JP2013116663A - セミトレーラ - Google Patents

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Abstract

【課題】油圧機器を備え、荷物を積載するスペースを犠牲にすることなく油圧ホースの損傷による作動油の洩れ等の問題を抜本的に解決できるセミトレーラを提供する。
【解決手段】油圧シリンダ(油圧機器)を備えたセミトレーラ10は、セミトラクタ12との連結部14よりも床面が低い低床デッキ16の前端部16Aにおける車両幅方向の中央部を避けた部分から前側に突出して、且つ、連結部14を中心としたセミトラクタ12の後端部12Aの回転軌道の最外周26よりも後側に、油圧シリンダに作動油を供給するための油圧ポンプと油圧ポンプを駆動するための電動モータとを有する電動油圧供給ユニット32が設置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は油圧シリンダ等の油圧機器を備えたセミトレーラに関する。
従来、種々の油圧機器を備えたセミトレーラが利用されている。例えば上下2段のデッキに被運搬車を積載するタイプの自動車運搬用のセミトレーラは上段のデッキを構成する可動デッキを昇降させるための油圧シリンダを備えている。又、荷台をスライドさせたり荷台を傾斜させたりするための油圧シリンダを備えたセミトレーラや例えば排出ポンプの駆動等のための油圧モータのような油圧シリンダ以外の油圧機器を備えたセミトレーラも知られている。
このようなセミトレーラはセミトラクタによって牽引され自身はプロペラシャフトやデファレテンシャルギヤ等の駆動機構を備えていないためトラックよりも低い床面のデッキを実現しやすく、セミトラクタとの連結部よりも床面が低い低床デッキを備えたセミトレーラが広く利用されている。デッキの床面を低くすることにより走行の安定性を高めることができると共に上下方向の積載スペースを大きくすることができる。上記のような上下2段のデッキに被運搬車を積載するタイプの自動車運搬用のセミトレーラも一般的に下段のデッキは連結部分よりも床面が低い低床デッキである。尚、自動車運搬用のセミトレーラでは積載効率の向上のためにセミトラクタとの連結部の上にも被運搬車が積載されるデッキが設けられることが多い。
このような油圧機器を備えたセミトレーラをセミトラクタに連結する場合、セミトラクタ側の(セミトラクタのエンジンで駆動される)油圧ポンプからセミトレーラ側の油圧機器に油圧を供給するためにセミトラクタ側とセミトレーラ側とを油圧ホースで接続するようにしている。
一方、左折や右折等においてセミトラクタとセミトレーラとが連結部を中心として相対的に回転するとセミトラクタ側の構成部品とセミトレーラ側の構成部品との間に油圧ホースが挟まれたり油圧ホースが連結部やその周辺の構成部品と干渉して油圧ホースが損傷することがある。これによりオイル洩れ等の問題が生じることがある(例えば、特許文献1参照)。
これに対し、油圧ポンプと油圧ポンプを駆動するための専用のエンジンとを備えた油圧供給ユニットをセミトレーラの連結部の上に設置する手法が知られている(例えば、特許文献2参照)。又、油圧ポンプと油圧ポンプを駆動するための電動モータとを備えた油圧供給ユニットをセミトレーラの低床デッキの上に設置する手法が知られている(例えば、特許文献3参照)。このように油圧供給ユニットをセミトレーラ側に設置すればセミトラクタ側とセミトレーラ側とを油圧ホースで接続する必要がないので油圧ホースの損傷による作動油の洩れ等の問題を抜本的に解決することが可能である。
特開2011−189755号公報 特開2006−8092号公報 特開平9−226636号公報
しかしながら、セミトレーラ側に油圧供給ユニットを設置するとそれだけ荷物を積載するスペースが小さくなるという問題がある。例えば、自動車運搬用のセミトレーラでは上記のようにセミトラクタとの連結部の上にも被運搬車が積載されるデッキが設けられることが多く、セミトラクタとの連結部やその周辺に油圧供給ユニットを設置するとこの部分をデッキとして利用できなくなるので積載可能な被運搬車の台数が少なくなってしまうことになる。又、低床デッキに油圧供給ユニットを設置した場合も積載可能な被運搬車の台数が少なくなってしまうことがある。例えば被運搬車が軽自動車である場合、低床デッキには3台の軽自動車を積載することが可能であるが、低床デッキに油圧供給ユニットを設置すると低床デッキには2台の軽自動車しか積載することができなくなり、積載可能な軽自動車の台数が1台少なくなってしまうことになる。尚、セミトレーラの長さを後方に延長すれば低床デッキに油圧供給ユニットを設置しつつ3台の軽自動車を積載し得るが、セミトレーラ連結車の法規上の長さの制約のため、そのような構成を採用することは実際上困難である。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであって、油圧機器を備え、荷物を積載するスペースを犠牲にすることなく油圧ホースの損傷による作動油の洩れ等の問題を抜本的に解決できるセミトレーラを提供することを課題とする。
本発明は、油圧機器を備えたセミトレーラにおいて、セミトラクタとの連結部よりも床面が低い低床デッキの前端部における車両幅方向の中央部を避けた部分から前側に突出して、且つ、連結部を中心としたセミトラクタの後端部の回転軌道の最外周よりも後側に、油圧機器に作動油を供給するための油圧ポンプと油圧ポンプを駆動するための電動モータとを有する電動油圧供給ユニットを設置したことにより上記課題を解決したものである。
左折や右折等においてセミトラクタとセミトレーラとが連結部を中心として相対的に回転する場合、連結部を中心としたセミトラクタの後端部の回転軌道の最外周はセミトラクタの後端部の車両幅方向の両端部の軌跡である場合が多いが、この軌跡は(車両幅方向の中心にある)連結部を中心とした円形であるので車両幅方向の中央部において最も低床デッキの前端部の側に突出することになる。言い換えれば、連結部を中心としたセミトラクタの後端部の回転軌道の最外周と低床デッキの前端部との間のスペースは車両幅方向の中央部を避けた車両幅方向の端部やその近傍の部分において車両幅方向の中央部におけるよりも前後方向に広いことになる。従って、セミトレーラの低床デッキの前後方向の積載スペースを広くするために連結部を中心としたセミトラクタの後端部の回転軌道の最外周と低床デッキの前端部との間のスペースが(車両幅方向の中央部において)極力狭くなる構成としたとしても車両幅方向の中央部を避けた車両幅方向の端部やその近傍の部分においては中央部よりも前後方向に広いスペースが形成されることになる。このスペースを利用して電動油圧供給ユニットを設置することにより、荷物を積載するスペースを犠牲にすることなくセミトレーラ側に電動油圧供給ユニットを設置することができる。又、電動油圧供給ユニットは油圧機器に油圧を供給するための油圧ポンプと油圧ポンプを駆動するための電動モータとを有する構成であるので特許文献2に開示された油圧供給ユニットのような専用のエンジンで油圧ポンプを駆動する構成よりもコンパクトであり、上記の程度のスペースに収まるサイズであっても充分な油圧供給能力を確保可能である。又、電動油圧供給ユニットがセミトレーラ側に設置されるため、セミトラクタ側とセミトレーラ側とを油圧ホースで接続する必要がなく、油圧ホースの損傷による作動油の洩れ等の問題が抜本的に解決される。
ところで、このようにセミトレーラ側に電動油圧供給ユニットを設置した場合、セミトラクタ側とセミトレーラ側とを油圧ホ−スで接続する必要はない一方、電動油圧供給ユニットの電動モータに電気を供給するためにセミトラクタ側とセミトレーラ側とを電気コードで接続する必要があるが、電気コードは油圧ホースよりもフレキシブルで配索の自由度も大きいため、セミトラクタとセミトレーラとが相対的に回転する際の電気コードの損傷を防止するための対策は油圧ホースに比べて容易である。
上記電動油圧供給ユニットは作動油を貯留するためのタンクを更に有し、タンクと油圧ポンプと電動モータとが上下方向に並んで設置された構成であるとよい。
このようにタンクと油圧ポンプと電動モータとが上下方向に並んだ構成とすることにより電動油圧供給ユニットを前後方向や車両幅方向にコンパクトな構成とすることができ、上記スペースに電動油圧供給ユニットを設置することが容易となる。
又、タンクはセミトラクタの後端部に対向する側の面の少なくとも一部がセミトラクタの後端部の回転軌道の最外周に沿うように車両幅方向の内側に向かって傾斜した箱状体であり、タンクの上面側及び下面側のいずれかにおける車両幅方向の外側に偏った位置に油圧ポンプと電動モータとが設置されているとよい。
タンクをこのような形状としタンクの上面側及び下面側のいずれかにおける車両幅方向の外側に偏った位置に油圧ポンプと電動モータとを設置することにより、低床デッキの前端部における車両幅方向の中央部を避けた部分と、連結部を中心としたセミトラクタの後端部の回転軌道の最外周との間のスペースをより有効に利用することができる。
又、低床デッキの前端部における車両幅方向の一方の端部の側に電動油圧供給ユニットが設置され、車両幅方向の他方の端部の側には前記タンクをメインタンクとしてメインタンクに配管を介して連結されたサブタンクを有してなるサブタンクユニットが設置されているとよい。
このように油圧ポンプ、電動モータ及びメインタンクを有する電動油圧供給ユニットを低床デッキの前端部における車両幅方向の一方の端部の側だけに設置し、車両幅方向の他方の端部の側にはメインタンクに配管を介して連結されたサブタンクを有してなるサブタンクユニットを設置することにより、車両幅方向の両方の端部の近傍に電動油圧供給ユニットを設置するよりも簡単な構造とすることができると共に貯留可能な作動油の容量を大きくできる。
本発明によれば、油圧機器を備え、荷物を積載するスペースを犠牲にすることなく油圧ホースの損傷による作動油の洩れ等の問題を抜本的に解決できるセミトレーラを実現できる。
本発明の実施形態に係るセミトレーラ及びこれを牽引するセミトラクタの全体構造を模式的に示す側面図 同セミトレーラとセミトタクタとの連結部及びその周辺の構造を拡大して示す平面図 同側面図 同セミトレーラの電動油圧供給ユニット、サブタンクユニット及びその周辺の構造を更に拡大して示す前面図 同電動油圧供給ユニット及びサブタンクユニットの後面側のカバーが開けられた状態を示す同後面図 同後面側のカバーが開けられた状態の電動油圧供給ユニットを更に拡大して示す後面図 同電動油圧供給ユニットのカバーの内部の構造を示す斜視図
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。図1に示されるように、本実施形態は上下2段のデッキに被運搬車を積載するタイプの自動車運搬用のセミトレーラ10及びこれを牽引するセミトラクタ12に関し、セミトレーラ10はセミトラクタ12との連結部14よりも床面が低い下段のデッキを構成する低床デッキ16と、上段のデッキを構成する可動デッキ18と、可動デッキ18を昇降させるための油圧シリンダ(油圧機器)20と、を備えている。又、セミトレーラ10は、連結部14の上にも前部デッキ22と前部可動デッキ24とを備えている。尚、図1は被運搬車が軽自動車である例を示している。
セミトレーラ10は図2及び3に示されるように、低床デッキ16の前端部16Aにおける車両幅方向の中央部を避けた部分から前側に突出して、且つ、連結部14を中心としたセミトラクタ12の後端部12Aの回転軌道の最外周26よりも後側に、図4〜7に示されるような、油圧シリンダ20に作動油を供給するための油圧ポンプ28と油圧ポンプ28を駆動するための電動モータ30とを有する電動油圧供給ユニット32が設置されたことを特徴としている。他の構成については従来の自動車運搬用のセミトレーラ及びセミトラクタと同じ又は類似しているので、そのような従来と同じ又は類似している構成については説明を適宜省略することとする。尚、本発明の理解のため便宜上図2ではセミトレーラ10については前部デッキ22よりも下の部分を描いている。
油圧シリンダ20は、可動デッキ18や前部可動デッキ24の昇降のためにセミトレーラ10の左側及び右側に左右対称的に複数設置されている。
セミトラクタ12の後端部12Aは車両幅方向の中央部が車両幅方向の両端部よりも若干後方に突出しているが、図2に示されるようにセミトラクタ12の後端部12Aの回転軌道の最外周26はセミトラクタ12の後端部12Aの車両幅方向の両端部の軌跡である。一方、この軌跡は(車両幅方向の中心にある)連結部14を中心とした円形であるので車両幅方向の中央部において最もセミトレーラ10の低床デッキ16の前端部16Aの側に突出している。
電動油圧供給ユニット32はセミトレーラ10の低床デッキ16の前端部16Aにおける車両幅方向の一方の端部の側(本実施形態では左側)に備えられている。電動油圧供給ユニット32は作動油を貯留するためのメインタンク34を更に有し、メインタンク34と油圧ポンプ28と電動モータ30とが上下方向に並んで設置された構成である。
メインタンク34はセミトラクタ12の後端部12Aに対向する側の面の一部がセミトラクタ12の後端部12Aの回転軌道の最外周26に沿うように車両幅方向の内側に向かって傾斜した箱状体である。より詳細にはメインタンク34における車両幅方向の内側の約半分の部分の前面がセミトラクタ12の後端部12Aの回転軌道の最外周26に沿うように車両幅方向の内側に向かって傾斜している。一方、メインタンク34における車両幅方向の外側の約半分の部分の前面は車両幅方向に平行である。尚、メインタンク34における後面は全面が車両幅方向に平行である。又、メインタンク34における車両幅方向の両側の端面は前後方向に平行である。言い換えれば、メインタンク34は、平面視において一辺のみが斜辺である5角形の箱状体である。メインタンク34は電動油圧供給ユニット32の下側の約半分を構成しており、油圧ポンプ28及び電動モータ30はメインタンク34の上面側に取付けられている。より詳細には図6及び7に示されるように、油圧ポンプ28と電動モータ30は、メインタンク34の上面側おける車両幅方向の外側に偏った位置に設置されている。更に具体的には油圧ポンプ28及び電動モータ30は同軸的に組付けられており、回転軸が上下方向に平行であるようにメインタンク34における車両幅方向の外側の約半分の部分の上面側に設置されている。又、油圧ポンプ28及び電動モータ30は平面視においてメインタンク34の上記5角形の輪郭の中に収まっている。又、メインタンク34における車両幅方向の内側の約半分の部分の上面側にはリリーフバルブ36、リレー38、ヒューズ40、及びバッテリーリレー42が設置されている。尚、電動油圧供給ユニット32におけるメインタンク34よりも上の部分は常態でカバーによって覆われており、電動油圧供給ユニット32はカバーが閉じられた状態でメインタンク34を上方に延長したような箱状の形状である。
又、セミトレーラ10の低床デッキ16の前端部16Aにおける車両幅方向の他方の端部の側(本実施形態では右側)には図5に示されるように、メインタンク34に連結ホース(配管)44を介して連結されたサブタンク46を有してなるサブタンクユニット48が設置されている。サブタンク46はメインタンク34と左右対称的な形状であり、サブタンク46の上面側にはオイルフィルター50が設置されている。サブタンクユニット48におけるサブタンク46よりも上の部分も常態でカバーによって覆われており、サブタンクユニット48もカバーが閉じられた状態でサブタンク46を上方に延長したような箱状の形状である。従って、サブタンクユニット48と電動油圧供給ユニット32は全体として左右対称的な形状である。
次に、セミトレーラ10の作用について説明する。左折や右折等においてセミトラクタ12とセミトレーラ10とが連結部14を中心として相対的に回転する場合、連結部14を中心としたセミトラクタ12の後端部12Aの回転軌道の最外周26は上記のようにセミトラクタ12の後端部12Aの車両幅方向の両端部の軌跡であるが、図2に示されるようにこの軌跡は(車両幅方向の中心にある)連結部14を中心とした円形であるので車両幅方向の中央部において最も低床デッキ16の前端部16Aの側に突出している。言い換えれば、連結部14を中心としたセミトラクタ12の後端部12Aの回転軌道の最外周26と低床デッキ16の前端部16Aとの間のスペースは車両幅方向の中央部を避けた車両幅方向の端部やその近傍の部分において車両幅方向の中央部におけるよりも前後方向に広い。従って、セミトレーラ10の低床デッキ16の前後方向の積載スペースを広くするためにセミトラクタ12との連結部14を中心としたセミトラクタ12の後端部12Aの回転軌道の最外周26と低床デッキ16の前端部16Aとの間のスペースが(車両幅方向の中央部において)極力狭くなる構成としても車両幅方向の中央部を避けた車両幅方向の端部やその近傍の部分には中央部よりも前後方向に広いスペースが形成される。セミトレーラ10はこのスペースを利用して電動油圧供給ユニット32及びサブタンクユニット48が設置されているので、電動油圧供給ユニット32及びサブタンクユニット48のために荷物を積載するスペースは犠牲にされていない。従って、図1に示されるように低床デッキ16に3台の軽自動車を積載することができ、合計8台の軽自動車を積載することが可能である。
又、電動油圧供給ユニット32は油圧シリンダ(油圧機器)20に油圧を供給するための油圧ポンプ28と油圧ポンプ28を駆動するための電動モータ30とを有する構成であるので専用のエンジンで油圧ポンプを駆動する構成よりもコンパクトである。従って、上記の程度のスペースに収まるサイズであっても充分な油圧供給能力が確保されている。
又、電動油圧供給ユニット32やサブタンクユニット48がセミトレーラ10側に設置されており、セミトラクタ12側とセミトレーラ10側とを油圧ホースで接続する必要がないので、油圧ホースの損傷による作動油の洩れ等の問題が抜本的に解決されている。尚、図2及び3においてセミトラクタ12のキャブの後側に描かれているホースはセミトレーラ10のブレーキに空気圧を供給するためのエアホースであって油圧ホースではない。
ところで、セミトレーラ10側に電動油圧供給ユニット32が設置されているので、セミトラクタ12側とセミトレーラ10側とを油圧ホ−スで接続する必要はない一方、電動油圧供給ユニット32の電動モータ30に電気を供給するためにセミトラクタ12側とセミトレーラ10側とを電気コードで接続する必要があるが、電気コードは油圧ホースよりもフレキシブルで配索の自由度も大きいため、セミトラクタ12とセミトレーラ10とが相対的に回転する際の電気コードの損傷を防止する対策は油圧ホースに比べて容易である。尚、このようにセミトラクタ12側とセミトレーラ10側とを電気コードで接続してセミトレーラ10側の電動油圧供給ユニット32の電動モータ30にセミトラクタ12側から電気を供給するので、セミトレーラ10側には電動モータ30に電気を供給するための専用のバッテリー等は設置されていない。従って、セミトレーラ10にはそのような専用のバッテリー等による、荷物を積載するスペースの減少も生じていない。
又、電動油圧供給ユニット32はメインタンク34と油圧ポンプ28と電動モータ30とが上下方向に並んで設置された構成であるので前後方向や車両幅方向にコンパクトであり、この点でも上記スペースに電動油圧供給ユニット32を設置することが容易となっている。
又、メインタンク34はセミトラクタ12の後端部12Aに対向する側の面の一部がセミトラクタ12の後端部12Aの回転軌道の最外周26に沿うように車両幅方向の内側に向かって傾斜した箱状体であり、メインタンク34の上面側における車両幅方向の外側に偏った位置に油圧ポンプ28と電動モータ30とが設置されているので、低床デッキ16の前端部16Aにおける車両幅方向の中央部を避けた部分と、連結部14を中心としたセミトラクタ12の後端部12Aの回転軌道の最外周26との間のスペースが有効に利用されている。
又、低床デッキ16の前端部16Aにおける車両幅方向の一方の端部の側だけに電動油圧供給ユニット32が設置され、車両幅方向の他方の端部の側にはメインタンク34に連結ホース(配管)44を介して連結されたサブタンク46を有してなるサブタンクユニット48が設置されているので、車両幅方向の両側に電動油圧供給ユニットを設置するよりも簡単な構造である共に貯留可能な作動油の容量が大きい。
尚、本実施形態において、油圧ポンプ28と電動モータ30がメインタンク34の上面側における車両幅方向の外側に偏った位置に設置されているが、セミトラクタ12の後端部12Aの回転軌道の最外周26と干渉しないように電動油圧供給ユニット及び/又はサブタンクユニットを設置できれば、油圧ポンプと電動モータは例えばメインタンクの上面側における車両幅方向の中央部に設置されていてもよく、又、メインタンクの上面側における車両幅方向の内側に偏った位置に設置されていてもよい。
又、本実施形態において、電動油圧供給ユニット32の油圧ポンプ28及び電動モータ30はメインタンク34の上面側に設置されているが、油圧ポンプ及び電動モータはメインタンクの下面側に設置されていてもよい。同様にサブタンクユニット48のオイルフィルター50はサブタンク46の下面側に設置されていてもよい。このような場合、メインタンクやサブタンクを前記実施形態よりもセミトレーラ10の低床デッキ16の前端部16Aにおける上方の位置に取り付けるとよい。
又、本実施形態において、メインタンク34とサブタンク46は左右対称的な形状であり電動油圧供給ユニット32とサブタンクユニット48も全体として左右対称的な形状であるが、セミトラクタ12の後端部12Aの回転軌道の最外周26と干渉しないように電動油圧供給ユニット及びサブタンクユニットを設置できれば、メインタンクとサブタンクは左右対称的な形状でなくてもよい。又、同様に電動油圧供給ユニットとサブタンクユニットも全体として左右対称的な形状でなくてもよい。
又、本実施形態において、メインタンク34及びサブタンク46におけるセミトラクタ12の後端部12Aに対向する側の面の一部がセミトラクタ12の後端部12Aの回転軌道の最外周26に沿うように車両幅方向の内側に向かって傾斜した形状であり、電動油圧供給ユニット32及びサブタンクユニット48も平面視において同様の形状をしているが、メインタンク34及び/又はサブタンク46におけるセミトラクタ12の後端部12Aに対向する側の面の全部がセミトラクタ12の後端部12Aの回転軌道の最外周26に沿うように車両幅方向の内側に向かって傾斜した形状であってもよい。又、電動油圧供給ユニット32及びサブタンクユニット48も全体として平面視において同様の形状であってもよい。又、セミトラクタ12の後端部12Aの回転軌道の最外周26と干渉しないように電動油圧供給ユニット及び/又はサブタンクユニットを設置できれば、例えばメインタンク及び/又はサブタンクにおけるセミトラクタ12の後端部12Aに対向する側の面の全面が車両幅方向に平行な面であってもよい。又、電動油圧供給ユニット及びサブタンクユニットも全体として平面視において同様の形状であってもよい。
又、本実施形態において、電動油圧供給ユニット32は低床デッキ16の前端部16Aにおける車両幅方向の左側の端部の近傍に備えられ、車両幅方向の右側の端部の近傍にはサブタンクユニット48が設置されているが、車両幅方向の右側の端部の近傍に電動油圧供給ユニットが設置され車両幅方向の左側の端部の近傍にサブタンクユニットが設置された構成としてもよい。この場合、電動油圧供給ユニット、サブタンクユニットはそれぞれ前記実施形態と左右対称的な構成とすればよい。又、充分な作動油の供給能力を確保できればサブタンクユニットが備えられておらず、電動油圧供給ユニットのみが車両幅方向の左側又は右側のいずれか一方側だけに設置された構成としてもよい。又、サブタンクユニットを備えず、車両幅方向の両側の端部の近傍に一対の電動油圧供給ユニットが設置された構成としてもよい。この場合、一対の電動油圧供給ユニットは相互に左右対称的な構成であることが好ましい。
又、本実施形態において、セミトラクタ12側とセミトレーラ10側とを電気コードで接続してセミトレーラ10側の電動油圧供給ユニット32の電動モータ30にセミトラクタ12側から電気を供給する例が示されているが、専用のバッテリーによって荷物を積載するスペースが実質的に犠牲にならないような場合には、電動モータ30に電気を供給するための専用のバッテリーをセミトレーラ10側に設置してもよい。この場合、セミトレーラ10がセミトラクタ12に連結されていない状態でも可動デッキ18や前部可動デッキ24の昇降が可能であるという利点がある。尚、この場合、専用のバッテリーの充電は車庫や工場等に設置された電源によって行ってもよいが、セミトレーラ10側に設置された専用のバッテリーの充電のためにセミトラクタ12側とセミトレーラ10側とを電気コードで接続してもよい。
又、本実施形態において、被運搬車が軽自動車である例が示されているが、例えば小型乗用車や普通乗用車が被運搬車である場合にも本発明を適用可能である。
又、セミトレーラ10は自動車運搬用であり可動デッキ18や前部可動デッキ24の昇降のための油圧シリンダ(油圧機器)20を備えているが、自動車運搬以外の用途の油圧シリンダを備えたセミトレーラや、例えば油圧モータ等の油圧シリンダ以外の油圧機器を備えたセミトレーラにも本発明は適用可能である。
本発明は、例えば油圧シリンダ等の油圧機器を備えたセミトレーラに利用できる。
10…セミトレーラ
12…セミトラクタ
12A…後端部
14…連結部
16…低床デッキ
16A…前端部
18…可動デッキ
20…油圧シリンダ(油圧機器)
22…前部デッキ
24…前部可動デッキ
26…セミトラクタの後端部の回転軌道の最外周
28…油圧ポンプ
30…電動モータ
32…電動油圧供給ユニット
34…メインタンク
36…リリーフバルブ
38…リレー
40…ヒューズ
42…バッテリーリレー
44…連結ホース(配管)
46…サブタンク
48…サブタンクユニット
50…オイルフィルター

Claims (4)

  1. 油圧機器を備えたセミトレーラにおいて、
    セミトラクタとの連結部よりも床面が低い低床デッキの前端部における車両幅方向の中央部を避けた部分から前側に突出して、且つ、前記連結部を中心とした前記セミトラクタの後端部の回転軌道の最外周よりも後側に、前記油圧機器に作動油を供給するための油圧ポンプと前記油圧ポンプを駆動するための電動モータとを有する電動油圧供給ユニットが設置されたことを特徴とするセミトレーラ。
  2. 請求項1において、
    前記電動油圧供給ユニットは前記作動油を貯留するためのタンクを更に有し、前記タンクと前記油圧ポンプと前記電動モータとが上下方向に並んで設置されたことを特徴とするセミトレーラ。
  3. 請求項2において、
    前記タンクは前記セミトラクタの後端部に対向する側の面の少なくとも一部が前記セミトラクタの後端部の回転軌道の最外周に沿うように前記車両幅方向の内側に向かって傾斜した箱状体であり、前記タンクの上面側及び下面側のいずれかにおける前記車両幅方向の外側に偏った位置に前記油圧ポンプと前記電動モータとが設置されたことを特徴とするセミトレーラ。
  4. 請求項2又は3において、
    前記低床デッキの前端部における前記車両幅方向の一方の端部の側に前記電動油圧供給ユニットが設置され、前記車両幅方向の他方の端部の側には前記タンクをメインタンクとして前記メインタンクに配管を介して連結されたサブタンクを有してなるサブタンクユニットが設置されたことを特徴とするセミトレーラ。
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