JP2013096183A - スライドドアのケーブルテンション調整構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スライドドア101に取り付けられたケーブル107を駆動するための駆動ユニット1に組み込まれ、スライドドア101の開閉動作によって生じるケーブル107の張力変動および余長を吸収するとともに、ケーブル107に張力として生じる衝撃力を吸収するためのばね11を備えたスライドドアのケーブルテンション調整構造であって、2つの支持点間を走行するケーブル107にばね11の付勢力を伝達して押圧し、ケーブル107の走行経路を変更させる伝達部材10を有し、ばね11は、引張ばねとして使用され、ケーブル107への衝撃力を吸収するときにばね11が伸びるようにセットされている。
【選択図】図4
Description
前側反転プーリー104および後側反転プーリ−105は、巻き掛けられたケーブル107の前後の向きを変える機能を有している。また、駆動ユニット106は、前側反転プーリー104および後側反転プーリ−105に巻き掛けられたケーブル107を電動で巻き取る機能を有している。
これに対し、図4に示す構造では、テンションばね11のばね力はほぼ最大の状態ではあるが、アーム部材10の角度がほぼ90度になっているので、ケーブル107を押圧する力は分力となり、小さな力となる。そのため、ケーブル107の張力をさらに大きくすることがないので、上述した開閉力をより小さくすることができる。
これに対し、本発明の構成では、走行経路9Bにおけるケーブル張力を、従来の図15で説明したケーブルテンション調整構造108を用いた場合よりも大きくし、ガイドレール102のR部でのケーブル107の張力を小さく抑え、小さな手動操作力ですむようにしている。より詳細には、アーム部材10の長手方向とテンションばね11の伸縮方向との角度は、図4に示すように、図3の状態よりも大きく開くようになる。このとき、テンションばね11の伸びは小さく、アーム部材10の支持軸10dを小さなばね力で下側へ引き下げようとする。しかしながら、アーム部材10の押圧ローラ10aは、テンションばね11の伸縮方向と大きく開いた角度でケーブル107を押すようになるので、ケーブル107への押圧力はその分力によって大きくなる。このように、本発明のケーブルテンション調整構造6は、テンションばね11からの押圧力を大きくすることができる構造になっているので、走行経路9Bにおけるケーブルテンションを大きくすることができるとともに、ケーブル107の弛み取りMAX時の張力と弛み取りMIN時の張力の差が大きくならないようにしている。
なお、図10〜11は、車両内側から見たときの図であり、図10の紙面右側が車両前側となり、図10の紙面左側が車両後側になる。そのため、以下で説明する方向は、図10の紙面右側を前方向、紙面左側を後方向という。
また、ケーブル107が走行経路9Aから走行経路9Cへと変化するので、ケーブル107が大きく屈曲しないようになる。そのため、ケーブル107の走行抵抗を小さく抑えることができ、ケーブル107に作用する張力をより小さくすることができる。
また、テンションばね11のばね力をアーム部材10の角度で打ち消すことで、ばね力が大きいときに、小さな力でケーブル107を押圧することができる。一方、ばね力が小さいときには、大きな力でケーブル107を押圧することができるようになる。
例えば、本実施の形態では、テンションばね11をコイルばねとしたが、他のばねで構成しても構わない。例えば、うず巻きばね、板ばねなど、弾性によってケーブル107に押圧力を与えるものであればよい。
2 本体部
2a レバー仮止め用爪
3 上側カバー
4 プーリー支持部
4a ローラ受け部(押圧力遮断構造)
4b ケーブル引込口
4c 操作部係合溝
5 ねじ
6 ケーブルテンション調整構造
7 駆動ドラムのピッチ円
8 固定プーリーのピッチ円
9 2つの支持点を結んだ直線
9A、9B、9C、9D 変更された走行経路
10 アーム部材(伝達部材)
10a 押圧ローラ
10b 回動軸
10c 延出部
10d 支持軸
11 テンションばね(ばね)
12 ばね受け部
13 レバー
13a 回動軸
13b 操作部
13c 仮止め用穴
14 駆動モータ
20 セット方向
20a 突出方向
30 セット解除方向
20b 引込方向
30 ケーブルテンション調整構造のセット位置
31 ケーブルテンション調整構造の余長吸収位置
32 ケーブルテンション調整構造の衝撃吸収位置
35 テンションばねの変位量
36 テンションばねの付勢力
37 ケーブルの張力
38 アーム部材の支持軸の移動量
50 ケーブル軌跡調整部材
50a 摺動面
50b 側壁面
60 前側反転プーリー
61 本体部
62 内側カバー
63 取付ねじ
64 縦回転型プーリー
65 プーリー回転軸
66 案内面
67 ケーブル引込口
68 外側カバー
69 ケーブル引出口
100 車両
101 スライドドア
101a アーム部
101b ローラアッシ
102 ガイドレール
102a ガイドレールの前側部
102b ガイドレールの内周面
103 パワースライドドアユニット(PSDユニット)
104 前側反転プーリー
105 後側反転プーリー
106 駆動ユニット
107 ケーブル
107A、107B、107C ケーブルの軌跡
108 ケーブルテンション調整構造
109 可動プーリー
110 テンションばね
111 固定部
112 斜め上下方向
113 駆動プーリー
T1、T2 支持点
R1、R2 回動方向
R1A 上方向
R2B 下方向
Claims (8)
- スライドドアに取り付けられたケーブルを駆動するための駆動ユニットに組み込まれ、前記スライドドアの開閉動作によって生じる前記ケーブルの張力変動および前記ケーブルの移動軌跡の変化によって生じる余長を吸収するとともに、前記ケーブルに張力として生じる衝撃力を吸収するためのばねを備えたスライドドアのケーブルテンション調整構造であって、
2つの支持点間を走行する前記ケーブルに前記ばねの付勢力を伝達して押圧し、前記ケーブルの走行経路を変更させる伝達部材を有し、
前記ばねは、引張ばねとして使用され、前記ケーブルへの衝撃力を吸収するときに前記ばねが伸びるようにセットされていることを特徴とするスライドドアのケーブルテンション調整構造。 - 前記ケーブルの張力変動および余長を吸収するときの前記ケーブルの走行経路の移動長さよりも、前記ケーブルへの衝撃力を吸収するときの前記ケーブルの走行経路の移動長さの方が短くなるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のスライドドアのケーブルテンション調整構造。
- 前記スライドドアの開閉始動時に前記ケーブルに作用する衝撃力を、前記2つの支持点を結んだ直線よりも前記ケーブルの走行経路を移動させた位置で吸収するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスライドドアのケーブルテンション調整構造。
- 前記伝達部材は、その一端部に前記ばねが取付けられ、他端部が前記ばねの付勢力によって前記一端部を中心に回動しながら前記ケーブルを押圧するアーム部材であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のスライドドアのケーブルテンション調整構造。
- 前記アーム部材は、その長手方向が前記ケーブルの走行経路に沿うように回動することを特徴とする請求項4に記載のスライドドアのケーブルテンション調整構造。
- 前記ばねの伸縮方向が、前記2つの支持点を結んだ直線に沿って配置されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1つに記載のスライドドアのケーブルテンション調整構造。
- 前記2つの支持点間の距離を変更可能に構成したことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1つに記載のスライドドアのケーブルテンション調整構造。
- 前記2つの支持点間の距離を短くしたときに、前記ばねの付勢力に抗して前記伝達部材からの前記ケーブルへの押圧力を遮断する押圧力遮断構造を備えたことを特徴とする請求項7に記載のスライドドアのケーブルテンション調整構造。
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JP2011241973A JP5941265B2 (ja) | 2011-11-04 | 2011-11-04 | スライドドアのケーブルテンション調整構造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020066960A (ja) * | 2018-10-26 | 2020-04-30 | 株式会社ミツバ | 駆動ユニット |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009127289A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両用ドア開閉装置 |
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- 2011-11-04 JP JP2011241973A patent/JP5941265B2/ja not_active Expired - Fee Related
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