JP2013104750A - 代替計測装置、代替計測システムおよび代替計測方法 - Google Patents

代替計測装置、代替計測システムおよび代替計測方法 Download PDF

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Abstract

【課題】一つの監視指標が計測不能となった場合でも、他の監視指標を利用して代替測定できる代替計測装置、代替計測システムおよび代替計測方法を提供する。
【解決手段】実施形態の代替計測装置9aにおいて、温度計測装置8により原子炉格納容器1内の複数の温度計6から出力された検出信号が温度の計測値データに変換されると、データ取得部91がこれらの温度の計測値データを取得し、データ閾値判定部92が取得した温度の計測値データについて温度閾値により区分する。水位換算部93は、この区分および水位換算テーブル94に基づいて水位の換算値を算出し、水位の換算値を比較表示装置に出力する。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、代替計測装置、代替計測システムおよび代替計測方法に関する。
原子力発電所などの原子炉設備に使用する計測装置は、原子炉の状態或いは原子炉格納容器の状態等を把握するため、それぞれの状態監視を目的とした物理量(温度、圧力、水位、放射線等)を計測できるよう設計されている。
また、上記のような計測装置は重要度に応じて同種の計器やセンサを2個以上備えた多重化構成を有する計測システムで用いられ、単一故障への対策が行なわれている。
なお、入力信号診断システムおよびそれを使用した原子力発電プラントの計装設備において、多重化された信号検出手段からの信号を収集し、一定時間毎にその区間データを統計処理し、その統計処理に基づいて前記信号検出手段の入力信号の異常を検出するデータ収集処理装置を備え、稼働中の信号を常時収集・解析して入力信号の異常または異常の兆候を検出する構成等が開示されている。
特開2000−266883号公報
上述した計測装置や計測システムは、原子炉設備などでは想定した事故条件で動作するように設計され、その設計に基づいて多重化構成となっている。しかしながら、このように多重化構成した場合であっても、共通故障要因により一部の監視機能が喪失に陥った場合に、その監視指標の代替となる他の監視指標による計測パラメータが十分整備されていないという問題がある。
また、原子力発電所などの設備において、一つの監視指標を計測システムに使用される計器/測定装置/伝送ケーブル等が事故により故障や異常が発生したときに、監視対象の計測環境に立ち入ることができない場合や、すぐに復旧工事を行うことができない場合などがある。このような場合に、計器や伝送ケーブルなどの故障や異常を確認することが困難であり、また、長い期間において監視不能となることがある。
本発明が解決しようとする課題は、一つの監視指標が計測不能となった場合でも、他の監視指標を利用して代替測定できる代替計測装置、代替計測システムおよび代替計測方法を提供することである。
上記課題を解決するために、実施形態の代替計測装置は、第1の物理量を計測する第1のセンサを有して前記第1の物理量の計測値データを収集する第1の計測装置、および、第2の物理量を計測する複数の第2のセンサを有して前記複数の第2のセンサを識別するための識別子ごとに前記第2の物理量の計測値データを収集する第2の計測装置を備える設備における代替計測装置である。当該代替計測装置は、前記複数の第2のセンサの前記識別子ごとに、前記第2の計測装置から前記第2の物理量の前記計測値データを取得するデータ取得部と、前記複数の第2のセンサの各々を識別する識別子ごとに、前記データ取得部により前記第2の計測装置から取得された前記第2の物理量の前記計測値データを、予め定められた閾値との比較によって前記第1の物理量の範囲を判定する判定部と、前記複数の第2のセンサの前記識別子および前記複数の第2のセンサの各々の設置情報を関連付ける換算情報を記憶する換算情報記憶部と、前記換算情報記憶部に記憶された前記換算情報に基づいて、前記判定部により前記閾値との比較によって判定された前記第1の物理量の範囲から前記第1の物理量に換算する代替換算部と、を備えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、実施形態の代替計測システムは、第1の物理量を計測する第1のセンサを有して前記第1の物理量の計測値データを収集する第1の計測装置、第2の物理量を計測する複数の第2のセンサを有して前記複数の第2のセンサを識別するための識別子ごとに前記第2の物理量の計測値データを収集する第2の計測装置、代替計測装置および比較表示装置を備える設備における代替計測システムである。当該代替計測システムにおいて、前記代替計測装置は、前記複数の第2のセンサの前記識別子ごとに、前記第2の計測装置から前記第2の物理量の前記計測値データを取得するデータ取得部と、前記複数の第2のセンサの各々を識別する識別子ごとに、前記データ取得部により前記第2の計測装置から取得された前記第2の物理量の前記計測値データを、予め定められた閾値との比較によって前記第1の物理量の範囲を判定する判定部と、前記複数の第2のセンサの前記識別子および前記複数の第2のセンサの各々の設置情報を関連付ける換算情報を記憶する換算情報記憶部と、前記換算情報記憶部に記憶された前記換算情報に基づいて、前記判定部により前記閾値との比較によって判定された前記第1の物理量の範囲から前記第1の物理量に換算する代替換算部と、を備え、前記比較表示装置は、前記第1の計測装置により計測された前記第1の物理量の前記計測値データを取得し、前記代替計測装置により前記第1の物理量に換算された換算値を取得する比較データ収集部と、前記第1の計測装置から取得した前記第1の物理量の前記計測値データおよび前記代替計測装置から取得した前記換算値を表示する比較データ表示部と、を備えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、実施形態の代替計測方法は、第1の物理量を計測する第1のセンサを有して前記第1の物理量の計測値データを収集する第1の計測装置、第2の物理量を計測する複数の第2のセンサを有して前記複数の第2のセンサを識別するための識別子ごとに前記第2の物理量の計測値データを収集する第2の計測装置、代替計測装置および比較表示装置を備える設備における代替計測システムの代替計測方法である。当該代替計測方法において、前記代替計測装置が、前記複数の第2のセンサの前記識別子ごとに、前記第2の計測装置から前記第2の物理量の前記計測値データを取得するデータ取得処理ステップと、前記代替計測装置が、前記複数の第2のセンサの各々を識別する識別子ごとに、前記データ取得処理ステップにより前記第2の計測装置から取得された前記第2の物理量の前記計測値データを、予め定められた閾値との比較によって前記第1の物理量の範囲を判定する判定処理ステップと、前記代替計測装置が、前記複数の第2のセンサの前記識別子および前記複数の第2のセンサの各々の設置情報を関連付ける換算情報を記憶する換算情報記憶部から参照した前記換算情報に基づいて、前記判定処理ステップにより前記閾値との比較によって判定された前記第1の物理量の範囲から前記第1の物理量に換算する代替換算処理ステップと、前記比較表示装置が、前記第1の計測装置により計測された前記第1の物理量の前記計測値データを取得し、前記代替換算処理ステップにより前記第1の物理量に換算された換算値を取得する比較データ収集処理ステップと、前記比較表示装置が、前記第1の計測装置から取得した前記第1の物理量の前記計測値データおよび前記比較データ収集処理ステップにより取得した前記換算値を表示する比較データ表示処理ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明に係る代替計測装置、代替計測システムおよび代替計測方法の実施形態によれば、一つの監視指標が計測不能となった場合でも、他の監視指標を利用して代替測定することができる。
本発明に係る代替計測システムの第1の実施形態における構成図。 図1の第2の計測システムの構成図。 第1の実施形態の代替計測装置の処理内容の一例を示す図。 第1の実施形態の代替計測システムの全体の処理フローを示すフロー図。 第1の実施形態の代替計測システムにおける第2の計測システムの処理フローを示すフロー図。 本発明に係る代替計測システムの第2の実施形態における構成図。 本発明に係る代替計測システムの第3の実施形態における構成図。 図7の特徴量判定装置の構成図。
以下、本発明に係る実施形態の代替計測装置および代替計測システムについて、図面を参照して具体的に説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には共通の符号を付して、重複説明は省略する。ここで説明する下記の実施形態はいずれも、原子炉設備における代替計測システムの一例をとりあげて説明する。
[第1の実施形態]
図1および図2は、本発明に係る代替計測システムの第1の実施形態の構成図である。以下、本発明に係る代替計測システムの第1の実施形態について、図1および図2を参照して説明する。
図1に示す設備は、原子炉11および原子炉格納容器1などを備えた原子炉設備である。図1に示す原子炉設備は、この他に、第1の実施形態の代替計測システムを備えている。さらに、第1の実施形態の代替計測システムは、図1に示すように、第1の計測システム30、第2の計測システム50および比較表示装置21aを有している。なお、図1では、監視指標として、原子炉11または原子炉格納容器1内の水位および温度の物理量を対象とする例である。
はじめに、第1の計測システム30について説明する。第1の計測システム30は、原子炉11または原子炉格納容器1内の水位を測定する。第1の計測システム30は、図1に示すように、水位計装配管2、水位計3、水位計ケーブル4、水位計測装置5(第1の計測装置)および第1の接続ケーブル41を有している。
水位計装配管2は、原子炉格納容器1内の水位を測定するために、原子炉格納容器1から配管されて、水位計3に当該配管が接続されている。
水位計3は、水位計装配管2を介して、原子炉11または原子炉格納容器1の水位を測定するレベルメータである。
水位計測装置5は、水位計3から水位の検出信号を逐次入力する。水位計測装置5は、水位計3から入力された水位の検出信号を所定のレンジに変換して、水位の計測値データとして収集する。
このために、水位計3と水位計測装置5との間には、水位計ケーブル4が接続されている。水位計測装置5は、比較表示装置21aに水位の計測値データを出力するために、比較表示装置21aと第1の接続ケーブル41を介して接続されている。以上により、水位計測装置5は、比較表示装置21aに水位の計測値データを出力することができる。
次に、第2の計測システム50について説明する。第2の計測システム50は、原子炉11または原子炉格納容器1の温度を測定する。また、第2の計測システム50は、温度の計測値データから原子炉11または原子炉格納容器1の水位を、換算値により代替計測する。なお、代替計測とは、代替して計測することだけでなく、実際に計測された計測値データと換算値とを比較するための計測も含むものとする。
第2の計測システム50は、図1に示すように、複数の温度計6、温度計ケーブル7、温度計測装置8(第2の計測装置)、第2の接続ケーブル42、代替計測装置9aおよび第3の接続ケーブル43を有している。
図2に、図1に示す第2の計測システム50の詳細な構成の一例について示す。また、図3に、代替計測装置9aの処理内容の一例を示す。以下、図2および図3を参照しながら、第2の計測システム50の構成を説明する。
複数の温度計6は、原子炉11または原子炉格納容器1内の温度を測定する。複数の温度計6は、図2に示すように、例えば第1ないし第5の温度計6a、6b、6c、6dおよび6eである。
これらの複数の温度計6は、原子炉格納容器1内の異なる位置に設置され、各々を区別するために識別子(温度計ID)が付与されている。例えば、第1の温度計6aは、原子炉格納容器1内の下部付近に設置されて、温度計IDとして「TE」が付与されている。また、第3の温度計6cは、原子炉格納容器1内の中央付近に設置されて、温度計IDとして「TEk」が付与されている。第5の温度計6eは、原子炉格納容器1内の上部付近に設置されて、温度計IDとして「TE」が付与されている。この他についても、同様である。
温度計測装置8は、複数の温度計6から出力された温度の検出信号を逐次入力する。温度計測装置8は、図2に示すように、例えば温度データ収集部81および温度データ処理部82を備えている。
温度データ収集部81は、複数の温度計6から出力された温度の検出信号を入力する。このために、複数の温度計6と温度計測装置8との間には、温度計ケーブル7が接続されている。温度データ処理部82は、温度データ収集部81から入力した検出信号を所定のレンジに変換して、温度の計測値データとして収集する。温度データ処理部82が代替計測装置9aに温度の計測値データを出力するために、温度計測装置8と代替計測装置9aとの間に第2の接続ケーブル42が接続されている。以上により、温度計測装置8は、代替計測装置9aに温度の計測値データを出力することができる。
代替計測装置9aは、温度計測装置8から温度の計測値データを取得すると、その取得した計測値データに基づいて、水位の換算値を算出する。このために、代替計測装置9aは、図2に示すように、データ取得部91、データ閾値判定部92、水位換算部93および水位換算テーブル94を備えている。
データ取得部91は、複数の温度計6の各々について温度計IDおよび温度の計測値データを温度計測装置8から取得する。例えば、図3の(i)に示すように、データ取得部91は、温度計ID「TE」、「TE」および「TE」などに対応した、温度の計測値データ「Tmp」、「Tmp」および「Tmp」などを取得する。
次に、データ閾値判定部92は、データ取得部91により取得された温度の計測値データを、予め定められたTmp_Th(閾値)により区分する。例えば、図3の(ii)に示すように、データ閾値判定部92は、「Tmp、Tmp・・・、Tmp≦Tmp_Th」であり、かつ、「Tmp_Th<Tmp(k+1)、・・・、Tmp」であることから、温度計ID「TE」に対応する温度計6cの位置を水位の換算の基準として、原子炉格納容器1内の水位付近にあると判断する。
水位換算テーブル94は、温度計IDごとに、それに対応する温度計の設置位置を含む情報を格納している。水位換算テーブル94は、予め用意され、これらの情報が格納されている。例えば、水位換算テーブル94において、図2に示すように、温度計ID「TE」には設置位置「h」が、温度計ID「TE」には設置位置「h」等が関連付けられ、格納されている。
次に、水位換算部93は、水位換算テーブル94を参照して、Tmp_Th(閾値)により区分された温度の閾値付近の温度の計測値データを示す温度計IDとそれに対応する設置位置を求める。例えば、図3の(iii)に示すように、水位換算部93は、例えば温度の計測値データ「Tmp」を示す温度計6c(温度計ID「TE」)の位置が設置位置hであることから、水位の換算値を「h」とする。
代替計測装置9aは、比較表示装置21aに水位の換算値(第1の水位の換算値とも記す)を出力するために、比較表示装置21aと第3の接続ケーブル43を介して接続されている。
以下、図1に示す比較表示装置21aについて説明する。比較表示装置21aは、図1に示すように、比較データ収集部211および比較データ表示部212を備えている。
比較データ収集部211は、第1の接続ケーブル41を介して、水位計測装置5により計測された水位の計測値データを取得する。また、比較データ収集部211は、第3の接続ケーブル43を介して、代替計測装置9aにより換算された水位の換算値を取得する。
比較データ表示部212は、比較データ収集部211により収集された水位の計測値データおよび水位の換算値を表示装置に出力する。
以上により、第2の計測システム50による水位の換算値の代替計測が実現される。
図4および図5に、第1の実施形態の代替計測システムにおける代替計測処理フローを示す。特に、図4は代替計測処理フローの全体であり、図5は第2の計測システム50の処理フローである。
はじめに、図4に示す代替計測処理フローについて説明する。代替計測システムの処理が開始されると、比較表示装置21aの比較データ収集部211は、水位の計測値データについて比較データを収集する周期であるか否か判断する(ステップS1)。比較データを収集する周期でない場合(ステップS1 No)、比較データ収集部211は、ステップS1を繰り返す。比較データを収集する周期に到達した場合(ステップS1 Yes)、比較データ収集部211は、ステップS2に処理を進める。
次に、比較データ収集部211は、第1の接続ケーブル41を介して、水位計測装置5から水位の計測値データを取得する(ステップS2)。
次に、比較データ収集部211は、第3の接続ケーブル43を介して、代替計測装置9aから水位の換算値を取得する(ステップS3)。
次に、比較データ表示部212は、水位の計測値データおよび水位の換算値を表示装置に出力する(ステップS4)。ステップS4の後、比較データ表示部212は、処理をステップS1に戻す。以降、比較表示装置21aは、上記ステップS1〜S4の処理を繰り返す。
続いて、図5に示す第2の計測システム50の処理フローについて説明する。計測システム50の処理が開始されると、温度計測装置8の温度データ収集部81は、複数の温度計6から温度の計測値データを取得する(ステップS11)。
次に、代替計測装置9aのデータ取得部91が温度データ処理部82から温度の計測値データを取得した後、データ閾値判定部92は、取得した温度の計測値データについて温度閾値により区分する(ステップS12)。
次に、水位換算部93は、水位換算テーブル94に基づいて水位の換算値を算出する(ステップS13)。
次に、水位換算部93は、水位の換算値を比較表示装置21aに出力する(ステップS14)。ステップS14の後、第2の計測システム50は、本処理フローを終了する。なお、第2の計測システム50の処理(ステップS11〜S14)は、例えば周期的に繰り返される。
第1の実施形態によれば、水位計3、水位計ケーブル4、水位計測装置5または水位計装配管2の故障もしくはこれらの組み合わせの故障などにより、第1の計測システム30の監視指標である水位が監視不能となった場合でも、例えば原子炉格納容器1内の複数の温度計6の計測値データの情報と、複数の温度計6の原子炉格納容器1内の設置位置の情報とから、代替計測装置9aにより水位の換算値に変換し、表示することができる。
これにより、既存の原子炉格納容器1内の温度計測の目的で設置されている計測システムを変更することなく、代替計測装置9aを追加することで、原子炉格納容器1内の水位を計測する代替計測手段を得ることが可能となる。
以上説明したように、第1の実施形態の代替計測装置によれば、既設の計測装置に本代替計測装置を導入するだけで代替計測を実現することができ、新たに追加する装置コストを低減し、かつ、設置のための工事を短期間で行うことができる。これにより、原子炉および原子炉格納容器などを備える原子炉設備に、新たにセンサ等を設置することが困難な場合でも、代替計測を容易に実現することができる。これにより、監視指標を監視不能となる事態のリスクを低減することができる。
第1の実施形態の代替計測装置によれば、既設の計測装置を利用することができるため、新たにセンサ等を設置することが極めて困難な場合や、設置工事が直にはできない状況の場合などに、既設の計測装置から得られる計測値データを有効に利用して監視指標となる物理量へ換算することができる。これにより、原子炉および原子炉格納容器などを備える原子炉設備に、監視指標を代替計測させることができ、また、計測装置の異常や、事故による計測システムの異常などをより正確に判断することができる。
また、第1の実施形態の代替計測システムおよび代替計測方法によれば、既設の計測装置や計測システムを利用することができるため、新たにセンサ等を設置することが極めて困難な場合や、設置工事が直にはできない状況の場合などに、既設の計測装置や計測システムから得られる計測値データを有効に利用して監視指標となる物理量へ換算することができる。これにより、原子炉および原子炉格納容器などを備える原子炉設備に、監視指標を代替計測させることができ、また、計測装置の異常や、事故による計測システムの異常などをより正確に判断することができる。
[第2の実施形態]
図6は、本発明に係る代替計測システムの第2の実施形態の構成図である。図6においては、図1に示した原子炉11および原子炉格納容器1などは図示を省くものとする。
以下、本発明に係る代替計測システムの第2の実施形態について、主に図6を参照して説明する。なお、第1の実施形態と比べて、第2の実施形態の代替計測システムの相違点は、第2の計測システム50に加えて他の計測システムにより代替計測を実施できることである。以下では、主に第1の実施形態の代替計測システムとの相違点について説明する。
第2の実施形態の代替計測システムは、図6に示すように、第1の計測システム30、第2の計測システム50、第3の計測システム60、第4の計測システム70および比較表示装置21bを有している。なお、図6では、監視指標として、原子炉11または原子炉格納容器1内の水位、温度、放射線量および圧力の物理量を対象とする例である。
第3の計測システム60は、原子炉11または原子炉格納容器1内の放射線量を測定する。第3の計測システム60は、図6に示すように、複数の放射線検出器14、放射線検出器ケーブル15、放射線測定装置16、第4の接続ケーブル44、代替計測装置9bおよび第5の接続ケーブル45を有している。
複数の放射線検出器14は、原子炉11または原子炉格納容器1内のγ線の放射線量を測定する。放射線検出器は、例えばシンチレーション検出器などである。複数の放射線検出器14は、原子炉格納容器1内の異なる位置に設置され、各々を区別するための識別子(放射線検出器ID)が付与されている。例えば、原子炉格納容器1内において、図示しない第1の放射線検出器は下部付近に設置され、同じく第2の放射線検出器は中央付近に設置され、同じく第3の放射線検出器は上部付近に設置される等である。
放射線測定装置16は、複数の放射線検出器14から出力された放射線の検出信号を入力する。このために、複数の放射線検出器14と放射線測定装置16との間には、放射線検出器ケーブル15が接続されている。
放射線測定装置16は、複数の放射線検出器14から出力された放射線の検出信号を逐次入力して、放射線の計測値データに変換する。放射線測定装置16と代替計測装置9bとの間に第4の接続ケーブル44が接続されている。以上により、放射線測定装置16は、代替計測装置9bに放射線の計測値データを出力することができる。
代替計測装置9bは、放射線測定装置16から放射線の計測値データを取得すると、そのデータに基づいて、第2の水位の換算値を算出する。代替計測装置9bは、換算テーブル(図示しない)を参照して、閾値により区分された放射線の閾値付近の放射線検出器IDとそれに対応する設置位置を求める。なお、換算テーブルは、例えば図2に示した水位換算テーブル94と同様に、放射線検出器IDごとに、それに対応する放射線検出器の設置位置を含む情報を格納している。この換算テーブルも、予め用意され、これらの情報が格納されている。
代替計測装置9bは、求めた設置位置から水位値を換算する。代替計測装置9bは、比較表示装置21bに第2の水位の換算値を出力するために、比較表示装置21bと第5の接続ケーブル45を介して接続されている。なお、冷却水中のγ線などの放射線量は、水中以外のガス中に比べて検出値は低い。
第4の計測システム70は、原子炉格納容器1内の少なくとも異なる位置の2つの圧力計の差圧を測定する。第4の計測システム70は、図6に示すように、複数の圧力計17、圧力計ケーブル18、圧力計測装置19、第6の接続ケーブル46、代替計測装置9cおよび第7の接続ケーブル47を有している。
複数の圧力計17は、原子炉11または原子炉格納容器1内の圧力差を測定する。複数の圧力計17は、原子炉格納容器1内の異なる位置に設置され、各々を区別するための識別子(圧力計ID)が付与されている。
圧力計測装置19は、複数の圧力計17から出力された圧力の検出信号を逐次入力して、これらを圧力の計測値データに変換する。このために、複数の圧力計17と圧力計測装置19との間には、圧力計ケーブル18が接続されている。
圧力計測装置19は、例えば複数の圧力計17から少なくとも原子炉格納容器1内の上部付近と下部付近に位置する2つの圧力差を求める。圧力計測装置19は、複数の圧力計17から出力された圧力差の検出信号を逐次入力して、圧力差の計測値データに変換する。圧力計測装置19と代替計測装置9cとの間に第6の接続ケーブル46が接続されている。以上により、圧力計測装置19は、代替計測装置9cに圧力差の計測値データを出力することができる。
代替計測装置9cは、圧力計測装置19から圧力差の計測値データを取得すると、その計測値データに基づいて、第3の水位の換算値を算出する。例えば、代替計測装置9cは、換算テーブル(図示しない)または圧力差と水位(水圧を含む)に関する換算式などを参照して、第3の水位の換算値を求める。代替計測装置9cは、比較表示装置21bに第3の水位の換算値を出力するために、比較表示装置21bと第7の接続ケーブル47を介して接続されている。
以上により、第1の計測システム30により計測された水位と共に、第2の計測システム50、第3の計測システム60および第4の計測システム70から第1ないし第3の水位の換算値を、比較表示装置21bに表示させることができる。
このように、第2の実施形態の代替計測システムによれば、一の監視指標と複数の監視指標により換算された換算値とを比較することができるため、さらに、換算値の信頼性を向上させることができる。また、設備の事故時において、いずれかの計測システムが正常でないかを判断する場合に、複数の監視指標と換算値に基づいて比較することができるため、さらに有効な判断要素とすることができる。
[第3の実施形態]
以下、本発明に係る代替計測システムの第3の実施形態について、図7および図8を参照して説明する。なお、図7において、図1に示した原子炉11および原子炉格納容器1などは図示を省くものとする。以下では、主に第1および第2の実施形態の代替計測システムとの相違点について説明する。
図7に示す特徴量判定装置101は、第1の計測システム30、第2の計測システム50および第4の計測システム70についての一または複数の故障モードに該当するか否かを判定する。なお、図7では、なるべく構成を簡単にして説明するために、図6で示した第3の計測システム60を省いている。
特徴量判定装置101は、図7に示すように、第1の判定用計測値信号ケーブル411を介して水位計測装置5から水位の計測値データを入力する。なお、第1の判定用計測値信号ケーブル411は、例えば第4の接続ケーブル44と接続している端子盤(図示しない)から分岐された出力端子などに接続されてもよい。
同様に、特徴量判定装置101は、第2の判定用計測値信号ケーブル421を介して、温度計測装置8から温度の計測値データを取得する。また、特徴量判定装置101は、第3の判定用計測値信号ケーブル461を介して、圧力計測装置19から圧力の計測値データを取得する。
さらに、特徴量判定装置101は、図7に示すように、第1の判定用換算値信号ケーブル431を介して代替計測装置9aから第1の水位の換算値を取得し、第2の判定用換算値信号ケーブル471を介して代替計測装置9cから第3の水位の換算値を取得する。
以上のような複数の監視指標の計測値データ、水位の換算値の他にも、特徴量判定装置101は、計測システムの故障要因を判定するために、解析情報信号ケーブル48を介して設備運用のための情報を含む解析情報を外部から取得する。
図8は、図7に示す特徴量判定装置101の構成の一例を示す図である。以下、図8に示す特徴量判定装置101の構成について説明する。
特徴量判定装置101は、図8に示すように、解析データ入力部102、事象予測処理部103および故障判定部104を備えている。
解析データ入力部102は、前述したように、解析情報信号ケーブル48を介して解析情報を入力する。例えば、解析情報は、時刻(時間情報)、事故発生時間、原子炉格納容器1への注水開始時間、注水量などの設備運用のための情報を含む。これらは、オペレータなどの手入力や、他の監視装置からのネットワークを介しての受信情報による外部から入力、もしくはこれらの組み合せ等であってもよい。
また、解析データ入力部102は、前述したような複数の監視指標の計測値データ(水位、温度、圧力)、水位の換算値などを入力する。解析データ入力部102は、水位の換算値を故障判定部104に送り、それ以外の入力については事象予測処理部103へ送る。
事象予測処理部103は、解析情報、計測システムの計測値データなどを入力として、予め条件式や条件処理ステップなどを組み合わせて、各計測システムについての計測の予測値を時系列的に予測する。事象予測処理部103は、実測された計測値データとその予測値との時系列的な乖離度を、故障判定部104に通知する。
故障判定部104は、原子炉11または原子炉格納容器1内の計測システムの異常、故障などを、事象予測処理部103による事象予測処理の結果、および、代替計測システムから得られた水位の換算値に基づいて判定する。故障判定部104は、判定結果信号ケーブル49を介して、計測システムの異常、故障などを判定した結果を比較表示装置21bに通知する。
事象予測処理部103および故障判定部104により判定可能な故障モードは、例えば以下に示す第1ないし第3の故障モードなどである。
第1の故障モードは、例えばセンサの故障やそれに接続されているケーブル等の断線等を要因とする故障として推定される事象である。例えば、図7に示す水位計3、水位計ケーブル4、複数の温度計6、温度計ケーブル7などの故障、断線などにより、検出信号が長時間において信号の最大振れ幅の最大値や、最小値などに固定されている等の場合である。
第2の故障モードは、例えば各計測装置などが有する回路等の回路で検出されるアラームや、回路に供給される電源異常等を要因とする故障として推定される事象である。例えば、図7に示す水位計測装置5内、温度計測装置8内の回路等で検出されるアラームや、回路に供給される電源異常等の場合である。例えば、事象予測処理部103に入力される解析情報に、これらのアラームなどが含まれる。
第3の故障モードは、例えば収集した計測値データの時系列的な状態が、事象予測処理部103によるシミュレーション等で予測した計測の時系列的な予測値の挙動から外れた場合に、故障として推定される事象である。第3の故障モードは、上記で説明した例のような第1の故障モードおよび第2の故障モードに該当しない範囲の計測値データであるものの、シミュレーション等の予測値の挙動を超える場合に把握される事象である。
以下、事象予測処理部103および故障判定部104による処理の一例として、図7および図8を参照しながら、事象予測処理した結果および水位の換算値に基づく計測システムの故障判定方法について説明する。なお、図8に示す事象予測処理部103内には、時系列の事象を経過時間(横軸)と水位(縦軸)として模式的に示している。
例えば、図8に示す事象予測処理部103は、原子炉格納容器1内に冷却水が注入された場合に、解析情報として事故発生時間Tp、注水開始時間Tq、注水量情報などを受けて、原子炉格納容器1内の水位を予測値PLとして、時系列的に予測する。これと共に、事象予測処理部103は、水位計測装置5から取得された水位の計測値データの時系列の計測値MLを監視する。
事象予測処理部103は、上記監視に従って、水位の予測値PLと時系列の計測値MLとの乖離する度合いを乖離度として、故障判定部104に逐次通知する。
故障判定部104は、故障モードごとに、予め準備されて登録された乖離度に対する故障レベル(重故障、軽故障など)、または、異常などが発生したと判定するための乖離度の基準などを備えている。
図8に示すように、例えば原子炉格納容器1内の水位について予測値PLと水位の時系列の計測値MLとが大きく乖離する波形の部分をCHとする。故障判定部104は、この乖離する波形の部分CHが登録された乖離度の基準を超えたと判断した場合に、判定結果として、第1の計測システム30に故障が発生していると判定する。なお、この際に、故障判定部104は、判定の正確性を向上させるため、他の計測システムから得られた水位の換算値についての乖離度の判断要素も考慮することができる。
このように特徴量判定装置101により判定された判定結果は、判定結果信号ケーブル49を通じて比較表示装置21bに送られる。これを受けた比較表示装置21bは、水位の計測値データ、代替計測装置9aおよび9cから取得された第1および第3の水位の換算値と共に、判定結果を表示装置に出力(表示)する。
ここで、図8に示す特徴量判定装置101の主な機器構成として、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、キーボード、マウス、モニタなどを備える構成であってもよい。また、この場合には、例えば事象進展予測処理などの処理を実行するシミュレーションプログラムが特徴量判定装置101に備えられ、CPU、RAM等によりシミュレーションプログラムに従って、図8に示した各々の処理部における処理を実行することになる。
また、上記例の構成の場合に、オペレータがキーボード、マウスなどから、解析情報等を入力する構成であってもよい。また、特徴量判定装置101がLAN(Local Area Network)等を介して、外部から解析情報等を入力する構成であってもよい。
以上説明したように、第3の実施形態の代替計測システムによれば、複数の監視指標による換算値とともに故障要因の判定のための有効な解析情報を入力することができる。したがって、第1および第2の実施形態の代替計測システムの効果に加えて、計測システムの故障要因などを短時間に絞り込むことができる。これにより、設備のオペレータなどの故障要因などの解析業務において、オペレータなどが故障要因などを判断する際に、そのための労力および時間を大幅に低減することが可能となる。
[他の実施形態]
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。例えば、各実施形態の特徴を組み合わせてもよい。さらに、これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形には、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…原子炉格納容器、2…水位計装配管、3…水位計、4…水位計ケーブル、5…水位計測装置、6…複数の温度計、6a、6b、6c、6d、6e…温度計、7…温度計ケーブル、8…温度計測装置、9a、9b、9c…代替計測装置、11…原子炉、14…複数の放射線検出器、15…放射線検出器ケーブル、16…放射線測定装置、17…複数の圧力計、18…圧力計ケーブル、19…圧力計測装置、21a、21b…比較表示装置、30…第1の計測システム、50…第2の計測システム、60…第3の計測システム、70…第4の計測システム、41…第1の接続ケーブル、42…第2の接続ケーブル、43…第3の接続ケーブル、44…第4の接続ケーブル、45…第5の接続ケーブル、46…第6の接続ケーブル、47…第7の接続ケーブル、48…解析情報信号ケーブル、49…判定結果信号ケーブル、81…温度データ収集部、82…温度データ処理部、91…データ取得部、92…データ閾値判定部、93…水位換算部、94…水位換算テーブル、101…特徴量判定装置、102…解析データ入力部、103…事象予測処理部、104…故障判定部、211…比較データ収集部、212…比較データ表示部、411…第1の判定用計測値信号ケーブル、421…第2の判定用計測値信号ケーブル、431…第1の判定用換算値信号ケーブル、461…第3の判定用計測値信号ケーブル、471…第2の判定用換算値信号ケーブル

Claims (6)

  1. 第1の物理量を計測する第1のセンサを有して前記第1の物理量の計測値データを収集する第1の計測装置、および、第2の物理量を計測する複数の第2のセンサを有して前記複数の第2のセンサを識別するための識別子ごとに前記第2の物理量の計測値データを収集する第2の計測装置を備える設備における代替計測装置であって、
    前記複数の第2のセンサの前記識別子ごとに、前記第2の計測装置から前記第2の物理量の前記計測値データを取得するデータ取得部と、
    前記複数の第2のセンサの各々を識別する識別子ごとに、前記データ取得部により前記第2の計測装置から取得された前記第2の物理量の前記計測値データを、予め定められた閾値との比較によって前記第1の物理量の範囲を判定する判定部と、
    前記複数の第2のセンサの前記識別子および前記複数の第2のセンサの各々の設置情報を関連付ける換算情報を記憶する換算情報記憶部と、
    前記換算情報記憶部に記憶された前記換算情報に基づいて、前記判定部により前記閾値との比較によって判定された前記第1の物理量の範囲から前記第1の物理量に換算する代替換算部と、
    を備えることを特徴とする代替計測装置。
  2. 前記設備は原子炉および原子炉格納容器を備える原子炉設備であり、
    前記第1の物理量は前記原子炉格納容器内の水位であり、
    前記第2の物理量は、前記原子炉格納容器内の温度、圧力および放射線量のうちの少なくとも一つであり、
    前記設置情報は前記複数の第2のセンサの各々の設置位置を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の代替計測装置。
  3. 第1の物理量を計測する第1のセンサを有して前記第1の物理量の計測値データを収集する第1の計測装置、第2の物理量を計測する複数の第2のセンサを有して前記複数の第2のセンサを識別するための識別子ごとに前記第2の物理量の計測値データを収集する第2の計測装置、代替計測装置および比較表示装置を備える設備における代替計測システムであって、
    前記代替計測装置は、
    前記複数の第2のセンサの前記識別子ごとに、前記第2の計測装置から前記第2の物理量の前記計測値データを取得するデータ取得部と、
    前記複数の第2のセンサの各々を識別する識別子ごとに、前記データ取得部により前記第2の計測装置から取得された前記第2の物理量の前記計測値データを、予め定められた閾値との比較によって前記第1の物理量の範囲を判定する判定部と、
    前記複数の第2のセンサの前記識別子および前記複数の第2のセンサの各々の設置情報を関連付ける換算情報を記憶する換算情報記憶部と、
    前記換算情報記憶部に記憶された前記換算情報に基づいて、前記判定部により前記閾値との比較によって判定された前記第1の物理量の範囲から前記第1の物理量に換算する代替換算部と、を備え、
    前記比較表示装置は、
    前記第1の計測装置により計測された前記第1の物理量の前記計測値データを取得し、前記代替計測装置により前記第1の物理量に換算された換算値を取得する比較データ収集部と、
    前記第1の計測装置から取得した前記第1の物理量の前記計測値データおよび前記代替計測装置から取得した前記換算値を表示する比較データ表示部と、を備える
    ことを特徴とする代替計測システム。
  4. 前記設備はさらに特徴量判定装置を備え、
    前記特徴量判定装置は、
    一または複数の故障モードであるか否かを判定するための計測値の比較データを記憶する特徴量記憶部と、
    前記特徴量記憶部に記憶された前記比較データを参照して、前記第1の計測装置により計測された前記第1の物理量の前記計測値データと、前記代替計測装置により前記第1の物理量に換算された前記換算値との各々について故障モードであるか否かを判定する特徴量比較部と、
    前記特徴量比較部により前記第1の計測装置についていずれかの前記故障モードであると判定された場合には比較結果として第1の警告を出力し、それ以外の場合には前記第1の警告を解除する信号を出力し、前記特徴量比較部により前記第2の計測装置についていずれかの前記故障モードであると判定された場合には比較結果として第2の警告を出力し、それ以外の場合には前記第2の警告を解除する信号を出力する比較結果出力部と、を備え、
    前記比較表示装置は、前記第1の計測装置から取得した前記第1の物理量の前記計測値データおよび前記代替計測装置から取得した前記換算値とともに、前記特徴量判定装置から出力された前記出力の状態について表示する
    ことを特徴とする請求項3に記載の代替計測システム。
  5. 前記設備は原子炉および原子炉格納容器を備える原子炉設備であり、
    前記第1の物理量は前記原子炉格納容器内の水位であり、
    前記第2の物理量は、前記原子炉格納容器内の温度、圧力および放射線量のうちの少なくとも一つであり、
    前記設置情報は前記複数の第2のセンサの各々の設置位置を含む
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の代替計測システム。
  6. 第1の物理量を計測する第1のセンサを有して前記第1の物理量の計測値データを収集する第1の計測装置、第2の物理量を計測する複数の第2のセンサを有して前記複数の第2のセンサを識別するための識別子ごとに前記第2の物理量の計測値データを収集する第2の計測装置、代替計測装置および比較表示装置を備える設備における代替計測システムの代替計測方法であって、
    前記代替計測装置が、前記複数の第2のセンサの前記識別子ごとに、前記第2の計測装置から前記第2の物理量の前記計測値データを取得するデータ取得処理ステップと、
    前記代替計測装置が、前記複数の第2のセンサの各々を識別する識別子ごとに、前記データ取得処理ステップにより前記第2の計測装置から取得された前記第2の物理量の前記計測値データを、予め定められた閾値との比較によって前記第1の物理量の範囲を判定する判定処理ステップと、
    前記代替計測装置が、前記複数の第2のセンサの前記識別子および前記複数の第2のセンサの各々の設置情報を関連付ける換算情報を記憶する換算情報記憶部から参照した前記換算情報に基づいて、前記判定処理ステップにより前記閾値との比較によって判定された前記第1の物理量の範囲から前記第1の物理量に換算する代替換算処理ステップと、
    前記比較表示装置が、前記第1の計測装置により計測された前記第1の物理量の前記計測値データを取得し、前記代替換算処理ステップにより前記第1の物理量に換算された換算値を取得する比較データ収集処理ステップと、
    前記比較表示装置が、前記第1の計測装置から取得した前記第1の物理量の前記計測値データおよび前記比較データ収集処理ステップにより取得した前記換算値を表示する比較データ表示処理ステップと、
    を含むことを特徴とする代替計測方法。
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