JPH0330185Y2 - - Google Patents
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- JPH0330185Y2 JPH0330185Y2 JP15255785U JP15255785U JPH0330185Y2 JP H0330185 Y2 JPH0330185 Y2 JP H0330185Y2 JP 15255785 U JP15255785 U JP 15255785U JP 15255785 U JP15255785 U JP 15255785U JP H0330185 Y2 JPH0330185 Y2 JP H0330185Y2
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- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 4
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000011900 installation process Methods 0.000 description 1
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- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、特の自動車を運搬するための車両運
搬車に関する。
搬車に関する。
一般に、車両運搬車は、車台上の下段デツキ
と、下段デツキの上方に位置し、上下に位置調節
可能な前部、中間および後部の3つの上段デツキ
とを有している。また、積載台数を増やすために
調節自在な中段デツキをも備えている(特公昭59
−2651号公報)。中段デツキを有する車両運搬車
は、小型車の場合には、上段デツキに3台、中段
デツキに1台、下段デツキに3台の計7台を積載
することができ、また、軽車両の場合に、上段デ
ツキは4台を積載可能の長さを有している。
と、下段デツキの上方に位置し、上下に位置調節
可能な前部、中間および後部の3つの上段デツキ
とを有している。また、積載台数を増やすために
調節自在な中段デツキをも備えている(特公昭59
−2651号公報)。中段デツキを有する車両運搬車
は、小型車の場合には、上段デツキに3台、中段
デツキに1台、下段デツキに3台の計7台を積載
することができ、また、軽車両の場合に、上段デ
ツキは4台を積載可能の長さを有している。
ところで、上段デツキの前部、中間および後部
の3つのデツキは、それぞれの上に小型車両を1
台ずつ積載するように設計されているので、上段
デツキ上に4台の軽車両を積載した場合には3台
目の車両が中間上段デツキと後部上段デツキにま
たがることになる。ところが、前部、中間および
後部の3つの上段デツキは、従来、別々に昇降さ
せるようになつているので、中間上段デツキと後
部上段デツキに車両がまたがつた状態で、それら
デツキの昇降がなされた場合には危険な状態が生
ずる。
の3つのデツキは、それぞれの上に小型車両を1
台ずつ積載するように設計されているので、上段
デツキ上に4台の軽車両を積載した場合には3台
目の車両が中間上段デツキと後部上段デツキにま
たがることになる。ところが、前部、中間および
後部の3つの上段デツキは、従来、別々に昇降さ
せるようになつているので、中間上段デツキと後
部上段デツキに車両がまたがつた状態で、それら
デツキの昇降がなされた場合には危険な状態が生
ずる。
また、従来の車両運搬車では、移動の搭載作業
時に、中段デツキが上段デツキと下段デツキの間
に常に存在しているので、上段への車両搭載時に
は中段デツキを下方へ移動させ、また下段への車
両搭載時には中段デツキを上方へ移動させる等の
操作が必要で、搭載作業が複雑になるという問題
がある。
時に、中段デツキが上段デツキと下段デツキの間
に常に存在しているので、上段への車両搭載時に
は中段デツキを下方へ移動させ、また下段への車
両搭載時には中段デツキを上方へ移動させる等の
操作が必要で、搭載作業が複雑になるという問題
がある。
よつて、本考案は上述の問題点を解決すること
のできる車両運搬車を得ることを目的とする。
のできる車両運搬車を得ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案では、中間
上段デツキの後端縁および後部上段デツキの前端
縁を互いに枢着し、これらの2つの上段デツキ
を、伸縮長さを固定可能に伸縮駆動装置により連
結し、この伸縮駆動装置の所定の伸長長さではそ
れら2つの上段デツキが実質的に連続した平面を
なし、伸縮駆動装置が収縮した状態ではそれら2
つの上段デツキがその枢着部を上方へ変位させた
山形屈曲状態をとるようにし、また中段デツキは
その前端部および後端部を、起倒可能に基端を車
台に枢着した前部リンクおよび後部リンクの先端
にそれぞれ枢着し、前部および後部リンクを前方
へ向かつて起した時には、中段デツキが、前記中
間および後部の両上段デツキの枢着部の下方の位
置へ上昇し、また、前部および後部リンクを後方
へ向かつて倒した時に、中段デツキが下段デツキ
上へ載置されるようにし、一方、中段デツキを、
前記枢着部の下方への上昇位置と下段デツキ上へ
の下降位置との間で移動させる中段デツキ駆動装
置を設ける構成がとられる。
上段デツキの後端縁および後部上段デツキの前端
縁を互いに枢着し、これらの2つの上段デツキ
を、伸縮長さを固定可能に伸縮駆動装置により連
結し、この伸縮駆動装置の所定の伸長長さではそ
れら2つの上段デツキが実質的に連続した平面を
なし、伸縮駆動装置が収縮した状態ではそれら2
つの上段デツキがその枢着部を上方へ変位させた
山形屈曲状態をとるようにし、また中段デツキは
その前端部および後端部を、起倒可能に基端を車
台に枢着した前部リンクおよび後部リンクの先端
にそれぞれ枢着し、前部および後部リンクを前方
へ向かつて起した時には、中段デツキが、前記中
間および後部の両上段デツキの枢着部の下方の位
置へ上昇し、また、前部および後部リンクを後方
へ向かつて倒した時に、中段デツキが下段デツキ
上へ載置されるようにし、一方、中段デツキを、
前記枢着部の下方への上昇位置と下段デツキ上へ
の下降位置との間で移動させる中段デツキ駆動装
置を設ける構成がとられる。
以上の構成により、中間上段デツキおよび後部
上段デツキは、伸縮駆動装置を所定の伸長長さで
ロツクしておくことにより、常に連続した平面デ
ツキとして上下動するので、中間上段デツキと後
部上段デツキにまたがつて積載車両が位置してい
ても前述にような問題は生じない。
上段デツキは、伸縮駆動装置を所定の伸長長さで
ロツクしておくことにより、常に連続した平面デ
ツキとして上下動するので、中間上段デツキと後
部上段デツキにまたがつて積載車両が位置してい
ても前述にような問題は生じない。
また、中段デツキは、不要時には下段デツキと
同じ面に下降させておき、その必要時にのみ上方
へ移動させることができるので、中段デツキの存
在による前述の搭載作業の複雑性の問題は解消す
る。
同じ面に下降させておき、その必要時にのみ上方
へ移動させることができるので、中段デツキの存
在による前述の搭載作業の複雑性の問題は解消す
る。
以下、図面について本考案の実施例を説明す
る。
る。
第1図において、1は車両運搬車の車台であ
り、この車台1の後部は車輪2によつて支持さ
れ、その前部はトラクタ3に連結されている。車
台1の上面は車両を積載する下段デツキ4を構成
する。車台1の前部は段状に高くなつており、こ
の部分は下段デツキ4の一部4aを構成してい
る。
り、この車台1の後部は車輪2によつて支持さ
れ、その前部はトラクタ3に連結されている。車
台1の上面は車両を積載する下段デツキ4を構成
する。車台1の前部は段状に高くなつており、こ
の部分は下段デツキ4の一部4aを構成してい
る。
車台1の上には車体フレーム5が一体的に固定
され、この車体フレーム5の主な側柱を構成する
ように、前部ガイド柱5a、中部ガイド柱5b、
後部ガイド柱5cが車体フレーム両側に樹立され
ている。
され、この車体フレーム5の主な側柱を構成する
ように、前部ガイド柱5a、中部ガイド柱5b、
後部ガイド柱5cが車体フレーム両側に樹立され
ている。
車体フレーム5の内部には、前部上段デツキ6
a、中間上段デツキ6bおよび後部上段デツキ6
cがそれぞれ設けられ、これらの3つのデツキに
よつて上段デツキ6が構成される。また、中間お
よび後部上段デツキ6b,6cの下方の下段デツ
キ4上には中段デツキ7が設けられている。
a、中間上段デツキ6bおよび後部上段デツキ6
cがそれぞれ設けられ、これらの3つのデツキに
よつて上段デツキ6が構成される。また、中間お
よび後部上段デツキ6b,6cの下方の下段デツ
キ4上には中段デツキ7が設けられている。
前記上段デツキ6aの前部から両側に突出する
図示しない被案内部材は、前部ガイド5aの内側
に設けられた上下方向のガイド溝により上下に案
内されようになつている。そして、前部ガイド柱
5aの内側の上端部に上端を取付けた第1の油圧
シリンダc1のピストンロツドの下端が、前部上
段デツキ6aの前部に連結されている。一方、前
部上段デツキ6aの下端部寄りには、下端を車体
フレーム5に取付けけた第2の油圧シリンダc2
のピストンロツドの上端が連結されている。した
がつて、第1および第2の油圧シリンダc1,c
2の伸縮操作により、前前部上段デツキの上下方
向の位置および傾斜を自由に変えることができ
る。
図示しない被案内部材は、前部ガイド5aの内側
に設けられた上下方向のガイド溝により上下に案
内されようになつている。そして、前部ガイド柱
5aの内側の上端部に上端を取付けた第1の油圧
シリンダc1のピストンロツドの下端が、前部上
段デツキ6aの前部に連結されている。一方、前
部上段デツキ6aの下端部寄りには、下端を車体
フレーム5に取付けけた第2の油圧シリンダc2
のピストンロツドの上端が連結されている。した
がつて、第1および第2の油圧シリンダc1,c
2の伸縮操作により、前前部上段デツキの上下方
向の位置および傾斜を自由に変えることができ
る。
中間上段デツキ6bの前端部寄りの部分も、同
様に第3の油圧シリンダc3のピストンロツドの
上端に支持されており、中部ガイド柱5bにより
上下に案内される。また、中間上段デツキ6bの
後端は、後部上段デツキ6cの前端にヒンジ8に
より枢着されている。
様に第3の油圧シリンダc3のピストンロツドの
上端に支持されており、中部ガイド柱5bにより
上下に案内される。また、中間上段デツキ6bの
後端は、後部上段デツキ6cの前端にヒンジ8に
より枢着されている。
一方、後部上段デツキ6cの後端寄り部分は、
第4の油圧シリンダc4により上下に移動させら
れるようになつている。むあち、第4の油圧シリ
ンダc4の基端は車体フレーム5の後端下方のブ
ラケツト10に取付けられ、そのピストンロツド
先端に取付けたスプロケツト11と、車体フレー
ム後端上方に支持したスプロケツト12との間に
はチエーン13が掛渡されている。チエーン13
の一端は14で示す点で車体フレーム5に固定さ
れ、チエーンの他端は15で示す位置で後部上段
デツキ6cに連結されている。したがつて、後部
上段デツキ6cは、第4の油圧シリンダc4の伸
縮により下方または上方に移動する。なお、後部
上段デツキ6cも後部ガイド柱5cにより上下に
案内される。
第4の油圧シリンダc4により上下に移動させら
れるようになつている。むあち、第4の油圧シリ
ンダc4の基端は車体フレーム5の後端下方のブ
ラケツト10に取付けられ、そのピストンロツド
先端に取付けたスプロケツト11と、車体フレー
ム後端上方に支持したスプロケツト12との間に
はチエーン13が掛渡されている。チエーン13
の一端は14で示す点で車体フレーム5に固定さ
れ、チエーンの他端は15で示す位置で後部上段
デツキ6cに連結されている。したがつて、後部
上段デツキ6cは、第4の油圧シリンダc4の伸
縮により下方または上方に移動する。なお、後部
上段デツキ6cも後部ガイド柱5cにより上下に
案内される。
中間上段デツキ6bおよび後部上段デツキ6c
は前述のようにヒンジ8により枢着されているの
で、これらの両上端デツキ6b,6cが相互に回
動しないようにロツクするため、第5の油圧シリ
ンダc5を含む伸縮駆動装置が設けられる。
は前述のようにヒンジ8により枢着されているの
で、これらの両上端デツキ6b,6cが相互に回
動しないようにロツクするため、第5の油圧シリ
ンダc5を含む伸縮駆動装置が設けられる。
第5の油圧シリンダc5は、第2図に示すよう
にピストンロツド17を有し、油圧シリンダc5
の基端はブラケツト18のピン19により、例え
ば角柱状スライドチユーブ外筒20に連結され、
またスライドチユーブ外筒20の内部に摺動可能
にはめ込まれたスライドチユーブ内筒21にはブ
ラケツト22を介してピストンロツド17の先端
が取付けられている。したがつて、油圧シリンダ
c5に対するピストンロツド17の出没に応じて
スライドチユーブ20,21が伸縮する。スライ
ドチユーブ内筒21にはスライドチユーブ外筒2
0の両側でストツパ23,24が長手方向に位置
調節可能に設けられており、これらのストツパが
スライドチユーブ外筒20のいずれかの端部に当
接することによりスライドチユーブ20,21の
伸長限度および収縮限度が定められる。なお、ス
トツパ23,24の孔を経てスライドチユーブ内
筒21の任意の孔25にピンを挿入することによ
りストツパの位置が決まる。スライドチユーブ内
筒21の一端のブラケツト26は、第1図に示す
ように、後部上段デツキ6cの前端部下側のブラ
ケツト28に枢着される。また、スライドチユー
ブ外筒20の端部のブラケツト29は中央上段デ
ツキ6bの下側のブラケツト30に枢着される。
にピストンロツド17を有し、油圧シリンダc5
の基端はブラケツト18のピン19により、例え
ば角柱状スライドチユーブ外筒20に連結され、
またスライドチユーブ外筒20の内部に摺動可能
にはめ込まれたスライドチユーブ内筒21にはブ
ラケツト22を介してピストンロツド17の先端
が取付けられている。したがつて、油圧シリンダ
c5に対するピストンロツド17の出没に応じて
スライドチユーブ20,21が伸縮する。スライ
ドチユーブ内筒21にはスライドチユーブ外筒2
0の両側でストツパ23,24が長手方向に位置
調節可能に設けられており、これらのストツパが
スライドチユーブ外筒20のいずれかの端部に当
接することによりスライドチユーブ20,21の
伸長限度および収縮限度が定められる。なお、ス
トツパ23,24の孔を経てスライドチユーブ内
筒21の任意の孔25にピンを挿入することによ
りストツパの位置が決まる。スライドチユーブ内
筒21の一端のブラケツト26は、第1図に示す
ように、後部上段デツキ6cの前端部下側のブラ
ケツト28に枢着される。また、スライドチユー
ブ外筒20の端部のブラケツト29は中央上段デ
ツキ6bの下側のブラケツト30に枢着される。
中段デツキ7は、その前端部が前部リンク32
により、また後端部が後部リンク33により支持
されている。前部リンク32の基端は車体フレー
ム5のブラケツト34にピン35により枢着さ
れ、また前記リンク32の先端は中段デツキ7に
ピン36により枢着されている。一方、後部リン
ク33の基端は、前部リンク32の前記枢着ピン
35より後方にあるピン37により車台1に枢着
され、また後部リンク33の先端はピン38によ
り中段デツキ7に枢着されている。前部リンク3
2および後部リンク33は、いずれも中段デツキ
7の左右両側に設けられる。
により、また後端部が後部リンク33により支持
されている。前部リンク32の基端は車体フレー
ム5のブラケツト34にピン35により枢着さ
れ、また前記リンク32の先端は中段デツキ7に
ピン36により枢着されている。一方、後部リン
ク33の基端は、前部リンク32の前記枢着ピン
35より後方にあるピン37により車台1に枢着
され、また後部リンク33の先端はピン38によ
り中段デツキ7に枢着されている。前部リンク3
2および後部リンク33は、いずれも中段デツキ
7の左右両側に設けられる。
かくして、側方から見た場合、前部リンク3
2、中段デツキ7および後部リンク33は、3リ
ンク方式のリンク機構を形成する。そして、前部
リンク32および後部リンク33が斜め後ろ上方
に傾斜する位置へ立上つた図示の状態では、中段
デツキ7は図示の位置まで上昇し、また前部リン
ク32および後部リンク33が下段デツキ4の面
にまでほぼ水平に倒れた状態では、中段デツキ7
は下段デツキ4とほぼ同一面をなしてその上に載
置されることになる。
2、中段デツキ7および後部リンク33は、3リ
ンク方式のリンク機構を形成する。そして、前部
リンク32および後部リンク33が斜め後ろ上方
に傾斜する位置へ立上つた図示の状態では、中段
デツキ7は図示の位置まで上昇し、また前部リン
ク32および後部リンク33が下段デツキ4の面
にまでほぼ水平に倒れた状態では、中段デツキ7
は下段デツキ4とほぼ同一面をなしてその上に載
置されることになる。
前部リンク32の途中部分には第6の油圧シリ
ンダc6のピストンロツド下端がピン40により
枢着され、油圧シリンダc6の上端は、車体フレ
ーム5のブラケツト41にピン42により枢着さ
れている。したがつて、油圧シリンダc6が伸長
すると、前部リンク32は下段デツキ4上へ倒
れ、油圧シリンダc6が収縮すると前部リンク3
2は上方へ立上る。
ンダc6のピストンロツド下端がピン40により
枢着され、油圧シリンダc6の上端は、車体フレ
ーム5のブラケツト41にピン42により枢着さ
れている。したがつて、油圧シリンダc6が伸長
すると、前部リンク32は下段デツキ4上へ倒
れ、油圧シリンダc6が収縮すると前部リンク3
2は上方へ立上る。
前部リンク32は中段デツキ7の前部に直接枢
着しないで、第3図に拡大して示すように短リン
ク45の先端ピン36により枢着するのが好まし
い。この短リンク45の基端は、中段デツキ7の
前端上面に突設したブラケツト46にピン47に
より枢着されている。短リンク45は、ピン47
のまわりで上下に回動可能であり、中段デツキ7
の突片49にストツプピン48を挿入して短リン
ク45を差込むと、短リンクは第3図示の位置を
とる。また、ストツプピン48を外して短リンク
45を下げ、再びストツプピン48を差込むと、
短リンク45は中段デツキ7の上面に沿う位置を
とる。これにより、枢着ピン36の位置を上下に
変えて中段デツキ7の上昇位置を調節することが
できる。
着しないで、第3図に拡大して示すように短リン
ク45の先端ピン36により枢着するのが好まし
い。この短リンク45の基端は、中段デツキ7の
前端上面に突設したブラケツト46にピン47に
より枢着されている。短リンク45は、ピン47
のまわりで上下に回動可能であり、中段デツキ7
の突片49にストツプピン48を挿入して短リン
ク45を差込むと、短リンクは第3図示の位置を
とる。また、ストツプピン48を外して短リンク
45を下げ、再びストツプピン48を差込むと、
短リンク45は中段デツキ7の上面に沿う位置を
とる。これにより、枢着ピン36の位置を上下に
変えて中段デツキ7の上昇位置を調節することが
できる。
後部リンク33は、第4図に示すように互いに
摺動自在の外筒33aおよび内筒33bにより構
成することができる。内筒33bにはストツパ5
0が設けられており、これにより後部リンク33
の長短収縮長さを決められる。ストツパ50の位
置は、第2図の場合と同様にして調節することが
できる。
摺動自在の外筒33aおよび内筒33bにより構
成することができる。内筒33bにはストツパ5
0が設けられており、これにより後部リンク33
の長短収縮長さを決められる。ストツパ50の位
置は、第2図の場合と同様にして調節することが
できる。
第1図に示すように、下段デツキ4の高くなつ
た部分4aの後方には、はね上げ道板52が設け
られている。はね上げ道板52は、図示の使用位
置と、下段デツキ4上に載置される非使用位置と
の間で移動させることができる。中間上段デツキ
6bの前端部を上下動させる前記第3の油圧シリ
ンダc3の下端ははね上げ道板52の前端部に連
結されており、したがつて、図示の位置の中間上
段デツキ6bを固定(ロツクピン等により中央ガ
イド柱5bに固定)しておいて、油圧シリンダc
3を収縮させると、はね上げ道板52はその前部
が上昇して傾斜姿勢をとる。
た部分4aの後方には、はね上げ道板52が設け
られている。はね上げ道板52は、図示の使用位
置と、下段デツキ4上に載置される非使用位置と
の間で移動させることができる。中間上段デツキ
6bの前端部を上下動させる前記第3の油圧シリ
ンダc3の下端ははね上げ道板52の前端部に連
結されており、したがつて、図示の位置の中間上
段デツキ6bを固定(ロツクピン等により中央ガ
イド柱5bに固定)しておいて、油圧シリンダc
3を収縮させると、はね上げ道板52はその前部
が上昇して傾斜姿勢をとる。
第1図に示すように、運搬車の後部には、後述
のようにして用いる乗込板54が積載されてい
る。
のようにして用いる乗込板54が積載されてい
る。
つぎに、以上に述べた構成を有する車両運搬車
の作用を説明する。
の作用を説明する。
まず、小型車の搭載手順について説明すると、
搭載前には、中段デツキ7は前後部リンク32,
33を倒すことによつて下段デツキ4上に載置さ
れており、またはね上げ道板52も下段デツキ上
に載置されている。
搭載前には、中段デツキ7は前後部リンク32,
33を倒すことによつて下段デツキ4上に載置さ
れており、またはね上げ道板52も下段デツキ上
に載置されている。
この状態で、第5図に示すように、第3の油圧
シリンダc3をやや収縮させ、第4の油圧シリン
ダc4を伸長させて、中間および後部上段デツキ
6b,6cを平面状をなしたまま後部が低くなる
ように傾斜状に下降させる。そして、搭載されて
いる乗込板54を降ろして後部上段デツキ6cの
後部と地面との間に掛ける。次いで、車両A1,
A2,A3を図示のように乗込ませて搭載する。
シリンダc3をやや収縮させ、第4の油圧シリン
ダc4を伸長させて、中間および後部上段デツキ
6b,6cを平面状をなしたまま後部が低くなる
ように傾斜状に下降させる。そして、搭載されて
いる乗込板54を降ろして後部上段デツキ6cの
後部と地面との間に掛ける。次いで、車両A1,
A2,A3を図示のように乗込ませて搭載する。
つぎに、第6図に示すように、前部上段デツキ
6aの後部を第2油圧シリンダc2の伸長により
上昇させ、同時に第3の油圧シリンダc3をやゝ
伸長させて中間上段デツキ6bの前部を少し上昇
させるとともに、第4の油圧シリンダc4の収縮
により後部上段デツキ6cをも上昇させ、後部上
段デツキの方が高くなるようにする。次いで、中
間上段デツキ6bをその高さでロツクしておいて
第3の油圧シリンダc3を収縮させることによつ
てはね上げ道板52を第6図に示すように上昇さ
せ、はね上げ道板52を用いて車両A4を下段デ
ツキの部分4a上に乗込ませる。
6aの後部を第2油圧シリンダc2の伸長により
上昇させ、同時に第3の油圧シリンダc3をやゝ
伸長させて中間上段デツキ6bの前部を少し上昇
させるとともに、第4の油圧シリンダc4の収縮
により後部上段デツキ6cをも上昇させ、後部上
段デツキの方が高くなるようにする。次いで、中
間上段デツキ6bをその高さでロツクしておいて
第3の油圧シリンダc3を収縮させることによつ
てはね上げ道板52を第6図に示すように上昇さ
せ、はね上げ道板52を用いて車両A4を下段デ
ツキの部分4a上に乗込ませる。
つぎに、はね上げ道板52を下げた後、車両A
5を第7図に示すように乗込ませる。次いで、中
段デツキ駆動装置を構成する油圧シリンダc6を
少し収縮させることにより、前部リンク32を幾
分上方へ起立させると後部リンク33も幾分起立
し、中段デツキ7は図示のように少し前方へ向け
て上昇する。この状態で、中段デツキ7上へ車両
A6を乗込ませる。
5を第7図に示すように乗込ませる。次いで、中
段デツキ駆動装置を構成する油圧シリンダc6を
少し収縮させることにより、前部リンク32を幾
分上方へ起立させると後部リンク33も幾分起立
し、中段デツキ7は図示のように少し前方へ向け
て上昇する。この状態で、中段デツキ7上へ車両
A6を乗込ませる。
油圧シリンダc6をさらに収縮させると、前部
および後部リンク32,35はさらに前方へ向か
つて回動し、第8図の状態になり、中段デツキ7
は、その上の車両A6がさきに搭載した車両A5
の後部上方へせり出す状態まで移動する。これに
より下段デツキ4の後部に余裕ができるので、そ
こへ最後の車両A7を搭載する。
および後部リンク32,35はさらに前方へ向か
つて回動し、第8図の状態になり、中段デツキ7
は、その上の車両A6がさきに搭載した車両A5
の後部上方へせり出す状態まで移動する。これに
より下段デツキ4の後部に余裕ができるので、そ
こへ最後の車両A7を搭載する。
なお、車両A5が短い車両の場合には、第7図
のように中段デツキ7を少し上げておかないで、
下降位置のままの中段デツキ7上に車両を搭載し
ておき、一気に第8図の状態へもつていつてもよ
い。
のように中段デツキ7を少し上げておかないで、
下降位置のままの中段デツキ7上に車両を搭載し
ておき、一気に第8図の状態へもつていつてもよ
い。
これにより搭載が完了するので、次に、走行時
における地上高を低くするために、前部、中間お
よび後部の上段デツキ6a,6b,6cを第9図
の状態に下げる。中部上段デツキ6bおよび後部
上段デツキ6cについては、それらを単に下降さ
せるだけでは車両A6と干渉を起すので、伸縮駆
動装置を構成する油圧シリンダc5を収縮させて
両上段デツキ6b,6cが平面状態から上方へ山
形に屈曲する形態をとるようにする。油圧シリン
ダc5の収縮限度は、第2図に示すストツパ24
で定まり、上段デツキ6b,6cの屈曲角度は常
に一定角度となる。
における地上高を低くするために、前部、中間お
よび後部の上段デツキ6a,6b,6cを第9図
の状態に下げる。中部上段デツキ6bおよび後部
上段デツキ6cについては、それらを単に下降さ
せるだけでは車両A6と干渉を起すので、伸縮駆
動装置を構成する油圧シリンダc5を収縮させて
両上段デツキ6b,6cが平面状態から上方へ山
形に屈曲する形態をとるようにする。油圧シリン
ダc5の収縮限度は、第2図に示すストツパ24
で定まり、上段デツキ6b,6cの屈曲角度は常
に一定角度となる。
第9図の状態が得られた後、乗込板54を元の
位置へ格納して搭載作業を完了する。なお、搭載
車両は前述と逆の順序で降ろすことができる。
位置へ格納して搭載作業を完了する。なお、搭載
車両は前述と逆の順序で降ろすことができる。
つぎに、軽車両の搭載の場合について説明す
る。まず、第10図に示す状態(第5図の状態と
同じである。)において車両B1,B2,B3,
B4を上段デツキ6上に乗込ませる。軽車両は短
いので、4台搭載することができる。そして、中
間上段デツキ6bと後部上段デツキ6cの間に、
3台目の車両が来るようになる。
る。まず、第10図に示す状態(第5図の状態と
同じである。)において車両B1,B2,B3,
B4を上段デツキ6上に乗込ませる。軽車両は短
いので、4台搭載することができる。そして、中
間上段デツキ6bと後部上段デツキ6cの間に、
3台目の車両が来るようになる。
つぎに、第11図に示すように、中間および後
部の上段デツキ6b,6cを上昇させるととも
に、前部上段デツキ6aの後部を少し上げ、第6
図の場合と同様にはね上げ道板52を上昇させ、
車両B5を下段デツキの部分4a上に搭載する。
部の上段デツキ6b,6cを上昇させるととも
に、前部上段デツキ6aの後部を少し上げ、第6
図の場合と同様にはね上げ道板52を上昇させ、
車両B5を下段デツキの部分4a上に搭載する。
続いて、はね上げ道板52を下段デツキ4上へ
降ろし、車両B6,B7,B8を順次乗込ませて
搭載を終る。次に、走行時における地上高を低く
するために、上段デツキ6a,6b,6cを第1
3図に示すように下げ、乗込板54を格納する。
この場合には、上段デツキ6b,6cを下降させ
ても、それらの枢着部8は油圧シリンダc5をロ
ツクしている限り屈曲することなく、両上段デツ
キ6b,6cは平面状態を維持し続けるので、両
上段デツキに車両がまたがつていてもなんらの問
題が生じない。両上段デツキ6b,6cの上昇の
場合も同じである。
降ろし、車両B6,B7,B8を順次乗込ませて
搭載を終る。次に、走行時における地上高を低く
するために、上段デツキ6a,6b,6cを第1
3図に示すように下げ、乗込板54を格納する。
この場合には、上段デツキ6b,6cを下降させ
ても、それらの枢着部8は油圧シリンダc5をロ
ツクしている限り屈曲することなく、両上段デツ
キ6b,6cは平面状態を維持し続けるので、両
上段デツキに車両がまたがつていてもなんらの問
題が生じない。両上段デツキ6b,6cの上昇の
場合も同じである。
本考案では、中間上段デツキと後部上段デツキ
は、通常は、それらの実質的に平面状態をなくす
ようにロツクしておくことができ、両上段デツキ
は平面状態を保つたまま上下移動させることがで
きるので、それらデツキにまたがつて車両が搭載
されていても、干渉が生じる等の危険はない。
は、通常は、それらの実質的に平面状態をなくす
ようにロツクしておくことができ、両上段デツキ
は平面状態を保つたまま上下移動させることがで
きるので、それらデツキにまたがつて車両が搭載
されていても、干渉が生じる等の危険はない。
また、中段デツキは通常は下段デツキと同じ面
をなして邪魔にならず、使用時にのみ上方へ移動
するようになつているので搭載作業の複雑性の問
題が解決する。
をなして邪魔にならず、使用時にのみ上方へ移動
するようになつているので搭載作業の複雑性の問
題が解決する。
そして、本考案では、搭載時の車両の損傷が起
りにくく、操作が簡単で短時間ででき、軽車両を
8台搭載可能となる。
りにくく、操作が簡単で短時間ででき、軽車両を
8台搭載可能となる。
第1図は本考案の車両運搬車の側面図、第2図
は伸縮駆動装置の拡大側面図、第3図は中段デツ
キ前部と前部リンクの連結部を示す拡大側面図、
第4図は後部リンクの拡大側面図、第5図ないし
第9図は車両運搬車への小型車両の搭載手順を順
次示す図、第10図ないし第13図は車両運搬車
への軽車両の搭載手順を順次示す図である。 1…車台、4,4a…下段デツキ、5…車体フ
レーム、6…上段デツキ、6a…前部上段デツ
キ、6b…中間上段デツキ、6c…後部上段デツ
キ、7…中段デツキ、c1…第1の油圧シリン
ダ、c2…第2の油圧シリンダ、c3…第3の油
圧シリンダ、c4…第4の油圧シリンダ、c5…
第5の油圧シリンダ(伸縮駆動装置)、c6…第
6の油圧シリンダ(中段デツキ駆動装置)、8…
枢着用ヒンジ、11,12…スプロケツト、13
…チエーン、28,30…ブラケツト、32…前
部リンク、33…後部リンク、35,36,3
7,38…枢着ピン、52…はね上げ道板。
は伸縮駆動装置の拡大側面図、第3図は中段デツ
キ前部と前部リンクの連結部を示す拡大側面図、
第4図は後部リンクの拡大側面図、第5図ないし
第9図は車両運搬車への小型車両の搭載手順を順
次示す図、第10図ないし第13図は車両運搬車
への軽車両の搭載手順を順次示す図である。 1…車台、4,4a…下段デツキ、5…車体フ
レーム、6…上段デツキ、6a…前部上段デツ
キ、6b…中間上段デツキ、6c…後部上段デツ
キ、7…中段デツキ、c1…第1の油圧シリン
ダ、c2…第2の油圧シリンダ、c3…第3の油
圧シリンダ、c4…第4の油圧シリンダ、c5…
第5の油圧シリンダ(伸縮駆動装置)、c6…第
6の油圧シリンダ(中段デツキ駆動装置)、8…
枢着用ヒンジ、11,12…スプロケツト、13
…チエーン、28,30…ブラケツト、32…前
部リンク、33…後部リンク、35,36,3
7,38…枢着ピン、52…はね上げ道板。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 車台上に設けた下段デツキと、下段デツキの
上方に位置し、上下に調節可能な前部、中間お
よび後部の3つの上段デツキと、上段デツキと
下段デツキの間に位置する中段デツキとを有す
る車両運搬車において、中間上段デツキの後端
縁および後部上段デツキの前端縁を互いに枢着
し、これらの2つの上段デツキを、伸縮長さを
固定可能な伸縮駆動装置により連結し、この伸
縮駆動装置の所定の伸長長さではそれら2つの
上段デツキが実質的に連続した平面をなし、伸
縮駆動装置が収縮した状態ではそれら2つの上
段デツキがその枢着部を上方へ変位させた山形
屈曲状態をとるようにし、また中段デツキはそ
の前端部および後端部を、起倒可能に基端を車
台に枢着した前部リンクおよび後部リンクの先
端にそれぞれ枢着し、前部および後部リンクを
前方へ向かつて起した時には、中段デツキが、
前記中間および後部の両上段デツキの枢着部の
下方の位置へ上昇し、また、前部および後部リ
ンクを後方へ向かつて倒した時に、中段デツキ
が下段デツキ上へ載置されるようにし、一方、
中段デツキを、前記枢着部の下方への上昇位置
と下段デツキ上への下降位置との間で移動させ
る中段デツキ駆動装置を設けたことを特徴とす
る車両運搬車。 2 中間上段デツキの前端寄り部および後部上段
デツキの後端寄り部を上下方向移動装置により
支持した実用新案登録請求の範囲第1項記載の
車両運搬車。 3 中間上段デツキの後端寄りの下面に突設した
ブラケツトと、後部上段デツキの前端寄りの下
面に突設したブラケツトとを伸縮駆動装置によ
り連結した実用新案登録請求の範囲第1項また
は第2項記載の車両運搬車。 4 中段デツキ駆動装置を、車台上の車体フレー
ムと前部リンクの中程とを連結する油圧シリン
ダにより構成した実用新案登録請求の範囲第1
項または第2項記載の車両運搬車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15255785U JPH0330185Y2 (ja) | 1985-10-07 | 1985-10-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15255785U JPH0330185Y2 (ja) | 1985-10-07 | 1985-10-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6260441U JPS6260441U (ja) | 1987-04-15 |
JPH0330185Y2 true JPH0330185Y2 (ja) | 1991-06-26 |
Family
ID=31070644
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15255785U Expired JPH0330185Y2 (ja) | 1985-10-07 | 1985-10-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0330185Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4912506B1 (ja) * | 2011-12-02 | 2012-04-11 | 株式会社浜名ワークス | セミトレーラ |
-
1985
- 1985-10-07 JP JP15255785U patent/JPH0330185Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6260441U (ja) | 1987-04-15 |
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