JP2013092146A - 排熱回収ボイラを動作させるシステム及び方法 - Google Patents

排熱回収ボイラを動作させるシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】排熱回収ボイラを動作させるシステム及び方法を提供する。
【解決手段】システム100は、排熱回収ボイラ(HRSG)138と、前記HRSG138に結合され、熱を前記HRSG138からパージ流144に伝達し、加熱パージ流144を生成するように構成された排熱熱交換器と、前記加熱パージ流144を前記排熱熱交換器から前記HRSG138の入口に移動させるように構成された加熱パージ流路とを含んでいる。
【選択図】図1

Description

本明細書に開示されている主題は、熱交換器を動作させることに関し、より具体的には、排熱回収ボイラを動作させるシステム及び方法に関する。
熱交換器は、様々な産業で、熱をある媒体から他の媒体に伝達するために使用される。排熱回収ボイラ(HRSG)は、熱交換器の一例であり、複合サイクル発電プラントや同様のプラントで使用することができる。HRSGは、水を蒸気に変換するために、ガスタービンエンジンの排気から熱エネルギーを伝達することができる。このように、HRSGは、通常動作中には非常に高い温度で動作することができる。しかしながら、起動時、動作停止時、又は動作不調時には、HRSGを、はるかにより低い温度のガスによりパージすることができる。例えば、動作中でないとき、HRSGをパージするために周囲空気を使用することができる。残念なことに、HRSGをこのような比較的低い温度のガスによってパージすることは、HRSGの特定の構成要素が急速に冷却される原因となる可能性があり、その結果、急速な冷却によって生じる応力のため、構成要素の寿命を潜在的に短くする。
米国特許出願公開第2010/0242430号明細書
当初に特許請求されている発明と整合する範囲内の特定の実施形態が、以下でまとめられている。これらの実施形態は、特許請求されている本発明の範囲を限定するものではなく、むしろこれらの実施形態は、本発明の可能な形態の簡単な概要を提供することのみを意図している。実際に、本発明は、以下に述べる実施形態と類似してもよく又は異なってもよい様々な形態を含むことができる。
第1の実施形態では、システムは、排熱回収ボイラ(HRSG)と、HRSGに結合され、加熱パージ流を生成するためにHRSGからパージ流に熱を伝達するように構成された排熱熱交換器と、加熱パージ流を排熱熱交換器からHRSGの入口に運ぶように構成された加熱パージ流路とを含んでいる。
第2の実施形態では、システムは、排熱回収ボイラ(HRSG)と、HRSGに結合され、HRSG内に配置された排熱熱交換器にパージ流を運ぶように構成された送風機とを含んでいる。排熱熱交換器は、加熱パージ流を生成するためにHRSGからパージ流に熱を伝達するように構成されている。このシステムはまた、排熱熱交換器からHRSGの入口に加熱パージ流を運ぶように構成された加熱パージ流路と、HRSG内に配置されたセンサからのフィードバックに応じて加熱パージ流の流量を調節するように構成されたコントローラとを含んでいる。
第3の実施形態では、方法は、排熱回収ボイラ(HRSG)に結合された排熱熱交換器を介してパージ流を流す工程と、加熱パージ流を生成するために、HRSGから排熱熱交換器内のパージ流に熱を伝達する工程と、加熱パージ流を、加熱パージ流路を介してHRSGの入口に流す工程と、HRSGを加熱パージ流でパージする工程とを含んでいる。
本発明のこれら及び他の特徴、態様、及び利点は、以下の詳細な説明を添付図面の参照と共に読むと、よりよく理解されるであろう。添付図面では、図面を通じて同様の記号は同様の部分を表している。
複合サイクル発電プラントで使用されるHRSGの一実施形態のブロック図である。 内部に排熱熱交換器を含むHRSGの一実施形態のブロック図である。 HRSGの一実施形態内のパージ時間の関数としての温度のグラフである。 誘引通風機を有するHRSGの一実施形態のブロック図である。 HRSGの排気筒に結合された誘引通風筒を含む誘引通風機を有するHRSGの一実施形態のブロック図である。 吸気筒を有するHRSGの一実施形態のブロック図である。 HRSGの一実施形態内の位置の関数としての温度のグラフである。
本発明の1つ以上の特定の実施形態が以下に説明される。これらの実施形態の簡潔な説明を提供しようとして、実際の実施の特徴のすべてが明細書に記載されているわけではないかもしれない。なにかそのような実際の実施の開発では、任意の工学又は設計プロジェクトでのように、ある実施と他の実施との間で変わるかもしれないシステム関連及びビジネス関連の制約の遵守など、開発者の特定の目標を達成するために多数の実施固有の決定を行わなければならないことを認識すべきである。さらに、このような開発努力は複雑で時間がかかるかもしれないが、それにもかかわらず、この開示の利益を有する当業者にとって設計、製作、及び製造の日常的な仕事であることを認識すべきである。
本発明の種々の実施形態の要素を導入する場合、冠詞「a」、「an」、「the」及び「said」は、1つ以上の要素が存在することを意味することを意図している。用語「備える」、「含む」及び「有する」は、包括的であり、列挙されている要素以外の追加の要素が存在してもよいことを意味することを意図している。
以下に詳細に論じるように、開示されている実施形態は、HRSGを動作させるシステム及び方法を提供する。例えば、システムは、HRSGと、HRSGに結合された排熱熱交換器とを含むことができる。排熱熱交換器は、熱をHRSGから、排熱熱交換器を通って流れるパージ流に伝達し、加熱パージ流を生成することができる。システムは、加熱パージ流を排熱熱交換器からHRSGの入口に移動させる加熱パージ流路を含むこともできる。加熱パージ流を、その後、HRSGをパージするために使用することができる。例えば、HRSGの停止後、HRSG内の残留する可燃性ガスを、HRSGを再起動する前に、加熱パージ流によってHRSGからパージすることができる。HRSGの停止の例は、保守事象、強制冷却事象、水洗浄事象を含むが、これらに限定されない。強制冷却事象は、特定の保守活動のためにHRSGを急速に冷却することを指す。水洗浄事象は、ガスタービン入口を水洗浄することを指す。HRSGをパージするために空気などの非可燃性ガスを使用すると、結果としてHRSGから実質的に可燃性ガスをなくすことができ、これは、保守、起動、又は再起動に適した状況であるかもしれない。特定の実施形態では、システムは、パージ流を加熱するために排熱熱交換器に運ぶ、HRSGに結合された送風機を含むこともできる。特定の実施形態では、送風機は、周囲空気をパージ流として使用することができる。他の実施形態では、システムは、HRSG内に配置されたセンサからのフィードバックに応じて加熱パージ流の流量を調節するコントローラを含むことができる。例えば、センサは、可燃性ガスのレベルを感知することができ、コントローラは、検出された可燃性ガスのレベルがしきい値を下回るまで、HRSGを通して加熱パージ流を流すことができる。
HRSGをパージするために排熱熱交換器を使用すると、HRSGをパージする他の方法に比べていくつかの利点を提供することができる。例えば、加熱パージ流を発生するためにHRSGからの熱が使用されるため、加熱パージ流の温度をHRSGの温度により近づけることができる。したがって、HRSGをパージするために排熱熱交換器からの加熱パージ流を使用することによって、HRSGの温度が高い構成要素の、急速冷却を指す急冷(quenching)を避けることができる。HRSGの構成要素の急冷を最小化すると、構成要素は熱膨張及び収縮によって生じる応力と歪みをより少なくしか受けないため、構成要素の寿命を改善する、すなわち長くすることができる。加えて、HRSGをパージするために加熱パージ流を使用すると、パージするために周囲空気のパージ流を使用する場合に生じるかもしれない、HRSG内部の凝縮する蒸気の量を減らすことができる。凝縮物は、蒸気より高い熱伝導率を有するかもしれず、これによってHRSG内により高い応力を形成する。さらに、起動時間を短縮するために、HRSGを高温に維持することが望ましいかもしれない。したがって、加熱パージ流によってパージすることは、起動時間を短縮する及び/又はHRSG内の応力を低減するなど、いくつかの利点を提供することができる。HRSGの構成要素の寿命を長くすることによって、構成要素を交換及び/又は修理することに関連した費用及び停止時間を避けることができる。加えて、HRSGの動作効率を、HRSGをパージするために加熱パージ流を使用することによって改善することができる。
図1は、複合サイクル発電プラント100の一部の一実施形態のブロック図であり、複合サイクル発電プラント100は、合成ガス、あるいは、天然ガス、液体燃料、又は、燃焼目的のために利用することができる任意の同様の燃料などの、しかしこれらに限定されない他の流体(すなわち、気体又は液体)を生産し、燃焼させることができる。発電プラント100の例は、発電所、コジェネレーションプラント、熱電併給(CHP)プラント等を含むが、これらに限定されない。以下に詳細に論じるように、加熱パージ流144を、HRSGをパージするために使用することができる。加熱パージ流144を、HRSGのなどの発電プラント100内の種々の熱源を使用して加熱することができる。加熱パージ流144は、空気、酸素、窒素、又はそれらの任意の組合せを含むことができるが、これらに限定されない。図1には示されていない発電プラント100の他の部分で、合成ガス、例えば、一酸化炭素、水素、及び他の成分の組合せを生成するために、燃料を燃焼させることができる。合成ガスを、例えばH2Sを含んでいるため、未処理合成ガスと呼ぶことができる。未処理合成ガスを、その硫黄含有成分と、その二酸化炭素の大部分とが除去された処理済み合成ガス122を生成するために処理することができる。処理済み合成ガス122を、その後、ガスタービンエンジン118の燃焼器120、例えば燃焼室に、可燃性燃料として送ることができる。他の実施形態では、処理済み合成ガス122を、図1に示すように、タービンへの燃料122と、より一般的に呼ぶことができる。圧縮器又は他の窒素源を、圧縮された窒素124をガスタービンエンジン118の燃焼器120に送るために使用することができる。窒素124を、例えば、排気の制御を容易にするための希釈剤として使用することができる。ガスタービンエンジン118は、燃焼器120だけでなく、タービン130と、駆動軸131と、圧縮器132とを含むことができる。燃焼器120は、燃料ノズルから圧力下で注入することができる処理済み合成ガス122などの燃料を受けることができる。この燃料を、圧縮された窒素124だけでなく、圧縮された空気と混合し、燃焼器120内で燃焼させることができる。この燃焼は、高温加圧排気ガスを生成することができる。
燃焼器120は、排気ガスをタービン130の排気口の方に導くことができる。燃焼器120からの排気ガスがタービン130を通過するとき、排気ガスは、タービン130のタービンブレードに駆動軸131をガスタービンエンジン118の軸に沿って回転させるように強制する。例示されているように、駆動軸131は、圧縮器132を含むガスタービンエンジン118の種々の構成要素に接続されている。駆動軸131は、ロータを形成するためにタービン130を圧縮器132に接続することができる。圧縮器132は、駆動軸131に結合されたブレードを含むことができる。したがって、タービン130のタービンブレードの回転は、タービン130を圧縮器132に接続する駆動軸131に、圧縮器132内のブレードを回転させることができる。圧縮器132内のブレードのこの回転は、空気取入口を経て圧縮器132内に受け入れられた空気133を圧縮器132に圧縮させる。圧縮された空気を、その後、燃焼器120に供給し、より高い効率の燃焼を可能にするために、燃料及び圧縮窒素124と混合することができる。駆動軸131を、負荷134にも接続することができ、負荷134は、例えば発電プラント内で電力を生成するための発電機などの定常負荷であってもよい。実際に、負荷134は、ガスタービンエンジン118の回転出力によって動力を供給される任意の適切なデバイスであってもよい。
発電プラント100は、蒸気タービンエンジン136と、排熱回収ボイラ(HRSG)システム138とを含むこともできる。蒸気タービンエンジン136は、第2負荷140を駆動することができる。第2負荷140も、電力を生成するための発電機であってもよい。しかしながら、第1負荷134及び第2負荷140の両方は、ガスタービンエンジン118及び蒸気タービンエンジン136によって駆動することができる他の形式の負荷であってもよい。加えて、ガスタービンエンジン118及び蒸気タービンエンジン136は、例示されている実施形態で示されているように、別個の負荷134及び140を駆動することができるが、ガスタービンエンジン118及び蒸気タービンエンジン136を、単一の軸を介して単一の負荷を駆動するように直列で使用することもできる。ガスタービンエンジン118と同様に、蒸気タービンエンジン136の具体的な構成は、実装に固有であってもよく、部分の任意の組合せを含むことができる。
ガスタービンエンジン118からの加熱された排気ガス141を、HRSG138中に運び、水を加熱して蒸気タービンエンジン136に動力を供給するために使用される蒸気を発生させるために使用することができる。他の実施形態では、CHPプラント、化学プラント、精製所、地域暖房システム、あるいは、蒸気を使用する任意の他の形式の蒸気消費者又はシステムなどの、しかしこれらに限定されない外部プロセス139によって蒸気を使用することができる。加熱された排気ガス141は、HRSG138を通過した後、排気146として大気に排出される。特定の実施形態では、排気146を、排出前に排ガス規制法規を遵守するために処理することができる。加えて、例えば、蒸気タービンエンジン136の低圧部からの排気を、凝縮器142内に導くことができる。凝縮器142は、加熱された水を冷水と交換するために、冷却塔128を利用することができる。冷却塔128は、蒸気タービンエンジン136から凝縮器142に運ばれた蒸気を凝縮するのを助けるために、凝縮器142に冷たい水を供給するように作動する。凝縮器142からの凝縮物を、次に、HRSG138に導くことができる。再び、ガスタービンエンジン118からの排気141を、凝縮器142からの水を加熱し、蒸気を生成するために、HRSG138内に導くこともできる。
発電プラント100などの複合サイクルシステムでは、高温の排気141はガスタービンエンジン118から流れてHRSG138に進むことができ、HRSG138では、高温の排気141を、高圧で高温の蒸気を生成するために使用することができる。HRSG138によって生成された蒸気に、その後、発電のための蒸気タービンエンジン136を通過させることができる。加えて、発生された蒸気を、未処理合成ガスを生成するために燃料を燃焼させるのに使用されるガス化装置などの、蒸気を使用することができる任意の他のプロセスに供給することもできる。ガスタービンエンジン118の発電サイクルは、しばしば「トッピングサイクル」と呼ばれ、蒸気タービンエンジン136の発電サイクルは、しばしば「ボトミングサイクル」と呼ばれる。これらの2つのサイクルを組み合わせることにより、両方のサイクルでより高い効率をもたらすことができる。特に、トッピングサイクルからの排気熱を取り込み、ボトミングサイクルで使用する蒸気を生成するために使用することができる。
図2は、HRSG138を含むシステム160の一実施形態のブロック図である。図2に示すように、HRSG138は、高圧部162と、中間圧部164と、低圧部166とを含んでいる。高圧部162は高圧蒸気を生成し、中間圧部164は中間圧蒸気を生成し、低圧部166は低圧蒸気を生成する。高圧部162は、HRSG138の入口部168の近くに配置されている。ガスタービンエンジン118からの加熱された排気ガス141の温度は高圧部162の近くで最も高くなるため、高圧部162は高圧蒸気を発生させる。すなわち、高圧部162近くの加熱された排気ガス141の高い温度は、高圧蒸気を生成するのに十分な熱を提供する。図1に示すように、ガスタービンエンジン118からの加熱された排気ガス141は、入口部168においてHRSG138に入る。加熱された排気ガス141が、高圧部162、中間圧部164、及び低圧部166を通過した後、加熱された排気ガス141は、HRSG排気筒170によってHRSG138から出ていく。したがって、排気146は、HRSG排気筒170から大気中に出ていくことができる。他の実施形態では、中間圧部164を省略することができ、あるいは、HRSG138を単圧システムとして構成することができる。
特定の実施形態では、周囲パージ流173を排熱熱交換器174内に運ぶために、送風機172を使用することができる。周囲パージ流173は、発電プラント100の周囲の温度に対応する温度であってもよい。他の実施形態では、周囲パージ流173は、周囲より高い温度であるが、HRSG138又は他の熱源の温度より低い温度であってもよい。上述したように、他の実施形態では、周囲パージ流173は、空気133、酸素、窒素、又はこれらの任意の組合せを含むことができる。特定の実施形態では、排熱熱交換器174をHRSG排気筒170内に配置することができる。他の実施形態では、排熱熱交換器174を、図2中で破線によって示されているように、低圧部166の下流に配置することができる。他の実施形態では、HRSG138からの熱を、排熱熱交換器174を通って流れる周囲パージ流173に移すことができるようなHRSG138内のどこにでも、排熱熱交換器174を配置することができる。さらに他の実施形態では、排熱熱交換器174を、熱が周囲パージ流173を加熱するために利用可能な発電プラント100内の他のどこにでも配置することができる。排熱熱交換器174は、管形熱交換器、プレート式熱交換器、プレートフィン熱交換器、又は任意の他の形式の熱交換器であってもよい。排熱熱交換器174は、熱をHRSG138から周囲パージ流173に移して、加熱パージ流144を生成し、加熱パージ流144を、加熱パージ流路176を使用して排熱熱交換器174から運ぶことができる。特定の実施形態では、加熱パージ流路176の第1部分178は、加熱パージ流144を入口部168に運ぶことができる。加熱パージ流144を、その後、以下に詳細に論じるように、HRSG138から可燃性ガス及び/又は燃焼生成物をパージするために使用することができる。他の実施形態では、図2中で破線によって示されているように、加熱パージ流路176の第2部分180は、加熱パージ流144をガスタービンエンジン118に運ぶことができ、その後、ガスタービンエンジン118は、加熱パージ流144を入口部168に運ぶ。ガスタービンエンジン118を使用して加熱パージ流144を運ぶ場合、ガスタービンエンジン118を点火することなく、ガスタービンエンジン118を動作させることができる。代わりに、負荷転流形インバータ(LCI)などのドライバ又はモータを使用して、ガスタービンエンジン118を回転させることができ、これによってガスタービンエンジン118をファンとして動作させる。したがって、どのような可燃性ガス及び/又は燃焼生成物も生成することなく、加熱パージ流144を、HRSG138を介して運ぶために、ガスタービンエンジン118が使用される。以下の議論を通して、作動している又はパージするために動作されているガスタービンエンジン118を参照するとき、ガスタービンエンジン118に点火することなくガスタービンエンジン118を回すために、LCI又は他の装置が使用される。特定の実施形態では、周囲パージ流173を加熱パージ流144と混合し、両方のガスを、ガスタービンエンジン118を使用してHRSG138に運ぶことができる。典型的には、第1部分178及び第2部分180の一方のみを同時に使用することができる。加えて、第2部分180を使用することと比べて第1部分178を使用することの1つの利点は、より少ない配管を使用することができ、したがって、環境に消失する熱がより少ないことである。
他の実施形態では、排熱熱交換器174を、HRSG138又はHRSG排気筒170に可逆的に結合することができる。すなわち、排熱熱交換器174を、加熱パージ流144を生成するためにHRSGのパージ中にHRSG138中に可逆的に挿入され、例えばHRSG138の通常動作中、パージが使用されていないときにHRSG138から可逆的に取り除かれるように構成することができる。したがって、排熱熱交換器174は、着脱式又は格納式であってもよい。通常の動作中にHRSG138から排熱熱交換器174を取り除くことによって、HRSG138を介する加熱された排気ガス141の流れに対する、排熱熱交換器174に関連するどのような圧力低下又は制限も避けることができる。他の実施形態では、排熱熱交換器174を取り外しできるように構成しなくてもよいが、排熱熱交換器174に関連するどのような圧力低下も最小限にすることができる。
他の実施形態では、排熱熱交換器174によって生成される加熱パージ流144は、任意の加熱流体(例えば、ガス又は液体)を含むことができる。例えば、排熱熱交換器174は、ガスタービンエンジン118などのシステム160の特定の構成要素を水洗浄するために使用される水を加熱することができる。加熱された水を使用することによって、ガスタービンエンジン118の温度低下を最小化することができる。したがって、HRSG138での急冷の影響も、ガスタービンエンジン118をより高い温度で起動することによって低減することができる。洗浄の目的のために加熱された水を使用することは、水の周囲温度が低い場合、特に望ましいことがある。
特定の実施形態では、システム160は、システム160の特定の面を制御するために使用することができるコントローラ182を含むことができる。例えば、コントローラ182は、HRSG138内に配置された1つ以上のセンサ186から信号184を受信することができる。特定の実施形態では、センサ186を、入口部168に、高圧部162、中間圧部164、又は低圧部166の1つ以上に隣接して、あるいは、HRSG排気筒170内に配置することができる。センサ186は、可燃性ガスのレベル、酸素のレベル、温度、又はこれらの任意の組合せを感知することができる。コントローラ182は、センサ186から受信した情報を使用して、システム160の1つ以上の構成要素に送信する信号184を生成することができる。具体的には、コントローラ182は、信号184をガスタービンエンジン118又は送風機172に送信することができる。例えば、HRSG138を保守又は他の理由のために停止するとき、ガス141は、可燃性ガスや、燃焼生成物や、保守又は操作人員に望ましくないかもしれない他のガスを含んでいるため、加熱された排気ガス141をHRSG138からパージすることができる。任意の可燃性ガス及び/又は燃焼生成物をパージするために、送風機172及び/又はガスタービンエンジン118を使用して、加熱パージ流144を、HRSG138を介して運ぶことができる。典型的には、HRSG138内の可燃性ガス及び/又は燃焼生成物のレベルを人員に対する許容可能なしきい値未満に減らすために、数倍の体積の空気、又は空気の交換を使用することができる。HRSG138のパージの間、コントローラ182は、HRSG138内の可燃性ガス及び/又は燃焼生成物の高いレベルを示す信号184を受信することができる。コントローラ182は、ガスタービンエンジン118又は送風機172に、HRSG138のパージの速度を加速させるようにその速度を上昇させるために、信号184を送信することができる。同様に、コントローラ182は、酸素の最小しきい値に達するまで、HRSG138のパージを続けることができる。さらに、コントローラ182は、入口部168内のしきい値より低い温度を示す信号184を受信することができる。コントローラ182は、入口部168の温度を維持するのを助けるように加熱パージ流144の流量を調節するために、信号184をガスタービンエンジン118又は送風機172に送信することができる。
図3は、システム160内のパージ時間の関数としての温度のグラフである。具体的には、x軸187は、システム160のパージ中の経過時間を表し、y軸188は、HRSG138の過熱器の金属の温度を表している。特定の実施形態では、過熱器を、高圧部162、中間圧部164、低圧部166、又はHRSG138の任意の他の部分に配置することができる。過熱器を、通常の動作中にHRSG138を流れる加熱された排気ガス141からの熱を使用して、過熱蒸気を生成するように構成することができる。パージ完了線189は、パージの終わり、例えば、HRSG138内の可燃性ガスレベルがしきい値を下回るときを表している。蒸気凝縮線190は、蒸気がHRSG138の過熱器内で凝縮しうる温度を表している。すなわち、蒸気凝縮線194より下でのHRSG138の動作は、結果として、望ましくないかもしれない液体凝縮物の形成を生じるかもしれない。第1曲線192は、排熱熱交換器174が使用されていないとき、すなわち、周囲パージ流173を使用してHRSG138をパージしているときの、過熱器の温度変化を表している。図3に示すように、過熱器の金属の温度は、第1曲線192が点194で蒸気凝縮温度190と交差するまで、パージが続くにつれて徐々に低下する。周囲パージ流173を使用するHRSG138のパージが続くにつれて、過熱器の金属の温度が蒸気凝縮温度190を下回り、これは過熱器内に凝縮物の形成を引き起こすかもしれない。過熱器内の凝縮物の存在は、結果として、HRSG138内の高い応力及び歪みの発達を生じるかもしれない。周囲パージ流173を使用するHRSG138のパージは、第1曲線192が点195でパージ完了線189と交差するところで完了する。
これに対し、図3の第2曲線196は、排熱熱交換器174が使用されているとき、すなわち、上述したように加熱パージ流144を使用してHRSG138をパージしているときの、過熱器の金属の温度変化を表している。図3に示すように、過熱器の金属の温度は、第2曲線196が蒸気凝縮温度190より上のパージ完了線189と交差する点198に達するまで、加熱パージ流144によるパージが続くにつれて徐々に低下する。したがって、HRSG138を加熱パージ流144でパージするために排熱熱交換器174が使用されている場合、凝縮物は過熱器内で形成されず、これにより、周囲パージ流173などによる、HRSG138をパージする従来の方法と比較して、HRSG138内の応力及び歪みが減少する。図3に示すように、加熱パージ流144を使用する過熱器の金属の温度の全体的な低下は、周囲パージ流173を使用する場合より小さい。すなわち、第1曲線192及び第2曲線196は、同じ温度で始まってもよいが、第2曲線196の点198は、第1曲線192の点195より高い温度であってもよい。特定の実施形態では、点198は、加熱パージ流144を使用する場合、蒸気凝縮線190より下であってもよいが、点198は、点195より高い温度のままであってもよい。他の実施形態では、コントローラ182は、低圧部166の下流の加熱パージ流144の温度が蒸気凝縮温度より高くなるように、加熱パージ流144の流量を調節することができる。
図4は、誘引通風機200を有するシステム160の一実施形態のブロック図である。図2中に示されているものと共通の図4中の要素は、同じ参照符号が付されている。図4に示すように、誘引通風機200を、ダクト202を介してHRSG138に結合することができる。誘引通風機200を、HRSG138からガスを排出するために使用することができる。すなわち、誘引通風機200は、ガスを、HRSG138を介して誘引通風筒204内に引き込むのを助ける。したがって、例示されている実施形態では、HRSG138のパージ中、排気146は誘引通風筒204から大気中に出ていく。特定の実施形態では、誘引通風機202を使用しないときはHRSG138から遮断又は分離するために、誘引通風ダンパ206をダクト202内に配置することができる。図4に示すように、排熱熱交換器174を誘引通風筒204内に配置することができる。排熱熱交換器174からの加熱パージ流144は、第1部分178を通って入口部168内に流れることができる。代わりに又は加えて、加熱パージ流144は、第2部分180を通ってガスタービンエンジン118に流れることができる。しかしながら、ガスタービンエンジン118は、誘引通風機200が使用されている場合、作動していなくてもよい。代わりに、加熱パージ流144はガスタービンエンジン118に流れ、それによって、ガスタービンエンジン118に残された残留熱を使用して、加熱パージ流144をさらに加熱する。ガスタービンエンジン118を作動する代わりにHRSG138をパージするために誘引通風機200を使用することによって、ガスタービンエンジン118の寿命を、ガスタービンエンジン118の動作時間及び摩耗を減少することによって延ばすことができる。特定の実施形態では、HRSG138をパージするために、周囲パージ流173を加熱パージ流144と組み合わせることができる。他の実施形態では、コントローラ182は、HRSG138のパージを制御するために、送風機172及びガスタービンエンジン118に加えて、誘引通風ダンパ206又は誘引通風機200に信号を送信することができる。
図5は、誘引通風筒204の異なった構成を含むシステム160の一実施形態のブロック図である。具体的には、誘引通風筒204をHRSG排気筒170に結合することができる。したがって、排熱熱交換器174を、誘引通風筒204又はHRSG排気筒170のどちらに配置することもできる。誘引通風筒204をHRSG排気筒170に結合することによって、誘引通風筒204に関連する費用を減らすことができる。加えて、誘引通風機200及び関連機器を改造するために、より少ない変更をシステム160に行うだけでよい。図示していないが、図5のシステム160は、HRSG138のパージを制御するコントローラ182を含むこともできる。その他の点では、図5に示すシステム160は、図2及び3に示すシステム160と類似している。
図6は、HRSG138の入口部168に結合することができるバイパス筒220を含むシステム160の一実施形態のブロック図である。バイパス筒220を、加熱された排気ガス141をガスタービンエンジン118から大気中に運ぶために使用することができ、それによってHRSG138をバイパスする。例えば、HRSG138を短い期間で停止することができ、ガスタービンエンジン118を停止しないことが望ましいかもしれない。ガスタービンエンジン118が動作していないとき、HRSG138をパージするためにバイパス筒220を使用することができる。具体的には、バイパス筒220は、バイパス筒220を分離するための第1ダンパ222を含むことができる。加えて、ガスタービンエンジン118を分離するために第2ダンパ224を使用することができ、HRSG138を分離するために第3ダンパ226を使用することができる。ガスタービンエンジン118が作動していて、HRSG138がバイパスされているとき、第1ダンパ222は開位置であってもよく、第2ダンパ224は開位置であってもよく、第3ダンパ226は閉位置であってもよい。ガスタービンエンジン118が作動しておらず、バイパス筒220がHRSG138をパージするために使用されているとき、第1ダンパ222は開位置であってもよく、第2ダンパ224は閉位置であってもよく、第3ダンパ226は開位置であってもよい。バイパス筒220が使用されていないとき、第1ダンパ222は閉位置であってもよく、第2ダンパ224は開位置であってもよく、第3ダンパ226は開位置であってもよい。誘引通風機200がHRSG138をパージするために使用されているとき、第1ダンパ222は開位置であってもよく、第2ダンパ224は閉位置であってもよく、第3ダンパ226は開位置であってもよく、誘引通風ダンパ206は開位置であってもよい。HRSG138をパージしているとき、排熱熱交換器174からの加熱パージ流144は、加熱パージ流路176を経てバイパス筒220に運ばれる。加えて、特定の実施形態では、周囲パージ流173を、バイパス筒220に運ばれる加熱パージ流144と混合することができる。さらに、図6に示すコントローラ182は、第1ダンパ222、第2ダンパ224、又は誘引通風ダンパ206を開閉するために、信号184を送信することができる。図6に示すシステム160の利点の1つは、HRSG138をパージするためのガスタービンエンジン118の使用に関連する摩耗を減らすことである。代わりに、HRSG138をパージするために誘引通風機200を使用することができる。加えて、誘引通風機200に関連する保守及び運用費用は、ガスタービンエンジン118に関するものより少ないかもしれない。さらに、図6に示すシステム160は、第1ダンパ222及び第2ダンパ224の使用によって、HRSG138に関連するすべての作業から独立した、ガスタービンエンジン118に関して生じる保守又は他の作業を可能にする。
図7は、システム160内の位置の関数としての温度のグラフである。具体的には、x軸242はシステム160内の位置又は点を表し、y軸244はこれらの点でシステム160を流れるパージ流の温度を表している。第1曲線246は、排熱熱交換器174が使用されていないときのパージ流の温度変化を表し、第2曲線248は、排熱熱交換器174が使用されているときのパージ流の温度分布を表している。すなわち、第1曲線246を発生させるようにHRSG138をパージするために周囲パージ流173を使用することができ、第2曲線248を発生させるように加熱パージ流144を使用することができる。点250はガスタービンエンジン118の入口に対応し、点252はガスタービンエンジン118の出口に対応している。点254は入口部168の温度を表し、点256は高圧部162と中間圧部164の間の温度を表し、点258は中間圧部164と低圧部166の間の温度を表している。最後に、点260は低圧部166の下流の温度を表している。第1曲線246を参照すると、ガスタービンエンジン118の高い温度からの残留熱のため、点250と点252の間でガスタービンエンジン118を流れる周囲パージ流173は温度が上昇する。重要な熱源がないかもしれないため、点252と254の間で高圧部162の上流の周囲パージ流173の温度は、比較的平坦なままであるかもしれない。周囲パージ流173が高圧部162を横切るにつれて、周囲パージ流173の温度は点254と点256の間で急速に上昇する。すなわち、点254と点256の間のHRSG138の構成要素を、急速に冷却、又は急冷することができ、それによって、通過する周囲パージ流173に熱を伝達する。中間圧部164及び低圧部166によって生成される熱は高圧部162によって生成される熱より少ないため、点256と点260の間の周囲パージ流173の温度上昇は、点254と点256の間より小さい。したがって、追加の急冷が点256と点260の間でも起こるかもしれないが、急冷の影響は点254と点256の間に集中している。
次に、排熱熱交換器174を使用するときに発生される第2曲線248に目を向けると、排熱熱交換器174によって加熱パージ流144に伝達される熱のため、ガスタービンエンジン118に入る加熱パージ流144の温度はより高くなる。加熱パージ流144は、ガスタービンエンジン118からの何らかの残留熱のため、点250と点252の間で温度が上昇し続けるかもしれない。第1曲線246と同様に、点252と点254の間の温度は、比較的一定のままであるかもしれない。高圧部162を横切る加熱パージ流144の温度は、点254と点256の間で上昇する。しかしながら、加熱パージ流144の温度は周囲パージ流173の温度より高いため、点254と点256の間の温度上昇は、第1曲線246について同じ点の間で見られるものより小さい。すなわち、点254と点256の間のHRSG138の構成要素はより少なく冷却される。したがって、点254と点256の間の急冷の影響は、HRSG138を加熱パージ流144でパージするために排熱熱交換器174が使用される場合、減少する。図7に示すように、加熱パージ流144の温度は、点256と点260の間でわずかに上昇するかもしれない。点256と点260の間の温度上昇は小さいため、急冷の影響も小さいかもしれない。したがって、HRSG138をパージするために使用されるパージ流を加熱するために排熱熱交換器174を使用することによって、HRSG138内の全体的な急冷の影響を、周囲パージ流173でパージするのに比べて大幅に低減することができる。加えて、特定の実施形態では、加熱パージ流144を生成するために排熱熱交換器174を使用する場合に達成される急冷の影響の低減は、HRSG138内の金属表面の温度を、図3の参照と共に上述したような蒸気凝縮温度より高く維持するのを助けることができる。
上述したように、システム160の特定の実施形態を、排熱熱交換器174を使用してHRSG138をパージするために使用することができる。排熱熱交換器174を、加熱パージ流144を生成するためにHRSG138の熱い部分から周囲パージ流173に熱を伝達するために使用することができる。可燃性ガス及び/又は燃焼生成物をHRSG138からパージするために、加熱パージ流144をHRSG138の入口部168に運ぶことができる。特定の実施形態では、排熱熱交換器174を介して周囲パージ流173を運ぶために、送風機172を使用することができる。他の実施形態では、ガスタービンエンジン118又は誘引通風機200のいずれかを、HRSG138を介して加熱パージ流144を運ぶために使用することができる。加えて、特定の実施形態は、HRSG138内に配置されたセンサ186からの信号184に応じて、HRSG138を通る加熱パージ流144の流量を調節するために、ガスタービンエンジン118、送風機172、誘引通風機200、及び/又は、システム160の他の構成要素を制御するコントローラ182を含むことができる。したがって、コントローラ182を、HRSG138のパージを制御するために使用することができる。HRSG138をパージするために使用されるガスの温度を上げることによって、HRSG138の急冷の影響を避けることができる。したがって、HRSG138の内部の構成要素の寿命を、排熱熱交換器174を使用することによって延ばすことができる。加えて、HRSG138の動作効率を、起動時間を短くすることによって改善することができる。
本明細書は、例を使用して、最良の形態を含む本発明の実施形態を開示し、また当業者が本発明を実施できるようにしており、この実施は任意の装置を作成及び使用することと、任意の組み込まれた方法を実行することとを含んでいる。本発明の特許可能な範囲は、特許請求の範囲によって規定され、当業者が想到する他の例を含むことができる。このような他の例は、それらが請求項の文言と異ならない構造的要素を有する場合、又は、それらが請求項の文言と実質的に異ならない同等の構造的要素を有する場合、特許請求の範囲内であるものとする。
100 複合サイクル発電プラント
118 ガスタービンエンジン
120 燃焼器
122 タービンへの燃料
124 圧縮された窒素
128 冷却塔
130 タービン
131 駆動軸
132 圧縮器
133 空気
134 負荷
136 蒸気タービンエンジン
138 排熱回収ボイラ(HRSG)システム
140 第2負荷
141 加熱された排気ガス
142 凝縮器
144 加熱パージ流
146 排気
160 HRSGを含むシステム
162 高圧部
164 中間圧部
166 低圧部
168 入口部
170 HRSG排気筒
172 送風機
173 周囲パージ流
174 排熱熱交換器
176 加熱パージ流路
178 加熱パージ流路の第1部分
180 加熱パージ流路の第2部分
182 コントローラ
184 信号
186 センサ
200 誘引通風機
202 ダクト
204 誘引通風筒
206 誘引通風ダンパ
220 バイパス筒
222 第1ダンパ
224 第2ダンパ
226 第3ダンパ
242 x軸
244 y軸
246 排熱熱交換器が使用されていないときの第1曲線
248 排熱熱交換器が使用されているときの第2曲線
250 ガスタービンエンジンの入口に対応する点
252 ガスタービンエンジンの出口に対応する点
254 入口部に対応する点
256 高圧部と中間圧部の間の点
258 中間圧部と低圧部の間の点
260 低圧部の下流の点

Claims (20)

  1. 排熱回収ボイラ(HRSG)と、
    前記HRSGに結合され、加熱パージ流を生成するために前記HRSGからパージ流に熱を伝達するように構成された排熱熱交換器と、
    前記加熱パージ流を前記排熱熱交換器から前記HRSGの入口に運ぶように構成された加熱パージ流路と
    を備えるシステム。
  2. 前記排熱熱交換器は前記HRSGの低圧部の下流に配置されている、請求項1記載のシステム。
  3. 前記排熱熱交換器は前記HRSGの排気筒内に配置されている、請求項1記載のシステム。
  4. 前記加熱パージ流路は、前記排熱熱交換器から、前記HRSGの前記入口に結合されたガスタービンエンジンに、前記加熱パージ流を運ぶように構成されている、請求項1記載のシステム。
  5. 前記HRSGの前記入口に配置された第1ダンパと、前記HRSGの前記入口に配置された第2ダンパとを備え、前記第1ダンパは前記加熱パージ流の第1の流量を制御するように構成され、前記第2ダンパは前記HRSGをガスタービンエンジンから遮断するように構成されている、請求項1記載のシステム。
  6. 前記HRSGの前記入口に結合され、前記HRSGを介して前記加熱パージ流を運ぶように構成されたガスタービンエンジンを備える、請求項1記載のシステム。
  7. 前記HRSGの低圧部の下流に配置され、前記HRSGを介して前記加熱パージ流を引き込むように構成された誘引通風機を備える、請求項1記載のシステム。
  8. 前記誘引通風機の上流に配置され、前記誘引通風機を前記HRSGから遮断するように構成されたダンパを備える、請求項7記載のシステム。
  9. 前記誘引通風機の下流に配置された誘引通風筒を備え、前記排熱熱交換器は前記誘引通風筒内に配置されている、請求項7記載のシステム。
  10. 前記誘引通風筒は前記HRSGの排気筒に結合されている、請求項9記載のシステム。
  11. 前記排熱熱交換器は前記HRSGに可逆的に結合されるように構成され、前記排熱熱交換器は、前記加熱パージ流を生成するために前記HRSG内に可逆的に挿入され、前記排熱熱交換器は、前記HRSGの通常動作中には前記HRSGから可逆的に取り除かれる、請求項1記載のシステム。
  12. 排熱回収ボイラ(HRSG)と、
    前記HRSGに結合され、前記HRSG内に配置された排熱熱交換器にパージ流を運ぶように構成された送風機であって、前記排熱熱交換器は、加熱パージ流を生成するために前記HRSGから前記パージ流に熱を伝達するように構成されている、送風機と、
    前記排熱熱交換器から前記HRSGの入口に前記加熱パージ流を運ぶように構成された加熱パージ流路と、
    前記HRSG内に配置されたセンサからのフィードバックに応じて前記加熱パージ流の流量を調節するように構成されたコントローラと
    を備えるシステム。
  13. 前記センサは、可燃性ガス、燃焼生成物、排気ガス、酸素、又は温度、あるいはこれらの組合せの少なくとも1つを感知するように構成されている、請求項12記載のシステム。
  14. 前記加熱パージ流路は、前記加熱パージ流を前記パージ流と混合するように構成されている、請求項12記載のシステム。
  15. 前記送風機は、周囲空気を前記パージ流として前記排熱熱交換器に運ぶように構成されている、請求項12記載のシステム。
  16. 前記コントローラは、前記HRSGの低圧部の下流の前記加熱パージ流の温度が蒸気凝縮温度より高くなるように前記加熱パージ流の流量を調節するように構成されている、請求項12記載のシステム。
  17. 排熱回収ボイラ(HRSG)に結合された排熱熱交換器を介してパージ流を流す工程と、
    加熱パージ流を生成するために、前記HRSGから前記排熱熱交換器内の前記パージ流に熱を伝達する工程と、
    前記加熱パージ流を、加熱パージ流路を介して前記HRSGの入口に流す工程と、
    前記HRSGを前記加熱パージ流でパージする工程と
    を含む方法。
  18. 前記加熱パージ流を、前記HRSGの前記入口に結合されたガスタービンエンジンに流す工程を含む、請求項17記載の方法。
  19. 前記HRSGを前記加熱パージ流でパージする工程は、前記加熱パージ流を、誘引通風機を使用して前記HRSGを介して引き込む工程を含む、請求項17記載の方法。
  20. 前記加熱パージ流を、前記加熱パージ流路を使用して前記パージ流と混合する工程を含む、請求項17記載の方法。
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