JP2013091452A - ケーブル式ウインドレギュレータ - Google Patents
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Abstract
【課題】ウインドレギュレータのプーリ支持体とドアパネルが固定後であっても接触せず、予めウインドレギュレータにスペーサを容易に組付けることができるケーブル式ウインドレギュレータを提供することを目的とする。
【解決手段】プーリ2と、プーリシャフト3と、プーリ支持体4とを備え、固定手段FによりドアパネルPに取り付けられるウインドレギュレータ1であって、プーリシャフト3が、雌ネジ部3sが形成されたシャフト部31と、プーリ支持体4の貫通孔4Hに挿入される被かしめ部32とを備え、ドアパネルPとプーリ支持体4との間にクリアランスClを設けるためのスペーサ5が設けられ、スペーサ5が、被かしめ部32が、半径方向外側に向かって広がるようにかしめられることにより、スペーサ5をプーリ支持体4側に押圧するとともに、スペーサ5と被かしめ部32とが固定されることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】プーリ2と、プーリシャフト3と、プーリ支持体4とを備え、固定手段FによりドアパネルPに取り付けられるウインドレギュレータ1であって、プーリシャフト3が、雌ネジ部3sが形成されたシャフト部31と、プーリ支持体4の貫通孔4Hに挿入される被かしめ部32とを備え、ドアパネルPとプーリ支持体4との間にクリアランスClを設けるためのスペーサ5が設けられ、スペーサ5が、被かしめ部32が、半径方向外側に向かって広がるようにかしめられることにより、スペーサ5をプーリ支持体4側に押圧するとともに、スペーサ5と被かしめ部32とが固定されることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明はウインドレギュレータのプーリ支持体とドアパネルが、固定後であっても接触せず、予めウインドレギュレータにスペーサを容易に組付けることができるケーブル式ウインドレギュレータに関する。
ケーブル式ウインドレギュレータは、ウインドレギュレータを駆動する電動モータ、電動モータによって駆動されるケーブル、ケーブルが掛け回され、ケーブルを方向転換するプーリ、およびケーブルの端部が固定され、窓ガラスを支持するキャリアプレートを備えている。ケーブルを方向転換するプーリは、プーリ固定用のブラケットやガイドレール等のプーリ支持体に取り付けられ、プーリ支持体を介して車両のドアパネルに取り付けられる。プーリが取り付けられるブラケットやガイドレール等の、表面に凹凸が形成されていたり、表面が湾曲していたりする板状のプーリ支持体を用いてウインドレギュレータを車両のドアパネルに直接固定した際には、ドアパネル側にも表面に凹凸が形成されているので、車両の静止時には、プーリ支持体とドアパネルとの固定箇所以外の、プーリ支持体とドアパネルが接触していない部分(たとえば、車両の上下方向に沿って設けられたガイドレールの上端と下端において、ガイドレールがドアパネルに固定されたときの、ガイドレールの長手方向の中央部など、ガイドレールとドアパネルとの間に隙間が存在する部分)において、車両の振動時に、プーリ支持体も振動することにより、プーリ支持体とドアパネルとが接触してしまい、音が発生する問題がある。そこで、プーリ支持体とドアパネルとの間にスペーサを設けることで、車両の振動時でもプーリ支持体とドアパネルとが接触しないような隙間を確保する対策が考えられるが、このようなスペーサをウインドレギュレータとは別体にして、ウインドレギュレータのドアパネルへの固定時に一緒に組付けるのは作業が煩雑である。
特許文献1には、図7に示すように、ブラケット101とインナパネル102とに当接する端面103a、103bを有する大径部103を備えたウインドレギュレータの固定ボルト100が開示されている。この固定ボルト100は、大径部103の両端面103a、103bに、第1のおねじ部104と、第2のおねじ部105が突出して形成されている。第1のおねじ部104は、ブラケット101の穴106に挿通され、プーリ107を回転可能に支持するピン108の内周面に形成されためねじ部109に螺合する。第2のおねじ部105は、インナパネル102に開設された穴110に挿通され、ナット111により固定される。
しかしながら、特許文献1のように、プーリ107を支持するピン108のめねじ部109に、大径部103の端面103a側に設けられた第1のおねじ部104を螺合させて、固定ボルト100をブラケット101やピン108に組付ける場合には、ウインドレギュレータ製造時に固定ボルト100をねじ込まなければならず、ねじ込む作業が煩雑であるという問題がある。
本発明はウインドレギュレータのプーリ支持体とドアパネルが固定後であっても接触せず、予めウインドレギュレータにスペーサを容易に組付けることができるケーブル式ウインドレギュレータを提供することを目的とする。
本発明のケーブル式ウインドレギュレータは、ケーブルを方向転換するプーリと、該プーリを軸心回りに回転可能に支持するプーリシャフトと、前記プーリを支持した前記プーリシャフトが挿入される貫通孔を有し、前記プーリおよび前記プーリシャフトが取り付けられるプーリ支持体とを備え、前記プーリシャフトに螺合する固定手段により、前記プーリ、前記プーリシャフトおよび前記プーリ支持体がドアパネルに取り付けられるケーブル式ウインドレギュレータであって、前記プーリシャフトが、前記プーリを支持し、軸心方向に沿って雌ネジ部が形成されたシャフト部と、前記シャフト部から軸心方向に延び、前記雌ネジ部と同軸の連通孔が形成され、前記プーリ支持体の貫通孔に挿入される被かしめ部とを備え、前記プーリ支持体における、前記プーリおよび前記プーリシャフトが取り付けられる側と反対側の面に設けられ、前記ケーブル式ウインドレギュレータがドアパネルに取り付けられたときに、前記ドアパネルと前記プーリ支持体との間にクリアランスを設けるためのスペーサが設けられ、前記スペーサが、前記プーリシャフトの被かしめ部を挿入するための挿入孔を有し、前記被かしめ部が、前記挿入孔の内壁に向かって前記被かしめ部の自由端側が半径方向外側に向かって広がるようにかしめられることにより、前記スペーサを前記プーリ支持体側に押圧するとともに、前記スペーサと前記被かしめ部とが固定されることを特徴とする。
また、前記スペーサの挿入孔は、かしめられて変形した前記被かしめ部を収容可能に形成されていることが好ましい。
また、前記スペーサの挿入孔は、前記固定手段の挿入側に環状の凹部を有することが好ましい。
また、前記スペーサが金属製であることが好ましい。
また、前記プーリ支持体が、窓ガラスを支持するキャリアプレートをガイドするガイドレールであることが好ましい。
また、前記スペーサは、前記プーリ支持体との当接面に凹凸を有することが好ましい。
本発明によれば、ウインドレギュレータのプーリ支持体とドアパネルが固定後であっても接触せず、予めウインドレギュレータにスペーサを容易に組付けることができる。
また、被かしめ部がスペーサからはみ出さないため、スペーサとドアパネルとの接触面が安定する。
また、かしめられて変形した被かしめ部の収納が確実であるため、スペーサとドアパネルとの接触面がより安定する。
また、スペーサの強度が高いため、被かしめ部をかしめたときのかしめの力により変形して、ドアパネルとの接触面が不均一になることを避けることができる。
また、ウインドレギュレータの部品点数が少ないため、予めスペーサを容易に組付けることができる。
また、かしめたときのスペーサのプーリ支持体への面圧が高くなるため、スペーサのプーリ支持体への固定が確実であり、車両が振動してもドアパネルとの隙間を確実に確保できる。
以下、添付図面を参照し、本発明のケーブル式ウインドレギュレータを詳細に説明する。
図1に示すように、本発明のケーブル式ウインドレギュレータ(以下、単にウインドレギュレータという)1は、ケーブルCを方向転換するプーリ2と、プーリ2を軸心回りに回転可能に支持するプーリシャフト3と、プーリ2を支持したプーリシャフト3が挿入される貫通孔4Hを有し、プーリ2およびプーリシャフト3が取り付けられるプーリ支持体4とを備えている。また、図1には示されていないが、ウインドレギュレータ1は、プーリ2に掛け回されたケーブルCを駆動する電動モータ等の駆動源、ケーブルCの端部が固定され、窓ガラスを支持して上下動するキャリアプレートを備えている。プーリ支持体4は、プーリ2およびプーリシャフト3が取り付けられ、車両のドアパネルPに取り付けられるブラケットや、窓ガラスを支持するキャリアプレートをガイドするガイドレールなどを含む、板状の部材をいう。プーリ支持体4が、ガイドレールである場合は、ウインドレギュレータを構成する部品点数が少なくなるため、予め後述するスペーサ5を容易に組み付けることができる。
プーリ支持体4における、プーリ2およびプーリシャフト3が取り付けられる側と反対側の面には、ウインドレギュレータ1がドアパネルPに取り付けられたときに、ドアパネルPとプーリ支持体4との間にクリアランスClを設けるためのスペーサ5が設けられている。図1に示すように、スペーサ5を介在させて、プーリシャフト3に螺合する固定手段Fにより、プーリ2、プーリシャフト3およびプーリ支持体4がドアパネルPに取り付けられる。固定手段Fは、雄ネジ部Fsを有するボルトやネジを用いることができるが、プーリシャフト3に螺合することができるものであれば、その種類は特に限定されない。
図1および図2(b)に示すように、プーリシャフト3は、プーリ2を支持し、プーリシャフト3の軸心方向に沿って雌ネジ部3sが形成されたシャフト部31と、シャフト部31からプーリシャフト3の軸心方向に延び、雌ネジ部3sと同軸の連通孔3Hが形成され、プーリ支持体4の貫通孔4Hに挿入される被かしめ部32とを備えている。シャフト部31は、プーリ2がシャフト部31の回りを回転できるように、円筒状に形成されている。円筒状のシャフト部31の内周側に形成された雌ネジ部3sは、固定手段Fと螺合するために、シャフト部31の少なくとも一部に形成されていればよい。なお、シャフト部31の自由端側(図1中、下側の端部)は、貫通していてもよいし、自由端側が閉じられているものであっても構わない。
また、図1に示す実施形態では、シャフト部31の自由端側に、プーリ2にプーリシャフト3が挿入されたときに、プーリ2の一方の端面(プーリ2のプーリ支持体4側の端面と反対側の端面)と係合するフランジ部33が形成され、当該プーリ2の一方の端面側には、フランジ部33を収容するフランジ部収容凹部21が形成され、プーリ2とプーリシャフト3のプーリ支持体4側の端面と反対側の端面がほぼ面一になるように構成されている。
被かしめ部32は、詳細は後述するが、図1に示すようにかしめられて変形することにより、スペーサ5をプーリ支持体4や他の部材と固定する。被かしめ部32の内側の連通孔3Hには、雌ネジ部3sと螺合する固定手段Fが挿通される。したがって、連通孔3Hは、固定手段Fが挿通できれば、その大きさ、形状は特に限定されるものではない。被かしめ部32は、図1および図3(b)に示されるように、被かしめ部32の自由端側(図1および図3(b)中、上側の端部)から所定の範囲だけかしめられて変形すればよく、被かしめ部32の軸方向の全体が変形する必要はない。
図1〜図3(b)に示すように、被かしめ部32とシャフト部31とが連続する部分には、プーリ支持体4における、プーリ2およびプーリシャフト3が取り付けられる側の面(図1に参照符号4Aで示す面)に接触可能な段部34が形成され、被かしめ部32が、シャフト部31の外径よりも小さくなるように形成されている。このように構成することで、被かしめ部32が、プーリ支持体4に形成された貫通孔4Hに挿入されたときに、段部34がプーリ支持体4と当接してそれ以上挿入できなくなるので、段部34がない場合と比較して、プーリシャフト3のプーリ支持体4への組み付けが容易となる。
かしめる前の被かしめ部32を有するプーリシャフト3は、図4(a)に示すように、円筒状の被かしめ部32と、円筒状の被かしめ部32よりも外径が大きくされた円筒状のシャフト部31と、シャフト部31の自由端側に形成されたフランジ部33とから構成することができる。しかしながら、プーリシャフト3の形状は、図4(a)に示すものに限られず、プーリ支持体4にプーリシャフト3を組み付けるときに、プーリ支持体4の貫通孔4Hに被かしめ部32を挿通することができ、プーリシャフト3の軸方向に固定手段Fを挿入することができ、かつプーリ2を回転可能に支持することができるものであれば、特にその形状は限定されない。たとえば、図4(b)に示すように、プーリシャフト3の段部34から、プーリシャフト3の軸方向に沿って立設する複数の突起により、被かしめ部32を構成してもよい。被かしめ部32を含むプーリシャフト3は、金属材料など、かしめることにより塑性変形する材料であれば、その材料は特に限定されることはない。
被かしめ部32がかしめられることにより、プーリシャフト3が固定されるスペーサ5は、プーリ支持体4における、プーリ2およびプーリシャフト3が取り付けられる側の面(図1に参照符号4Aで示す面)と反対側の面(図1に参照符号4Bで示す面)に設けられ、ウインドレギュレータ1がドアパネルPに取り付けられたときに、ドアパネルPとプーリ支持体4との間にクリアランスClを設けるために設けられる。スペーサ5の軸方向の長さ(図1中の、スペーサ5の上下方向の長さ)は、車両の振動時にスペーサ5が設けられていない位置において、プーリ支持体4とドアパネルPとが接触しないような長さであればよく、ドアパネルPの凹凸や、プーリ支持体4の形状などに応じて設定することが可能である。図5(a)および(b)に示すように、スペーサ5は、プーリシャフト3の被かしめ部32を挿入するための挿入孔5Hを有している。挿入孔5Hは、プーリシャフト3の被かしめ部32を挿入することができる形状であれば、特に限定されないが、被かしめ部32がかしめられた後に、被かしめ部32の半径方向外側と当接して被かしめ部32とスペーサ5とを安定して固定するために、かしめる前の被かしめ部32の半径方向外側の形状に沿った形状の接触面51を有することが好ましい。接触面51は、図5(a)に示すように、スペーサ5の軸方向中央部において、スペーサ5の内壁53から環状に内側に突出させるようにすることもできるし、図5(b)に示すように、スペーサ5の軸方向中央部から、スペーサ5のプーリ支持体4側の端面5Bにかけて、内壁53よりも内径が小さい部分を設けて接触面51とすることもできる。
また、スペーサ5の挿入孔5Hは、かしめられて変形した被かしめ部32を収容可能に形成することが好ましい。すなわち、被かしめ部32は、被かしめ部32の先端が、かしめる前に、ドアパネルP側の端面5A(図2(b)、図3(b)、図5(a)および(b)参照)よりも上方に突出し、かしめられて変形した後、スペーサ5の端面5Aに覆いかぶさるようにかしめてもよいが、被かしめ部32がかしめられて変形した後、スペーサ5の挿入孔5H内に収容されるようにして、スペーサ5の端面5AからドアパネルP側に、変形後の被かしめ部32がはみ出さないようにすると、スペーサ5とドアパネルPとの接触面が安定する。
また、スペーサ5の挿入孔5Hは、固定手段Fの挿入側(端面5A側)に、被かしめ部32とスペーサ5の内壁53との間に、環状の凹部52を有することが好ましい(図1および図2(b)参照)。環状の凹部52は、図5(a)および(b)に示すスペーサ5に、被かしめ部32が挿入されることにより、スペーサ5の内壁53と、被かしめ部32の外周側との間に形成される空間である。かしめられて変形する前の被かしめ部32とスペーサ5の内壁53との間に、環状の凹部52を有することにより、かしめられて変形した被かしめ部32の収納が確実であるため、スペーサ5とドアパネルPとの接触面がより安定する。
被かしめ部32は、挿入孔5Hの内壁53に向かって被かしめ部32の自由端側(図1中、上の端部側)が半径方向外側に向かって広がるようにかしめられることにより、スペーサ5をプーリ支持体4側に押圧するとともに、スペーサ5と被かしめ部32とが固定される。被かしめ部32は、たとえば図6(a)および(b)に示すような先端が錐状のかしめ冶具CTを、被かしめ部32の自由端側から連通孔3H内に押し下げることにより、図2(a)および(b)に示す状態から、被かしめ部32の自由端側が、半径方向外側に向かって広がるようにかしめられ、図3(a)および(b)に示す状態のように、かしめ冶具CTの先端形状に沿った形に被かしめ部32が変形するとともに、変形した被かしめ部32を介してスペーサ5がプーリ支持体4側(図2(b)および図3(b)中、下側)に押圧される。したがって、スペーサ5が介在することによって、ウインドレギュレータ1のプーリ支持体4とドアパネルPが固定された後に、車両の振動等によって、スペーサ5が設けられていない箇所において、プーリ支持体4やドアパネルPとの間の間隔が狭くなったとしても、プーリ支持体4とドアパネルPが接触せず、被かしめ部32をかしめるだけで、スペーサ5をウインドレギュレータ1と一体的に固定することができるので、予めウインドレギュレータ1にスペーサ5を容易に組付けることができ、スペーサ5をネジ止めする等の煩雑な作業が必要なく、ネジが緩むことによって、外れを防止することができる。
すなわち、ウインドレギュレータ1のうち、プーリ2、プーリシャフト3、プーリ支持体4、スペーサ5の少なくとも4つの部材を、一度のかしめにより、固定することができる。また、被かしめ部32の自由端側を、半径方向外側に向かって広がるようにかしめているので、被かしめ部32をかしめても、プーリシャフト3の自由端側において、固定手段Fが挿通されるスペースを確保することができる。
また、車両のドアパネルPに取り付ける前は、図3(b)に示すように、プーリ2、プーリシャフト3、プーリ支持体4、スペーサ5が一体的になっているため、ドアパネルPへの取り付けは、プーリ2、プーリシャフト3、プーリ支持体4、スペーサ5が一体的になったウインドレギュレータ1を、ドアパネルPのドアパネル側貫通孔PH(図1参照)と固定手段Fが挿通される連通孔3Hとを位置合わせして、固定手段Fを挿入してプーリシャフト3の雌ネジ部3sに螺合するだけで、ウインドレギュレータ1のドアパネルPへの組み付けが完了する。したがって、ウインドレギュレータ1の取り付け場所でのスペーサ5を取り付ける作業や、各部材の緩み(たとえば、ウインドレギュレータ1を構成する部材を、ネジ止めなどにより互いに固定した場合のネジの緩み等)などの確認などの取り付け時の煩雑な作業が大幅に軽減される。
なお、スペーサ5は、被かしめ部32をかしめ冶具CTによりかしめたときに、スペーサ5が変形しない程度の剛性を有するものであれば特に限定されないが、スペーサ5は、金属製であることが好ましい。スペーサ5を金属製とすることにより、スペーサ5の強度が高いため、被かしめ部32をかしめたときのかしめ力により変形して、ドアパネルPとスペーサ5の端面5Aとの接触面が不均一になることを避けることができる。
また、スペーサ5は、プーリ支持体4との当接面5B(スペーサ5のプーリ支持体4側の端面)に凹凸5Dを有することが好ましい。当接面5Bに凹凸5Dを有することにより、被かしめ部32をかしめたときの、スペーサ5のプーリ支持体4への面圧が高くなるため、スペーサ5のプーリ支持体4への固定が確実であり、車両が振動してもドアパネルPとプーリ支持体4との間のクリアランスClを確実に確保できる。凹凸5Dとしては、当接面5Bから突出する点状の突起や線状の突起など、プーリ支持体4との接触面積を小さくし、それによりプーリ支持体4への面圧が高くなれば、その形状は特に限定されることはない。
1 ウインドレギュレータ
2 プーリ
21 フランジ部収容凹部
3 プーリシャフト
31 シャフト部
32 被かしめ部
33 フランジ部
34 段部
3H 連通孔
3s 雌ネジ部
4 プーリ支持体
4H 貫通孔
5 スペーサ
51 接触面
52 環状の凹部
53 内壁
5A 端面
5B 当接面
5D 凹凸
5H 挿入孔
C ケーブル
Cl クリアランス
CT かしめ冶具
F 固定手段
Fs 雄ネジ部
P ドアパネル
PH ドアパネル側貫通孔
2 プーリ
21 フランジ部収容凹部
3 プーリシャフト
31 シャフト部
32 被かしめ部
33 フランジ部
34 段部
3H 連通孔
3s 雌ネジ部
4 プーリ支持体
4H 貫通孔
5 スペーサ
51 接触面
52 環状の凹部
53 内壁
5A 端面
5B 当接面
5D 凹凸
5H 挿入孔
C ケーブル
Cl クリアランス
CT かしめ冶具
F 固定手段
Fs 雄ネジ部
P ドアパネル
PH ドアパネル側貫通孔
Claims (6)
- ケーブルを方向転換するプーリと、
該プーリを軸心回りに回転可能に支持するプーリシャフトと、
前記プーリを支持した前記プーリシャフトが挿入される貫通孔を有し、前記プーリおよび前記プーリシャフトが取り付けられるプーリ支持体とを備え、
前記プーリシャフトに螺合する固定手段により、前記プーリ、前記プーリシャフトおよび前記プーリ支持体がドアパネルに取り付けられるケーブル式ウインドレギュレータであって、
前記プーリシャフトが、前記プーリを支持し、軸心方向に沿って雌ネジ部が形成されたシャフト部と、前記シャフト部から軸心方向に延び、前記雌ネジ部と同軸の連通孔が形成され、前記プーリ支持体の貫通孔に挿入される被かしめ部とを備え、
前記プーリ支持体における、前記プーリおよび前記プーリシャフトが取り付けられる側と反対側の面に設けられ、前記ケーブル式ウインドレギュレータがドアパネルに取り付けられたときに、前記ドアパネルと前記プーリ支持体との間にクリアランスを設けるためのスペーサが設けられ、
前記スペーサが、前記プーリシャフトの被かしめ部を挿入するための挿入孔を有し、
前記被かしめ部が、前記挿入孔の内壁に向かって前記被かしめ部の自由端側が半径方向外側に向かって広がるようにかしめられることにより、前記スペーサを前記プーリ支持体側に押圧するとともに、前記スペーサと前記被かしめ部とが固定されることを特徴とするケーブル式ウインドレギュレータ。 - 前記スペーサの挿入孔は、かしめられて変形した前記被かしめ部を収容可能に形成されていることを特徴とする請求項1記載のケーブル式ウインドレギュレータ。
- 前記スペーサの挿入孔は、前記固定手段の挿入側に環状の凹部を有することを特徴とする請求項2記載のケーブル式ウインドレギュレータ。
- 前記スペーサが金属製であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のケーブル式ウインドレギュレータ。
- 前記プーリ支持体が、窓ガラスを支持するキャリアプレートをガイドするガイドレールであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のケーブル式ウインドレギュレータ。
- 前記スペーサは、前記プーリ支持体との当接面に凹凸を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のケーブル式ウインドレギュレータ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011235410A JP2013091452A (ja) | 2011-10-26 | 2011-10-26 | ケーブル式ウインドレギュレータ |
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Publication Number | Publication Date |
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Country Status (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109098607A (zh) * | 2017-06-21 | 2018-12-28 | 恩坦华产品有限责任公司 | 线缆滑轮紧固件和紧固车窗升降器用线缆滑轮的方法 |
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-
2011
- 2011-10-26 JP JP2011235410A patent/JP2013091452A/ja active Pending
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