつれて次第に大きくなる。背面身幅LBは、高さ方向において上部折返点13U,14Uおよび下部折返点13D,14Dから背面中間点13T,14Tに向かうにつれて次第に小さくなる。上部折返点13U,14Uの背面身幅LBは、下部折返点13D,14Dの背面身幅LBよりも小さい。背面中間点13T,14Tの背面身幅LBは、高さ方向の各部分における背面身幅LBのうちで最も小さい。
正面身幅LAおよび背面身幅LBの相互の関係を以下に示す。
(a)正面身幅LAおよび背面身幅LBは、上部折返点13U,14Uにおいて等しい。
(b)正面身幅LAおよび背面身幅LBは、下部折返点13D,14Dにおいて等しい。
(c)正面身幅LAは、(a)と(b)以外の部分において背面身幅LBよりも大きい。
(d)身幅差LCは、上部折返点13U,14Uから背面中間点13T,14Tに向けて漸増する。
(e)身幅差LCは、背面中間点13T,14Tから下部折返点13D,14Dに向けて漸減する。
図4を参照して、右袖31および左袖32の構成について説明する。なお、図4は、右袖31および左袖32を展開した状態を示す。また、図4(a)の二点鎖線は、一般的な形状の右袖41(以下、「仮想右袖41」)を示す。また、図4(b)の二点鎖線は、一般的な形状の左袖42(以下、「仮想左袖42」)を示す。仮想右袖41は、上縁41Uが左右対称の形状を有する。仮想左袖42は、上縁42Uが左右対称の形状を有する。
シャツ1の右袖ぐり背面縁13B(図3参照)は、身頃10の幅方向において右袖ぐり正面縁13F(図3参照)よりも内側に位置する。このため、仮想右袖41のうちの上部折返点13U(図3参照)に対応する肩先点41Tは、上縁41Uの頂点および下縁31Dを通過する中心線CRよりも左方、すなわち正面側に位置する。また、左袖ぐり背面縁14B(図3参照)は、身頃10の幅方向において左袖ぐり正面縁14F(図3参照)よりも内側に位置するため、仮想左袖42のうちの上部折返点14U(図3参照)に対応する肩先点42Tは、上縁42Uの頂点および下縁32Dの中央を通過する中心線CLよりも右方、すなわち正面側に位置する。
図4(a)に示されるように、右袖31は、上部折返点13U(図3参照)に対応する肩先点31Tと、下部折返点13D(図3参照)に対応する脇下点31Sと、シャツ1の正面側において肩先点31Tと脇下点31Sとを結ぶ正面上縁31Fと、背面側において肩先点31Tと脇下点31Sとを結ぶ背面上縁31Bとを有する。正面上縁31Fは、仮想右袖41の正面上縁41Fと比較して左方に膨らんでいる。これにより、肩先点31Tは、仮想右袖41の肩先点41Tよりも左方、すなわち正面側の位置に形成される。
背面上縁31Bの上方の部分は、仮想右袖41の背面上縁41Bと比較して右方かつ上方に膨らんでいる。これにより、右袖31を円筒形状に形成した状態において、右袖31の袖口31Aは、背面側を向く。また、背面上縁31Bの下方の部分は、仮想右袖41の背面上縁41Bと比較して下方かつ左方に凹でいる。
図4(b)に示されるように、左袖32は、上部折返点14U(図3参照)に対応する肩先点32Tと、下部折返点14D(図3参照)に対応する脇下点32Sと、シャツ1の正面側において肩先点32Tと脇下点32Sとを結ぶ正面上縁32Fと、背面側において肩先点32Tと脇下点32Sとを結ぶ背面上縁32Bとを有する。正面上縁32Fは、仮想左袖42の正面上縁42Fと比較して右方に膨らんでいる。これにより、肩先点32Tは、仮想左袖42の肩先点42Tよりも右方、すなわち正面側の位置に形成される。
背面上縁32Bの上方の部分は、仮想左袖42の背面上縁42Bと比較して左方かつ上方に膨らんでいる。これにより、左袖32を円筒形状に形成した状態において、左袖32の袖口32Aは、背面側を向く。また、背面上縁32Bの下方の部分は、仮想左袖42の背面上縁42Bと比較して下方かつ右方に凹んでいる。
図5〜図16を参照して、シャツ1の着衣方法および脱衣方法について説明する。
血液の循環は、肩まわりの筋肉が大きく動作するときに促進される。これにより、筋肉に滞留している老廃物質は、肩まわりの筋肉が大きく動作するときに排出される。肩まわりの筋肉は、筋肉に滞留している老廃物質が排出されるときにほぐされる。このため、肩のこりは、肩まわりの筋肉を大きく動作させることにより低減および予防することができる。
一方、ユーザーの腕を対角方向に移動させる動作、および腕を内旋または外旋させる螺旋の動作は、筋繊維の感覚受容器に対する刺激をより増大させるため、筋肉の動作をより大きくする。
そして、シャツ1は、引上着衣方法により着衣されるときおよび引上脱衣方法により脱衣されるときにおいて、上記腕を対角方向に移動させる動作、および内旋または外旋の螺旋の動作を促すための構造を有する。これにより、ユーザーがシャツ1を着衣または脱衣するときに肩まわりの筋肉が大きく動作するため、肩のこりの低減および予防の効果が得られる。
図5〜図10を参照して、引上着衣方法について説明する。
ユーザーは、引上着衣方法によりシャツ1を着衣するとき、以下の(着衣動作A1)〜(着衣動作A5)の順に着衣動作を行う。
(着衣動作A1)図5に示されるように、シャツ1の後身頃10Bと身体の背面を合わせた状態で襟ぐり12および裾15に下肢を通す。そして、襟ぐり12をウエストまわりまで引き上げて中間着衣状態XAを形成する。シャツ1は、右袖ぐり13および左袖ぐり14が身体の背面よりに位置する構造を有するため、中間着衣状態XAにおいて右袖ぐり13および左袖ぐり14が身体の背面側に位置する。また、右袖31の袖口31Aおよび左袖32の袖口32Aは、背面側を向く。
(着衣動作A2)図6に示されるように、中間着衣状態XAにおいて右手首および左手首をそれぞれ右袖ぐり13および左袖ぐり14に差し込むことにより、着衣状態を中間着衣状態XAから中間着衣状態XBに変化させる。このとき、右袖ぐり13および左袖ぐり14が背面側に位置するため、矢印AXに示されるように、右肩および左肩が背面において内側に向けて伸展した状態で右袖ぐり13または左袖ぐり14に差し込まれる。
(着衣動作A3)図6に示されるように、右肩および左肩が背面において内側に向けて伸展した状態において、右腕の下腕および左腕の下腕を下方かつ外側に向けて伸ばすことにより、図7に示されるように、右腕の下腕および左腕の下腕をそれぞれ右袖31および左袖32に通す。このとき、右の肩甲骨および左の肩甲骨は、背面において内側に向けて後退する。
(着衣動作A4)図7に示されるように、右腕および左腕をそれぞれ下方から上方に向けて外側まわりで回転させることにより、図8に示されるように、右腕の上腕および左腕の上腕をそれぞれ右袖31および左袖32に通す。このとき、図7の矢印AYに示されるように、右腕および左腕は、外転する。また、矢印AZに示されるように、右腕および左腕は、外旋する。
(着衣動作A5)図9に示されるように、右手および左手のそれぞれにより襟ぐり12の形を整える。そして、図10に示されるように、襟ぐり12の形が整えられることによりシャツ1の着衣が完了する。
以上のように、引上着衣動作の着衣動作A2から着衣動作A4までにおいて、右腕および左腕は、背面よりの下方の位置から上方の位置に向けて、すなわち対角方向に向けて大きく移動する。また着衣動作A4において、右腕および左腕は、外旋すなわち螺旋の方向に動作する。
着衣時のシャツ1の作用について説明する。
(作用11)シャツ1は、緊締力が大きい強背面部25、右強正面部22、および左強正面部23を有するため、シャツ1のうちの腹部および上腹部と対応する部分が広がりにくい。このため、図5に示される着衣動作A1と比較したとき、ユーザーがシャツ1の裾15に頭部を通し、その後に頭部を襟ぐり12に通す順序でシャツ1を着用することが難しい。このため、ユーザーの動作が着衣動作A1に導かれやすくなる。すなわちシャツ1は、ユーザーの着衣動作を着衣動作A1に導く構成を有する。
(作用12)シャツ1は、緊締力が小さい正面基礎部21、右肩部26、および左肩部27を有し、かつ右肩部26および左肩部27が襟ぐり12の方向に伸びやすい生地の配置形態を有する。これにより、襟ぐり12が広がりやすくなるため、ユーザーの動作が図7に示される着衣動作A4に導かれやすくなる。また、図5に示される着衣動作A1において、下肢を襟ぐり12に通す動作が襟ぐり12により阻害されることが抑制される。
(作用13)シャツ1の右袖ぐり背面縁13Bは、右袖ぐり正面縁13Fよりも身頃10の幅方向の内側に位置し、左袖ぐり背面縁14Bは、左袖ぐり正面縁14Fよりも身頃10の幅方向の内側に位置する。またシャツ1は、緊締力が大きい強背面部25および低伸縮性のテープ11を有する。このため、図6に示される着衣動作A2において、右手首および左手首の一方が先に対応する右袖ぐり13または左袖ぐり14に通されたとき、右手首および左手首の他方が対応する右袖ぐり13または左袖ぐり14に通されにくい。このため、ユーザーの着衣状態を着衣動作A1から着衣動作A2に導くことができる。
(作用14)シャツ1の右袖31および左袖32は、背面側に向かって形成される。このため、図7に示されるように、右腕および左腕が右袖31および左袖32に通されたとき、右袖31および左袖32は、背面側に引き寄せる力を右腕および左腕に付与する。このため、ユーザーの着衣状態を着衣動作A2から着衣動作A3に導くことができる。
(作用15)シャツ1は、緊締力が大きい強背面部25を有するため、図7に示される中間着衣状態XBにおいて、右腕および左腕を幅方向の内側に移動させる力を右腕および左腕に付与する。このため、中間着衣状態XBにおいて図8に示される着衣動作A4として右腕および左腕の一方が上方に移動するとき、強背面部25から付与される力により右腕および左腕の他方が強背面部25に引き寄せられる。このため、着衣動作A4において右腕および左腕が下方から上方に向けて同時に移動しやすくなる。
(作用16)シャツ1は、緊締力が大きい強背面部25および低伸縮性のテープ11を有するため、右腕および左腕が図7に示される位置から図8に示される位置に移動する過程において、右腕および左腕を背面側に引き寄せる力を右腕および左腕に付与する。このため、右腕および左腕が背面よりの箇所に位置する状態において右腕および左腕が下方から上方に向けて回転しやすくなる。
図11〜図16を参照して、引上脱衣方法について説明する。
ユーザーは、引上脱衣方法によりシャツ1を脱衣するとき、以下の(脱衣動作B1)〜(脱衣動作B5)の順に脱衣動作を行う。
(脱衣動作B1)図11に示されるように、右腕と左腕を腹部の前で交差させた状態において、右手により左強正面部23の下端および裾15を掴み、左手により右強正面部22の下端および裾15を掴む。
(脱衣動作B2)図12に示されるように、右手および左手を腹部前方側から胸部前方側に向けて上方に移動させる。これにより、右強正面部22および左強正面部23がそれぞれ右肘および左肘に引っ掛かる位置まで裾15をめくりあげて、中間脱衣状態YAを形成する。
(脱衣動作B3)図12の矢印BXに示されるように、右手および左手を胸部前方側から頭部の上部前方付近に向けて移動させる。これにより、図13に示されるように、裾15を頭部の上部前方付近までめくりあげて、中間脱衣状態YBを形成する。このとき、右肘および左肘は、胸部前方側から頭部の上部前方付近まで移動する。また、襟ぐり12の前身頃10Aに対応する部分が頭部の上方に位置する。
(脱衣動作B4)図13の矢印BYに示されるように、右手および左手を頭部の上部前方付近から頭頂部の上方まで移動させる。これにより、図14に示されるように、右腕および左腕を肩まわりの上方に引き伸ばして、脱衣完了状態を形成する。このとき、右腕および左腕が引き伸ばされることにともない襟ぐり12および裾15が頭部を通過する。
(脱衣動作B5)図15の矢印BZに示されるように、右手で裾15を右方に向けて引くことにより、図16に示されるように左腕を左袖32から引き抜く。このとき、左腕は図15の矢印BWに示されように外転し、矢印BVに示されるように内旋する。次に、左手で裾15を左方に向けて引くことにより、右腕を右袖31から引き抜く。このとき、右腕は外転および内旋する。
以上のように、引上脱衣動作の脱衣動作B2から脱衣動作B5までにおいて、右腕は、身体正面の下方かつ左方の位置から上方かつ右方の位置に向けて、すなわち対角方向に向けて大きく移動する。また左腕は、身体正面の下方かつ右方の位置から上方かつ左方の位置に向けて、すなわち対角方向に向けて大きく移動する。また脱衣動作B5において、右腕および左腕は、内旋すなわち螺旋の方向に動作する。
脱衣時におけるシャツ1の作用について説明する。
(作用21)シャツ1は、緊締力が大きい右強正面部22、左強正面部23、および強背面部25を有するため、図11の脱衣動作B1において、シャツ1のうちの腹部および上腹部と対応する部分が広がりにくい。これによりユーザーは、右腕および左腕を1本ずつ対応する右袖31または左袖32から引き抜きにくい。このため、ユーザーがこの動作よりも右腕および左腕を動かしやすい脱衣動作B1を選択する可能性が高くなる。すなわちシャツ1は、ユーザーの脱衣動作を脱衣動作B1に導く構成を有する。
(作用22)シャツ1は、裾15付近に右強正面部22および左強正面部23の下端を有する。このため、ユーザーは図11の脱衣動作B1において裾15を掴むとき、右強正面部22および左強正面部23の下端を目印として利用することができる。
(作用23)シャツ1は、緊締力が大きい右強正面部22、左強正面部23、および強背面部25を有するため、シャツ1のうちの脇部および上腹部に対応する部分が広がりにくい。これによりユーザーは、図11に示される脱衣状態において裾15を上方にめくりあげた後、シャツ1のうちの脇部および上腹部に対応する部分を肘以外の部分により広げることが難しい。このため、ユーザーが同部分を広げやすい脱衣動作B2を選択する可能性が高くなる。すなわちシャツ1は、ユーザーの脱衣動作を脱衣動作B2に導く構成を有する。
(作用24)シャツ1は、緊締力が大きい右強正面部22、左強正面部23、および強背面部25を有するため、身体を正面側から背面側に向けて引っ張る力を身体に付与する。このため、図12に示される脱衣動作B2および図13に示される脱衣動作B3において、ユーザーの姿勢が前傾姿勢となることが抑制される。
(作用25)シャツ1は、緊締力が大きい左強正面部23を有するため、図15に示される脱衣動作B5において左肘が左強正面部23に引っ掛かる。これにより、ユーザーは左腕を左袖32から抜きにくくなるため、左腕を左袖32から抜くために左腕を外転させる可能性が高くなる。そして、ユーザーが左腕を外転させたときには、肩まわりの筋肉が大きく動かされる。
(作用26)シャツ1は、緊締力が大きい右強正面部22を有するため、図15に示される脱衣動作B5において右肘が右強正面部22に引っ掛かる。これにより、ユーザーは右腕を右袖31から抜きにくくなるため、右腕を右袖31から抜くために右腕を外転させる可能性が高くなる。そして、ユーザーが右腕を外転させたときには、肩まわりの筋肉が大きく動かされる。
(作用27)シャツ1は、左袖32に引掛部33を有するため、ユーザーが左腕を左袖32から引き抜くとき、左手首が引掛部33に引っ掛かる。このため、ユーザーが左手首を引掛部33から引き抜くために左腕を内旋させる可能性が高くなる。そして、ユーザーが左腕を内旋させたときには、肩まわりの筋肉が大きく動かされる。
(作用28)シャツ1は、右袖31に引掛部33を有するため、ユーザーが右腕を右袖31から引き抜くとき、右手首が引掛部33に引っ掛かる。このため、ユーザーが右手首を引掛部33から引き抜く動作として右腕を内旋させる可能性が高くなる。そして、ユーザーが右腕を内旋させたときには、肩まわりの筋肉が大きく動かされる。
(実施形態の効果)
本実施形態のシャツ1は以下の効果を奏する。
(1)シャツ1の右袖ぐり背面縁13Bは、右袖ぐり正面縁13Fよりも身頃10の幅方向の内側に位置する。また、左袖ぐり背面縁14Bは、左袖ぐり正面縁14Fよりも身頃10の幅方向の内側に位置する。この構成によれば、着衣動作A3において、ユーザーが肩まわりの筋肉を大きく動かす動作が促される。
また、着衣状態を中間着衣状態XBから着衣完了状態に変化させる動作は、ユーザーがシャツ1を着衣する毎に生じる。すなわち、日常的に行われるシャツ1の着衣時に生じる。このため、本発明のシャツ1は、肩まわりの筋肉を大きく動かす機会を増やすことに貢献する。
(2)シャツ1の右袖31の袖口31Aおよび左袖32の袖口32Aは、背面側を向く。この構成によれば、引上着衣方法により着衣されるとき、ユーザーの右腕および左腕を背面側に引き寄せる力をより大きくすることができる。
(3)身頃10は、右袖ぐり背面縁13Bと左袖ぐり背面縁14Bとの間の部分に緊締力の大きい強背面部25を有する。この構成によれば、着衣動作A3において、身体の背面側において右腕および左腕を下方から外回りで上方まで回転させる動作が行われやすくなる。
またシャツ1は、身体に着用された状態において、ユーザーの右腕および左腕を背面側において内側に引き寄せる力を右腕および左腕に付与する。このため、シャツ1の力が腕に付与されていない場合と比較して、ユーザーが右腕および左腕を前方に動かすとき、右肩および左肩を動かす筋肉に負荷がかかる。また、肩および腕が背面側において内側に引き寄せられているため、シャツ1からの力が腕に付与されていない場合と比較して、右腕または左腕を前方に移動させるときの腕の移動量が大きくなる。
(4)強背面部25は、身頃10の高さ方向において肩甲骨の上端から下端に対応する部分までにわたり形成されている。この構成によれば、着衣状態が中間着衣状態XBのときにおいてユーザーの右腕および左腕を背面側に引き寄せる力がより大きくなる。このため、着衣動作A3において、身体の背面側において右腕および左腕を下方から外回りで上方まで回転させる動作が行われやすくなる。
(5)身頃10の右肘対応部分は、緊締力の大きい右強正面部22を有する。また、左肘対応部分は、緊締力の大きい左強正面部23を有する。この構成によれば、ユーザーのシャツ1の脱衣状態が中間脱衣状態YAから中間脱衣状態YBを経て脱衣完了状態に変化するとき、肩まわりの筋肉を大きく動かす動作が促される。
そして、脱衣状態を中間脱衣状態YAから中間脱衣状態YBを経て脱衣完了状態に変化させる動作は、ユーザーがシャツ1を脱衣する毎に生じる。すなわち、日常的に行われるシャツ1の脱衣時に生じる。このため、本発明のシャツ1は、肩まわりの筋肉を大きく動かす機会を増やすことに貢献する。
(6)右強正面部22は、右袖ぐり13の下端よりも下方において強背面部との接続部分である脇縁22Aを有する。また、左強正面部23は、左袖ぐり14の下端よりも下方において強背面部25との接続部分である脇縁23Aを有する。この構成によれば、脱衣動作B2において、ユーザーが右肘および左肘の両方を用いてシャツ1の裾をめくりあげる動作が行われやすくなる。
(7)強背面部25の襟縁25Nは、伸縮性の低いテープ11を有する。この構成によれば、着衣動作A3において、ユーザーが身体の背面側において右腕および左腕を下方から外回りで上方まで回転させる動作が行われやすくなる。
(8)身頃10は、襟ぐり12に沿う方向の伸縮性が襟ぐり12と直交する方向の伸縮性よりも大きい右肩部26および左肩部27を有する。この構成によれば、着衣動作A3において、右腕および左腕を外側に向けて開く動作が行われやすくなる。
(9)右袖31の袖口31Aおよび左袖32の袖口32Aは、腕に引っ掛かる引掛部33を有する。この構成によれば、シャツ1を脱衣するときに肩まわりの筋肉を大きく内旋する動作が行われやすくなる。
(10)右強正面部22および左強正面部23は、前身頃10Aの幅方向の中間部分において互いに接続されていない。この構成によれば、右強正面部22および左強正面部23が前身頃10Aの幅方向の中間部分において互いに接続される構成と比較して、身体に付与される締め付け力が小さくなるため、着心地が向上する。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態以外の実施形態を含む。以下、本発明のその他の実施形態としての上記実施形態の変形例を示す。なお、以下の各変形例は、互いに組み合わせることもできる。
・上記実施形態(図3)の右袖ぐり13および左袖ぐり14は、基準折畳状態において正面側および背面側にわたり位置する。一方、変形例(図17)の右袖ぐり13および左袖ぐり14は、基準折畳状態において全体が背面側に位置する。
・上記実施形態(図3)の右袖ぐり背面縁13Bは、幅方向において右袖ぐり正面縁13Fよりも身頃10の内側に位置し、左袖ぐり背面縁14Bは、幅方向において左袖ぐり正面縁14Fよりも身頃10の内側に位置する。一方、変形例の右袖ぐり背面縁13Bは、幅方向において右袖ぐり正面縁13Fと一致する位置、または幅方向において右袖ぐり正面縁13Fよりも身頃10の外側に位置する。また、左袖ぐり背面縁14Bは、幅方向において左袖ぐり正面縁14Fと一致する位置、または幅方向において左袖ぐり正面縁14Fよりも身頃10の外側に位置する。なお、この変形例においても、右袖31の袖口31Aおよび左袖32の袖口32Aは背面側を向くため、ユーザーの着衣状態を着衣動作A2から着衣動作A3に導くことができる。
・上記実施形態(図4)のシャツ1は、右袖31の袖口31Aおよび左袖32の袖口32Aが背面側を向く。一方、変形例のシャツ1は、右袖31の袖口31Aおよび左袖32の袖口32Aが下方を向く。なお、この変形例においても、右袖ぐり背面縁13Bは、幅方向において右袖ぐり正面縁13Fよりも身頃10の内側に位置し、左袖ぐり背面縁14Bは、幅方向において左袖ぐり正面縁14Fよりも身頃10の内側に位置するため、ユーザーの着衣状態を、着衣動作A1から着衣動作A2および着衣動作A3に導くことができる。
・上記実施形態(図2)の身頃10は、肩甲部および背面上部を覆う強背面部25および背面下部を覆う背面基礎部24が互いに縫い合わせられた構造を有する。一方、変形例の身頃10は、肩甲部から背面下部までを覆う背面基礎部24と肩甲部および背面上部を覆う強背面部25とが互いに重ね合わせられた構造を有する。
・上記実施形態(図2)の身頃10は、肩甲部および背面上部の全体を覆う強背面部25を有する。一方、変形例の身頃10は、肩甲部および背面上部の一部のみを覆う強背面部25を有する。この変形例の背面基礎部24は、肩甲部および背面上部の一部のみを覆う強背面部25の形状に応じた形状を有する。
・上記実施形態(図1)の身頃10は、右袖ぐり13および左袖ぐり14の下端よりも下方において右強正面部22および左強正面部23が強背面部25に接続される構造を有する。一方、変形例の身頃10は、強背面部25の脇部上部を省略し、右強正面部22および左強正面部23が強背面部25に接続されない構造を有する。この変形例の正面基礎部21は、右強正面部22および左強正面部23が接続されない強背面部25の形状に応じた形状を有する。
・上記実施形態(図1)の身頃10は、胸部上部から下腹部までを覆う右強正面部22および左強正面部23を有する。一方、変形例の身頃10は、胸部上部から上腹部までを覆う右強正面部22および左強正面部23を有する。
・上記実施形態(図1)の身頃10は、右強正面部22および左強正面部23が互いに分離した構造を有する。一方、変形例の身頃10は、右強正面部22および左強正面部23が互いに接続された構造を有する。この変形例の右強正面部22および左強正面部23は、下端が腹部内側に位置する。また、腹部の幅方向の中央部分において互いに接続される。
・上記実施形態(図1)の身頃10は、中緊締力生地により構成される右強正面部22および左強正面部23を有する。一方、変形例の身頃10は、強緊締力生地により構成される右強正面部22および左強正面部23を有する。なお、この変形例を「変形例Z」とする。
・上記変形例Zの変形例としての身頃10は、それぞれ別の生地として構成される右強正面部22、左強正面部23、および強背面部25に代えて、右強正面部22、左強正面部23、および強背面部25を合わせた生地に相当する1枚の強緊締力生地を有する。
・上記実施形態(図1)の身頃10は、中緊締力生地により構成される右強正面部22および左強正面部23を有する。一方、変形例の身頃10は、強緊締力生地よりも緊締力の強い生地により構成される右強正面部22および左強正面部23を有する。
・上記実施形態(図1)の身頃10は、弱緊締力生地により構成される正面基礎部21を有する。一方、変形例の身頃10は、中緊締力生地により構成される正面基礎部21を有する。
・上記実施形態(図2)の身頃10は、弱緊締力生地により構成される背面基礎部24を有する。一方、変形例の身頃10は、中緊締力生地により構成される背面基礎部24を有する。
・上記実施形態(図1)の身頃10の強背面部25は、低伸縮部としてテープ11を襟縁25Nに有する。一方、変形例の身頃10における強背面部25は、テープ11に代えて低伸縮部としての伸び止め縫い部分を襟縁25N付近に有する。
・上記実施形態(図1)の右袖31および左袖32の引掛部33は、カフス構造を有する。一方、変形例の右袖31および左袖32の引掛部33は、カフス構造に代えて袖口31Aおよび袖口32Aの内部に摩擦テープが縫い付けられた構造を有する。
・上記実施形態(図1)の右袖31および左袖32は、引掛部33を有する。一方、変形例の右袖31および左袖32は、引掛部33を省略している。
・上記実施形態(図1)の右肩部26および左肩部27は、襟ぐり12の縁に沿う方向の伸縮性が襟ぐり12の縁と直交する方向の伸縮性よりも大きい。一方、変形例の右肩部26および左肩部27は、襟ぐり12の縁に沿う方向の伸縮性が襟ぐり12の縁と直交する方向の伸縮性よりも小さい。または、襟ぐり12の縁に沿う方向の伸縮性が襟ぐり12の縁と直交する方向の伸縮性と等しい。
・上記実施形態(図1)のシャツ1は、長袖としての右袖31および左袖32を有する。一方、変形例のシャツ1は、長袖としての右袖31および左袖32に代えて半袖としての右袖および左袖を有する。
・上記実施形態(図1)のシャツ1は、右袖31および左袖32を有する。一方、変形例のシャツ1は、袖を省略したノンスリーブシャツとしての形態を有する。
・上記実施形態(図1)のシャツ1は、肩部から下腹部までを覆う身頃10を有する。一方、変形例のシャツ1は、肩部から上腹部までを覆う身頃10、または肩部から胸部までを覆う身頃10を有する。
・本発明は、上記実施形態に例示されるシャツ1以外の他の衣類に適用することもできる。他の衣類としては、ボディースーツが挙げられる。また本発明は、アウターに適用することもできる。要するに、右袖ぐりおよび左袖ぐりを有する衣類であれば、いずれの衣類に対しても本発明を適用することができる。
1…シャツ、10…身頃、10A…前身頃、10B…後身頃、11…テープ(低伸縮部)、12…襟ぐり、13…右袖ぐり、13U…上部折返点、13D…下部折返点、13F…右袖ぐり正面縁、13B…右袖ぐり背面縁、13S…正面中間点、13T…背面中間点、14…左袖ぐり、14U…上部折返点、14D…下部折返点、14F…左袖ぐり正面縁、14B…左袖ぐり背面縁、14S…正面中間点、14T…背面中間点、15…裾、21…正面基礎部、21A…上右縁、21B…上左縁、21D…下縁、21R…右縁、21L…左縁、21P…中右縁、21Q…中左縁、21N…襟縁、21X…右袖縁、21Y…左袖縁、22…右強正面部、22U…上縁、22R…右縁、22L…左縁、22A…脇縁、23…左強正面部、23U…上縁、23R…右縁、23L…左縁、23A…脇縁、24…背面基礎部、24U…上縁、24D…下縁、24R…右縁、24L…左縁、25…強背面部、25A…上右縁、25B…上左縁、25D…下縁、25R…右縁、25L…左縁、25N…襟縁、26…右肩部、26D…正面縁、26U…背面縁、26R…右縁、26L…左縁、27…左肩部、27D…正面縁、27U…背面縁、27R…右縁、27L…左縁、31…右袖、31A…袖口、31U…上縁、31F…正面上縁、31B…背面上縁、31D…下縁、31T…肩先点、31S…脇下点、32…左袖、32A…袖口、32U…上縁、32F…正面上縁、32B…背面上縁、32D…下縁、32T…肩先点、32S…脇下点、33…引掛部。
(1)第1の手段は、請求項1に記載の発明すなわち、右袖ぐりおよび左袖ぐりを有する衣類において、前記衣類は、右袖および左袖を有し、前記右袖ぐりの縁は、身体の正面に対応する右袖ぐり正面縁と、身体の背面に対応する右袖ぐり背面縁とを有し、前記左袖ぐりの縁は、身体の正面に対応する左袖ぐり正面縁と、身体の背面に対応する左袖ぐり背面縁とを有し、前記右袖ぐり背面縁は、前記右袖ぐり正面縁よりも前記衣類の幅方向の内側に位置し、前記左袖ぐり背面縁は、前記左袖ぐり正面縁よりも前記衣類の幅方向の内側に位置し、前記右袖の袖口および前記左袖の袖口は、前記衣類の所定の折畳状態において、背面側を向き、前記所定の折畳状態は、前記衣類の幅方向の中心線を基準として前記衣類が左右対称の形状を有し、後身頃の裏面と前身頃の裏面とが互いに接触し、前記右袖および前記左袖が伸びた状態を示すことを要旨としている。
(2)第2の手段は、請求項2に記載の発明すなわち、右袖ぐりおよび左袖ぐりを有する衣類において、前記衣類は、右袖および左袖を有し、前記右袖の袖口および前記左袖の袖口は、前記衣類の所定の折畳状態において、背面側を向き、前記所定の折畳状態は、前記衣類の幅方向の中心線を基準として前記衣類が左右対称の形状を有し、後身頃の裏面と前身頃の裏面とが互いに接触し、前記右袖および前記左袖が伸びた状態を示すことを要旨としている。
(3)第3の手段は、請求項3に記載の発明すなわち、請求項1または2に記載の衣類において、前記右袖ぐりの縁は、身体の正面に対応する右袖ぐり正面縁と、身体の背面に対応する右袖ぐり背面縁とを有し、前記衣類は、前記右袖ぐり背面縁と前記左袖ぐり背面縁との間の部分に緊締力の大きい強背面部を有することを要旨としている。
(4)第4の手段は、請求項4に記載の発明すなわち、請求項3に記載の衣類において、前記強背面部は、前記衣類の高さ方向において肩甲骨の上端から下端に対応する部分までにわたり形成されていることを要旨としている。
(5)第5の手段は、請求項5に記載の発明すなわち、請求項1〜4のいずれか一項に記載の衣類において、前記衣類は、身体の正面における右肘に対応する部分および右肘付近に対応する部分である右肘対応部分と、身体の正面における左肘に対応する部分および左肘付近に対応する部分である左肘対応部分とを有し、前記右肘対応部分は、緊締力の大きい右強正面部を有し、前記左肘対応部分は、緊締力の大きい左強正面部を有することを要旨としている。
(6)第6の手段は、請求項6に記載の発明すなわち、請求項3または4を引用する請求項5に記載の衣類において、前記右強正面部は、前記右袖ぐりの下端よりも下方において前記強背面部との接続部分を有し、前記左強正面部は、前記左袖ぐりの下端よりも下方において前記強背面部との接続部分を有することを要旨としている。
(7)第7の手段は、請求項7に記載の発明すなわち、請求項1〜6のいずれか一項に記載の衣類において、襟ぐりのうちの身体の背面に対応する部分である背面襟ぐりは、伸縮性の低い低伸縮部を有することを要旨としている。
(8)第8の手段は、請求項8に記載の発明すなわち、請求項1〜7のいずれか一項に記載の衣類において、前記衣類は、肩の正面および肩の正面付近に対応する肩対応部分を有し、前記肩対応部分は、襟ぐりに沿う方向の伸縮性が前記襟ぐりと直交する方向の伸縮性よりも大きいことを要旨としている。
(9)第9の手段は、請求項9に記載の発明すなわち、請求項1〜8のいずれか一項に記載の衣類において、前記右袖の袖口および前記左袖の袖口は、腕に引っ掛かる引掛部を有することを要旨としている。

Claims (11)

  1. 右袖ぐりおよび左袖ぐりを有する衣類において、
    前記右袖ぐりの縁は、身体の正面に対応する右袖ぐり正面縁と、身体の背面に対応する右袖ぐり背面縁とを有し、
    前記左袖ぐりの縁は、身体の正面に対応する左袖ぐり正面縁と、身体の背面に対応する左袖ぐり背面縁とを有し、
    前記右袖ぐり背面縁は、前記右袖ぐり正面縁よりも前記衣類の幅方向の内側に位置し、
    前記左袖ぐり背面縁は、前記左袖ぐり正面縁よりも前記衣類の幅方向の内側に位置する
    ことを特徴とする衣類。
  2. 請求項1に記載の衣類において、
    右袖および左袖を有する
    ことを特徴とする衣類。
  3. 請求項2に記載の衣類において、
    前記右袖の袖口および前記左袖の袖口は、背面側を向く
    ことを特徴とする衣類。
  4. 右袖ぐりおよび左袖ぐりを有する衣類において、
    右袖および左袖を有し、
    前記右袖の袖口および前記左袖の袖口は、背面側を向く
    ことを特徴とする衣類。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の衣類において、
    前記右袖ぐりの縁は、身体の正面に対応する右袖ぐり正面縁と、身体の背面に対応する右袖ぐり背面縁とを有し、
    前記右袖ぐり背面縁と前記左袖ぐり背面縁との間の部分に緊締力の大きい強背面部を有する
    ことを特徴とする衣類。
  6. 請求項5に記載の衣類において、
    前記強背面部は、前記衣類の高さ方向において肩甲骨の上端から下端に対応する部分までにわたり形成されている
    ことを特徴とする衣類。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の衣類において、
    身体の正面における右肘に対応する部分および右肘付近に対応する部分である右肘対応部分と、身体の正面における左肘に対応する部分および左肘付近に対応する部分である左肘対応部分とを有し、
    前記右肘対応部分は、緊締力の大きい右強正面部を有し、
    前記左肘対応部分は、緊締力の大きい左強正面部を有する
    ことを特徴とする衣類。
  8. 請求項5および6の少なくとも一方を引用する請求項7に記載の衣類において、
    前記右強正面部は、前記右袖ぐりの下端よりも下方において前記強背面部との接続部分を有し、
    前記左強正面部は、前記左袖ぐりの下端よりも下方において前記強背面部との接続部分を有する
    ことを特徴とする衣類。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の衣類において、
    襟ぐりのうちの身体の背面に対応する部分である背面襟ぐりは、伸縮性の低い低伸縮部を有する
    ことを特徴とする衣類。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の衣類において、
    肩の正面および肩の正面付近に対応する肩対応部分を有し、
    前記肩対応部分は、襟ぐりに沿う方向の伸縮性が前記襟ぐりと直交する方向の伸縮性よりも大きい
    ことを特徴とする衣類。
  11. 請求項2に記載の衣類、または請求項3に記載の衣類、または請求項4に記載の衣類、または請求項2を引用する請求項5〜10のいずれか一項に記載の衣類、または請求項3を引用する請求項5〜10のいずれか一項に記載の衣類、または請求項4を引用する請求項5〜10のいずれか一項に記載の衣類において、
    前記右袖の袖口および前記左袖の袖口は、腕に引っ掛かる引掛部を有する
    ことを特徴とする衣類。
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