JP2013091918A - 溝の掘削方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 対象区画の全体に対して、掘削工程を行って対象区画の全体に亘る掘削溝5を形成し、この掘削溝5に対して、ガイド部材設置工程を行った後に、土留パネル設置工程、及びガイド部材スライド工程を繰り返し行うことにより、又は、対象区画を複数の区画に分けて、最初の区画に対して、掘削工程を行って掘削溝5を形成し、この掘削溝5に対して、ガイド部材設置工程を行った後に、土留パネル設置工程を行うとともに、それ以降の各区画に対して、掘削工程を行って掘削溝5を形成し、この掘削溝5に対して、ガイド部材スライド工程及び土留パネル設置工程を繰り返し行う。
【選択図】 図4
Description
すなわち、本発明は、地盤の対象区画に溝を形成する溝の掘削方法であって、前記地盤を掘削して掘削溝を形成する掘削工程と、前記掘削溝の内壁面に沿うようにガイド部材を設置するガイド部材設置工程と、土留パネルを前記ガイド部材の表面上をスライドさせて前記掘削溝内に挿入するとともに、該土留パネルの下端を前記掘削溝の底部に押し込んで根入れさせる土留パネル設置工程と、前記ガイド部材を前記内壁面に沿ってスライドさせて、次の土留パネルの設置位置に移動させるガイド部材スライド工程とを備え、前記対象区画の全体に対して、前記掘削工程を行って前記対象区画の全体に亘る前記掘削溝を形成し、該掘削溝に対して、前記ガイド部材設置工程を行った後に、前記土留パネル設置工程、及び前記ガイド部材スライド工程を繰り返し行うことにより、又は、前記対象区画を複数の区画に分けて、最初の区画に対して、前記掘削工程を行って前記掘削溝を形成し、該掘削溝に対して、前記ガイド部材設置工程を行った後に、前記土留パネル設置工程を行うとともに、それ以降の各区画に対して、前記掘削工程を行って前記掘削溝を形成し、該掘削溝に対して、前記ガイド部材スライド工程及び前記土留パネル設置工程を繰り返し行うことを特徴とする。
また、各土留パネルは、先端を掘削溝の底部に押し込んで根入れさせて自立させているので、簡易建込み土留のように、両内壁面の土留パネル間に切梁等を架設して、両土留パネル間を支持する必要はない。
従って、掘削溝の底部や掘削溝の底部を更に深く掘り下げて形成した本溝の底部にガス管や水道管等の埋設管を敷設する場合に、切梁等を盛り替えながら埋設管を底部に吊り下ろす必要はなく、埋設管を直接に底部に吊り下ろすことができるので、埋設管の敷設作業を容易に、短時間で行うことができる。
図1〜図11には、本発明による溝の掘削方法の一実施の形態が示されている。本実施の形態の溝の掘削方法は、例えば、道路等(本実施の形態では道路1とする。)の直下にガス管や水道管等の埋設管(以下、埋設管35という。)を埋設する際に、地盤3に形成する埋設管35を敷設するための溝5、25の掘削に有効なものである。
以下、各工程について詳しく説明する。
一次掘削工程では、図1及び図3に示すように、建設機械(例えば、バックホウ60)を用いて、道路1の埋設管35の埋設箇所を掘削し、埋設箇所に断面台形状の一次掘削溝5を形成する。本実施の形態では、台形バケット61を備えたバックホウ60を用い、このバックホウ60の台形バケット61により地盤3を掘削することにより、内壁面5bが所定の傾斜角度の断面台形状の一次掘削溝5を形成している。傾斜角度は、5〜15°とする。
ガイド部材設置工程では、図1、図4〜図6に示すように、建設機械(例えば、バックホウ60)を用いて、一次掘削工程で形成した一次掘削溝5の開口縁部の地表面3aから内壁面5bに沿うように、ガイド部材6を設置する。本実施の形態では、一次掘削工程で用いたバックホウ60を用いて、バックホウ60のアーム62にワイヤー等を介してガイド部材6を吊り下げることにより、地表面3aから内壁面5bに沿うように、ガイド部材6を設置している。
なお、ガイド部材6は、最初の土留パネル15を一次掘削溝5内に設置した後に、一次掘削溝5の長さ方向にスライドさせて、次の土留パネル15の設置位置まで移動させる。
土留パネル設置工程では、図1、図4〜図7に示すように、建設機械(例えば、バックホウ60)を用いて、ガイド部材設置工程において一次掘削溝5内に設置したガイド部材6を利用し、ガイド部材6のガイド板8の表面8aに沿って土留めパネル15を斜め下方にスライドさせて一次掘削溝5内に挿入し、土留パネル15の下端を一次掘削溝5の底部5aに所定の深さまで押し込んで根入れさせる。
なお、土留パネル15は、鋼板に限らず、鋳鋼板、各種の金属板、樹脂板等で形成してもよい。
ガイド部材スライド工程では、一次掘削溝5内に最初の土留パネル(第1の土留パネル15a)を設置した後に、図5に示すように、バックホウ60のアーム62にワイヤー等を介してガイド部材6を連結し、ガイド部材6を図中矢印方向に引っ張り、地表面3a及び内壁面5b上をスライドさせることにより、ガイド部材6を次の土留パネル(第2の土留パネル15b)の設置位置まで移動させ、その位置にガイド部材6を設置する。
二次掘削工程では、図1及び図7に示すように、上記の各工程で使用したバックホウ60を用い、バックホウ60の台形バケット61で一次掘削溝5の底部5aを更に掘り下げることにより、所定の深さ、幅、長さの本溝25を形成する。
埋設敷設工程では、図1及び図8に示すように、上記の各工程で使用したバックホウ60を用い、バックホウ60のアーム62にワイヤー等を介して埋設管35を吊り下げ、第1の本溝25a、第2の本溝25b、及び第3の本溝25c内にそれぞれ埋設管(第1の埋設管35a、第2の埋設管25b、及び第3の埋設管25c)を吊り下し、第1の本溝25a、第2の本溝25b、及び第3の本溝25cの底部26にそれぞれ埋設管(第1の埋設管35a、第2の埋設管35b、及び第3の埋設管35c)を敷設する。
埋設管溶接工程では、図1に示すように、第1の本溝25a内に敷設した第1の埋設管
35aの端部に、第2の本溝25b内に敷設した第2の埋設管35bの端部を溶接により一体に接合し、第2の埋設管35bの端部に第3の本溝25c内に敷設した第3の埋設管35cの端部を溶接により一体に接合する。
土留パネル撤去・埋戻し工程では、図2及び図12に示すように、一次掘削工程及び二次掘削工程で地盤3を掘削することによって生じた土砂を埋戻し材14として用い、埋設管(第1の埋設管35a、第2の埋設管35b、第3の埋設管35c)の敷設の完了した本溝(第1の本溝25a、第2の本溝25b、第3の本溝25c)及び溶接用溝部(第1の溶接用溝部28a及び第2の溶接用溝部28b)内に埋め戻し材14を埋め戻し、コンバインドローラ65等により転圧する。
覆工板設置工程では、図14〜図18に示すように、例えば、第3の本溝25cと第4の本溝25dとの間の第3の溶接用溝部28cの開口部29、及び第4の本溝25d(半分)の開口部27の周囲を囲むように路面2を矩形状に切断し、この路面2の開口4の内側に覆工装置39を設置することにより路面2の開口4を閉塞し、溶接用溝部28cの開口部29、及び第4の本溝25d(半分)の開口部27を閉塞して、次の日の工事に備えるとともに、車両等の通行を許容する。
本実施の形態においては、第3の溶接用溝部28cの開口部29、及び第4の本溝25d(半分)の開口部27の幅方向の両縁部に、両溝28c、25dの長さ方向に沿うように所定の深さの段部30をそれぞれ設け、これらの段部30内にH型鋼からなる覆工受桁50をそれぞれ設置し、これらの覆工受桁50の上部に覆工板40を設置している。
なお、図19に示すように、各キャスター45の脚部46を上下方向に直線移動可能に構成し、脚部46をばね等の突出手段の付勢力により下方に直線移動させることにより、各キャスター45を覆工板40の下面から自動的に突出させてもよい。
2 路面
3 地盤
3a 地表面
4 開口
4a、4b 長さ方向の端面
4c、4d 幅方向の端面
5 一次掘削溝
5a 底部
5b 内壁面
6 ガイド部材
7 支持板
8 ガイド板
8a 表面
9 ガイド部
10 押込み治具
11 フック部
12 押圧部
14 埋め戻し材
15 土留パネル
15a 第1の土留パネル
15b 第2の土留パネル
15c 第3の土留パネル
15d 第4の土留パネル
16 表面
17 幅方向の一端面
18 幅方向の他端面
19 ガイド部
20 ラス金網
21 アンカーボルト
25 本溝
25a 第1の本溝
25b 第2の本溝
25c 第3の本溝
25d 第4の本溝
26 底部
27 開口部
28 溶接用溝部
28a 第1の溶接用溝部
28b 第2の溶接用溝部
28c 第3の溶接用溝部
29 開口部
30 段部
31 内壁面
32 簡易建込み土留
33 土留パネル
34 切梁
35 埋設管
35a 第1の埋設管
35b 第2の埋設管
35c 第3の埋設管
36 エアージャッキ
37 桁材
38 端太材
39 覆工装置
40 覆工板
41 周面
41a、41b 長さ方向の端面
41c、41d 幅方向の端面
42 凹部
45 キャスター
46 脚部
47 車輪
48 支持ピン
49 ストッパー部
50 覆工受桁
51 凹部
55 ジャッキ
56 ロッド
60 バックホウ
61 台形バケット
62 アーム
65 コンバインドローラ
Claims (4)
- 地盤の対象区画に溝を形成する溝の掘削方法であって、
前記地盤を掘削して掘削溝を形成する掘削工程と、
前記掘削溝の内壁面に沿うようにガイド部材を設置するガイド部材設置工程と、
土留パネルを前記ガイド部材の表面上をスライドさせて前記掘削溝内に挿入するとともに、該土留パネルの下端を前記掘削溝の底部に押し込んで根入れさせる土留パネル設置工程と、
前記ガイド部材を前記内壁面に沿ってスライドさせて、次の土留パネルの設置位置に移動させるガイド部材スライド工程とを備え、
前記対象区画の全体に対して、前記掘削工程を行って前記対象区画の全体に亘る前記掘削溝を形成し、該掘削溝に対して、前記ガイド部材設置工程を行った後に、前記土留パネル設置工程、及び前記ガイド部材スライド工程を繰り返し行うことにより、
又は、前記対象区画を複数の区画に分けて、最初の区画に対して、前記掘削工程を行って前記掘削溝を形成し、該掘削溝に対して、前記ガイド部材設置工程を行った後に、前記土留パネル設置工程を行うとともに、それ以降の各区画に対して、前記掘削工程を行って前記掘削溝を形成し、該掘削溝に対して、前記ガイド部材スライド工程及び前記土留パネル設置工程を繰り返し行うことを特徴とする溝の掘削方法。 - 前記ガイド部材には、前記土留パネルを前記ガイド部材の表面上をスライド可能に案内するガイド部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の溝の掘削方法。
- 前記土留パネルには、先行して前記掘削溝内に設置された土留パネルの表面に当接して、先行の土留パネルの表面と次の土留パネルの表面とを面一にするガイド部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の溝の掘削方法。
- 前記土留パネル設置工程の後に、前記掘削溝の底部を更に深く掘り下げて本溝を形成する掘削工程を更に備えていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の溝の掘削方法。
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---|---|---|---|---|
JPS5771931A (en) * | 1980-10-22 | 1982-05-06 | Yoshihisa Horikoshi | Soil sheathing work |
JPS57178843U (ja) * | 1981-05-07 | 1982-11-12 | ||
JPS61211498A (ja) * | 1985-03-15 | 1986-09-19 | 和木 邦彦 | 開削推進工法 |
JPH07207664A (ja) * | 1994-01-12 | 1995-08-08 | Kandenko Co Ltd | 掘削溝の土止め装置および土止め工法 |
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2011
- 2011-10-24 JP JP2011232980A patent/JP5817432B2/ja active Active
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