JP2013114705A - 光情報再生装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光源101から出射した光束を、信号光としての第1の光束102と、光情報記録媒体には集光しない参照光としての第2の光束103とに分割し、信号光と参照光の間の位相関係が互いに異なる状態で光学的に干渉させて、検出する光情報記録再生装置であって、前記第1または前記第2の光束を、第1のレンズ113、第2のレンズ114により前後にデフォーカスさせて、それらの差信号からフォーカス誤差信号を得るようにする。
【選択図】図1
Description
光情報記録媒体に集光して照射し反射した第1の光束を信号光として第1の検出器と第2の検出器とに導き、
光情報記録媒体には集光しない第2の光束を参照光として前記第1の検出器と第2の検出器とに導き、
前記第1および第2の検出器上でそれぞれ信号光と参照光を、信号光と参照光の間の位相関係が互いに異なる状態で光学的に干渉させて、検出する光情報再生装置であって、
前記第2の光束は、前記光情報記録媒体の所定の層に焦点を合わせた前記第1の光束に対して前後にデフォーカスされた光束とし、
第1の光束と、前側にデフォーカスされた第2の光束との干渉光を、前記第1の検出器で検出して、前記第1の検出器の出力から信号Sig1を生成し、
第1の光束と、後ろ側にデフォーカスされた第2の光束との干渉光を、前記第2の検出器で検出して、前記第2の出器の出力から信号Sig2を生成し、
前記信号Sig1と前記信号Sig2との和から再生RF信号を、
前記信号Sig1と前記信号Sig2との差からフォーカス誤差信号を得ることとした。
前記第2の光束を、前記光情報記録媒体の所定の層に焦点を合わせた前記第1の光束に対して前後にデフォーカスされた光束とする代わりに、
前記第1の光束を、前記第1および第2の検出器に焦点を合わせた前記第2の光束に対して前後にデフォーカスされた光束とし、
第2の光束と、前側にデフォーカスされた第1の光束との干渉光を、前記第1の検出器で検出して、前記第1の検出器の出力から信号Sig1を生成し、
第2の光束と、後ろ側にデフォーカスされた第1の光束との干渉光を、前記第2の検出器で検出して、前記第2の出器の出力から信号Sig2を生成し、
前記信号Sig1と前記信号Sig2との和から再生RF信号を、
前記信号Sig1と前記信号Sig2との差からフォーカス誤差信号を得ることとした。
光源から出射した光束を第1の光束と第2の光束とに分割し、
光情報記録媒体に集光して照射し反射した第1の光束を信号光として第1の検出器と第2の検出器と第3の検出器とに導き、
光情報記録媒体には集光しない第2の光束を参照光として前記第1の検出器と第2の検出器と第3の検出器とに導き、
前記第1、第2および第3の検出器上でそれぞれ信号光と参照光を、信号光と参照光の間の位相関係が互いに異なる状態で光学的に干渉させて、検出する光情報再生装置であって、
前記第2の光束は、前記光情報記録媒体の所定の層に焦点を合わせた前記第1の光束に対して前後にデフォーカスされた光束と、デフォーカスされていない光束とし、
第1の光束と、デフォーカスされていない第2の光束との干渉光を、前記第3の検出器で検出して、前記第3の検出器の出力Sig3から再生RF信号を得ることとし、
さらに、第1の光束と、前側にデフォーカスされた第2の光束との干渉光を、前記第1の検出器で検出して、前記第1の検出器の出力から信号Sig1を生成し、
第1の光束と、後ろ側にデフォーカスされた第2の光束との干渉光を、前記第2の検出器で検出して、前記第2の出器の出力から信号Sig2を生成し、
前記信号Sig1と前記信号Sig2との差からフォーカス誤差信号を得ることとした。
前記第2の光束を、前記光情報記録媒体の所定の層に焦点を合わせた前記第1の光束に対して前後にデフォーカスされた光束と、デフォーカスされていない光束とする代わりに、
前記第1の光束を、前記第1、第2および第3の検出器に焦点を合わせた前記第2の光束に対して前後にデフォーカスされた光束と、デフォーカスされていない光束とし、
第2の光束と、デフォーカスされていない第1の光束との干渉光を、前記第3の検出器で検出して、前記第1の検出器の出力Sig3から再生RF信号を得ることとし、
さらに、第2の光束と、前側にデフォーカスされた第1の光束との干渉光を、前記第1の検出器で検出して、前記第2の検出器の出力から信号Sig1を生成し、
第2の光束と、後ろ側にデフォーカスされた第1の光束との干渉光を、前記第2の検出器で検出して、前記第3の出器の出力から信号Sig2を生成し、
前記信号Sig1と前記信号Sig2との差からフォーカス誤差信号を得ることとした。
前記第1の光束の信号光は第1の信号光と第2の信号光とに分割され、
前記第2の光束の参照光は第1の参照光と第2の参照光とに分割され、
前記第1の信号光と前記第1の参照光との干渉光を前記第1の検出器で検出し、
前記第2の信号光と前記第2の参照光との干渉光を前記第2の検出器で検出する光情報再生装置であって、
前記第1の検出器の出力から再生RF信号を得ることとし、
さらに、前記第2の参照光の光路中に前記第2の参照光を前後にデフォーカスさせる手段を設け、前記デフォーカス手段は、前記第2の参照光を時刻tまたはt+Δtにおいて前記光情報記録媒体の所定の層に焦点を合わせた前記第2の信号光に対して前または後にデフォーカスさせ、時刻tにおける前記第2の検出器の出力Sig2(t)と、時刻t+Δtにおける前記第2の検出器の出力Sig2(t+Δt)の差からフォーカス誤差信号を得ることとした。
前記第1の光束の信号光は第1の信号光と第2の信号光とに分割され、
前記第2の光束の参照光は第1の参照光と第2の参照光とに分割され、
前記第1の信号光と前記第1の参照光との干渉光を前記第1の検出器で検出し、
前記第2の信号光と前記第2の参照光との干渉光を前記第2の検出器で検出する光情報再生装置であって、
前記第1の検出器の出力から再生RF信号を得ることとし、
さらに、前記第2の信号光の光路中に前記第2の信号光を前後にデフォーカスさせる手段を設け、前記デフォーカス手段は、前記第2の信号光を時刻tまたはt+Δtにおいて前記第2の検出器に焦点を合わせた前記第2の参照光に対して前または後にデフォーカスさせ、時刻tにおける前記第2の検出器の出力Sig2(t)と、時刻t+Δtにおける前記第2の検出器の出力Sig2(t+Δt)の差からフォーカス誤差信号を得ることとした。
前記信号光と参照光の間の位相関係は、前記第1、第2、第3の4つの検出器上で互いにほぼ90度ずつ異なることとし、位相がほぼ180度異なる検出器の対(PD1とPD2、PD3とPD4、PD1AとPD2A、PD3AとPD4A、PD1BとPD2B、PD3BとPD4B)で信号光と参照光の干渉光をそれぞれ差動検出し、2組の差動信号Sig11とSig12、Sig21とSig22、Sig31とSig32を生成することとする。
光源と、
前記光源から出射された光束を分割する第1の光分岐素子と、
前記光源から出射され、前記第1の光分岐素子によって分割された光束の一方を光情報記録媒体に集光する集光光学系と、
前記集光光学系において集光される光の焦点位置を可変にする可変焦点機構と、
前記光情報記録媒体に集光して反射した信号光を検出する第1の検出器と、
前記光情報記録媒体に集光して反射した信号光と、前記分割された光束の他方から得られる参照光とを光学的に干渉させる干渉光学系と、
前記干渉光学系における干渉光を複数に分割する分割光学系と、
前記分割光学系において分割された複数の干渉光を、位相関係が互いに異なる状態で、それぞれ検出する第2の複数の検出器と、
前記第1の検出器によって検出された信号光から得られる焦点ずれ信号と、前記第2の複数の検出器によって検出された干渉光から得られる焦点ずれ信号と、を切り替える手段とを有し、
前記切り替える手段によって切り替えて、前記可変焦点機構を制御することとした。
[光ピックアップ光学系の構成]
図1は本発明の光信号検出方法を実現する光ピックアップ2の光学系の概略図を示したものである。本実施例の光ピックアップ光学系は、半導体レーザから出射された光を光ディスクに導き反射させ、該反射光(信号光)と参照光とを干渉させて干渉光を生成するための干渉光学系と、生成された干渉光を分離し、分離された各々の干渉光に位相差を付与して複数の検出器で検出するための検出光学系とにより構成される。
半導体レーザ101から出射した光は、コリメートレンズ111によって平行光にされ、λ/2板121を透過し、偏光ビームスプリッタ131に入射し、第1の光束102と第2の光束103に分離される。偏光ビームスプリッタは分離面に入射するp偏光(以降、水平偏光と呼ぶ)をほぼ100%透過し、s偏光(以降、垂直偏光と呼ぶ)をほぼ100%反射させる機能を有している。半導体レーザ101から出射した光の偏光状態はp偏光となっており、λ/2板121の光軸周りの回転角度を調整することにより、λ/2板121を透過する光の偏光方向を任意に変更し、偏光ビームスプリッタ131での透過光と反射光との強度比を任意に調整することができる。
偏光ビームスプリッタ131によって反射された垂直偏光の第1の光束102は、λ/4板122を透過することによって円偏光に変換された後、対物レンズ112で集光され、1つないし複数の情報記録層を有する光ディスク3に照射される。回転モータ201によって回転させられている光ディスク3で反射した第1の光束102(以降、信号光と呼ぶ)は、対物レンズ112で再び平行光に戻され、λ/4板122で直線偏光に戻されるが、ディスク面での反射によって円偏光の回転方向が反転するため、直線偏光の方向は元の光と直交する水平偏光となる。このため、λ/4板122を透過した水平偏光の信号光102は偏光ビームスプリッタ131を透過してハーフミラーであるビームスプリッタ132へ向かう。
一方、λ/2板121と偏光ビームスプリッタ131を透過した水平偏光の第2の光束103(以降、参照光と呼ぶ)は、λ/2板123によって垂直偏光に変換された後、参照光反射手段141で反射され、ハーフミラーであるビームスプリッタ135へ向かう。
第1のレンズ113で第1の参照光103aに付与されるデフォーカス波面収差と第2のレンズ114で第2の参照光103bに付与されるデフォーカス波面収差の絶対値は略等しいことが望ましい。あるいは、光ディスクで反射されて検出光学系11、12へ向かう信号光102に対して、第1の参照光103aと第2の参照光103bは光束の規格化半径をr(光軸はr=0、周辺光束はr=1)として、それぞれ+W20r2、−W20r2のデフォーカス波面収差が付与され、信号光102に対して前後にデフォーカスされることが望ましい。例えば第1のレンズ113は焦点距離f0の凸レンズとし、第2のレンズ114は焦点距離−f0の凹レンズとする。
[光情報記録再生装置の全体構成]
図2は本発明の光信号検出方法を実現する光情報記録再生装置の全体的な構成の一例を示したものである。
光情報記録再生装置1は、光ピックアップ2と回転モータ201を備えており、光ディスク3は回転モータ201によって回転可能な構成となっている。
光ピックアップ2上に搭載された波長405nmの青色半導体レーザ101から出射した光は、コリメートレンズ111によって平行光にされ、λ/2板121を透過し、偏光ビームスプリッタ131によって第1の光束102と第2の光束103に分離される。
ビームスプリッタ136で反射された一部の信号光102は、集光レンズ116で集光され、シリンドリカルレンズ117により非点収差を与えられて検出器13へと導かれる。検出器13の出力信号から信号処理回路203によってフォーカス誤差信号(FES)やトラッキング誤差信号(TES)のサーボ信号や、再生RF信号を出力する。該サーボ信号、かつ/または後述の検出光学系11、12の出力信号から信号処理回路203によって生成されるフォーカス誤差信号に基づきコントローラ202はサーボ制御回路204を介して、ビームエキスパンダ115の光軸方向の位置を変えるレンズアクチュエータ115aや、対物レンズ112の光軸方向や光ディスク半径方向の位置を変える対物レンズアクチュエータ112aを制御し、光ディスク3の任意の位置に光スポット102sを位置づける。
ビームスプリッタ136を透過した残りの信号光102は、前述の通り偏光ビームスプリッタ131を透過し、ビームスプリッタ132で第1の信号光102aと第2の信号光102bとに分離され、水平偏光の状態で検出光学系11と検出光学系12へ向かう。一方で、λ/2板121と偏光ビームスプリッタ131を透過した水平偏光の第2の光束103(以降、参照光と呼ぶ)は、前述の通りλ/2板123によって垂直偏光に変換された後、参照光反射手段141によって反射され、ビームスプリッタ135で第1の参照光103aと第2の参照光103bとに分離され、第1のレンズ113、第2のレンズ114によってそれぞれ所定のデフォーカスを付与された後、垂直偏光の状態で検出光学系11と検出光学系12へ向かう。第1の信号光102aと第1の参照光103aとは検出光学系11で、第2の信号光102bと第2の参照光103bとは検出光学系12で、互いに偏光方向が直行した状態で合成されている。そして具体的には後述するように、検出光学系11、12の出力信号から信号処理回路203によってフォーカス誤差信号(FES)のサーボ信号や、再生RF信号を出力する。
ここで、コントローラ202はサーボ信号に基づきサーボ制御回路204で対物レンズアクチュエータ112aを制御すると同時に、参照光光路長調整手段141aを制御し、対物レンズ112の移動に伴う信号光の光路長の変化に合わせて、参照光光路長調整手段141aによって参照光反射手段141の位置を制御し、参照光103と信号光102との光路長の差が常に半導体レーザ101のコヒーレント長以下になるようにする。これにより、参照光と信号光は常にほぼ完全コヒーレントな状態が保たれる。または、コントローラ202は図9に示すように後述する再生RF信号RF2をモニタしながら信号光102と参照光103の干渉度が最大となるように参照光光路長調整手段141aを制御する。これにより、参照光による信号光の安定した増幅が得られる。
本実施例では、偏光ビームスプリッタ131に入射する光束の偏光方向をλ/2板121の回転により制御しているが、例えば代わりに、電圧の印加によって光の偏光方向が切り替わる液晶素子板を用いて光束の偏光方向を制御してもよい。
本実施例ではビームスプリッタ131の反射光(垂直偏光)を第1の光束(信号光)として、透過光(水平偏光)を第2の光束(参照光)として用いているが、その逆でも構わない。この場合も、検出光学系11、12において信号光102と参照光103の偏光方向が直交するようにすればよい。
本実施例において球面収差補正機構として2枚組エキスパンダレンズの一部を動かす例を示しているが、これは例えばコリメートレンズ111をアクチュエータに搭載して動かしてもよい。また、電圧駆動の液晶可変位相変調素子を用いて波面を直接変調してもよい。
ビームスプリッタ136は、垂直偏光を100%反射し、水平偏光の一部を反射、一部を透過するという性質を持っていてもよい。この時、λ/4板122、ビームエキスパンダ115、対物レンズ112、光ディスク3は、ビームスプリッタ136による垂直偏光の反射光路中に配置される。また、集光レンズ116、シリンドリカルレンズ117、検出器13は、光ディスク3によって反射された信号光102のビームスプリッタ136の透過光路中に配置される。
本実施例では、光ディスク3で反射した信号光102からフォーカス誤差信号を取得するため、集光レンズ116で収束光とされた信号光にシリンドリカルレンズ117で非点収差を付与し、非点収差法を用いて検出器13でフォーカス誤差信号FES1を取得しているが、例えばスポットサイズ法、ナイフエッジ法などを用いても構わない。この場合にはシリンドリカルレンズ117は不要となる。また、トラッキング誤差信号の取得には、一般的な光ピックアップで用いられるプッシュプル法やDPD(Differential Phase Detection)法などを用いればよい。また、複数の受光部から成る検出器13で検出され、IV変換された各信号出力の和から、光ディスク強度信号RF1を得ることができる。
図3は、光ピックアップ2の検出光学系11の光学系構成の一例を示したものである。検出光学系12についても構成と機能は同じであるので説明は割愛する。
ビームスプリッタ302を透過した合成光は、λ/2板303によって偏光方向を45度回転させられた後、偏光ビームスプリッタ305によって直交する直線偏光に分離され、第1の検出器307a(PD1)と第2の検出器307b(PD2)によって検出される。本実施例では検出器307a、307bはレンズ301による信号光102の焦点位置に配置される。2つの検出器PD1、PD2で検出される光の偏光成分P、Sと、信号光の偏光方向(Esig)と参照光の偏光方向(Eref)の関係を示したのが図4である。検出器PD1ではP偏光すなわちEsigとErefのP偏光方向の射影成分が検出され、検出器PD2ではS偏光すなわちEsigとErefのS偏光方向の射影成分が検出される。S偏光方向の射影成分では、この図の場合、Erefの符号が反転して見える。検出光学系11の検出器PD1、PD2で検出される信号を式で表すと、それぞれ次のようになる。
ビームスプリッタ302で反射された合成光は、λ/4板304によって円偏光に変換される。この時信号光102と参照光103で元の偏光方向が90度異なるため、逆の回転方向の円偏光に変換される。これらの円偏光が、偏光ビームスプリッタ306によって直交する直線偏光に分離され、第3の検出器307c(PD3)と第4の検出器307d(PD4)によって検出される。本実施例では検出器307c、307dはレンズ301による信号光102の焦点位置に配置される。2つの検出器PD3、PD4で検出される光の偏光成分P、Sと、信号光の偏光方向(Esig)と参照光の偏光方向(Eref)の関係も同様に図4で表されるが、EsigとErefの間に90度の位相差がついているのが、PD1とPD2の例とは異なる。検出光学系11の検出器PD3、PD4で検出される信号を式で表すと、それぞれ次のようになる。
このようにして、各々の検出器で検出される信号には、光ディスク3上の情報には無関係な成分|Eref|2が含まれているため、検出光学系11の差動回路308a、308bでそれぞれPD1とPD2、PD3とPD4の出力の差動信号をとると、
ここで、数(5)及び数(6)にはsin、cosが付随しており、これは信号光と参照光との間の位相差を表している。ところが参照光と信号光は別の光路を通り、ディスクの回転に合わせてフォーカスサーボにより対物レンズ112が上下して追随するため、信号光の光路長は絶え間なく変化することになる。したがって、数(5)及び数(6)の位相項が確定せず、この方式で得られる信号は大きく変化してしまう。
本実施例に記載の効果を得るための光ピックアップ2の検出光学系11、12の検出器の数や、各検出器上での信号光と参照光の位相差は上記のとおりとは限らず、原理的には3つ以上の検出器で、各検出器上での信号光と参照光の位相差を互いに異なるように検出を行えばよい。例えば、図27に検出光学系11に3つの検出器を用い、信号光と参照光の位相差が各検出器上でそれぞれ0度、120度、240度となる場合の検出方法を示す。検出光学系12についても構成と機能は同じであるので説明は割愛する。
また、本実施例に記載の効果を得るためのSig1(またはSig2)の別の演算として、数(5)(6)の差動信号Sig11、Sig12に係数を乗算し、加算することによって信号出力を得てもよい。すなわち、数(11)によってSig1を得ることとした。係数α、βは数(12)の演算によって求める。Sig2も同様であるので説明は割愛する。
ここで、図1の検出光学系11に入射する第1の参照光103aは第1のレンズ113によってある所定のデフォーカス波面収差W20を付与されており、対物レンズ112で集光された信号光102が光ディスク3の情報記録層に合焦した時の第1の信号光102aに対して前側にデフォーカスしている。検出光学系11で検出される再生光は、第1の信号光102aと第1の参照光103aの干渉光であるので、再生光が最も増幅される、すなわち干渉の効果が最も強くなるのは、光ディスク3が回転モータ201によって回転されてディスクの面ぶれが起きている最中で、光ディスク3の前記情報記録層が信号光102の焦点位置からある量Δだけ光軸方向にずれて光ディスク3で反射された信号光102が第1の参照光103aと同様に前側にW20だけデフォーカスした時である。
図5は本発明による再生RF信号およびフォーカス誤差信号を計算機シミュレーションにより確認した結果である。シミュレーションではスカラー回折理論に基づき、光検出器上の光強度分布をフーリエ積分により求めた。計算条件は波長λ=405nm、対物レンズ開口数NA=0.85、検出系集光レンズNA0.085(復路倍率10倍)、検出器サイズは50μm角とし、光ディスクは基板厚0.1mmの単層BDを想定した。第1のレンズ113および第2のレンズ114で付与されるデフォーカス波面収差量W20は0.1λ(57.7mλrms)とし、図5(a)は2組の2乗和信号Sig1(実線)、Sig2(鎖線)、(b)はこれらの和信号から得られる数(14)に示す再生RF信号RF2(実線)、(c)はこれらの差信号から得られる数(13)に示すフォーカス誤差信号FES2の結果を示す。(a)(b)には参考のためにW20=0λの場合の結果も合わせて点線で示す。図5(a)に示すように、出力が最大となるデフォーカスがゼロの位置に対して、前後にずれた2つの信号Sig1、Sig2が生成できる。そして図5(b)に示すように、これらの和信号を取ることにより、デフォーカスがゼロ、すなわち、対物レンズ112で集光された信号光102が光ディスク3の情報記録層に合焦した時に最大となる再生RF信号が得られる。また図5(c)に示すように、これらの差信号を取ることにより、デフォーカスに対してS字の形をした、フォーカス誤差信号が得られる。
本実施例に記載の効果を得るための、第1のレンズ113により第1の参照光103aに付与されるデフォーカス波面収差W1と第2のレンズ114により第2の参照光103bに付与されるデフォーカス波面収差W2とは、上記のとおり異符号で絶対値が略同じであるとは限らず、原理的にはW1とW2の絶対値が異なってもよい。このとき、数(13)(14)に示すRF信号とフォーカス誤差信号の別の演算として、数(7)(8)の2乗和信号Sig1、Sig2に係数を乗算し、それぞれを加算または減算することによって信号出力を得てもよい。すなわち、数(15)(16)によってRF2、FES2を得ることとした。
本実施例では信号光102のみを検出する検出器13と、信号光102と参照光103の合成光を検出する検出光学系11、12の出力から各々フォーカス誤差信号FES1、FES2を生成することができる。FES2はFES1に比べて図7で示した通り層間クロストークの影響が小さいが、対物レンズ112の焦点位置から離れた層からのS字のフォーカス誤差信号が小さくなり、多層光ディスクの層数を数えたり、記録層の切り替え(層間ジャンプ)を行ったりするのには不向きである可能性がある。そこで、図8に示すように、例えば層数の少ない光ディスクを再生する時や、光ディスク3を光情報記録再生装置1にセットして層数をカウントするなど光情報記録再生装置1の初期調整を行う時、多層光ディスクの記録層切り替え(層間ジャンプ)を行う時など、記録層だけでなく記録層以外のS字のフォーカス誤差信号も必要な時はフォーカス誤差信号としてFES1を用い、層間クロストークの影響をできるだけ受けずに多層光ディスクの記録再生を行う時はフォーカス誤差信号としてFES2を用いるように、図1に示す光情報記録再生装置1のコントローラ202でフォーカス誤差信号を切り替えてもよい。コントローラ202からサーボ制御回路204を介して対物レンズアクチュエータ112aにFES1=0またはFES2=0となるようにフィードバック制御することで、対物レンズ112のフォーカス制御が可能となる。
なお、図3に示す本実施例の光ピックアップ2の検出光学系では、ビームスプリッタ302の前にレンズ301を配置し、合成光を4つの検出器307a〜dに集光しているが、レンズ301の代わりにビームスプリッタ302と偏光ビームスプリッタ305および306との間に、または偏光ビームスプリッタ305と検出器307a、bおよび偏光ビームスプリッタ306と検出器307c、dとの間に別々のレンズを配置してもよい。
半導体レーザ101に例えばDFBレーザなどのコヒーレンス長が数cm〜数mと非常に長いレーザを用いてもよい。この場合、コヒーレンス長がディスクの面ぶれによる信号光の光路長変化(〜数100μm)よりも十分長いため、参照光光路長調整手段141が不要となり、光情報記録再生装置1の構成が簡易となる。
図19は本実施例の光ピックアップ2の光学系の一例を示す図である。なお、図19の光ピックアップ2の構成および機能に関して、既に説明した図1に示された同一の符号を付された構成と、同一の機能を有する部分については、説明を省略する。
第1の信号光102aと第1の参照光103aとは検出光学系11で、第2の信号光102bと第2の参照光103bとは検出光学系12で、第3の信号光102cと第3の参照光103cとは検出光学系14で、互いに偏光方向が直行した状態で合成されている。検出光学系11、12、14はそれぞれ例えば図3に示した構成で実現される。そして、検出光学系11、12の出力からそれぞれ2乗和信号Sig1、Sig2を生成し、これらの差信号から数(13)に示すようにフォーカス誤差信号FES2を得ることとした。一方、検出光学系14においても、4つの検出器PD1B、PD2B、PD3B、PD4Bの各出力から、差動回路によって数(5)のように2つの差動信号Sig31、Sig32を生成し、さらに数(7)のように二乗和演算
ビームスプリッタ137による第3の信号光102cと残りの信号光102dとの分光比は任意であるが、再生RF信号振幅を多く得るため、第3の信号光102cの光量を信号光102dの光量に比べて多くすることが望ましい。また、ビームスプリッタ138による第3の参照光103cと残りの参照光103dとの分光比も任意である。
図20は本実施例の光ピックアップ2の光学系の別の例を示す図である。なお、図20の光ピックアップ2の構成および機能に関して、既に説明した図1、図13に示された同一の符号を付された構成と、同一の機能を有する部分については、説明を省略する。
図21は本実施例の光ピックアップ2の光学系の別の例を示す図である。なお、図21の光ピックアップ2の構成および機能に関して、既に説明した図1、図16、図20に示された同一の符号を付された構成と、同一の機能を有する部分については、説明を省略する。
図22は本実施例の光ピックアップ2の光学系の別の例を示す図である。なお、図22の光ピックアップ2の構成および機能に関して、既に説明した図1、図17に示された同一の符号を付された構成と、同一の機能を有する部分については、説明を省略する。
図24は本実施例の光ピックアップ2の光学系の一例を示す図である。なお、図24の光ピックアップ2の構成および機能に関して、既に説明した図1、図19に示された同一の符号を付された構成と、同一の機能を有する部分については、説明を省略する。
第1の信号光102aと第1の参照光103aとは検出光学系14で、第2の信号光102bと第2の参照光103bとは検出光学系12で、互いに偏光方向が直行した状態で合成されている。検出光学系12、14はそれぞれ例えば図3に示した構成で実現される。そして、検出光学系14の出力から数(20)のように2乗和信号Sig3を生成し、これを再生RF信号RF2とすることとした。また、検出光学系12の出力から数(8)にように2乗和信号Sig2を生成し、フォーカス誤差信号FES2を次のように生成することとした。
図24に示す光ピックアップでは前後のデフォーカス波面収差±W20を付与するのに液晶素子を用いたが、例えば図25に示すようにレンズの抜差しによって実現してもよい。
また、本実施例の前後のデフォーカス波面収差±W20を付与する手段は、例えば図26に示すように参照光を反射ミラーに集光し、該反射ミラーの前後駆動することによって実現してもよい。
本実施例において、ビームスプリッタ137による第1の信号光102aと第2の信号光102bとの分光比は任意であるが、再生RF信号振幅を多く得るため、第1の信号光102aの光量を第2の信号光102bの光量に比べて多くすることが望ましい。また、ビームスプリッタ138による第1の参照光103aと第2の参照光103bとの分光比も任意である。
2…光ピックアップ、2a…アクチュエータ、
3…光ディスク、
11、12、14…検出光学系、13…検出器、
101…半導体レーザ、
102…第1の光束(信号光)、
102a…第1の信号光、102b…第2の信号光、102s…光スポット、
103…第2の光束(参照光)、
103a…第1の参照光、103b…第2の参照光、
102c…第3の信号光、102d…信号光、
103c…第3の参照光、103d…参照光、
111…コリメートレンズ、
112…対物レンズ、112a…対物レンズアクチュエータ、
113…第1のレンズ、114…第2のレンズ、
115…ビームエキスパンダ、115a…レンズアクチュエータ、
116…集光レンズ、117…シリンドリカルレンズ、
118…液晶素子、
119a…第1のレンズ、119b…第2のレンズ、119c…アクチュエータ、
120…集光レンズ、
121…λ/2板、122…λ/4板、123…λ/2板、
121a…回転アクチュエータ、
124…λ/2板、125…λ/4板、
131、133、134、136、139…偏光ビームスプリッタ、
132、135…ビームスプリッタ、
137、138…ビームスプリッタ、
141…参照光反射手段、141a…参照光光路長調整手段、
142…反射手段、142a…アクチュエータ、
201…回転モータ、202…コントローラ、203…信号処理回路、
204…サーボ制御回路、205…アクセス制御回路、206…自動位置制御手段、
207…レーザドライバ、
301…レンズ、302…ビームスプリッタ、
303…λ/2板、304…λ/4板、305、306…偏光ビームスプリッタ、
307a、b、c、d、A、B、C、D、e、f、g、h…検出器、
308a、b…差動回路、
1101…IVアンプ、1102…帰還抵抗、
1201…2乗演算回路、1202…加算回路、1203…差動回路、
1301…曲線回折格子、1302…直線回折格子、1303…偏光ビームスプリッタ、
1501…偏光性回折格子、
1700…偏光位相変換分離素子、1701、1706…無偏光回折格子、
1702…角度選択性偏光変換素子、1702a…光学軸、
1703…偏光分離回折格子、
1704…レンズ、1705…検出器、1705o…受光部、
2201、2202…ビームエキスパンダ、2203…無偏光回折格子、
2701、2702…無偏光ビームスプリッタ、2703、2704、2705…偏光子、
2706、2707、2708…検出器、2709、2710…位相板。
Claims (15)
- 光源と、
前記光源から出射した光束を、信号光としての第1の光束と、光情報記録媒体には集光しない参照光としての第2の光束とに分割する分割手段と、
前記信号光と前記参照光の干渉光を検出する検出器と、
前記検出器上で、前記信号光と前記参照光の間の位相関係が互いに異なる状態で光学的に干渉させる手段と、
前記第1または前記第2の光束を、前記光情報記録媒体の所定の層に焦点を合わせた他方の光束に対して前後にデフォーカスさせる手段と、
前記前後にデフォーカスさせた干渉光の差信号から、フォーカス誤差信号を求める手段と、
を有することを特徴とする情報再生装置。 - 前記検出器は、第1の検出器と第2の検出器を有し、
前記第1の検出器では、前記第1の光束と、前側にデフォーカスさせた前記第2の光束の干渉光を検出し、
前記第2の検出器では、前記第1の光束と、後側にデフォーカスさせた前記第2の光束の干渉光を検出するものであり、
前記第1の検出器で検出した信号と、前記第2の検出器で検出した信号との和信号から、RF信号を求める手段と、
を有することを特徴とする請求項1記載の情報再生装置。 - 前記検出器は、第1の検出器と第2の検出器を有し、
前記第1の検出器では、前記第2の光束と、前側にデフォーカスさせた前記第1の光束の干渉光を検出し、
前記第2の検出器では、前記第2の光束と、後側にデフォーカスさせた前記第1の光束の干渉光を検出するものであり、
前記第1の検出器で検出した信号と、前記第2の検出器で検出した信号との和信号から、RF信号を求める手段と、
を有することを特徴とする請求項1記載の情報再生装置。 - 前記検出器は、第1の検出器と第2の検出器と第3の検出器を有し、
前記第2の光束は、前記光情報記録媒体の所定の層に焦点を合わせた前記第1の光束に対して前後にデフォーカスされた光束と、デフォーカスされていない光束であって、
前記第1の光束と、前記デフォーカスされていない第2の光束との干渉光を、前記第3の検出器で検出して、RF信号を得る手段と、
前記第1の光束と、前記前側にデフォーカスされた第2の光束との干渉光を、前記第1の検出器で検出し、
前記第1の光束と、前記後側にデフォーカスされた第2の光束との干渉光を、前記第2の検出器で検出し、
前記第1の検出器で検出した信号と、前記第2の検出器で検出した信号との差信号から、フォーカス誤差信号を求める
ことを特徴とする請求項1記載の情報再生装置。 - 前記検出器は、第1の検出器と第2の検出器と第3の検出器を有し、
前記第1の光束は、前記第1、第2および第3の検出器に焦点を合わせた前記第2の光束に対して前後にデフォーカスされた光束と、デフォーカスされていない光束であって、
前記第2の光束と、前記デフォーカスされていない第1の光束との干渉光を、前記第3の検出器で検出して、RF信号を得る手段と、
前記第2の光束と、前記前側にデフォーカスされた第1の光束との干渉光を、前記第1の検出器で検出し、
前記第2の光束と、前記後側にデフォーカスされた第1の光束との干渉光を、前記第2の検出器で検出し、
前記第1の検出器で検出した信号と、前記第2の検出器で検出した信号との差信号から、フォーカス誤差信号を求める
ことを特徴とする請求項1記載の情報再生装置。 - 前記検出器は、第1の検出器と第2の検出器を有し、
前記第1の光束の信号光は第1の信号光と第2の信号光とに分割され、
前記第2の光束の参照光は第1の参照光と第2の参照光とに分割され、
前記第1の信号光と前記第1の参照光との干渉光を前記第1の検出器で検出して、RF信号を得、
前記第2の信号光と前記第2の参照光との干渉光を前記第2の検出器で検出し、
前記デフォーカスさせる手段は、前記第2の参照光の光路中に設けられ、前記デフォーカス手段は、前記第2の参照光を時刻t及びt+Δtにおいて前記光情報記録媒体の所定の層に焦点を合わせた前記第2の信号光に対して前及び後にデフォーカスさせ、時刻tにおける前記第2の検出器の出力Sig2(t)と、時刻t+Δtにおける前記第2の検出器の出力Sig2(t+Δt)の差から前記フォーカス誤差信号を得る
ことを特徴とする請求項1記載の情報再生装置。 - 前記検出器は、第1の検出器と第2の検出器を有し、
前記第1の光束の信号光は第1の信号光と第2の信号光とに分割され、
前記第2の光束の参照光は第1の参照光と第2の参照光とに分割され、
前記第1の信号光と前記第1の参照光との干渉光を前記第1の検出器で検出して、RF信号を得、
前記第2の信号光と前記第2の参照光との干渉光を前記第2の検出器で検出し、
前記デフォーカスさせる手段は、前記第2の信号光の光路中に設けられ、前記デフォーカス手段は、前記第2の信号光を時刻t及びt+Δtにおいて前記第2の検出器に焦点を合わせた前記第2の参照光に対して前及び後にデフォーカスさせ、時刻tにおける前記第2の検出器の出力Sig2(t)と、時刻t+Δtにおける前記第2の検出器の出力Sig2(t+Δt)の差から前記フォーカス誤差信号を得る
ことを特徴とする請求項1記載の情報再生装置。 - 前記検出器は、第1の検出器と第2の検出器を有し、
前記第1検出器は、4つの検出器を有しており、
前記第1の光束の信号光と前記第2の光束の参照光の間の位相関係は、前記第1の検出器における前記4つの検出器上で互いにほぼ90度ずつ異なっており、
前記第1の検出器において、位相がほぼ180度異なる検出器の対で前記干渉光をそれぞれ差動検出して、Sig11,Sig12を得、
前記第2検出器は、4つの検出器を有しており、
前記第1の光束の信号光と前記第2の光束の参照光の間の位相関係は、前記第2検出器における前記4つの検出器上で互いにほぼ90度ずつ異なっており、
前記第2の検出器において、位相がほぼ180度異なる検出器の対で前記干渉光をそれぞれ差動検出して、Sig21,Sig22を得、
前記Sig11,Sig12,Sig21,Sig22に基づいて、前記フォーカス誤差信号を求めることを特徴とする請求項1記載の情報再生装置。 - 更に、前記検出器は、第3の検出器を有し、
前記第3検出器は、4つの検出器を有しており、
前記第1の光束の信号光と前記第2の光束の参照光の間の位相関係は、前記第3の検出器における前記4つの検出器上で互いにほぼ90度ずつ異なっており、
前記第3の検出器において、位相がほぼ180度異なる検出器の対で前記干渉光をそれぞれ差動検出して、Sig31,Sig32を得、
前記Sig31,Sig32に基づいて、RF信号を求めることを特徴とする請求項8記載の情報再生装置。 - 前記それぞれの差動検出は、電流差動型の差動検出器によって検出することを特徴とする請求項8記載の情報再生装置。
- 前記Sig11、Sig12のそれぞれの2乗を加算して和信号Sig1を得、
前記Sig21、Sig22のそれぞれの2乗を加算して和信号Sig2を得、
前記Sig1と前記Sig2の差信号から、前記フォーカス誤差信号を得ることを特徴とする請求項8記載の情報再生装置。 - 前記デフォーカスさせる手段は、曲線回折格子であることを特徴とする請求項1記載の情報再生装置。
- 前記デフォーカスさせる手段によって、前記第1または第2の光束に付与する前後のデフォーカス波面収差は、その符号が異なり、絶対値が略等しいことを特徴とする請求項1記載の情報再生装置。
- 前記信号光と前記参照光との間の光学的位相差を調整する手段が、前記参照光の光路中に設けられていることを特徴とする請求項1記載の情報再生装置。
- 光源と、
前記光源から出射された光束を分割する第1の光分岐素子と、
前記光源から出射され、前記第1の光分岐素子によって分割された光束の一方を光情報記録媒体に集光する集光光学系と、
前記集光光学系において集光される光の焦点位置を可変にする可変焦点機構と、
前記光情報記録媒体に集光して反射した信号光を検出する第1の検出器と、
前記光情報記録媒体に集光して反射した信号光と、前記分割された光束の他方から得られる参照光とを光学的に干渉させる干渉光学系と、
前記干渉光学系における干渉光を複数に分割する分割光学系と、
前記分割光学系において分割された複数の干渉光を、位相関係が互いに異なる状態で、それぞれ検出する第2の複数の検出器と、
前記第1の検出器によって検出された信号光から得られる焦点ずれ信号と、前記第2の複数の検出器によって検出された干渉光から得られる焦点ずれ信号と、を切り替える手段とを有し、
前記切り替える手段によって切り替えて、前記可変焦点機構を制御することを特徴とする光情報再生装置。
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