JP2013066698A - 健康増進及び環境改善のパウダ - Google Patents

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Abstract

【課題】体質の改善や自然治癒力の増進に、長期に亘ってより役立つ健康増進パウダを提供すること。
【解決手段】
接触変成岩を含む原料鉱石を粉粒化して得られた鉱石粉に加熱処理を施し、その後冷却処理を施して得られる加熱済みの鉱石粉からなる健康増進パウダである。この健康増進パウダは、体質の改善や自然治癒力の増進に役立つ。また、この健康増進パウダを内部に含有させ、あるいは封入した健康増進ネックレスなどの健康増進装身具は、手軽に身につけることができるものであり、手軽に体質の改善や自然治癒力の増進に役立つ。
【選択図】図1

Description

本発明は、体質の改善や自然治癒力の増進のための健康増進パウダおよび当該パウダを用いた健康増進に関するものである。
これまでにも、肩こり、腰痛、筋肉疲労、骨つぎ等の生体疾患の改善や生体が有する自然治癒力を増進する目的の鉱物由来の物質が種々提供されている(特許文献1、2参照)。
特許第2589662号公報 特許第2739908号公報
ところが、いずれの物質もその効果は必ずしも明確でなかった。そこで、鉱物を中心に各種物質に関する研究を重ね、本発明をするに至った。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、体質の改善や自然治癒力の増進に、長期に亘ってより役立つ健康増進パウダを提供することを課題とする。
本発明をするにあたり、鉱物に関する研究を重ね、体質の改善や自然治癒力の増進に役立つ可能性がある鉱石粉が存在することを見出した。そこで、実際に使用してみたところ、体質の改善や自然治癒力の増進する力にバラツキがあることが解った。そこで、体質の改善や自然治癒力の増進により安定した力を発揮する鉱石粉について、さらに研究を進めた結果、体質の改善や自然治癒力の増進に役立つ鉱石粉が得られることを見出し、本発明をするに至った。
本願に係る発明は、接触変成岩を含む原料鉱石を粉粒化して得られた鉱石粉に加熱処理を施し、その後冷却処理を施して得られる加熱済みの鉱石粉を含む健康増進パウダである。
上記原料鉱石の鉱石粉が体質の改善や自然治癒力を増進に役立つ理由の一つとして、当該鉱石粉から放射される遠赤外線の存在があると考えられる。そして、研究を行ったところでは、同じ重量であれば、原料鉱石そのものよりも粉粒体の状態の方が体質の改善や自然治癒力を増進により役立つことが解った。その理由は必ずしも明確ではないが、粉粒体すると、表面積が大きくなると共に角部が増加し、鉱石からの遠赤外線の放射状態が、より体質の改善や自然治癒力の増進に役立つ状態になるのではないかと推察される。
ホルンフェルスなどの接触変成岩は、塊状で緻密なものであり、角張った外形状で割れる傾向がある。従って、粉砕等によって得られた鉱石粉には、尖った角を有する粒が多く含む粉粒物であり、大きな表面積が得られていると考えられるからである。
そこで、鉱石粉からなる粉粒物の表面積をさらに大きくしたり、角部を増やしたりすることによって、体質の改善や自然治癒力の増進により役立つ鉱石粉を得る方法について研究した。
その結果、上記原料鉱石が加熱により崩れやすい性質を備えているという知見を得た。そこで、粉砕後の鉱石粉に加熱処理を施したところ、体質の改善や自然治癒力の増進により役立つ鉱石粉が得られた。理由は必ずしも明らかでないが、加熱処理を施すと、崩れやすい性質の原料鉱石からなる鉱石粉が崩れてより微粒の鉱物粉の割合が増加し、これにより粉粒物全体の表面積が増大すると共に角部が増加して、体質の改善や自然治癒力の増進に役立つ遠赤外線の放射が増大するのではないかと考えられる。
また、加熱実験実施前の考察では、加熱して崩すことで微粒化した場合、尖った角がなくなって、体質の改善や自然治癒力の増進については却って悪影響が及ぶのではないかと考えたが、結果的には体質の改善や自然治癒力の増進により役立つ鉱石粉が得られた。その理由は必ずしも明らかでないが、加熱処理後の鉱石粉の粒子の状態は、遠赤外線を効果的に放射する角部が増加しているのではないかと考えられる。つまり、直径がμmオーダーやサブμmオーダーの微小の粉粒物が備える角部は、遠赤外線を効果的に放射する角部であると考えられる。なお、ここでいう遠赤外線とは、4μm〜14μmの波長の遠赤外線(育成光線)であり、このような光線の中でも特に人体に吸収されやすい10μm程度の波長の遠赤外線であると考えられる。
また、後述する別の発明である健康増進具用の素材の内部に含有又は封入させる健康増進パウダとしても好適である。
上記本発明に係る健康増進パウダを用いた健康増進装身具(健康増進具の一種)を身につけて体質の改善や自然治癒力の増進について実験を進めていたところ、割れなどの不具合が比較的短期間で装身具に生じることがあった。装身具に割れなどが生じると、鉱石粉が漏れたり脱落したりし、装身具が使用不能になるか、使用しにくくなる。
これに対して、本発明に係る鉱石粉を用いた健康増進装身具では、このような不具合が生じていない。鉱石粉に加熱処理を施すことで、鉱石粉の角が取れ、素材を傷つけにくくなったのではないかと考えられる。このように、素材の割れなどの不具合の発生を防止できれば、健康増進具の耐久性が向上し、健康増進具を長期に亘って使用できる。そして、健康増進具を長期間に亘って使用できれば、体質の改善や自然治癒力の増進により役立つことになる。また、本発明に係る健康増進パウダは、健康増進具で使用される素材に含ませるパウダ材料として好適であるということができる。
前記鉱石粉の加熱処理における加熱温度は、100℃以上600℃以下である。なお、加熱温度としては100℃以上300℃以下がより好ましく、120℃以上200℃以下がさらに好ましい。そして、前記鉱石粉の加熱処理における加熱時間は、10分以上60分以下である。なお、加熱時間としては、15分以上30分以下がより好ましい。
そして、上述した鉱石粉と、生体鉱物を粉粒化して得られた生体鉱物粉とが混合された混合粉を含む健康増進パウダであって、前記生体鉱物粉の原料が真珠層を構成する物質を含む生体鉱物である健康増進パウダがより好ましい。
鉱物に関する研究を重ねた結果、一般的な岩石の鉱物とは異なる生体鉱物に着目するに至り、生体鉱物である真珠層を構成する物質の粉粒(生体鉱物粉)と上記鉱石粉とを混合した混合粉が体質の改善や自然治癒力の増進により役立つことを見出した。その理由は必ずしも明確ではないが、生体によって生成された生体鉱物を混合することで、体質の改善や自然治癒力の増進により役立つと考えられる4μm〜14μmの波長の遠赤外線(育成光線)、特に10μm程度の波長の遠赤外線の割合が増加するのではないかと考えられる。
ここで、生体鉱物とは、生物が関与して形成される固体無機物質のことである。生体鉱物の一例としては、例えば、貝すなわち軟体動物本体である軟体の外套膜外面への分泌物により形成される硬組織(例えば貝殻)を一例に挙げることができる。
そして、本発明に係る健康増進パウダの原料に用いる生体鉱物としては、真珠層を構成する物質が好ましい。
なお、真珠層は、アラゴナイトの薄膜結晶が煉瓦状に積層されたものであり、積層された薄膜結晶同士の間に、キチン質などの弾性生体高分子及びたんぱく質を含むシート状の物質が存在する層構造である。アラゴナイトの組成は炭酸カルシウムである。そして、生体鉱物原料としては、アラゴナイトを含む生体鉱物がより好ましい。
ところで、真珠養殖などに用いられているアコヤ貝におけるアラゴナイト薄膜結晶の厚さは、一般的には、0.2μm〜0.4μmであるが、本発明に係る健康増進パウダの原料としては、特有の方法で製造することにより得られる0.5μm以上の厚さのアラゴナイト薄膜結晶を有する真珠層を含むものが好ましく、1μm以上がより好ましく、1.5μm以上がより好ましく、2.5μm以上がさらに好ましい。そして、アラゴナイト薄膜結晶の平均厚さが上記厚さ条件を満たすのがより好ましい。その理由は明確ではないが、アラゴナイト薄膜結晶の厚さが厚いほど、真珠層におけるアラゴナイトの割合が多くなると考えられ、製造される生体鉱物粉における炭酸カルシウムの割合が多くなると考えられるからある。なお、アラゴナイト薄膜結晶の上限厚さは、生成できる範囲で厚いものが好ましく、現時点では例えば10μm以下が好ましいということができると考えられる。
鉱石粉としては、加熱処理が施されたものが好ましく、生体鉱物粉としては、加熱処理が施されたものが好ましい。鉱石粉や生体鉱物粉に加熱処理を施すことで、体質の改善や自然治癒力の増進により役立つ鉱石粉や生体鉱物粉が得られるからである。
生体鉱物粉の加熱処理における加熱温度は、85℃以上250℃以下である。なお、加熱温度としては、100℃以上が好ましく150℃以上がより好ましい。また、220℃以下が好ましく200℃以下がより好ましい。
そして、生体鉱物粉の加熱処理における加熱時間は、5分以上60分以下である。なお、加熱時間としては、10分以上が好ましく12分以上がより好ましい。また、45分以下が好ましく30分以下がより好ましく20分以下がさらに好ましい。加熱時間の計測は、加熱開始の時点から開始してもよいが、加熱対象の生体鉱物粉の温度が85℃に達した時点から計測を開始するのが好ましい。また、予め加熱温度を設定して加熱を行うような場合は、その設定加熱温度に達した時点から計測を開始しても良い。
さらに、上述した混合粉に加熱処理を施し、その後冷却処理を施して得られた加熱済みの混合粉を含む健康増進パウダがさらに好ましい。混合粉に加熱処理を施すことで、体質の改善や自然治癒力の増進にさらに役立つ混合粉が得られるからである。なお、混合粉の加熱処理における加熱温度及び加熱時間は、生体鉱物粉を含んでいることから、上述した生体鉱物粉の加熱温度及び加熱時間と同様である。
また、本願に係る別の発明は、上述した健康増進パウダを含む素材が用いられている健康増進具と、上述した健康増進パウダを含む素材が用いられている環境改善具である。
なお、前記原料鉱石を粉粒化する粉粒化工程は、前記原料鉱石を粉砕する粉砕ステップを含む工程である。なお、粉粒化工程としては、より効率的に粉砕物を回収する回収ステップを有するものが好ましく、粉砕により得られた粉砕物に含まれる大粒の粉粒体を除去する選別ステップを有することがより好ましい。この場合、選別ステップでは、回収ステップで回収された回収物に含まれる大粒の粉粒体を除去することになる。さらに、前記選別ステップは、回収物を乾燥させる乾燥作業と、当該乾燥作業によって得られた乾燥物から大粒の粉粒体を除去する分離作業とを含むものであることが好ましい。
本発明に係る健康増進パウダ又はこれが内部に含有又は封入された素材が用いられている健康増進具を身につけておけば、体質の改善や自然治癒力の増進の一助として役立つ。
実施例1の健康増進パウダの製造工程を示す工程図である。 実施例2の健康増進パウダの製造工程を示す工程図である。 実施例3の健康増進ネックレスを示す正面図である。 健康増進シート(健康増進具)を示す正面図である。 健康増進眼鏡フレーム(健康増進具)を示す正面図である。
1…健康増進ネックレス(健康増進具)、2…ネックレス本体、
3…金具セット、3a,3b…金具セットの金具、
4…シート体(健康増進具)、4a…上シート、4b…下シート、
5…眼鏡フレーム(健康増進具)、
10…フロント、11,12…左右の枠、21,22…パッド、30…ブリッジ、
41,42…智、51,52…テンプル、E1,E2…耳、H…眼鏡フレーム装着者、
P…健康増進パウダ、
本発明に係る健康増進パウダは、用意した原料鉱石を粉粒状にする粉粒化工程と、当該工程で得られた粉粒物を加熱して冷却させる加熱冷却工程とを経て製造される。また、製造された健康増進パウダは、健康増進の材料に含有又は封入させて用いる材料として好適である。
実施例1の健康増進パウダの製造方法を図1を参照しつつ説明する。
まず、本実施例の健康増進パウダを製造するための原料鉱石を用意した。
本実施例では、原料鉱石として、山岳部で採石された接触変成岩(熱変成岩)を用意した。より具体的に説明すると、輝石ホルンフェルスや角閃石ホルンフェルスなどのホルンフェルスを含む鉱物であり、さらに言えば、輝石ホルンフェルスを含む鉱物である。また、原料鉱石のホルンフェルスは、成分としては、二酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、三酸化鉄、酸化カリウムを含有し、さらに菫青石を含有し、さらにバナジウム、ラドン、ルビジウム、チタン、ジルコニウムを含有し、さらに希土類元素であるランタン、ルテチウム、エルビウムを含有するものである。さらに原料鉱石のホルンフェルスは「カリウム-40」を含有するものでもよい。
次に、原料鉱石の粉粒を製造した(粉粒化工程)。
粉粒化工程は、粉砕ステップと、回収ステップと、選別ステップとで構成されている。
粉砕ステップは、原料鉱石を粉状にするステップである。粉砕方法としては、乾式及び湿式のいずれの方法であっても良いが、本実施例では、湿式の粉砕方法を用いた。より具体的に説明すると、本実施例では、岩石切断用カッタ刃(ディスコ社製:セグメントS−200)を用いたカッタを用意し、このカッタを用いて原料鉱石を切削し、粉状にした。また、カッタによる原料鉱石の切削では、カッタ刃と原料鉱石とが接する切削位置に水をかけつつ切削を行った。
回収ステップは、切削により生じた泥状物を回収するステップである。
本実施例では、カッタの下に防水シート敷き、当該防水シートで集めた泥状物を容器に回収した。
選別ステップは、沈殿作業と、乾燥作業と、乾燥作業後の分離作業とで構成されるステップである。
沈殿作業では、回収された泥状物が入った容器を静置し、回収した泥状物を沈殿物と上澄みとに分離した。本実施例における静置時間は24時間であった。
乾燥作業では、まず分離した塊状の沈殿物を崩すためのほぐし処理を行い、その後、ほぐした沈殿物を天日干し状態で、自然乾燥により乾燥させた。乾燥時間は8時間であった。乾燥作業においては、天日干しの際に1回以上のほぐし処理を行うのが好ましく、本実施例では複数回(具体的には2回)のほぐし処理を行った。また、乾燥時間としては、4時間以上が好ましく生産性の観点から12時間以下が好ましい。
分離作業では、乾燥した土状または砂状の汚泥物中から大粒の粒体を除去する処理を行った。分離作業では、500μm以上の粒径の粒体を除去することが好ましく、100μm以上の粒径のものを除去することがより好ましく、50μm以上の粒径の粒体を除去することがさらに好ましい。つまり、鉱石粉及び貝殻粉として好適な粒径の上限値以上の大きさの粒径の粒体を除去することが好ましい。大粒の粉体を除去する方法としては、例えば、遠心分離機や篩を用いる方法がある。本実施例では、まず篩を使い、その後、遠心分離機を用いて分離作業を行って、泥状物を基にする粉粒物を得た。
粉粒物を得ると、次に加熱冷却工程を実行した。
加熱冷却工程は、粉粒物を加熱処理し、その後、冷却処理する工程である。
加熱処理では、加熱された金属体の上で粉粒物を加熱した。本実施例では、釜(上側が開放された金属製容器)を用いて粉粒物を加熱(焙煎)した)。また、加熱温度は、150℃から200℃の間であり、加熱時間は、釜内の粉粒体表面の温度が150℃に達した時点から15分間であった。なお、焙煎する際に、加熱対象である粉粒体を混ぜるので、その際粉粒体同士が擦れ合い、より粉砕効果が高まると考えられる。
そして、加熱処理後、冷却処理を行った。冷却処理では、加熱に用いた容器内に加熱済みの粉粒物を入れたまま放冷(自然放熱)によって常温まで冷却させた。これにより、本発明に係る実施例1の健康増進パウダを構成する鉱石粉を得た。
このように、粉粒物に加熱処理を施すことによって、確実に乾燥されたパウダを製造することができる。本実施例のように、粉粒物を製造する過程で湿式の粉砕方法を用いた場合、粒内の空隙に水分が残る虞があるが、本実施例のように粉粒化した後に加熱処理を行うことにより、残留水分を確実に除去することができ、より高品質の健康増進パウダを製造することができる。
また、粉粒物に加熱処理を施すことによって、粉粒物を構成する個々の粒の独立化がより確実に促進される。湿式の粉砕方法を用いると、その後の乾燥作業(選別ステップ)中に、粒同士が付着し固まって、分粒化が妨げられる傾向にある。この点、本実施例のように、粉粒物に加熱処理を施すと、粒同士の付着に関与していた水分を確実に除去することができ、個々の粒の独立化が促進され、より細粒の分粒物が得られる。
さらに、粉粒物に加熱処理を施すことによって、より粉粒物の細粒化が促進される。上述したように、粉砕ステップでの粉砕によって得られた粉粒物には、尖った角を有する粒が多く含まれている。そして、上述したように、原料鉱石のホルンフェルスは、加熱により崩れやすい性質を備えている。従って、粉粒化工程を経て得られた粉粒物に加熱処理を施すと、尖った角を有する粒が崩れ、粉粒物の細粒化が促進される。これにより、粉粒物全体の表面積が増加すると共に粉粒物全体の角状の部位が増加する。
次に、実施例2の健康増進パウダの製造方法を、図2を参照しつつ説明する。
まず、本実施例の健康増進パウダを製造するための原料として、上述した原料鉱石と生体鉱物である貝殻を用意した。
原料鉱石は、実施例1で用意した鉱石と同じ接触変成岩である。そして、生体鉱物は、アコヤ貝の貝殻である。本実施例では、生体鉱物としてアコヤ貝の貝殻を用意した。
そして、原料鉱石を基にして鉱石粉を製造した。製造方法は、実施例1で説明したものと同じである(図1参照)。そこで、ここではその詳細な説明を省略する。
また、もう一つの原料であるアコヤ貝の貝殻を基にして貝殻粉(生体鉱物粉)を製造した。貝殻粉の製造手順は、基本的には、鉱石粉の製造手順と同様である。
つまり、まず、貝殻の粉粒を製造する粉粒化工程を実行し、その後、得られた粉粒物に加熱冷却工程を施すことによって、貝殻粉を製造した。
貝殻粉の製造についての粉粒化工程は、粉砕ステップと、選別ステップとで構成されている。
貝殻を粉状にする粉砕ステップで用いる粉砕方法としては、乾式及び湿式のいずれの方法であっても良いが、本実施例では、乾式と湿式の粉砕方法の両方を用いた。より具体的に説明すると、本実施例では、まず破砕機を用いて貝殻を砕き、次に、得られた破砕物と水をミキサー器に投入し、ミキサー器によってより細かく貝殻を粉砕して貝殻粉を得た。
選別ステップは、鉱石粉を製造する場合と同様、沈殿作業と、乾燥作業と、乾燥作業後の分離作業とで構成されるステップである。また、各作業内容も、鉱石粉を製造する場合と同様である。従って、ここでは、選別ステップについて、その詳細な説明を省略する。
貝殻粉(粉粒物)を得ると、次に加熱冷却工程を実行した。
加熱冷却工程は、貝殻粉を加熱処理し、その後、冷却処理する工程である。
加熱冷却工程も、鉱石粉製造におけるものと同様である。従って、ここでは、選別ステップについて、その詳細な説明を省略する。
このようにして、鉱石粉と貝殻粉を製造すると、次に鉱石粉と貝殻粉を所定割合で配合し、均一に混ざるように混合し、実施例2の健康増進パウダを構成する混合粉を得た(調合工程)。
なお、鉱石粉と貝殻粉の配合比率は、特に限定されるものではない。具体的な配合比率の例については、後述する実施例3の健康増進ネックレスの使用実験のところで説明する。
そして、得られた混合粉に対して、再度、加熱冷却工程を実行して、混合粉からなる健康増進パウダを得た。
なお、ここで実行した加熱冷却工程は、鉱石粉や貝殻粉に対して実行した加熱冷却工程と同様であった。従って、ここでは、選別ステップについて、その詳細な説明を省略する。
なお、鉱石粉及び貝殻粉としては、微粒のものが好ましい。具体的には、粒径は100μm以下が好ましく、50μm以下がより好ましく、さらに微粒が好ましい。ただし、生産性や歩留まり(特に静置による沈殿効率)の観点では、粒径は大きい方が効率が良い。従って、この点に関して言えば、鉱石粉及び貝殻粉の粒径は、0.1μm以上が好ましく、1μm以上がより好ましく、10μm以上がさらに好ましい。従って、このような粒径の粒子を主に含む鉱石粉や混合粉から構成された健康増進パウダが好ましいということができる。
次に、上記実施例の健康増進パウダを用いた健康増進ネックレスの実施例について説明する。なお、健康増進ネックレスは健康増進身体装着具の一種であり、健康増進身体装着具は健康増進装身具の一種であり、健康増進装身具は健康増進具の一種である。
図3に示されるように、健康増進ネックレス(以下、単にネックレスと称する)1は、ゴム製の中空チューブからなるネックレス本体2と、中空のネックレス本体2内に封入された健康増進パウダPと、ネックレス本体2の両端に取り付けられた一組の金具セット3とで構成されている。なお、本実施例では、ネックレス本体2内に2.5グラムの健康増進パウダPを封入した。
一組の金具セット3を構成する両金具3a,3bは、相互に係合離脱可能な周知の構造のものである。従って、両金具3a,3bを離脱させた状態でネックレス1を首周りに配置し、その後両金具3a,3bを係合させることで、容易にネックレス1を首周りに装着することができる。また、一組の金具セット3を構成する各金具3a,3bは、ネックレス本体2の両端開口を塞ぐ蓋体としても機能する。ネックレス本体2の両端に金具3a,3bを装着することで、ネックレス本体2内に封入された健康増進パウダPの漏れが防止されている。
次に、実施例1のネックレスの使用試験及びその結果について説明する。
本使用試験では、封入された健康増進パウダPの配合が異なる複数種類のネックレスを用意し、30日から45日の一定期間、肩こりなどの不調部位を抱える被験者に貸与して使用してもらい、使用による効果に関する感想を調査した。次に示す表1中、健康増進パウダ配合比率の欄は、貸与したネックレスにおける鉱石粉と貝殻粉の配合比率を示すものである。また、効果判定の欄は、効果に関する使用後の感想を示すものである。なお、各被験者には、封入した健康増進パウダの成分については知らせていない。また、被験者1〜18は、同一人物が重複して被験者になっている場合がある。
Figure 2013066698
表1に示されるように、実施例1の健康増進パウダ(被験者1、2参照)及び実施例2の健康増進パウダ(被験者3〜18参照)のいずれについても、肩こりなどの不調部位の症状が軽くなる効果があるという感想が得られた。そして、実施例2の健康増進パウダの中でも、特に、鉱石粉「100」に対して、貝殻粉が「5」、「10」、「15」又は「20」の比率で混合された健康増進パウダが封入されたネックレスは、症状軽減効果が明らかであるという優れた感想が得られた。
従って、鉱石粉と貝殻粉の配合比率は、特に限定されるものではないが、鉱石粉を80重量%以上96重量%、貝殻粉を4重量%以上20重量%以下の割合で混合するのが好ましいといえる。別言すれば、鉱石粉「100」に対して、貝殻粉を「4」以上「24」以下の比率で混合するのが好ましいといえる。
なお、上述しているように、実施例3のネックレス1(図3参照)は、健康増進具の一種であり、健康増進具の一実施例である。そして、健康増進具は、種々改変することが可能である。つまり、本発明に係る健康増進具には、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で改変されたものが含まれる。
例えば、健康増進装身具として、頭部、腕、足あるいは腰に装着可能な装身具であって、健康増進パウダを含むものを挙げることができる。このような装身具とは、例えば、ピアス、イヤリング、かんざし、ネックレス、アンクレット、ベルト、バンド、腰紐、帯留め、帯締めなどの装飾品などの装身具を挙げることができる。これらのうち、例えばアンクレットやベルトなどは、実施例3のネックレス1のネックレス本体2の長さだけを変えることによって製造可能である。
また、実施例3のネックレス1のネックレス本体2は、中空のゴムチューブであるが、中実の紐状のゴム体でもよい。この場合、この紐状のゴム体の内部に健康増進パウダを含ませる。内部に含ませる構成としては、例えばゴム体の内部に健康増進パウダが挟み込まれた構成や、練り込まれた構成などを挙げることができる。
また、具体的な健康増進具として、図4に示されるようなシート体4や図5に示される眼鏡フレームFを挙げることができる。
シート体4は、上シート4aと、下シート4bと、両シート4a,4bの間に挟まれた健康増進パウダPとで構成されている。このシート体4を製造する場合は、まず下シート4b上に健康増進パウダPを載せる。その後、両シート4a,4bを接着することで、シート体4を製造することができる。図4のシート体4の両シート4a,4bは、周知のラミネートフィルムであり、ラミネート処理によって相互に接着されている。これにより、両シート4a,4bに挟まれた健康増進パウダPの漏れが防止されている。このシート体4は、使用者の不調部位の近くに貼り付けたり、配置したりして用いられる。例えば、足に不調を抱えている場合であれば、靴の中敷きの下に入れて用いることが可能である。
なお、両シート4a,4bの接着方法としては、ラミネートの他、接着剤を用いる方法など種々の接着方法を用いることが可能である。
また、図4のシート体4では、上下のシート4a,4bで健康増進パウダPを挟む構成であるが、一枚のシートで構成してもよい。この場合、シート体を構成する一枚のシートとして、その内部に健康増進パウダPが練り込まれたものを用いる。
また、眼鏡フレームF(図5参照)は、周知の構成を有するものであり、眼鏡フレーム装着者Hが眼鏡フレームFを装着した状態で、装着者Hの顔面前側に位置するフロント10と、フロント10の左右両端部に設けられた左右の智41,42と、装着者Hの側頭部に位置すると共に装着者Hの耳E1,E2に引っ掛けられる左右のテンプル51,52とを備えている。そして、フロント10は、左右の枠11,12と、左右の枠11,12に取り付けられたパッド21,22と、左右の枠11,12部を一体に連結するブリッジ30とを備えている。そして、眼鏡フレームを構成するフロント10、智41,42、テンプル51,52は、その表面に上述した健康増進パウダを含有する塗布剤が塗布されている。
このような構成の眼鏡フレームFは、人の頭部(又は顔面)に装着するものであるので、例えば、目の疲れ対策の装身具として有用である。
なお、眼鏡フレームの構成要素として健康増進パウダを含ませる方法としては、当該パウダ含有塗布剤を塗布する方法の他に、例えば、健康増進パウダが練り込まれた材料でフロント10、智41,42及びテンプル51,52を構成する方法や、中空の素材を用いてフロント10、智41,42及びテンプル51,52を構成する方法を挙げることができる。なお、中空素材を用いる場合は、その中空部分に健康増進パウダが封入又は充填された素材を用いる。
さらに、装身具には、例えば、衣服、下着、靴下、靴、手袋、帽子、サポータ、ベルト、ウエットスーツ、肩パット、靴の中敷き、眼鏡、サングラス、耳栓、補聴器、マスク、マウスピース、そして睡眠時の口閉じのために用いられる口閉じ具、さらにはIDカードの携行品を首に掛けて所持するための装身具や、腰に吊るすなどして所持する際に用いられる紐などの保持具など、種々の装身具が含まれる。
また、健康増進具としては、日用品、文房具、事務用品、ペット用品、インテリア用品、建材(建築材料、建築資材)などであって健康増進パウダを含むものを挙げることができる。日用品の中でも、健康増進具としてより適したものは、比較的長時間身体に接触した状態又は隣接する状態で用いられる枕カバー、掛け布団などの寝具、座布団、椅子マット、ランチョンマットなどの敷物、スリッパなどである。インテリア用品としては、例えば、ベッド、カーテン、ブラインド、カーペット、畳などを挙げることができる。建材としては、柱や壁などの構造躯体に用いられる構造材、内装に用いられる内装材(室内建材)、外装に用いられる外装材(あるいは屋外建材)、さらには付随的に用いられる建築用の接着剤や塗料など補助材などが含まれる。具体的には、例えば、壁紙、漆喰などを含む壁材、フローリング用の板材やリノリウムなどを含む床材、あるいは屋根材、外壁やコンクリート屋根などに施行される断熱、遮熱、耐熱用の塗料などを挙げることができる。
また、上記実施例での結果等を得たことから、健康増進パウダは、いわゆる高遠赤外線放射率の物質と考えられるなど、様々な効果がある可能性を見出した。
そこで、健康増進パウダを用いて、さらに様々な検討を行った。その結果、体質の改善や自然治癒力の増進のためだけでなく、環境改善などの様々な場面でこのパウダ(以下、環境改善パウダと称する)が役立つことを見出した。
例えば、上述したインテリア用品や建材は、健康増進具であると共に環境改善具でもあるということができる。
さらひ、例えば、環境改善パウダを含む台所用品、食品容器あるいは食器が有用であると考えられることを見出した。そこで、食品に対する有効性を確認する実験を行った。
具体的には、まず、鮮魚であるイワシと、このイワシを載せるトレーと、環境改善シートを用意した。なお、環境改善シートは、名刺サイズのラミネートフィルムシートを二枚用意し、その間に環境改善パウダを均等に広げた状態で挟み、この状態の両シートをラミネート処理により融着させたものである。なお、間に挟んだ環境改善パウダの量は、0.5グラムであった。
そして、一方のトレー上にイワシを直接載せた一方の試験体と、他方のトレー上に環境改善シートを敷き、その上にイワシを載せた他方の試験体とを用意し、両者を同じ環境下において、生菌増殖状況を測定した。なお、両者が置かれた環境とは、冷蔵温度が+5℃に設定された冷蔵庫内である。また保管期間は一週間であった。そして、保管期間経過後、両試験体を冷蔵庫から取り出し、保冷容器に入れて食品衛生検査センターに搬送し、ここで生菌数を測定(食品検査成績を取得)した。
その結果、環境改善シートを用いなかった一方の試験体では、生菌数がイワシ1グラムあたり40000個であったのに対し、環境改善シートを用いた他方の試験体では、生菌数がイワシ1グラムあたり20000個であった。つまり、環境改善シートを用いることで、生菌の増殖が半減まで抑制されていた。この結果に基づけは、環境改善シートは、鮮魚などの生鮮食品の賞味期間や消費期限までの期間を倍増させることができることになる。
このように、環境改善パウダを含む用品を用いると、種々の雑菌や生菌の増殖を抑制する効果があることが解った。また、雑菌等の増殖が抑制されれば、臭いの発生が抑制される(あるいは消臭効果がある)と考えられる。
この結果、環境改善パウダを含む台所用品、厨房用品、お皿や食品保存用の容器などの食品容器、湯飲みやコップや飲料保存用の容器などの飲料容器、食品載置部材(例えば食品を載置する載置台や載置板など)、食品用敷物(例えば食品を載置するシートや食品を包むシートなど)は、種々の雑菌や生菌の増殖を抑制できる点で有用であることが解った。
なお、上記容器としては、プラスチックなどの合成樹脂製、ガラス製、紙製、漆器などを含む木製、金属製のものはもちろんのこと陶器や陶磁器が含まれる。陶器や陶磁器の材料である粘土として、環境改善パウダを含む粘土を用いても良いが、例えば、本焼き後に行われる上絵付けの際、環境改善パウダが混合などによって含ませられた絵具を用いることが考えられる。また、金継ぎなどによって修理された陶器や陶磁器が前記容器に含まれる。漆などの金継ぎの材料として環境改善パウダを含むものを用いているものは、環境改善パウダを含む陶器または陶磁器である。
また、環境改善パウダを含む物は、食品や飲料が入れられた容器の中に一緒に入れる同梱剤としても有用である。同梱剤は、例えば、食品と一緒に入れて用いられている乾燥剤と同様の形態で用いることができる。また、ここでいう同梱剤としては、その他にも例えば、飲料中に浸漬させた状態で用いられる飲料改質剤を挙げることができる。このように、上述した環境改善パウダは、食品や飲料に接触あるいは隣接して用いられる用品(及び当該用品の構成素材)に含ませる素材として有用であることが解った。
なお、環境改善パウダを含ませる形態としては、混合、封入、塗布、貼着などを挙げることができる。混合とは、例えば、素材の原料の一部として環境改善パウダを用いる形態である。環境改善パウダを混合する素材としては、合成樹脂材料などの固体や水、ジェル、軟膏あるいは泡状体などの流体を挙げることができる。封入とは、例えば、中空部を有する素材の中空部に環境改善パウダを入れる形態や、包材で環境改善パウダを包んだり挟んだりする形態である。塗布とは、例えば、素材の外面などの表面に環境改善パウダを塗る形態である。具体的には、環境改善パウダを混入させた塗布剤(塗料や接着剤など)を素材の塗布する形態である。例えば、衣料用の繊維の表面をコーティングする形態などを挙げることができる。そして、貼着とは、例えば、素材の外面などの表面に貼り付ける形態である。具体的には、素材の表面の粘着面に環境改善パウダを貼る形態(例えば、まぶしたり、蒔いたりする形態が含まれる)や、素材の表面に環境改善パウダ入りのシートなどを貼り付ける形態である。これらの形態は、上述した健康増進パウダを各種素材に含ませるための形態や、次に説明する建材などに含ませるための形態でもある。
また、日用品としては、例えば、シャンプーなどのヘアケア用品、石鹸、制汗用の液やスプレー、消臭や清涼感を与えるための液やスプレー、化粧水や保湿液等の化粧品などのスキンケア用品、口臭予防用の液やスプレーなどのオーラルケア用品などであって、環境改善パウダを含めたものが考えられる。なお、ペット用品としても、同様のものが考えられる。
また、環境改善パウダは、環境が悪い空間や悪化し易い空間に配置する部材に含ませる素材の一つとして用いてもよい。このような空間に、環境改善パウダを含む部材を配置すると、種々の雑菌や生菌の増殖を抑制する効果があると共に、臭いの発生を抑制する効果(あるいは消臭効果)があると考えられる。
このような空間としては、例えば、淀んだ空気や流動が悪い空気が存在する閉空間や人間や動物などの生体を取り巻く生体生活空間を挙げることができる。例えば、人間やペットなどの身体と身体装着物との間に存する空間は、上記閉空間であり且つ生体生活空間でもある。なお、上述した身体装着物のうち、身体と身体装着物との間に配置される身体装着物は、環境改善用具でもあるということができる。具体的には、身体装着物の裏側(身体側)に配置される衣類の裏地、肩パット、靴の中敷きなどである。
また、上述した生体生活空間に配置されるものとしては、例えば、上述した壁紙、漆喰、建物用の板などの建材や、パソコン、家電、コンセントなどの電磁波を発する電気関連製品を挙げることができる。そして、このような建材や、これらの建材の材料に環境改善パウダを含ませた環境改善用具が考えられる。また、このような電気関連製品の材料に環境改善パウダを含ませた環境改善用具が考えられる。さらに、電気関連製品の周辺で用いる周辺製品や、当該周辺製品の材料に環境改善パウダを含ませた環境改善用具などが考えられる。ここでいう周辺製品としては、例えば、キーボードカバー、スクリーンなどの機器の清掃に用いられる液状、泡状あるいはジェル状のクリナー、スクリーン保護シートなどを挙げることができる。
また、実験及び検討を行ったところによれば、環境改善パウダは、植物などの生体の育成増進効果があった。従って、例えば、環境改善パウダそのものを肥料又は土壌改良剤として用いることが可能であると考えられる。また、環境改善パウダを含めた肥料、土壌改良剤、腐葉土、植物育成用の水が考えられる。なお、肥料や土壌改良剤の形態としては、例えば固形状、ゲル状、液体状といった形態を挙げることができる。さらに、例えば動植物育成スペースに置いたり蒔いたりして用いる環境改善剤として用いることが考えられる。動植物育成スペースとは、例えば、屋内外の田畑などの圃場や水耕栽培場所、牧場や舎屋内などの家畜飼育場所、観葉植物などの植物が設置された屋内外のスペース、ペットが飼育される屋内外のスペースなどを挙げることができる。そして、環境改善剤を蒔くスペースとしては、例えば、屋内外の地面や床面の表面を挙げることができる。地面や床面としては、自然界由来の地面の他、コンクリートなどの人工物によって構成された屋内外の人工的な地面や床面が含まれる。さらには、植物に接触あるいは隣接して用いられる花瓶、植木鉢、プランタなどの植物育成容器に含ませる素材として用いることが考えられる。さらには、本実施形態のパウダを食用(特に動物飼料)に用いることが考えられる。例えば、環境改善パウダそのものを飼料に混ぜる飼料改良剤として用いることや環境改善パウダを含めた飼料が考えられる。環境改善パウダを飼料に含める形態としては、固形状、ゲル状、液体状の飼料に混ぜる形態を挙げることができる。

Claims (10)

  1. 接触変成岩を含む原料鉱石を粉粒化して得られた鉱石粉に加熱処理を施し、その後冷却処理を施して得られる加熱済みの鉱石粉と、真珠層を構成する物質を含む生体鉱物を粉粒化して得られた生体鉱物粉とが混合された混合粉を含んでおり、
    前記加熱処理は、加熱温度が100℃以上600℃以下である健康増進及び環境改善のパウダ。
  2. 前記生体鉱物粉は、加熱処理が施された生体鉱物粉である請求項1に記載のパウダ。
  3. 前記生体鉱物粉に施される加熱処理の加熱温度は85℃以上250℃以下である請求項2に記載のパウダ。
  4. 前記混合粉は、混合後に加熱処理を施し、その後冷却処理を施して得られた加熱済みの混合粉である請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のパウダ。
  5. 前記混合粉に施される加熱処理の加熱温度は85℃以上250℃以下である請求項4に記載のパウダ。
  6. 前記原料鉱石を粉粒化して得られた前記鉱石粉に施される加熱処理の加熱時間は10分以上60分以下である請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のパウダ。
  7. 前記生体鉱物粉に施される加熱処理の加熱時間は5分以上60分以下である請求項6に記載のパウダ。
  8. 前記混合粉に施される加熱処理の加熱時間は5分以上60分以下である請求項6又は請求項7に記載のパウダ。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のパウダを含む素材が用いられている健康増進具。
  10. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のパウダを含む素材が用いられている環境改善具。
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