JP2013107613A - 避難用装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】避難する人の乗ったボートが波に流されるのを防止するようにすると共に、ボート内の人の安全を確保し、又安心して避難し得るようにした、津波発生時に用いられる避難用ボートを提供する。
【解決手段】避難用ボート10をロープ20を介して固定具30に固定すると共に、ロープのボートと固定具との間にフロート40を取りつけ、津波により沖に流されることなく、又フロートの浮力によりフロートと共に海面に浮き上がるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は避難用装置で、津波の際に人命の安全を確保するための避難用装置に関するものである。
従来、津波等の際に使用する避難用ボートは知られている。しかし従来の避難用ボートは、今回の東日本震災の際のような大津波が発生した場合、避難用ボートが飲み込まれ、水中をただようことになる。そのため、安全に救助されたとしても、救助されるまで長時間かかり、その間のボート内の人は不安にさらされる。
本発明は、避難用ボートが家屋等からはなれることなく、又ボート内の人がボート外を見得るようにして不安を解消し得る避難用装置を提供するものである。
本発明の避難用装置は、避難用ボートにロープをつなぎ、ロープの他端を家又は敷地に固定部材を用いて固定すると共に、ロープのボートと固定部材との間にフロートを設けたもので、津波が発生した際にボート内に避難することにより、ボートがロープにより一定距離はなれることなく、又ボートがフロートの浮力によりフロートと共に海面に浮き上がるようにした。
図1は、本発明の避難用装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の避難用装置にて用いられる避難用ボートの側面図である。 図3は、前記避難用ボートの断面図である。 図4は、前記避難用ボートの分解図である。 図5は、前記避難用ボートの配置図である。
本発明の避難用装置の実施の形態を図示する実施例をもとに説明する。
本発明の避難用装置は、図に示す実施例の通りの構成である。
図1において、10は避難用ボート、20はボート10に結ばれたロープで、その他端(ボート10と反対側の端部)は、家屋又は敷地に設けられた固定具30に固定されている。又、このロープ20のボート10と固定具30の間にフロート40が取り付けられている。
この図に示す避難用装置は、避難しようとする人間がボート内に入る。この状態で大きな津波が押し寄せた場合、ボート10は津波に飲み込まれ、流されようとするが、ロープ20を介して固定具30に固定されているため遠くに流されることを阻止される。又、津波に飲み込まれ海中(水中)にただようボートは、ロープ20に設けられたフロート40が浮力により海面に浮き上がると共に海面に上昇する。
このように、図1に示す避難用装置は、津波に巻き込まれた場合も、ボート10は固定具30の近くにロープ20の長さの範囲内に留まり、しかも装置が水中であってもフロート40と共に水面に浮いた状態を保つことになる。
ここで、ボート10は、後に述べるような構造のもので、ボート内から外部を見得る構造である。しかも前記のようにボート10は水面に位置することになり、ボート内から、海面上の外の様子を見ることが可能になる。これにより、ボート10内の人は、自分の位置や状態を確認でき、不安なく安全に救出されることになる。特に、ボート側面に水位確認窓を設けることにより、ボート10と海面との関係を確認し得る。
次に本発明の避難用装置で用いるボートの構造について図2乃至図4をもとに説明する。
図2は本発明にて用いられるボートの外観図(側面図)、図3はボートの断面図、図4はボートを構成する各部材を示す分解図である。
本発明で用いられるボート10は、図3に示すように、避難する人間が横たわるボート本体下部11に図4に示すような構造の金属製補強枠16をはさんで本体上部12を気密に組み合わせたもので、本体上部12は窓13、水位確認窓14、通気口15を設けた構造である。
この図3は断面図で人間が入った状態を示す。この図において18はウレタン樹脂の弾力性のある材料よりなるマットで、図3のように避難時に人間がボート内にいる時に外部よりの衝撃をやわらげるためのものである。
又、窓13は開閉可能で少なくとも中央部13Aは透明材料よりなる。したがって、図3に示すように、人間が上向きに横たわった状態では、この透明部分13Aを透してボート外の様子を見ることができる。又水位確認窓14を透して、ボート10と水面との関係を確認できる。又、通気口15はフロート15Aを配置した弁を有し、この通気口15より水が侵入した時はフロート15Aにより閉じ、海水がボート内に入るのを防止する。
このように、大きな津波の発生の際、窓13をあけてボート内に入り窓を閉じ、図3のように上を向いて横になって安全ベルト17により固定する。この状態にて津波が押し寄せボート10が流されそうになっても、チェン20にて固定され、更にフロート40が海面上に浮き上がりボート10も海面に引き上げられる。その際、ボート内の人間は窓13の透明部分13Aより外部を見ることができ、又、水位確認用窓14により、海面に対するボート10の位置を確認できるため、海面に対し、ボートがどのような状況にあるかを知ることができる。したがって、避難する人間にとって極めて安全であり、又安心して対応できる。
又、ボートは、図4に示すように、本体下部11、本体上部12が共に合成樹脂にて作られた2重構造で、十分な強度を有し、しかも軽量である。又、外部からの衝撃が内部に伝わりにくい。したがって、家の近くの床におくほか、図5に示すように家の2階部分に置くこともできる。このことにより、家が浸水した時も、2階よりボート内に入ることができる利点を有する。
本発明は、津波等の際に避難用に使用されるもので、避難する者の安全、安心を確保するために用いられる。
10 避難用ボート
11 ボート本体下部
12 ボート本体上部
13 窓
14 水位確認窓
15 通気口
20 ロープ
30 固定具
40 フロート

Claims (4)

  1. 避難すべき人間が入るボート本体と、一端をボート本体に固定し、他端を床等に設置した固定部材に取り付けた一定の長さのロープと、前記ロープにそのボートと固定部材との間に保持されたフロートとよりなる避難用装置。
  2. 前記ボートが下部部材と前記下部部材に気密に取り付けられた上部部材とよりなり、前記上部部材と避難すべき人間が出入りできる窓を有し、前記窓の少なくとも一部が透明である請求項1の避難用装置。
  3. 前記ボートの上部部材の側面に水位確認窓を設けた請求項2の避難用装置。
  4. 上記上部部材にフロートを有する通気孔を設けた請求項2又は請求項3の避難用装置。
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