JP2013084030A - 情報処理装置、データ振分プログラム及びデータ振分システム - Google Patents

情報処理装置、データ振分プログラム及びデータ振分システム Download PDF

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Abstract

【課題】所望する振り分け先フォルダにデータを振り分けることを課題とする。
【解決手段】情報処理装置は、データが振り分けられた振り分け先フォルダのフォルダ名と、振り分け先フォルダに含まれるデータの特徴情報とを記憶する振分管理テーブルを有し、振分管理テーブルにフォルダ名が記憶されていないフォルダを表す管理外フォルダを探索して、振り分け対象データの特徴情報と、振分管理テーブルに記憶されたフォルダ名に対応する振り分け先フォルダに含まれるデータの特徴情報と、管理外フォルダに含まれるデータの特徴情報とに基づいて、振り分け対象データが振り分けられる振り分け先フォルダのフォルダ名が管理外フォルダのフォルダ名に変更されたか否かを判定し、振り分け先フォルダのフォルダ名が管理外フォルダのフォルダ名に変更されたと判定した場合に、振り分け対象データを管理外フォルダに振り分ける。
【選択図】図8

Description

本発明は、情報処理装置、データ振分プログラム及びデータ振分システムに関する。
従来、任意の振分条件に応じて、データを保存する振り分け先フォルダにデータを振り分ける技術がある。この技術では、例えば、帳票データを振り分け先フォルダに振り分ける場合に、帳票データ内の記載内容に関係なく、帳票データのフォーマットが同類のものを同一の振り分け先フォルダに振り分ける。
また、上記の技術では、振り分け先フォルダを生成する際に付与するフォルダ名を、連番にしたり、OCR(Optical Character Reader)により得られるデータ内の文字列にしたり、ユーザに入力された文字列にしたりする。このようにして生成される振り分け先フォルダのフォルダ名は、フォルダ内のデータがどのような種類のものであるかがユーザにとってわかりやすいように付与されていることが好ましい。そこで、最近では、振り分け先フォルダのフォルダ名の付与機能を向上するために、データの分類基準に含まれる分類項目に対応したフォルダ名を付与する技術がある。
しかしながら、従来技術では、所望する振り分け先フォルダにデータを振り分けることができない場合があるという問題がある。例えば、従来技術では、フォルダ名が変更されたとしても、フォルダ名の変更を検知できないために、所望する振り分け先フォルダにデータを振り分けることができない。このことから、フォルダ名の変更を検知及び通知する文書管理ソフトウェアを使用してフォルダ名を変更することが考えられる。ところが、フォルダ名はOS(Operating System)付属の機能で変更可能であるため、文書管理ソフトウェアとの整合性に問題が生じる等、問題の解決にはならない。加えて、各ユーザが使用する複数の端末に文書管理ソフトウェアを導入しなければならないので、実用性に乏しい。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、所望する振り分け先フォルダにデータを振り分けることが可能である情報処理装置、データ振分プログラム及びデータ振分システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、データが振り分けられた振り分け先フォルダのフォルダ名と、前記振り分け先フォルダに含まれるデータの特徴情報とを記憶する記憶部と、前記記憶部に前記フォルダ名が記憶されていないフォルダを表す管理外フォルダを探索する探索部と、振り分け対象データの特徴情報と、前記記憶部に記憶された前記フォルダ名に対応する前記振り分け先フォルダに含まれるデータの特徴情報と、前記管理外フォルダに含まれるデータの特徴情報とに基づいて、前記振り分け対象データが振り分けられる前記振り分け先フォルダのフォルダ名が前記管理外フォルダのフォルダ名に変更されたか否かを判定する判定部と、前記振り分け先フォルダのフォルダ名が前記管理外フォルダのフォルダ名に変更されたと判定された場合に、前記振り分け対象データを前記管理外フォルダに振り分ける振分部とを有する。
また、本発明に係るデータ振分プログラムは、データが振り分けられた振り分け先フォルダのフォルダ名と、前記振り分け先フォルダに含まれるデータの特徴情報とを記憶する記憶部に、前記フォルダ名が記憶されていないフォルダを表す管理外フォルダを探索する探索ステップと、振り分け対象データの特徴情報と、前記記憶部に記憶された前記フォルダ名に対応する前記振り分け先フォルダに含まれるデータの特徴情報と、前記管理外フォルダに含まれるデータの特徴情報とに基づいて、前記振り分け対象データが振り分けられる前記振り分け先フォルダのフォルダ名が前記管理外フォルダのフォルダ名に変更されたか否かを判定する判定ステップと、前記振り分け先フォルダのフォルダ名が前記管理外フォルダのフォルダ名に変更されたと判定された場合に、前記振り分け対象データを前記管理外フォルダに振り分ける振分ステップとをコンピュータに実行させる。
また、本発明に係るデータ振分システムは、第1の情報処理装置と、前記第1の情報処理装置とは異なる第2の情報処理装置とがネットワークを介して接続されたデータ振分システムであって、データが振り分けられた振り分け先フォルダのフォルダ名と、前記振り分け先フォルダに含まれるデータの特徴情報とを記憶する記憶部と、前記第1の情報処理装置又は前記第2の情報処理装置のいずれかに含まれる、前記記憶部に前記フォルダ名が記憶されていないフォルダを表す管理外フォルダを探索する探索部と、振り分け対象データの特徴情報と、前記記憶部に記憶された前記フォルダ名に対応する前記振り分け先フォルダに含まれるデータの特徴情報と、前記管理外フォルダに含まれるデータの特徴情報とに基づいて、前記振り分け対象データが振り分けられる前記振り分け先フォルダのフォルダ名が前記管理外フォルダのフォルダ名に変更されたか否かを判定する判定部と、前記振り分け先フォルダのフォルダ名が前記管理外フォルダのフォルダ名に変更されたと判定された場合に、前記振り分け対象データを前記管理外フォルダに振り分ける振分部とを有する。
本発明の一つの様態によれば、所望する振り分け先フォルダにデータを振り分けることができるという効果を奏する。
図1は、データ振分システムの構成例を示す図である。 図2は、画像形成装置のハードウェア構成例を示す図である。 図3は、情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 図4は、実施例1に係る画像形成装置の構成例を示す機能ブロック図である。 図5は、ユーザ情報の例を示す図である。 図6は、ユーザ管理テーブルに記憶される情報例を示す図である。 図7Aは、アプリケーション選択画面の例を示す図である。 図7Bは、ユーザ選択画面の例を示す図である。 図7Cは、認証画面の例を示す図である。 図7Dは、配信先選択画面の例を示す図である。 図8は、実施例1に係る情報処理装置の構成例を示す機能ブロック図である。 図9は、実施例1に係る振分管理テーブルに記憶される情報例を示す図である。 図10は、実施例1に係るデータ振分処理の流れの例を示すフローチャートである。 図11は、実施例2に係る画像形成装置の構成例を示す機能ブロック図である。 図12は、実施例2に係る振分管理テーブルに記憶される情報例を示す図である。 図13は、実施例3に係る振分管理テーブルに記憶される情報例を示す図である。 図14は、実施例3に係るデータ振分処理の流れの例を示すフローチャートである。 図15は、データ振分プログラムがコンピュータを用いて実現されることを示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る情報処理装置、データ振分プログラム及びデータ振分システムの実施例を説明する。なお、以下の実施例により本発明が限定されるものではない。また、各実施例は、内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
[システム構成]
図1を用いて、データ振分システムの構成について説明する。図1は、データ振分システムの構成例を示す図である。
例えば、図1に示すように、データ振分システム1では、画像形成装置10と、情報処理装置20とがネットワークを介して接続される。画像形成装置10は、例えば、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能又はファクシミリ機能のうち、少なくとも2つ以上の機能を有するMFP(Multi Function Printer:複合機)である。なお、図1では、情報処理装置20が1台である場合を図示しているが、複数台設置されていても良い。
画像形成装置10は、例えば、原稿等の記録媒体をスキャナ機能等によりスキャンして生成したデータ(例えば、画像データ)を、情報処理装置20に送信する。情報処理装置20は、例えば、画像形成装置10によって送信されたデータを受信し、受信したデータを所定フォルダへ振り分けるデータ振分処理を実行する。
[画像形成装置のハードウェア構成]
次に、図2を用いて、画像形成装置のハードウェア構成を説明する。図2は、画像形成装置のハードウェア構成例を示す図である。
例えば、図2に示すように、画像形成装置10は、制御部11と、主記憶部12と、補助記憶部13と、外部記憶装置I/F(interface)部14と、ネットワークI/F部15と、画像読取部16と、表示部17とを有する。
制御部11は、例えば、画像形成装置10全体の制御や演算処理等を実行する制御プログラム、各種の処理手順等を規定したプログラム及び所要データを格納するための内部メモリを有する。また、制御部11は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路、又は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の電子回路である。
主記憶部12は、例えば、制御部11による各種処理に要するデータや、制御部11による各種処理結果を記憶する。また、主記憶部12は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置である。
補助記憶部13は、例えば、各種アプリケーションに関するデータを記憶する。また、補助記憶部13は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置である。外部記憶装置I/F部14は、例えば、USB(Universal Serial Bus)等を介して、画像形成装置10に接続される外部の記憶装置とのデータ送受を制御するインタフェースである。
ネットワークI/F部15は、例えば、ネットワークを介して、画像形成装置10に接続される外部の各種装置との通信を制御するインタフェースである。画像読取部16は、例えば、原稿等の記録媒体を読み取って、データを取得するスキャナである。表示部17は、例えば、各種操作の入力や各種画面の表示を行なう、オペレーションパネル(例えば、タッチパネル式ディスプレイ)である。
[情報処理装置のハードウェア構成]
次に、図3を用いて、情報処理装置のハードウェア構成を説明する。図3は、情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。
例えば、図3に示すように、情報処理装置20は、制御部21と、主記憶部22と、補助記憶部23と、外部記憶装置I/F部24と、ネットワークI/F部25と、入力部26と、表示部27とを有する。
制御部21は、例えば、情報処理装置20全体の制御や演算処理等を実行する制御プログラム、各種の処理手順等を規定したプログラム及び所要データを格納するための内部メモリを有する。また、制御部21は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路、又は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の電子回路である。
主記憶部22は、例えば、制御部21によって実行されるOSやアプリケーション等の各種処理に要するプログラムやデータ、制御部21による各種処理結果を記憶する。また、主記憶部22は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置である。
補助記憶部23は、例えば、各種アプリケーションに関するデータを記憶する。また、補助記憶部23は、例えば、HDD等の記憶装置である。外部記憶装置I/F部24は、例えば、USB等を介して、情報処理装置20に接続される外部の記憶装置とのデータ送受を制御するインタフェースである。
ネットワークI/F部25は、例えば、ネットワークを介して、情報処理装置20に接続される外部の各種装置との通信を制御するインタフェースである。入力部26は、例えば、キーボードやマウス等を有し、情報処理装置20における各種情報の入力を受け付ける。表示部27は、例えば、モニタ(若しくはディスプレイ、タッチパネル等)やスピーカを有し、情報処理装置20における各種情報を出力する。
[実施例1に係る画像形成装置の機能]
次に、図4を用いて、実施例1に係る画像形成装置の機能を説明する。図4は、実施例1に係る画像形成装置の構成例を示す機能ブロック図である。
例えば、図4に示すように、画像形成装置10は、読取条件設定部101と、読取実行部102と、データ作成部103と、データ保持部104と、データ受信部105と、ユーザ管理テーブル106と、データ配信部107と、操作受付部108とを有する。
読取条件設定部101は、例えば、原稿等の記録媒体を読み取るときの条件であるパラメタを設定したり、データの送信先を設定したりする。読取実行部102は、例えば、読取条件設定部101によって設定されたパラメタに基づいて、原稿等の記録媒体をスキャン機能により読み込み、データを取得する。データ作成部103は、例えば、送信データを作成する。
データ保持部104は、例えば、読取実行部102によって読み込まれたデータや、データ作成部103によって作成された送信データを記憶する。データ受信部105は、例えば、情報処理装置20から所定のデータを受信する。ユーザ管理テーブル106は、例えば、情報処理装置20との通信で使用されるユーザ情報を管理する。データ配信部107は、例えば、送信データを情報処理装置20に送信する。操作受付部108は、例えば、ユーザによる表示部17のオペレーションパネルでの操作を受け付ける。
ユーザ管理テーブル106で管理されるユーザ情報は、例えば、ブロードキャスト又はアドレスを直接指定することにより、情報処理装置20から画像形成装置10に送信される。図5は、ユーザ情報の例を示す図である。例えば、図5に示すように、ユーザ情報は、自己の情報処理装置20のマシン名又はIP(Internet Protocol)アドレスと、ドメインと、ユーザID(identifier)と、パスワードとを含む。なお、情報処理装置20から画像形成装置10にユーザ情報が送信される時点では、「パスワード」は空値である。
図6は、ユーザ管理テーブル106に記憶される情報例を示す図である。例えば、図6に示すように、ユーザ管理テーブル106は、マシン名/IPアドレス「PC−A」と、ドメイン「domain」と、ユーザID「user1」と、パスワード「空値」とを対応付けて記憶する。なお、パスワードの格納タイミングについては後述する。
ここで、図7A〜図7Dを用いて、画像形成装置10が情報処理装置20に対してデータを送信するまでの、表示部17における画面遷移を説明する。
図7Aは、アプリケーション選択画面の例を示す図である。例えば、図7Aに示すように、表示部17は、情報処理装置20によって保持される「振り分けアプリ」、「OCRアプリ」のいずれを使用するかをユーザに選択させるアプリケーション選択画面を表示する。ここでは、ユーザが「振り分けアプリ」を選択する場合を例に挙げる。
図7Bは、ユーザ選択画面の例を示す図である。例えば、図7Bに示すように、表示部17は、「振り分けアプリ」が選択された場合に、ユーザ管理テーブル106から、接続先となる各情報処理装置のマシン名と、ユーザIDとを取得する。そして、表示部17は、取得したマシン名とユーザIDとに基づいて、いずれの情報処理装置にデータを送信するかをユーザに選択させるユーザ選択画面を表示する。ここでは、ユーザが情報処理装置「PC−A」を選択する場合を例に挙げる。
図7Cは、認証画面の例を示す図である。例えば、図7Cに示すように、表示部17は、情報処理装置「PC−A」が選択された場合に、パスワードの入力等を促す認証画面を表示する。認証画面で入力されたパスワードは、ユーザ管理テーブル106の「パスワード」欄に格納され、次回からはパスワードの入力を促すことなく情報処理装置に接続することもできる。
図7Dは、配信先選択画面の例を示す図である。例えば、図7Dに示すように、表示部17は、情報処理装置「PC−A」に対する認証が正常に完了した場合に、送信データの配信先をユーザに選択させるために、接続している情報処理装置「PC−A」のフォルダ階層を表示する。ここでは、ユーザが「Folder0¥Folder1−1¥Folder2−3」を配信先として選択する場合を例に挙げる。
これらの後、画像形成装置10は、情報処理装置「PC−A」に対して、配信先「Folder0¥Folder1−1¥Folder2−3」と、送信データとを送信する。また、配信先と送信データとを受け付けた情報処理装置「PC−A」は、データ振分処理を実行する。
[実施例1に係る情報処理装置の機能]
次に、図8を用いて、実施例1に係る情報処理装置の機能を説明する。図8は、実施例1に係る情報処理装置の構成例を示す機能ブロック図である。
例えば、図8に示すように、情報処理装置20は、振分管理テーブル201と、探索部202と、判定部203と、振分部204と、更新部205とを有する。振分管理テーブル201は、データが振り分けられた振り分け先フォルダの「フォルダ名」と、振り分け先フォルダに含まれるデータの「特徴情報」とを記憶する。加えて、振分管理テーブル201は、振り分け対象データの振り分けの基点となるフォルダのパスを表す「基点パス」をさらに記憶する。
図9は、実施例1に係る振分管理テーブル201に記憶される情報例を示す図である。例えば、図9に示すように、振分管理テーブル201は、自己の情報処理装置のマシン名又はIPアドレスを表す「情報処理装置」と、「基点パス」と、「フォルダ名」と、「特徴情報」と、各フォルダに格納されたファイルの名称を表す「ファイル名」とを記憶する。例を挙げると、振分管理テーブル201は、情報処理装置「PC−A」と、基点パス「C:¥業務」と、フォルダ名「001」と、特徴情報「1234567891011」と、ファイル名「20110711093011.tif,20110711093045.tif」とを記憶する。
なお、図9では、特徴情報がフォルダ配下に格納されたファイルの特徴量である場合を例に挙げている。この他、特徴情報は、フォルダ配下に格納されたファイルの拡張子の種類等の任意の情報であっても良い。特徴量は、例えば、データのフォーマットの特徴、データに含まれる画像の色や形状の特徴、又は、データに含まれる文字(文字画像)の特徴を数値化したものであり、フォルダ配下に格納されたファイルそれぞれの特徴量の平均で表される。また、図9では、説明の便宜上、「ファイル名」を含む振分管理テーブル201を例に挙げたが、「ファイル名」は振分管理テーブル201に含まれていなくても良い。すなわち、図9に例示した振分管理テーブル201は、基点パス「C:¥業務」のサブフォルダとして「001」、「002」、「003」があり、「001」には「20110711093011.tif」、「20110711093045.tif」のファイルが振り分けられていることをデータとして管理している。
このような振分管理テーブル201は、画像形成装置10から受け付けたデータを所定フォルダに振り分ける「振り分けアプリケーション(振り分けアプリ)」によって、データの振り分けが実行された結果を記憶している。ここで、振り分けアプリケーションによる処理の例を説明する。
例えば、振り分けアプリケーションは、画像形成装置10から振り分け対象データと、基点パスとが受け付けられた場合に、振り分け対象データの特徴量を算出する。そして、振り分けアプリケーションは、振分管理テーブル201に基づいて、算出した振り分け対象データの特徴量と、基点パス配下のフォルダそれぞれの特徴量とを比較し、特徴量の差が所定範囲内のうち最も近傍のフォルダを特定する。続いて、振り分けアプリケーションは、特定したフォルダに振り分け対象データを振り分ける。なお、振り分けアプリケーションのアルゴリズムは、上記のものに限られるものではない。
但し、このような振り分けアプリケーションでは、例えば、フォルダ名「001」がOS付属の機能で「005」等に変更された場合に、振分管理テーブル201に記憶されていないフォルダ名「005」であるフォルダへデータを振り分けることができない。そこで、以下に説明する情報処理装置20の各機能を利用することとなる。
図8の説明に戻り、探索部202は、振分管理テーブル201にフォルダ名が記憶されていないフォルダを表す管理外フォルダを探索する。例えば、探索部202は、振り分けアプリケーションによる処理結果を受けて、振り分け先フォルダが存在しない振り分け対象データが有ることを検知する。そして、探索部202は、振分管理テーブル201に記憶された「基点パス」配下のフォルダで管理されていない管理外フォルダを探索する。すなわち、フォルダ名「001」がOS付属の機能で「005」に変更されている場合に、探索部202は、振分管理テーブル201に記憶された基点パス「C:¥業務」配下のフォルダ「001」、「002」、「003」以外のフォルダを探索し、探索結果として管理外フォルダ「005」が存在することを検知する。なお、探索部202による管理外フォルダの探索タイミングは、一定時間ごとに探索する等、任意のタイミングでも良い。
判定部203は、振り分け対象データの特徴情報と、振分管理テーブル201に記憶されたフォルダ名に対応する振り分け先フォルダに含まれるデータの特徴情報と、管理外フォルダに含まれるデータの特徴情報とに基づいて、振り分け対象データが振り分けられる振り分け先フォルダのフォルダ名が管理外フォルダのフォルダ名に変更されたか否かを判定する。
例えば、判定部203は、探索部202によって管理外フォルダが探索された場合に、振り分け対象データの特徴量と、管理外フォルダに含まれるデータの特徴量とを算出するとともに、振分管理テーブル201に記憶された特徴量を抽出する。なお、振り分け対象データの特徴量は、振り分けアプリケーションによって算出されているので、それを利用しても良い。
そして、判定部203は、振り分け対象データの特徴量に合致する振分管理テーブル201に記憶された特徴量と、管理外フォルダに含まれるデータの特徴量とが合致するか否かを判定する。これにより、判定部203は、振り分け対象データが振り分けられる振り分け先フォルダのフォルダ名が管理外フォルダのフォルダ名に変更されたか否かを判定する。すなわち、フォルダ名「001」がOS付属の機能で「005」に変更されている場合に、判定部203は、振り分け対象データの特徴量に合致する振分管理テーブル201に記憶されたフォルダ「001」に対応する特徴量と、管理外フォルダ「005」に含まれるデータの特徴量とが合致するか否かを判定する。
上記判定では、振り分け対象データの特徴量と振分管理テーブル201に記憶された特徴量との差が所定範囲内であり、且つ、振分管理テーブル201に記憶された特徴量と管理外フォルダに含まれるデータの特徴量との差が所定範囲内である場合に、振り分け対象データが振り分けられる振り分け先フォルダのフォルダ名が管理外フォルダのフォルダ名に変更されたと判定することとなる。換言すると、振分管理テーブル201に記憶されたフォルダ名からリネームされたフォルダ名を有する管理外フォルダは、振り分け対象データの振り分け先であることがわかる。上記のように、特徴量は、例えば、互いの特徴量の差が所定範囲内であれば合致することとする。
振分部204は、振り分け先フォルダのフォルダ名が管理外フォルダのフォルダ名に変更されたと判定された場合に、振り分け対象データを管理外フォルダに振り分ける。例えば、振分部204は、判定部203によって振分管理テーブル201に記憶されたフォルダ名に対応する特徴量と合致すると判定された管理外フォルダに、振り分け対象データを振り分ける。すなわち、フォルダ名「001」がOS付属の機能で「005」に変更されている場合に、振分部204は、管理外フォルダ「005」に振り分け対象データを振り分ける。
更新部205は、振り分け対象データが管理外フォルダに振り分けられた場合に、振分管理テーブル201に記憶された振り分け先フォルダのフォルダ名を、管理外フォルダのフォルダ名に更新する。例えば、更新部205は、振分部204によって振り分け対象データが管理外フォルダに振り分けられた場合に、振分管理テーブル201に記憶された「フォルダ名」を、管理外フォルダのフォルダ名に更新する。すなわち、フォルダ名「001」がOS付属の機能で「005」に変更されている場合に、更新部205は、振分管理テーブル201に記憶されたフォルダ名「001」を、管理外フォルダのフォルダ名「005」に更新する。
[実施例1に係るデータ振分処理の流れ]
次に、図10を用いて、実施例1に係るデータ振分処理の流れを説明する。図10は、実施例1に係るデータ振分処理の流れの例を示すフローチャートである。
例えば、図10に示すように、探索部202は、振り分け先フォルダが存在しない振り分け対象データが有る場合に(ステップS101肯定)、振分管理テーブル201に記憶された「基点パス」配下において管理外フォルダを探索する(ステップS102)。また、探索部202は、振り分け先フォルダが存在しない振り分け対象データが無い場合に(ステップS101否定)、再度ステップS101の処理を実行する。
また、探索部202によって管理外フォルダが探索された場合に(ステップS103肯定)、判定部203は、振り分け対象データの特徴量と、管理外フォルダに含まれるデータの特徴量とを算出するとともに、振分管理テーブル201に記憶された特徴量を抽出する(ステップS104)。また、探索部202によって管理外フォルダが探索されなかった場合に(ステップS103否定)、振分部204は、新たにフォルダを作成し、振り分け対象データを該フォルダに振り分ける(ステップS107)。そして、判定部203は、これらの特徴量に基づいて、振り分け対象データが振り分けられる振り分け先フォルダのフォルダ名が、管理外フォルダのフォルダ名に変更されたか否かを判定する(ステップS105)。
このとき、判定部203によって振り分け先フォルダのフォルダ名が管理外フォルダのフォルダ名に変更されたと判定された場合に(ステップS105肯定)、振分部204は、振り分け対象データを該当する管理外フォルダに振り分ける(ステップS106)。一方、判定部203によって振り分け先フォルダのフォルダ名が管理外フォルダのフォルダ名に変更されていないと判定された場合に(ステップS105否定)、探索部202は、再度、「基点パス」配下において管理外フォルダを探索する(ステップS102)。
また、更新部205は、振分管理テーブル201に記憶された振り分け先フォルダのフォルダ名を、管理外フォルダのフォルダ名に更新する(ステップS108)。なお、ステップS108では、ステップS107による処理の後、作成したフォルダのフォルダ名と、該フォルダに含まれるデータの特徴量とが振分管理テーブル201に登録される。
[実施例1による効果]
上述したように、情報処理装置20は、振分管理テーブル201に記憶されていない管理外フォルダを探索し、振り分け対象データの特徴量、振分管理テーブル201の特徴量及び管理外フォルダに含まれるデータの特徴量が合致する場合に、振り分け対象データを管理外フォルダに振り分ける。この結果、情報処理装置20は、OS付属の機能等によりリネームされたフォルダを検知できない振り分けアプリケーションや、振り分けアプリケーションにフォルダ名称の変更を通知する文書管理ソフトウェアを使用する従来技術と比較して、所望する振り分け先フォルダにデータを振り分けることができる。
また、情報処理装置20は、振り分け対象データの振り分け後に、振分管理テーブル201に記憶されたフォルダ名を管理外フォルダのフォルダ名に更新するので、更新後において、フォルダのリネームを検知できない振り分けアプリケーションによる、好適なデータ振分処理の実行を実現することができる。
上記実施例1では、画像形成装置から受け付けたデータを所望するフォルダに振り分ける情報処理装置を説明したが、所望するフォルダにデータを振り分ける処理は画像形成装置によって実行されても良い。そこで、実施例2では、所望するフォルダにデータを振り分ける画像形成装置について説明する。
[実施例2に係る画像形成装置の機能]
図11を用いて、実施例2に係る画像形成装置の機能を説明する。図11は、実施例2に係る画像形成装置の構成例を示す機能ブロック図である。なお、実施例2に係る画像形成装置は、実施例1に係る画像形成装置の各機能も含んでいるが、図11ではその図示を省略する。また、実施例2に係る画像形成装置の各機能は、実施例1に係る情報処理装置の各機能と同様であるため、その詳細な説明は省略する場合がある。
例えば、図11に示すように、画像形成装置10は、振分管理テーブル110と、探索部111と、判定部112と、振分部113と、更新部114とを有する。振分管理テーブル110は、データが振り分けられた振り分け先フォルダの「フォルダ名」と、振り分け先フォルダに含まれるデータの「特徴情報」とを記憶する。加えて、振分管理テーブル110は、振り分け対象データの振り分けの基点となるフォルダのパスを表す「基点パス」をさらに記憶する。
図12は、実施例2に係る振分管理テーブル110に記憶される情報例を示す図である。例えば、図12に示すように、振分管理テーブル110は、「基点パス」と、「フォルダ名」と、「特徴情報」と、「ファイル名」とを記憶する。例を挙げると、振分管理テーブル110は、基点パス「¥¥pc¥業務」と、フォルダ名「001」と、特徴情報「1234567891011」と、ファイル名「20110711093011.tif,20110711093045.tif」とを記憶する。また、他の例を挙げると、振分管理テーブル110は、基点パス「¥¥server¥path」と、フォルダ名「請求書」と、特徴情報「3338888888822」と、ファイル名「a.pdf,b.pdf,c.pdf」とを記憶する。
つまり、振分管理テーブル110は、画像形成装置10とネットワークを介して接続される情報処理装置20やサーバ装置等にデータの振り分け先フォルダが存在するため、図12に示すように、共有フォルダのパス情報を記憶する場合がある。なお、図12では、特徴情報がフォルダ配下に格納されたファイルの特徴量である場合を例に挙げているが、特徴情報は特徴量に限られるものではない。また、図12では、説明の便宜上、「ファイル名」を含む振分管理テーブル110を例に挙げたが、「ファイル名」は振分管理テーブル110に含まれていなくても良い。また、振分管理テーブル110は、実施例1と同様に、データを所定フォルダに振り分ける「振り分けアプリケーション(振り分けアプリ)」によって、データの振り分けが実行された結果を記憶している。
探索部111は、探索部202と同様に、振分管理テーブル110にフォルダ名が記憶されていないフォルダを表す管理外フォルダを探索する。但し、探索部111は、自己の画像形成装置10内に管理外フォルダが存在するわけではないため、振分管理テーブル110に記憶されたフォルダ名に対応する共有フォルダ等に接続するための接続機能を有する。
判定部112は、判定部203と同様に、振り分け対象データの特徴情報と、振分管理テーブル110に記憶されたフォルダ名に対応する振り分け先フォルダに含まれるデータの特徴情報と、管理外フォルダに含まれるデータの特徴情報とに基づいて、振り分け対象データが振り分けられる振り分け先フォルダのフォルダ名が管理外フォルダのフォルダ名に変更されたか否かを判定する。なお、判定部112は、探索部111と同様に、振分管理テーブル110に記憶されたフォルダ名に対応する共有フォルダ等に接続するための接続機能を有する。
振分部113は、振分部204と同様に、振り分け先フォルダのフォルダ名が管理外フォルダのフォルダ名に変更されたと判定された場合に、振り分け対象データを管理外フォルダに振り分ける。なお、振分部113は、探索部111や判定部112と同様に、振分管理テーブル110に記憶されたフォルダ名に対応する共有フォルダ等に接続するための接続機能を有する。
更新部114は、更新部205と同様に、振り分け対象データが管理外フォルダに振り分けられた場合に、振分管理テーブル110に記憶された振り分け先フォルダのフォルダ名を、管理外フォルダのフォルダ名に更新する。
[実施例2による効果]
上述したように、画像形成装置10は、振分管理テーブル110に記憶されていない管理外フォルダを探索し、振り分け対象データの特徴情報、振分管理テーブル110の特徴情報及び管理外フォルダに含まれるデータの特徴情報が合致する場合に、振り分け対象データを管理外フォルダに振り分けるので、所望する振り分け先フォルダにデータを振り分けることができる。
上記実施例1又は2では、基点パスとフォルダ名とを含む振分管理テーブルを利用する場合を説明したが、振り分けアプリケーションによっては振り分け先フォルダを学習するものもあるため、基点パスがない場合もある。そこで、実施例3では、基点パスのない振分管理テーブルを利用する場合を説明する。なお、実施例3では、画像形成装置10が有する振分管理テーブル110を利用する例を挙げて説明するが、情報処理装置20が有する振分管理テーブル201を利用する場合も同様である。
[実施例3に係る振分管理テーブル]
振分管理テーブル110は、振り分け先フォルダのパスを表す振分先パスと、振り分け先フォルダに含まれるデータの特徴情報とを記憶する。図13は、実施例3に係る振分管理テーブル110に記憶される情報例を示す図である。例えば、図13に示すように、振分管理テーブル110は、「振分先パス」と、「特徴情報」と、「ファイル名」とを記憶する。
例を挙げると、振分管理テーブル110は、振分先パス「PC−A:C:¥業務¥001」と、特徴情報「1234567891011」と、ファイル名「20110711093011.tif,20110711093045.tif」とを記憶する。また、他の例を挙げると、振分管理テーブル110は、振分先パス「¥¥server¥path¥発注書」と、特徴情報「1223123123822」と、ファイル名「e.pdf,f.pdf」とを記憶する。
なお、図13では、特徴情報がフォルダ配下に格納されたファイルの特徴量である場合を例に挙げているが、特徴情報は特徴量に限られるものではない。また、図13では、説明の便宜上、「ファイル名」を含む振分管理テーブル110を例に挙げたが、「ファイル名」は振分管理テーブル110に含まれていなくても良い。また、振分管理テーブル110は、実施例1又は2と同様に、データを所定フォルダに振り分ける「振り分けアプリケーション(振り分けアプリ)」によって、データの振り分けが実行された結果を記憶している。
このような振分管理テーブル110を利用して、探索部111は、振分先パスの所定階層上のパス配下において、振分管理テーブル110にフォルダ名が記憶されていないフォルダを表す管理外フォルダを探索する。振分先パス「PC−A:C:¥業務¥001」、「PC−A:C:¥業務¥002」を例に挙げて説明すると、探索部111は、振分先パス「PC−A:C:¥業務¥001」、「PC−A:C:¥業務¥002」の一つ上の階層のパス「PC−A:C:¥業務」配下において、フォルダ「001」、「002」以外の管理外フォルダを探索する。すなわち、上記の例では、一つ上の階層のパスを「基点パス」として、基点パス配下において管理外フォルダを探索する。また、所定階層は、振り分けアプリケーションの設定やユーザ設定によって異なる場合もあるため、上記のような一つ上の階層に限られるものではない。なお、判定部112や振分部113による処理は、実施例2と同様であるためその説明を省略する。
更新部114は、振り分け対象データが管理外フォルダに振り分けられた場合に、振分管理テーブル110に記憶された振分先パスに含まれる振り分け先フォルダのフォルダ名の部分を、管理外フォルダのフォルダ名に更新する。例えば、振分先パス「PC−A:C:¥業務¥001」のフォルダ名の部分「001」がOS付属の機能で「005」に変更されている場合に、更新部114は、振分管理テーブル110に記憶された振分先パス「PC−A:C:¥業務¥001」を、管理外フォルダのフォルダ名「005」を含む振分先パス「PC−A:C:¥業務¥005」に更新する。
[実施例3に係るデータ振分処理の流れ]
次に、図14を用いて、実施例3に係るデータ振分処理の流れを説明する。図14は、実施例3に係るデータ振分処理の流れの例を示すフローチャートである。
例えば、図14に示すように、探索部111は、振り分け先フォルダが存在しない振り分け対象データが有る場合に(ステップS201肯定)、振分管理テーブル110に記憶された「振分先パス」の所定階層上のパス配下において管理外フォルダを探索する(ステップS202)。また、探索部111は、振り分け先フォルダが存在しない振り分け対象データが無い場合に(ステップS201否定)、再度ステップS201の処理を実行する。
また、探索部111によって管理外フォルダが探索された場合に(ステップS203肯定)、判定部112は、振り分け対象データの特徴量と、管理外フォルダに含まれるデータの特徴量とを算出するとともに、振分管理テーブル110に記憶された特徴量を抽出する(ステップS204)。また、探索部111によって管理外フォルダが探索されなかった場合に(ステップS203否定)、振分部113は、新たにフォルダを作成し、振り分け対象データを該フォルダに振り分ける(ステップS207)。そして、判定部112は、これらの特徴量に基づいて、振り分け対象データが振り分けられる振り分け先フォルダのフォルダ名が、管理外フォルダのフォルダ名に変更されたか否かを判定する(ステップS205)。
このとき、判定部112によって振り分け先フォルダのフォルダ名が管理外フォルダのフォルダ名に変更されたと判定された場合に(ステップS205肯定)、振分部113は、振り分け対象データを該当する管理外フォルダに振り分ける(ステップS206)。一方、判定部112によって振り分け先フォルダのフォルダ名が管理外フォルダのフォルダ名に変更されていないと判定された場合に(ステップS205否定)、探索部111は、再度、「振分先パス」の所定階層上のパス配下において管理外フォルダを探索する(ステップS202)。
また、更新部114は、振分管理テーブル110に記憶された振分先パスに含まれる振り分け先フォルダのフォルダ名の部分を、管理外フォルダのフォルダ名に更新する(ステップS208)。なお、ステップS208では、ステップS207による処理の後、作成したフォルダのフォルダ名を含む振分先パスと、該フォルダに含まれるデータの特徴量とが振分管理テーブル110に登録される。
[実施例3による効果]
上述したように、画像形成装置10は、振分管理テーブル110に記憶された振分先パスに基づいて、所定階層だけ上の階層のパス配下において管理外フォルダを探索するので、振分管理テーブル110に記憶される振り分け先フォルダに関する情報の形態が異なる場合でも、所望する振り分け先フォルダにデータを振り分けることができる。
さて、これまで本発明に係る情報処理装置の実施例について説明したが、上述した実施例以外にも種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、(1)構成、(2)プログラム、について異なる実施例を説明する。
(1)構成
上記文書中や図面中等で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメタ等を含む情報は、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、振分管理テーブル110又は振分管理テーブル201に記憶される各種情報は、図示のものに限られるわけではない。
また、図示した画像形成装置10又は情報処理装置20の各構成要素は、機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散又は統合の具体的形態は、図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負担や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合することができる。例えば、画像形成装置10による共有フォルダ等への接続機能を各機能部に含める場合を説明したが、接続機能は、「接続部」として各機能部から分散させても良い。また、データ振分システム1は、画像形成装置10と情報処理装置20とを含む構成である場合を説明したが、任意の振り分け対象データを所定のフォルダに振り分ける装置同士を含む構成であっても良い。
(2)プログラム
図15は、データ振分プログラムがコンピュータを用いて実現されることを示す図である。例えば、図15に示すように、情報処理装置20としてのコンピュータ1000は、バス1009で接続された、CPU1001等の制御装置と、ROM1002やRAM1003等の記憶装置と、HDD(Hard Disk Drive)1004、ディスクドライブ1005等の外部記憶装置と、ディスプレイ1006等の表示装置と、キーボード1007やマウス1008等の入力装置を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
情報処理装置20で実行されるデータ振分プログラムは、例えば、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。また、情報処理装置20で実行されるデータ振分プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、情報処理装置20で実行されるデータ振分プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成しても良い。また、データ振分プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成しても良い。
情報処理装置20で実行されるデータ振分プログラムは、上述した各部(探索部202、判定部203、振分部204)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体からデータ振分プログラムを読み出して実行することにより、上記各部が主記憶装置上にロードされ、探索部202、判定部203、振分部204が主記憶装置上に生成されるようになっている。
20 情報処理装置
201 振分管理テーブル
202 探索部
203 判定部
204 振分部
205 更新部
特許第4240896号公報 特開2009−205420号公報 特開2005−234708号公報

Claims (8)

  1. データが振り分けられた振り分け先フォルダのフォルダ名と、前記振り分け先フォルダに含まれるデータの特徴情報とを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に前記フォルダ名が記憶されていないフォルダを表す管理外フォルダを探索する探索部と、
    振り分け対象データの特徴情報と、前記記憶部に記憶された前記フォルダ名に対応する前記振り分け先フォルダに含まれるデータの特徴情報と、前記管理外フォルダに含まれるデータの特徴情報とに基づいて、前記振り分け対象データが振り分けられる前記振り分け先フォルダのフォルダ名が前記管理外フォルダのフォルダ名に変更されたか否かを判定する判定部と、
    前記振り分け先フォルダのフォルダ名が前記管理外フォルダのフォルダ名に変更されたと判定された場合に、前記振り分け対象データを前記管理外フォルダに振り分ける振分部と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記判定部は、前記振り分け対象データの特徴情報と前記振り分け先フォルダに含まれるデータの特徴情報との差が所定範囲内であり、且つ、前記振り分け先フォルダに含まれるデータの特徴情報と前記管理外フォルダに含まれるデータの特徴情報との差が所定範囲内である場合に、前記振り分け対象データが振り分けられる前記振り分け先フォルダのフォルダ名が前記管理外フォルダのフォルダ名に変更されたと判定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記記憶部は、前記振り分け対象データの振り分けの基点となるフォルダのパスを表す基点パスをさらに記憶し、
    前記探索部は、前記基点パス配下において前記管理外フォルダを探索することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記記憶部に記憶されるフォルダ名は、前記振り分け先フォルダのパスを表す振分先パスに含まれるものであって、
    前記探索部は、前記振分先パスの所定階層上のパス配下において、前記管理外フォルダを探索することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  5. 前記探索部は、前記振り分け対象データに対する前記振り分け先フォルダが存在しない場合に、前記管理外フォルダを探索することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  6. 前記振り分け対象データが前記管理外フォルダに振り分けられた場合に、前記記憶部に記憶された前記振り分け先フォルダのフォルダ名を、前記管理外フォルダのフォルダ名に更新する更新部をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  7. データが振り分けられた振り分け先フォルダのフォルダ名と、前記振り分け先フォルダに含まれるデータの特徴情報とを記憶する記憶部に、前記フォルダ名が記憶されていないフォルダを表す管理外フォルダを探索する探索ステップと、
    振り分け対象データの特徴情報と、前記記憶部に記憶された前記フォルダ名に対応する前記振り分け先フォルダに含まれるデータの特徴情報と、前記管理外フォルダに含まれるデータの特徴情報とに基づいて、前記振り分け対象データが振り分けられる前記振り分け先フォルダのフォルダ名が前記管理外フォルダのフォルダ名に変更されたか否かを判定する判定ステップと、
    前記振り分け先フォルダのフォルダ名が前記管理外フォルダのフォルダ名に変更されたと判定された場合に、前記振り分け対象データを前記管理外フォルダに振り分ける振分ステップと
    をコンピュータに実行させるためのデータ振分プログラム。
  8. 第1の情報処理装置と、前記第1の情報処理装置とは異なる第2の情報処理装置とがネットワークを介して接続されたデータ振分システムであって、
    データが振り分けられた振り分け先フォルダのフォルダ名と、前記振り分け先フォルダに含まれるデータの特徴情報とを記憶する記憶部と、
    前記第1の情報処理装置又は前記第2の情報処理装置のいずれかに含まれる、前記記憶部に前記フォルダ名が記憶されていないフォルダを表す管理外フォルダを探索する探索部と、
    振り分け対象データの特徴情報と、前記記憶部に記憶された前記フォルダ名に対応する前記振り分け先フォルダに含まれるデータの特徴情報と、前記管理外フォルダに含まれるデータの特徴情報とに基づいて、前記振り分け対象データが振り分けられる前記振り分け先フォルダのフォルダ名が前記管理外フォルダのフォルダ名に変更されたか否かを判定する判定部と、
    前記振り分け先フォルダのフォルダ名が前記管理外フォルダのフォルダ名に変更されたと判定された場合に、前記振り分け対象データを前記管理外フォルダに振り分ける振分部と
    を有することを特徴とするデータ振分システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015041129A (ja) * 2013-08-20 2015-03-02 株式会社東芝 医用装置
JP2019160217A (ja) * 2018-03-16 2019-09-19 株式会社リコー 情報処理システム、電子帳票仕分け方法及びプログラム

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