JP2013100072A - トランスファ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トランスファ装置35は、動力切換機構を収容するハウジング58を有し、動力切換機構が、ドライブシャフト37Rを取り囲むようにして設けられ、プロペラシャフト38の出力ピニオン62に噛合するベベルギヤ61を有するベベルギヤ軸59と、ベベルギヤ軸59に対してフロントデフ33の回転軸方向に移動自在かつ、相対回転不能に設けられ、デフケース54のボス54bに嵌合および離脱自在となるようにデフケース54の回転軸方向に移動自在に設けられた切換軸64と、デフケース54の回転軸方向においてベベルギヤ61を挟んで前記フロントデフに対向し、切換軸64をデフケース54の回転軸方向に移動させるシフトフォーク65および電磁ソレノイド66とを含んで構成され、切換軸64をベベルギヤ軸59およびドライブシャフト37Rの間に介装する。
【選択図】図2
Description
すなわち、この四輪駆動車では、四輪駆動時のみ駆動される従動側の動力伝達経路において、二輪駆動モード時に駆動源の動力が伝達されない従動輪側の動力伝達部材が回転してしまう。このため、二輪駆動モード時の従動側の動力伝達部材の回転が抵抗となり、駆動ロスを生じさせることが燃費の向上を妨げる要因となっている。
このため、トランスファ装置7は、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)形式の四輪駆動車1に搭載されている。
このトランスファ装置は、ピニオンギヤの円周方向の一部が欠歯されているので、ピニオンギヤの欠歯によってピニオンギヤがラックギヤから外れたときに、付勢部材の圧縮力を利用して第2の筒状部材を回転軸方向に移動させることにより、第2の筒状部材を動力伝達用の筒状部に嵌合させることができる。このため、付勢部材の圧縮力を利用して二輪駆動モードから四輪駆動モードに切換えることができ、切換え時の応答性を向上させることができる。
(第1の実施の形態)
図1〜図4は、本発明に係るトランスファ装置の第1の実施の形態を示す図である。
まず、構成を説明する。
図1、図2において、本実施の形態の車両は、フロントエンジン・フロントドライブ形式の所謂、FF形式の四輪駆動車31である。四輪駆動車31は、駆動源としてのエンジン32と、変速機48およびディファレンシャル装置としてのフロントディファレンシャル装置(以下、単にフロントデフという)33等を含んで構成されるトランスアクスル34と、トランスファ装置35と、左右の前輪36L、36Rと、左右のドライブシャフト37L、37Rとを備えている。
デフケース54の外周部には、出力ギヤ51と噛み合うリングギヤ55が設けられており、デフケース54内には、互いに向かい合うように一対のデフピニオンギヤ56が取り付けられている。
ハウジング58内には、第1の筒状部材としての中空のベベルギヤ軸59が収容されており、このベベルギヤ軸59は、車軸としてのドライブシャフト37Rを取り囲むようにして軸受60a、60bを介してハウジング58に回転自在に支持されている。
なお、ボス54bは、デフケース54と別体となっており、デフケース54の内周部にスプライン嵌合されている。
また、デフケース54のボス54bの内周部には第1のスプラインとしての内周スプライン54cが形成されており、内周スプライン54cは、切換軸64の外周スプライン64aにスプライン嵌合されるようになっている。
また、切換軸64の軸線方向一端部には環状溝64bが形成されており、この環状溝64bにはシフトフォーク65の一端部が嵌合されている。このシフトフォーク65の他端部にはアクチュエータとしての電磁ソレノイド66の作動軸66aが取付けられている。
ECU43に駆動切換スイッチ71から二輪駆動モードに応じた信号が入力されると、ECU43は、電磁ソレノイド66に駆動信号を出力しないため、電磁ソレノイド66がOFFとなり、電磁ソレノイド66が作動しない。
また、移動手段として、切換軸64を回転軸方向に移動させることができるものであれば、上述したものに限定されるものではない。
図5〜図9は、本発明に係るトランスファ装置の第2の実施の形態を示す図であり、第1の実施の形態と同一の構成には同一番号を付して説明を省略する。
この結果、スラスト軸受91のガタ詰めを行うことができ、ラックギヤ92に対して切換軸64を円滑に回転させることができる。
ECU43に駆動切換スイッチ71から二輪駆動モードに応じた信号が入力されると、ECU43は、モータを一方向に回転させることにより、ピニオンギヤ93を反時計回転方向に回転させる。
図10〜図13は、本発明に係るトランスファ装置の第3の実施の形態を示す図であり、第1の実施の形態と同一の構成には同一番号を付して説明を省略する。
また、動力伝達ギヤ103の外周部には外周歯103bが形成されており、この外周歯103bにはピニオンギヤ104が噛合している。また、動力伝達ギヤ103は、軸受105を介してハウジング58に回転自在に支持されている。
ECU43に駆動切換スイッチ71から二輪駆動モードに応じた信号が入力されると、ECU43は、モータ107を一方向に回転させることにより、ピニオンギヤ104を介して動力伝達ギヤ103を一方向に回転させる。
れることがなく、モータ107の負荷を低減することができる。
32 エンジン(内燃機関)
33 フロントディファレンシャル装置(ディファレンシャル装置)
34 トランスアクスル
35 トランスファ装置
36L、36R 前輪
37R ドライブシャフト(車軸)
38 プロペラシャフト(動力伝達部材)
41L、41R 後輪
54a ボス(筒状部)
54c 内周スプライン(第1のスプライン)
55 ベベルギヤ(ドライブギヤ)
58 ハウジング
59 ベベルギヤ軸(第1の筒状部材、動力切換機構)
59a 内周スプライン(内周スプライン)
62 出力ピニオン(ドリブンギヤ)
64 切換軸(第2の筒状部材、動力切換機構)
64a 外周スプライン(第3のスプライン)
64c 軸受面(第1の軸受面)
65 シフトフォーク(移動手段、動力切換機構)
66 電磁ソレノイド(移動手段、動力切換機構)
81 外周歯(移動手段)
82、99、104、112 ピニオンギヤ(移動手段)
91、101 スラスト軸受(移動手段)
92、112 ラックギヤ(移動手段)
92a 軸受面(第2の軸受面)
93 ピニオンギヤ(移動手段)
94、109 コイルスプリング(付勢部材、移動手段)
95 スナップリング(第1の支持部材)
96 スナップリング(第2の支持部材)
102 中空支持軸(移動手段)
103 動力伝達ギヤ(移動手段)
107 モータ(移動手段)
108 ピン(ガイド部材、移動手段)
Claims (8)
- 動力源と、前記動力源から入力された駆動力の回転速度差を許容して左右前輪または左右後輪のいずれか一方に伝達するディファレンシャル装置を有するトランスアクスルとを備えた車両に、前記ディファレンシャル装置の回転軸方向に位置するように設けられ、前記駆動源から入力された駆動力を前記左右前輪および前記左右後輪のいずれか一方と動力伝達部材を介して前記左右前輪および前記左右後輪のいずれか他方に分配する四輪駆動モードと、前記駆動源から入力された駆動力を前記左右前輪および前記左右後輪のいずれか一方に伝達する二輪駆動モードとに切換える動力切換機構を有するトランスファ装置において、
前記動力切換機構を収容するハウジングを有し、前記動力切換機構が、前記左右前輪の一方の車軸または前記左右後輪の一方の車軸を取り囲むようにして設けられ、前記動力伝達部材のドリブンギヤに噛合するドライブギヤを有する第1の筒状部材と、前記第1の筒状部材に前記回転軸方向に移動自在かつ、相対回転不能に設けられ、前記ディファレンシャル装置に設けられた動力伝達用の筒状部に嵌合および離脱自在となるように前記回転軸方向に移動自在な第2の筒状部材と、前記回転軸方向において前記ドライブギヤを挟んで前記ディファレンシャル装置に対向し、前記第2の筒状部材を前記回転軸方向に移動させる移動手段とを含んで構成され、
前記第2の筒状部材が前記第1の筒状部材および前記車軸の間に介装されることを特徴とするトランスファ装置。 - 前記ディファレンシャル装置の前記筒状部の内周部に第1のスプラインが形成され、前記第1の筒状部材の内周部に第2のスプラインが形成され、前記第2の筒状部材の外周部に前記第2のスプラインと常時スプライン嵌合する第3のスプラインが形成され、
前記第1のスプラインおよび前記第3のスプラインは、四輪駆動モード時にスプライン嵌合するとともに、二輪駆動モード時に離脱することを特徴とする請求項1に記載のトランスファ装置。 - 前記第1の筒状部材が前記ハウジングに回転自在に支持されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトランスファ装置。
- 前記移動手段が、前記第2の筒状部材の外周部に形成された環状溝に嵌合されるシフトフォークと、前記シフトフォークに連結され、前記シフトフォークを介して前記第2の筒状部材を前記回転軸方向に移動させるアクチュエータとから構成されることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1の請求項に記載のトランスファ装置。
- 前記移動手段が、前記第2の筒状部材の回転軸方向端部にスラスト軸受を介して連結され、前記第2の筒状部材を回転自在に支持するラックギヤと、前記ラックギヤに噛合し、回転力が伝達されることにより前記ラックギヤを介して前記第2の筒状部材を回転軸方向に移動させるピニオンギヤと、前記第1の筒状部材と前記第2の筒状部材との間に設けられ、前記スラスト軸受のガタ詰めを行うように前記第2の筒状部材の回転軸方向端部と前記ラックギヤの回転軸方向端部と近接させるように付勢する付勢部材とを有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1の請求項に記載のトランスファ装置。
- 前記第2の筒状部材の回転軸方向端部に第1の軸受面が形成されるとともに、前記ラックギヤの回転軸方向端部に前記第1の軸受面に対して回転軸方向に対向する第2の軸受面が形成され、前記第1の軸受面と前記第2の軸受面との間に前記スラスト軸受が設けられ、
前記第1の筒状部材の内周部に設けられ、前記付勢部材の回転軸方向一端部を前記第1の筒状部材に支持する第1の支持部材と、前記第2の筒状部材の外周部に設けられ、前記付勢部材の回転軸方向他端部を前記第2の筒状部材に支持する第2の支持部材とを有することを特徴とする請求項5に記載のトランスファ装置。 - 前記ピニオンギヤの円周方向の一部が欠歯されていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のトランスファ装置。
- 前記移動手段が、前記第2の筒状部材の回転軸方向端部にスラスト軸受を介して連結されるとともに、外周部にネジ部が形成され、前記第2の筒状部材を回転自在に支持する中空支持軸と、内周部に前記ネジ部に螺合するネジ部が形成されるとともに外周歯が形成された動力伝達ギヤと、前記動力伝達ギヤの外周歯に噛合し、前記動力伝達ギヤを回転駆動するピニオンギヤと、前記中空支持軸が回転軸方向に移動するのを案内し、かつ前記中空支持軸が回転するのを禁止するように前記中空支持軸に取付けられたガイド部材と、前記第1の筒状部材と前記第2の筒状部材との間に設けられ、前記スラスト軸受のガタ詰めを行うように前記第2の筒状部材を前記中空支持軸の回転軸方向端部に向かって付勢する付勢部材とを有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1の請求項に記載のトランスファ装置。
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