JP2013098256A - エッチング液の前処理方法、シリコン基板のエッチング方法、シリコン基板エッチング装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シリコン基板の表面に供給してウェットエッチングにより前記シリコン基板の表面に凹凸を形成するためのエッチング液に対して、前記シリコン基板の表面に供給される前に実施するエッチング液の前処理方法であって、前記シリコン基板表面でのエッチング反応を阻害する1種類以上の有機添加剤と水とアルカリ試薬とを含む前記エッチング液に対してバブリング処理を施すことにより、前記エッチング液中の疎水性不純物を前記エッチング液の液表面に分離する。
【選択図】図5
Description
図1は、従来の連続バッチテクスチャ形成処理におけるラン数と規格化エッチング量との関係を示す特性図である。エッチング量は、テクスチャ形成処理の前後のシリコン基板の重量から算出している。図1では、2ラン目のエッチング量を基準(=1)として示している。図2は、従来の連続バッチテクスチャ形成処理におけるラン数と規格化光反射率との関係を示す特性図である。光反射率は、テクスチャ形成処理後のシリコン基板にテクスチャ形成面側から光を照射した場合の光反射率である。図2では、2ラン目の光反射率を基準(=1)として示している。図3は、従来の連続バッチテクスチャ形成処理における1ラン目のテクスチャ形成処理後のシリコン基板におけるテクスチャ形成面の写真である。
テクスチャ形成の連続バッチ処理においてランを重ねるにしたがって、シリコン基板や周辺環境からエッチング液に疎水性不純物が混入する場合がある。シリコン基板に付着して持ち込まれる疎水性不純物には、指紋に含まれる各種の脂肪酸やエステル類などのほか、潤滑油、防錆剤、フタル酸エステルやアジピン酸エステルのようなプラスチックの可塑剤などがある。これらの疎水性不純物は、容器や搬送部品を経由してシリコン基板に付着するほか、空気中に微量に存在する蒸気が吸着して付着する場合もある。空気中からエッチング液に混入する疎水性不純物については、熱源やスプレー粒子などから発生するオイルミストがテクスチャ形成不良の発生において問題になる場合がある。このようにしてエッチング液中に持ち込まれた疎水性不純物は、当然、テクスチャ形成処理のエッチングに影響を与える虞がある。
上述したエッチング液に対するバブリング前処理は、エッチング液中の油脂等の疎水性不純物を液中から液表面へと分離する方法である。エッチング液中の疎水性不純物を液中から分離するだけでも安定したテクスチャ形成効果は十分に得られる。しかしながら、分離した疎水性不純物がエッチング液に再溶解する可能性も考えられる。また、分離した疎水性不純物が、エッチング液の液面に広がる、油滴として液面に浮遊するなどの挙動により、シリコン基板を汚染する虞もある。
2 テクスチャ形成処理槽(エッチング槽)
3 ヒーター
4 バブラー
5 ポンプ
6 ドレイン
7 エッチング液供給管
8 連通配管
9 廃液槽
Claims (8)
- シリコン基板の表面に供給してウェットエッチングにより前記シリコン基板の表面に凹凸を形成するためのエッチング液に対して、前記シリコン基板の表面に供給される前に実施するエッチング液の前処理方法であって、
前記シリコン基板表面でのエッチング反応を阻害する1種類以上の有機添加剤と水とアルカリ試薬とを含む前記エッチング液に対してバブリング処理を施すことにより、前記エッチング液中の疎水性不純物を前記エッチング液の液表面に分離すること、
を特徴とするエッチング液の前処理方法。 - 前記エッチング液の液表面に分離された前記疎水性不純物を前記バブリング処理の処理中または処理後に除去すること、
を特徴とする請求項1に記載のエッチング液の前処理方法。 - シリコン基板表面でのエッチング反応を阻害する有機添加剤と水とアルカリ試薬とを含むエッチング液をシリコン基板の表面に供給してウェットエッチングにより前記シリコン基板の表面に凹凸を形成するエッチング処理を実施するシリコン基板のエッチング方法であって、
前記エッチング液に対してバブリング処理を施すことにより前記エッチング液中の疎水性不純物を前記エッチング液の液表面に分離する前処理工程と、
前記バブリング処理が施された前記エッチング液を用いて前記シリコン基板表面のウェットエッチングを行うエッチング工程と、
を含むことを特徴とするシリコン基板のエッチング方法。 - 前記前処理工程では、前記エッチング液の液表面に分離された前記疎水性不純物を前記バブリング処理の処理中または処理後に除去すること、
を特徴とする請求項3に記載のシリコン基板のエッチング方法。 - 前記エッチング工程では、前記バブリング処理が施された前記エッチング液を用いて複数バッチにわたってシリコン基板表面のウェットエッチングを繰り返し実施し、バッチ間に前記前処理工程を実施すること、
を特徴とする請求項3または4に記載のシリコン基板のエッチング方法。 - 前記バッチ間において、前記有機添加剤および前記アルカリ試薬のうち少なくとも一方を前記エッチング液に添加した後に前記前処理工程を実施すること、
を特徴とする請求項5に記載のシリコン基板のエッチング方法。 - シリコン基板表面でのエッチング反応を阻害する有機添加剤と水とアルカリ試薬とを含むエッチング液を貯留するエッチング液貯留槽と、
前記エッチング液貯留槽に貯留された前記エッチング液に対してバブリング処理を施すことにより前記エッチング液中の疎水性不純物を前記エッチング液の液表面に分離するバブリング処理手段と、
前記バブリング処理が施された前記エッチング液を貯留してシリコン基板表面のウェットエッチングが実施されるエッチング槽と、
を備えることを特徴とするシリコン基板のエッチング装置。 - 前記バブリング処理により前記エッチング液の液表面に分離された前記エッチング液中の疎水性不純物を除去する除去手段を備えること、
を特徴とする請求項7に記載のシリコン基板のエッチング装置。
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