JP2013108628A - 流量調整弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数や工数を低減し得て構成の簡素化、組立作業性の向上等を図ることができるとともに、充分なシール性を確保できて、漏れが生じにくい信頼性の高い逆止弁が組み込まれた流量調整弁を提供する。
【解決手段】流量調整弁1は、一端部に弁座52が設けられた筒状ないしリング状の弁座部材51と、頭部53a、胴部53b、及び弁座52に接離する弁体54を有する弁棒53と、弁座部材51の内周側に配置され、弁棒53の胴部53bが摺動自在に嵌挿される筒状部55aを有するガイド部材55とを備え、弁座部材51とガイド部材55とが複数本の連結部59を介して一体に形成されるとともに、弁座部材51とガイド部材55の筒状部55aと連結部59との間に流路となる複数の開口60が形成されている逆止弁50が組み込まれている。
【選択図】図1

Description

本発明は、流体の逆流を防止するための逆止弁が組み込まれた流量調整弁に関する。
逆止弁が組み込まれた流量調整弁として、従来、例えば、図5に示される如くのものが考えられている。図示例の流量調整弁2は、給湯装置等において水と湯を混合して所望温度の温水を得るための混合弁として使用されるもので、天井部付き円筒状の弁室14を有し、該弁室14の周壁部に開口する側部ポート11、12が設けられるとともに、弁室14と同軸に開口する底部ポート13が設けられた弁本体10と、該弁本体10の弁室14内に回動可能に挿置されて回転軸線O回りに回転せしめられる弁体20と、該弁体20を回動させる駆動手段としてのステッピングモータ15を備えている。
前記側部ポート11と側部ポート12は、180度の角度間隔をあけて配在され、これら側部ポート11、12の外周側には、それぞれ管状継手部31、32が弁本体10と一体に設けられている。
前記弁体20は、下端開口の円筒状とされ、その周壁部22が、前記側部ポート11、12を閉塞するシール面部として機能するようにされ、かつ、この周壁部22に、側部ポート11、12の開口面積を弁体20の回転に伴って連続的に変化させる所定形状(例えば、両端が半円形の長円形)の開口部30が設けられている。この開口部30は、弁体20の回転角度で見て180度分程度開口せしめられている。
弁体20の天井部23の上面中央には、回転軸25が突設されている。この回転軸25の下部には、Oリング29、29が装着される、3段の鍔状部28からなる装着溝が設けられ、その上部には、ステッピングモータのロータ(の軸)と一体回転可能に連結するためのセレーション軸部26及び非円形断面(Dカット形状等)の凸部27が設けられている。
一方、前記弁本体10における弁室14の上部には装着穴95が設けられ、この装着穴95に、弁体20の天井部23と回転軸25の下部(Oリング29、29が装着されている部分)を回転自在に支持する軸受16が圧入等の手法で固定され、この軸受16上に取付板17を介して前記ステッピングモータ15がボルトナット類で取り付けられている。なお、装着穴95と軸受16との間にもOリング等のシール部材19が装着されている。また、弁本体10の弁室14の下端には、弁体20(の下端面)を受け止める弁体受座14aが設けられている。
前記管状継手部32には、逆流防止専用管33が連結されており、この逆流防止専用管33の内部に逆止弁80が配備されている。この逆止弁80は、円筒状の弁座部材81と、流体の流れ方向に沿って配置される弁棒83と、該弁棒83を案内するガイド部材85と、前記弁棒83を閉弁方向に付勢(下流側から上流側に向けて押圧)するコイルばね87とを備えており、図示のように組み立てられた状態で逆流防止専用管33内に押し込まれて配備される。
前記弁座部材81は、一端側(上流側)内端部に、下流側に向けて突出する環状突起からなる弁座82が設けられている。また、弁座部材81の外周面には、逆流防止専用管33の内周面との間をシールするためのOリング88が装着されている。
前記弁棒83は、前記弁座82に接離する、ゴム等の弾力性及び可撓性を持つ材料で作製されたディスク状の弁体84が外嵌される抜け止め機能を有する段付き逆円錐状頭部83a、前記弁体84を受け止める鍔状台座部83b、及び円柱状胴部83cを有している。
前記ガイド部材85は、前記弁棒83の円柱状胴部83cが摺動自在に嵌挿される筒状内周部85a、前記弁座部材81の下流側端部に内嵌固定された段付きリング状の外周部85b、及び、筒状内周部85aと外周部85bとを繋ぐ複数本(例えば3本)の連結部85cとからなり、流体は筒状内周部85aと外周部85bとの間に形成された複数の開口85d部分を流れるようになっている。
かかる逆止弁80においては、通常は、流体が図の白抜き矢印で示される正方向に流されるので(弁体84に作用する正方向の流体圧力がコイルばね87の付勢力と逆方向に作用する流体圧力の合計より大きいので)、その流体圧力差により弁体84がコイルばね87の付勢力に抗して弁座82から離間し、全開状態となる。それに対し、弁体84に作用する正方向の流体圧力がコイルばね87の付勢力と逆方向に作用する流体圧力の合計より小さくなると、弁体84が弁座82に押し付けられ、これによって、逆流が阻止される。
上記のように逆流防止専用管33内に逆止弁80を配置したものは、例えば下記特許文献1に記載されている。
一方、上記管状継手部32側とは反対側の管状継手部31内には、前記逆流防止専用管33内に配備されているものと同一の逆止弁80が同じ態様で配備されている。このように、逆流防止専用管33を用いないで、管状継手部31内に直接逆止弁80を配備することにより、特に横方向の占有スペースを小さくすることができるとともに、部品点数や組み付けの手間等を削減できる。
特開2000−110959号公報
しかしながら、前記管状継手部31内に直接逆止弁80を配備したものにおいても、次のような改善すべき課題がある。
すなわち、上記逆止弁80では、(1)弁座部材81とガイド部材85とが別体とされているので、それらを接合固定するための工程が必要となり、結果的に部品点数や工数が多くなる、(2)管状継手部31の内周面と弁座部材81の外周面との間のシール性を確保するため、Oリング88等のシール材を使用しているが、Oリング等のシール材は経年劣化しやすいので、長期間使用しているとシール性が不十分になり、流体が不所望に漏れ出る恐れがあるとともに、Oリングを必要とすることで、部品点数や工数が増加してしまう、(3)弁体84が弁座82より下流側の弁座部材81内に配置されているため、弁開時における逆止弁80による抵抗が大きくなるとともに、逆流方向の実効受圧面積が小さくなり、その結果、弁体84を弁座82に押し付ける力が不足し、シール性が低下して漏れが生じるおそれがある、等の改善すべき課題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、部品点数や工数を低減して構成の簡素化、組立作業性の向上等を図ることができるとともに、充分なシール性を確保できて、漏れが生じにくい信頼性の高い逆止弁を用いた流量調整弁を提供することにある。
前記目的を達成すべく、本発明に係る流量調整弁は、一端部に弁座が設けられた筒状ないしリング状の弁座部材と、頭部、胴部、及び前記弁座に接離する弁体を有する弁棒と、前記弁座部材の内周側に配置され、前記弁棒の胴部が摺動自在に嵌挿される筒状部を有するガイド部材とを備え、前記弁座部材と前記ガイド部材とが複数本の連結部を介して一体に形成されるとともに、前記弁座部材と前記ガイド部材の筒状部との間に流路となる複数の開口が形成されている逆止弁が組み込まれたものであり、弁室及び該弁室に開口する少なくとも一つの流入ポートを有する弁本体を備え、流体を前記流入ポートを介して前記弁室に流入させるために前記弁本体に一体的に設けられた管状部に、前記逆止弁が圧入もしくは溶着により固定されていることを特徴としている。
好ましい態様では、前記弁本体の前記弁室に回動可能に配在されかつ前記流入ポートの開口面積を回転に伴って連続的に変化させる所定形状の開口部が周壁部に設けられた円筒状弁体を備えている。
前記弁体は、好ましくは、ゴム等の弾力性を持つ材料でディスク状またはリング状に作製される。
好ましい態様では、前記弁体は、前記弁座部材の前記弁座より実質的に外側に位置せしめられる。
他の好ましい態様では、前記弁棒の胴部の下部にばね受け部が設けられるとともに、該ばね受け部と前記連結部との間に、前記弁棒を常時閉弁方向に付勢するばね部材が配在される。
他の好ましい態様では、前記弁棒の頭部に前記弁体を保持するための保持部が設けられる。
別の好ましい態様では、前記弁棒における下流側端面部に、流体の流れ方向に沿って突出する脚状ストッパが設けられる。
好ましい態様では、前記逆止弁は、前記弁体を下流側に位置させた状態で前記管状部に挿入される。
本発明によれば、(1)弁座部材とガイド部材とが一体に形成されるので、それらを接合固定するための工程が不要となり、結果的に部品点数や工数を低減できる、(2)逆止弁を管状部内に圧入(もしくは溶着)して固定することより、管状部の内周面と弁座部材の外周面との間を確実に封止でき、従来必要であったOリング等のシール材は不要となり、そのため、長期間使用してもシール性はほとんど低下せず、また、これによっても部品点数や工数を削減できる、(3)弁体が弁座部材の外側(下流側)に配置されることにより、従来例に比して弁開時における逆止弁による抵抗を低減できるとともに、逆流方向の実効受圧面積が大きくなり、これによってもシール性を向上できる、(4)逆止弁を管状部内に圧入(もしくは溶着)して固定することから、逆止弁及び管状部の材質や固定位置を任意に設定することできる(材質は合成樹脂、金属どちらでもよい)。
このように、本発明の逆止弁が組み込まれた流量調整弁では、部品点数や工数を低減し得て構成の簡素化、組立作業性の向上等を図ることができるとともに、充分なシール性を確保できて、漏れが生じにくい信頼性の高い逆止弁が組み込まれた流量調整弁を提供することが可能となる。
実施例1の逆止弁が組み込まれた流量調整弁の一例を示す部分切欠正面図。 実施例1の逆止弁の拡大断面図。 実施例2の逆止弁の拡大断面図。 実施例3の逆止弁を示し、(A)は拡大断面図、(B)は(A)に示される弁棒の斜視図。 従来の逆止弁が組み込まれた流量調整弁の一例を示す部分切欠正面図。
以下、本発明の実施形態(実施例1、2、3)を図面を参照しながら説明する。
図1は、実施例1の逆止弁が組み込まれた流量調整弁の一例を示す部分切欠正面図である。図1において、前述した図5に示される流量調整弁2の各部に対応する部分には共通の符号を付して詳細な説明を省略し、以下においては、相異点を重点的に説明する。
本実施形態の流量調整弁1は、弁本体10、弁体20、及びステッピングモータ15を有し、弁本体10に弁体20を下側から挿入して組み付ける構造となっている。弁本体10には、比較的厚めの天井部35付き円筒状の弁室14、この弁室14の周壁部に180度の角度間隔をあけて開口する側部ポート11、12、及び弁室14と同軸に開口する底部ポート13が設けられている。
弁体20は、下端開口の円筒状とされ、弁本体10の弁室14に回動可能に挿置され、その天井部23が弁本体10の天井部35の下面に対接せしめられている。弁体20の周壁部22には、側部ポート11及び側部ポート12の開口面積を回転に伴って連続的に変化させるべく所定形状(ここでは、両端が半円形の長円形)の開口部30が設けられている。前記開口部30は、弁体20の回転角度で見て180度分程度開口せしめられている。
弁体20の天井部23上には回転軸25が突設され、弁本体10における天井部35に弁体20の回転軸25が下側から貫挿される軸受穴36が形成されている。前記回転軸25の下部には、Oリング29、29が装着される、3段の鍔状部28からなる装着溝が設けられ、その上部には、ステッピングモータのロータ(の軸)と一体回転可能に連結するためのセレーション軸部26及び非円形断面(Dカット形状等)の凸部27が設けられている。
加えて、回転軸25における前記セレーション軸部26の下端と前記鍔状部28の最上段のものとの間(前記軸受穴36の上端面より若干上方)の部位には鍔状部28と同径の大径部37が形成され、この大径部37と鍔状部28の最上段のものとの間の部位(装着部38)の外周に、弁体20の回転は許容するが下方への抜けを阻止する弁体係止具としてのクリップ40が装着されている。
そして、前記側部ポート11、12の外周側には、それぞれ管状継手部31、32が弁本体10と一体に設けられている。
この管状継手部31、32内にそれぞれ実施例1の逆止弁50が組み込まれている。
管状継手部31、32内に組み込まれた逆止弁50は同一構成のものであるので、ここでは、管状継手部32に配備された逆止弁50を説明する。
この逆止弁50は、図2に拡大図示されているように、一端部(下流端部)に環状突起からなる弁座52が設けられた断面矩形で全体が筒状ないしリング状の弁座部材51と、頭部53a、胴部53b、及び前記弁座52に接離する弁体54を有する弁棒53と、前記弁座部材51の内周側に配置され、前記弁棒53の胴部53bが摺動自在に嵌挿される筒状部55aを有するガイド部材55と、前記弁棒53を常時閉弁方向に付勢(下流側から上流側に向けて押圧)するコイルばね57とを備えており、前記弁座部材51と前記ガイド部材55とが複数本(例えば3本)の連結部59を介して一体に形成されるとともに、前記弁座部材51と前記ガイド部材55の筒状部55aとの間に流路となる複数の開口60が形成されている。
前記弁体54は、ゴム等の弾力性を持つ材料でディスク状に作製されており、このディスク状弁体54を挟むようにして保持するため、弁棒53の頭部53aに大径円板部62aと小径円板部62bとからなる弁体保持部62が設けられている。
また、前記ディスク状の弁体54は、後述するように、弁座部材51より実質的に外側(下流側)に位置せしめられている。
前記弁棒53の胴部53bの下部には、E形止め輪等からなるばね受け部65が設けられ、このばね受け部65と前記連結部59との間に、前記コイルばね57が縮装されている。
このような構成を有する本実施例1の逆止弁50は、管状継手部32内に、前記弁体54を下流側に位置させた状態で圧入されて固定されている。
この場合、圧入によりしっかり固定するため、弁座部材51の外周面は上流側ほど大径となるようにテーパが付けられており、また、管状継手部32の内周面の所定部位には、係止部(段差部)46が設けられている。
このような構成とされた本実施例1の逆止弁50及びそれが組み込まれた流量調整弁1においては、
(1)弁座部材51とガイド部材55とが一体に形成されているので、それらを接合固定するための工程が不要となり、結果的に部品点数や工数を低減できる、
(2)逆止弁50を管状継手部32内に圧入して固定することより、管状継手部32の内周面と弁座部材51の外周面との間を確実に封止でき、従来必要であったOリング等のシール材は不要となり、そのため、長期間使用してもシール性はほとんど低下せず、また、これによっても部品点数や工数を削減できる、
(3)弁体54が弁座部材51の外側(下流側)に配置されているため、従来例に比して弁開時における逆止弁50による抵抗を低減できるとともに、逆流方向の実効受圧面積が大きくなり、これによってもシール性を向上できる、
(4)逆止弁50を管状継手部32内に圧入(もしくは溶着)して固定することから、逆止弁50及び管状継手部32の材質や固定位置を任意に設定することできる(材質は合成樹脂、金属どちらでもよい)。
このように、本実施例の逆止弁50及びそれが組み込まれた流量調整弁1では、部品点数や工数を低減し得て構成の簡素化、組立作業性の向上等を図ることができるとともに、充分なシール性を確保できて、漏れが生じにくい信頼性の高い逆止弁が組み込まれた流量調整弁を提供することが可能となる。
図3は、実施例2の逆止弁70を示している。この逆止弁70では、弁体としてOリング74が用いられ、弁座部材71には、前記Oリングからなる弁体74が接離する円錐面からなる弁座72が形成されている。また、弁棒73の頭部73aには、前記弁体74を保持するため、実施例1と同様な、大径円板部63aと小径円板部63bとからなる弁体保持部63が設けられている。弁棒73の胴部73bの下部には、E形止め輪等からなるばね受け部65を装着しやすくするため、胴部73bより大径の半球状の抜け止め係止部73dが設けられるとともに、中央部に所定幅の割り溝73eが形成されている。
このような構成とされた本実施例2の逆止弁70を用いても、実施例1と略同様な作用効果が得られる。
図4(A)は、実施例3の逆止弁70’を示している。この逆止弁70’は、実施例2の逆止弁70と基本構成は同じであり、実施例2の逆止弁70に若干の改良を施したものである。
すなわち、前記した逆止弁70(実施例1の逆止弁50も)では、弁体74及び弁棒73の頭部73a(弁体保持部63)が流入方向で見て弁座72より実質的に下流側に位置せしめられているので、開弁時には、弁棒73の頭部73aが側部ポート12(が形成されている壁部12a)に接近する。この場合、流路(管状継手部32)における当該逆止弁70の取り付け位置やその構成部品の寸法形状如何によっては、弁棒73の頭部73aと側部ポート12との間のスペースが大幅に狭められて流体の流れを阻害し、圧力損失が増大する等の問題を生じる。さらに、場合によっては、側部ポート12が完全に塞がれて、流体の流れが遮断されてしまうおそれもある。
かかる事情に鑑み、本実施例3の逆止弁70’では、弁棒73の頭部73a(弁体保持部63)と側部ポート12との間に、最悪でも一定のスペースを確保できるように、言い換えれば、どんな場合でも、さほど大きな圧力損失を生じさせないように、弁体保持部63における大径円板部63aの下流側端面の外周端縁部に、流体の流れ方向(弁体74の開閉方向)に沿って一対の脚状ストッパ75、75が垂直に突設されている。
この脚状ストッパ75、75は、図4(B)を参照すればよくわかるように、断面三日月状で180度の角度間隔をあけて設けられており、それらの高さ(長さ)は、それらの先端が前記側部ポート12が形成されている壁部12aに接当した状態(図4(A)において仮想線で示されている)でも、さほど大きな圧力損失を生じさせないような寸法に設定されている。
このように、一対の脚状ストッパ75、75を設けることにより、弁棒73の頭部73a(弁体保持部63)と側部ポート12との間に、最悪でも脚状ストッパ75、75の長さ分のスペースを確保できるので、さほど大きな圧力損失は生じないようにできる。
1:流量調整弁
10:弁本体
11:側部ポート
12:側部ポート
13:底部ポート
14:弁室
15:ステッピングモータ
20:弁体
22:周壁
31、32:管状継手部
50、70:逆止弁
51、71:弁座部材
52、72:弁座
53、73:弁棒
54、74:弁体
55、:ガイド部材
57、77:コイルばね
59:連結部
75:脚状ストッパ

Claims (8)

  1. 一端部に弁座が設けられた筒状ないしリング状の弁座部材と、頭部、胴部、及び前記弁座に接離する弁体を有する弁棒と、前記弁座部材の内周側に配置され、前記弁棒の胴部が摺動自在に嵌挿される筒状部を有するガイド部材とを備え、
    前記弁座部材と前記ガイド部材とが複数本の連結部を介して一体に形成されるとともに、前記弁座部材と前記ガイド部材の筒状部との間に流路となる複数の開口が形成されている逆止弁が組み込まれた流量調整弁であって、
    弁室及び該弁室に開口する少なくとも一つの流入ポートを有する弁本体を備え、流体を前記流入ポートを介して前記弁室に流入させるために前記弁本体に一体的に設けられた管状部に、前記逆止弁が圧入もしくは溶着により固定されている流量調整弁。
  2. 前記弁本体の前記弁室に回動可能に配在されかつ前記流入ポートの開口面積を回転に伴って連続的に変化させる所定形状の開口部が周壁部に設けられた円筒状弁体を備えたことを特徴とする請求項1に記載の流量調整弁。
  3. 前記弁体は、ゴム等の弾力性を持つ材料でディスク状またはリング状に作製されていることを特徴とする請求項1に記載の流量調整弁。
  4. 前記弁体は、前記弁座部材の前記弁座より実質的に外側に位置せしめられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の流量調整弁。
  5. 前記弁棒の胴部の下部にばね受け部が設けられるとともに、該ばね受け部と前記連結部との間に、前記弁棒を常時閉弁方向に付勢するばね部材が配在されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の流量調整弁。
  6. 前記弁棒の頭部に前記弁体を保持するための保持部が設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の流量調整弁。
  7. 前記弁棒における下流側端面部に、流体の流れ方向に沿って突出する脚状ストッパが設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の流量調整弁。
  8. 前記逆止弁は、前記弁体を下流側に位置させた状態で前記管状部に挿入されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の流量調整弁。
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