JP2003260091A - 介護ないし看護におけるプライバシー保護装置 - Google Patents

介護ないし看護におけるプライバシー保護装置

Info

Publication number
JP2003260091A
JP2003260091A JP2002061043A JP2002061043A JP2003260091A JP 2003260091 A JP2003260091 A JP 2003260091A JP 2002061043 A JP2002061043 A JP 2002061043A JP 2002061043 A JP2002061043 A JP 2002061043A JP 2003260091 A JP2003260091 A JP 2003260091A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nursing
beds
privacy protection
protection device
curtains
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002061043A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Tsunoda
義明 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TSUNODA JIERAWAN
Original Assignee
TSUNODA JIERAWAN
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TSUNODA JIERAWAN filed Critical TSUNODA JIERAWAN
Priority to JP2002061043A priority Critical patent/JP2003260091A/ja
Publication of JP2003260091A publication Critical patent/JP2003260091A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ventilation (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 数人以上が居住している部屋であっても、個
人のプライバシーを尊重した介護ないし看護を受けるこ
とができるようにする。 【構成】 被護者12が介護ないし看護を受けるベッド
類11の上方に、被護者12が発する臭気等を気流とと
もに、外部へ排出するための換気装置23が位置してお
り、ベッド類11の4周がほぼ取り囲まれた状態とする
ために、必要な個数のカーテン25、26…を天井部か
ら床方向に展張しまた巻き取り可能に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、介護ないし看護さ
れる被護者が発する音や臭気等が外部に漏れるのを防止
して、被護者のプライバシーを保護することが可能な装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】老齢のため、或いは病気、怪我等により
介護ないし看護を受ける者(以下本発明において被護者
という。)は、下着の交換や用便の処理、身体の洗浄等
を人手を借りてしか行うことができない場合がある。被
護者が個室に居る場合には良いが、そうでない場合、薄
いカーテン布1枚を隔てるだけのことが多く、放出され
る臭気や音に羞恥心を覚えるのが普通である。また、寒
い時期には寒気に肌をさらし、暑い時期には余計暑苦し
さを感じることとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に着
目してなされたものであり、その課題は数人以上の被護
者が居住している部屋であっても、個人のプライバシー
を尊重した介護ないし看護を受けることができるように
する点にある。また本発明の他の課題は、精神的或いは
身体的なストレスを感じることなく介護ないし看護を受
けることができるようにする点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、本発明は、被護者が介護ないし看護を受けるベッド
類の上方に、被護者が発する臭気等を気流とともに外部
へ排出するための換気装置が位置しており、上記のベッ
ド類の4周がほぼ囲まれた状態とするために、必要な個
数のカーテンを天井部から床方向に展張しまた巻き取り
可能に設けるという手段を講じたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に係るプライバシー保護装
置は、介護ないし看護される被護者が発する音や臭気等
が外部に漏れ出るのを防止することが可能なものであ
る。被護者が、知的障害や高齢等のために介護を必要と
する者と、傷病により看護を必要とする者等全般を含む
ことは既に説明したとおりである。
【0006】音や臭気等が外部に漏れるのを防ぐには、
それらを遮断してしまうことと、他のものに紛らわせる
ことが理論的に考えられるが、本発明はそのどちらを利
用しても良い。しかし遮断といっても、密閉状態を作り
出したり吸収し尽くすことは特性上無理であるので、ほ
ぼ満足できると考えられる漏洩度合をもって目的が達せ
られたものとする。
【0007】そのために、被護者が介護ないし看護を受
けるベッド類の上方に、被護者が発する臭気等を気流と
ともに外部に排出するための換気装置が位置する。換気
装置は、ベッド類の上方に吸気口を配置したり設置した
りすることによって、位置させることができる。可搬性
の換気装置であればベッドの上方の適当な箇所に置くこ
とができる、一方、据え付け型の換気装置であれば該当
する位置の天井に設置することとなる。なお、換気装置
が発生する音や換気装置に発生させた音は紛らわせる方
法によるプライバシー保護を行うことになる。また換気
装置によって発生する気流は、気流を伝播する音の排出
にも寄与する。
【0008】上記のベッド類の4周をほぼ囲んだ状態と
するために、必要な個数のカーテンが天井部分から床部
にかけて上下可能に設けられる。即ちベッド類に対して
4周を囲むものであるが、ベッド類が壁等に面している
ときには、少なくとも1面はカーテンで覆う必要がな
く、さらに角の場合には2面を覆う必要がなくなると考
えられる。カーテンは、或る程度の質量を持ち、遮音性
が良好であるとともに、換気流による揺れを生じないよ
うなものであることが望ましい。
【0009】カーテンは天井部分に設置され、そこから
床方向へ引き出して、少なくともベッド類が覆われる高
さ迄展張可能とする。カーテンは各面が1枚物で構成さ
れていても良いし、各面が何枚かに分かれていても良
い。
【0010】ベッド類は、基本的には介護用ないしは看
護用のベッドで良い。しかし、用便設備や、身体を洗浄
するための設備を備えたベッド(寝台)型のものも使用
可能である。その場合、眠ることが目的ではないからベ
ッドとは言い難いかも知れないが、本発明におけるベッ
ド類にはそうしたものも含まれる。その代表的な例とし
ては本件発明者の発明に係る入浴が可能なベッド装置の
発明がある(特開2002−687等)。
【0011】
【実施例】以下図示の実施例を参照して本発明をより詳
細に説明する。図1において、ベッド類11は入浴が可
能な装置として示されており、このベッド類11は、被
護者12が横たわれる長さと幅を持つ床部13を有し、
その前後両端に立ち上がり部14、15を有するベッド
本体16と、ベッド本体16の左右に取り付けられ床部
13の左右と立ち上がり部14、15の左右を水密的に
囲み、浴槽を形成するための左右の側板16、17とを
有している。
【0012】さらにベッド本体16を支え、床部13が
ほぼ水平となった無傾斜状態から床部13が起き上がっ
た傾斜状態まで移動可能とする支持手段18を具備す
る。例示の支持手段18は、ベッド本体11の昇降及び
角度変更用のメインシリンダー装置19とサブシリンダ
ー装置19′とを有し、夫々が伸縮用のロッド19a、
19a′を有する。この支持手段18は台車20上に設
けられ、制御装置21によって昇降及び傾斜可能に設け
られている。22、22′は支持アームを示す。
【0013】床部13とその前後両端の立ち上がり部1
4、15の内側は防水性のシール手段によって覆われ
る。シール手段はベッド本体内面に対して防水効果を発
揮するとともに、左右の側板16、17を立ち上げて浴
槽として使用するとときには、水漏れ防止効果を発揮す
る。なお左右の側板16、17は内部を透視できるよう
に、全体が透明な材料によって形成されることが望まし
い。
【0014】上記のようなベッド類11の上方に、換気
装置23が位置している。実施例の場合、ベッド類11
は数人以上の被護者が居る病室の特定の場所を換気空間
24とするために必要台数配置されるので、換気装置2
3も、ベッド類11の場所に合わせて特に定められた箇
所の上方に設置されている。換気装置23は、被護者1
2が発する臭気等を気流とともに外部へ排出するための
強力な吸引気流を換気空間内に形成することができるも
のとする。また換気装置23は、被護者に対する冷風と
温風の供給機能を備えていても良く、その場合プライバ
シー保護を行わない状態においては、空気調和に使用す
ることが可能となる。
【0015】ベッド類11の4周がほぼ囲まれた状態の
換気空間24を形成するために、前後左右の4方向にカ
ーテン25、26、27、28が設けられている(図
2、図3)。ベッド類11の前後の位置に対応する前後
のカーテン25、26は1枚で必要箇所を覆い、ベッド
類11の左右に対応する左右のカーテン27、28は数
枚で必要領域を覆う構成を有している。各カーテン25
〜28間又はそれ自体の一部、或いは天井や床との間に
は、適当な隙間が、換気時の気流導入口29として設け
られている。
【0016】例示のカーテン25〜28は、厚手の樹脂
製シート材から成り、良好な遮音性能を有し、かつ換気
時の強力な吸引気流によって吸引されることはない。各
カーテン25〜28はロール収容部30にて天井31に
設置されており、床32の方向へ引き下げるための引き
手33をカーテンシート保持杆34に有している。数枚
からなる左右のカーテン27、28は個別に展張しまた
巻き取ることができるものとする(図1参照)。
【0017】実施例におけるベッド類11は、バスタブ
を兼ねる水密構造を有しており、排出口35から排出さ
れた使用後の汚水の廃棄用に排出器具36が併用され
る。排水器具36は台車37に昇降機構38を設けた構
成を有するものとする。昇降機構38によって昇降する
タンク39には加圧ポンプ40が設けられており、排出
時にタンク内を加圧して排出することができる。またそ
の一方で、昇降機構38により便器41との間に高低差
を作り出すことができるようになっている(図5)。4
2は排出用栓を示す。図2において、43は被護者12
に対する水ないし温水の供給のための、移動可能な給湯
器であり、給水栓44やシャワーへッド45等を有す
る。
【0018】このような構成を有する本発明の装置10
によれば、ベッド類11を4周が囲まれた換気空間24
に置いた状態とし、その中で介護ないし看護される被護
者に対する下着の交換や用便の処理、身体の洗浄等の作
業を行うことができる。それとともに、換気空間24は
カーテン25〜28等によって4周が囲まれており、か
つ換気装置23から吸引される気流が内部に形成されて
いるので(図2、図3参照)、被護者12が発する音や
臭気等はカーテン25〜28によって遮られかつ換気空
間24の外に速やかに排出される。
【0019】特に換気空間24は上記のような或る程度
の遮断性と強力な吸引排出効果を有するので羞恥心や余
計な気使いを強いられずに済む。のみならず、入浴、シ
ャワー中に生ずる湯気や湿気等を速やかに排除して快適
な介護ないし看護を期待することができる。また、部屋
全体ではなく、ベッド類11の周囲の空間部分のみの温
度、湿度のコントロールを含む空気調和が可能であり、
個々の空間で異なった条件を作り出すことが可能である
ので、個室を与えられない場合でも十分に行きとどいた
介護ないし看護が行なえる。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成されかつ作用す
るものであるから、数人以上の被護者が居住している部
屋であっても個室におけるのと同等或いはそれ以上の好
条件でプライバシーを尊重した介護ないし看護を施すこ
とができるとともに、被護者は精神的、身体的なストレ
スを感じることなく快適な介護ないし看護を受けること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る介護ないし看護におけるプライバ
シー保護装置の実施例を示す側面拡大図。
【図2】同上の正面方向から見た説明図。
【図3】同じく平面説明図。
【図4】同じく使用状態の他の例を示す側面図。
【図5】汚水排出の例を示す説明図。
【符号の説明】 10 プライバシー保護装置 11 ベッド類 12 被護者 23 換気装置 24 換気空間 25、26、27、28 カーテン 31 天井部 32 床部 36 排水器具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 介護ないし看護される被護者が発する音
    や臭気等が外部に漏れるのを防止し、被護者のプライバ
    シーを保護することが可能な装置であって、被護者が介
    護ないし看護を受けるベッド類の上方に、被護者が発す
    る臭気等を気流とともに外部へ排出するための換気装置
    が位置しており、上記のベッド類の4周がほぼ囲まれた
    状態とするために、必要な個数のカーテンを天井部から
    床方向に展張しまた巻き取り可能に設けてあることを特
    徴とする介護ないし看護におけるプライバシー保護装
    置。
  2. 【請求項2】 ベッド類が壁際に位置している場合に、
    その壁によって囲まれる以外の面を囲むために必要な個
    数のカーテンを設けた請求項1記載の介護ないし看護に
    おけるプライバシー保護装置。
  3. 【請求項3】 ベッド類は、バスタブも兼ねる水密構造
    を有しており、その場合にそのベッド類において使われ
    た水の廃棄のための排水器具が併用され、排水器具は水
    栓から器外へ汚水を排出するための圧力差ないし高低差
    を作り出す排出手段を有している請求項1記載の介護な
    いし看護におけるプライバシー保護装置。
  4. 【請求項4】 排水器具は、器内を加圧して汚水を排出
    するためのポンプを有している請求項3記載の介護ない
    し看護におけるプライバシー保護装置。
JP2002061043A 2002-03-06 2002-03-06 介護ないし看護におけるプライバシー保護装置 Pending JP2003260091A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002061043A JP2003260091A (ja) 2002-03-06 2002-03-06 介護ないし看護におけるプライバシー保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002061043A JP2003260091A (ja) 2002-03-06 2002-03-06 介護ないし看護におけるプライバシー保護装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003260091A true JP2003260091A (ja) 2003-09-16

Family

ID=28670174

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002061043A Pending JP2003260091A (ja) 2002-03-06 2002-03-06 介護ないし看護におけるプライバシー保護装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003260091A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013080110A (ja) * 2011-10-04 2013-05-02 Tokyo Blinds Kogyo Kk 騒音減衰装置
CN109833159A (zh) * 2017-11-24 2019-06-04 马文娅 病床
WO2021235313A1 (ja) * 2020-05-21 2021-11-25 メディカルトランスポート株式会社 負圧シールド装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013080110A (ja) * 2011-10-04 2013-05-02 Tokyo Blinds Kogyo Kk 騒音減衰装置
CN109833159A (zh) * 2017-11-24 2019-06-04 马文娅 病床
WO2021235313A1 (ja) * 2020-05-21 2021-11-25 メディカルトランスポート株式会社 負圧シールド装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2791306T3 (es) Cortinas de confinamiento, así como sistemas y aparatos que incluyen las mismas
US4068326A (en) Inflatable bathtub
KR200435149Y1 (ko) 에어매트리스
CN101522153A (zh) 保温式卫生护理床
JP2003260091A (ja) 介護ないし看護におけるプライバシー保護装置
CN208877078U (zh) 一种大面积烧伤患者多功能保护罩
CN213190760U (zh) 轻便型隔离罩
JP2009131303A (ja) 空調装置付きベッド
JP2008113889A (ja) 介護用入浴装置
JP2000316916A (ja) ベッド装置
JP2007023516A (ja) 浴室の出窓構造
KR102147268B1 (ko) 다목적 목욕장치
JP2001276163A (ja) 介護用バス付きベッド
JP3098678B2 (ja) 昇降式浴槽
JP2590854Y2 (ja) 介護用簡易浴槽
KR102243429B1 (ko) 매트리스 장치
KR20110057343A (ko) 체위변경장치 및 상기 체위변경장치를 구성요소로 포함하는 욕조겸용매트리스와 체위변경장치를 구성요소로 포함하는 환자용침상
JP2010179111A (ja) 暖房式入浴介護・介助装置
JP2021183110A (ja) マットの上で直接シャワーを浴びる様にした介護用ベッド
JP2003220109A (ja) 組立式寝風呂およびこれを用いた入浴方法
KR20050013746A (ko) 쿳션, 통풍 및 위생기능 등의 다기능 의료용 방석
KR20060030556A (ko) 환자용 침대
JPH0373148A (ja) スチームルーム
JPS5938952Y2 (ja) トイレ付風呂
JPH08294458A (ja) 浴槽水浄化装置