JP2013094608A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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慎也 本木
Naohiro Suzuki
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Abstract

【課題】未消化の始動記憶について当り発生を予見させるという遊技性を高め、該遊技性による面白みを遊技者が十分に満喫し得るパチンコ遊技機を提案する。
【解決手段】先読み条件の成立により未消化の始動記憶をその消化前に当落判定し、当り判定すると、当該始動記憶の消化順位に定められた予見演出態様を選択して演出実行するようにしたものであるから、該予見演出態様の演出実行によって、当り判定した始動記憶を遊技者が容易に予見できる。そして、前記予見演出態様によって変化に富んだ演出が実行されることにより、当り発生を予見させるという遊技性が向上し、当該遊技による高い興趣性が発揮され得る。
【選択図】図9

Description

本発明は、始動口への遊技球入賞により、特別図柄を変動表示するパチンコ遊技機に関する。
パチンコ遊技機としては、始動口への遊技球入賞に伴って発生した始動記憶を消化することによって、特別図柄を変動開始し、その停止図柄態様により当りが確定した場合に、大入賞口を開閉する開閉ラウンドを繰り返す特別遊技作動を実行するようにしたものが広く知られている(例えば、特許文献1)。特別遊技作動が実行されている状態では、大入賞口への入賞に従って多くの賞球が発生し易いことから、遊技者にとって多大な利益を獲得できる機会である。そのため、通常、特別遊技作動の実行契機となる当り停止図柄態様の確定を、遊技者は強く望みながら遊技を行っている。
こうしたパチンコ遊技機にあっては、始動口へ遊技球入賞の際に所定のデータ(乱数値)を生成して始動記憶を構成し、この始動記憶を消化することにより、そのデータを読み込んで特別図柄の変動から停止までの一連の図柄生成行程を実行する処理を行うようにしている。
そして、近年では、未消化の始動記憶を消化する前に先行して判定し、図柄生成行程の開始前に、音や光によって当りの発生を予見させるようにしたパチンコ遊技機が提案されている。この構成では、始動記憶の消化前から遊技者の期待感を昂揚させ、遊技の興趣性を高めるという作用効果を奏する。
特開2003−334332号公報
ところで、上述した従来構成のように、光や音によって当り発生を予見させる構成では、比較的単調な光や音による予見によって、遊技者が漠然と当り発生を予見する状況となってしまい易い。さらには、このような光や音による予見に遊技者が気付き難いということもある。また、未消化の始動記憶を複数記憶している場合には、いずれの始動記憶について当り発生があるのか、遊技者に分かり難く、当り発生を予見させる遊技性を十分に発揮できないということもある。以上のことから、当り発生の予見という面白みに限界があり、該予見による遊技性を高める構成が求められていた。
本発明は、未消化の始動記憶について当り発生を予見させる遊技性を高め、該遊技性による面白みを遊技者が十分に満喫し得るパチンコ遊技機を提案するものである。
本発明は、特別図柄を変動表示する図柄表示装置と、遊技球の入賞を検知する球検知手段を具備する始動口と、始動口の球検知手段が遊技球を検知することにより、所定数を上限として始動記憶を発生して記憶する始動記憶生成手段と、未消化の始動記憶を順次消化することにより、図柄表示装置で特別図柄を変動して、その停止図柄態様によって当り又はハズレを確定し、当りの場合に大入賞口を開閉作動する特別遊技作動を実行する特別遊技制御手段とを備えたパチンコ遊技機において、予め定められた先読み条件の成立により、前記特別遊技制御手段により消化していない未消化の始動記憶をその消化前に当落判定する先読み判定手段と、始動記憶の消化により確定する当りを遊技者に予見させる複数の予見演出態様が、未消化の始動記憶の消化順位で相互に異なるように予め定められ、前記先読み判定手段により未消化の始動記憶を当り判定すると、当該始動記憶の消化順位に定められた予見演出態様を選択して演出実行する予見演出制御手段とを備えていることを特徴とするパチンコ遊技機である。
ここで、予見演出態様としては、演出画像等を表示する画像表示器での特定の図柄(画像)の表示態様や、ソレノイドなどの駆動手段により駆動する演出役物の駆動態様等が好適に用い得る。そして、予見演出態様は、始動記憶の消化順位毎で相互に異なるように複数設定されており、一の予見演出態様により一の消化順位が示される。尚、一の消化順位には複数の予見演出態様が対応するようにしても良い。
かかる構成は、未消化の始動記憶の消化順位に応じて予見演出態様が定められていることから、該予見演出態様の演出実行によって、当り判定した始動記憶が何番目に消化されるものであるかを遊技者が比較的容易に知得可能となり、当該始動記憶で当り発生することを予見できる。さらに、始動記憶の消化順位に応じて異なる予見演出態様が演出実行されることによって、当り発生を予見させる遊技が変化に富んだものとなるため、遊技者の興味を惹き付け易く、該予見による遊技性を十分に発揮できる。
また、始動記憶の消化順位に応じた予見演出態様を予め遊技者が把握していれば、上記のように、何番目の始動記憶が当り発生するかを容易に予見でき、遊技者の期待感を高めることができる一方、仮に予め把握していないとしても、上記のように遊技者の興味を惹き付けられることから、いずれかの始動記憶で当り発生するであろうという不確定な予見をすることができる。したがって、いずれの場合であっても、当り発生の予見という遊技性が十分に発揮できる。
このような本発明の構成にあって、予見演出態様として画像表示器で表示する特典画像を設定した構成が好適に用いられ得る。ここで、特典画像は、予見演出態様として表示される場合にのみ、画像表示器で表示される画像とする。この場合には、当り発生の予見に特典画像の獲得という利得も付くことから、該特典画像を求める遊技者の感情を刺激できるため、当り発生の予見という遊技性に対する遊技者の注目度が高く、該遊技性を一層向上できるという利点がある。
尚、未消化の始動記憶の保留数を報知する保留灯を備えた構成にあって、該保留灯の点灯態様によって当り発生を予見させる構成とすれば、当り発生を予見させる始動記憶の消化順位を容易に報知可能である。しかし、この構成では、点灯態様が光による予見であるため上述したように比較的単調であり、遊技者が見逃し易く、当り発生の予見という遊技性に限界がある。これに対して、本発明の構成によれば、何番目の始動記憶が当り発生するかを遊技者に予見させることができることに加えて、上述したように、当り発生を予見させるという遊技性を向上できる。
上述した本発明のパチンコ遊技機にあって、先読み条件は、特別遊技作動の実行中であり且つ未消化の始動記憶が複数記憶されていることにより成立する条件として定められ、予見演出制御手段は、前記特別遊技作動の実行中に、先読み判定手段により当り判定した未消化の始動記憶の消化順位に定められた予見演出態様を演出実行するようにしたものである構成が提案される。
ここで、特別遊技作動の実行中は、始動記憶を消化しないことから、未消化の始動記憶が増加し易い。そのため、特別遊技作動の実行中に予見演出態様を演出実行することにより、複数の始動記憶のなかに当り発生するものがあることを、当該特別遊技作動の満了前から遊技者に予見させることができる。そして、特別遊技作動の実行中では、遊技者の注意は大入賞口に向いているが、予見演出態様を演出実行する場合があることによって、始動口や該予見演出態様を演出実行する画像表示器や役物等にも遊技者の注意が向き易くなり、従来に無い新たな遊技性を発揮できる。特に、特別遊技作動の実行中は比較的単調な遊技となり易い傾向にあるが、本構成によれば、前記単調な遊技に変化をつけることができ、遊技の面白さを向上できる。
このようなパチンコ遊技機にあって、先読み条件は、特別遊技作動の実行中であり且つ未消化の始動記憶の保留数が上限に達していることにより成立する条件として定められている構成が提案される。
かかる構成によれば、始動記憶の保留数が上限に達しなければ予見演出態様が演出実行されることも無いため、該保留数に遊技者の意識を一層向けさせ易くなる。これにより、特別遊技作動の実行中でも始動口や画像表示器等へ遊技者の注意が向き易く、遊技の面白さを向上するという作用効果を一層高めることができる。
また、上述した本発明のパチンコ遊技機にあって、予見演出制御手段は、未消化の始動記憶の消化順位毎にそれぞれ複数の予見演出態様が定められ、前記先読み判定手段により未消化の始動記憶を当り判定すると、当該始動記憶の消化順位に定められた複数の予見演出態様のなかから一の予見演出態様を選択して演出実行するようにしたものである構成が提案される。
ここで、一の消化順位に定めた複数の予見演出態様としては、相互に何らかの関連性を有するものであるとした構成が好適である。これにより、一の予見演出態様を選択して演出実行した場合に、その予見演出態様に対応する消化順位を遊技者が比較的容易に知得できる。
かかる構成によれば、同じ消化順位の始動記憶で当り判定する場合であっても異なる予見演出態様が演出実行されることもあるから、該予見演出態様の演出実行による遊技性を向上するという本発明の作用効果が一層高まる。特に、予見演出態様が上記した特典画像とした場合には、全ての特典画像を表示させることが比較的難しくなるため、特典画像の表示を求める遊技者の獲得意欲を一層効果的に刺激できるという利点も生ずる。
本発明のパチンコ遊技機は、先読み条件の成立により、未消化の始動記憶をその消化前に当落判定し、当り判定すると、当該始動記憶の消化順位に定められた予見演出態様を選択して演出実行するようにしたものであるから、該予見演出態様の演出実行によって、当り判定した始動記憶を遊技者が正確かつ容易に知得でき、当該始動記憶の消化により当り発生することを予見できる。そして、始動記憶の消化順位に応じて演出実行される予見演出態様によって、変化富んだ演出を実行できるため、遊技者の意識を惹き付ける効果が向上し、当り発生を予見させるという遊技性が十分に発揮され得る。
本実施例のパチンコ遊技機1の斜視図である。 パチンコ遊技機1の遊技盤10の正面図である。 パチンコ遊技機1の制御回路のブロック回路図である。 入賞検知処理を示すフロー図である。 特別図柄処理を示すフロー図である。 大入賞口処理を示すフロー図である。 先読み判定処理を示すフロー図である。 予見演出処理を示すフロー図である。 消化順位値Fと予見画像乱数値とによって選定される予見画像データを表す図表である。 当り発生を予見させる特典画像mを例示的に表示した画像表示器14を示す説明図である。
本発明の実施例を、添付図面を用いて詳述する。
パチンコ遊技機1は、図1に示すように、遊技島設備(図示省略)に固定される外枠2と、この外枠2の前面開口部を覆う遊技機本体3とからなる。遊技機本体3は、中央上部の略円形の開口部に遊技盤10(図2参照)が取り付けられた前枠5を備え、この前枠5の一側縁がヒンジ部材4を介して外枠2に開閉可能に枢着されている。さらに前枠5には、遊技盤10を覆うガラス板6が設けられている。また、前枠5の下部には、上受皿7と下受皿8とが上下に列設されており、下受皿8の右側方に発射ハンドル9が突設される。
図2は、遊技盤10の正面図である。遊技盤10の前面には、ガイドレール11によって略円形の遊技領域12が区画形成されている。遊技領域12の中央には、画像表示器14等の各種遊技部材を組み込んだセンターケース13が配設される。画像表示器14は、液晶表示器又はCRT表示器等からなり、その表示画面には演出図柄や各種演出画像等が表示される。
画像表示器14の周囲には複数のLED(発光ダイオード)が配設されており、この複数のLEDのうち、右上部の六個は特別図柄表示装置15であり、下部右側の二個は普通図柄表示装置16である。また、下部中央の四個のLEDは、特別図柄の始動記憶(以下、特別始動記憶)を記憶保持している記憶個数(以下、保留数)を報知するための特別始動記憶数表示装置17であり、下部左側の四個は、普通図柄の始動記憶の記憶個数を報知するための普通始動記憶数表示装置18である。
特別図柄表示装置15は、その六個のLEDの点灯態様によって特別図柄を表示するものである。後述するように、特別図柄表示装置15は、所定契機によって、各LEDを点滅させることにより夫々の特別図柄を変動させ、その後にいずれかのLEDが点灯した特別図柄の態様(停止図柄態様)で停止する。本実施例では、右端下側のLEDのみが点灯した停止図柄態様がハズレ停止図柄態様、それ以外の点灯による停止図柄態様が当り停止図柄態様として設定されており、特別図柄の当り停止図柄態様で停止表示された場合に、いわゆる「当り」となって後述の特別遊技作動を実行する。
一方、普通図柄表示装置16は、二個のLEDの点灯態様によって普通図柄を表示するものである。後述する普通始動ゲート19を遊技球が通過すると、このLEDが順次点滅することで普通図柄を変動させ、その後に点灯したLEDによって普通図柄の当り又はハズレを確定し、当りの場合に後述の普通電動役物20を拡開作動する。
センターケース13の左側には普通始動ゲート19が設けられている。この普通始動ゲート19を遊技球が通過すると、普通始動ゲート19に具備された普通始動スイッチS2(図3参照)が遊技球を検知し、これに伴って上記の普通図柄表示装置16のLEDが点滅開始する。
また、センターケース13の下方には、遊技球を流入可能とする始動口21を備えた普通電動役物20が配設されている。この始動口21の内部には、遊技球を検知する特別始動スイッチS1(図3参照)が配設されており、該始動口21への遊技球流入に伴って特別始動スイッチS1が遊技球を検知することによって特別図柄表示装置15のLEDが点滅開始する。この普通電動役物20は左右一対の開閉翼片を備えており、該開閉翼片が、上下方向に起立して一個の遊技球が上方から入賞可能な間隔となる起立位置と、該起立位置から左右両側に逆ハ字形に拡開して遊技球の入賞を容易とする傾動位置とに変換駆動されるようになっている。そして、前記普通図柄(図示せず)が所定の当り図柄態様で確定した場合に、普通電動役物ソレノイド(図示せず)を駆動源として開閉翼片が所定時間(約 0.2秒間)傾動位置に拡開されて、始動口21に遊技球が入り易い状態となる。
さらに普通電動役物20の直下かつアウト口30の直上方位置には、大入賞口25を有する特別電動役物26が配設されている。この特別電動役物26は横長矩形状の開閉片27を具備している。開閉片27は内蔵する特別電動役物ソレノイドにより開閉制御され、これによって大入賞口25が開放状態と閉鎖状態に変換される。また、特別電動役物26の内部には入賞した遊技球を検知するカウントスイッチS3(図3参照)が設けられている。
また、普通電動役物20の両側には一般入賞装置29が配設されており、遊技球が一般入賞装置29に入賞すると、一般入賞装置29に内蔵された一般入賞スイッチS4(図3参照)が球検知信号を出力し、かかる球検知信号に基づいて所定数の賞球が払い出される。
尚、本実施例にあって、上記した普通電動役物20の始動口21が、本発明の始動口であり、普通電動役物20内に設けられた特別始動スイッチS1が、本発明にかかる球検知手段である。また、特別図柄表示装置15が、本発明の図柄表示装置である。
次に、本実施例のパチンコ遊技機1の遊技作動を制御する制御回路を、図3を参照して説明する。
マイクロコンピュータを構成する主制御基板60には、パチンコ遊技機1の遊技作動等を制御するための基板回路が設けられている。この主制御基板60は、遊技の統括的な制御を実行するものである。この基板回路上には主制御用中央制御装置CPUが配設される。この主制御用中央制御装置CPUには、演算処理に用いる動作プログラムを格納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書きできる記憶装置RAMとが、データを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示省略)と、データのやり取りを行うデータバス(図示省略)とを介して接続され、主制御基板60の基板回路を構成している。記憶装置ROMには、制御プログラムや、抽出データを参照して特別図柄の当落判定や該特別図柄の変動・停止態様、演出態様等を決定するための各種テーブルが格納されている。一方、記憶装置RAMには、各種球検知スイッチからの球検知信号等が一時的に記憶される記憶エリア、各種のタイマや乱数値、計数値等を構成するレジスタ領域、及びワークエリア等が設けられている。
ここで、上記した各乱数テーブルとしては、大当り乱数テーブル、変動態様乱数テーブル等が設定されている。ここで、大当り乱数テーブルは0〜299の範囲の値により構成されており、特別始動スイッチS1がON作動した時点で前記範囲から乱数値が抽出される(図4の入賞検知処理参照)。そして抽出された大当り乱数値は、所定の当選値と比較され、抽出された大当り乱数値が当選値と一致していた場合には「当り(特別図柄の当選)」判定し、不一致であった場合には「ハズレ」判定する(図5の特別図柄処理参照)。本実施例にあっては、当り判定する確率(以下、当選確率という)を1/100に設定している。尚、この当選確率を、上記した特別遊技作動の満了から次に当り確定するまでの間で、例えば1/10の高確率とするようにしても良い。これは、確変遊技として公知であり、その詳細については省略する。
大当り乱数値の他にも様々な乱数テーブル等が設定されており、特別始動スイッチS1をON作動した時点で、各乱数テーブルから夫々に乱数値が抽出される。そして、上記のように大当り乱数値によって当り又はハズレ判定すると、他の乱数値に従って、特別図柄表示装置15で表示する図柄態様や画像表示器14等で演出するための変動演出パターンを選択して決定する。
また、上記した主制御基板60の基板回路には、所定のクロックパルスを出力するクロック装置(図示省略)が設けられ、主制御用中央制御装置CPUに接続されている。そして主制御用中央制御装置CPUは、一定間隔のクロックパルスによって時系列的に演算処理を行い、一連の処理作動を順次実行する。また、このクロック装置により出力されたクロックパルスをカウントして、時間を計測するタイマTMも接続されている。
ここで主制御用中央制御装置CPU、及び後述する各制御基板62〜68に設置される各中央制御装置CPUは、所定のデータの処理を行う演算ユニット(ALU)を連成した演算装置と、この演算装置に入出力するデータや読み込んだ命令を保管しておくレジスタと、命令を解読するデコーダ等によって構成されている。そして、この主制御用中央制御装置CPUは、所定の形式で生成したデータ又はコマンドを四つの制御基板62,63,64,68へ出力し、これらの制御基板62,63,64,68の中央制御装置CPUがこのデータ等に従って所定の制御を処理実行することとなる。
また、この主制御基板60の基板回路には、主制御用中央制御装置CPUが周辺機器とデータ通信を行う入力ポート(図示省略)及び出力ポート(図示省略)が設けられており、この出力ポートを介して主制御基板60からの制御指令信号が、演出制御基板62、図柄制御基板63、払出制御基板64、及び発射制御基板68の各入力ポートに向け、一方向に出力されるように接続されている。また、主制御基板60の入力ポートには、盤面中継基板61を介して、特別始動スイッチS1や普通始動スイッチS2等の各種スイッチやセンサ等が接続されている。そして、主制御基板60が2msごとに、これらに内蔵された各スイッチの遊技球検出状態を調べ、遊技球検出があると、その球検出信号が波形整形回路により波形整形されて主制御用中央制御装置CPUに入力され、その情報を記憶装置RAMに記憶する。また、主制御基板60の出力ポートには、盤面中継基板61を介して普通電動役物ソレノイドや特別電動役物ソレノイド等が接続されており、主制御用中央制御装置CPUが所定の条件を選出した場合に、これらに内蔵されたソレノイドやモータを作動させる。
上記の演出制御基板62には、パチンコ遊技機1で実行される演出全般を制御するための基板回路が設けられる。この基板回路は、演出を制御処理する演出制御用中央制御装置CPUに、多岐にわたる演出態様に関する固定データが格納された記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きできる記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。演出制御基板62の出力ポートには、画像表示器14を制御する画像制御基板65、音声演出を制御する音源制御基板66、及びLEDランプによる演出を制御する光源制御基板67が接続されている。そして、演出制御基板62は、主制御基板60からの演出コマンドが入力ポートに入力されると、演出制御用中央制御装置CPUにおいて演算処理し、該演出コマンドで指示された演出態様を実行するために、画像制御基板65、音源制御基板66、及び光源制御基板67へ向けて制御コマンドを送信する。
上記の画像制御基板65には、画像表示器14の表示態様を制御するための基板回路が設けられる。画像制御基板65は、演出制御基板62から入力されたデータ又はコマンドを演算処理し、所定の表示態様を表示するデータにしたがって表示用ドライバにより画像表示器14で所定態様を表出させる。
上記の音源制御基板66には、図示しないスピーカから発生する効果音等を制御するための基板回路が設けられる。この音源制御基板66は、演出制御基板62から入力されたデータ又はコマンドを演算処理し、所定の音データにしたがってサウンドジェネレータによりスピーカで効果音を出力させる。
上記の光源制御基板67には、遊技機本体3に配設された演出用ランプを制御するための基板回路が設けられている。この光源制御基板67は、演出制御基板62から入力されたデータ又はコマンドを演算処理し、所定の光データにしたがって光源作動基板により各種の演出用ランプを点灯、点滅させる。
上記の図柄制御基板63には、特別図柄表示装置15、普通図柄表示装置16、特別始動記憶数表示装置17、普通始動記憶数表示装置18を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、図柄制御用中央制御装置CPUに、各装置の動作プログラムや発光パターン等の固定データが格納された記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この図柄制御基板63は、図柄制御用中央制御装置CPUで、上記の主制御基板60から入力ポートを介して入力されたデータ又はコマンドを演算処理し、所定の光データを、出力ポートを介して、各装置のLEDを発光作動するドライバを配した図柄作動基板に出力し、この図柄作動基板が、各装置のLEDを点灯、点滅させる。
上記の払出制御基板64には、遊技球の貸球や賞球等の払出しを制御するための基板回路が設けられている。この払出制御基板64は、主制御基板60から入力されたデータ又はコマンドを演算処理し、所定のデータにしたがって貸球ユニットや賞球ユニット等の各種ソレノイドを作動し、所定の貸球や賞球の払出しを実行する。また、払出制御基板64は、プリペイドカードの読込みや書込みを行うプリペイドカードユニットがCR接続基板を介して接続され、遊技球の残球データ等をやり取りする。
上記の発射制御基板68には、球発射装置41を制御するための基板回路が設けられている。この発射制御基板68は、発射ハンドル9からの入力信号に応じた電圧強度で球発射装置41を駆動することにより、発射ハンドル9の回動角度に応じた強さで遊技球を打圧発射する。
次に、本実施例のパチンコ遊技機1の作動概要について説明する。なお、本実施例のパチンコ遊技機1の基本的な作動は、既存のパチンコ遊技機と同様であるため詳細な説明は省略する。
遊技者による発射ハンドル9の回動操作に従って球発射装置41により遊技球が発射されると、該遊技球が遊技盤10の遊技領域12を転動流下する。そして、遊技球が上記の普通電動役物20の始動口21へ流入すると、各種テーブルから乱数抽選が行われて特別図柄用の特別始動記憶を発生する(図4の入賞検知処理参照)。そして、特別始動記憶の消化に伴って特別図柄表示装置15でLEDが点滅して特別図柄が変動開始する(図5の特別図柄処理参照)。変動開始から所定時間経過すると、特別図柄が変動停止して停止図柄態様を確定する。このように、特別始動記憶の消化によって特別図柄の変動開始から確定停止までの一連の図柄生成行程を実行する。ここで、特別図柄の停止図柄態様が当り停止図柄態様であると「当り」となり、後述の特別遊技作動を実行する。
上記の特別始動記憶は、記憶装置ROMに格納された特別図柄用の各種テーブルから夫々抽出した複数の乱数値によるデータ集合体で構成されており、該複数の乱数値は始動口21に流入した遊技球を普通電動役物20に内蔵された特別始動スイッチS1が検知することによって夫々抽出される(図4の入賞検知処理参照)。特別始動記憶を構成する各乱数値は、特別図柄の当落判定や図柄の変動・停止態様、演出態様等を決定するためのものである。この特別始動記憶を消化することにより(図5の特別図柄処理参照)、当該始動記憶の大当り乱数値を当落判定し、その判定結果が当りであると、その他の乱数値に従って当り停止図柄態様や図柄生成行程で実行する演出画像等(変動演出態様)の変動演出パターンを選定する処理(図5中の変動演出態様選定処理)を行う。そして、図柄生成行程では、特別図柄表示装置15で特別図柄を変動して停止すると共に、画像表示器14等で変動演出パターンに従って様々な演出画像を表示実行する。
特別図柄表示装置15で変動した特別図柄が当り停止図柄態様で確定停止すると、図6の大入賞口処理に従って特別遊技作動を実行する。特別遊技作動は、大入賞口25が開閉する開閉ラウンドを所定回数実行する作動であり、上述したように、特別図柄が当り停止図柄態様で停止して「当り」が確定することにより開始する。その後、所定回数の開閉ラウンドを満了することにより当該特別遊技作動を満了する。ここで、一回の開閉ラウンドは、大入賞口25の30秒間開放または9個の入賞のいずれか一方を満足することにより満了する。特別遊技作動では、この開閉ラウンドを15回繰り返し実行する。このような特別遊技作動の実行中には、大入賞口25へ100個以上の入賞が期待でき、遊技者は多量の賞球を獲得できる。
一方、始動口21への入賞によって生成された特別始動記憶は、当該特別始動記憶を消化する処理を実施するまで、記憶装置RAMに設定された特別始動記憶領域に記憶保持される。具体的には、特別図柄の変動中および特別遊技作動の実行中に生成された特別始動記憶は直ぐに消化されず、前記特別始動記憶領域に記憶保持される。ここで、特別始動記憶領域には所定個数(四個)の特別始動記憶を保持可能となっている。そして、特別始動記憶領域に記憶保持されている未消化の特別始動記憶の保留数(記憶個数)を、上記した特別始動記憶数表示装置17の点灯数によって報知する。尚、特別始動記憶領域に保持されている未消化の特別始動記憶を消化する場合には、該特別始動記憶を読み込み且つ特別始動記憶領域から消去し、特別始動記憶数表示装置17のLEDを一個消灯する。
尚、上記した主制御基板60により、本発明にかかる始動記憶発生手段が構成されており、上記した図4の入賞検知処理を実行する。また、主制御基板60、演出制御基板62(画像制御基板65、音源制御基板66、光源制御基板67)により、本発明にかかる遊技制御手段が構成されており、図5の特別図柄処理や図6の大入賞口処理等を実行する。
次に本発明の要部について説明する。
本実施例のパチンコ遊技機1は、図柄生成行程により当り停止図柄態様を確定して特別遊技作動を実行している状態で(特別遊技フラグ=1)、始動口21への遊技球入賞によって未消化の特別始動記憶の保留数Pが上限の四個となると(P=4)、未消化の特別始動記憶を構成する大当り乱数値を当落判定し、当り判定する特別始動記憶があった場合にその消化順位に応じた特典画像mを画像表示器14で表示するようにしたものである(図10参照)。
尚、本実施例にあっては、特別始動記憶を構成する乱数値として、予見画像乱数値が設定されており、大当り乱数値等と同様に始動口21への遊技球入賞に伴って所定の予見画像乱数テーブルから抽出される。この予見画像乱数値は、後述するように、当り発生を予見させる特典画像mを選択するために用いられる(図9参照)。
上述したように図5の特別図柄処理により当り停止図柄態様を確定して特別遊技フラグ=1となると、図6の大入賞口処理により大入賞口25を開閉作動する特別遊技作動を実行する。この特別遊技作動は、大入賞口25への9個の遊技球入賞または30秒経過により満了する開閉ラウンドを15回繰返し実行する作動であることから、ある程度の時間継続する。特別遊技作動を実行している状態では、遊技者は大入賞口25への遊技球入賞を求めて積極的に遊技球を発射することから、その遊技球が始動口21にも入賞して特別始動記憶が発生する。そして、特別遊技作動の実行中では、特別始動記憶を消化しないことから、該特別始動記憶の保留数が増加し易く、該保留数Pが上限の四個まで溜まり易い。
特別遊技フラグ=1の状態で特別始動記憶の保留数P=4となると、図7の先読み判定処理により、記憶装置RAMの記憶領域に記憶している未消化の特別始動記憶を先に記憶した順序(消化する順序)に従って読み込んで大当り乱数値を当落判定する。ここで、未消化の特別始動記憶を消化する順番(以下、消化順位)を、消化順位値Fによって表しており、未消化の特別始動記憶を先読みして読み込む毎に該消化順位値Fに1加算していく演算処理を行う。すなわち、四個の未消化の特別始動記憶のなかで、最初に消化されるものが消化順位値F=1として表され、二番目に消化されるものがF=2、三番目に消化されるものがF=3、最後に消化されるものがF=4として表される。
そして、先読み判定処理では、上記の当落判定により当り判定すると、先当りフラグ=1として、予見演出選定処理を行う。この予見演出選定処理では、当該特別始動記憶を構成する上記の予見画像乱数値を有効とし、該予見画像乱数値と現状の消化順位値Fとに従って、予め設定された複数の予見画像データのなかから一の予見画像データを選択する。
ここで、予見画像データは、図9のように、相互に異なり、五個毎に一つの集合体として予見画像データ群を構成する。そして、四個の予見画像データ群が定められている。各画像データ群は、該画像データ群を構成する五個の画像データ同士が相互に関連性のあるものとして設定されている。画像データ同士の関連性は、画像データ群同士の関連性よりも濃く(親密)なっている。このように設定した画像データ群を構成する五個の画像データのなかから、前記予見画像乱数値に従って一の画像データを選択するようにしている。
上記の予見演出選定処理により、消化順位値Fに従って一の予見画像データ群を選定し、当該予見画像データ群を構成する五個の予見画像データのなかから予見画像乱数値に従って一の予見画像データを選定する。そして、先読みフラグ=1として、先読み判定処理を満了する。このように、本実施例では、先当りフラグ=1とすると、当り判定した特別始動記憶よりも消化順位が後の特別始動記憶について先読み判定処理を行わない。このため、当り判定した特別始動記憶の消化順位が前記消化順位値Fにより表される。
尚、先読み判定処理では、特別始動記憶の大当り乱数値をハズレ判定する毎に、消化順位値Fに1加算して、次の特別始動記憶の大当り乱数値を当落判定する。そして、消化順位値F=4でハズレ判定した場合には、消化順位値Fをリセットとし、さらに先読みフラグ=1として、先読み判定処理を満了する。
上記した先読み判定処理により先当りフラグ=1となると、図8の予見演出処理の予見演出表示処理により、上記の予見演出選定処理で選定した予見画像データに従って、特典画像m(図10参照)を画像表示器14の画面上で表示する処理を行う。この予見画像データによる特典画像mの表示は連続的に実行され、特別遊技作動の満了により表示終了する。すなわち、特別遊技フラグ=0となると、予見演出表示満了処理により当該特典画像mの表示を終了する。尚、特典画像mは、本実施例の構成にあって、先読み判定処理および予見演出処理による処理のみで表示されるようになっており、他の演出では表示されない。
このように本実施例の構成では、特別遊技作動の実行中に、当り発生する未消化の特別始動記憶を記憶していると、当該特別始動記憶の消化順位に応じて定めた特典画像mを画像表示器14で表示する制御処理を、上記した先読み判定処理(図7)および予見演出処理(図8)に基づいて実行する。ここで、特別遊技フラグ=1かつ特別図柄の保留数P=4により成立する条件が、本発明にかかる先読み条件である。また、上記した図7の先読み判定処理を実行する主制御基板60により、本発明にかかる先読み判定手段が構成されている。そして、前記した予見演出処理を実行する主制御基板60および演出制御基板62と画像表示器14とにより、本発明にかかる予見演出制御手段が構成されている。また、当り判定により表示する特典画像mにより、本発明にかかる予見演出態様が構成されている。
上述した予見演出態様としての特典画像mを表示する制御処理について、遊技の進行に従って説明する。
図4の入賞検知処理により、始動口21への遊技球入賞に伴って特別始動記憶を発生すると、図5の特別図柄処理により該特別始動記憶を消化して、特別図柄を変動開始して図柄生成行程を実行する。ここで、特別始動記憶の大当り乱数値を当り判定すると、特別図柄を当り停止図柄態様で確定停止して当該図柄生成行程を満了する。これに伴って特別遊技フラグ=1として、図6の大入賞口処理により大入賞口25を開閉する特別遊技作動を制御実行する。
この特別遊技作動の実行中(特別遊技フラグ=1)に、始動口21への遊技球入賞により発生して記憶した特別始動記憶の保留数Pが上限の四個(P=4)となると、図7の先読み判定処理により、記憶装置RAMの記憶領域に記憶している未消化の特別始動記憶を消化の順番に従って読み込み、その大当り乱数値を当落判定する。当落判定によりハズレ判定すると、消化順位値Fに1加算して次の消化順の特別始動記憶を読み込み、その大当り乱数値を当落判定する。このように大当り乱数値を当落判定して先読みする処理は、ハズレ判定する毎に次の特別始動記憶を当落判定することにより繰返して実行し、消化順位値F=4でハズレ判定すると、先読みフラグ=0かつ消化順位値F=0として当該先読み判定処理を満了する。
一方、上記の先読み判定処理により、未消化の特別始動記憶の大当り乱数値を当り判定すると、先読みフラグ=1として、当該特別始動記憶の予見画像乱数値を有効とする。そして、予見演出選定処理により、消化順位値Fに従って上記した予見画像データ群を選定し、当該予見画像データ群のなかから前記予見画像乱数値に従って一の予見画像データを選定する(図9参照)。
そして、先読みフラグ=1となると、図8の予見演出処理により、上記の予見演出選定処理により決定した予見画像データに従って特典画像mを画像表示器14で表示する(図10参照)。これにより、特別遊技作動の実行中に、画像表示器14で特典画像mが表示されることから、遊技者は、未消化の特別始動記憶のなかで特典画像mにより示される消化順位の特別始動記憶が当り発生することを比較的容易に予見できる。
例えば、一番目に消化される未消化の特別始動記憶を当り判定していた場合には、消化順位値F=1により第一予見画像データ群を選定する。そして、予見画像乱数値が仮に「1」であれば、「魚群A」の予見画像データを選定する。この「魚群A」の予見画像データに従って、図10(A)のように、特典画像mが画像表示器14で表示される。これによって、遊技者は、特別遊技作動の満了後に最初に消化される特別始動記憶によって当り発生することを予見できる。また、消化順位値F=1かつ予見画像乱数値=「5」であれば、図10(B)のように、「魚群E」の予見画像データに従って特典画像mが表示される。この場合も、前記と同様に、特別遊技作動の満了後に最初に消化される特別始動記憶によって当り発生することを予見できる。また、消化順位値F=3かつ予見画像乱数値=「1」であれば、図10(C)のように、「クジラA」の予見画像データに従って特典画像mが表示される。この場合には、特別遊技作動の満了後に三番目に消化される特別始動記憶によって当り発生することを予見できる。
この特典画像mは、特別遊技作動の満了により特別遊技フラグ=0となると、予見演出満了処理により画像表示器14での表示を終了する。
このように特別遊技作動の実行中に、未消化の特別始動記憶が満杯(上限の四個)となると、該特別始動記憶を先読みして当落判定し、当り判定した場合には当該特別始動記憶の消化順位に応じて設定した特典画像mを画像表示器14で表示するようにしている。この特典画像mの表示により、遊技者は当該特別始動記憶の満了後に消化される特別始動記憶の何番目に当りが発生するかを比較的容易に予見することができる。また、この特典画像mは、特別遊技作動の実行中に満杯となった特別始動記憶を先読みして当り判定した場合にのみ表示されるものであることから、表示される機会が少なく、さらには複数の予見画像データのなかから選定されるようにしているために一層表示され難くなっていることから、特典画像mのプレミア性が高い。これにより、前記した当り発生の予見によって遊技者の期待感を刺激する作用効果に加えて、前記特典画像mの表示を求める遊技者の意欲を向上でき、該特典画像mの表示によって遊技者の満足感を高めるという作用効果も奏する。さらにまた、予見演出態様としての特典画像mが表示されることの意味を十分に理解していない遊技者にとっては、通常ではなかなか表示されない特典画像mが表示されることによって、何らかの利益が得られるのではないかという期待感と不安感とを生じ易く、遊技の興趣性を高める効果が高い。このような作用効果は、例えば、特別始動記憶数表示装置17の点灯態様により当り発生を予見させるという構成では生じ難い。
上述した本実施例の構成にあっては、先読み判定処理により未消化の特別始動記憶を当り判定した場合に特典図柄を表示して当り発生を予見させるようにしたものであるが、当り判定した場合に限らず、例えばハズレ判定であってもリーチ演出を実行する判定をした場合には選択的に特典図柄の表示を行い、当り発生を期待させる予見を行うようにしても良い。これにより、当り発生を予見させる特典図柄の表示によって必ずしも当り発生することがないため、該予見に対する遊技者の期待感と不安感とを一層効果的に刺激できる。
また、上述した本実施例の構成にあっては、先読み判定処理により当り判定した場合に、当り判定した特別始動記憶より消化順位が後の特別始動記憶については当落判定を行わないようにしているが、未消化の特別始動記憶の全てについて当落判定を行うようにしても良い。そして、複数の特別始動記憶を当り判定した場合には、それら消化順位に応じた予見演出態様を演出実行することができる。
また、上述した本実施例の構成にあっては、予見演出態様である特典画像の表示を特別遊技作動の満了まで連続的に行うようにしたものであるが、その他に、特典画像の表示を断続的に行うようにしたり、所定の時間に限って行うようにしても良い。特に後者の場合には、特典画像の表示開始するタイミングと表示終了するタイミングとを決めて実行しても良い。そして、これらタイミングは予め定めた複数のなかから選定するようにしても良い。
また、上述した本実施例の構成にあっては、予見演出態様として特典画像を画像表示器14で表示するようにしたものであるが、その他の構成として、予見演出用の役物を配設し、当該役物の駆動によって予見演出態様を実行するようにしても良い。
本発明にあっては、上述した実施例に限定されるものではなく、上述の実施例以外の構成についても本発明の趣旨の範囲内で適宜変更して実施可能である。
1 パチンコ遊技機
15 特別図柄表示装置(図柄表示装置)
21 特別始動口(始動口)
m 特典図柄(予見演出態様)

Claims (4)

  1. 特別図柄を変動表示する図柄表示装置と、
    遊技球の入賞を検知する球検知手段を具備する始動口と、
    始動口の球検知手段が遊技球を検知することにより、所定数を上限として始動記憶を発生して記憶する始動記憶生成手段と、
    未消化の始動記憶を順次消化することにより、図柄表示装置で特別図柄を変動して、その停止図柄態様によって当り又はハズレを確定し、当りの場合に大入賞口を開閉作動する特別遊技作動を実行する特別遊技制御手段と
    を備えたパチンコ遊技機において、
    予め定められた先読み条件の成立により、前記特別遊技制御手段により消化していない未消化の始動記憶をその消化前に当落判定する先読み判定手段と、
    始動記憶の消化により確定する当りを遊技者に予見させる複数の予見演出態様が、未消化の始動記憶の消化順位で相互に異なるように予め定められ、前記先読み判定手段により未消化の始動記憶を当り判定すると、当該始動記憶の消化順位に定められた予見演出態様を選択して演出実行する予見演出制御手段と
    を備えていることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 先読み条件は、特別遊技作動の実行中であり且つ未消化の始動記憶が複数記憶されていることにより成立する条件として定められ、
    予見演出制御手段は、前記特別遊技作動の実行中に、先読み判定手段により当り判定した未消化の始動記憶の消化順位に定められた予見演出態様を演出実行するようにしたものであることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 先読み条件は、特別遊技作動の実行中であり且つ未消化の始動記憶の保留数が上限に達していることにより成立する条件として定められていることを特徴とする請求項2に記載のパチンコ遊技機。
  4. 予見演出制御手段は、未消化の始動記憶の消化順位毎にそれぞれ複数の予見演出態様が定められ、前記先読み判定手段により未消化の始動記憶を当り判定すると、当該始動記憶の消化順位に定められた複数の予見演出態様のなかから一の予見演出態様を選択して演出実行するようにしたものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のパチンコ遊技機。
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