JP2013111849A - 筆記用領域を有するカード及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 筆記具で筆記しても書き易く、表面が擦れた場合でも記入事項が擦れ落ちたり、消えたりし難い筆記用領域を有するカードを提供する。
【解決手段】 カードは白色からなるカード基材11上に印刷層15と透明保護層17とがこの順に積層され、前記印刷層15を前記筆記用領域21に対応する領域を除いた領域のみに設けることにより、カード表面に白色の無地部を目視できる状態の筆記用領域21が形成されてなるカード10であって、前記筆記用領域21の高さが前記カードの表面の高さより凹んでいることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、筆記用領域を有するカードに関し、さらに詳しくは、筆記用領域が凸状とならず、且つ筆記特性をもたせた書きやすく消えにくい筆記用領域を有するカード及びその製造方法に関するものである。
本明細書において、配合を示す「比」、「部」、「%」などは特に断わらない限り質量基準であり、「/」印は一体的に積層されていることを示す。また、「PET」は「ポリエチレンテレフタレート」の略語、機能的表現、通称、又は業界用語である。
(背景技術)従来、会員カード、キャッシュカード、クレジットカードなどのカードや、その他の証明書類などには、一般的にカード等の使用者の名前などを記入するための領域として、図4に示すように、所謂サインパネルやシルクパネル等の筆記用パネル(本願発明の筆記用領域に相当する)が設けられ、該筆記用パネルに筆記具による筆記により所望の記入事項を表示していた。該筆記用パネルのサインパネルについては、カード基材上の一部の領域にサインパネル用のシート部材を貼り付け、またシルクパネルについては、カード基材上の一部の領域に白色のインキによりシルクスクリーン印刷により設けるなどしていた。しかしながら、上記のサインパネルやシルクパネルをカード基材上に設けた場合には、いずれにしてもカードの表面の一部が凸状となり、カード表面の平滑性が失われる。かつ、表面が平滑であるがために、ボールペンなどで筆記するとペン先が滑って書きにくく、使用時にはカード表面が擦れた場合、油性マジックなどで書いた記入事項が擦れ落ちて消えやすいという欠点がある。また、カードの表面に直接印字を行うダイレクト方式の昇華転写法のプリントに対しては、印字エリアに制限が発生したり、またサーマルヘッドへ付着したり、密着したり、サーマルヘッドで擦すられたりする等の問題点がある。
更に、再転写による全面プリントに対しては、筆記用パネルにもインクや再転写層がのってしまうために、筆記適性が悪くなるという問題がある。また、カードの表面の筆記用パネル等の一部が凸状となるために、この凸状の部分が擦れたり、他の物に引っかかったりすることで、カード基材上からサインパネルやシルクパネルが次第に無くなる危険性が高いという問題点がある。筆記用領域を有するカードは、筆記用領域には、ボールペンなどの筆記具で筆記しても書き易く、また、油性マジックなどで書いた記入事項でも使用にカード表面が擦れた場合でも記入事項が擦れ落ちたり、消え難く、さらに、カードプリンタでの昇華転写法等でのプリント時にも筆記用領域が削れたり、カードの表面の一部が凸状のために、プリント領域に制限が出るなどの悪影響を及ぼさないことが求められている。
特開2002−307875号公報
(従来技術)従来、白色のカード基材上に少なくとも印刷層と透明保護層とを順次設けたカードにおいて、前記カード基材上の一部に印刷層を設けない領域を設け、前記領域からカード基材面が目視可能となるように形成した追記可能な筆記用領域を有するカードが知られている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、筆記用パネル(本願発明の筆記用領域に相当する)の表面がカードの表面と同じであり、なおかつ、筆記用パネルの表面が平滑であるために、ボールペンなどで筆記するとペン先が滑って書きにくく、使用時にカード表面が擦れた場合、油性マジックなどで書いた記入事項が擦れ落ちて消えやすいという欠点がある。
そこで、本発明は上記のような問題点を解消するために、本発明者らは鋭意研究を進め、本発明の完成に至ったものである。その目的は、筆記用領域にボールペンなどの筆記具で筆記しても書き易く、また、油性マジックなどで書いた記入事項でも使用にカード表面が擦れた場合でも記入事項が擦れ落ちたり、消え難く、さらに、カードプリンタでの昇華転写法等でのプリント時にも筆記用領域が削れたり、カードの表面の一部が凸状のために、プリント領域に制限が出るなどの悪影響を及ぼさない筆記用領域を有するカード及びその製造方法を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1の発明に係わる筆記用領域を有するカードは、筆記具により記入できる筆記用領域を有するカードにおいて、前記カードは白色からなるカード基材上に印刷層と透明保護層とがこの順に積層され、前記印刷層を前記筆記用領域に対応する領域を除いた領域のみに設けることにより、カード表面に白色の無地部を目視できる状態の筆記用領域が形成されてなるカードであって、前記筆記用領域の高さが前記カードの表面の高さより凹んでいること、を特徴とする追記可能な筆記用領域を有するカードである。請求項2の発明に係わる筆記用領域を有するカードは、前記筆記用領域の表面がレーザ加工又はエンボス加工で微細な凹凸を形成されてなること、を特徴とする請求項1に記載の追記可能な筆記用領域を有するカードである。請求項3の発明に係わる筆記用領域を有するカードの製造方法は、請求項2に記載の追記可能な筆記用領域を有するカードの製造方法であって、転写基材上に剥離可能に設けた前記透明保護層、前記筆記用領域に対応する領域を除いた領域のみ前記印刷層及び接着剤層とがこの順に積層されてなる熱転写箔を作製する工程と、前記熱転写箔の前記接着剤層の表面を前記カード基材の表面へ載置し、熱圧を加えた後に前記転写基材を剥離し除去する転写工程と、前記カード基材へ転写された前記透明保護層の前記筆記用領域の表面をレーザ加工又はエンボス加工で微細な凹凸を形成する工程と、からなること、を特徴とする追記可能な筆記用領域を有するカードの製造方法である。
請求項1の本発明によれば、筆記用領域はカード基材の白色で、カード表面から白色の無地部を目視できる状態の筆記用領域が形成され、筆記具で記入した色がより明確に表示され、該筆記用領域にボールペンなどの筆記具で筆記しても書き易く、また、油性マジックなどで書いた記入事項でも使用にカード表面が擦れた場合でも記入事項が擦れ落ちたり、消え難く、さらに、カードプリンタでの昇華転写法等でのプリント時にも筆記用領域が削れたり、カードの表面の一部が凸状のために、プリント領域に制限が出るなどの悪影響を及ぼさないという効果を奏する。請求項2の本発明によれば、請求項1の効果に加えて、レーザ加工又はエンボス加工で筆記用領域の表面に微細な凹凸を形成するので、より筆記適性と、カード使用時に表面の耐久性に優れるという効果も奏する。請求項3の本発明によれば、熱転写箔を作製する段階で印刷層を設けない領域を任意に設定することで、追記可能な筆記用領域を自由に定めることができるので、必要に応じて種々の筆記用領域の熱転写箔を作製し、カード基材に転写することで、カード毎にそれぞれ異なる領域に追記可能な筆記用領域を有するカードを簡単に作製することができ、また、既存の設備、技術で、生産効率がよく安価に大量生産できるという効果を奏する。
本願発明の1実施例を示す筆記用領域を有するカードの断面図である。 図1の筆記用領域に記入事項を筆記したときの断面図である。 本願発明の1実施例を示す筆記用領域を有するカードの斜視図である。 従来の筆記用領域を有するカードの斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら、詳細に説明する。
(筆記用領域を有するカード)本願発明の追記可能な筆記用領域21を有するカード10は、図1に示すように、筆記具により記入できる筆記用領域21を有し、筆記用領域21を有するカード10は白色からなるカード基材11上に印刷層15と透明保護層17とがこの順に積層され、印刷層15を筆記用領域21に対応する領域を除いた領域のみに設けることにより、カード表面に白色の無地部を目視できる状態の筆記用領域21が形成され、かつ、筆記用領域21の高さが筆記用領域21を有するカード10の表面の高さより凹んでいるようにする。なお、カード基材11と印刷層15との間に、接着力を向上させるための接着剤層13を設けても良い。また、筆記用領域21の表面をレーザ加工又はエンボス加工で微細な凹凸を形成させる。そして、追記可能な筆記用領域21には、図2に示すように、筆記具により記入事項23を書込んで表示されたカードである。該記入事項23が書き込まれた部分の下面側には印刷されていないので、白色のカード基材11がカード表面側から目視することができ、白地に対して記入事項23が明確に視認できる。図3は図2の斜視図であり、追記された筆記用領域21を有するカード10であり、筆記用領域21の高さが筆記用領域21を有するカード10の表面の高さより凹んでいる。
(従来のカード)図4は、従来の追記可能な筆記用領域であるサインパネル21’を有するカードであるが、該サインパネルは、カード表面の高さより高く、さらにサインパネルの表面が平滑であるがために、ボールペンなどで筆記するとペン先が滑って書きにくく、使用時にカード表面が擦れた場合、油性マジックなどで書いた記入事項が擦れ落ちて消えやすい。
(製造方法)本願発明の追記可能な筆記用領域を有するカードの製造方法は、(1)転写基材上に剥離可能に設けた前記透明保護層17、前記筆記用領域21に対応する領域を除いた領域のみ前記印刷層15及び接着剤層13とがこの順に積層されてなる熱転写箔を作製する工程と、(2)前記熱転写箔の前記接着剤層13の表面を前記カード基材の表面へ載置し、熱圧を加えた後に前記転写基材を剥離し除去する転写工程と、(3)前記カード基材へ転写された前記透明保護層17の前記筆記用領域21の表面をレーザ加工又はエンボス加工で微細な凹凸を形成する工程と、からなっている。
(熱転写箔の製造工程)次に、筆記用領域を有するカード10の製造方法について、工程順に材料も含めて説明する。第一工程は、(1)転写基材上に剥離可能に設けた透明保護層17、筆記用領域21に対応する領域を除いた領域のみ印刷層15及び接着剤層13とがこの順に積層されてなる熱転写箔を作製する工程である。
(熱転写箔)まず、予め、転写基材上に剥離可能に設けた透明保護層17、筆記用領域21に対応する領域を除いた領域のみ印刷層15及び接着剤層13とがこの順に積層されてなる熱転写箔を作製する。該熱転写箔は、図示していないが、転写基材/剥離層又は離型層/透明保護層17/印刷層15/接着剤層13とが順次積層された構成をしている。
なお、熱転写箔は構成のうち転写基材上の透明保護層17と印刷層15は必ず必要であるが、剥離層又は離型層については、転写基材上の透明保護層17が剥離又は離型が可能であれが省略してもよい。また、熱転写箔は構成のうち接着剤層13は、カード基材11へ接着剤層13を設けてある場合には、熱転写箔へ接着剤層13を設けなくてもよい。
(転写基材)転写基材については、転写時の熱や圧力に耐える耐熱性や機械的強度があればよく、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンテレフタレート−イソフタレート共重合体などのポリエステル系樹脂、ナイロン(商品名)6、ナイロン(商品名)66などのポリアミド系樹脂、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリノルボネンなどの環状ポリオレフィン系樹脂などが適用できる。該転写基材は、これら樹脂を主成分とする共重合樹脂、または、混合体(アロイでを含む)、若しくは複数層からなる積層体であっても良い。該転写基材は、延伸フィルムでも、未延伸フィルムでも良いが、強度を向上させる目的で、一軸方向または二軸方向に延伸したフィルムが好ましい。該基材フィルムの厚さは、通常、6〜200μm程度が適用できるが、好ましくは12〜50μmである。通常は、厚さが12μmのポリエチレンテレフタレートが最適である。
(剥離層又は離型層)透明保護層17が転写基材と剥離性がない場合には、転写基材には必要に応じて、透明保護層17側に剥離性を向上させる為、転写基材の構成要素として剥離層又は離型層を設けて、透明保護層17を剥離可能にしてもよい。転写時に転写基材を剥離し除去する時に、剥離層は転写基材を剥離時に、転写基材から隔離して透明保護層17側へ残り、離型層は転写基材の一部として剥離除去される層をいう。
(剥離層)剥離層としては例えば、アクリル系樹脂、セルロース系樹脂、メラミン系樹脂、シリコーン系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ワックス等の単体又はこれらを含む混合物が用いられる。
(離型層)離型層としては、離型性樹脂、離型剤を含んだ樹脂、電離放射線で架橋する硬化性樹脂などが適用できる。離型性樹脂は、例えば、弗素系樹脂、シリコーン、メラミン系樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、繊維素系樹脂などである。離型剤を含んだ樹脂は、例えば、弗素系樹脂、シリコーン、各種のワックスなどの離型剤を、添加または共重合させたアクリル系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、繊維素系樹脂などである。電離放射線で架橋する硬化性樹脂は、例えば、紫外線(UV)、電子線(EB)などの電離放射線で重合(硬化)する官能基を有するモノマー・オリゴマーなどを含有させた樹脂である。
剥離層又は離型層の形成は、上記の樹脂及び必要に応じて添加剤を加えて、溶媒に溶解及び/又は分散させて、ロールコーティング法やグラビア印刷法で塗布し乾燥、あるいはエージング、または電離放射線を照射して架橋させてもよい。
剥離層又は離型層の厚さとしては、層の目的が表面保護ではないために、通常は0.05μm〜5μm程度、好ましくは0.5μm〜3μm程度である。該厚さは厚過ぎると、その下の透明保護層17の効果が低下するので、薄ければ薄い程良いが0.1μm以上であればより良い成膜が得られて剥離力が安定する。
(透明保護層)透明保護層17は、耐摩耗性、耐溶剤性等の表面物性を向上させる為の層であり、アクリルポリオール系樹脂組成物を架橋剤で架橋したものが好ましい。架橋剤としては、イソシアネート化合物やシランカップリング剤が適用できるが、熱転写箔を被転写体であるカードに転写し、転写基材を剥離する時の剥離力が適正であり、且つ経時的に変化する事なく一定で安定化しているので、シランカップリング剤を架橋剤として用いてアクリルポリオールを架橋させる2液硬化型樹脂を使用することが好ましい。
(アクリルポリオール)アクリルポリオールとしては、特に限定は無く、従来公知のものの中から用途、要求物性に応じて選択使用すれば良い。ポリオールの中でも、アクリルポリオールを使用する事によって、表面物性及び耐候性等に優れた転写品が得られる。なお、アクリルポリオールは、例えば、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸−n−プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸−n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸オクチル等の(メタ)アクリル酸アルキルエステル等の1種又は2種以上と、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル等の水酸基含有のアクリルモノマーを共重合させた、水酸基を複数有するポリオールである。なお、(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸又はメタクリル酸の意味である。
シランカップリング剤としては、アルコキシ基の他に更に、アミノ基、ビニル基、エポキシ基、メルカプト基、クロル基等を有する公知のシランカップリング剤を使用すれば良い。例えば、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルジメチルメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルジメチルエトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルジメチルメトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリエトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルジメチルエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシランなどである。なお、アクリルポリオールに対する架橋剤としてのシランカップリング剤の添加量は、ポリオール100質量部に対してシランカップリング剤を5〜15質量部程度である。
なお、透明保護層17は、上記アクリルポリオールとシランカップリング剤とからなる2液硬化型樹脂のみで構成しても良いが、必要に応じ適宜、各種添加剤を添加しても良い。例えば、添加剤として、金属酸化物粒子の充填剤を添加すると、耐摩耗性を大幅に向上させる事が出来る。充填剤としての金属酸化物粒子は、例えば、アルミニウム、チタニウム、珪素、ジルコニウム、マグネシウム等の金属の酸化物が挙げられる。具体的には、例えばα−アルミナ等のアルミナ等である。この様な、金属酸化物粒子は、例えば、平均粒径2〜3μmで、粒径分布の最小値が0.01μm、最大値が6μmの範囲に入るものが、良好な耐摩耗性が得られる点で好ましい。
また、金属酸化物粒子の形状は、球形又は球形に近い形状、例えば回転楕円体等が塗工適性が良く(筋などが発生しない)、また熱転写シートが成形される場合に、成形時に透明保護層に亀裂や破断も生じ難く、好ましい。なお、形状としては、その他、鱗片状、多角形状等の形状のものも使用し得る。また、金属酸化物粒子の添加量は、要求物性により異なるが、上記2液硬化型樹脂100質量部に対して0.1〜30質量部程度である。また、上記金属酸化物粒子以外の添加剤としては、体質顔料等の充填剤、ワックス等の滑剤、紫外線吸収剤、光安定剤、着色剤等の公知の添加剤を適宜用いる。
なお、透明保護層17の形成は上記の樹脂、架橋剤及び必要に応じて添加剤を加えて、溶媒に溶解及び/又は分散させて、グラビア印刷、シルクスクリーン印刷等の印刷法、グラビアコーティング、ロールコーティング等のコーティング法で、塗布し乾燥、エージングして架橋させればよい。また、透明保護層17の厚みは、用途、要求物性等に応じて適宜厚さとすれば良く、通常は1〜100μm程度、好ましくは3〜20μmである。
(印刷層)印刷層15は、グラビア印刷、シルクスクリーン印刷、オフセット印刷等の従来公知の印刷等による形成方法及び材料で絵柄などを形成した層である。印刷層15には、熱転写箔を用いてカード基材11上に透明保護層17と印刷層15を転写した際に、カード基材11に追記可能な筆記用領域21を設ける領域に対応する領域の部分だけ、印刷層15を設けない領域部分を備えているようにする。即ち、熱転写箔を用いてカード基材11上に透明保護層17と印刷層15を転写した場合でも、カード表面からカード基材11の白色部を目視できる。
印刷層を形成するインキは、一般的なインキ同様に、バインダ等からなるビヒクル、顔料や染料等の着色剤、これに適宜加える各種添加剤からなる。バインダに用いる樹脂は、例えば、アクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂、セルロース系樹脂、ポリウレタン樹脂等の単体又はこれらを含む混合物を用いる。着色剤としては、チタン白、カーボンブラック、弁柄、黄鉛、群青等の無機顔料、アニリンブラック、キナクリドン、イソインドリノン、フタロシアニンブルー等の有機顔料、二酸化チタン被覆雲母の箔粉等の光輝性顔料、或いは、その他染料等を用いる。
(接着剤層)接着剤層13は、透明保護層17及び印刷層15からなる転写層を被転写体であるカード基材11に転移、接着させるための層で、公知の熱可塑性樹脂、硬化性樹脂等を用いれば良い。例えば、酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル系樹脂、熱可塑性ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、アイオノマー、塩素化ポリオレフィン等の熱可塑性樹脂等を1種又は2種以上の混合物として用いる。
接着剤層13は、上記の樹脂に適宜各種添加剤を加えて、溶媒に溶解及び/又は分散させて、グラビア印刷、シルクスクリーン印刷等の印刷法、グラビアコーティング、ロールコーティング等のコーティング法で、塗布し乾燥すればよい。接着剤層13の厚さとしては、特に制限は無いが、通常は1〜50μm程度、好ましくは3〜20μmである。なお、バインダ樹脂自体が、被転写体であるカード基材11との接着力が十分であり、且つ全面に形成されている場合には、接着剤層13は省略し得る。
(転写工程)第二工程は、(2)前記熱転写箔の接着剤層13の表面をカード基材11の表面へ載置し、熱圧を加えた後に前記転写基材を剥離し除去する転写工程である。熱転写箔の接着剤層13面をカード基材11の表面へ載置し、転写基材上から熱圧を加えた後に、転写基材を剥離層又は離型層から剥離し除去することで、カード基材11上に印刷層15と透明保護層17とを積層させることができ、箔切れがよく容易に転写することができる。
被転写体への転写する方法は、特に限定されるものではないが、例えば、熱刻印によるホットスタンプ(箔押)、熱ロールによる全面又はストライプ転写、サーマルヘッド(感熱印画ヘッド)によるサーマルプリンタ(熱転写プリンタともいう)などの公知の方法が適用できる。複数のカードを面付けした大判状で、熱転写箔を熱ロールによって全面転写した後に、1枚ずつに切断してカードとしてもよい。
本願発明では、熱転写箔を作製する段階で印刷層15を設けない領域を任意に設定することで、追記可能な筆記用領域21を自由に定めることができるので、必要に応じて種々の筆記用領域21の熱転写箔を作製し、カード基材11に転写することで、カード毎にそれぞれ異なる領域に追記可能な筆記用領域21を有するカード10を簡単に作製することができ、また、既存の設備、技術で、生産効率がよく安価に大量生産できる。
(カード基材)カード基材11としては、特に制限はないが、具体的にはポリ塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ブタジエン樹脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂の単独又はこれらの複数からなる樹脂や、紙類を挙げることができる。該カード基材11は白色で、追記可能な筆記用領域21上にサインなどの記入を行った場合に、記入事項23が鮮明に表示できる効果がある。しかしながら、必ずしも白色に限定されるものではなく、筆記具の色との関係において、少なくとも記入事項23が読み取れる色であればよい。
(凹凸の形成工程)第三工程は、(3)前記カード基材11へ転写された前記透明保護層17の前記筆記用領域21の表面をレーザ加工又はエンボス加工で、凹み、又は微細な凹凸を形成する工程である。
(凹凸)透明保護層17の筆記用領域21の表面を凹ませるか、又は、透明保護層17の筆記用領域21の表面を微細な凹凸とする。該凹凸形状としては、ランダムでも規則的であってもよく、特に限定されないが、凹凸形状の表面粗さは、JIS−B−0601に準拠した算術平均粗さRaは、0.5〜10μm程度、好ましくは1〜5μmで、曲線要素の平均長さRsmは、100〜1000μm程度、好ましくは200〜800μmで、最大断面高さRtは、0.5〜50μm程度、好ましくは1〜30μmである。このような微細な凹凸を形成することで、筆記用領域21には、ボールペンなどの筆記具で筆記しても書き易い。また、油性マジックなどで書いた記入事項でも使用にカード表面が擦れた場合でも記入事項が擦れ落ちたり、消えたり難い。さらに、微細な凹凸を設けるために、筆記用領域21の高さがカードの表面の高さより凹んでいるようになって、カードプリンタでの昇華転写法等でのプリント時にも筆記用領域が削れたりしないので、より筆記適性と、カード使用時に表面の耐久性に優れる。
(エンボス加工)
微細な凹凸を形成するエンボス加工としては、上記の凹凸形状の逆凹凸を有する金型又はロールを作成しておき、公知のエンボス法で、平板又はロール状で加熱加圧すればよい。
(レーザ加工)
微細な凹凸を形成するレーザ加工に用いるレーザ光線としては、例えば、He−Neレーザ、Arレーザ、CO2レーザ、エキシマレーザ等の気体レーザ、YAGレーザ、Nd−YVO4レーザ等の固体レーザ、半導体レーザ、色素レーザ等が挙げられる。これらのうち、YAGレーザー、Nd−YVO4レーザが好ましい。レーザ光線として、例えば、波長が1062nmのレーザなどの特定の波長を使用する場合には、該波長の光を吸収する赤外線吸収剤を、下地の白色が目視できる範囲で透明保護層17に添加しておいてもよい。レーザは、パルスレーザ及び連続発振レーザの何れであってもよく、また、ビーム径が狭い場合には筆記用領域21を走査すればよい。
筆記用領域21の透明保護層17面へレーザ光線を照射すると、発泡やフクレによって表面に微細な凹凸が形成される。レーザ光線が強力過ぎると黒色に発色することがあるので、適宜調整する。
このようにして作製した本願発明の追記可能な筆記用領域21を有するカード10は、図1に示すように、筆記具により記入できる筆記用領域21を有し、筆記用領域21を有するカード10は白色からなるカード基材11上に印刷層15と透明保護層17とがこの順に積層され、印刷層15を筆記用領域21に対応する領域を除いた領域のみに設けることにより、カード表面に白色の無地部を目視できる状態の筆記用領域21が形成され、かつ、筆記用領域21の高さが筆記用領域21を有するカード10の表面の高さより凹んでいるようになっている。筆記用領域21の透明保護層17表面はレーザ加工又はエンボス加工で微細な凹凸を形成されており、図2に示すように、筆記具により記入事項23を書込むことで、追記された筆記用領域21を有するカード10となる。該記入事項23が書き込まれた部分の下面側には印刷されていないので、白色のカード基材11がカード表面側から目視することができ、白地に対して記入事項23が明確に視認できる。筆記用領域の表面に微細な凹凸が形成されているので、ボールペンなどの筆記具で筆記しても、ペン先のボールが滑らずに書き易く、油性マジックなどで筆記したときもインキが表面の微細な凹凸にしみこむので、書き易く、筆記特性に優れている。また、使用時に擦れた場合、筆記用領域の表面の微細な凹凸にインキがしみこんでいるので、消えにくい。さらに、カード表面に凸部が無いので、カードプリンタでのプリント時に筆記用領域が削れたり、プリント領域に制限が出たりするなどの悪影響を及ぼさない。
以下、実施例及び比較例により、本発明を更に詳細に説明するが、これに限定されるものではない。なお、溶媒を除き、各層の各組成物は固形分換算の質量部又は質量%である。
(実施例1)まず、転写基材として厚さが25μmのPETフィルムを用い、該フィルムへ、メラミン系樹脂へ添加剤を加えて、溶媒に溶解及び/又は分散させて、ロールコーティング法で塗布し乾燥しエージングして厚さが1.5μmの離型層とし、該離型層面へ、シランカップリング剤を架橋剤としたアクリルポリオールを用いて、ロールコーティング法で塗布し乾燥しエージングして厚さが4μmの透明保護層17とし、該透明保護層17面へ、汎用のウレタン系の4色のインキを用いて、追記可能な筆記用領域21を設ける領域に対応する領域の部分だけ印刷を設けないように、グラビア印刷法で印刷して、印刷層15とし、該印刷層15面へ、ポリエステル系樹脂へ添加剤を加えて、溶媒に溶解及び/又は分散させて、ロールコーティング法で塗布し乾燥して厚さが5μmの接着剤層13とした、転写基材/離型層/透明保護層17/印刷層15/接着剤層13とが順次積層された熱転写箔を作成した。次に、クレジットカード仕様でクレジットカードサイズのポリ塩化ビニル樹脂を主体とするカード基材11の表面へ、上記の熱転写箔の接着剤層13とを重ね合わせて、熱刻印によるホットスタンプ(箔押)法で、温度120℃で0.5秒間加熱加圧した後に、転写基材及び離型層を剥離し除去した。露出したカードの透明保護層17面の表面へ、エンボスロール温度50℃、ラインスピード10m/分の条件でエンボス加工を行ない、筆記用領域21が0.2mmだけ凹むようにして、実施例1の筆記用領域21を有するカード10を得た。
(実施例2)実施例1と同様にして得られた露出したカードの透明保護層17面の表面へ、エンボスロール温度50℃、ラインスピード10m/分の条件でエンボス加工を行ない、算術平均粗さRaが2μm、凸部間の間隔Smが500μm、最大断面高さRtが10μmの表面凹凸形状を形成して、実施例2の筆記用領域21を有するカード10を得た。
(実施例3)実施例1と同様にして得られた露出したカードの透明保護層17面の表面へ、Nd−YVO4レーザを使用して、筆記用領域21へ、400mm/secのレーザ照射速度にて走査して、算術平均粗さRaが5μm、凸部間の間隔Smが200μm、最大断面高さRtが30μmの表面凹凸形状を形成して、実施例3の筆記用領域21を有するカード10を得た。なお、表面粗さは測定機として表面粗さ計サーフコーダSE−30K(小坂研究所社製、商品名)を用いて測定を行った。
(評価)実施例1〜3の筆記用領域21を有するカード10の筆記用領域21を面へ、ボールペン及び油性マジックインキ(登録商標)で、記入事項23として名前を筆記したところ、実施例1の書きやすさは通常であったが、実施例2、3は書き易く、実施例1〜3のいずれも名前は明確に表示された。また、この名前が表示されたカードの表面に対して、荷重条件20kPa(200g/cm2)の下、スチールウール0000番を10回往復させた後、傷つき度合いを目視により観察したが、傷が認められず、記入事項23も擦れ落ちも消えもなく、耐久性も優れていた。さらに、筆記用領域21以外の領域へ、カードプリンタで顔写真を昇華転写法でプリントしたが、記入事項23及び筆記用領域21には傷や削れもなく、記入事項23も消えがなかった。
(産業上の利用可能性)本発明の筆記用領域21を有するカード10の主なる用途としては、会員カード、キャッシュカード、クレジットカードなどのカードや、その他の証明書類などで、筆記用領域に筆記具で筆記しても書き易く、また、使用にも記入事項が擦れ落ちたり、消えたりし難いものである。しかしながら、筆記具により記入できる筆記用領域を必要とする用途であれば、特に限定されるものではない。
10:筆記用領域を有するカード
11:カード基材
13:接着剤層
15:印刷層
17:透明保護層
21:筆記用領域
21’:サインパネル
23:記入事項

Claims (3)

  1. 筆記具により記入できる筆記用領域を有するカードにおいて、
    前記カードは白色からなるカード基材上に印刷層と透明保護層とがこの順に積層され、
    前記印刷層を前記筆記用領域に対応する領域を除いた領域のみに設けることにより、カード表面に白色の無地部を目視できる状態の筆記用領域が形成されてなるカードであって、
    前記筆記用領域の高さが前記カードの表面の高さより凹んでいること、
    を特徴とする追記可能な筆記用領域を有するカード。
  2. 前記筆記用領域の表面がレーザ加工又はエンボス加工で微細な凹凸を形成されてなること、を特徴とする請求項1に記載の追記可能な筆記用領域を有するカード。
  3. 請求項2に記載の追記可能な筆記用領域を有するカードの製造方法であって、
    転写基材上に剥離可能に設けた前記透明保護層、前記筆記用領域に対応する領域を除いた領域のみ前記印刷層及び接着剤層とがこの順に積層されてなる熱転写箔を作製する工程と、
    前記熱転写箔の前記接着剤層の表面を前記カード基材の表面へ載置し、熱圧を加えた後に前記転写基材を剥離し除去する転写工程と、
    前記カード基材へ転写された前記透明保護層の前記筆記用領域の表面をレーザ加工又はエンボス加工で微細な凹凸を形成する工程と、
    からなること、を特徴とする追記可能な筆記用領域を有するカードの製造方法。
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