JP2013080110A - 騒音減衰装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】騒音発生スペースA(騒音源1はサーバー群)を囲う2辺に遮音壁4、他の2面側に境界線2を挟んで騒音拒否スペースBが位置する(a)。分割吸音板10、分割遮音板12を縦型ブラインドタイプで構成し、境界線2に沿って、天井面6から騒音源1側に分割吸音板10、騒音拒否スペースB側に分割遮音板12を吊って、間に幅L1の空気層14を挟んで配置する。分割吸音板10及び分割遮音板12の下縁と床面8との間には、隙間23cと隙間24c、分割吸音板10及び分割遮音板12の上縁と天井面6との間にも、隙間23bと24bを形成し(b)、騒音減衰装置30とする。全閉状態でも騒音発生スペースA側に冷気の流れ維持できる。
【選択図】図2
Description
(1) 前記「騒音発生スペース」の外周で「騒音拒否スペース」とを隔てる境目を境界線とする。
(2) 少なくとも前記境界線に沿って、天井から下げた吸音遮音部材を配置する。
(3) 前記吸音遮音部材は、前記「騒音拒否スペース」側の天井から下げた分割遮音板と、前記騒音発生源側の天井から下げた分割吸音板と、前記分割遮音板と分割吸音板との間の10〜400mmの空気層とを含む構成とした。
(4) 前記分割遮音板は、水平方向又は垂直方向に分割された分割遮音板片からなり、前記分割遮音板は、隣接する分割遮音板片が重なるように変形可能とした。
(5) 前記分割吸音板は、水平方向又は垂直方向に分割された分割吸音板片からなり、前記分割吸音板は、隣接する分割吸音板片が重なるように変形可能とした。
(6) 前記分割遮音板と前記分割吸音板とは、それぞれ又は一体に、前記境界線に沿って移動可能に配置した。
(7)「前記吸音遮音部材の上縁と天井面との間」及び/又は「前記吸音遮音部材の下縁と床面との間」に空気が流れる隙間を形成する。
(1) 前記「騒音発生スペース」の外周で、「騒音拒否スペース」とを隔てる境目を境界線とする。前記「騒音発生スペース」の外周で、前記境界線以外の外周の一部又は全部に遮音壁の壁面が臨んでいる。
(2) 少なくとも前記境界線に沿って、天井から下げた吸音遮音部材を配置する。
(3) 前記吸音遮音部材は、前記騒音拒否スペース側の天井から下げた分割遮音板と、前記騒音発生源側の天井から下げた分割吸音板と、前記分割遮音板と分割吸音板との間の10〜400mmの空気層とを含む構成とした。
(4) 前記分割遮音板は、水平方向又は垂直方向に分割された分割遮音板片からなり、前記分割遮音板は、隣接する分割遮音板片が重なるように変形可能とした。
(5) 前記分割吸音板は、水平方向又は垂直方向に分割された分割吸音板片からなり、前記分割吸音板は、隣接する分割吸音板片が重なるように収納変形可能とした。
(6) 前記分割遮音板と前記分割吸音板とは、それぞれ又は一体に、前記境界線に沿って移動可能に配置した。
(8) 前記騒音発生スペースの外周で、遮音壁の壁面が臨む部分では、前記遮音壁の壁面と前記騒音発生源との空間に、固定吸音板又は分割吸音板を配置する。
(9) 前記固定吸音板又は分割吸音板と前記遮音壁の壁面との間に10〜400mmの空気層を形成した。
(9) 「前記吸音遮音部材の上縁と天井面との間」及び/又は「前記吸音遮音部材の下縁と床面との間」に空気が流れる隙間を形成する。
(1) 騒音発生スペースの上方に、遮音面であるコンクリート天井面との間に所定間隙を空けて、略水平に吸音板を配置する。
(2) 前記天井の吸音板の下面と吸音遮音部材の上縁との間に空気が流れる隙間を形成する。
また、縦型ブラインドと同様に、スラット(分割吸音板片10a)をレールの一方の側に束ねれば、分割吸音板片10aであるスラットを重ねて、境界線2の一部に床面8から天井面6までの空いたスペースを確保できる。
この場合、個々の分割吸音板片10aをカーテン用などの生地21で包み(図3(b))、あるいは、並べた状態の分割吸音板片10a、10aの全体をカーテン用などの生地21で包んで連結した状態で(図3(c))、分割吸音板10とすることもできる。
また、横型ブラインドと同様に、スラット(分割吸音板片10a)を上に上げて束ねれば、分割吸音板片10aであるスラットを重ねて、境界線2で床面8から天井面6まで一部の高さに空いたスペースを確保できる。
この場合、個々の分割吸音板片10aをカーテン用などの生地21で包み(図3(b)参照)、あるいは、並べた状態の分割吸音板片10aの全体を生地21で包むこともできる(図3(c)参照)。
即ち、比較的固くかつ軽量な板状のその他の樹脂材料(例えば、ポリカーボネート(PC))、アルミニウムなどの金属材料などを使用することが望ましい。ただし、騒音発生機器が比較的頑丈な場合には、分割遮音版片12aとして鋼板やコンクリート系の板材などある程度重量が有る材料を使用することもできる(図示していない)。また、シート状で空気を通さない材料であれば、ある程度の遮音性能は発揮できるので、高い遮音性性能を要求しない場合には、シート状の材料や柔軟な樹脂材料や紙や木材などを使用することもできる(図示していない)。
(a)短冊状の分割遮音板片12aの1枚を縦型ブラインドのスラットとして、天井面6のレール13から吊る構造として分割遮音板12を構成することができる(図3(a))。
(b)短冊状の分割遮音板片12aの1枚を横型ブラインド(ベネチアブラインド)のスラットとして、天井面6のレール13から吊る構造として分割遮音板12を構成することができる(図3(d))。
騒音発生スペースAの中心に騒音発生源1が位置する。騒音発生源1は、多数のコンピュータサーバーからなるサーバー群とする。
平面長方形の騒音発生スペースAで、2辺にコンクリート壁(遮音壁4)が位置し、他の2面側に騒音拒否スペースBが位置し、境目を境界線2、2とする。
分割吸音板10は、分割吸音板片10a、10aを縦型ブラインドのスラットとして使用して、天井面6に形成したレール11から吊ってある。また、分割吸音板片10a(分割吸音板10)の下縁10cと床面8との間には、距離H11(空調の空気の流れを作ることができる程度)の隙間23cを形成する。また、分割吸音板片10a(分割吸音板10)の上縁10bと天井面6との間にも、空調の空気の流れをつくることができる程度の隙間23bを形成する(図2(b))。
また、分割遮音板12は、分割遮音板片12a、12aを縦型ブラインドのスラットとして使用して、天井面6に形成したレール13から吊ってある。また、分割遮音板片12a(分割遮音板12)の下縁12cと床面8との間には、距離H12の隙間24cを形成する。また、分割遮音板片12a(分割遮音板12)の上縁12bと天井面6との間にも、空調の空気の流れをつくることができる程度の隙間24bを形成する(図2(b))。
隙間23b、23c、24b、24c、は、騒音拒否スペースBでの作業者の頭(耳)の位置から充分に低く、あるいは充分に高いので騒音減衰の効果よりも空気の流れを作って、騒音発生源1であるサーバー群の加熱を防止することができる。
分割吸音板10は、境界線2に配置した分割吸音板10と同じ構成で、分割吸音板片10aを縦型ブラインドのスラットとして使用して、天井面6に形成したレール11から吊ってある。また、分割吸音板片10a(分割吸音板10)の下縁と床面8との間には、距離H2の隙間を形成する。なお、空気の流れを作るという視点からは距離H2は省略することもできる(図示していない)。
なお、距離L1、L2、L3は、上記値が望ましいが、10〜400mmとすることもできる。大きな減衰効果を望まない場合には10〜50mmとし、また、騒音発生スペースA又は騒音拒否スペースBで十分な利用スペースがある場合には、200〜400mmとすることが有効な場合もある。
また、騒音源1であるサーバー群は通常発熱するので、冷却を伴うが、境界線2に沿って分割遮音板12、分割吸音板10が配置されているので、熱的にも(発熱した空気や冷却した空気)、騒音発生スペースAと騒音拒否スペースBとが区画されるので、騒音拒否スペースBでの事務作業に影響を極めて少なくできる。
2 境界線
4 遮音壁(コンクリート壁面)
6 天井面(コンクリートスラブ下面)
8 床面(コンクリートスラブ上面)
10 分割吸音板
10a 分割吸音板片
10b 分割吸音板片の上縁
10c 分割吸音板片の下縁
11 分割吸音板のレール
12 分割遮音板
12a 分割遮音板片
12b 分割遮音板片の上縁
12c 分割遮音板片の下縁
13 分割遮音板のレール
14 空気層(分割吸音板と分割遮音板の間)
16 空気層(分割吸音板と遮音壁の間)
18 吸音板
19 空気層(吸音板と天井面の間)
21 布地
23a、23b、24b、24c 間隙
30 騒音減衰装置
Claims (3)
- 平面視で、騒音発生源を含む「騒音発生スペース」と「騒音拒否スペース」が近接する室内空間において、以下のように構成したことを特徴とする騒音減衰装置。
(1) 前記「騒音発生スペース」の外周で「騒音拒否スペース」とを隔てる境目を境界線とする。
(2) 少なくとも前記境界線に沿って、天井から下げた吸音遮音部材を配置する。
(3) 前記吸音遮音部材は、前記「騒音拒否スペース」側の天井から下げた分割遮音板と、前記騒音発生源側の天井から下げた分割吸音板と、前記分割遮音板と分割吸音板との間の10〜400mmの空気層とを含む構成とした。
(4) 前記分割遮音板は、水平方向又は垂直方向に分割された分割遮音板片からなり、前記分割遮音板は、隣接する分割遮音板片が重なるように変形可能とした。
(5) 前記分割吸音板は、水平方向又は垂直方向に分割された分割吸音板片からなり、前記分割吸音板は、隣接する分割吸音板片が重なるように変形可能とした。
(6) 前記分割遮音板と前記分割吸音板とは、それぞれ又は一体に、前記境界線に沿って移動可能に配置した。
(7) 「前記吸音遮音部材の上縁と天井面との間」及び/又は「前記吸音遮音部材の下縁と床面との間」に空気が流れる隙間を形成する。 - 平面視で、騒音発生源を含む「騒音発生スペース」と「騒音拒否スペース」が近接する室内空間において、以下のように構成したことを特徴とする騒音減衰装置。
(1) 前記「騒音発生スペース」の外周で、「騒音拒否スペース」とを隔てる境目を境界線とする。前記「騒音発生スペース」の外周で、前記境界線以外の外周の一部又は全部に遮音壁の壁面が臨んでいる。
(2) 少なくとも前記境界線に沿って、天井から下げた吸音遮音部材を配置する。
(3) 前記吸音遮音部材は、前記騒音拒否スペース側の天井から下げた分割遮音板と、前記騒音発生源側の天井から下げた分割吸音板と、前記分割遮音板と分割吸音板との間の10〜400mmの空気層とを含む構成とした。
(4) 前記分割遮音板は、水平方向又は垂直方向に分割された分割遮音板片からなり、前記分割遮音板は、隣接する分割遮音板片が重なるように変形可能とした。
(5) 前記分割吸音板は、水平方向又は垂直方向に分割された分割吸音板片からなり、前記分割吸音板は、隣接する分割吸音板片が重なるように収納変形可能とした。
(6) 前記分割遮音板と前記分割吸音板とは、それぞれ又は一体に、前記境界線に沿って移動可能に配置した。
(8) 前記騒音発生スペースの外周で、遮音壁の壁面が臨む部分では、前記遮音壁の壁面と前記騒音発生源との空間に、固定吸音板又は分割吸音板を配置する。
(9) 前記固定吸音板又は分割吸音板と前記遮音壁の壁面との間に10〜400mmの空気層を形成した。
(9) 「前記吸音遮音部材の上縁と天井面との間」及び/又は「前記吸音遮音部材の下縁と床面との間」に空気が流れる隙間を形成する。 - 以下のように構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の騒音減衰装置。
(1) 騒音発生スペースの上方に、遮音面であるコンクリート天井面との間に所定間隙を空けて、略水平に吸音板を配置する。
(2) 前記天井の吸音板の下面と吸音遮音部材の上縁との間に空気が流れる隙間を形成する。
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CN114293671A (zh) * | 2021-12-21 | 2022-04-08 | 彭汗明 | 一种环保健康用于室内吸音降噪设备 |
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JPS53146452A (en) * | 1977-05-26 | 1978-12-20 | Sekisui Chem Co Ltd | Sound insulating device at opening part of structure |
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JP2003260091A (ja) * | 2002-03-06 | 2003-09-16 | Tsunoda Jierawan | 介護ないし看護におけるプライバシー保護装置 |
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2011
- 2011-10-04 JP JP2011220106A patent/JP5896349B2/ja active Active
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CN114293671B (zh) * | 2021-12-21 | 2023-09-08 | 深圳市海卓联节能科技有限公司 | 一种环保健康用于室内吸音降噪设备 |
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