JP2013075172A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

ドラム式洗濯機 Download PDF

Info

Publication number
JP2013075172A
JP2013075172A JP2012237415A JP2012237415A JP2013075172A JP 2013075172 A JP2013075172 A JP 2013075172A JP 2012237415 A JP2012237415 A JP 2012237415A JP 2012237415 A JP2012237415 A JP 2012237415A JP 2013075172 A JP2013075172 A JP 2013075172A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
drum
rotation
tank
outer tub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012237415A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5860793B2 (ja
Inventor
Keizo Kawamura
圭三 川村
Toshifumi Koike
敏文 小池
Shoji Hayashi
正二 林
Naoki Kotani
直己 小谷
Tatsunari Tobita
達成 飛田
Saiki Hori
歳季 堀
Akinori Kaneko
哲憲 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Appliances Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Appliances Inc filed Critical Hitachi Appliances Inc
Priority to JP2012237415A priority Critical patent/JP5860793B2/ja
Publication of JP2013075172A publication Critical patent/JP2013075172A/ja
Priority to TW102138072A priority patent/TWI535910B/zh
Priority to CN201310520626.0A priority patent/CN103789961B/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP5860793B2 publication Critical patent/JP5860793B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F35/00Washing machines, apparatus, or methods not otherwise provided for
    • D06F35/005Methods for washing, rinsing or spin-drying
    • D06F35/008Methods for washing, rinsing or spin-drying for disinfecting the tub or the drum
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F33/00Control of operations performed in washing machines or washer-dryers 
    • D06F2204/06

Abstract

【課題】簡単な構造でドラムと外槽の清潔度を向上させ消費電力量を低減するドラム式洗濯機を提供する。
【解決手段】筐体内に支持され内部に水を溜める外槽と、該外槽に内包され洗濯物を収容するドラムと、該ドラムを回転駆動する駆動装置と、該駆動装置を制御する制御部と、前記外槽内に給水する給水手段とを備え、洗い工程およびすすぎ工程を有するドラム式洗濯機において、前記すすぎ工程は、前記給水手段により前記外槽内に水を溜めた状態で前記ドラムを連続回転させる工程を有し、前記すすぎ工程で利用したすすぎ水の一部を排出した後、前記制御部は、前記ドラムの一部が残った水に浸かったまま、前記ドラムを一周未満で回転させる弧回転を実行し、前記弧回転は、前記連続回転を開始させるときよりも高い加速度で加速、または、前記連続回転を停止させるときよりも短い制動時間で停止させる急弧回転である。
【選択図】 図8

Description

本発明は、ドラム式洗濯機に関する。
ドラム式洗濯機では、内槽や外槽に汚れが付着するため、洗濯運転とは別に槽洗浄を目的としたコースを設定できるものがある。しかし、槽洗浄を目的としたコースでは、洗浄用の薬剤が必要になり、また槽洗浄コースをユーザが選択する操作が必要になるなど洗浄作業が煩雑であった。
一方で、縦型の洗濯機であって、水等の洗浄液を供給管から、外槽の内壁面に向けて噴出すると共に、内槽の外側面に向けて噴出し、壁面に付着した石鹸かす等の汚れを除去する技術が提案されている(特許文献1参照)。
また、衣類の洗浄性能を向上させるため、ドラムの急弧回転と急制動を繰り返し行うドラム式洗濯機も提案されている(特許文献2参照)。
特開平5−253392号公報 特開2008−194255号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術は、洗浄液の供給管や噴射口を別途設ける必要があり、構造が複雑になる。また、特許文献2では、すすぎ工程において多量の水が溜まった状態で急加速または急制動しているので、水との抵抗が大きくドラムの回転速度が低くなり、その状態でドラムの回転速度を高くしようとすると、過負荷運転となる虞やモータの消費電力量が増加してしまう問題がある。
本発明は、上記の問題を解決するものであり、簡単な構造でドラムと外槽の清潔度を向上させ消費電力量を低減するドラム式洗濯機を提供することを目的とする。
本発明は、筐体内に支持され内部に水を溜める外槽と、該外槽に内包され洗濯物を収容するドラムと、該ドラムを回転駆動する駆動装置と、該駆動装置を制御する制御部と、前記外槽内に給水する給水手段とを備え、洗い工程およびすすぎ工程を有するドラム式洗濯機において、前記すすぎ工程は、前記給水手段により前記外槽内に水を溜めた状態で前記ドラムを連続回転させる工程を有し、前記すすぎ工程で利用したすすぎ水の一部を排出した後、前記制御部は、前記ドラムの一部が前記外槽内に残った水に浸かったまま、前記ドラムを一周未満で回転させる弧回転を実行し、前記弧回転は、前記連続回転を開始させるときよりも高い加速度で加速、または、前記連続回転を停止させるときよりも短い制動時間で停止させる急弧回転であることを特徴とする。
本発明によれば、簡単な構造でドラムと外槽の清潔度を向上させ消費電力量を低減するドラム式洗濯機を提供できる。
第1実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機の外観を示す斜視図である。 第1実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機の内部構造を示す側面図である。 第1実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機の内部構造を示す斜視図である。 第1実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機の内部構造を示す背面図である。 給水電磁弁と洗浄水供給ホースと水抜きホースとの接続状態を示す斜視図である。 外槽給水継手の縦断面図である。 洗浄水供給ホースと水抜きホースとの位置関係を示す側面図である。 第1実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機の槽洗浄工程を示す平面図である。 第1実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機の槽洗浄工程を示す平面図である。 ドラム式洗濯乾燥機を示すブロック図である。 ドラム式洗濯乾燥機の運転時のメイン制御を示すフローチャートである。 槽洗浄工程における制御を示すフローチャートである。 脱水工程における制御を示すフローチャートである。 各種給水電磁弁の開閉動作を示す全体工程表である。 ドラム背面に取り付けた水掻き部を示す図である。 水掻き部の詳細を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下では、洗濯から乾燥までの工程を行うことができるドラム式洗濯乾燥機(以下、洗濯乾燥機と表記する)を例に挙げて説明する。また、以下では、洗濯乾燥機S1を正面から見たときの方向を基準として説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、第1実施形態の洗濯乾燥機S1は、外郭が鋼板と樹脂成型品とを組み合わせて構成された筐体1を有し、筐体1がベース1hの上に取り付けられて構成されている。筐体1は、左右の側板1a,1b(1bは図4参照)、前面カバー1c、背面カバー1d(図2参照)、上面カバー1e、下部前面カバー1fで構成されている。左右の側板1a,1bは、コの字型の上補強材(図示せず)、前補強材(図示せず)、後補強材(図示せず)で結合されており、ベース1hを含めて箱状の筐体1を形成し、筐体として十分な強度を有している。
前面カバー1cの略中央には、衣類など(洗濯物、乾燥対象物)を出し入れするための投入口を塞ぐドア2が、前補強材に設けたヒンジで開閉可能に支持されて構成されている。ドア2の近傍の前面カバー1cには、ドア2のロック機構(図示せず)を解除するドア開放ボタン3が設けられている。ドア開放ボタン3を押すことで、ロック機構(図示せず)が外れてドア2が開き、ドア2を前面カバー1cに押し付けることでロックされて閉じるようになっている。図示しない前補強材は、後記する外槽20(図2参照)の開口部20b(図3参照)と同心に、衣類を出し入れするための円形の開口部を有している。
筐体1の上部中央には、電源スイッチ4a、操作スイッチ4b,4c、表示器4dなどを備えた操作パネル4が設けられている。操作パネル4は、筐体1下部に設けた制御装置60(図2および図3参照)に電気的に接続されている。また、操作パネル4の左側には、洗剤や柔軟剤などを投入する引き出し式のトレイ5が設けられている。
また、操作パネル4の右側には、引き出し式の乾燥フィルタ6が設けられている。乾燥フィルタ6は、メッシュ式のフィルタ6a(図3参照)を備えており、糸くずなどが除去されるようになっている。乾燥フィルタ6の掃除は、乾燥フィルタ6を引き出してメッシュ式のフィルタ6a(図3参照)を取り出して行う。また、上面カバー1eには、水道栓からの給水ホース接続口7a,風呂の残り湯の吸水ホース接続口7bが設けられている。
図2に示すように、洗濯乾燥機S1は、筐体1内に、回転可能に支持された円筒状の洗濯兼脱水槽としての内槽(回転ドラム)10が設けられている。この内槽10は、前側(手前側)端面に衣類を出し入れするための開口部10aを有するとともに、その周壁に通水および通風のための多数の貫通孔(図示せず)を有している。
開口部10aの縁部には、内槽10と一体のバランスリング(流体バランサともいう)10bが設けられている。このバランスリング10bは、その内部に比重の大きな流体を封入して構成され、内槽10の回転時に洗濯物の偏り等によって偏心が生じたときに、バランスリング10b内での流体の移動によって偏心をキャンセルし、回転のバランスを維持する働きを有する。
内槽10の内周壁には、奥行き方向(軸方向)に延びるリフタ10cが複数個設けられている。洗濯、乾燥時に内槽10が回転すると、衣類などがリフタ10cと遠心力で周壁に沿って持ち上がり、重力で落下するような動きを繰り返すようになっている。内槽10の回転中心O1は、開口部10a側が高くなるように傾斜している。
また、洗濯乾燥機S1は、内槽10を同軸上に内包し、前面が開口した円筒状の外槽20を備えている。外槽20は、外槽本体21と外槽カバー22とで構成されている。外槽本体21の前面の開口(図示せず)には、合成樹脂製の外槽カバー22が設けられ、外槽20内への貯水を可能としている。外槽カバー22の前側(手前側)中央には、衣類などを出し入れするための開口部(図示せず)が形成されている。開口部22aと前補強材に設けた開口部は、ゴム製のパッキン(図示せず)で接続されている。このパッキン23は、外槽20とドア2との水密性を維持する役割を果たしている。これにより、洗い、すすぎおよび脱水時の水漏れの防止が図られている。外槽20の底面最下部には、排水口20cが設けられ、排水ホース8が接続されている。
排水ホース8の先端部は、床面Gに設けられた排水孔101に接続されている。また、排水ホース8の途中には、排水弁Vが設けられ、この排水弁Vを閉じて給水することで外槽20内に水が溜められ、排水弁Vを開くことで外槽20内の水が機外へ排出される。
また、洗濯乾燥機S1は、外槽20の背面中央(底面中央)に、内槽10を回転駆動するためのモータMが取り付けられている。なお、モータMの回転軸m1は、外槽20を貫通し、内槽10の背面に設けられた金属製フランジ10eと結合している。また、外槽20の下部は、下側をベース1hに固定された複数のサスペンション9(コイルばねとダンパで構成)で防振支持されている。また、外槽20の上部は、上部補強部材に取り付けた補助ばね(図示せず)で支持されており、外槽20の前後方向への倒れを防ぐように構成されている。
また、洗濯乾燥機S1は、筐体1の背面内側および上面内側を通る送風ダクト(送風路)30を備えている。送風ダクト30は、外槽20の背面側を上下方向に延びるダクト32と、外槽20の上面側を後方から前方に延びるダクト33とを有している。
ダクト32の下部には、排水弁Vの下流において排水ホース8と合流するように接続されるオーバーフロー用のホース15が接続されている。このホース15の上流端は、後記するベローズ31よりも上側に位置するように接続されている。
ダクト33の下流側には、ファン41(送風手段)とヒータ42(加熱手段)とを備えた送風ファンユニット40が設けられている。
なお、図示していないが、ダクト32内には、例えば、水冷除湿機構として、多数の突起が形成されたステンレス製のプレート(熱交換板)が配設されており、プレートには、その壁面に沿って冷却水を流すための給水管(図示せず)が接続されている。後記する冷却水給水電磁弁12dが開弁されることにより、水冷除湿が機能するようになっている。
送風ダクト30(ダクト32)の下部は、外槽20の背面下部に設けられた出口20dに柔軟構造のベローズ31で略水平に接続されている。
図3に示すように、ファン41は、いわゆるターボファンなどと称されるものであり、ファンケース41a内に、複数枚の羽根で構成された羽根車(図示せず)が収容され、羽根車の周囲にスクロール状(渦巻き状)の流路(図示せず)が形成されて構成されている。また、ファンケース41aの外面には、羽根車の回転中心の一面側に、空気を吸い込む吸気孔(図示せず)が形成され、他面側に、羽根車を高速で回転させる電動機M1が取り付けられている。
ヒータ42(図2参照)は、PTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータなどで構成され、ファンケース41a内のスクロール状の流路の下流側に設けられている。また、ヒータ42の下流側のファンケース41aには、ヒータ42により生成された温風(乾燥用の空気)が吐出される吐出口(図示せず)が形成されている。
ダクト33(図2参照)は、フィルタダクト33aを備え、フィルタダクト33aの前面は開口部を有しており、この開口部に引き出し式の乾燥フィルタ6が挿入される。乾燥フィルタ6の下流側は、送風ファンユニット40の吸気孔(図示せず)と接続され、送風ファンユニット40の吐出口(図示せず)に、温風ダクト35、ベローズ36、温風吹出ノズル37が順に接続されている。
洗濯乾燥機S1は、循環ポンプPと循環ホースH1,H2を備え、外槽20内の貯留水を循環させる機能を有している。循環ポンプPは、外槽20の下方に配置され、その導入ポートが循環ホースH1を介して外槽20の底部と接続され、導出ポートが循環ホースH2を介して外槽カバー22の側部に接続されている。これにより、外槽20内に貯留された水を循環ポンプPによって汲み上げて、内槽10内の洗濯物の上部H3方向と内槽10と外槽20の間H4方向に散水されるように構成されている。
図4に示すように、トレイ5(図1参照)の後方には、5連の給水電磁弁Tや風呂水給水ポンプU、給水経路ユニット(図示せず)などを備えた給水ユニット12(給水手段)が設けられている。5連の給水電磁弁Tは、洗剤給水電磁弁12aと、仕上剤給水電磁弁12bと、外槽給水電磁弁12cと、冷却水給水電磁弁12dと、槽洗浄給水電磁弁12e(給水手段)とを備えている。
洗剤給水電磁弁12aは、給水ホース接続口7aからの水道水を、図示しない給水経路を通って、トレイ5(図3参照)の洗剤投入室(図示せず)に給水する。洗剤投入室に注水された水道水は、投入された洗剤とともに、投入ホース(図示せず)を介して、外槽20内に注水される。
仕上剤給水電磁弁12bは、給水ホース接続口7aからの水道水を、図示しない給水経路を通って、トレイ5(図3参照)の仕上剤投入室(図示せず)に給水する。仕上剤投入室に注水された水道水は、投入された仕上剤とともに、投入ホース(図示せず)を介して、外槽20内に注水される。
外槽給水電磁弁12cは、給水ホース接続口7aからの水道水を、図示しない給水経路を通って、注水ホース(図示せず)から外槽20内に給水する。
冷却水給水電磁弁12dは、給水ホース接続口7aからの水道水を、図示しない給水経路を通って、送風ダクト30(図2参照)の水冷除湿機構(図示せず)に給水する。
槽洗浄給水電磁弁12eは、給水ホース接続口7aからの水道水を、図示しない給水経路を通って、図5に示す洗浄水供給ホース55(洗浄水供給配管)を介して外槽カバー22側(図示しない水路部材)に給水する。
なお、風呂水給水ポンプUで汲み上げられた吸水ホース接続口7bからの風呂水は、図示しない給水経路を通って、注水ホース(図示せず)から外槽20内に給水される。
図5に示すように、5連の給水電磁弁Tは、外槽20の上部左寄りに配置されている。なお、図5では、給水ユニット12(図4参照)から5連の給水電磁弁Tのみを抜き出した状態を示している。
槽洗浄給水電磁弁12eの吐出ポート(図示せず)には、分岐継手54が図示しないシール部材(Oリングなど)を介して接続され、この分岐継手54の先端に洗浄水供給ホース55の一端が接続され、分岐継手54の側面(周面)に水抜きホース56(水抜き配管)が接続されている。
洗浄水供給ホース55は、外槽本体21に沿って前方に延び、外槽カバー22の位置で左右方向の中央に折れ曲がるようにして延び、外槽カバー22の頂点部(中央部)に設けられた給水口(図示せず)に図示しないシール部材を介して接続されている。
水抜きホース56は、分岐継手54から下方に延び、そして後方に折れ曲がりながら延び、外槽20(外槽本体21)の外側面後部に設けられた外槽給水継手24に接続されている。なお、外槽給水継手24は、トレイ5の洗剤投入室(図示せず)や仕上剤投入室(図示せず)に連通するケースと蛇腹ホース(図示せず)を介して接続されている。
図6に示すように、外槽給水継手24は、外槽本体21に接続される継手24aと、前記蛇腹ホースと接続される継手24bとが側断面視L字状に組み付けられて構成されている。また、継手24aにより構成される流路と継手24bにより構成される流路との境界に、ゴム製の逆止弁24cが設けられている。この逆止弁24cは、継手24b側の流路から継手24a側の流路への流体の通流のみを可能とするものであり、後記する乾燥工程時に外槽20内に発生する蒸気が継手24aから継手24bへ通流するのを遮断するようになっている。
また、水抜きホース56は、継手24aの上部に接続されている。この継手24aには、水抜きホース56が接続される円筒状のホース接続部24a1が形成されている。このホース接続部24a1の底部には、継手24a内部の流路と連通する水抜き孔24a2が形成されている。なお、この水抜き孔24a2が、水抜きホース56(水抜き配管)が接続される出口に相当する。
図7に示すように、洗浄水供給ホース55および水抜きホース56は、洗浄水供給ホース55が水抜きホース56よりも鉛直方向(上下方向)において上側に位置している。これにより、洗浄水供給ホース55内の残留水が、水抜きホース56を介して外槽20内に排出されることで、洗浄水供給ホース55内が残留水凍結によって閉塞するのを防止できる。
次に、本実施形態の洗濯乾燥機S1の動作について説明する。まず、本実施形態の洗濯乾燥機S1の全体の構成について簡単に説明する。図10に示すように、制御装置(マイクロコンピュータ)60は、CPU(Central Processing Unit)、プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力回路などで構成され、各種スイッチ4b,4cに接続される操作ボタン入力回路62や、水位センサ63、温度センサ64、振動センサ65と接続され、使用者のボタン操作や洗濯工程、乾燥工程での各種情報信号を取得する。なお、温度センサ64は、外気温度を検出する外気温度センサ、排水口20cの温度を検出する温度センサなどが含まれる。
また、制御装置60は、各駆動回路66を介して、各給水電磁弁12a〜12e、風呂水給水ポンプU、排水弁V、モータMの回転速度(内槽10の回転速度)およびファン41の回転速度、ヒータ42の通電(ON/OFF)を制御する。また、制御装置60は、使用者に洗濯機S1の動作状態を知らせるための表示器4dや発光ダイオード67、ブザー68を制御する。
制御装置60は、電源スイッチ4aが押されて電源が投入されると起動し、例えば、図11ないし図13に示す洗濯および乾燥の基本的な制御処理プログラムを実行する。なお、以下では、洗濯から乾燥までの一連の運転が行われる場合について図11ないし図14を参照して説明する。
図11に示すように、制御装置60は、洗い工程(ステップS100)、すすぎ工程(ステップS200)、槽洗浄工程(ステップS300)、脱水工程(ステップS400)、乾燥工程(ステップS500)が順に実行される。
図14に示すように、洗い工程(S100)の布量センシング工程(S100−S1)において、制御装置60は、内槽10を回転させ、注水前の衣類について布量を算出する。
なお、布量は、モータMの回転速度と電流値に基づいて、内槽10内の衣類の重量を算出することができる。衣類の重量が増加することにより内槽10を回転させるための負荷が大きくなり、モータMに流れるモータ電流が多く必要になることから、モータMのモータ電流と回転速度により衣類の重量を算出することができる。なお、図14の表に示す槽回転速度の25〜45rpmは、内槽回転時(脱水時を除く)の回転速度である。
洗剤溶かし給水工程(S100−S2)において、制御装置60は、洗剤給水電磁弁12aを開弁し、トレイ5の洗剤投入室(図示せず)に水道水を給水する。トレイ5に注水された水道水は、洗剤を溶かしながら、蛇腹ホース(図示せず)、外槽給水継手24を介して外槽20内に注水される。なお、制御装置60は、洗剤給水電磁弁12aが開弁されてから所定時間経過後に閉弁する。
回転給水工程(S100−S3)において、制御装置60は、洗剤給水電磁弁12aの開弁を維持した状態において、内槽10を回転させながら、循環ポンプPを駆動して、洗濯水(高濃度の洗剤溶液)を循環させて衣類に洗濯水を散布しながら給水する。なお、ここでは、内槽10を所定の回転速度で回転させる。また、制御装置60は、回転給水終了後、洗剤給水電磁弁12aを閉じる。
前洗い工程(S100−S4)において、制御装置60は、高濃度の洗剤溶液で衣類を洗う。
布質センシング工程(S100−S5)において、制御装置60は、水を含んだ状態の衣類の重量を算出する。そして、制御装置60は、布量センシング工程(S1)で算出した衣類の重量と布質センシング工程(S5)で算出した水を含んだ状態の衣類の重量から、衣類の布質(吸水性)を判定する。判定された衣類の布質に従って以下の工程が実行される。
補給水工程(S100−S6)において、制御装置60は、布量センシング工程(S1)で算出した衣類の重量と、布質センシング工程(S5)で判断した衣類の布質に合わせて、外槽給水電磁弁12cおよび槽洗浄給水電磁弁12eを開弁して、外槽20の内部に給水する。例えば、タオル生地など吸水性の高いものであれば、補給水工程において洗濯水を補給する。なお、給水終了後、制御装置60は、外槽給水電磁弁12cおよび槽洗浄給水電磁弁12eを閉弁する。この補給水工程において、槽洗浄給水電磁弁12eを開弁することにより、外槽カバー側ノズル(図示せず)から洗浄水が散水され、それまでの洗い工程で外槽カバー22内の上部や内槽10の前端側面部などに付着した洗剤成分を流すことができる。
本洗い工程(S100−S7)において、制御装置60は、内槽10を左右両方向に回転させながら衣類を洗う。本洗いが終了すると、衣類のアンバランス状態を監視し、脱水に移行するか否かを判断する。
ステップS200のすすぎ工程では、すすぎ1工程およびすすぎ2工程が実行される。
すなわち、すすぎ1の排水工程(S200−S8)において、制御装置60は、排水弁Vを開弁し、外槽20内の洗濯水を排水する。なお、排水の終了判定は、水位センサの検出値によって行われる。
脱水工程(S200−S9)において、制御装置60は、排水終了後、内槽10を高速で回転させて衣類に含まれる洗濯水を脱水する。なお、脱水時の内槽10の回転速度は、例えば1000rpm以上に設定される。
回転シャワー工程(S200−S10)において、制御装置60は、排水弁Vを閉弁し、外槽給水電磁弁12cを開弁して、外槽20にすすぎ水を供給する。また、内槽10を回転させつつ、循環ポンプPを駆動して、すすぎ水を内槽10内の洗濯物の上部H3方向と内槽10と外槽20の間H4方向に散水する。これにより、洗濯物のすすぎと同時に内槽10と外槽20との間の汚れを洗浄する。
脱水工程(S200−S11)において、制御装置60は、内槽10を高速で回転させつつ、循環ポンプPを停止させて、衣類からすすぎ水を脱水する。
回転シャワー工程(S200−S12)において、制御装置60は、内槽10を回転させつつ、再び循環ポンプPを駆動して、すすぎ水を内槽10内の洗濯物の上部H3方向と内槽10と外槽20の間H4方向に散水する。
すすぎ2の排水工程(S200−S13)において、制御装置60は、内槽10および循環ポンプPを停止させて、排水弁Vを開弁し、外槽20内のすすぎ水を排水する。
脱水工程(S200−S14)において、制御装置60は、排水終了後、内槽10を高速で回転させて衣類に含まれる水(すすぎ水)を脱水する。
給水工程(S200−S15)において、制御装置60は、排水弁Vを閉弁、槽洗浄給水電磁弁12eを開弁して、外槽20にすすぎ水を供給する。制御装置60は、給水終了後、槽洗浄給水電磁弁12eを閉弁する。給水工程において、槽洗浄給水電磁弁12eを開弁して給水を行うことにより、すすぎ工程時に、外槽カバー22の上部などに付着した汚れを流すことができる。
仕上剤給水工程(S200−S16)において、制御装置60は、仕上剤給水電磁弁12bを開弁し、外槽20に仕上剤を含んだすすぎ水を供給する。制御装置60は、仕上剤給水終了後、仕上剤給水電磁弁12bを閉弁する。
回転給水・補給水工程(S200−S17)において、制御装置60は、外槽給水電磁弁12cおよび槽洗浄給水電磁弁12eを開弁し、すすぎ水を外槽20内に給水する。なお、吸水性の高い衣類が投入されていて、給水量が不足する場合には、すすぎ水を補給する。このときの水位は、衣類の量に応じて異なるが、最大でも水量11.5リットルを給水した場合の水位71(図8参照)となる。また、制御装置60は、外槽20にすすぎ水を溜めた状態で内槽10を回転させて衣類を攪拌しつつすすぐ。なお、このときの内槽10の回転速度は、35〜45rpmに設定される。
槽洗浄工程(S300−S18)において、図12に示すステップが実行される。図12に示すように、ステップS301で、制御装置60は、排水弁Vを開弁し、外槽20内のすすぎ水の一部を排水し、ステップS302で鉛直方向における内槽10の高さ25%程度の槽洗浄水位72(図8参照)まで水位が下がったかを判定し、槽洗浄水位72となっていた場合はステップS303で排水弁Vを閉弁する。排水の終了判定は、水位センサの検出値によって行われる。
次にステップS304で、内槽10を右回転73させ、回転角度74を45度以上180度以下で、急加速で回転させ急制動で停止させる急弧回転を行う。ここで急弧回転は、少なくとも回転シャワー工程(S200−S10)または回転シャワー工程(S200−S12)で内槽を連続回転させる開始時よりも大きい加速度で加速し、連続回転を停止させるときよりも短い制動時間(減速から停止までの時間)で停止する。また、内槽の最高回転速度は、40〜60rpmに設定される。回転角度は、ステップS305における経過時間によって設定され、所定時間が経過したらステップS306に移り急制動で内槽10の回転を停止させる。
内槽10の回転が停止したら内槽10を反対に左回転75させ、同様に回転角度74を45度以上180度以下で、急加速で回転させ急制動で停止させる急弧回転を行う(ステップS307〜S310)。この所定の角度範囲で行う左右急弧回転を交互に所定回数または所定時間繰り返す。
なお、急弧回転時の回転角度は、上記に限らず最高回転速度をより上げるため180度以上に設定されても良い。また、急弧回転させるときの内槽10の最高回転速度は20rpm(毎分あたりの回転回数)以上、望ましくは45rpm以上である。また、急弧回転の回転開始から所定回転速度に達するまでの時間は0.5〜4秒、望ましくは2秒以下とするのが良く、急制動終了までの制動時間は0.5〜5秒、望ましくは3秒以下が良い。左右回転は交互に30〜240秒繰り返す。
また、急弧回転時の加速度は、例えば、10rpm/s(毎秒あたりに上昇する回転速度)以上に設定し、より望ましくは40rpm/s以上に設定するのが良い。加速度の上限値は、使用するモータの性能や運転時の振動を考慮した値となるが、70rpm/s以下で設定されるのが良い。少なくとも、回転シャワー工程で、内槽10を連続回転させるときよりも高い加速度で加速、または、連続回転を停止させるときより短い制動時間で制動させ停止させる。なお、槽洗浄水位72は、内槽10停止時に内槽10底部から高さ5%以上30%以下で設定されるのが良いが、最低限内槽10に水が浸かる水位以上とする。
これによれば水位を下げて内槽10と水との接触面積が小さくなることにより、内槽10と水との抵抗が減少し、モータMの負荷が軽減するので消費電力を低減できる。また、内槽10の回転軸m1にモータMを連結する駆動機構(ダイレクトドライブ式)ではなく、モータMの駆動軸からプーリおよびベルトを介して内槽10の回転軸m1に連結している駆動機構(ベルトドライブ式)の場合、急加速や急制動により過負荷運転となると、ベルトスリップの発生や、ベルトの磨耗、異常音の発生などの問題があるが、外槽20内の水位を下げ、水による抵抗を減少させてから内槽10の急制動および急加速を行うことで過負荷運転となり難く、上記の問題発生を抑制できる。
また、外槽20内の水量を減らすことで、モータMの負荷を上げずに内槽10の回転速度を上昇させることが出来る。内槽10の回転速度が上昇することにより、外槽20内の水を巻き上げ外槽20上部を洗浄する作用が大きくなるとともに内槽10と水との相対速度が大きくなり内槽10の洗浄力が向上する。また、内槽10の回転速度を上昇させることにより内槽10の外側に存在する脱水孔等の凹凸と水の粘性によって内槽10と外槽20との間の水が流動し、外槽20と水との相対速度が大きくなり外槽20の洗浄力も向上する。
内槽10を回転させた場合、回転方向に合わせて外槽20と内槽10の間に水流が発生するので、一定速度で回転させ続けているときは内槽10外周壁と水流を形成している水との相対速度は小さくなる。そこで、内槽10を急加速させ場合、慣性で留まる水に対し内槽10の回転速度が急激に高まる。また、内槽10を急制動させた場合は、急停止した内槽10に対し慣性で動き続ける水流が高速で流れる。すなわち、内槽10を急加速または急制動することで、水を掻き揚げる槽洗浄作用に加え、内槽10と外槽20内の水との相対速度を高くできるので、内槽10外周壁やバランスリングの前面に付着する汚れを剥がれ落ちさせる作用が増大し、槽洗浄力を向上させることができる。
なお、弧回転とせずに一周を超えて回転させてしまっても良いが、上述のとおり内槽10を急制動または急加速させたときに高い槽洗浄力が得られるため、内槽10を一周未満で回転させる弧回転とした方が所定時間内の急制動および急加速の実行回数を増やすことができ、槽洗浄工程の時間短縮や消費電力量の削減も可能となる。
また、内槽10の急制動後に行う急加速を一方方向に繰り返すよりも、急制動した後に反対方向に急加速させる方が、内槽10の回転が外槽20底部に発生している水流の向きと反対方向の回転となるため、内槽10と外槽20内の水の相対速度をより大きくすることができ、高い槽洗浄効果が得られる。そのため、内槽10の停止時間は短いほど良く、急制動により内槽10の回転を停止させた後は、停止直後に反対方向へ急加速させるのが良い。
さらに、外槽20の下部に溜まった水が、内槽10の外側に存在する脱水孔等の凹凸によって掻き揚げられ、外槽20の底面や側面に当たって沿うように持ち上がり、外槽20の上部を洗い流し、外槽カバー22の内面や内槽10の前面に付着した汚れやゴミを取り除くことができ、外槽20の洗浄力が向上する。
なお、内槽10と外槽20との間の水をさらに掻き揚げ易くするために、内槽10の背面に突起を設けて形成した水掻き部70(図15、16参照)の機械力を利用する。この水掻き部70は、内槽10の底面のフランジの外周側近傍において径方向へ延びる形状となっており、これが水面に当たることで水流を発生させ、強い力が加わることで外槽20の汚れをさらに落とすことが可能となる。
また、本実施形態では、最終すすぎであるすすぎ2工程の後に槽洗浄工程を行っているが、本洗い工程やすすぎ1工程の後に槽洗浄工程を実施しても槽洗浄の効果が得られる。 なお、槽洗浄工程では、洗濯物のすすぎ作用も生じるため、すすぎ工程の一部として実行しても良い。例えば、給水工程(S200−S15)の直後に槽洗浄工程を実行する場合など、すすぎ工程の間で行うことでも槽洗浄効果が得られる。すすぎを複数回実行する場合は、二回目以降のすすぎで槽洗浄を行うとすすぎ水に含まれる汚れが減少するため槽洗浄に適している。
また、本実施形態では、槽洗浄工程において、外槽20内のすすぎ水の一部を排水し、急孤回転を行っているが、すすぎ水をさらに排水、または、全て排水した後、槽洗浄水位72(図8参照)まで補給し、一部または、全てきれいな水あるいは抗菌水を利用することにより、槽洗浄の効果がさらに向上する。なお、外槽20内に水を溜め直す場合も、元の水位より低くなるようにすることで、水の抵抗を軽減して槽洗浄が可能となる。
また、本実施形態では、槽洗浄工程において、外槽20内のすすぎ水の一部を排水し、急孤回転を行っているが、急孤回転の後に連続回転を実施することにより、外槽20の下部に溜まった水が、内槽10の外側に存在する脱水孔等の凹凸によって連続的に掻き揚げられ、外槽20の底面や側面に当たって沿うように持ち上がり、外槽20の全周を洗い流し、外槽カバー22の内面や内槽10の前面に付着した汚れやゴミを取り除くことができ外槽20の洗浄力がさらに向上する。
ここで、内槽10の回転数が240rpm以上の条件下では、洗浄水量が約7リットル(内槽10底面高さの25%程度の槽洗浄水位)あれば、外槽20及び外槽カバー22の内面全体に洗浄水を流すことが可能となる。
なお、ここで、内槽10の回転数を240rpm、槽洗浄水量を7リットルとしたが、これに限られない。すなわち、槽洗浄回転数をより高くすると槽洗浄水位はより低くても十分であり、槽洗浄回転数をより低くすると槽洗浄水位はより高くする必要がある。
また、連続回転の回転方向は外槽20の背面下部に設けられた出口20dからオーバーフロー用のホース15に洗浄水が流れ込まないよう右回転73方向が望ましい。
また、本実施形態では、槽洗浄工程において、外槽20内のすすぎ水の一部を排水し、急孤回転を行っているが、孤回転の回転中心位置76を図9に示すように全周に渡り移動させながら内槽10が静止している状態から急弧回転もしくは内槽10が弧回転している状態から急制動させることにより内槽10の全周を洗い流し、内槽10の洗浄力がさらに向上する。
例えば、内槽10を所定の角度範囲で左右に繰り返し急弧回転させて槽洗浄したあと、内槽を180度反転させて再度左右の急弧回転を行うことで、内槽10外周壁およびバランスリング10b前面に付着した汚れを満遍なく洗浄できる。また、反転ではなく、所定角度ずらした後に左右急弧回転、もしくは、一方方向に急弧回転を行っても良く、例えば、略120度おきに(0度→120度→240度)弧回転中心をずらして槽洗浄を行っても良い。すなわち、槽洗浄工程で急弧回転または急制動させる位置を移動させることで、高い洗浄力が得られる内槽10外周壁の範囲を変えながら槽洗浄することができる。
また、左右急弧回転を繰り返し行うときに、左回転と右回転で弧回転させる角度を変えることでも内槽10外周壁およびバランスリング10b前面を満遍なく洗浄することができる。例えば、右回転時の回転角度を180度、左回転時の回転角度を150度とすると左右1往復で30度ずつ急加速および急制動させる位置がずれていくので、左右急弧回転を12往復することで内槽10外周壁およびバランスリング10b前面を満遍なく洗浄することができる。
図12の説明に戻り、ステップS311において、制御装置60は、排水弁を開状態にして、図13に示す脱水工程に進む。
図13に示すように、ステップS401において、制御装置60は、排出弁Vを開弁する。これにより、槽洗浄工程で使用された外槽20内の使用済みの洗浄水が排水ホース8を介して機外に排出される。
このようにして槽洗浄工程を実行することにより、洗濯槽(内槽10、外槽20)内の全体の汚れやゴミが取り除かれ、また次回運転する際に汚れやゴミの付着を抑制することができる。
脱水工程に入り、ステップS401において制御装置60は、排水が完了したか否かを判定する。排水が完了したか否かは、水位センサ63の検出値に基づいて判定できる。ステップS401において、制御装置60は、排水が完了していないと判定した場合には(No)、ステップS401を繰り返し、排水が完了したと判定した場合には(Yes)、ステップS402に進み、図14に示す乾燥工程に進む。
乾燥工程(S500)において、制御装置60は、冷却水給水電磁弁12dを開弁して、ヒータ42を通電し、ファン41を駆動させる。これにより、衣類から発生した蒸気が水冷除湿部材(不図示)によって水分が取り除かれ(除湿され)、ヒータ42によって暖められた後に、乾燥した空気となって再び内槽10内に戻される。
なお、乾燥工程終了後においても、槽洗浄を行うようにして、乾燥運転で付着した埃を取り除くようにしてもよい。なお、内槽10に衣類が残っていないことを確認する処理を行う。
例えば、ユーザがドア2を開いて衣類を取り出し、ドア2を閉め、所定のボタン(例えばスタートボタン)を押すことで、槽洗浄工程を開始できる。ちなみに、衣類が投入されていないことで、内槽10を高速で回転させることが可能となり、少ない水量で回転させることができ、節水性能を高めることができる。
以上説明したように、洗濯乾燥機S1では、槽洗浄工程において、外槽20内のすすぎ水の一部を排水し、内槽10を左右の急弧回転および急制動または連続回転を繰り返す。
水位を下げて内槽10と水との接触面積が小さくなることにより、水との抵抗が減少し、モータMの負荷を上げずに内槽10の回転速度を上昇させることが出来る。内槽10の回転速度が上昇することにより内槽10と水との相対速度が大きくなり内槽10の洗浄力が向上する。また、内槽10の回転速度を上昇させることにより内槽10の外側に存在する脱水孔等の凹凸と水の粘性によって内槽10と外槽20との間の水が流動し、外槽20と水との相対速度が大きくなるとともに外槽20の全周に水が流れ、外槽カバー22の内面や内槽10の前面に付着した汚れやゴミを取り除くことができ、また汚れやゴミが堆積する前に洗い流すことで、洗濯槽(内槽10、外槽20)を清潔に保つことが可能になる。このようにして汚れやゴミの付着を抑制できることで、カビの繁殖や異臭の発生を抑制することが可能になる。
なお、本実施形態における槽洗浄工程(S300)は、所定の槽洗浄ボタンがオンに設定された状態で洗濯コース又は洗濯乾燥コースが開始された場合にのみ行い、オフに設定された状態で洗濯コース又は洗濯乾燥コースが開始された場合には、これらの槽洗浄工程を省略して通常の洗濯運転又は洗濯乾燥運転が行われる。したがって、槽洗浄をオンに設定していれば、洗濯コースや洗濯乾燥コースとは別の特別な槽洗浄コースを行わなくても、洗濯コースや洗濯乾燥コースの途中で自動的に急弧回転を行い槽壁面の汚れが残り難くできる。
本実施形態では、ドラム式洗濯乾燥機での実施例を説明したが、乾燥機能を搭載しないドラム式洗濯機へ本発明を適用しても良い。
1 筐体
10,10A 内槽
10b バランスリング
10d 絞り部(前端部側面)
12 給水ユニット(給水手段)
12e 槽洗浄給水電磁弁(給水手段)
20,20A 外槽
21,21A 外槽本体
22,22A 外槽カバー
24a2 水抜き孔(出口)
54 分岐継手(分岐部)
55 洗浄水供給ホース(洗浄水供給配管)
56 水抜きホース(水抜き配管)
60 制御装置
70 水掻き部
72 槽洗浄水位
73 右回転
74 回転角度
75 左回転
M モータ(駆動装置)
S1 ドラム式洗濯乾燥機

Claims (6)

  1. 筐体内に支持され内部に水を溜める外槽と、該外槽に内包され洗濯物を収容するドラムと、該ドラムを回転駆動する駆動装置と、該駆動装置を制御する制御部と、前記外槽内に給水する給水手段とを備え、洗い工程およびすすぎ工程を有するドラム式洗濯機において、
    前記すすぎ工程は、前記給水手段により前記外槽内に水を溜めた状態で前記ドラムを連続回転させる工程を有し、
    前記すすぎ工程で利用したすすぎ水の一部を排出した後、
    前記制御部は、前記ドラムの一部が前記外槽内に残った水に浸かったまま、前記ドラムを一周未満で回転させる弧回転を実行し、
    前記弧回転は、前記連続回転を開始させるときよりも高い加速度で加速、または、前記連続回転を停止させるときよりも短い制動時間で停止させる急弧回転であることを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 前記制御部は、前記ドラムを弧回転させているときに前記連続回転を停止させるときよりも短い制動時間で停止させ、停止直後に反対方向へ前記連続回転を開始させるときよりも高い加速度で弧回転させる左右急弧回転を実行することを特徴とする請求項1に記載のドラム式洗濯機。
  3. 前記制御部は、所定の角度範囲で前記左右急弧回転を繰り返し実行した後、前記ドラムを所定角度回転させて前記左右急弧回転を繰り返し実行することを特徴とする請求項2に記載のドラム式洗濯機。
  4. 前記制御部は、前記左右急弧回転を繰り返し実行し、
    右回転と左回転で弧回転させる角度を変えることを特徴とする請求項2に記載のドラム式洗濯機。
  5. 前記すすぎ工程は、前記外槽内の水を排出し前記給水手段により水を溜め直して行うすすぎを複数回有し、二回目以降のすすぎで前記外槽内の水の一部を排出した後、前記制御部は前記急弧回転を実行することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のドラム式洗濯機。
  6. 筐体内に支持され内部に水を溜める外槽と、該外槽に内包され洗濯物を収容するドラムと、該ドラムを回転駆動する駆動装置と、該駆動装置を制御する制御部と、前記外槽内に給水する給水手段とを備え、洗い工程およびすすぎ工程を有するドラム式洗濯機において、
    前記すすぎ工程は、前記給水手段により前記外槽内に水を溜めた状態で前記ドラムを連続回転させる工程を有し、
    前記すすぎ工程で利用したすすぎ水の少なくとも一部を排出した後に前記外槽内に給水し、元の水位より低くなるように前記外槽内の水を入れ替えた後、
    前記制御部は、前記ドラムの一部が水に浸かったまま、前記ドラムを一周未満で回転させる弧回転を実行し、
    前記弧回転は、前記連続回転を開始させるときよりも高い加速度で加速、または、前記連続回転を停止させるときよりも短い制動時間で停止させる急弧回転であることを特徴とするドラム式洗濯機。
JP2012237415A 2012-10-29 2012-10-29 ドラム式洗濯機 Active JP5860793B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012237415A JP5860793B2 (ja) 2012-10-29 2012-10-29 ドラム式洗濯機
TW102138072A TWI535910B (zh) 2012-10-29 2013-10-22 Drum washing machine
CN201310520626.0A CN103789961B (zh) 2012-10-29 2013-10-29 滚筒式洗衣机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012237415A JP5860793B2 (ja) 2012-10-29 2012-10-29 ドラム式洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013075172A true JP2013075172A (ja) 2013-04-25
JP5860793B2 JP5860793B2 (ja) 2016-02-16

Family

ID=48479098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012237415A Active JP5860793B2 (ja) 2012-10-29 2012-10-29 ドラム式洗濯機

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5860793B2 (ja)
CN (1) CN103789961B (ja)
TW (1) TWI535910B (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103276555A (zh) * 2013-05-20 2013-09-04 海尔集团公司 一种滚筒洗衣机的自清洁方法及滚筒洗衣机
WO2015165243A1 (zh) * 2014-04-30 2015-11-05 无锡小天鹅股份有限公司 滚筒洗衣机及其桶自清洁控制方法
CN105040349A (zh) * 2014-04-23 2015-11-11 日立空调·家用电器株式会社 滚筒式洗衣机
JP2016059652A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 日立アプライアンス株式会社 ドラム式洗濯機
JP2016202292A (ja) * 2015-04-16 2016-12-08 日立アプライアンス株式会社 ドラム式洗濯機
CN108603320A (zh) * 2016-02-01 2018-09-28 Lg 电子株式会社 滚筒洗衣机和用于清洁滚筒洗衣机的桶的方法
WO2019230384A1 (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
US11326292B2 (en) 2016-02-01 2022-05-10 Lg Electronics Inc. Drum washing machine and method for cleaning tub thereof

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102565509B1 (ko) * 2015-12-09 2023-08-11 삼성전자주식회사 급수장치 및 이를 갖는 세탁기

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004313232A (ja) * 2003-04-11 2004-11-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯機
JP2008220622A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd ドラム式洗濯機
JP2012196396A (ja) * 2011-03-23 2012-10-18 Panasonic Corp ドラム式洗濯機

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005131115A (ja) * 2003-10-30 2005-05-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯機
KR20070050583A (ko) * 2005-11-11 2007-05-16 엘지전자 주식회사 드럼 세탁기 및 드럼 세탁기의 터브 세척 방법
KR100786074B1 (ko) * 2005-12-02 2007-12-17 엘지전자 주식회사 드럼 세탁기 및 드럼 세탁기의 터브 세척 방법
KR100739610B1 (ko) * 2005-12-02 2007-07-16 엘지전자 주식회사 드럼 세탁기 및 드럼 세탁기의 터브 세척 방법
US7934282B2 (en) * 2005-12-22 2011-05-03 Lg Electronics Inc. Method for cleaning a tub in a washing machine and a washing machine performing the same
KR20070081880A (ko) * 2006-02-14 2007-08-20 엘지전자 주식회사 세탁기의 세탁조 세정 방법
JP4100576B1 (ja) * 2007-02-14 2008-06-11 松下電器産業株式会社 ドラム式洗濯機
JP4840308B2 (ja) * 2007-09-25 2011-12-21 パナソニック株式会社 ドラム式洗濯機
JP4840309B2 (ja) * 2007-09-25 2011-12-21 パナソニック株式会社 ドラム式洗濯機
CN101413198B (zh) * 2008-05-04 2010-08-18 松下家电研究开发(杭州)有限公司 全自动洗衣机桶清洗程序控制方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004313232A (ja) * 2003-04-11 2004-11-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯機
JP2008220622A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd ドラム式洗濯機
JP2012196396A (ja) * 2011-03-23 2012-10-18 Panasonic Corp ドラム式洗濯機

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103276555A (zh) * 2013-05-20 2013-09-04 海尔集团公司 一种滚筒洗衣机的自清洁方法及滚筒洗衣机
CN105040349A (zh) * 2014-04-23 2015-11-11 日立空调·家用电器株式会社 滚筒式洗衣机
JP2015205109A (ja) * 2014-04-23 2015-11-19 日立アプライアンス株式会社 ドラム式洗濯機
WO2015165243A1 (zh) * 2014-04-30 2015-11-05 无锡小天鹅股份有限公司 滚筒洗衣机及其桶自清洁控制方法
JP2016059652A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 日立アプライアンス株式会社 ドラム式洗濯機
JP2016202292A (ja) * 2015-04-16 2016-12-08 日立アプライアンス株式会社 ドラム式洗濯機
CN108603320A (zh) * 2016-02-01 2018-09-28 Lg 电子株式会社 滚筒洗衣机和用于清洁滚筒洗衣机的桶的方法
EP3412822A4 (en) * 2016-02-01 2019-11-20 LG Electronics Inc. -1- DRUM MAKING MACHINE AND METHOD FOR CLEANING A SINK THEREOF
US11326292B2 (en) 2016-02-01 2022-05-10 Lg Electronics Inc. Drum washing machine and method for cleaning tub thereof
WO2019230384A1 (ja) * 2018-05-29 2019-12-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機
JPWO2019230384A1 (ja) * 2018-05-29 2021-06-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機

Also Published As

Publication number Publication date
CN103789961B (zh) 2016-01-06
CN103789961A (zh) 2014-05-14
TWI535910B (zh) 2016-06-01
TW201433670A (zh) 2014-09-01
JP5860793B2 (ja) 2016-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5860793B2 (ja) ドラム式洗濯機
WO2012144264A1 (ja) ドラム式洗濯機
JP6349334B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP2013223551A (ja) 洗濯機
JP5847234B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP5743720B2 (ja) 洗濯機
JP5740518B2 (ja) 洗濯機
JP6093896B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP5559112B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP5537514B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP5298248B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP6282206B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP6840060B2 (ja) 洗濯機
JP5940206B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP5746942B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP6890403B2 (ja) 洗濯機及び洗濯乾燥機
JP5894848B2 (ja) 洗濯乾燥機
JP5882396B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP6843495B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP5547698B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP5899355B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP2014064725A (ja) 洗濯機
JP5736487B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP5358726B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP5894886B2 (ja) 洗濯機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150915

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150916

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5860793

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350