JP2013096342A - 船外機の吸気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸気音を充分に低減することができる船外機の吸気装置を提供する。
【解決手段】船外機の吸気装置52は、エンジンカバー24に空気を導入可能な右吸気開口部26Aおよび左吸気開口部26Bが設けられ、各開口部26A,26Bからエンジンカバーの内部に吸い込んだ空気をスロットルボディ42に導入可能に構成されている。この船外機の吸気装置は、各開口部26A,26Bから導かれた空気をスロットルボディまで案内する右吸気通路71Aおよび左吸気通路71Bと、各吸気通路71A,71Bの途中に設けられ、吸気音を減少させる右干渉型消音器73Aおよび左干渉型消音器73Bとを備えている。各干渉型消音器73A,73Bは各々略L字状に形成されてスロットルボディの上方に設けられている。
【選択図】図5

Description

本発明は、エンジンカバーの内部にエンジンが設けられ、エンジンカバーの開口部からエンジンカバーの内部に吸い込んだ空気をスロットルボディに導入可能な船外機の吸気装置に関する。
船外機の吸気装置のなかには、エンジンの上方を覆うエンジンカバーに吸気ダクトを備え、吸気ダクトの入口が吸気室に開口され、吸気ダクトの出口が空気取入管に開口されたものがある。
吸気室はエンジンカバーの吸気口を経てエンジンカバーの外部に連通されている。
空気取入管はスロットルボディ(スロットルバルブ)に連通されている。
この船外機の吸気装置によれば、エンジンカバーの吸気口から吸気室に空気を吸い込み、吸気室に吸い込んだ空気を入口から吸気ダクトに吸い込むことができる。
吸気ダクトに吸い込んだ空気を、吸気ダクトの出口を経て空気取入管に吸い込み、空気取入管に吸い込まれた空気をスロットルボディに吸い込むことができる(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3608637号公報
ところで、特許文献1の船外機の吸気装置は、船外機が船体に取り付けられた状態において、エンジンカバーの吸気口が横側を向いて設けられている。
よって、エンジンの駆動時に吸気脈動や衝撃波にともなって吸気音が発生した際に、発生した吸気音は、吸気ダクトを経てエンジンカバーの吸気口から横向きに伝えられる。
このように、吸気音を横向きに伝えられることで吸気音を船体側に伝わり難くすることができる。
しかし、吸気音を横向きに伝える方法では吸気音を充分に低減させることが難しい。
本発明は、吸気音を充分に低減することができる船外機の吸気装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、エンジンがエンジンカバーで覆われ、前記エンジンカバーに空気を導入可能な開口部が設けられ、前記開口部から前記エンジンカバーの内部に吸い込んだ空気をスロットルボディに導入可能な船外機の吸気装置であって、前記エンジンカバーの内部に設けられ、前記開口部から導かれた空気を前記スロットルボディまで案内する吸気通路と、前記吸気通路の途中に設けられ、吸気音を減少させる干渉型消音器と、を備え、前記干渉型消音器は、略L字状に形成され、前記スロットルボディの上方に設けられたことを特徴とする。
請求項2は、エンジンがエンジンカバーで覆われ、前記エンジンカバーの上両側に空気を導入可能な一対の開口部が設けられ、前記一対の開口部から前記エンジンカバーの内部に吸い込んだ空気をスロットルボディに導入可能な船外機の吸気装置であって、前記エンジンカバーの内部において上両側に設けられるとともに、前記一対の開口部に各々連通され、前記一対の開口部から導かれた空気を前記スロットルボディまで案内する一対の吸気通路と、前記一対の吸気通路の途中に各々設けられ、吸気音を減少させる一対の干渉型消音器と、を備え、前記一対の干渉型消音器は、各々の形状が略L字状に形成され、かつ各々が一体に形成されるとともに前記スロットルボディの上両側に配設されたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、エンジンカバーに開口部を設け、開口部からスロットルボディまで延びる吸気通路の途中に干渉型消音器(サイドブランチ)を設けた。
干渉型消音器は、音波を分岐させ、分岐させた音波を分岐前の音波と干渉させて吸気音を低減させるもので、その特性上、特定の周波数帯域を減衰させることが可能である。
よって、吸気通路に干渉型消音器を設けることで、排気音のうち、特に大きな音圧が発生する吸気音の周波数帯域を干渉型消音器で減衰させることが可能になる。
これにより、エンジンの駆動時に吸気脈動や衝撃波にともなって吸気音が発生した際に、干渉型消音器で吸気音を充分に低減することができる。
ここで、干渉型消音器(サイドブランチ)は、音波を分岐させるための管であり、その構造上、形状の選択に自由度を持たせることが可能である。
例えば、干渉型消音器の形状を、配置箇所に合わせて直線状やL字状などに形成することが可能である。
また、船外機は、通常、エンジンカバーの上部とスロットルボディとの間に空き空間(デッドスペース)が存在する。
この空き空間は、平面視略矩形状に形成されている。
そこで、請求項1において、干渉型消音器を略L字状に形成して、干渉型消音器の外形寸法を小さく抑える(すなわち、外形を小さくまとめる)ことにより干渉型消音器を空き空間に配置可能とした。
これにより、干渉型消音器を設けるための空間を、エンジンカバーの内部に新たに確保する必要がないので船外機の小型化を図ることができる。
加えて、干渉型消音器を略L字状に形成することで、干渉型消音器の外形寸法を小さく抑えた状態(すなわち、外形を小さくまとめた状態)で、干渉型消音器として必要な全長を確保できる。
これにより、排気音のうち、特に大きな音圧が発生する吸気音の周波数帯域に合わせて、干渉型消音器として必要な全長を確保できるので、干渉型消音器で吸気音を充分に低減することができる。
請求項2に係る発明では、一対の吸気通路を備え、一対の吸気通路の途中に一対の干渉型消音器を各々設けた。
よって、一対の吸気通路の吸気音を一対の干渉型消音器で各々低減することができる。
これにより、エンジンの駆動時に発生する吸気音を一対の干渉型消音器で充分に低減することができる。
さらに、一対の干渉型消音器を略L字状とし、かつ一対の干渉型消音器を一体に形成することにより、一対の干渉型消音器の全体形状が平面視略矩形状に形成される。
一体に形成された一対の干渉型消音器は、外形寸法が小さく抑えられている(すなわち、外形が小さくまとめられている)。
よって、一対の干渉型消音器をスロットルボディの上両側に設けることで、一対の干渉型消音器を空き空間を利用して配置することができる。
これにより、一対の干渉型消音器を設けるための空間を、エンジンカバーの内部に新たに確保する必要がないので船外機の小型化を図ることができる。
加えて、干渉型消音器を略L字状に形成することで、干渉型消音器の外形寸法を小さく抑えた状態(すなわち、外形を小さくまとめた状態)で、干渉型消音器として必要な全長を確保できる。
これにより、排気音のうち、特に大きな音圧が発生する吸気音の周波数帯域に合わせて、干渉型消音器として必要な全長を確保できるので、干渉型消音器で吸気音を充分に低減することができる。
本発明に係る吸気装置を備えた船外機を示す側面図である。 図1の船外機を示す斜視図である。 図2の3−3線断面図である。 図3の船外機のうちエンジンカバーを想像線で示す斜視図である。 図3の船外機を分解した状態を示す斜視図である。 図1の6−6線断面図である。 図1の7−7線断面図である。 本発明に係る船外機の吸気装置でエンジンカバーの外部から吸い込んだ空気をサイレンサに導く例を説明する図である。 本発明に係る船外機の吸気装置でサイレンサに導かれた空気をエンジンに導く例を説明する図である。 本発明に係る船外機の吸気装置で吸気音を低減する例を説明する図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
実施例に係る船外機の吸気装置52について説明する。
図1に示すように、船外機10は、船外機本体12と、船外機本体12に設けられて船体14(具体的には、船尾15)に着脱可能な取付手段16とを備えている。
取付手段16は、船外機本体12を左右方向(水平方向)に揺動可能なスイベル軸17と、船外機本体12を上下方向に揺動可能なチルト軸18とを備えている。
船外機本体12は、取付手段16に設けられたマウントケース21と、マウントケース21の上部に搭載されたエンジン23と、エンジン23を覆うエンジンカバー24と、エンジン23のクランク軸27に同軸上に連結された駆動軸28と、駆動軸28を介してエンジン23(クランク軸27)の回転が伝達されるギヤ機構29と、ギヤ機構29の回転がプロペラ軸31を介して伝達されるプロペラ32とを備えている。
さらに、船外機本体12は、エンジンカバー24内の空気(内気)を外部35に排出する排気手段(換気手段)51と、エンジンカバー24の外部35からエンジン23に空気(外気)を案内する吸気装置(船外機の吸気装置)52とを備えている。
駆動軸28は、マウントケース21の下側に設けられたエクステンションケース33で覆われている。
ギヤ機構29およびプロペラ軸31は、エクステンションケース33の下側に設けられたギヤケース34で覆われている。
エンジン23は、エンジン本体を構成するシリンダブロック36、ヘッドカバー37、クランク軸27、シリンダ38およびピストン39などを備え、さらに、エンジン23の補機類41を備えている。
この船外機10によれば、エンジン23を駆動することで、エンジン23の回転が駆動軸28、ギヤ機構29、プロペラ軸31を経てプロペラ32に伝達され、プロペラ32が回転して船体14が滑走する。
図2に示すように、エンジンカバー24は、上部24aに排気開口部25が設けられ、上両側部24bに一対の吸気開口部(開口部)26が設けられている。
一対の吸気開口部26のうち、他方の吸気開口部(奥側の吸気開口部)26は図4に示す。
図3に示すように、エンジン23の補機類41は、エンジン23の燃焼室に連通されたスロットルボディ42と、スロットルボディ42の反対側に設けられた発電機43と、発電機43およびスロットルボディ42間に設けられた排気ファン44とを備えている。
発電機43の従動プーリ47および駆動プーリ48に駆動ベルト49が回巻されている。駆動プーリ48はクランク軸27の上端部27aに設けられている。
よって、クランク軸27が回転することにより駆動プーリ48が回転する。駆動プーリ48の回転が駆動ベルト49を介して従動プーリ47に伝えられる。従動プーリ47が回転することにより発電機43が駆動する。
排気手段51は、駆動プーリ48の上部に同軸上に設けられた排気ファン44と、駆動ベルト49の上方を覆うベルトカバー55と、ベルトカバー55の上方に設けられたファンカバー56と、エンジンカバー24内の空気を外部に案内する排気通路57とを備えている。
排気ファン44は、排気ファン室58に収容され、駆動プーリ48の上部に同軸上に設けられている。
よって、駆動プーリ48が回転することにより排気ファン44が回転される。
ファンカバー56の前部に、排気ファン室58を排気通路57に連通する排気口59が形成されている。
排気通路57は、エンジンカバー24の上部24aおよびエアガイド61の前半部61aでエンジンカバー24の上部24aに沿って設けられている。
エアガイド61は、エンジンカバー24の上部24aに沿って設けられている。
この排気通路57は、排気開口部25を経てエンジンカバー24の外部35に連通されている。排気開口部25は、前述したようにエンジンカバー24の上部24aに形成されている。
すなわち、排気ファン室58は、排気口59、排気通路57および排気開口部25を経てエンジンカバー24の外部35に連通されている。
よって、排気ファン44を回転することにより、排気ファン室58の空気が排気口59、排気通路57および排気開口部25を経てエンジンカバー24の外部35に排出される。
排気ファン室58の空気がエンジンカバー24の外部35に排出されることで、エンジンカバー24内の空気が排気ファン室58を経てエンジンカバー24の外部35に排出される。
図4、図5に示すように、船外機の吸気装置52は、エンジンカバー24の上両側部24b(図2参照)に設けられた一対の吸気開口部26と、一対の吸気開口部26に各々連通された一対の吸気通路71と、一対の吸気通路71の途中に各々設けられた一対の干渉型消音器73と、一対の干渉型消音器73の下流側で、かつスロットルボディ42の上流側に設けられたサイレンサ81とを備えている。
一対の吸気開口部26は、前述したように、エンジンカバー24の上両側部24bに各々設けられ、左右対称に形成された部位である。
以下、一対の吸気開口部26のうち、右側の吸気開口部を右吸気開口部26A、左側の吸気開口部を左吸気開口部26Bとして説明する。
一対の吸気通路71は、エンジンカバー24、エアガイド61およびリヤダクト67などで形成されることにより、エンジンカバー24内において上両側の空間68(図3も参照)に設けられている。
また、一対の吸気通路71は、各々の通路が矢印で示すように形成され、エンジンカバー24の一対の吸気開口部26から導かれた空気をスロットルボディ42に各々案内可能に形成されている。
以下、一対の吸気通路71のうち、右側の吸気通路を右吸気通路71A、左側の吸気通路を左吸気通路71Bとして説明する。
ここで、図6に示すように、右吸気通路71Aおよび左吸気通路71Bは、各々の下流側通路が一体に形成されて下流側吸気通路71Cとなる。
右吸気通路71Aおよび左吸気通路71Bのうち一体に形成された下流側吸気通路71Cで、サイレンサ81およびスロットルボディ42間が連通されている。
図4、図5に示すように、右吸気通路71Aは、船外機10の右側に設けられ、右吸気開口部26Aからスロットルボディ42(図6も参照)まで空気を案内する通路である。
右吸気通路71Aの途中に、一対の干渉型消音器73の右干渉型消音器73Aと、サイレンサ81とが連通されている。
右干渉型消音器73Aの下流側にサイレンサ81が設けられている。
左吸気通路71Bは、船外機10の左側に設けられることで右吸気通路71Aに対して左右対称に形成され、左吸気開口部26Bからスロットルボディ42(図6も参照)まで空気を案内する通路である。
左吸気通路71Bの途中に、一対の干渉型消音器73の左干渉型消音器73Bと、サイレンサ81とが連通されている。
左干渉型消音器73Bの下流側にサイレンサ81が設けられている。
すなわち、サイレンサ81は、右吸気通路71Aおよび左吸気通路71Bの両方に用いられている(兼用されている)。
よって、エンジン23の駆動時に吸気脈動や衝撃波にともなって吸気音が発生した際に、発生した吸気音をサイレンサ81および左右の干渉型消音器73A,73Bで低減することができる。
なお、左右の干渉型消音器73A,73Bおよびサイレンサ81については後で詳しく説明する。
図3、図5に示すように、エアガイド61は、ファンカバー56およびリヤダクト67の上側に配置されるとともに、エンジンカバー24の上部24aの裏面側に設けられている。
このエアガイド61は、ファンカバー56およびリヤダクト67を覆うガイド底部62と、ガイド底部62の前端部に設けられた通路入口63と、ガイド底部62の後端部に設けられた吸気ガイド部64とを備えている。
さらに、エアガイド61は、ガイド底部62の右側部に設けられた複数の右ガイドプレート65と、ガイド底部62の左側部に設けられた複数の左ガイドプレート66とを備えている。
通路入口63は、排気通路57の前端部に設けられ、排気通路57の入口を形成する部位である。
排気通路57は、後端部が排気開口部25に連通されている。
よって、前述したように、排気ファン44を回転することにより、排気ファン室58の空気が排気口59、排気通路57および排気開口部25を経てエンジンカバー24の外部35に排出される。
複数の右ガイドプレート65は、エンジンカバー24の右吸気開口部26A(図4参照)に対向する位置に設けられている。
右吸気開口部26Aに対向させて複数の右ガイドプレート65を設けることで、右吸気開口部26Aからエンジンカバー24内に空気を導く際に、空気を案内するとともに空気から水を分離することができる。
複数の左ガイドプレート66は、エンジンカバー24の左吸気開口部26B(図4参照)に対向する位置に設けられている。
左吸気開口部26Bに対向させて複数の左ガイドプレート66を設けることで、左吸気開口部26Bからエンジンカバー24内に空気を導く際に、空気を案内するとともに空気から水を分離することができる。
リヤダクト67は、エアガイド61の後半部61bの下方に設けられ、吸気ガイド部64に連通する案内口87と、案内口87の右側に設けられた右サイドガイド部88と、案内口87の左側に設けられた左サイドガイド部89とを備えている。
右サイドガイド部88は、案内口87からサイレンサ81の右入口81aまで形成されている。
左サイドガイド部89は、案内口87からサイレンサ81の左入口81bまで形成されている。
図5、図7に示すように、一対の干渉型消音器73は、一対の吸気通路71の途中に各々連通され、エンジンカバー24内において上両側の空間68(図3も参照)に設けられたサイドブランチである。
一対の干渉型消音器73は、各々の形状が平面視略L字状に形成され、かつ各々が一体に形成されている。
一対の干渉型消音器73が一体に形成された状態でスロットルボディ42の上両側に配設されている。
以下、一対の干渉型消音器73のうち、右側の干渉型消音器(以下、右干渉型消音器という)を73A、左側の干渉型消音器(以下、左干渉型消音器という)を73Bとして説明する。
右干渉型消音器73Aは、右直交中空部74および右平行中空部75を有し、各部74,75が断面略矩形枠状に形成された中空部材である。
右直交中空部74および右平行中空部75は、右干渉型消音器73Aが全長L1になるように平面視略L字状に形成されている。
右干渉型消音器73Aを平面視略L字状に形成することで、右干渉型消音器73Aの外形寸法L2を小さく抑えた状態(すなわち、外形を小さくまとめた状態)で、右干渉型消音器73Aとして必要な全長L1を確保できる。
よって、排気音のうち、特に大きな音圧が発生する吸気音の周波数帯域に合わせて、右干渉型消音器73Aとして必要な全長を確保できる。
これにより、右干渉型消音器73Aで吸気音を充分に低減することができる。
右直交中空部74は、右吸気通路71Aに対して略直交するように設けられ、右吸気通路71Aに対向する右対向端部74aが開口されている。
右平行中空部75は、右直交中空部74の奥側端部74bから右吸気通路71Aに沿って前側に向けて延出され、右前端部75aが閉塞されている。
すなわち、右干渉型消音器73Aは、エンジン23の駆動時に吸気脈動や衝撃波にともなって発生した吸気音を減少可能なサイドブランチである。
右吸気通路71Aに対向する右対向端部74aを開口することで、右干渉型消音器73Aが右吸気通路71A、サイレンサ81、スロットルボディ42(図6参照)を経てエンジン23(図6参照)の燃焼室に連通されている。
左干渉型消音器73Bは、右干渉型消音器73Aに対して左右対称となるように、左直交中空部76および左平行中空部77が断面略矩形枠状に形成された中空部材である。
左直交中空部76および左平行中空部77は、左干渉型消音器73Bが全長L1になるように平面視略L字状に形成されている。
左干渉型消音器73Bを平面視略L字状に形成することで、左干渉型消音器73Bの外形寸法L2を小さく抑えた状態(すなわち、外形を小さくまとめた状態)で、左干渉型消音器73Bとして必要な全長L1を確保できる。
よって、排気音のうち、特に大きな音圧が発生する吸気音の周波数帯域に合わせて、左干渉型消音器73Bとして必要な全長を確保できる。
これにより、左干渉型消音器73Bで吸気音を充分に低減することができる。
左直交中空部76は、左吸気通路71Bに対して略直交するように設けられ、左吸気通路71Bに対向する左対向端部76aが開口されている。
左平行中空部77は、左直交中空部76の奥側端部76bから左吸気通路71Bに沿って前側に向けて延出され、左前端部77aが閉塞されている。
すなわち、左干渉型消音器73Bは、エンジン23の駆動時に吸気脈動や衝撃波にともなって発生した吸気音を減少可能なサイドブランチである。
左吸気通路71Bに対向する左対向端部76aを開口することで、左干渉型消音器73Bが左吸気通路71B、サイレンサ81、スロットルボディ42(図6参照)を経てエンジン23(図6参照)の燃焼室に連通されている。
図6、図7に示すように、右吸気通路71Aの途中に右干渉型消音器73Aが設けられ、左吸気通路71Bの途中に左干渉型消音器73Bが設けられている。
よって、エンジン23(燃焼室)から発生した吸気音が、スロットルボディ42を経てサイレンサ81に矢印(破線で示す)の如く伝えられる。
以下、図中において吸気音の伝達方向を破線の矢印で示す。
サイレンサ81に伝えられた吸気音は、サイレンサ81の右開口85および右入口81aを経て右吸気通路71Aに伝えられるとともに、サイレンサ81の左開口86および左入口81bを経て左吸気通路71Bに伝えられる。
右吸気通路71Aに伝えられた吸気音は、右吸気通路71Aを経て右直交中空部74および右平行中空部75に矢印の如く伝えられる。
右平行中空部75に伝えられた吸気音は、右前端部75aで伝えられる方向が矢印の如く逆向きに変えられる。
右干渉型消音器73Aで逆向きに変えられた吸気音は、サイレンサ81の右入口81aから右干渉型消音器73Aの上流側に直接伝えられた吸気音に干渉位置P1で干渉する。
ここで、右干渉型消音器73Aで逆向きに変えられた吸気音(以下、逆向きの吸気音という)は、干渉位置P1において、サイレンサ81の右入口81aから右干渉型消音器73Aの上流側に直接導かれた吸気音に対して周波数の位相が反転されている。
さらに、左吸気通路71Bに伝えられた吸気音は、左吸気通路71Bを経て左直交中空部76および左平行中空部77に矢印の如く伝えられる。
左平行中空部77に伝えられた吸気音は、左前端部77aで伝えられる方向が矢印の如く逆向きに変えられる。
左干渉型消音器73Bで逆向きに変えられた吸気音は、サイレンサ81の左入口81bから左干渉型消音器73Bの上流側に直接伝えられた吸気音に干渉位置P2で干渉する。
ここで、左干渉型消音器73Bで逆向きに変えられた吸気音(以下、逆向きの吸気音という)は、干渉位置P2において、サイレンサ81の左入口81bから左干渉型消音器73Bの上流側に直接伝えられた吸気音に対して周波数の位相が反転されている。
すなわち、一対の干渉型消音器73A,73Bは、干渉位置P1,P2において逆向きの吸気音が、上流側に直接導かれた吸気音に対して周波数の位相が反転するように形成されている。
具体的には、一対の干渉型消音器73A,73Bは、各干渉型消音器73A,73Bの全長L1を調整することにより、逆向きの吸気音の位相を、上流側に直接導かれた吸気音に対して反転させるように形成されている。
このように、干渉位置P1,P2において、位相が反転された逆向きの吸気音を、上流側に直接導かれた吸気音に干渉させることで、サイレンサ81の右入口81aおよび左入口81bから伝えられた吸気音を低減できる。
ところで、一対の干渉型消音器73A,73Bとしてサイドブランチが用いられている。
一対の干渉型消音器(サイドブランチ)73A,73Bは、音波を分岐させ、分岐させた音波を分岐前の音波と干渉させて吸気音を低減させるもので、その特性上、特定の周波数帯域を減衰させることが可能である。
よって、エンジン23の駆動時に吸気脈動や衝撃波にともなって発生する吸気音のうち、音圧の高い吸気音に合わせて調整することで、吸気音を効率よく充分に低減することができる。
ここで、右干渉型消音器73Aおよび左干渉型消音器73Bを各々平面視略L字状に形成した理由について詳しく説明する。
すなわち、図3、図5に示すように、一対の干渉型消音器(サイドブランチ)73A,73Bは、音波を分岐させるための管であり、その構造上、形状の選択に自由度を持たせることが可能である。
例えば、一対の干渉型消音器73A,73Bの形状を、配置箇所に合わせて直線状やL字状などに形成することが可能である。
一方、船外機10は、通常、エンジンカバー24の上部24aとスロットルボディ42との間、すなわちスロットルボディ42の上両側に空き空間(デッドスペース)79が存在する。
この空き空間79は、平面視略矩形状に形成されている。
空き空間79は、最大長さ寸法が一対の干渉型消音器73A,73Bの全長L1(図7参照)より小さい。
このため、一対の干渉型消音器73A,73Bを直線状に形成した場合、空き空間79に配置することは難しい。
そこで、一対の干渉型消音器73A,73Bを各々略L字状に形成して、各々の干渉型消音器73A,73Bの外形寸法L2を小さく抑えるようにした(すなわち、外形を小さくまとめるようにした)。
これにより、一対の干渉型消音器73A,73Bの外形寸法L2を、空き空間79の最大長さ寸法より小さく抑えることができる。
さらに、一対の干渉型消音器73A,73Bは一体に形成されている。
具体的には、右干渉型消音器73Aの右平行中空部75および左干渉型消音器73Bの左平行中空部77が互いに平行に接触された状態で一体に形成されている。
よって、一対の干渉型消音器73A,73Bが平面視略T字状に形成されている。
これにより、右平行中空部75および左平行中空部77は、幅寸法Wを小さく抑えることができる。
このように、一対の干渉型消音器73A,73Bは、外形寸法L2が小さく抑えられ(すなわち、外形が小さくまとめられ)、かつ、右平行中空部75および左平行中空部77の幅寸法Wが小さく抑えられている。
よって、一対の干渉型消音器73A,73Bをスロットルボディ42の上両側に設けることで、一対の干渉型消音器73A,73Bを空き空間79を利用して配置できる。
これにより、一対の干渉型消音器73A,73Bを設けるための空間を、エンジンカバー24の内部に新たに確保する必要がないので船外機10の小型化を図ることができる。
サイレンサ81は、ベルトカバー55の後部55aおよびファンカバー56の後部56aで形成された本体部82と、本体部82の上方に形成されたカバー部83とを備えている。
このサイレンサ81はサイレンサ室84を備えている。サイレンサ室84は、サイレンサ下半室84aおよびサイレンサ上半室84bを備えている。
サイレンサ上半室84bおよびサイレンサ下半室84aは、右開口85および左開口86で連通されている。
図6、図7に示すように、サイレンサ81は、右吸気通路71Aの途中に連通された右入口81aと、左吸気通路71Bの途中に連通された左入口81bと、下流側吸気通路71Cに連通された出口81cとを有する。
このサイレンサ81は、サイレンサ室84が出口81cおよび下流側吸気通路71Cを介してスロットルボディ42に連通されている。
ここで、右吸気通路71Aから右入口81aに矢印(実線で示す)の如く導かれた空気は、右入口81aからサイレンサ上半室84bに矢印の如く導かれる。
以下、図中において空気の流れる方向を実線の矢印で示す。
サイレンサ上半室84bに導かれた空気は、右開口85(図5参照)を経てサイレンサ下半室84aに矢印の如く導かれる。
このように、右吸気通路71Aからサイレンサ室84(すなわち、サイレンサ上半室84bおよびサイレンサ下半室84a)に空気を導くことにより、導かれた空気がサイレンサ室84で膨張して流速が遅くなる。
サイレンサ下半室84aに導かれた空気は出口81cおよび下流側吸気通路71Cを経てスロットルボディ42に矢印の如く導かれる。
同様に、左吸気通路71Bから左入口81bに矢印の如く導かれた空気は、左入口81bからサイレンサ上半室84bに矢印の如く導かれる。
サイレンサ上半室84bに導かれた空気は、左開口86を経てサイレンサ下半室84aに矢印の如く導かれる。
このように、左吸気通路71Bからサイレンサ室84に空気を導くことにより、導かれた空気がサイレンサ室84で膨張して流速が遅くなる。
サイレンサ下半室84aに導かれた空気は、出口81cおよび下流側吸気通路71Cを経てスロットルボディ42に矢印の如く導かれる。
このスロットルボディ42はエンジン23の燃焼室に連通されている。
よって、右吸気通路71Aや左吸気通路71Bからサイレンサ室84に空気を導いて、サイレンサ室84で空気を膨張させることで、エンジン23の駆動時に吸気脈動や衝撃波にともなって発生した吸気音の音圧を低減できる。
つぎに、エンジンカバー24の外部35から吸い込んだ空気をスロットルボディ42に導く例を図8〜図9に基づいて説明する。
なお、図8〜図9において空気の流れ方向を矢印(実線)で示す。
図8(a)に示すように、エンジン23を駆動することにより、エンジンカバー24の右吸気開口部26Aからエアガイド61の右側部に向けて空気が矢印Aの如く導かれる。
同時に、エンジンカバー24の左吸気開口部26Bからエアガイド61の左側部に向けて空気が矢印Aの如く導かれる。
以下、右吸気開口部26Aから矢印Aの如く導かれた空気の流れについて詳しく説明する。
右吸気開口部26Aから吸い込まれた空気が、複数の右ガイドプレート65を経てエンジンカバー24内の右吸気通路71Aに導かれる。
右吸気通路71Aに導かれた空気は、吸気ガイド部64内に向けて矢印Bの如く下向きに導かれる。
図8(b)に示すように、吸気ガイド部64(図8(a)参照)内に導かれた空気が、案内口87を経て右サイドガイド部88に向けて横向きに矢印Cの如く導かれる。
右サイドガイド部88に導かれた空気は、右サイドガイド部88を経てサイレンサ81の右入口81aを経てサイレンサ室84のサイレンサ上半室84bに矢印Dの如く導かれる。
図9(a)に示すように、サイレンサ上半室84bに導かれた空気は、サイレンサ81の右開口85を経てサイレンサ下半室84a(図9(b)参照)に矢印Eの如く導かれる。
図9(b)に示すように、サイレンサ下半室84aに導かれた空気は、サイレンサ室84の出口81cに向けて矢印Fの如く導かれる。
サイレンサ室84の出口81cまで導かれた空気は、下流側吸気通路71Cからスロットルボディ42に矢印Gの如く導かれ、さらにスロットルボディ42を経てエンジン23の燃焼室に導かれる。
図8(a)に戻って、左吸気開口部26Bから矢印Aの如く導かれた空気は、右吸気開口部26Aから矢印Aの如く導かれた空気と同様に、左吸気通路71Bに矢印Bの如く下向きに導かれる。
図8(b)〜図9(a),(b)に示すように、左吸気通路71Bに導かれた空気は、右吸気通路71Aに導かれた空気と同様に、矢印C、矢印D、矢印E、矢印Fおよび矢印Gの如くスロットルボディ42を経てエンジン23の燃焼室に導かれる。
ついで、エンジン23の駆動時に吸気脈動や衝撃波にともなって発生した吸気音をサイレンサ81や干渉型消音器73で低減する例を図10に基づいて説明する。
なお、図10において吸気音の伝達方向を矢印(破線)で示す。
図10(a)に示すように、エンジン23の駆動時に吸気脈動や衝撃波にともなって吸気音が発生する。
発生した吸気音は、スロットルボディ42を経てサイレンサ81のサイレンサ下半室84aに向けて矢印Hの如く伝えられる。
サイレンサ下半室84aに向けて伝えられた吸気音は、サイレンサ下半室84aの右側に矢印Iの如く伝えられ、かつ、サイレンサ下半室84aの左側に矢印Iの如く伝えられる。
以下、サイレンサ下半室84aの右側に矢印Iの如く伝えられた吸気音について詳しく説明する。
図10(b)に示すように、サイレンサ下半室84a(図10(a)参照)は、右開口85および左開口86を介してサイレンサ上半室84bに連通されている。
ここで、サイレンサ81のサイレンサ室84(サイレンサ下半室84aおよびサイレンサ上半室84b)に導かれた空気は、膨張して流速が遅くなる。
サイレンサ室84に伝えられた吸気音の音圧が低下し、吸気音が減衰されて低減する。
サイレンサ81で減衰された吸気音は、サイレンサ81の右入口81aから右吸気通路71Aの右サイドガイド部88に矢印Jの如く伝えられる。
右吸気通路71Aの右サイドガイド部88に伝えられた吸気音は、サイドガイド部88を経て右干渉型消音器73Aに伝えられる。
右干渉型消音器73Aに伝えられた吸気音は、右直交中空部74の右対向端部74aを経て右直交中空部74および右平行中空部75に矢印Kの如く伝えられる。
右平行中空部75に伝えられた吸気音は、右前端部75aで伝えられる方向が矢印Lの如く逆向きに変えられる。
逆向きに変えられた吸気音は、サイレンサ81の右入口81aから右干渉型消音器73Aの上流側に矢印Mの如く直接伝えられた吸気音に干渉位置P1で干渉する。
ここで、右干渉型消音器73Aで逆向きに変えられた吸気音(以下、逆向きの吸気音という)は、干渉位置P1において、サイレンサ81の右入口81aから右干渉型消音器73Aの上流側に直接導かれた吸気音に対して周波数の位相が反転されている。
これにより、干渉位置P1において、位相が反転された逆向きの吸気音を、上流側に直接導かれた吸気音に干渉させることで、サイレンサ81の右入口81aから伝えられた吸気音を低減することができる。
図10(a),(b)に戻って、サイレンサ下半室84aの左側に矢印Iの如く伝えられた吸気音は、サイレンサ下半室84aの右側に矢印Iの如く伝えられた吸気音と同様に、左干渉型消音器73Bに矢印の如く導かれて位相が反転される。
よって、左干渉型消音器73Bで位相が反転された吸気音を、サイレンサ81の左入口81bから左干渉型消音器73Bの上流側に直接導かれた吸気音に、干渉位置P2において干渉させることができる。
このように、上流側に直接導かれた吸気音に反転された吸気音を干渉位置P2において干渉させることで、サイレンサ81の左入口81bから伝えられた吸気音を低減することができる。
ここで、右干渉型消音器73Aおよび左干渉型消音器73Bは、その特性上、特定の周波数帯域を減衰させることが可能である。
よって、右吸気通路71Aおよび左吸気通路71Bの途中に、右干渉型消音器73Aおよび左干渉型消音器73Bを設けることで、音圧の高い吸気音を減衰することが可能になり、吸気音を効率よく充分に低減できる。
このように、右吸気通路71Aおよび左吸気通路71Bの途中に、サイレンサ81に加えて右干渉型消音器73Aおよび左干渉型消音器73Bを設けた。
これにより、エンジン23の駆動時に吸気脈動や衝撃波にともなって発生した吸気音を充分に好適に低減できる。
なお、本発明に係る船外機の吸気装置は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例で示した船外機10、エンジン23、エンジンカバー24、左右の吸気開口部26B,26A、スロットルボディ42、左右の吸気通路71B,71Aおよび左右の干渉型消音器73B,73Aなどの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、エンジンカバーの内部にエンジンが設けられ、エンジンカバーの内部に吸い込んだ空気をスロットルボディに導入可能な船外機の吸気装置への適用に好適である。
10…船外機、52…船外機の吸気装置、23…エンジン、24…エンジンカバー、26A(26)…右吸気開口部(開口部)、26B(26)…左吸気開口部(開口部)、42…スロットルボディ、71A(71)…右吸気通路(吸気通路)、71B(71)…左吸気通路(吸気通路)、73A(73)…右干渉型消音器(干渉型消音器)、73B(73)…左干渉型消音器(干渉型消音器)。

Claims (2)

  1. エンジンがエンジンカバーで覆われ、前記エンジンカバーに空気を導入可能な開口部が設けられ、前記開口部から前記エンジンカバーの内部に吸い込んだ空気をスロットルボディに導入可能な船外機の吸気装置であって、
    前記エンジンカバーの内部に設けられ、前記開口部から導かれた空気を前記スロットルボディまで案内する吸気通路と、
    前記吸気通路の途中に設けられ、吸気音を減少させる干渉型消音器と、を備え、
    前記干渉型消音器は、
    略L字状に形成され、前記スロットルボディの上方に設けられたことを特徴とする船外機の吸気装置。
  2. エンジンがエンジンカバーで覆われ、前記エンジンカバーの上両側に空気を導入可能な一対の開口部が設けられ、前記一対の開口部から前記エンジンカバーの内部に吸い込んだ空気をスロットルボディに導入可能な船外機の吸気装置であって、
    前記エンジンカバーの内部において上両側に設けられるとともに、前記一対の開口部に各々連通され、前記一対の開口部から導かれた空気を前記スロットルボディまで案内する一対の吸気通路と、
    前記一対の吸気通路の途中に各々設けられ、吸気音を減少させる一対の干渉型消音器と、を備え、
    前記一対の干渉型消音器は、
    各々の形状が略L字状に形成され、かつ各々が一体に形成されるとともに前記スロットルボディの上両側に配設されたことを特徴とする船外機の吸気装置。
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