JP2013090461A - アキシャルギャップ型回転電機の固定子およびアキシャルギャップ型回転電機 - Google Patents

アキシャルギャップ型回転電機の固定子およびアキシャルギャップ型回転電機 Download PDF

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Abstract

【課題】回転電機全体の体格を抑制するとともに、従来よりも製造に要する時間を短縮できるアキシャルギャップ型回転電機の固定子およびアキシャルギャップ型回転電機を提供する。
【解決手段】回転子80と空隙を挟んで軸線方向に対向させたアキシャルギャップ型回転電機の固定子10において、固定子10は、円盤状または円環状に形成されたセンターピース50と、センターピース50の周縁部に形成される複数の被係合部51とそれぞれ係合する係合部22dを備える複数のセグメント・ステータコア20と、複数のセグメント・ステータコア20のそれぞれに捲回される巻線60とを有し、セグメント・ステータコア20はセンターピース50の周縁部に固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転子と空隙を挟んで軸線方向に対向させたアキシャルギャップ型回転電機の固定子と、当該固定子を有するアキシャルギャップ型回転電機に関する。
従来では、回転子の片面でリラクタンスタイプと永久磁石同期機としての機能を達成可能なアキシャルギャップ回転電機に関する技術の一例が開示されている(例えば特許文献1を参照)。このアキシャルギャップ回転電機は、固定子と対向する面に、回転子の周方向に離散的に配置された磁性体材料からなる突極と永久磁石を備える回転子を有する。
また、ステータの組み付け性の向上および分割コア同士の接合精度の緩和を図ることを目的とするステータに関する技術の一例が開示されている(例えば特許文献2を参照)。このステータは、S極側の複数の分割コアと、N極側の複数の分割コアと、これらの分割コアの裏面同士が重なる背中合わせの状態で周方向にずらして固定する固定手段とを備え、S極およびN極の前記各ステータ磁極の磁路がそれぞれの両隣の逆極側の分割コアに跨がって形成される構成である。
特開2005−151725号公報 特開2011−125098号公報
上記特許文献1には、両面のアキシャルギャップ型回転電機に関する構造が実施例3および図5〜図7に記載されている。当該図7を参照すると、回転子(1)と固定子(2)は筐体(3)内に収容されている。筐体(3)の周壁から径方向内側に支持部(31)を張り出し、当該支持部(31)の外周に固定子(2)が配置して支持する構造が示されている。この固定子(2)は、同文献の図5にも記載されているように、中心部に固定子鉄心(21)を配置し、当該固定子鉄心(21)の周面に巻線(22)を捲回する構造である。ところが、固定子鉄心(21)を支持部(31)に対してどのように固定しているのかが不明である。同文献の図7を参照する限り、巻線(22)を支持部(31)に対して固定しているが、現実にはこのように構成するのは困難である。
固定子鉄心(21)を支持部(31)に固定する方法として、同文献の図1に記載されているバックヨーク(23)のような支持部材を用いる構造が考えられる。当該支持部材を磁性材料で形成すると、同文献の図6に示される磁路(d)が形成されず、特許文献1の実施例1と同様に片面のアキシャルギャップ型回転電機になるという問題がある。また、支持部材から支持部(31)に向かう漏れ磁束が生じ得るという問題がある。一方、支持部材を非磁性材料で形成すると、同文献の図6に示される磁路(d)が形成されるものの、当該支持部材を取り付けるための空間が必要になる。そのため、筐体(3)すなわち回転電機全体の体格(特に軸線方向)が大きくなるという問題がある。
また特許文献2には、両面のアキシャルギャップ型回転電機に関する構造が発明を実施するための形態および図1〜図4に記載されている。当該図4を参照すると、分割コア(31,41)の裏面同士が重なる背中合わせの状態で周方向にずらして固定されている。その配列方法は段落番号[0034]〜[0037]に記載されているものの、分割コア(31,41)の裏面同士をどのように固定しているのかが不明である。また、周方向にずらす工程と、ずらした後に固定する工程が別途必要になる。一方、裏面同士が固定された分割コア(31,41)はフレーム(2)に対する係合部を備える。この固定は、フレーム(2)に予め嵌め付けられた固定リング(51,52)によってかしめ加工等で行う。すなわち、フレーム(2)に固定リング(51,52)を嵌め付ける工程と、固定リング(51,52)で分割コア(31,41)をかしめ加工等する工程とが別途必要になる。したがって、アキシャルギャップ型回転電機の製造に時間を要するという問題がある。
本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、回転電機全体の体格を抑制するとともに、従来よりも製造に要する時間を短縮できるアキシャルギャップ型回転電機の固定子およびアキシャルギャップ型回転電機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、回転子と空隙(ギャップ)を挟んで軸線方向に対向させたアキシャルギャップ型回転電機の固定子において、前記固定子は、円盤状または円環状に形成されたセンターピースと、前記センターピースの周縁部に形成される複数の被係合部とそれぞれ係合する係合部を備える複数のセグメント・ステータコアと、前記複数のセグメント・ステータコアのそれぞれに捲回される巻線とを有することを特徴とする。
この構成によれば、複数のセグメント・ステータコアに備える係合部と、それぞれセンターピースの周縁部に形成される複数の被係合部とを係合するだけで固定できる。従来のようなかしめ加工等を行う必要がないので、製造に要する時間を短縮することができる。また、セグメント・ステータコアはセンターピースの周縁部に固定するので、回転電機全体の体格(特に軸線方向)を抑制することができる。
なお「センターピース」は、円盤状(円板状とも呼ぶ)または円環状(ドーナツ状とも呼ぶ)に形成された板状部材であり、所定部位で他の部材(例えば軸状部材や筐体等)に固定される。この所定部位は、通常は円の中心を適用するが、偏心させてもよい。「円」は、真円のみならず、所定の許容誤差範囲内で円周(内周や外周)に凹凸がある円や、楕円を含む。「係合部」と「被係合部」は、係合できる相対的な関係であれば形状を問わない。「周縁部」は、内周縁部(すなわち内周側の周縁部を意味する。以下同じである。)および外周縁部(すなわち外周側の周縁部を意味する。以下同じである。)のうちで一方または双方が該当する。「セグメント・ステータコア」は、所定形状に形成される磁性体(主に軟質磁性体)であって、単体や積層体等の形態を問わない。
請求項2に記載の発明は、前記セグメント・ステータコアは所定形状のコア本体と前記コア本体の所定面から凸状または凹状に形成される固定部とを有し、前記係合部は前記固定部の一部分であることを特徴とする。この構成によれば、センターピースの被係合部と係合する係合部は、コア本体の所定面から凸状または凹状に形成される固定部の一部分である。言い換えれば、セグメント・ステータコアの一部に係合部を備えるので、セグメント・ステータコア自体の形状でもある。従来技術でもコアを一定の形状に形成するので、コアを形成する上では従来技術とコストや製造に要する時間等に差はない。しかしながら、セグメント・ステータコアの一部に係合部を備えるので、センターピースの被係合部と係合するだけで固定できる。したがって、回転電機全体の体格を抑制するとともに、従来よりも製造に要する時間を短縮することができる。
請求項3に記載の発明は、前記センターピースは、前記セグメント・ステータコアの前記固定部にかかる前記係合部を少なくとも収納可能に形成される収納部を有することを特徴とする。この構成によれば、センターピースに収納部を形成するだけで、セグメント・ステータコアに備える係合部を少なくとも収納する。セグメント・ステータコアの係合部は、センターピースの被係合部とを係合するだけでよいので、簡単な構成で固定を実現できる。なお「前記固定部にかかる前記係合部を少なくとも収納可能」な形態は、例えば収納部が係合部のみを収納する形態、収納部が係合部と係合部を除く固定部の一部とを収納する形態、収納部が固定部全体を収納する形態などが該当する。
請求項4に記載の発明は、前記セグメント・ステータコアは、前記コア本体と前記係合部とを連結する連結部を、前記係合部よりも径または幅を小さくすることを特徴とする。この構成によれば、セグメント・ステータコアはコア本体−連結部−係合部の関係で形成される。連結部の径や幅が係合部よりも小さいので、セグメント・ステータコアに対して捲回する巻線のスペースを確保することができる。また、係合部は連結部よりも大きな形状になるので、セグメント・ステータコアがセンターピースから径方向(放射方向)に抜けるのを防止することができる。
請求項5に記載の発明は、前記センターピースと前記セグメント・ステータコアとは、片面側または両面側で側板を用いて固定されることを特徴とする。この構成によれば、センターピースに対して側板を用いてセグメント・ステータコアを固定する。側板を用いることにより、ぐらつきを防止してセグメント・ステータコアを強固に固定することができる。なお「側板」の形状は任意であるが、センターピースが円盤状または円環状であるので、通常は円盤状,円環状,扇状などの形状になる。
請求項6に記載の発明は、前記側板は、固定手段によって、前記セグメント・ステータコアを前記センターピースに固定することを特徴とする。この構成によれば、単に側板を用いるだけでなく、さらに固定手段によってセンターピースに対してセグメント・ステータコアを固定する。固定手段で固定されるので、ぐらつきの防止と固定とを強化することができる。なお「固定手段」は、例えばボルト・ナット、雄ネジ・雌ねじ、貫通穴・割ピン、溶接等の接合、端片のかしめなどが該当する。
請求項7に記載の発明は、前記センターピースと前記セグメント・ステータコアとの固定は、前記センターピースの内周側被係合部および外周側被係合部のうちで一方または双方で行うことを特徴とする。この構成によれば、内周側被係合部(すなわち内周縁部の被係合部)や外周側被係合部(すなわち外周縁部の被係合部)において、センターピースとセグメント・ステータコアとを固定できる。よって、簡単な構成で固定を実現できる。
請求項8に記載の発明は、前記セグメント・ステータコアは、複数の薄板を積層して形成されることを特徴とする。この構成によれば、薄板の表面に沿って磁路が形成されるので、固定子を挟んで軸線方向に配置される二の回転子の相互間で一方の回転子から他方の回転子に通ずる磁路を容易に形成することができる。
請求項9に記載の発明は、アキシャルギャップ型回転電機において、請求項1から8のいずれか一項に記載のアキシャルギャップ型回転電機の固定子を有する。この構成によれば、請求項1から8の各請求項にかかる作用効果をそれぞれ有するアキシャルギャップ型回転電機を提供することができる。
アキシャルギャップ型回転電機の一部を構成する固定子の構成例を示す分解斜視図である。 セグメント・ステータコアの構成例を示す正面図と断面図である。 側板の構成例を示す正面図と断面図である。 センターピースの構成例を示す正面図と断面図である。 複数のセグメント・ステータコアをセンターピースの約半周分だけ係合させた状態を示す正面図と断面図である。 セグメント・ステータコアとセンターピースとを係合させた状態を示す断面図である。 巻線の巻回例を模式的に示す正面図と断面図である。 アキシャルギャップ型回転電機の構成例を示す断面図である。 アキシャルギャップ型回転電機の構成例を示す模式的な分解斜視図である。 セグメント・ステータコアの他の構成例を示す正面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。なお、各図は本発明を説明するために必要な要素を図示し、実際の全要素を図示してはいない。上下左右等の方向を言う場合には、図面の記載を基準とする。
まず、図1にはアキシャルギャップ型回転電機(以下では簡単のために「回転電機」と呼ぶ。)の一部を構成する固定子の構成例を分解斜視図で示す。ただし、図1には固定子の全体ではなく、その一部分を拡大して示す。当該図1に示す固定子10は、セグメント・ステータコア20、側板30、センターピース50などを有する。
セグメント・ステータコア20は、所定形状に形成され、絶縁樹脂部21やコア部22などを有する。所定形状は任意に設定可能であるが、本形態では側面の一部(ギャップ面)を傾斜させたT字状のブロック体に形成する。絶縁樹脂部21は、矢印D1,D2で示すようにコア部22の所定面に固定する。この絶縁樹脂部21は、コア部22の保護とともに、後述する巻線との電気的な接続によるショートを防止する機能を担う。なお、セグメント・ステータコア20の具体的な構成例は後述する(図2を参照)。
側板30は、軸部に雄ネジを有するネジ40とともに、セグメント・ステータコア20をセンターピース50に固定する機能を担う。すなわち、矢印D3で示すようにセグメント・ステータコア20の係合部22d(図2を参照)をセンターピース50の被係合部51に係合した後、側板30(すなわち第1側板31および第2側板32)によって矢印D4,D5で示すように両面側からセグメント・ステータコア20の固定部22bを挟む。センターピース50には貫通穴52を有し、第1側板31には貫通穴31cを有し、第2側板32には貫通穴32cを有する。一組の貫通穴31c,52,32cには、一のネジ40をねじ込み可能な雌ネジが形成される。よって、ネジ40を貫通穴31c,52,32cにねじ込むだけで、側板30を介してセグメント・ステータコア20をセンターピース50に固定できる。ネジ40および貫通穴31c,52,32cは「固定手段」に相当する。なお、側板30の具体的な構成例については後述する(図3を参照)。
センターピース50は、円盤状または円環状に形成可能であるが、本形態では円盤状に形成する(図4を参照)。このセンターピース50は、複数の上記セグメント・ステータコア20のそれぞれと係合する被係合部51を外周縁部に有する。この被係合部51は「外周側被係合部」に相当する。したがって、センターピース50の外周縁部は歯車状に形成される凹凸を有する。
以下では各要素の具体的な構成例について説明する。まず図2にはセグメント・ステータコア20の構成例を示す。具体的には、正面図を図2(A)に示し、図2(A)に示すIIB−IIB線矢視の断面図を図2(B)に示す。
図2(A)および図2(B)に示すセグメント・ステータコア20は、上述した通り、絶縁樹脂部21やコア部22などを有する。コア部22は磁性体で形成され、任意の形状で形成可能である。磁性体は、硬質磁性体(例えばアルニコ磁石やフェライト磁石などの永久磁石)を用いてもよく、軟質磁性体(例えば鉄やケイ素鋼などの軟磁性材料を用いる電磁石)を用いてもよい。本形態の回転電機は、二の回転子70(第1回転子71および第2回転子72)の相互間に固定子10を介在させる構成であるので(図8を参照)、図2(A)に示す一点鎖線(中心線)を基準とする対称形状で形成するのが望ましい。
コア部22は、コア本体22aと固定部22bとからなる。コア本体22aは、複数の薄板を積層し、正面から見て台形状をなすブロック体に形成する。各薄板の面方向に沿って磁束が通り、台形状の各斜辺部と回転子の磁性体(例えば図8に示す磁石71a,72a)との間を通じて磁路が形成される。薄板の厚みは任意であり、例えば0.3mm〜0.6mm程度が該当する。薄板の積層枚数についても任意である。薄板の積層方法は周知の技術を適用できるので、図示および説明を省略する。
固定部22bは、コア本体22aの所定面(図2の構成例では下面)から凸状に形成され、連結部22cと係合部22dとからなる。言い換えれば、連結部22cや係合部22dは固定部22bの一部分である。連結部22cは、コア本体22aと係合部22dとを連結する部位であり、係合部22dよりも径または幅が小さい。係合部22dは、後述するセンターピース50に備える被係合部51(図3を参照)と係合する部位である。係合部22dの形状は任意であり、図2(A)の構成例では下面方向に拡大するテーパ状に形成している。この形成によれば、係合部22dが被係合部51と係合すると、セグメント・ステータコア20が所定方向(図2(A)の構成例では上方向)に抜けるのを防止することが可能になる。
なお、コア部22に巻線を捲回する場合、図2に示す状態のままでは端部で巻線が外れ易い。そこで、図2(A)に示すコア本体22aの上面部にはストッパ23aを有する捲回板23を設け、下面部にはストッパ24aを有する捲回板24を設けるのが望ましい(図6を参照)。ストッパ23a,24aはコア部22の角部(四隅)に位置する。
次に図3には側板30の一方である第1側板31の構成例を示す。具体的には、正面図を図3(A)に示し、図3(A)に示すIIIB−IIIB線矢視の断面図を図3(B)に示す。側板30の他方である第2側板32は、第1側板31と鏡像の形状をなす点を除いて同一構成である。よって第2側板32は、第1側板31の図示および説明において符号の「31」を「32」に読み替えればよく、図示および説明を省略する。
図3(A)および図3(B)に示す第1側板31は、中空部31eを有する円環状に形成される。この第1側板31は側板本体31dを基体として、端部31a、テーパ部31b、貫通穴31cなどを有する。端部31aは、側板本体31dの周縁部位であり、セグメント・ステータコア20の連結部22cを押さえ付けて固定する機能を担う。テーパ部31bは、側板本体31dと端部31aとの間に形成され、係合部22dに対応する。すなわち、テーパ部31bは、セグメント・ステータコア20の係合部22dを押さえ付けて固定する機能を担う。貫通穴31cは複数(図3(A)の構成例では8個)あり、図1に示すように穴の壁面にはネジ40をねじ込み可能な雌ネジが形成されている。
次に図4にはセンターピース50の構成例を示す。具体的には、正面図を図4(A)に示し、図4(A)に示すIVB−IVB線矢視の断面図を図4(B)に示す。図4(A)および図4(B)に示すセンターピース50は、円盤状に形成される。このセンターピース50はセンターピース本体55を基体として、被係合部51、貫通穴52,53、収納部54などを有する。なお図4では図示しないが、貫通穴52,53とは別個に一以上の貫通穴56を形成してもよく、当該貫通穴56の詳細については後述する(図7を参照)。
被係合部51は収納部54の一部であり、センターピース本体55の周縁部位に形成される。この被係合部51は、上述したセグメント・ステータコア20の係合部22dを収容して係合可能な形状をなす。収納部54のうち被係合部51を除いた部位は、セグメント・ステータコア20の連結部22cを収容可能な形状をなす。貫通穴52は、センターピース本体55と収納部54との間であって、図1に示すように穴の壁面にはネジ40をねじ込み可能な雌ネジが形成されている。この貫通穴52は、複数(図4(A)の構成例では8個)あり、貫通穴31c,32cと同一軸上の位置に形成される。貫通穴53は、センターピース本体55と同心円であり、後述する固定軸90(図8を参照)を差し込んでセンターピース50を固定する機能を担う。収納部54は上述した被係合部51を含み、セグメント・ステータコア20の固定部22bを収容する機能を担う。
上述した要素を用いて回転電機を製造する工程について、図5〜図9を参照しながら説明する。図5には複数のセグメント・ステータコアをセンターピースの約半周分だけ係合させた状態を示す。図6にはセグメント・ステータコアとセンターピースとを係合させた状態を示す。図7には巻線の巻回例を模式的に示す正面図と断面図を示す。本形態の回転電機の構成例について、図8には断面図を示し、図9には模式的な分解斜視図を示す。
〔要素製造工程〕
まず図2に示すセグメント・ステータコア20、図3に示す側板30(第1側板31および第2側板32)、図4に示すセンターピース50などのように、回転電機の構成要素をそれぞれ製造する。これらの各要素の製造方法は周知であるので、図示および説明を省略する。所要数のセグメント・ステータコア20とセンターピース50とを製造すると、下記の係合工程が行える。
〔係合工程〕
図1の矢印D3に示すようにセグメント・ステータコア20の係合部22dを移動させ、センターピース50の対応する被係合部51と係合する。この係合に伴って、セグメント・ステータコア20の固定部22bはセンターピース50の収納部54に収納される。複数のセグメント・ステータコア20をセンターピース50の約半周分だけ係合させた状態を図5に示す。図5(A)には正面図を示し、図5(B)には図5(A)に示すVB−VB線矢視の断面図を示す。当該図5(B)では捲回板23,24の図示を省略している。なお、実際にはセンターピース50の全周分に対して必要個数のセグメント・ステータコア20をそれぞれ係合させる。
〔固定工程〕
上記係合工程によってセンターピース50の全周分に対してセグメント・ステータコア20を係合させた後、側板30(第1側板31および第2側板32)やネジ40を用いて固定を行う。具体的には、図1に示すように第1側板31と第2側板32とでセグメント・ステータコア20を挟み付けるように固定部22bを押さえ付け、同一軸上の貫通穴31c,32c,52をネジ40でねじ込んで固定する。こうして固定した状態を図6に示す。図6(A)には、図5(B)と同様に、図5(A)に示すVB−VB線矢視の断面図を示す。図6(B)には、図6(A)のうちで片端側の係合状態を拡大して示す。
図6(B)に示す構造で明らかなように、側板30(第1側板31および第2側板32)がネジ40によってセンターピース50に固定され、当該側板30にはテーパ部(すなわち図3(B)に示すテーパ部31b)を有する。そのため、簡単な構造であって短時間で組み立てられるにもかかわらず、セグメント・ステータコア20が径方向(放射方向;矢印D6方向)に抜けるのを防止することができる。
〔捲回工程〕
上記固定工程によって所要数のセグメント・ステータコア20とセンターピース50との固定を行った後、各セグメント・ステータコア20のコア部22に対して巻線60を捲回する。具体的には、図6(B)に示すストッパ23a,24aの範囲内に巻線60を巻き付ける。例えば三相(U相,V相,W相)の回転電機の場合には、各相ごとに対応するコア部22に対して巻線60を捲回する。巻線60(具体的にはU相巻線60U)を捲回した状態を図7に示す。図7(A)には全体のうちで左半分(半周分)を正面図で示す。図7(B)には、図7(A)に示すVIIB−VIIB線矢視の断面図を示す。ただし図7B(B)は、上側のセグメント・ステータコア20では捲回状態が分かるように記載し、下側のセグメント・ステータコア20では捲回状態の一部を省略して記載している。
特に図7(B)に示すように、同相の巻線60は一つに束ねたり電気的に接続する場合があるので、このような場合には巻線60を通すための貫通穴56をセンターピース50に設けるのが望ましい。なお図7(A)では、図面上部に設けられた貫通穴56に三相の巻線60(U相巻線60U、V相巻線60V、W相巻線60W)を通した状態を示す。
〔組立工程〕
上記捲回工程によってコア部22に対して巻線60を捲回した後、センターピース50を固定するとともに、当該センターピース50を挟むように配置され回転可能な回転子を取り付けて、回転電機を組み立てる。組み立て後の状態は、図8に断面図を示し、図9に模式的な分解斜視図を示す。
図8に示すように、センターピース50の貫通穴53に固定軸90を通し、センターピース50と固定軸90とを固定する。この固定方法は任意である。例えば、ボルトやネジ等の締結部材を用いる締結や、母材を溶かすことでアーク溶接等を行う接合、接着剤を用いる接着などのうちで一以上が該当する。
固定軸90に固定したセンターピース50を挟むように回転子70(第1回転子71および第2回転子72)を配置する。固定軸90と回転子70との間にはベアリング80を介在させて、回転子70を回転自在に保持する。すなわち、固定軸90と第1回転子71との間には第1ベアリング81を介在させ、固定軸90と第2回転子72との間には第2ベアリング82を介在させる。この構成によって、回転子70は一点鎖線で示す固定軸90の軸心を中心として回転できる。
回転子70は、センターピース50に固定されたセグメント・ステータコア20のコア部22を介して磁束が通じる磁路を形成させるための磁石を有する。すなわち、回転子70(第1回転子71および第2回転子72)について、それぞれコア部22の傾斜面に対向する部位に磁石71a,72aを固定して備える。コア部22の傾斜面と磁石71a,72aとは接触せず、上記磁路を形成可能な所要のギャップ(空隙)を設ける。当該ギャップが小さく(狭く)なるほど強い磁路を形成できる反面、外部からの衝撃等を受けてコア部22と磁石71a,72aとが接触して損傷し易くなる。よって、できるだけ強く磁路を形成でき、しかも損傷を受けにくいギャップを適切に設定するのが望ましい。
磁石71a,72aには例えば硬質磁性体(例えばアルニコ磁石やフェライト磁石などの永久磁石)を用いるが、軟質磁性体(例えば鉄やケイ素鋼などの軟磁性材料を用いる電磁石)を用いてもよい。図8の構成例では、磁石71a,72aをネジ41a,42aによる締結で固定している。なお、ボルトとナットを用いる締結や、アーク溶接等を行う接合、接着剤を用いる接着などの他の固定方法を用いて固定してもよい。
大きな回転力(トルク)を得ることを目的として、本形態では第1回転子71と第2回転子72とを同期して回転させる。そのため、第1回転子71および第2回転子72の端部どうしを連結部材73で連結する。一以上の連結部材73は、ネジ41b,42bによる締結で連結する。なお、ボルトとナットを用いる締結や、アーク溶接等を行う接合、接着剤を用いる接着などの他の固定方法を用いて連結してもよい。また、連結部位は端部に限られず、他の部位(例えば回転子70を覆う筐体など)であってもよい。
上述した要素製造工程、係合工程、固定工程、捲回工程および組立工程を経て、図9に示す回転電機100を製造することができる。図9では、固定子10と回転子70(第1回転子71および第2回転子72)との位置関係を分かり易くするために模式的に示す。すなわち固定子10は二の回転子70によって挟まれており、回転電機100はアキシャルギャップ型になる。なお、係合工程、固定工程および捲回工程については、固定工程が係合工程の後になる点を除いて、順不同で行ってもよい。
上述した実施の形態によれば、以下に示す各効果を得ることができる。まず請求項1に対応し、固定子10は、円盤状に形成されたセンターピース50と、センターピース50の周縁部に形成される複数の被係合部51とそれぞれ係合する係合部22dを備える複数のセグメント・ステータコア20と、複数のセグメント・ステータコア20のそれぞれに捲回される巻線60とを有する構成とした(図1,図2,図8を参照)。この構成によれば、複数のセグメント・ステータコア20に備える係合部22dと、それぞれセンターピース50の周縁部に形成される複数の被係合部51とを係合するだけで固定できる。従来のようなかしめ加工等を行う必要がないので、製造に要する時間を短縮することができる。また、セグメント・ステータコア20はセンターピース50の周縁部に固定するので、回転電機100全体の体格(特に軸線方向)を抑制することができる。
請求項2に対応し、セグメント・ステータコア20は所定形状のコア本体22aとコア本体22aの所定面から凸状に形成される固定部22bとを有し、係合部22dは固定部22bの一部分である構成とした(図2を参照)。この構成によれば、セグメント・ステータコア20の一部に係合部22dを備えるので、センターピース50の被係合部51と係合するだけで固定できる。したがって、回転電機100全体の体格を抑制するとともに、従来よりも製造に要する時間を短縮することができる。
請求項3に対応し、センターピース50は、セグメント・ステータコア20の固定部22bにかかる係合部22dを少なくとも収納可能に形成される収納部54を有する構成とした(図4を参照)。この構成によれば、センターピース50に収納部54を形成するだけで、セグメント・ステータコア20に備える係合部22dを少なくとも収納する。セグメント・ステータコア20の係合部22dは、センターピース50の被係合部51とを係合するだけでよいので、簡単な構成で固定を実現できる。
請求項4に対応し、セグメント・ステータコア20は、コア本体22aと係合部22dとを連結する連結部22cを、係合部22dよりも径または幅を小さくする構成とした(図2を参照)。この構成によれば、連結部22cの径や幅が係合部22dよりも小さいので、セグメント・ステータコア20に対して捲回する巻線60のスペースを確保することができる。また、係合部22dは連結部22cよりも大きな形状になるので、セグメント・ステータコア20がセンターピース50から径方向(放射方向)に抜けるのを防止することができる。
請求項5に対応し、センターピース50とセグメント・ステータコア20とは、両面側で側板30(第1側板31および第2側板32)を用いて固定される構成とした(図1,図6を参照)。この構成によれば、センターピース50に対して両面側から側板30を用いて固定するので、ぐらつきを防止してセグメント・ステータコア20を強固に固定することができる。なお図示しないが、側板30が所要の剛性を有する場合には、センターピース50に対して片面側から側板30(第1側板31および第2側板32のいずれか一方)を用いて固定する構成としても、同様の効果が得られる。
請求項6に対応し、側板30は、ネジ40(固定手段)によって、セグメント・ステータコア20をセンターピース50に固定する構成とした(図1,図6を参照)。この構成によれば、単に側板30を用いるだけでなく、さらにネジ40によってセンターピース50に対してセグメント・ステータコア20を固定する。ネジ40による締結で固定されるので、ぐらつきの防止と固定とを強化することができる。
請求項7に対応し、センターピース50とセグメント・ステータコア20との固定は、センターピース50の被係合部51(外周側被係合部)で行う構成とした(図1,図6を参照)。この構成によれば、被係合部51において、簡単な構成で固定を実現できる。なお図示しないが、センターピース50が側板30(図3を参照)と同様に円環状に形成される場合には、外周縁部だけでなく内周縁部にも被係合部51を形成することができる。この場合には、内周縁部の被係合部51(「内周側被係合部」に相当する)において簡単な構成で固定を実現できる。
請求項8に対応し、セグメント・ステータコア20は、複数の薄板を積層して形成される構成とした(図1,図2(B)を参照)。この構成によれば、薄板の表面に沿って磁路が形成されるので、固定子10を挟んで軸線方向に配置される二の回転子70の相互間で一方の回転子70(例えば第1回転子71)から他方の回転子70(例えば第2回転子72)に通ずる磁路を容易に形成することができる。
請求項9に対応し、回転電機100は固定子10を有する構成とした(図1,図8,図9を参照)。この構成によれば、請求項1から8の各請求項にかかる作用効果をそれぞれ有する回転電機100(アキシャルギャップ型回転電機)を提供することができる。
〔他の実施の形態〕
以上では本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は当該形態に何ら限定されるものではない。言い換えれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することもできる。例えば、次に示す各形態を実現してもよい。
上述した実施の形態では、センターピース50を円盤状に形成する構成とした(図4(A)を参照)。この形態に代えて、センターピース50を円環状に形成する構成してもよい。当該円環状に形成する構成例を図10に示す。図10(A)に示すセンターピース50Aは、センターピース本体55Aの外周縁部に複数の被係合部51Aを設けるだけでなく、内周縁部にも複数の被係合部51Bを設ける構成例である。
図10(A)では、被係合部51Aおよび被係合部51Bの一部を実線で示し、全周に形成する点を一点鎖線で示す。この構成例によれば、被係合部51Aや被係合部51Bに対してセグメント・ステータコア20(具体的には係合部22d)を係合させることができる。よって、二の回転子70の相互間で一方の回転子70(例えば第1回転子71)から他方の回転子70(例えば第2回転子72)に通ずる磁路を増大させることができるので、回転力(トルク)を大きく確保することができる。
図10(B)に示すセンターピース50Bは、センターピース本体55Aの内周縁部にのみ複数の被係合部51Bを設ける構成例である。図10(B)では、被係合部51Bの一部を実線で示し、全周に形成する点を一点鎖線で示す。なお、被係合部51Bがセンターピース本体55Aの内周縁部に設けられるので、回転子70は円盤状に形成することも可能である。この構成例によれば、セグメント・ステータコア20は中心側に配置することになるので、回転電機100の体格を従来よりも小さくすることができる。
上述した実施の形態では、側板30を円環状に形成する構成とした(図3(A)を参照)。この形態に代えて、側板30を他の形状に形成する構成してもよい。他の形状は、センターピース50が円盤状または円環状であるので、通常は円盤状,円環状,扇状などの形状になる。いずれの形状にせよ、両面側または片面側からセグメント・ステータコア20を固定できる。よって、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、固定手段としてネジ40および貫通穴31c,52,32cを適用した(図1を参照)。この形態に代えて、他の固定手段を適用してもよい。他の固定手段は、例えばボルトとナットを用いる締結や、アーク溶接等を行う接合、接着剤を用いる接着などのうちで一以上が該当する。ボルトとナットを用いる締結では、貫通穴31c,52,32cは雌ネジを形成する必要がない。接合や接着等では貫通穴31c,52,32c自体を形成する必要がない。他の固定手段を適用しても、センターピース50に対してセグメント・ステータコア20を固定できるので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、被係合部51と係合するコア部22の係合部22dを下面方向に拡大するテーパ状に形成する構成とした(図1,図2(A)を参照)。この形態に代えて、連結部22cよりも径や幅が大きな他の形状で形成する構成としてもよい。他の形状は、例えば四面体以上の多面体や、三角柱以上の多角柱、球体(扁平球体を含む)、円柱(楕円柱を含む)、三角錐以上の錐体、二以上の立体を合成した合成立体などが該当する。他の形状で形成する構成としても、連結部22cの径や幅が係合部22dよりも小さくなるので、巻線60のスペースを確保することができ、セグメント・ステータコア20がセンターピース50から径方向(放射方向)に抜けるのを防止することができる。
上述した実施の形態では、セグメント・ステータコア20の固定部22b(具体的には係合部22d)は、コア本体22aの所定面(図2の構成例では下面)から凸状に形成する構成とした(図1,図2(A)を参照)。この形態に代えて、コア本体22aの所定面から凹状に形成する構成としてもよい。この場合、センターピース50の被係合部51は、当該凹状の固定部22bに対応した凸状に形成する必要がある。固定部22bと被係合部51との形状にかかる凹凸関係が逆になるだけであるので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、セグメント・ステータコア20の固定部22bの一部として係合部22dを形成する構成とした(図1,図2を参照)。この形態に代えて、固定部22bの全部として係合部22dを形成する構成としてもよい。言い換えれば、固定部22b全体が係合部22dとなる。図1や図2(A)に示すように、セグメント・ステータコア20の所定面に近くなるほど係合部22dの径や幅が小さくなるように形成すれば、セグメント・ステータコア20がセンターピース50から径方向(放射方向)に抜けるのを防止することができる。
上述した実施の形態では、センターピース50の収納部54は固定部22bの全部を収納する構成とした(図1,図5,図6を参照)。この形態に代えて、固定部22bの全部を収納する構成としてもよい。例えば、収納部54が係合部22dのみを収納する構成や、収納部54が係合部22dの全部と連結部22cの一部を収納する構成などが該当する。いずれの構成にせよ、被係合部51と係合部22dとが係合するので、センターピース50に対してセグメント・ステータコア20を固定できる。よって、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、回転子70として第1回転子71および第2回転子72を用いて、センターピース50を介して対向させる構成とした(図1,図8,図9を参照)。第1回転子71および第2回転子72は、それぞれ一の円環状部材である。この形態に代えて、第1回転子71および第2回転子72のうちで一方または双方について、二以上の円環状部材で構成してもよい。この場合、セグメント・ステータコア20のコア部22は、固定部22bを設けた面と対向する面(図1では上面)から固定部22bのような凸状部位を設け、かつ、当該凸状部位はコア本体22aの斜面部と同様に各円環状部材に備える磁石71a,72aと磁路を形成可能な形状で形成する。この構成によれば、磁路を増大させることができるので、一の円環状部材からなる第1回転子71および第2回転子72の構成よりも大きな回転力(トルク)を大きく確保することができる。
10 固定子(アキシャルギャップ型回転電機の固定子)
20 セグメント・ステータコア
21 絶縁樹脂部
22 コア部
22b 固定部
22c 連結部
22d 係合部
30 側板
31 第1側板
32 第2側板
40(41a,41b,42a,42b) ネジ
50(50A,50B) センターピース
51(51A,51B) 被係合部
52,53,56 貫通穴
54 収納部
60(60U,60V,60W) 巻線(コイル)
70 回転子(アキシャルギャップ型回転電機の回転子)
71 第1回転子
72 第2回転子
100 回転電機(アキシャルギャップ型回転電機)

Claims (9)

  1. 回転子と空隙を挟んで軸線方向に対向させたアキシャルギャップ型回転電機の固定子において、
    前記固定子は、円盤状または円環状に形成されたセンターピースと、前記センターピースの周縁部に形成される複数の被係合部とそれぞれ係合する係合部を備える複数のセグメント・ステータコアと、前記複数のセグメント・ステータコアのそれぞれに捲回される巻線とを有することを特徴とするアキシャルギャップ型回転電機の固定子。
  2. 前記セグメント・ステータコアは、所定形状のコア本体と、前記コア本体の所定面から凸状または凹状に形成される固定部とを有し、
    前記係合部は、前記固定部の一部分であることを特徴とする請求項1に記載のアキシャルギャップ型回転電機の固定子。
  3. 前記センターピースは、前記セグメント・ステータコアの前記固定部にかかる前記係合部を少なくとも収納可能に形成される収納部を有することを特徴とする請求項1または2に記載のアキシャルギャップ型回転電機の固定子。
  4. 前記セグメント・ステータコアは、前記コア本体と前記係合部とを連結する連結部を、前記係合部よりも径または幅を小さくすることを特徴とする請求項2または3に記載のアキシャルギャップ型回転電機の固定子。
  5. 前記センターピースと前記セグメント・ステータコアとは、片面側または両面側で側板を用いて固定されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のアキシャルギャップ型回転電機の固定子。
  6. 前記側板は、固定手段によって、前記セグメント・ステータコアを前記センターピースに固定することを特徴とする請求項5に記載のアキシャルギャップ型回転電機の固定子。
  7. 前記センターピースと前記セグメント・ステータコアとの固定は、前記センターピースの内周側被係合部および外周側被係合部のうちで一方または双方で行うことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のアキシャルギャップ型回転電機の固定子。
  8. 前記セグメント・ステータコアは、複数の薄板を積層して形成されることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のアキシャルギャップ型回転電機の固定子。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載のアキシャルギャップ型回転電機の固定子を有するアキシャルギャップ型回転電機。
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