JP2013075283A - 無動力無電源排水処理槽 - Google Patents
無動力無電源排水処理槽 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013075283A JP2013075283A JP2011229253A JP2011229253A JP2013075283A JP 2013075283 A JP2013075283 A JP 2013075283A JP 2011229253 A JP2011229253 A JP 2011229253A JP 2011229253 A JP2011229253 A JP 2011229253A JP 2013075283 A JP2013075283 A JP 2013075283A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- wastewater treatment
- treatment tank
- wastewater
- anaerobic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F9/00—Multistage treatment of water, waste water or sewage
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D53/00—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
- B01D53/34—Chemical or biological purification of waste gases
- B01D53/38—Removing components of undefined structure
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D53/00—Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
- B01D53/34—Chemical or biological purification of waste gases
- B01D53/74—General processes for purification of waste gases; Apparatus or devices specially adapted therefor
- B01D53/81—Solid phase processes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F1/00—Treatment of water, waste water, or sewage
- C02F1/28—Treatment of water, waste water, or sewage by sorption
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F1/00—Treatment of water, waste water, or sewage
- C02F1/52—Treatment of water, waste water, or sewage by flocculation or precipitation of suspended impurities
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F1/00—Treatment of water, waste water, or sewage
- C02F1/72—Treatment of water, waste water, or sewage by oxidation
- C02F1/76—Treatment of water, waste water, or sewage by oxidation with halogens or compounds of halogens
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F2103/00—Nature of the water, waste water, sewage or sludge to be treated
- C02F2103/002—Grey water, e.g. from clothes washers, showers or dishwashers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F2103/00—Nature of the water, waste water, sewage or sludge to be treated
- C02F2103/005—Black water originating from toilets
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F3/00—Biological treatment of water, waste water, or sewage
- C02F3/28—Anaerobic digestion processes
- C02F3/2806—Anaerobic processes using solid supports for microorganisms
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Water Supply & Treatment (AREA)
- Hydrology & Water Resources (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Water Treatment By Sorption (AREA)
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
- Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
- Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
Abstract
【課題】トイレから排出されるし尿や、台所・浴室・洗面所・洗濯機から排出される雑排水を、電源が必要な空気供給装置を使用せず、無動力・無電源で、浄化し放流する排水処理槽を提供する。
【解決手段】嫌気槽2を有し、これを点検するための点検口11を備えた構造の排水処理槽で、嫌気槽2の内部には、網状骨格体のろ材で代表的なものであるドーナツ円筒状の大きいもの3aと、小さいもの3bが充填されており、このろ材に繁殖した嫌気性微生物により、し尿や雑排水中のBODを除去することができる。また、この網状骨格体のろ材で代表的なものである3a・3bは、網のように編みこまれた構造をしており、この構造が、し尿や雑排水中に含まれる浮遊物質を捕捉し、除去することができる。
【選択図】図1
【解決手段】嫌気槽2を有し、これを点検するための点検口11を備えた構造の排水処理槽で、嫌気槽2の内部には、網状骨格体のろ材で代表的なものであるドーナツ円筒状の大きいもの3aと、小さいもの3bが充填されており、このろ材に繁殖した嫌気性微生物により、し尿や雑排水中のBODを除去することができる。また、この網状骨格体のろ材で代表的なものである3a・3bは、網のように編みこまれた構造をしており、この構造が、し尿や雑排水中に含まれる浮遊物質を捕捉し、除去することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、トイレから排出されるし尿や、台所・浴室・洗面所・洗濯機から排出される雑排水を、浄化して放流する排水処理槽として用いられるものである。
従来のトイレから排出されるし尿や、台所・浴室・洗面所・洗濯機から排出される雑排水を、浄化して放流するためのものは、このし尿や雑排水を一時的に溜めておくだけの化糞池であった。
この化糞池は、このし尿や雑排水を一時的に溜めておくだけのもので、このし尿や雑排水は浄化されることなく放流されるため、川や池、湖沼、海の環境汚染の原因となっていた。
また、このし尿や雑排水には、病原性大腸菌などの環境や人体にとって有害な微生物が含まれており、この化糞池では、この微生物を滅菌することができず、これが川や池、湖沼、海などへ放流されることで、環境や人体に悪影響を及ぼしていた。
また、このし尿や雑排水は、この化糞池で一時的に溜められている間、このし尿や雑排水の全部、又は一部が腐敗し、異臭を放ち、不快な臭いを周囲に漂わせていた。
また、この化糞池は、FRPやコンクリート製のものが多く、熟練した製造技術者でしか製造することができず、大量に製造することができなかった。また、熟練した製造技術者が製造した製品であっても、穴ができたり、亀裂が生じたりするため、水漏れを起こす原因となっていた。
従来のトイレから排出されるし尿や、台所・浴室・洗面所・洗濯機から排出される雑排水を、一時的に溜めておくだけの化糞池は、このし尿や雑排水を浄化する機能を持っておらず、そのまま放流されるため、川や池、湖沼、海の環境汚染の原因となっていた。
また、このし尿や雑排水には、病原性大腸菌などの環境や人体にとって有害な微生物が存在しており、これが川や池、湖沼、海などへ放流されることで、環境や人体に悪影響を及ぼす懸念があった。
また、このし尿や雑排水は、この化糞池で一時的に溜められている間、このし尿や雑排水全部、又は一部が腐敗し、異臭を放ち、不快な臭いを周囲に漂わせていた。
また、この化糞池は、FRPやコンクリート製のものが多く、熟練した製造技術者でしか製造することができず、大量に製造することができなかった。また、熟練した製造技術者が製造した製品であっても、穴ができたり、亀裂が生じたりするため、これらが水漏れを起こす原因となり、このし尿や雑排水を貯留できず、化糞池としての機能を損なっていた。
これらの課題を解決するための手段は次の通りである。
トイレから排出されるし尿や、台所・浴室・洗面所・洗濯機から排出される雑排水を、電源が必要な空気供給装置を使用せず、無動力・無電源で、浄化し放流することができ、嫌気槽を有し、これを点検するための点検口を備えた構造の排水処理槽であって、この嫌気槽の内部に、網状骨格体のろ材を充填し、し尿や雑排水中のBODを50〜80%除去、浮遊物質を50〜80%除去することができる排水処理槽を提案する。
トイレから排出されるし尿や、台所・浴室・洗面所・洗濯機から排出される雑排水を、電源が必要な空気供給装置を使用せず、無動力・無電源で、浄化し放流することができ、嫌気槽を有し、これを点検するための点検口を備えた構造の排水処理槽であって、この嫌気槽の内部に、網状骨格体のろ材を充填し、し尿や雑排水中のBODを50〜80%除去、浮遊物質を50〜80%除去することができる排水処理槽を提案する。
この排水処理槽の嫌気槽の内部に充填した網状骨格体のろ材は、嫌気性微生物の棲み処に適しており、嫌気性微生物の繁殖を活発にする。この増殖した嫌気性微生物は、し尿や雑排水中に含まれる、川や池、湖沼、海の環境汚染の原因となる有機物質を分解し、し尿や雑排水中のBODを除去する。
また、この網状骨格体のろ材は、網のように編みこまれた構造をしており、この構造が、し尿や雑排水中に含まれる浮遊物質を捕捉する。これにより、し尿や雑排水中の浮遊物質は網状骨格体のろ材に捕捉され、除去される。
また、この排水処理槽の嫌気槽の後にろ過槽を設け、このろ過槽の内部に充填した、ゼオライトなどの細孔を有する鉱物、砂(軽石含む)、活性炭、プラスチック、ゴムなどを混入したろ過材もまた、し尿や雑排水中に含まれる浮遊物質を捕捉する。これにより、嫌気槽で捕捉しきれなかったし尿や雑排水中の浮遊物質は、ろ過槽のろ過材により捕捉され、除去される。
ここで、このろ過槽のろ過材は、捕捉した浮遊物質が多くなるほど、ろ過材が目詰まりし、水が流れにくくなるか、もしくは、全く流れなくなるが、無動力・無電源のサイフォン洗浄方式、ロータンク洗浄方式、オーバーフロー洗浄方式、エアー洗浄方式のいずれかによる自動洗浄機構により、ろ過材に目詰まりが発生したとき、自動的にろ過材の洗浄が行われ、このろ過材の目詰まりが解消される。
また、このろ過槽の後に処理水槽を設け、ろ過槽のろ過材の目詰まりを自動洗浄機構により解消した際に、万一、ろ過槽から浮遊物質が流れ出た場合でも、この処理水槽で沈降・貯留する。
また、排水処理槽から外部へ放流する直前に消毒槽を設け、消毒槽の内部に備えた筒に充填している塩素系の薬剤により、病原性大腸菌などの微生物を滅菌する。
また、この排水処理槽はポリプロピレンやポリエチレン、ポリアセタール、ナイロン、ジシクロペンタジエンなどの樹脂原料を用いて作られた射出成型品を排水処理槽の全体槽として使用し、さらに、この排水処理槽内部の各槽を仕切るための仕切り板や、各槽に付随する部品にも、同様の樹脂原料を用いて作られた射出成型品を使用する。
また、この排水処理槽の上部に、土壌の層を設け、排水処理槽の内部で発生した臭気が、この土壌を通過する際、この土壌に生息する微生物が、臭気の原因となる成分を分解する。
本発明の排水処理槽を用いることで、トイレから排出されるし尿や、台所・浴室・洗面所・洗濯機から排出される雑排水に含まれる有機物質を嫌気性微生物が分解し、BODを50〜80%除去できる。これにより、川や池、湖沼、海の環境汚染を防止することができる。
また、このし尿や雑排水中に含まれる浮遊物質を嫌気槽の内部に充填された網状骨格体のろ材や、ろ過槽の内部に充填されたゼオライトなどの細孔を有する鉱物、砂(軽石含む)、活性炭、プラスチック、ゴムなどを混入したろ過材によって捕捉し、この浮遊物質を50〜80%除去できる。これによっても、川や池、湖沼、海の環境汚染を防止することができる。
さらに、このろ過槽のろ過材が捕捉した浮遊物質により、目詰まりが起きた場合でも、無動力・無電源のサイフォン洗浄方式、ロータンク洗浄方式、オーバーフロー洗浄方式、エアー洗浄方式のいずれかによる自動洗浄機構により、目詰まりが自動的に解消され、安定して浮遊物質を捕捉することができる。これにより、浮遊物質は継続して50〜80%除去することができ、川や池、湖沼、海の環境汚染も継続して防止することができる。
また、このろ過槽の後に処理水槽を設けることで、ろ過槽のろ過材の目詰まりを自動洗浄機能により解消した際に、万一、ろ過槽から流出した浮遊物質も沈降・貯留することができる。これにより、さらに浮遊物質を除去し、川や池、湖沼、海の環境汚染を防止することができる。
また、排水処理槽から外部へ放流する直前に塩素系の薬剤を充填した筒を消毒槽の内部に設けることで、この薬剤により病原性大腸菌などの微生物を滅菌する。これにより、これらの微生物が排水処理槽の外部へ放流されることを抑制し、環境及び人体への悪影響を防ぐことができる。
また、この排水処理槽はポリプロピレンやポリエチレン、ポリアセタール、ナイロン、ジシクロペンタジエンなどの樹脂原料を用いて作られた射出成型品を排水処理槽の全体槽として使用し、さらに、この排水処理槽内部の各槽を仕切るための仕切り板や、各槽に付随する部品にも、同様の樹脂原料を用いて作られた射出成型品を使用することで、水漏れの原因となるような穴や亀裂が生じることがなく、大量に、誰にでも、この排水処理槽を製造することができ、安定的に供給することができる。
また、この排水処理槽の上部に、土壌の層を設けていることで、排水処理槽の内部から発生した臭気が、この土壌を通過する際、土壌に生息する微生物が、臭気の原因となる成分を分解し、この排水処理槽の周囲には、不快な臭いが漂わなくなり、安心してこの排水処理槽を設置することができる。
本発明は、トイレから排出されるし尿や、台所・浴室・洗面所・洗濯機から排出される雑排水を、浄化して放流する排水処理槽として実施する。
図1は、本発明の排水処理槽で嫌気槽2を有し、これを点検するための点検口11を備えた構造のものを示す。嫌気槽2の内部には、網状骨格体のろ材で代表的なものであるドーナツ円筒状の大きいもの3aと、小さいもの3bが充填されており、嫌気性微生物がこれらのろ材を棲み処とし、この嫌気性微生物は活発に繁殖する。この嫌気性微生物により、し尿や雑排水中に含まれる、川や池、湖沼、海の環境汚染の原因となる有機物質を分解し、し尿や雑排水中のBODを除去することができる。
また、この網状骨格体のろ材で代表的なものである3a・3bは、図5に示すように網のように編みこまれた構造をしており、この構造が、し尿や雑排水中に含まれる浮遊物質を捕捉する。これにより、し尿や雑排水中の浮遊物質を、除去することができる。
図2は、本発明の排水処理槽で嫌気槽2の後にろ過槽4を有し、これを点検するための点検口11を備えた構造のものを示す。嫌気槽2の構造は、図1で示したものと同じ構造のもので、ろ過槽4の内部には、ゼオライトなどの細孔を有する鉱物、砂(軽石含む)、活性炭、プラスチック、ゴムなどを混入したろ過材5が充填されており、このろ過材がし尿や雑排水中に含まれる浮遊物質を捕捉する。これにより、嫌気槽で捕捉しきれなかったし尿や雑排水中の浮遊物質を、除去することができる。
ここで、このろ過槽4の内部に充填されたろ過材5は、捕捉した浮遊物質が多くなるほど、ろ過材5が目詰まりし、水が流れにくくなるか、もしくは、全く流れなくなる。これを無動力・無電源の自動洗浄機構6により、ろ過材5に目詰まりが発生したとき、自動的にろ過材5の洗浄が行われ、このろ過材5の目詰まりが解消される。これにより、ろ過槽4の内部に充填されたろ過材5が、安定してし尿や雑排水中の浮遊物質を除去することができる。
図3は、本発明の排水処理槽で嫌気槽2の後にろ過槽4を有し、ろ過槽4の後に処理水槽7を有し、これを点検するための点検口11を備えた構造のものを示す。嫌気槽2の構造は、図1で示したものと同じ構造のもので、ろ過槽4の構造は、図2で示したものと同じ構造のものである。処理水槽7は、ろ過槽4のろ過材5の目詰まりを無動力・無電源の自動洗浄機構6により解消した際に、万一、ろ過槽4から浮遊物質が流れ出た場合でも、この処理水槽7で沈降・貯留する。これにより、ろ過槽4のろ過材5の目詰まりの原因となった浮遊物質は、万一、ろ過槽4から流れ出た場合でも処理水槽7により除去されたこととなる。
図4は、本発明の排水処理槽で嫌気槽2の後にろ過槽4を有し、ろ過槽4の後に処理水槽7を有し、処理水槽7の後に消毒槽8を有し、これを点検するための点検口11を備えた構造のものを示す。嫌気槽2の構造は、図1で示したものと同じ構造のもので、ろ過槽4の構造は、図2で示したものと同じ構造のもので、処理水槽7の構造は、図3で示したものと同じ構造である。消毒槽8の内部には、塩素系薬剤10を充填した筒9を備え、この塩素系薬剤10が処理水槽7から流れてきたし尿や雑排水と接触することで溶解し、このし尿や雑排水中に含まれる病原性大腸菌などの微生物を滅菌する。これにより、これらの微生物が排水処理槽の外部へ放流されることを抑制し、環境及び人体への悪影響を防ぐことができる。
図1、図2、図3、図4に示された排水処理槽本体1、嫌気槽2、ろ過槽4、処理水槽7、消毒槽8、汚泥引抜口付仕切板12は、ポリプロピレンやポリエチレン、ポリアセタール、ナイロン、ジシクロペンタジエンなどの樹脂原料を用いて作られた射出成型品で、水漏れの原因となるような穴や亀裂が生じることがなく、大量に、誰にでも、この排水処理槽を製造することができ、安定的に供給することができる。
図1、図2、図3、図4に示された排水処理槽上部の土壌の層13は、排水処理槽本体1の内部から発生した臭気が、この土壌の層13を通過する際、この土壌の層13に生息する微生物によって、臭気の原因となる成分が分解される。これにより、周囲に不快な臭いが漂わなくなる。
1:排水処理槽本体
2:嫌気槽
3a:嫌気槽に充填した網状骨格体のろ材でドーナツ円筒状のもの大
3b:嫌気槽に充填した網状骨格体のろ材でドーナツ円筒状のもの小
4:ろ過槽
5:ろ過槽に充填したろ過材
6:ろ過材が目詰まりした時の自動洗浄機構
7:処理水槽
8:消毒槽
9:薬剤を充填した筒
10:塩素系薬剤
11:点検口
12:汚泥引抜口付仕切板
13:土壌の層
2:嫌気槽
3a:嫌気槽に充填した網状骨格体のろ材でドーナツ円筒状のもの大
3b:嫌気槽に充填した網状骨格体のろ材でドーナツ円筒状のもの小
4:ろ過槽
5:ろ過槽に充填したろ過材
6:ろ過材が目詰まりした時の自動洗浄機構
7:処理水槽
8:消毒槽
9:薬剤を充填した筒
10:塩素系薬剤
11:点検口
12:汚泥引抜口付仕切板
13:土壌の層
Claims (6)
- トイレから排出されるし尿や、台所・浴室・洗面所・洗濯機から排出される雑排水を、電源が必要な空気供給装置を使用せず、無動力・無電源で、浄化し放流することができ、嫌気槽を有し、これを点検するための点検口を備えた構造の排水処理槽であって、この嫌気槽の内部に、網状骨格体のろ材を充填し、し尿や雑排水中のBODを50〜80%除去、浮遊物質を50〜80%除去することができる排水処理槽。
- 前記嫌気槽の後にろ過槽を有した構造の排水処理槽であって、このろ過槽の内部に、ゼオライトなどの細孔を有する鉱物、軽石、砂、活性炭、プラスチック、ゴムなどを原料として作られたろ過材を充填し、無動力・無電源のサイフォン洗浄方式、ロータンク洗浄方式、オーバーフロー洗浄方式、エアー洗浄方式のいずれかによる自動洗浄機構を備え、このろ過材が目詰まりした場合でも、この目詰まりを解消することができる請求項1に記載の排水処理槽。
- 前記ろ過槽の後に、処理水槽を有した構造の排水処理槽であって、ろ過槽の自動洗浄の際に流れ出た処理水槽中の浮遊物質を沈降・貯留することができる請求項2に記載の排水処理槽。
- 前記嫌気槽の後、もしくは前記ろ過槽の後、もしくは前記処理水槽の後に、消毒槽を有した構造の排水処理槽であって、この消毒槽には、塩素系の薬剤を充填した筒を備え、消毒槽中の大腸菌を滅菌することができる請求項1、または2、または3に記載の排水処理槽。
- ポリプロピレンやポリエチレン、ポリアセタール、ナイロン、ジシクロペンタジエンなどの樹脂原料を用いて作られた射出成型品を排水処理槽の全体槽として使用し、さらに、この排水処理槽内部の各槽を仕切るための仕切り板や、各槽に付随する部品にも、同様の樹脂原料を用いて作られた射出成型品を使用した請求項1〜4のいずれかに記載の排水処理槽。
- 排水処理槽の上部に土壌の層を設け、臭いの原因となる臭気成分を分解し、不快な臭いがしない請求項1〜5のいずれかに記載の排水処理槽。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011229253A JP2013075283A (ja) | 2011-09-29 | 2011-09-29 | 無動力無電源排水処理槽 |
IN3223DEN2014 IN2014DN03223A (ja) | 2011-09-29 | 2012-03-14 | |
PCT/JP2012/057253 WO2013046756A1 (ja) | 2011-09-29 | 2012-03-14 | 無動力無電源排水処理槽 |
BR112014006590A BR112014006590A2 (pt) | 2011-09-29 | 2012-03-14 | tanque de tratamento de água servida sem potência mecânica e sem fonte de alimentação elétrica |
EP12834882.8A EP2762454A4 (en) | 2011-09-29 | 2012-03-14 | WASTE WATER TREATMENT TANK WITHOUT MECHANICAL ENERGY AND WITHOUT SOURCE OF ELECTRICAL ENERGY |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011229253A JP2013075283A (ja) | 2011-09-29 | 2011-09-29 | 無動力無電源排水処理槽 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013075283A true JP2013075283A (ja) | 2013-04-25 |
Family
ID=47994826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011229253A Withdrawn JP2013075283A (ja) | 2011-09-29 | 2011-09-29 | 無動力無電源排水処理槽 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP2762454A4 (ja) |
JP (1) | JP2013075283A (ja) |
BR (1) | BR112014006590A2 (ja) |
IN (1) | IN2014DN03223A (ja) |
WO (1) | WO2013046756A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104355496A (zh) * | 2014-11-06 | 2015-02-18 | 中国环境科学研究院 | 一种折流式餐厨废水处理装置 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103508510B (zh) * | 2013-09-11 | 2016-01-20 | 上海市政工程设计研究总院(集团)有限公司 | 一种上向流活性炭滤池 |
CN104445676A (zh) * | 2014-10-31 | 2015-03-25 | 苏州腾纳环保科技有限公司 | 一种净水双节滤芯 |
CN109292995B (zh) * | 2018-11-23 | 2020-07-31 | 山东大学 | 三相高效补氧人工湿地系统 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4933076A (en) * | 1988-09-09 | 1990-06-12 | Eiji Oshima | Multi-unit flush system having carbon adsorber column in calcium carbonate bed |
JPH03188996A (ja) * | 1989-12-19 | 1991-08-16 | Sanki Eng Co Ltd | 地下置満水型下水処理槽 |
JP2605175B2 (ja) * | 1990-11-06 | 1997-04-30 | 幹 佐藤 | 改良便槽 |
JP2511807B2 (ja) * | 1994-06-10 | 1996-07-03 | 明邦工業株式会社 | 浄化槽に用いる濾材収納棚用格子の製造法 |
JP3235957B2 (ja) * | 1995-12-20 | 2001-12-04 | オルガノ株式会社 | 生物学的水処理装置 |
CA2357907A1 (en) * | 2001-09-26 | 2003-03-26 | Garfield R. Lord | Bacteria growth apparatus for use in multi chamber biological reactor used after a settling tank or solids removal apparatus |
WO2008089468A2 (en) * | 2007-01-20 | 2008-07-24 | Chaffee Kevin R | Submersible media-filled wastewater treatment filter |
-
2011
- 2011-09-29 JP JP2011229253A patent/JP2013075283A/ja not_active Withdrawn
-
2012
- 2012-03-14 EP EP12834882.8A patent/EP2762454A4/en not_active Withdrawn
- 2012-03-14 BR BR112014006590A patent/BR112014006590A2/pt not_active IP Right Cessation
- 2012-03-14 WO PCT/JP2012/057253 patent/WO2013046756A1/ja active Application Filing
- 2012-03-14 IN IN3223DEN2014 patent/IN2014DN03223A/en unknown
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104355496A (zh) * | 2014-11-06 | 2015-02-18 | 中国环境科学研究院 | 一种折流式餐厨废水处理装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP2762454A1 (en) | 2014-08-06 |
BR112014006590A2 (pt) | 2017-04-04 |
EP2762454A4 (en) | 2015-03-25 |
WO2013046756A1 (ja) | 2013-04-04 |
IN2014DN03223A (ja) | 2015-05-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101638970B1 (ko) | 엠비비알을 이용한 선박용 오폐수 처리 장치 | |
KR101722059B1 (ko) | 빗물을 이용하여 생성한 세정수의 순환사용이 가능한 순환수세 화장실처리시스템 | |
WO2013046756A1 (ja) | 無動力無電源排水処理槽 | |
RU2012134592A (ru) | Установка очистки хозяйственно-бытовых сточных вод | |
KR20170016172A (ko) | 무방류 순환화장실의 분뇨 오폐수정화장치 | |
KR101039472B1 (ko) | 전시용 수족관 사육수 여과장치 | |
CN103086564B (zh) | 无动力净化槽 | |
CN108046530A (zh) | 一种设置新型接触氧化池的医疗废水处理系统 | |
JPWO2008111643A1 (ja) | 有機汚水処理装置 | |
JP4381556B2 (ja) | 合併処理浄化槽 | |
CN202390281U (zh) | 无动力净化槽 | |
RU156535U1 (ru) | Устройство для очистки бытовых сточных вод | |
KR100414557B1 (ko) | 순환식 무 방류 화장실 분뇨처리장치 | |
JP4444430B2 (ja) | 単独処理浄化槽の合併処理化方法 | |
KR102614611B1 (ko) | 화장실용 정화장치 | |
CN219098913U (zh) | 一种三池化粪污水处理装置 | |
CN203513439U (zh) | 组合式生活污水处理装置 | |
JP5000594B2 (ja) | 合併処理浄化槽 | |
CN1868899B (zh) | 全自动污水回用不排污的方法及其设备 | |
MX2009014232A (es) | Planta y proceso de tratamiento para aguas residuales de rastro. | |
JP2018015740A (ja) | 散水ろ床装置及び散水ろ床装置洗浄方法 | |
KR200328692Y1 (ko) | 순환식 무 방류 화장실 분뇨처리장치 | |
AU2015101547A4 (en) | A green toilet system and method | |
JP6153380B2 (ja) | 水処理装置 | |
JP2003313917A (ja) | 循環式浄化装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20141202 |