JP2013102922A - 洗濯機 - Google Patents

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Junichi Nawama
潤一 縄間
Mikio Tawara
己紀夫 田原
Toshinari Matsumoto
俊成 松本
Masahiro Kawai
雅弘 河合
Hiroaki Inui
浩章 乾
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Abstract

【課題】電解水を用いる洗濯機において、次亜塩素酸の残留量を低減する洗濯機を提供すること。
【解決手段】筐体の内部に配設された外槽と、前記外槽の内側に回転可能に配設される洗濯槽と、前記外槽内の水を排出する排水経路と、次亜塩素酸を含む電解水を前記外槽または前記排水経路に供給する電解水供給手段とを備え、前記排水経路の内側に、ニッケルまたはニッケル合金を含む部材を設け、前記部材は、ニッケルよりも標準電極電位が卑な金属と電気的に導通している。
【選択図】図1

Description

本発明は、次亜塩素酸を含有する電解水を洗濯水として利用する洗濯機の排水方法に関する。
従来、次亜塩素酸を含有する電解水を用いた洗濯機は、ドラム(水槽)と水受槽(外槽)の間に電解水を給水し、電解水と洗濯機内部や洗濯物を接触させ、次亜塩素酸の除菌作用によって洗濯機内部や洗濯物を除菌する方法が考えられている(たとえば、特許文献1参照)。
また、電解水を水受槽(外槽)の底面部から上面部へ循環させて電解水の衣類との接触効率を高める洗濯機がある(たとえば特許文献2参照)。
特開2001−170392号公報 特開2005−143590号公報
しかしながら上記の洗濯機は、次亜塩素酸を含む電解水を洗い工程またはすすぎ工程での洗濯水として使用するので、次亜塩素酸の除菌作用や酸化分解の対象物である細菌とカビを含めた有機物、つまり洗濯物や洗濯機内部の汚れが少ない場合には、その洗濯水の排水中には次亜塩素酸が反応しないまま残留している可能性が有る。よって、次亜塩素酸の酸化分解作用により洗濯機の排水を流す下水管の腐食が生じたり、また次亜塩素酸の除菌力により集合住宅などが有する1次下水処理槽の微生物の生態バランスが崩れて悪臭を発生するなどの課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、電解水を用いる洗濯機において、次亜塩素酸の残留量を低減する洗濯機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明の洗濯機は、筐体の内部に配設された外槽と、前記外槽の内側に回転可能に配設され洗濯物を収容する洗濯槽と、前記外槽内の水を排出する排水経路と、次亜塩素酸を含む電解水を前記外槽または前記排水経路に供給する電解水供給手段とを備え、前記排水経路の内側に、ニッケルまたはニッケル合金を含む部材を設け、前記部材は、ニッケルよりも標準電極電位が卑な金属と電気的に導通しているものである。
これによって、次亜塩素酸の自己分解を促進する触媒であるニッケルまたはニッケル合金が、次亜塩素酸の分解を促し、次亜塩素酸の残留量を減らすことができる。さらに、ニッケルより標準電極電位が卑な金属と電気的に導通した状態で洗濯排水中の次亜塩素酸と接触するので、ニッケルまたはニッケル合金片の表面は金属電池の陽極面となることから、ニッケルが次亜塩素酸を含む水中に溶出することなく、触媒として作用し、ニッケルまたはニッケル合金片の表面に接触した次亜塩素酸を速やかに酸化分解力や除菌能力の無い塩素イオンと酸素分子に分解することができる。
本発明の洗濯機は、次亜塩素酸の残留量を低減するので、下水管の腐食を抑制し、集合住宅などに設置されている1次下水処理槽の微生物の生態バランスを崩すことによる悪臭の発生を抑制することができる。
本発明の実施の形態1における洗濯機の概略構成を示す断面図 本発明の実施の形態1における電解槽の構成図 本発明の実施の形態1における排水経路に設けたニッケルメッシュの構成図
第1の発明の洗濯機は、筐体の内部に配設された外槽と、前記外槽の内側に回転可能に配設され洗濯物を収容する洗濯槽と、前記外槽内の水を排出する排水経路と、次亜塩素酸を含む電解水を前記外槽または前記排水経路に供給する電解水供給手段とを備え、前記排水経路の内側に、ニッケルまたはニッケル合金を含む部材を設け、前記部材は、ニッケルよりも標準電極電位が卑な金属と電気的に導通しているものである。
これによって、次亜塩素酸の自己分解を促進する触媒であるニッケルまたはニッケル合金が、次亜塩素酸の分解を促し、次亜塩素酸の残留量を減らすことができる。さらに、ニッケルより標準電極電位が卑な金属と電気的に導通した状態で洗濯排水中の次亜塩素酸と接触するので、ニッケルまたはニッケル合金片の表面は金属電池の陽極面となることから、ニッケルが次亜塩素酸を含む水中に溶出することなく、触媒として作用し、ニッケルまたはニッケル合金片の表面に接触した次亜塩素酸を速やかに酸化分解力や除菌能力の無い塩素イオンと酸素分子に分解することができる。さらに、洗濯水の排水を流す下水管の腐食を低減することができる。さらに、集合住宅などに設置されている1次下水処理槽の微生物の生態バランスを崩すことによる悪臭の発生を抑制することができる。
第2の発明は、第1の発明の洗濯機のニッケルまたはニッケル合金を含む部材は、排水経路内にメッシュ状に設けられたものである。
これによって、次亜塩素酸を含む洗濯水の流れを妨げることなく、ニッケルまたはニッケル合金と満遍なく接触することができきる。さらに、排水経路内には異物が流れてくることがあるが、メッシュとしたことにより、一部のニッケル表面が覆われた場合にも、表面積が大きいので、次亜塩素酸の分解をより確実に行うことができる。
第3の発明は、第1または第2の発明の洗濯機のニッケルまたはニッケル合金を含む部材は、洗濯槽を駆動させるモータのケースに導通しているものである。
これによって、洗濯機にすでに備えられている部材を用いて、ニッケルとの空気中における金属電池を作成することができるので、簡単な構成で次亜塩素酸の残留量を低減することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について図面を用いて説明する。なお、次亜塩素酸の除菌作用とは、菌やカビを構成する有機物質の酸化分解によるものであるので、次亜塩素酸の除菌作用と酸化分解作用は同義である。
図1は、本発明の実施の形態1における洗濯機の概略構成を示す断面図である。図1において、洗濯機の筐体1の内部に外槽2が配設され、外槽2の内側に洗濯槽としてのドラム3が水平方向または水平方向から少し傾斜した回転軸によって回転可能な状態で配設されている。ドラム3は背面にモータ4が接続され、モータ4の回転によりドラム3が回転
する。モータ4は鉄製のモータケース5で覆われている。また、ドラム3は外周面に複数の通水孔が設けられており、洗濯槽の他に脱水槽や乾燥槽としても機能する。
筐体1の上面には水道水給水口6が設けられ、その下流側に洗剤給水弁7と柔軟剤給水弁8と電解槽給水弁9が設けられている。水道水給水口6から給水された水道水は、洗剤給水弁7の開栓によって筐体1の内部手前側に設けた洗剤ケース12内に投入された洗剤を外槽2の内部に流し込む構成となっている。
また、水道水給水口6から給水された水道水は、柔軟剤給水弁8の開栓によって筐体1の内部手前側に洗剤ケース12と並設した柔軟剤ケース13内に投入された柔軟剤を外槽2の内部に流し込む構成となっている。
筐体1の内部には電解水を生成する電解槽10を設け、電解槽給水弁9の開栓によって水道水給水口6から給水された水道水は電解槽10の内部に給水される。また電解槽10で生成された電解水は電解水注水弁11の開栓によって外槽2の内部に注水される構成となっている。
図2は本発明の実施の形態1における電解槽の構成図である。図2において、電解槽8は電解槽給水弁7から給水された水道水を挟んで対向するよう陽極19と陰極20を設け、図示しない電源装置によって陽極19と陰極20間に所定の直流電圧を印加して電解水を生成する。生成した電解水は、電解水注水弁11の開栓によって外槽2の内部に注水される構成になっている。なお空気開放口21を設けることで電解槽8内への給水時に発生する内圧が開放されると共に、電気分解時に発生する水素ガスは電解槽8の外部へ排出される。
外槽2には底部に排水口14が設けられ、その下流部に設けた排水弁16を開栓することによって外槽2内部の洗濯水を排水経路15及び排水管17を経て外部に排出できる。
図3は、本発明の実施の形態1における排水経路に設けたニッケルメッシュの構成図である。ニッケルメッシュ18は目開き約3mmの純ニッケル金属製のメッシュであり、排水経路15の通過面積部の全体を覆うよう設けている。なお、本実施の形態ではニッケルメッシュ18の材質として純ニッケルを用いたが、ニッケルを含有する合金であっても良い。
ニッケルを含む部材をニッケルメッシュとし、排水経路の流れに直行するようにもうけたので、次亜塩素酸を含む洗濯水の流れをできる限り妨げることなく、ニッケルまたはニッケル合金と満遍なく接触させることができきる。さらに、排水経路内には異物が流れてくることがあるが、メッシュとしたことにより、一部のニッケル表面が覆われた場合にも、表面積が大きいので、次亜塩素酸の分解をより確実に行うことができる。
ニッケルメッシュ18は図示しない導線によってモータケース5と電気的に導通している。このことによって、ニッケルメッシュ18は標準電極電位がより卑である鉄製のモータケース5と空気中における金属電池を構成する。ニッケルメッシュ18は標準電極電位として貴であることから金属電池の陽極面として作用する。またニッケルが次亜塩素酸の分解触媒であることから、ニッケルメッシュ18はその表面と接触した次亜塩素酸を速やかに酸化分解能力の無い塩素イオンに変化させることとなる。このように、洗濯機にすでに備えられている部材を用いて、ニッケルとの空気中における金属電池を作成することができるので、簡単な構成で次亜塩素酸の残留量を低減することができる。
次に、本実施の形態の洗濯機の動作について説明する。本実施の形態では洗濯工程中の
最終すすぎ工程時に電解水を使用する場合を記載するが、本発明はそれに限定されるものではなく、洗濯工程中の洗い工程で電解水を使用する場合にも適用できる。
洗濯工程は洗い工程、すすぎ工程、脱水工程の順序で図示しない制御装置によって行われる。
洗い工程では、使用者が洗濯物をドラム3内に投入し洗剤を洗剤ケース12に投入後、図示しない水位検知手段によって所定水位と検知されるまで洗剤給水弁7が開栓となり水道水が外槽2の内部に注水される。
水道水が外槽2の内部に注水された後、ドラム3がモータ4によって回転されることでドラム3内の衣類は洗い水の中で撹拌され洗浄される。
また、水道水が外槽2の内部に注水された後、電解槽給水弁9が所定時間開栓し、電解槽10の内部に水道水が陽極19と陰極20を覆うまで給水される。その後、図示しない電源装置によって陽極19と陰極20間に直流電圧が印加され電解水が生成される。なお直流電圧の印加による電解水の生成は以下で述べる最終すすぎ工程の開始時まで行われる。
所定時間のドラム3による衣類の撹拌の後、排水弁16が制御手段によって開栓され、外槽2の底部に設けた排水口14からニッケルメッシュ18を通過して洗い水は排水され、その後、ドラム3が高速で回転して衣類は脱水される。
すすぎ工程は、上記の洗い工程と同様に給水、撹拌、脱水の動作が複数回(通常2回または3回)繰り返して行われ、その繰り返される最終の動作を特に最終すすぎ工程と呼ぶ。動作の繰返しが1回のみの場合は、それが最終すすぎ工程となる。また最終すすぎ工程の脱水動作は脱水工程となる。
最終すすぎ工程では、水道水の給水時に柔軟剤給水弁8が開栓すると共に電解水注水弁11も開栓となり、外槽2の内部のすすぎ水は柔軟剤と電解水の両者を含有することとなる。また最終すすぎ工程以外の繰返し動作時には、水道水の給水は洗剤給水弁7が開栓することで行われ、また電解水注水弁11は閉栓のままである。
最終すすぎ工程での外槽2内のすすぎ水の次亜塩素酸濃度を測定したところ、約0.8ppmであり、排水弁16を開栓してすすぎ水をニッケルメッシュ18に通過させた後の次亜塩素酸濃度は約0.1ppmであり、ニッケルメッシュ18により次亜塩素酸が分解した。
以上のように、本発明の洗濯機は、洗濯水が含有する次亜塩素酸を酸化分解能力や除菌能力の無い塩素イオンに化学変化させて機外へ排出するので、自動食器洗い機などの次亜塩素酸を漂白・除菌剤として用いる装置一般の用途にも適用できる。
1 筐体
2 外槽
3 ドラム
4 モータ
5 モータケース
6 水道水供給口
7 洗剤給水弁
8 柔軟剤給水弁
9 電解槽給水弁
10 電解槽
11 電解水給水弁
12 洗剤ケース
13 柔軟剤ケース
14 排水口
15 排水経路
16 排水弁
17 排水管
18 ニッケルメッシュ
19 陽極
20 陰極
21 空気開放口

Claims (3)

  1. 筐体の内部に配設された外槽と、
    前記外槽の内側に回転可能に配設され洗濯物を収容する洗濯槽と、
    前記外槽内の水を排出する排水経路と、
    次亜塩素酸を含む電解水を前記外槽または前記排水経路に供給する電解水供給手段とを備え、
    前記排水経路の内側に、ニッケルまたはニッケル合金を含む部材を設け、前記部材は、ニッケルよりも標準電極電位が卑な金属と電気的に導通している洗濯機。
  2. ニッケルまたはニッケル合金を含む部材は、排水経路内にメッシュ状に設けられた請求項1に記載の洗濯機。
  3. ニッケルまたはニッケル合金を含む部材は、洗濯槽を駆動させるモータのケースに導通している請求項1または2に記載の洗濯機。
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