JP2013104376A - バルブタイミング調整システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】S102において、吸気弁の開閉タイミングを所望の開閉タイミングとする指示がECUに入力された第1時刻と圧力調整弁により油圧を調整する予定の時刻との時間差が所定時間より小さいと判定される場合、S103において、圧力調整弁による調整前後におけるオイルの圧力を調整前油圧および調整後油圧として算出する。次にS104において、調整前油圧が起動不良下限油圧P1より小さいか否かを判定する。次にS205において、圧力調整弁による調整後油圧が起動不良上限油圧P2より小さいか否かを判定する。調整前油圧が起動不良下限油圧P1より小さく、かつ調整後油圧が起動不良上限油圧P2より小さいと判定される場合、S106において油圧を調整する予定の時刻を第1時刻に対して所定時間遅らせる。
【選択図】 図7
Description
バルブタイミング調整システムの圧力調整弁では、作動流体の圧力を低圧側とする低圧設定圧力、および作動流体の圧力を高圧側とする高圧設定圧力の2つの圧力設定が可能である。請求項8に記載のバルブタイミング調整装置の第2記憶手段は、現在の作動流体の温度に基づいて、圧力調整弁が調整可能な低圧設定圧力および高圧設定圧力を算出することができる第2マップを記憶している。
請求項11に記載の発明によると、バルブタイミング調整システムは、パーキングブレーキ検出手段、シフトレンジ検出手段、パーキング判定手段、および低圧設定圧判定手段をさらに備える。パーキング判定手段によりパーキングブレーキがオンされていると判定される場合、または、シフトレンジがパーキングレンジであると判定される場合、低圧設定圧判定手段は、低圧設定圧力が所定の第3圧力より大きいか否かを判定する。
請求項13に記載の発明によると、バルブタイミング調整システムは、高圧設定圧力が所定の第3圧力より大きいか否かを判定する高圧設定圧判定手段をさらに備える。低圧設定圧判定手段により低圧設定圧力が所定の第3圧力以下と判定される場合、高圧設定圧判定手段は高圧設定圧力が所定の第3圧力より大きいか否かを判定する。
請求項14に記載の発明によると、高圧設定圧判定手段により高圧設定圧力が所定の第3圧力より大きいと判定される場合、圧力調整弁は切換弁に供給される作動流体の圧力を低圧設定圧力に調整する。
請求項16および17に記載の発明によると、ロックモード判定手段により規制部材が嵌合孔に嵌合していると判定される場合、圧力調整弁は切換弁に供給される作動流体の圧力を低圧設定圧力に調整し、ロックモード判定手段により規制部材が嵌合孔に嵌合していないと判定される場合、圧力調整弁は切換弁に供給される作動流体の圧力を高圧設定圧力に調整する。
第1実施形態によるバルブタイミング調整システムを図1から図9に示す。本実施形態のバルブタイミング調整システムは、作動流体としてオイルを用いる油圧制御式である。バルブタイミング調整システムは、エンジンのクランクシャフトの回転角度に対するカムシャフトの回転角度(以下、「カムシャフト位相」という)を調整することにより吸排気弁の開閉タイミングを調整する位相調整部と、位相調整部に供給されるオイルの圧力を制御する油圧制御部とを備える。
ハウジング11は、環状の周壁12および仕切り部材としてのシュウ13、14、15、16と一体に形成されたシュウハウジング17、フロントプレート18、並びにスプロケット19等から構成されている。略台形に形成されたシュウ13、14、15、16は、周壁12から径方向内側へ延びており、周壁12の周方向に略等間隔に設けられている。周方向に隣接するシュウ同士の間隙には略扇状の圧力室50が形成されている。
<エンジン始動時>
エンジン1を始動した直後の状態では、遅角室51、52、53、54および進角室55、56、57、58にポンプ90から十分にオイルが供給されない。このとき、図3に示すようにストッパピン30は嵌合孔31のブッシュ32に嵌合している(以下、ストッパピン30がブッシュ32に嵌合している状態を「ストッパピン30がロックしている」という)。これにより、カムシャフト位相は最遅角位置に保持されたまま、ハウジング11に対するベーンロータ20の相対回動は規制されている。
エンジン1が始動してから所定時間が経過すると、位相調整100を進角制御するため、遅角室51、52、53、54および進角室55、56、57、58にオイルが十分に供給される。このとき、進角室55および遅角室51に滞留するオイルがストッパピン30に作用することにより、ストッパピン30のロックが解除される。以下にストッパピン30のロック解除における油圧の作用について図4〜図8に基づいて説明する。
ストッパピン30がロックしているとき、ベーンロータ20は、最遅角に位置している。このとき、進角油圧が進角通路193を介してストッパピン30に作用すると、ストッパピン30はコイルスプリング35の付勢力に抗して図4の上方に移動する。一方、遅角油圧が遅角通路222を介してストッパピン30に作用すると、ストッパピン30は、進油圧が作用するときと同じようにコイルスプリング35の付勢力に抗して図4の上方に移動する。すなわち、バルブタイミング調整システム10におけるストッパピン30のロック状態は、進角油圧または遅角油圧のいずれによっても解除される。なお、図4中の矢印は、進角室55から収容孔221に供給されるオイルの流れる方向、および、遅角室51から供給されるオイルの流れる方向を示している。
位相調整部100を進角制御するとき、ECU91は、油圧制御弁92および圧力調整弁99に供給する駆動電流を制御する。油圧制御弁92は、ポンプ90と進角通路93とを接続し、遅角通路94とオイルパン95とを接続する。ポンプ90が吐出するオイルは、進角通路93、66、63、64を経由し、進角室55、56、57、58に供給される。一方、遅角室51、52、53、54のオイルは、遅角通路61、62、65、94を経由し、オイルパン95に排出される。進角室55、56、57、58の油圧はベーン22、23、24、25に作用し、ベーンロータ20を進角方向に付勢するトルクを発生する。これにより、ベーンロータ20は、ハウジング11に対して進角方向に回転する。このとき、圧力調整弁99では、油圧制御弁92に供給されるオイルの圧力を調整する。
位相調整部100を遅角制御するとき、ECU91は、油圧制御弁92に供給する駆動電流を制御する。油圧制御弁92は、ポンプ90と遅角通路94とを接続し、進角通路93とオイルパン95とを接続する。ポンプ90から吐出されるオイルは、遅角通路94、65、61、62を経由し、遅角室51、52、53、54に供給される。一方、進角室55、56、57、58のオイルは進角通路63、64、66、93を経由し、オイルパン95に排出される。遅角室51、52、53、54の油圧がベーン22、23、24、25に作用し、ベーンロータ20を遅角方向に付勢するトルクを発生する。これにより、ベーンロータ20は、ハウジング11に対して遅角方向に回転する。このとき、圧力調整弁99では、油圧制御弁92に供給されるオイルの圧力を調整する。
ベーンロータ20が目標位相に到達すると、ECU91は油圧制御弁92および圧力調整弁99に出力する駆動電流のデューティ比を制御する。油圧制御弁92は、ポンプ90と、遅角通路94および進角通路93との接続を遮断し、遅角室51、52、53、54および進角室55、56、57、58に滞留するオイルがオイルパン95に排出されることを規制する。このため、ベーンロータ20は目標位相に保持される。このとき、圧力調整弁99では、油圧制御弁92に供給されるオイルの圧力を調整する。
なお、進角作動時、遅角作動時および中間保持状態では、ポンプ90から位相調整部100の進角室55、56、57、58および遅角室51、52、53、54に供給される油圧はコイルスプリング35がストッパピン30に作用する力よりも大きいので、ストッパピン30のロック状態は解除されている。
本発明の第1実施形態によるバルブタイミング調整システムにおいて、吸気弁を進角作動する指示が入力される時刻に対して油圧調整の時刻または吸気弁の進角作動を開始する時刻を遅らせた場合のストッパピンのロックが解除されるのに必要な時間の変化を実験により確認した。
実験結果を示す図9によると、吸気弁を進角作動する指示が入力される時刻(図9の横軸における原点)に対して油圧調整を所定時間遅らせると、ストッパピンのロックが解除されるのに必要な時間が短くなること明らかである(図9(a))。また、吸気弁を進角作動する指示が入力される時刻に対して、吸気弁の進角作動を開始する時刻を所定時間遅らせると、ストッパピンのロックが解除されるのに必要な時間が短くなること明らかである(図9(b))。
次に第1実施形態でのバルブタイミング調整システム10の効果について説明する。
(A)第1実施形態のバルブタイミング調整システム10では、ストッパピン30のロックを解除するとき、ECU91が圧力調整弁99によって調整される作動流体の圧力を位相調整部100に作用させる前に算出する。ECU91では、ストッパピン30のロック解除が不良となるロック解除不良領域の起動不良下限油圧P1および起動不良上限油圧P2に対する調整前圧力および調整後圧力の大きさを判定することにより、ストッパピン30のロック解除時の圧力を選択する。特に、ストッパピン30のロック解除中の圧力変更を避けるため、ECU91がベーンロータ20の位相を目標位相とする信号を出力する時刻と、圧力調整弁99に対して油圧を調整する信号を出力する時刻との前後関係を調整する。これにより、ストッパピン30のロック解除不良の発生を防止することができる。
次に、本発明の第2実施形態によるバルブタイミング調整システムを図10および図11に基づいて説明する。第2実施形態は、第1実施形態に対してエンジン停止時にもオイルの圧力制御処理を実行する点が異なる。なお、第1実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
次に、本発明の第3実施形態によるバルブタイミング調整システムを図12および図13に基づいて説明する。第3実施形態は、第2実施形態に対してオイルの圧力制御処理を実行する際の判定手段が異なる。なお、第2実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
S202における低圧設定時の油圧および高圧設定時の油圧の算出後、S303において、パーキングブレーキスイッチ981がオン検出しているか否か、またはシフトレンジセンサ982がパーキングレンジを検出しているか否かを判定する。パーキングブレーキスイッチ981がオン検出している場合、または、シフトレンジセンサ982がパーキングレンジを検出している場合、S204に移行する。S204では、低圧設定時の油圧が起動不良上限油圧P2より大きいか否かを判定する。また、パーキングブレーキスイッチ981がオフ検出しており、かつシフトレンジセンサ982がパーキングレンジ以外のシフトレンジを検出している場合、位相調整部100に供給される油圧は変更されることなく、圧力制御処理は終了する。
(ア)上述の実施形態では、オイルの圧力および温度は、それぞれ油圧センサおよび油温センサが検出するとした。しかしながら、オイルの圧力および温度の検出方法は,これに限定されない。エンジンを冷却する冷却水の温度を検出する水温センサによって検出された冷却水の水温から油圧および油温を算出してもよい。
2 ・・・クランクシャフト(駆動軸)、
4、5 ・・・カムシャフト(従動軸)、
8 ・・・吸気弁、
9 ・・・排気弁、
10、101 ・・・バルブタイミング調整システム、
11 ・・・ハウジング、
20 ・・・ベーンロータ、
22、23、24、25・・・ベーン、
221 ・・・収容孔、
30 ・・・ストッパピン(規制部材)、
31 ・・・嵌合孔、
41 ・・・カム角センサ(従動角検出手段)、
42 ・・・クランク角センサ(駆動角検出手段)、
51、52、53、54・・・遅角室、
55、56、57、58・・・進角室、
90 ・・・ポンプ、
91 ・・・ECU(第1制御手段、圧力算出手段、第1記憶手段、時間差判定手段、ロックモード判定手段、調整前圧力判定手段、調整後圧力判定手段、第2制御手段、第2記憶手段、アイドル状態判定手段、内燃機関停止手段、低圧設定圧判定手段、高圧設定圧判定手段、ロックモード判定手段、パーキング判定手段)
92 ・・・油圧制御弁(切換弁)、
96 ・・・油温センサ(作動流体温度検出手段)、
97 ・・・油圧センサ(作動流体圧検出手段)、
98 ・・・スロットルセンサ(バルブ角度検出手段)、
981 ・・・パーキングブレーキスイッチ(パーキングブレーキ検出手段)、
982 ・・・シフトレンジセンサ(シフトレンジ検出手段)、
99 ・・・圧力調整弁、
100 ・・・位相調整部(バルブタイミング調整装置)。
Claims (17)
- 内燃機関の駆動軸または従動軸の一方とともに回転するハウジングと、前記駆動軸または前記従動軸の他方とともに回転し、前記ハウジング内部を遅角室および進角室に仕切るベーンを有し、前記ハウジングに対して相対回動可能なベーンロータと、前記ベーンロータに形成される収容孔に摺動可能に収容され、前記ハウジングの内壁に形成された嵌合孔に嵌合することで前記ハウジングに対する前記ベーンロータの相対回動を規制する規制部材と、を備え、前記駆動軸の駆動力を前記従動軸に伝達するとともに前記駆動軸に対する前記従動軸の位相を変更することにより、弁の開閉タイミングを調整するバルブタイミング調整装置と、
作動流体を汲み上げ吐出するポンプと、
前記ポンプの吐出側と前記バルブタイミング調整装置の前記遅角室および進角室との間に設けられ、前記ポンプから吐出された作動流体の流路を前記遅角室または前記進角室に選択的に切換可能な切換弁と、
前記切換弁に供給される作動流体の圧力を調整する圧力調整弁と、
前記駆動軸に対する前記従動軸の目標位相が入力され、入力される前記目標位相に応じた信号を前記切換弁および前記圧力調整弁に出力する第1制御手段と、
前記圧力調整弁が調整する作動流体の圧力を算出する圧力算出手段と、
を備えることを特徴とするバルブタイミング調整システム。 - 前記遅角室または前記進角室に供給される作動流体の圧力を検出し、前記遅角室または前記進角室に供給される作動流体の圧力に応じた信号を出力する作動流体圧検出手段と、
前記作動流体圧検出手段が検出する作動流体の圧力と前記圧力調整弁が調整する前の作動流体の調整前圧力および前記圧力調整弁が調整した後の作動流体の調整後圧力との関係を表す第1マップを記憶する第1記憶手段と、
をさらに備え、
前記圧力算出手段は、前記作動流体圧検出手段により検出される前記遅角室または前記進角室に供給される作動流体の圧力および前記第1マップに基づいて前記調整前圧力および前記調整後圧力を算出することを特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング調整システム。 - 前記第1制御手段に前記駆動軸に対する前記従動軸の目標位相が入力される第1タイミングと前記圧力調整弁により前記切換弁に供給される作動流体の圧力が調整される第2タイミングとの差が所定の時間より小さいか否かを判定する時間差判定手段をさらに備え、
前記時間差判定手段により前記第1タイミングと前記第2タイミングとの差が所定の時間より小さいと判定される場合、前記圧力算出手段は前記調整前圧力および前記調整後圧力を算出することを特徴とする請求項2に記載のバルブタイミング調整システム。 - 前記規制部材が前記嵌合孔に嵌合しているか否かを判定するロックモード判定手段をさらに備え、
前記ロックモード判定手段により前記規制部材が前記嵌合孔に嵌合していると判定される場合、前記時間差判定手段は前記第1タイミングと前記第2タイミングとの差が所定の時間より小さいか否かを判定することを特徴とする請求項3に記載のバルブタイミング調整システム。 - 前記圧力算出手段により算出される前記調整前圧力が所定の第1圧力より小さいか否かを判定する調整前圧力判定手段と、
前記圧力算出手段により算出される前記調整後圧力が所定の第2圧力より小さいか否かを判定する調整後圧力判定手段と、
前記切換弁が作動流体の流路を切り換える第3タイミングと前記第2タイミングとの関係を調整する第2制御手段と、
をさらに備え、
前記調整前圧力判定手段により前記調整前圧力が前記第1圧力より小さいと判定され、かつ前記調整後圧力判定手段により前記調整後圧力が前記第2圧力より小さいと判定される場合、前記第2制御手段は前記第2タイミングを前記第3タイミングの所定時間後に調整することを特徴とする請求項4に記載のバルブタイミング調整システム。 - 前記圧力算出手段により算出される前記調整前圧力が所定の第1圧力より小さいか否かを判定する調整前圧力判定手段と、
前記圧力算出手段により算出される前記調整後圧力が所定の第2圧力より小さいか否かを判定する調整後圧力判定手段と、
前記切換弁が作動流体の流路を切り換える第3タイミングと前記第2タイミングとの関係を調整する第2制御手段と、
をさらに備え、
前記調整前圧力判定手段により前記調整前圧力が前記第1圧力より小さいと判定され、かつ前記調整後圧力判定手段により前記調整後圧力が前記第2圧力以上であると判定される場合、前記第2制御手段は、前記第2タイミングを前記第3タイミングの所定時間後に調整、または前記第3タイミングを前記第2タイミングの所定時間後に調整することを特徴とする請求項4に記載のバルブタイミング調整システム。 - 前記圧力算出手段により算出される前記調整前圧力が所定の第1圧力より小さいか否かを判定する調整前圧力判定手段と、
前記圧力算出手段により算出される前記調整後圧力が所定の第2圧力より小さいか否かを判定する調整後圧力判定手段と、
前記切換弁が作動流体の流路を切り換える第3タイミングと前記第2タイミングとの関係を調整する第2制御手段と、
をさらに備え、
前記調整前圧力判定手段により前記調整前圧力が前記第1圧力以上であると判定され、かつ前記調整後圧力判定手段により前記調整後圧力が前記第2圧力以上であると判定される場合、前記第2制御手段は、前記第3タイミングを前記第2タイミングの所定時間後に調整することを特徴とする請求項4に記載のバルブタイミング調整システム。 - 作動流体の温度を検出し、作動流体の温度に応じた信号を出力する作動流体温度検出手段と、
作動流体の温度と前記圧力調整弁が調整する低圧設定圧力および高圧設定圧力との関係を示す第2マップを記憶する第2記憶手段と、
をさらに備え、
前記圧力算出手段は、前記作動流体温度検出手段が検出する作動流体の温度および前記第2マップに基づいて、前記低圧設定圧力および前記高圧設定圧力を算出することを特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング調整システム。 - 前記内燃機関がアイドル状態であるか否かを判定するアイドル状態判定手段をさらに備え、
前記アイドル状態判定手段により前記内燃機関がアイドル状態であると判定される場合、前記圧力算出手段は、前記低圧設定圧力および前記高圧設定圧力を算出することを特徴とする請求項8に記載のバルブタイミング調整システム。 - 前記内燃機関の停止を指示する信号が入力されたか否かを判定する内燃機関停止判定手段と、
前記低圧設定圧力が所定の第3圧力より大きいか否かを判定する低圧設定圧判定手段と、
をさらに備え、
前記内燃機関停止判定手段により前記内燃機関の停止を指示する信号が入力されたと判定される場合、前記低圧設定圧判定手段は、前記低圧設定圧力が前記所定の第3圧力より大きいか否かを判定することを特徴とする請求項8または9に記載のバルブタイミング調整システム。 - パーキングブレーキのオンオフを検出し、前記パーキングブレーキのオンオフに応じた信号を出力するパーキングブレーキ検出手段と、
車両の運転者が選択するシフトレンジを検出し、前記シフトレンジに応じた信号を出力するシフトレンジ検出手段と、
前記パーキングブレーキ検出手段が検出する前記パーキングブレーキのオンオフに基づいて前記パーキングブレーキがオンされているか否か、または前記シフトレンジ検出手段が検出する前記シフトレンジに基づいて前記シフトレンジがパーキングレンジであるか否かを判定するパーキング判定手段と、
前記低圧設定圧力が前記所定の第3圧力より大きいか否かを判定する低圧設定圧判定手段と、
をさらに備え、
前記パーキング判定手段により前記パーキングブレーキがオンされていると判定される場合、または、前記シフトレンジがパーキングレンジであると判定される場合、前記低圧設定圧判定手段は、前記低圧設定圧力が前記所定の第3圧力より大きいか否かを判定することを特徴とすることを特徴とする請求項8または9に記載のバルブタイミング調整システム。 - 前記低圧設定圧判定手段により前記低圧設定圧力が前記所定の第3圧力より大きいと判定される場合、前記圧力調整弁は前記切換弁に供給される作動流体の圧力を前記低圧設定圧力に調整することを特徴とする請求項10または11に記載のバルブタイミング調整システム。
- 前記高圧設定圧力が前記所定の第3圧力より大きいか否かを判定する高圧設定圧判定手段をさらに備え、
前記低圧設定圧判定手段により前記低圧設定圧力が前記所定の第3圧力以下であると判定される場合、前記高圧設定圧判定手段は前記高圧設定圧力が前記所定の第3圧力より大きいか否かを判定することを特徴とする請求項10または11に記載のバルブタイミング調整システム。 - 前記高圧設定圧判定手段により前記高圧設定圧力が前記所定の第3圧力より大きいと判定される場合、前記圧力調整弁は前記切換弁に供給される作動流体の圧力を前記低圧設定圧力に調整することを特徴とする請求項13に記載のバルブタイミング調整システム。
- 前記規制部材が前記嵌合孔に嵌合しているか否かを判定するロックモード判定手段をさらに備え、
前記高圧設定圧判定手段により前記高圧設定圧力が前記所定の第3圧力以下であると判定される場合、前記ロックモード判定手段は前記規制部材が前記嵌合孔に嵌合しているか否かを判定することを特徴とする請求項13または14に記載のバルブタイミング調整システム。 - 前記ロックモード判定手段により前記規制部材が前記嵌合孔に嵌合していると判定される場合、前記圧力調整弁は前記切換弁に供給される作動流体の圧力を前記低圧設定圧力に調整することを特徴とする請求項15に記載のバルブタイミング調整システム。
- 前記ロックモード判定手段により前記規制部材が前記嵌合孔に嵌合していないと判定される場合、前記圧力調整弁は前記切換弁に供給される作動流体の圧力を前記高圧設定圧力に調整することを特徴とする請求項15に記載のバルブタイミング調整システム。
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