JP2013074588A - 画像処理装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】開発に要する負担やコストを抑制しつつ、画像ファイルの関連情報としてテキストデータに変換可能な情報伝達画像を表示させることができる画像処理装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法を提供すること。
【解決手段】表示モードが混在表示モード、又は、二次元コード表示モードであり、且つ、表示対象の画像ファイルのサムネイル領域に二次元コードデータが有る場合、その二次元コードがLCDに表示される。ユーザは、二次元コードリーダ(携帯電話など)を用いて、二次元コードからテキスト等の情報を取得できる。一方、二次元コードデータが無い場合でも、主画像の縮小画像が表示されるので、ユーザにとって利便性が良い。また、サムネイルを表示する既存の構成を利用して、二次元コードを表示させることができるので、開発に要する負担やコストを抑制しつつ、二次元コードを表示させることができる。
【選択図】図6
【解決手段】表示モードが混在表示モード、又は、二次元コード表示モードであり、且つ、表示対象の画像ファイルのサムネイル領域に二次元コードデータが有る場合、その二次元コードがLCDに表示される。ユーザは、二次元コードリーダ(携帯電話など)を用いて、二次元コードからテキスト等の情報を取得できる。一方、二次元コードデータが無い場合でも、主画像の縮小画像が表示されるので、ユーザにとって利便性が良い。また、サムネイルを表示する既存の構成を利用して、二次元コードを表示させることができるので、開発に要する負担やコストを抑制しつつ、二次元コードを表示させることができる。
【選択図】図6
Description
本発明は、画像処理装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法に関する。
特許文献1に一例が開示されているように、画像ファイルにおいて、Exif(Exif Exchangeable image file format)のアプリケーションマーカー領域に関連情報を格納する画像ファイル作成装置が知られている。例えば、1の画像ファイルに関連するネットワーク上の関連画像ファイルにアクセスするためのアドレスを、関連情報として1の画像ファイルのアプリケーションマーカー領域に格納しておけば、当該1の画像ファイルから関連画像ファイルへのアクセスが容易となり、利便性を高めることできる。
しかしながら、アプリケーションマーカー領域内のデータ構造は、画像ファイル作成装置のメーカごとに独自に決められていることが多い。そのため、画像ファイルの関連情報を表示させるためには、当該画像ファイルを解析して関連情報を抽出する専用のソフトウェアやハードウェアを開発する必要があり、それに要する負担やコストが大きいという問題点があった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、開発に要する負担やコストを抑制しつつ、画像ファイルの関連情報としてテキストデータに変換可能な情報伝達画像を表示させることができる画像処理装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、主画像のデータを格納する主画像データ部と、その主画像の縮小画像に対応するデータを格納する縮小画像データ部とを有するデータ形式の画像ファイルを取得する画像ファイル取得手段と、その画像ファイル取得手段により取得された画像ファイルの縮小画像データ部に、テキストデータに変換可能な情報伝達画像データが格納されているかを判定する判定手段と、その判定手段により前記画像ファイルの縮小画像データ部に前記情報伝達画像データが格納されていると判定された場合に、その情報伝達画像データに基づく情報伝達画像を表示部に表示させ、前記画像ファイルの縮小画像データ部に前記情報伝達画像データが格納されていないと判定された場合に、前記情報伝達画像がないことを示す代替画像を前記表示部に表示させる第1表示制御手段とを備えている。
尚、本発明は、画像処理装置を制御する制御装置、画像処理方法、画像処理装置を制御する制御プログラム、該制御プログラムを記録する記録媒体等の種々の態様で構成することができる。
請求項1記載の画像処理装置によれば、テキストデータに変換可能な情報伝達画像データが画像ファイルの縮小画像データ部に格納されている場合、その情報伝達画像データに基づく情報伝達画像が表示部に表示される。一方、画像ファイルの縮小画像データ部に情報伝達画像データが格納されていない場合、情報伝達画像がないことを示す代替画像が表示部に表示される。よって、画像ファイルの縮小画像データ部に格納されたデータを表示する既存の構成を利用でき、開発に要する負担やコストを抑制しつつ、画像ファイルの関連情報としてテキストデータに変換可能な情報伝達画像を表示させることができるという効果がある。また、縮小画像データ部に情報伝達画像データが格納されていない場合には、情報伝達画像がないことを示す代替画像が表示されるので、ユーザにとって利便性が良いという効果がある。
請求項2記載の画像処理装置によれば、請求項1記載の画像処理装置の奏する効果に加え、画像ファイルの縮小画像データ部に情報伝達画像データが格納されている場合、ユーザは情報伝達画像を視認でき、情報伝達画像データが格納されていない場合であっても、その画像ファイルの主画像に対応する縮小画像を視認できるので、ユーザにとって利便性が良いという効果がある。
請求項3記載の画像処理装置によれば、請求項2記載の画像処理装置の奏する効果に加え、表示部の表示内容に関する設定に応じてその表示内容が切り替えられるので、ユーザにとって利便性が良いという効果がある。
請求項4記載の画像処理装置によれば、請求項3記載の画像処理装置の奏する効果に加え、画像ファイルの縮小画像データ部に情報伝達画像データが格納されていると判定された場合、第1表示制御手段による表示または第2表示制御手段による表示へ切り替え可能であることを示す切替許可画像が表示されるので、表示可能な情報伝達画像が存在していることを、ユーザに認識させることができるという効果がある。
請求項5記載の画像処理装置によれば、請求項2から4の何れかに記載の画像処理装置の奏する効果に加え、主画像に対応する縮小画像として、その画像ファイルの縮小画像データ部に格納されているデータを用いて縮小画像が表示されるので、縮小画像の表示に要する処理の負荷を軽減できるという効果がある。
請求項6記載の画像処理装置によれば、請求項2から4の何れかに記載の画像処理装置の奏する効果に加え、画像ファイルの主画像データ部に格納されたデータを用いて、その主画像の縮小画像が生成されて表示されるので、縮小画像に対応するデータが画像ファイルに予め格納されているか否かに関わらず、縮小画像を表示させることができるという効果がある。
請求項7記載の画像処理装置によれば、請求項1から6の何れかに記載の画像処理装置の奏する効果に加え、取得手段により取得されたテキストデータに変換可能な情報伝達画像データが画像ファイルの縮小画像データ部に格納される。従って、画像ファイルの縮小画像データ部に格納されたデータに基づいて画像を表示可能な装置であれば、情報伝達画像を表示させることができるように、画像ファイルを生成できるという効果がある。
請求項8記載の画像処理装置によれば、請求項7記載の画像処理装置の奏する効果に加え、入力されたテキストデータに変換可能な情報伝達画像データを、縮小画像データ部に格納した画像ファイルを生成できるという効果がある。
請求項9記載の画像処理装置によれば、請求項7または8記載の画像処理装置の奏する効果に加え、原稿画像を読み取ることにより生成された原稿画像データに情報伝達画像データを関連付けた画像ファイルを生成できるという効果がある。
請求項10記載の画像処理プログラムを情報処理装置において実行させることにより、請求項1記載の画像処理装置と同様の効果を奏する。
請求項11記載の画像処理方法を情報処理装置において実行させることにより、請求項1記載の画像処理装置と同様の効果を奏する。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の画像処理装置の一実施形態である多機能周辺装置(以下、「MFP」と称す)1の電気的構成を示すブロック図である。
MFP1は、JPEG形式の画像ファイルについて、その縮小画像(サムネイル画像)をLCD16に表示可能に構成されている。特に、本実施形態のMFP1は、JPEG形式の画像ファイルの中に、付加情報として二次元コードデータを格納する(埋め込む)ことができ、また、その格納されたデータに対応する二次元コードをLCD16に表示できるよう構成されている。二次元コードは、テキスト等の情報を格納できる画像であり、一例として、QRコード(登録商標)である。テキストとは、文字、記号、数値、またはこれらの組み合わせを意味する。二次元コードリーダ機能が搭載された装置(例えば、携帯電話など)に二次元コードを読み取らせることで、二次元コードに格納されたテキスト等の情報を取得できる。
MFP1には、CPU10、フラッシュメモリ11、RAM12、操作キー15、LCD16、タッチパネル17、メモリカードインターフェイス(以下、「メモリカードI/F」と称す)18、スキャナ20、プリンタ21、NCU22、モデム23が主に設けられている。CPU10、フラッシュメモリ11、RAM12は、バスライン24を介して互いに接続されている。また、操作キー15、LCD16、タッチパネル17、メモリカードI/F18、スキャナ20、プリンタ21、NCU22、モデム23、バスライン24は、入出力ポート25を介して互いに接続されている。
CPU10は、フラッシュメモリ11に記憶される固定値やプログラム、RAM12に記憶されているデータ、或いは、NCU22を介して送受信される各種信号に従って、MFP1が有している各機能の制御及び、入出力ポート25と接続された各部の制御を行う。フラッシュメモリ11は、不揮発性のメモリであって、MFP1の動作を制御する制御プログラム11aなどが格納される。後述する図3〜図5,図7,図9のフローチャートに示す各処理は、制御プログラム11aに従ってCPU10により実行される。
RAM12は、CPU10の処理に必要な情報を一時的に記憶する書換可能な揮発性のメモリである。RAM12には、表示対象ファイルメモリ12aと、表示モードステータス12bとが設けられている。表示対象ファイルメモリ12aは、メモリカード19に記憶されるJPEG形式の画像ファイルのうち、LCD16に画像を表示させる(以後、「表示対象」と称す)一の画像ファイルが展開(圧縮されている画像データが非圧縮状態にされ記憶)されるメモリである。表示対象の画像ファイルは、ユーザにより指定される。
表示モードステータス12bは、3種類設けられている表示モードのうち、表示対象の画像ファイルの画像を、何れのモードでLCD16に表示させるかを示すステータスである。本実施形態では、表示モードとして、混在表示モード、二次元コード表示モード、縮小画像表示モードの3種類が設けられており、各表示モードに対応するステータス値が予め設定されている。表示モードステータス12bには、何れかの表示モードに応じたステータス値が設定される。各表示モードにおける表示例については、後述する。
操作キー15はハードキーであり、MFP1に設定情報や指示を入力する。LCD16は液晶表示装置であって、縮小画像や二次元コードなど各種の画像を表示する。タッチパネル17は、LCD16に重ねて設けられ、MFP1に設定情報や指示を入力する。メモリカードI/F18は、不揮発性のメモリカード19が装着されるインターフェイスであって、メモリカード19に対するデータの書き込み又は読み出しを制御する。メモリカード19には、MFP1において生成されるJPEG形式の画像ファイルなどが記憶される。メモリカード19は、一例として、SDカード(登録商標)である。
スキャナ20は、原稿を読み取り、その読み取った原稿の画像データを、CPU10に出力する装置である。CPU10は、スキャナ20から画像データを受け取ると、JPEG形式の画像ファイルを生成する。プリンタ21は、記録用紙に画像を印刷する装置である。NCU22は、電話回線の制御を行う装置である。モデム23は、ファクシミリ送信時には送信信号を変調し、ファクシミリ受信時には受信した変調信号を復調する。
図2は、JPEG形式の画像ファイルにおけるデータ構造の概略を示す図である。図に示すように、JPEG形式の画像ファイルは、付加情報データ領域30と、主画像データ領域32とを有する。主画像データ領域32は、主画像の画像データ本体(以後、「主画像データ」と称す)を格納する領域である。付加情報データ領域30は、主画像の縦横の大きさや、主画像の解像度など、主画像に関する付加情報を格納する領域であり、サムネイル領域31を有する。サムネイル領域31は、主画像の縮小画像に対応する画像データ(以後、「縮小画像データ」と称する)を格納する領域である。付加情報データ領域30、サムネイル領域31、主画像データ領域32などのデータ構造は、Exif規格として、JEIDA(日本電子工業振興協会)により定められている。本実施形態では、縮小画像データを格納するサムネイル領域31に、二次元コードデータを格納する。
図3は、MFP1のCPU10が実行するスキャン処理を示すフローチャートである。スキャン処理は、スキャナ20に読み取らせた原稿の画像データに、二次元コードデータを加えた画像ファイルを生成するための処理である。この処理は、ユーザによって、原稿の読み取りが指示された場合に実行される。
まず、CPU10は、スキャナ20に原稿を読み取らせ(S1)、その読み取らせた原稿の画像データからJPEG形式の画像ファイルを生成する(S2)。次に、CPU10は、二次元コード登録画面をLCD16に表示させる(S3)。図示はしないが、二次元コード登録画面では、画像ファイルに二次元コードを登録するか(埋め込むか)否かをユーザが指定できる。
二次元コード登録画面において、二次元コードの登録がユーザにより指示された場合(S4:Yes)、CPU10は、テキスト入力画面をLCD16に表示させ、テキストデータの入力を受け付ける(S5)。具体的には、ユーザが操作キー15又はタッチパネル17を操作する。そして、CPU10へ、操作キー15又はタッチパネル17から対応する電気信号が入力される。次に、CPU10は、入力された電気信号に従い、対応するテキストデータを、RAM12に記憶させる。CPU10は、その受け付けたテキストデータ、即ち、RAM12に記憶させたテキストデータを二次元コードデータへ変換する(S6)。テキストデータから二次元コードデータ(QRコード(登録商標)データ)を生成する方法は、公知技術なので説明を省略する。この技術は、例えば、「濱屋進著、符号理論入門、工学社、2008/7発行」に記載されている。次に、CPU10は、画像ファイルのサムネイル領域31に、二次元コードデータを格納し(S7)、その画像ファイルをメモリカード19に保存して(S10)、本処理を終了する。
一方、二次元コード登録画面において、二次元コードを登録しないことがユーザにより指示された場合(S4:No)、画像ファイルの主画像データから縮小画像データを生成する(S8)。次に、CPU10は、画像ファイルのサムネイル領域31に、縮小画像データを格納し(S9)、その画像ファイルをメモリカード19に保存して(S10)、本処理を終了する。
スキャン処理によれば、スキャナ20に読み取らせた原稿の画像データに、二次元コードデータを関連付けた画像ファイルを生成できる。即ち、画像ファイルのサムネイル領域31に二次元コードデータを格納した画像ファイルを生成できる。よって、この処理で作成した画像ファイルを、例えば、メモリカードに格納して他の装置に移して閲覧する場合、移動先の装置が、サムネイル領域31に格納されている画像データを用いてサムネイル表示することが可能に構成されていれば、サムネイルに代えて二次元コードを表示させることができる。即ち、MFP1以外の他の装置であってもサムネイル表示が可能であれば、二次元コードを表示させることができるように、画像ファイルを生成できる。
また、ユーザは、任意のテキストデータを付加情報として画像ファイルに格納できる。例えば、写真を原稿として読み取って、画像ファイルを生成した場合には、その画像ファイルの中に、写真についてのコメントや、タイトルなどを格納できる。また、画像ファイルを特定の人に配布する場合、特定の人に宛てたメッセージなども格納できる。よって、画像ファイルと、その画像ファイルに対応するテキストデータとをユーザ自身が個別に管理したり、個別に配布する必要がなく、ユーザにとって利便性が高い。
図4は、MFP1のCPU10が実行する表示処理を示すフローチャートである。表示処理は、ユーザにより表示対象として指定された画像ファイルの画像を、表示モードに応じてLCD16に表示させる処理である。この処理は、ユーザによって、画像ファイルについての表示が指示された場合に実行される。
まず、CPU10は、表示対象ファイルメモリ12aをクリアして(S31)、表示モードステータス12bに混在表示モードを示すステータス値を設定し(S32)、画像ファイル選択画面をLCD16に表示させる(S33)。図示はしないが、画像ファイル選択画面は、メモリカード19に格納されているJPEG形式の画像ファイルの中から、画像ファイルを一つユーザに指定させるための画面である。例えば、ファイル名の一覧が昇順に表示され、そのファイル名の一つをユーザに指定させる。
画像ファイル選択画面において、JPEG形式の画像ファイルが指定されない場合(S34:No)、CPU10は、指定されるまで次のステップに進まない。一方、JPEG形式の画像ファイルが一つ指定された場合(S34:Yes)、CPU10は、指定された画像ファイルを、表示対象ファイルメモリ12aに展開する(S35)。
次に、CPU10は、表示モードステータス12bの値に基づいて、現在の表示モードが何であるかを判定する(S36)。CPU10は、現在の表示モードが混在表示モードである場合(S36:混在表示モード)、混在表示モード処理を実行し(S37)、現在の表示モードが二次元コード表示モードである場合(S36:二次元コード表示モード)、二次元コード表示モード処理を実行し(S38)、現在の表示モードが縮小画像表示モードである場合(S36:縮小画像表示モード)、縮小画像表示モード処理を実行する(S39)。
混在表示モード処理(S37)は図5を参照して後述し、二次元コード表示モード処理(S38)は図7を参照して後述し、縮小画像表示モード処理(S39)は図9を参照して後述する。
次に、表示モードの切り替えがユーザにより指示された場合(S40:Yes)、CPU10は、ユーザにより指示された表示モードに対応するステータス値を、表示モードステータス12bに設定し(S41)、S36の処理に戻る。表示モードの切り替えの指示は、LCD16に表示される画像表示画面において、ユーザにより入力される。
一方、表示モードの切り替えがユーザにより指示されず(S40:No)、JPEG形式の別の画像ファイルが、表示対象の画像ファイルとしてユーザにより指定された場合(S42:Yes)、CPU10は、S35の処理へ戻る。表示対象の画像ファイルを別の画像ファイルへ変更する指示は、LCD16に表示される画像表示画面において、ユーザにより入力される。
また、表示モードの切り替えがユーザにより指示されず(S40:No)、JPEG形式の別の画像ファイルが、表示対象の画像ファイルとしてユーザにより指定されず(S42:No)、且つ、ユーザにより表示終了が指示された場合(S43:Yes)、CPU10は、本処理を終了する。表示終了の指示は、LCD16に表示される画像表示画面において、ユーザにより入力される。一方、ユーザにより表示終了が指示されていない場合(S43:No)、CPU10は、S40の処理へ戻る。
図5は、MFP1のCPU10が実行する混在表示モード処理(S37)を示すフローチャートである。この処理は、混在表示モードに対応する画像表示画面をLCD16に表示させる処理である。
まず、CPU10は、表示対象ファイルメモリ12aに展開した画像ファイルのサムネイル領域31に二次元コードデータが格納されているかを判定する(S51)。具体的には、サムネイル領域31に格納されているデータを抽出し、そのデータに対応する画像が、二次元コードであるか否かを判定する。尚、画像が二次元コードであるか否かを判定する方法は、公知技術なので説明を省略する。この技術は、例えば、携帯電話のバーコード(QRコード(登録商標))リーダ機能などに用いられている。
図6(a)は、混在表示モードであり、且つ、表示対象の画像ファイルに二次元コードデータが格納されている場合に、LCD16に表示される画像表示画面の一例を示す図である。図に示すように、混在表示モードにおける画像表示画面は、表示モード名50と、表示モード切替ボタン51と、画像ファイル変更ボタン52と、表示対象の画像ファイルのファイル名53と、表示対象の画像ファイルに対応する縮小画像60と、表示対象の画像ファイルに対応する二次元コード61とを含む。
表示モード名50は、現在設定されている表示モード名である。表示モード切替ボタン51は、現在設定されている表示モードを、別の表示モードへ切り替えるためのボタンである。例えば、表示モード切替ボタン51のうち縮小画像表示モード切替51cがユーザにより押下されると、表示モードが混在表示モードから縮小画像表示モードへ切り替えられ、画像表示画面が、縮小画像表示モードに応じた画面に更新される。ユーザは、表示モード切替ボタン51により、表示モードを切り替えられるので、ユーザにとって利便性が良い。
画像ファイル変更ボタン52は、表示対象の画像ファイルを変更するボタンであり、左矢印ボタンと、右矢印ボタンとが設けられている。例えば、左矢印ボタンが押下されると、メモリカード19に格納されているJPEG形式の画像ファイルを昇順に並べた順序において、現在の表示対象の画像ファイルよりも、一つ前に並ぶ画像ファイルが、新たな表示対象として指定される。一方、右矢印ボタンが押下された場合は、現在の表示対象の画像ファイルよりも、一つ後に並ぶ画像ファイルが、新たな表示対象として指定される。
図5に戻り説明する。サムネイル領域31に二次元コードデータが格納されている場合(S51:Yes)、CPU10は、画像ファイルの主画像データから、縮小画像データを生成して(S52)、生成したデータに対応する縮小画像60をLCD16に表示させる(S53)。次に、CPU10は、サムネイル領域31に格納されている二次元コードデータに対応する二次元コードをLCD16に表示させ(S54)、二次元コード表示モード切替ボタン51bと、縮小画像表示モード切替ボタン51cとをLCD16に表示させ(S55)、本処理を終了する。その結果、LCD16には、図6(a)に示すように、縮小画像60と、二次元コード61とが表示される画像表示画面が表示される。
一方、画像ファイルのサムネイル領域31に二次元コードデータが格納されておらず(S51:No)、且つ、そのサムネイル領域31に縮小画像データが格納されている場合(S56:Yes)、CPU10は、サムネイル領域31に格納されている縮小画像データに対応する縮小画像60を、LCD16に表示させる(S57)。また、画像ファイルのサムネイル領域31に二次元コードデータが格納されておらず(S51:No)、且つ、そのサムネイル領域31に縮小画像データが格納されていない場合(S56:No)、CPU10は、画像ファイルの主画像データから、縮小画像データを生成して(S58)、生成したデータに対応する縮小画像60をLCD16に表示させる(S59)。尚、サムネイル領域31に縮小画像データや、二次元コードデータが格納されていない場合としては、サムネイル領域31は存在するがそこにデータが何も格納されていない場合や、そもそもサムネイル領域31が存在しない(確保されていない)場合などが想定される。
次に、CPU10は、画像ファイルに二次元コードが未登録であることを示すアイコン62(図6(b)を参照して後述)をLCD16に表示させ(S60)、縮小画像表示モード切替ボタン51cをLCD16に表示させ(S61)、本処理を終了する。
図6(b)は、混在表示モードであり、且つ、表示対象の画像ファイルに二次元コードデータが格納されていない場合に、LCD16に表示される画像表示画面の一例を示す図である。図6(b)に示す画像表示画面において、図6(a)に示す画像表示画面と異なる点は、二次元コード表示モード切替ボタン51bが表示されていないことである。また、二次元コード61に代えて、二次元コードが未登録であることを示すアイコン62が表示されている点である。
混在表示モード処理によれば、表示対象の画像ファイルのサムネイル領域31に二次元コードデータが格納されている場合、その二次元コードデータに対応する二次元コードがLCD16に表示される。一方、二次元コードデータが格納されてない場合、二次元コードが未登録であることを示すアイコン62がLCD16に表示される。よって、ユーザは、二次元コードデータが格納されている画像ファイルであるか否かを容易に認識でき、利便性が良い。
また、二次元コードデータは画像ファイルのサムネイル領域31に格納されているので、サムネイルを表示する既存の構成を利用して、二次元コードを表示させることができる。従って、開発に要する負担やコストを抑制しつつ、二次元コードを表示させることができる。
また、画像ファイルのサムネイル領域31に縮小画像データが格納されている場合には、その縮小画像データを用いて、縮小画像60をLCD16に表示させるので、主画像データから縮小画像データを生成して、縮小画像60を表示させる場合よりも、縮小画像の表示に要する処理の負荷を軽減できる。
また、画像ファイルのサムネイル領域31に縮小画像データが格納されていない場合には、主画像データを用いて縮小画像データを生成し、縮小画像60をLCD16に表示させるので、縮小画像データが画像ファイルに予め格納されているか否かに関わらず、縮小画像60を表示させることができる。
図7は、MFP1のCPU10が実行する二次元コード表示モード処理(S38)を示すフローチャートである。尚、図5に示す混在表示モード処理と同一の部分については、同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。この処理は、二次元コード表示モードに対応する画像表示画面をLCD16に表示させる処理である。
表示対象の画像ファイルのサムネイル領域31に二次元コードデータが格納されている場合(S51:Yes)、CPU10は、サムネイル領域31に格納されている二次元コードデータに対応する二次元コードをLCD16に表示させ(S71)、混在表示モード切替ボタン51aと、縮小画像表示モード切替ボタン51cとをLCD16に表示させ(S75)、本処理を終了する。その結果、LCD16には、図8(a)に示すように、二次元コード61が表示される画像表示画面が表示される。
図8(a)は、二次元コード表示モードであり、且つ、表示対象の画像ファイルに二次元コードデータが格納されている場合に、LCD16に表示される画像表示画面の一例を示す図である。図に示すように、二次元コード表示モードにおける画像表示画面は、混在表示モードの場合と同様に、表示モード名50と、表示モード切替ボタン51と、画像ファイル変更ボタン52と、表示対象の画像ファイルのファイル名53と、表示対象の画像ファイルに対応する二次元コード61とを含む。但し、二次元コード表示モードでは、二次元コードデータの有無に関係なく、表示モード切替ボタン51として、混在表示モード切替ボタン51aと、縮小画像表示モード切替ボタン51cとが表示される。また、混在表示モードの場合とは異なり、表示対象の画像ファイルに対応する縮小画像60は表示されず、二次元コード61は、ユーザが見易いように、極力大きく表示される。
図7の説明に戻る。画像ファイルのサムネイル領域31に二次元コードデータが格納されておらず(S51:No)、サムネイル領域31に縮小画像データが格納されている場合(S56:Yes)、CPU10は、サムネイル領域31に格納されている縮小画像データに対応する縮小画像60を、LCD16に表示させる(S72)。一方、画像ファイルのサムネイル領域31に二次元コードデータが格納されておらず(S51:No)、且つ、そのサムネイル領域31に縮小画像データが格納されていない場合(S56:No)、CPU10は、画像ファイルの主画像データから、縮小画像データを生成して(S58)、生成したデータに対応する縮小画像60をLCD16に表示させる(S73)。次に、CPU10は、画像ファイルに二次元コードが未登録であることをLCD16に表示させ(S74)、混在表示モード切替ボタン51aと、縮小画像表示モード切替ボタン51cとをLCD16に表示させ(S75)、本処理を終了する。その結果、LCD16には、図8(b)に示すように、縮小画像60が表示される画像表示画面が表示される。
図8(b)は、二次元コード表示モードであり、且つ、表示対象の画像ファイルに二次元コードデータが格納されていない場合に、LCD16に表示される画像表示画面の一例を示す図である。図8(b)に示す画像表示画面において、図8(a)に示す画像表示画面と異なる点は、二次元コード61に代えて、縮小画像60が表示されている点である。また、二次元コードが未登録であることを示すコメント54が表示されている点である。
二次元コード表示モード処理によれば、表示対象の画像ファイルのサムネイル領域31に二次元コードデータが格納されている場合、二次元コードデータに対応する二次元コードをユーザが視認できる。また、二次元コードデータが格納されていない場合であっても、画像ファイルの主画像に対応する縮小画像をユーザが視認できるので、ユーザにとって利便性が良い。
図9は、MFP1のCPU10が実行する縮小画像表示モード処理(S39)を示すフローチャートである。尚、図5に示す混在表示モード処理、及び、図7に示す二次元コード表示モード処理と同一の部分については、同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。この処理は、縮小画像表示モードに対応する画像表示画面をLCD16に表示させる処理である。
表示対象の画像ファイルのサムネイル領域31に二次元コードデータが格納されている場合(S51:Yes)、CPU10は、画像ファイルの主画像データから、縮小画像データを生成して(S52)、生成したデータに対応する縮小画像60をLCD16に表示させる(S81)。次に、CPU10は、二次元コードを表示可能であることをLCD16に表示させ(S82)、混在表示モード切替ボタン51aと、二次元コード表示モード切替ボタン51bとをLCD16に表示させ(S83)、本処理を終了する。その結果、LCD16には、縮小画像60が表示される画像表示画面が表示される。
図10(a)は、縮小画像表示モードであり、且つ、表示対象の画像ファイルに二次元コードデータが格納されている場合に、LCD16に表示される画像表示画面の一例を示す図である。図に示すように、縮小画像表示モードにおける画像表示画面は、混在表示モードの場合と同様に、表示モード名50と、表示モード切替ボタン51と、画像ファイル変更ボタン52と、表示対象の画像ファイルのファイル名53と、表示対象の画像ファイルに対応する縮小画像60とを含む。ここでは、表示モード切替ボタン51として、混在表示モード切替ボタン51aと二次元コード表示モード切替ボタン51bとが表示されている。
さらに、縮小画像表示モードでは、二次元コード61が表示されないので、縮小画像60はユーザが見易いように極力大きく表示される。また、二次元コードが登録されていることを示すコメント55が表示される。
図9の説明に戻る。画像ファイルのサムネイル領域31に二次元コードデータが格納されておらず(S51:No)、且つ、そのサムネイル領域31に縮小画像データが格納されている場合(S56:Yes)、CPU10は、サムネイル領域31に格納されている縮小画像データに対応する縮小画像60を、LCD16に表示させる(S72)。
一方、画像ファイルのサムネイル領域31に二次元コードデータが格納されておらず(S51:No)、且つ、そのサムネイル領域31に縮小画像データが格納されていない場合(S56:No)、CPU10は、画像ファイルの主画像データから、縮小画像データを生成して(S58)、生成したデータに対応する縮小画像60をLCD16に表示させる(S73)。次に、CPU10は、画像ファイルに二次元コードが未登録であることをLCD16に表示させ(S74)、混在表示モード切替ボタン51aをLCD16に表示させ(S84)、本処理を終了する。その結果、LCD16には、図10(b)に示すように、縮小画像60が表示される画像表示画面が表示される。
図10(b)は、二次元コード表示モードであり、且つ、表示対象の画像ファイルに二次元コードデータが格納されていない場合に、LCD16に表示される画像表示画面の一例を示す図である。図10(b)に示す画像表示画面においては、図10(a)に示す画像表示画面と異なる点は、二次元コード表示モード切替ボタン51bが表示されず、また、二次元コードが登録されていることを示すコメント55に代えて、二次元コードが未登録であることを示すコメント54が表示される点である。
縮小画像表示モード処理によれば、表示対象の画像ファイルのサムネイル領域31に二次元コードデータが格納されている場合に、二次元コードが格納されていることを示すコメント55がLCD16に表示されるので、画像ファイルに二次元コードが格納されていることをユーザに認識させることができる。また、表示モードを縮小画像表示モードから、混在表示モードまたは二次元コード表示モードへ切り替えることで、二次元コードを表示可能であることをユーザに認識させることができる。
上記実施形態において、MFP1が画像処理装置および情報処理装置の一例である。主画像データ領域32が主画像データ部の一例である。サムネイル領域31が縮小画像データ部の一例である。JPEG形式の画像ファイルが画像ファイルの一例である。二次元コードデータが情報伝達画像データの一例である。二次元コードが情報伝達画像の一例である。二次元コードが未登録であることを示すアイコン62が代替画像の一例である。二次元コード表示モードにおける表示が第1表示制御手段による表示の一例である。混在表示モードにおける表示が第2表示制御手段による表示の一例である。縮小画像表示モードにおける表示が第3表示制御手段による表示の一例である。表示モード切替ボタン51が設定受付手段の一例である。混在表示モード切替ボタン51aや二次元コード表示モード切替ボタン51bが切替許可画像の一例である。スキャナ20が読取手段の一例である。操作キー15やタッチパネル17が入力手段の一例である。LCD16が表示部の一例である。
S35を実行するCPU10が画像ファイル取得手段および画像ファイル取得ステップの一例である。S51を実行するCPU10が判定手段および判定ステップの一例である。S38を実行するCPU10が第1表示制御手段および第1表示制御ステップの一例である。S37を実行するCPU10が第2表示制御手段の一例である。S36,S41を実行するCPU10が表示切替手段の一例である。S39を実行するCPU10が第3表示制御手段の一例である。S83を実行するCPU10が切替許可画像表示手段の一例である。S52、S58を実行するCPU10が縮小画像生成手段の一例である。S5を実行するCPU10が取得手段の一例である。S6を実行するCPU10が情報伝達画像データ生成手段の一例である。S7を実行するCPU10が情報伝達画像データ格納手段の一例である。S1を実行するCPU10が原稿画像取得手段の一例である。S2を実行するCPU10が画像ファイル生成手段の一例である。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施形態では、画像処理装置および情報処理装置の一例として、MFP1を説明したが、プリンタ、スキャナ、パーソナルコンピュータ、携帯電話、スマートフォン、PDA、タブレット端末、デジタルカメラなど各種の装置も画像処理装置および情報処理装置の一例となり得る。即ち、これらの装置において、画像ファイルのサムネイル領域31に二次元コードデータを格納しても良い。また、これらの装置において、画像ファイルのサムネイル領域31に格納された二次元コードデータを抽出し、その二次元コードを画面に表示させても良い。
また、上記実施形態では、ユーザが入力した任意のテキストデータを二次元コードデータに変換し、画像ファイルのサムネイル領域31に格納している。これに対し、ネットワーク上に記憶されているデータであり、且つ、表示対象の画像ファイルに関連するデータにアクセスするためのアドレスを2次元コードデータに変換し、画像ファイルのサムネイル領域31に格納しても良い。
また、上記実施形態では、JPEG形式の画像ファイルのサムネイル領域31に、二次元コードデータを格納したが、サムネイル領域31を有する他のデータ形式のファイルに、二次元コードデータを格納しても良い。例えば、PDF形式のファイルや、TIFF形式の画像ファイルのサムネイル領域31に、二次元コードを格納しても良い。その場合は、PDF形式のファイルや、TIFF形式の画像ファイルを表示対象のファイルとして、画像表示画面を表示させる。
また、上記実施形態の混在表示モードでは、表示対象の画像ファイルのサムネイル領域31に二次元コードデータが格納されていない場合、二次元コードが未登録であることを示すアイコン62が表示されるが、二次元コードが未登録であることを示すコメント54(図8、図10)を表示しても良い。この場合、コメント54が代替画像に対応する。
また、上記実施形態の二次元コード表示モードでは、表示対象の画像ファイルのサムネイル領域31に二次元コードデータが格納されていない場合、縮小画像60を表示しているが、縮小画像60に代えて、二次元コードが未登録であることを示すアイコン64を表示しても良い。その場合、次元コードが未登録であることを示すコメント54は表示しなくても良い。
また、上記実施形態では、スキャナ20に読み取らせた原稿の画像データに、二次元コードデータを加えた画像ファイルを生成したが、既存の画像ファイルのサムネイル領域31に、二次元コードデータを格納しても良い。また、デジタルカメラに生成させた画像ファイルにおけるサムネイル領域31に、二次元コードデータを格納しても良い。
また、上記実施形態では、二次元コードの一例として、QRコード(登録商標)を説明したが、他の種類のコードを用いても良い。
また、上記実施形態の混在表示モード処理(図5)、二次元コード表示モード処理(図7)、及び、縮小画像表示モード処理(図9)では、画像ファイルのサムネイル領域に縮小画像データが格納されている場合(S56:Yes)、その縮小画像データに対応する縮小画像60をLCD16に表示させている(S57、S72)。これに対し、サムネイル領域に縮小画像データが格納されているか否かに関わらず、画像ファイルの主画像データから、縮小画像データを生成して(S58)、生成したデータに対応する縮小画像60をLCD16に表示させても良い(S59、S73)。
1 MFP
51 表示モード切替ボタン
60 縮小画像
61 二次元コード
62 二次元コードが未登録であることを示すアイコン
51 表示モード切替ボタン
60 縮小画像
61 二次元コード
62 二次元コードが未登録であることを示すアイコン
Claims (11)
- 主画像のデータを格納する主画像データ部と、その主画像の縮小画像に対応するデータを格納する縮小画像データ部とを有するデータ形式の画像ファイルを取得する画像ファイル取得手段と、
その画像ファイル取得手段により取得された画像ファイルの縮小画像データ部に、テキストデータに変換可能な情報伝達画像データが格納されているかを判定する判定手段と、
その判定手段により前記画像ファイルの縮小画像データ部に前記情報伝達画像データが格納されていると判定された場合に、その情報伝達画像データに基づく情報伝達画像を表示部に表示させ、前記画像ファイルの縮小画像データ部に前記情報伝達画像データが格納されていないと判定された場合に、前記情報伝達画像がないことを示す代替画像を前記表示部に表示させる第1表示制御手段とを備えていることを特徴とする画像処理装置。 - 前記判定手段により前記画像ファイルの縮小画像データ部に情報伝達画像データが格納されていると判定された場合に、その情報伝達画像データに基づく情報伝達画像と、その画像ファイルの主画像に対応する縮小画像とを前記表示部に表示させ、前記画像ファイルの縮小画像データ部に情報伝達画像データが格納されていないと判定された場合に、その画像ファイルの主画像に対応する縮小画像を前記表示部に表示させる第2表示制御手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記表示部の表示内容に関する設定を受け付ける設定受付手段と、
その設定受付手段により受け付けられる設定に応じて、前記表示部の表示内容を前記第1表示制御手段による表示または前記第2表示制御手段による表示に切り替える表示切替手段とを備えていることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。 - 前記画像ファイルの主画像に対応する縮小画像を前記表示部に表示させる第3表示制御手段と、
前記判定手段により前記画像ファイルの縮小画像データ部に情報伝達画像データが格納されていると判定された場合、前記第3表示制御手段による表示制御の実行中に、前記3表示制御手段による表示から前記第1表示制御手段による表示または前記第2表示制御手段による表示へ切り替え可能であることを示す切替許可画像を前記表示部に表示させる切替許可画像表示手段とを備えていることを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。 - 前記第2表示制御手段、又は、前記第3表示制御手段は、
前記画像ファイルの主画像に対応する縮小画像として、その画像ファイルの縮小画像データ部に格納されているデータを用いた前記縮小画像を前記表示部に表示させるものであることを特徴とする請求項2から4の何れかに記載の画像処理装置。 - 前記画像ファイル取得手段により取得された画像ファイルの主画像データ部に格納されたデータを用いて、その主画像の縮小画像を生成する縮小画像生成手段を備え、
前記第2表示制御手段、又は、前記第3表示制御手段は、
前記縮小画像生成手段により生成される縮小画像を前記表示部に表示させるものであることを特徴とする請求項2から4の何れかに記載の画像処理装置。 - テキストデータを取得する取得手段と、
その取得手段により取得されたテキストデータに変換可能な情報伝達画像データを生成する情報伝達画像データ生成手段と、
その情報伝達画像データ生成手段により生成された前記情報伝達画像データを、前記画像ファイル取得手段により取得された画像ファイルの前記縮小画像データ部に格納する情報伝達画像データ格納手段とを備えていることを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の画像処理装置。 - テキストデータを入力する入力手段を備え、
前記取得手段は、その入力手段により入力されるテキストデータを取得し、
前記情報伝達画像データ生成手段は、その取得手段により取得されたテキストデータから情報伝達画像データを生成するものであることを特徴とする請求項7記載の画像処理装置。 - 原稿画像を読み取る読取手段と、
その読取手段により原稿画像データを取得する原稿画像取得手段と、
前記原稿画像のデータを前記主画像データ部に格納した画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段とを備え、
前記情報伝達画像データ格納手段は、
前記情報伝達画像データ生成手段により生成された前記情報伝達画像データを、前記画像ファイル生成手段により生成される画像ファイルの前記縮小画像データ部に格納するものであることを特徴とする請求項7または8記載の画像処理装置。 - 情報処理装置において実行される画像処理プログラムであって、
主画像のデータを格納する主画像データ部と、その主画像の縮小画像に対応するデータを格納する縮小画像データ部とを有するデータ形式の画像ファイルを取得する画像ファイル取得手段と、
その画像ファイル取得手段により取得された画像ファイルの縮小画像データ部に、テキストデータに変換可能な情報伝達画像データが格納されているかを判定する判定手段と、
その判定手段により前記画像ファイルの縮小画像データ部に前記情報伝達画像データが格納されていると判定された場合に、その情報伝達画像データに基づく情報伝達画像を表示部に表示させ、前記画像ファイルの縮小画像データ部に前記情報伝達画像データが格納されていないと判定された場合に、前記情報伝達画像がないことを示す代替画像を前記表示部に表示させる第1表示制御手段として、前記情報処理装置を機能させることを特徴とする画像処理プログラム。 - 情報処理装置において実行される画像処理方法であって、
主画像のデータを格納する主画像データ部と、その主画像の縮小画像に対応するデータを格納する縮小画像データ部とを有するデータ形式の画像ファイルを取得する画像ファイル取得ステップと、
その画像ファイル取得ステップにより取得された画像ファイルの縮小画像データ部に、テキストデータに変換可能な情報伝達画像データが格納されているかを判定する判定ステップと、
その判定ステップにより前記画像ファイルの縮小画像データ部に前記情報伝達画像データが格納されていると判定された場合に、その情報伝達画像データに基づく情報伝達画像を表示部に表示させ、前記画像ファイルの縮小画像データ部に前記情報伝達画像データが格納されていないと判定された場合に、前記情報伝達画像がないことを示す代替画像を前記表示部に表示させる第1表示制御ステップとを含む画像処理方法。
Priority Applications (1)
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JP2011214140A JP2013074588A (ja) | 2011-09-29 | 2011-09-29 | 画像処理装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法 |
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