JP3166915U - 健康器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】枕の上に載置等して人の体圧、動き或いは体温により帯電し遠赤外線を発生させることができる健康器具を提供する。【解決手段】セラミックス系粒状体2を充填してなる袋体3を内体とし、該内体を袋状の外体4に1又は2以上収納してなる健康器具1。セラミックス系粒状体2が、麦飯石粒子と天然の岩石の砕屑性堆積岩の一種の細粒砂岩とからなる。人の身体に立てて用いる時には、袋体内部のセラミックス系粒状体2をフイルム等に接着して袋体内部に収納する。袋体が介在していること等から皮膚に痛みを伝えることはなく、寝ているときの人の圧力や動きや体温等により袋体を通してその内部のセラミックスから遠赤外線や電圧等が発生して保温効果や血管の拡張作用等により健康への効果を高めることができる。セラミックス系粒状体が麦飯石粒子と天然の岩石の砕屑性堆積岩の一種の細粒砂岩とからなるのでより一層効果が高い。【選択図】図1

Description

本考案は、健康器具に関し、特に、セラミックス系粒状体を袋体に内蔵した健康器具に関するものである。
セラミックスは、『非金属・無機材料であって、その製造工程において高温処理を受けたもの』と定義されている。
当該セラミックスの中には、ファインセラミックスも包含され、当該ファインセラミックスは、JIS1600(ファインセラミックス関連用語)では、『目的の機能を十分に発現させるため、化学組成、微細組織、形状および製造工程を精密に制御して製造したもので、主として非金属の無機物質から成るセラミックス』と定義されている。
セラミックスの遠赤外線放射等による健康への効果については既に広く知られている。
しかし、これまでの利用法は、セラミックス粉末を繊維に塗付したり、繊維中に浸漬する等の方法であって、粉末が剥がれ落ちる欠陥があったり、セラミックスが健康器具に使用されていても、その健康への効果が弱い等という欠点があった。
そこで、当該セラミックスの遠赤外線放射等による健康への効果をより一層高めることが求められるが、セラミックスの当該効果を高める為には、人肌をセラミックスに直接触れさせたり或いは人肌になるべく近い位置で触れさせることが良いこと、ただし、皮膚に近い位置で触れさせたりする以上、セラミックスは堅く皮膚に痛みを伝えるものであってはならないこと、セラミックスには遠赤外線だけでなく、電磁波を発生するものや、摩擦し合うことで電圧が発生したりするものもあるが、それらの効能を有効に取入れられること、又、例えば人の腰の下に敷いて人の体温とか人の体圧とか人の就寝中の動き等を健康器具として利用するような場合に、その内部のセラミックスに破損が生じなく、又、遠赤外線や電圧等が人の体圧とか人の就寝中の動き等により有効に発生できること等が要求される。
本考案は、上記のような要求に答えることのできるセラミックスを用いた健康器具を提供することを目的としたものである。
本考案の他の目的および新規な特徴は以下の明細書及び図面の記載からも明らかになるであろう。
本考案の実用新案登録請求の範囲は、次の通りである。
(請求項1) セラミックス系粒状体を袋体に充填してなることを特徴とする健康器具。
(請求項2) 請求項1に記載のセラミックス系粒状体を充填してなる袋体を内体とし、当該内体を袋状の外体に1又は2以上収納してなることを特徴とする健康器具。
(請求項3)セラミックス系粒状体が、麦飯石粒子と天然の岩石の砕屑性堆積岩の一種の砂岩粒子とからなることを特徴とする、請求項1又は2に記載の健康器具。
(請求項4) 健康器具が、枕の上に載置するか、腰の下に敷設するか或いは手足の下に敷設して人の体圧、動き或いは体温により帯電し遠赤外線を発生してなることを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の健康器具。
(請求項5) 健康器具における袋体内部のセラミックス系粒状体を紙又はフイルムに接着し、当該セラミックス系粒状体を接着した紙又はフイルムを袋体内部に収納してなることを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の健康器具。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、本考案によれば、請求項1に示すように、セラミックス系粒状体を袋体に充填して健康器具としてなり、当該健康器具を、寝るとき等に枕の上に敷設して、人の頭と枕との間に介在させると、セラミックス系粒状体より発生した遠赤外線による保温効果や血管の拡張作用や皮膚刺激作用や新陳代謝の促進効果や血液のさらさら化効果などにより、健康への効果を高めることができる。又、セラミックス系粒状体を袋体に充填してなるので、セラミックスが人肌に近い位置で触れることができ、袋体が介在しているので、皮膚に痛みを伝えることはなく、寝ているときの人の頭の動きや重量や体温等により、袋体を通してその内部のセラミックスから遠赤外線や電圧等が発生して上記効能を有効に取入れられることができる。枕だけでなく、寝るときに腰部や足部(脚部)などと寝床との間に当該健康器具を介在させても同様の作用効果を生じさせることができる。
又、請求項2に示すように、請求項1に記載のセラミックス系粒状体を充填してなる袋体を内体とし、当該内体を袋状の外体に1又は2以上収納してなると、上記と同様に、当該健康器具を、寝るとき等に枕の上に敷設して、人の頭と枕との間に介在させると、セラミックス系粒子より発生した遠赤外線による保温効果や血管の拡張作用や皮膚刺激作用や新陳代謝の促進効果や血液のさらさら化効果などにより、健康への効果を高めることができる。セラミックス系粒状体を袋体に充填してなるので、セラミックスが人肌に近い位置で触れることができ、袋体が介在しているので、皮膚に痛みを伝えることはなく、寝ているときの人の頭の動きや重量や熱(体温)等により、袋体を通してその内部のセラミックスから遠赤外線や電圧等が発生して上記効能を有効に取入れられることができる。枕だけでなく、寝るときに腰や脚などと寝床との間に当該健康器具を介在させても同様の作用効果を生じさせることができる。特に、請求項2に示すように、セラミックス系粒状体を充填してなる袋体を内体とし、当該内体を袋状の外体に2以上収納してなると、就中、セラミックス系粒状体を充填してなる袋体を小袋の内体とし、当該小袋の内体を、袋状の外体に複数収納するようにすると、当該セラミックス系粒状体に偏りが生じるのを防止し、又、セラミックス系粒状体が人体の動きに応じて自由に流動し、帯電し易くなり、健康器具として有効になる。
更に、請求項3に示すように、セラミックス系粒状体が、麦飯石粒子と天然の岩石の砕屑性堆積岩の一種の砂岩粒子とからなるようにすると、前記効果をより一層高めることができ、セラミックス系粒状体が人体の動きに応じて自由に流動し、帯電し易くなり、健康器具としてより一層有効になる。
更に又、請求項4に示すように、健康器具が、袋状であって、枕の上に載置するか、腰の下に敷設するか或いは手足の下に敷設して人の体圧或いは動きにより帯電し遠赤外線を発生してなるようにすることにより、人の体圧などを利用して前記効果をより一層高めることができる。
請求項5に示すように、健康器具における袋体内部のセラミックス系粒状体を紙又はフイルムに接着し、当該セラミックス系粒状体を接着した紙又はフイルムを袋体内部に収納するようにすると、健康器具を立てて使用するような場合に、袋体内部のセラミックス系粒状体の下方向(底部)への落下を防ぐことができ、当該落下により前記効果に支障を生じることを防止できる。
次に、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。
本考案の健康器具1は、図1及び図2に示すように、セラミックス系粒状体2を袋体3に充填し、当該セラミックス系粒状体2を充填した袋体3を内体とし、当該内体3を袋状の外体4に収納してなる。
当該実施例1では、当該セラミックス系粒状体2を充填した袋体3が、外体4の内部に、4個収納してなる例を示してあるが、当該セラミックス系粒状体2を充填した袋体3は、1又は2以上収納することができる。
図3(A)には、当該セラミックス系粒状体2を充填した内体3を外体4の内部に1個収納してなる例を示している。
当該セラミックス系粒状体2を充填してなる袋体3は、出来るだけ小袋とし、当該小袋を、袋状の外体に複数収納するようにすると、当該セラミックス系粒状体2に偏りが生じるのを防止し、又、セラミックス系粒状体2が人体の動きに応じて自由に流動し、帯電し易くなり、健康器具としてより一層有効になる。
図4では、当該セラミックス系粒状体2を充填してなる袋体3を、袋状の外体4に、6個収納するようにしてなる例を示している。
当該セラミックス系粒状体2を充填することができる当該袋体3は、例えば、合成樹脂からなる。
当該セラミックス系粒状体2を充填することができる当該袋体(内袋)3は、4辺中の1辺に、セラミックス系粒状体2を充填することができる開口を設け、当該開口からセラミックス系粒状体2を充填し、当該袋体3(内袋)を外体4に収納し、健康器具1を構成するときには、当該開口を閉じておくようにすることができる。
当該外体4も袋状物からなり、当該袋状の外体4にも、上記のセラミックス系粒状体2を充填した袋体3を当該外体4に収納できるように開口を設ける。健康器具1を構成するときには、当該外体4の開口を閉じておく。帯状ファスナ−等を用いて、当該外体4の開口を閉じておくことができるようにしておき、適宜、当該セラミックス系粒状体2を充填した袋体3の交換をできるようにしておくとよい。
当該袋体3も、当該外体4も、必ずしも通気性を有すことを要求されないが、通気性を有するメツシュ状の生地等を用いてもよく、麻等の織布を使用してもよい。
当該袋体3も、当該外体4も、必ずしも、透明素材を用いる必要はないが、必要に応じて透明性を付与してもよい。
当該袋体3も、当該外体4も、当該実施例では、四角形状に構成された例を示してあるが、三角形状などの形態であってもよい。
本考案で使用されるセラミックス系粒状体2とは、前記で定義されたセラミックスの粒子の他に、セラミックスに類似又はその系統の粒子を包含する。
当該セラミックスは、その組成の面から、以下のように分類される。
元素系 例:ダイヤモンド (C)
酸化物系 例:アルミナ (Al)、ジルコニア
水酸化物系 例:ハイドロキシアパタイト
炭化物系 例:炭化ケイ素 (SiC)
窒化物系 例:窒化ケイ素
ハロゲン化物系 例:蛍石
他に、炭酸塩系、リン酸塩系
主なファインセラミックスには、チタン酸バリウム、窒化ホウ素、フェライト、チタン酸ジルコン酸鉛、炭化ケイ素、窒化ケイ素、ステアタイト(MgOSiO) 、酸化亜鉛、ジルコニア等が挙げられる。
本考案では、前記目的から、当該セラミックス系粒状体2が、麦飯石粒子と天然の岩石の砕屑性堆積岩の一種の砂岩粒子とからなり、又、健康器具として、枕の上に載置したり、腰の下に敷設したり或いは手足の下に敷設して、人の体圧、動き或いは体温により、帯電し遠赤外線を発生してなることが好ましい。
麦飯石粒子における当該麦飯石は、花崗斑岩あるいは石英斑岩の1種で、暗黒色の石基の中に白い石英の斑晶が浮かぶ姿が、麦飯に見えることから、麦飯石と名付けられ、麦飯を集めたような豆粒或いは米粒大の粒状結晶が存在する。多孔質で、岐阜県加茂郡白川町等の地で産する。無水ケイ酸が主成分(7割)である。
当該麦飯石粒子における当該麦飯石の粒径としては、通常は、約9mm〜15mmであるが、皮膚に痛みを伝えることがなく、セラミックス系粒子が人体の動きに応じて自由に流動し、帯電し易くなり、寝ているときの人の頭の動きや重量等により、袋体を通してその内部のセラミックスが、遠赤外線や電圧等が発生して上記効能を有効に取入れられることができる等から、粒径1mm以上好ましくは1mm〜5mmの細粒に成形されていることが好ましい。
天然の岩石の砕屑性堆積岩の一種の砂岩粒子は、大分県と宮崎県との県境の周辺で産出される。当該天然の岩石よりなる砂岩は、(イ)石英、斜長石及びカリ長石を主成分とした砕屑性結晶粒子、(ロ)中性〜酸性火山岩の他、泥質変成岩を含む構造の岩片、及び、(ハ)石英粒子を含有してなり砕屑性結晶粒子と岩片との間を埋める基質とから構成されている。
当該天然の岩石の主成分は、SiO、Al、TiO、Fe、MgO、NaO、KOで、Nbなどの微量成分を含有する。
当該砂岩粒子における当該砂岩の粒径としては、通常は、約9mm〜15mmであるが、皮膚に痛みを伝えることがなく、セラミックス系粒子が人体の動きに応じて自由に流動し、帯電し易くなり、寝ているときの人の頭の動きや重量等により、袋体を通してその内部のセラミックスが、遠赤外線や電圧等が発生して上記効能を有効に取入れられることができる等から、粒径1mm以上好ましくは1mm〜5mmの細粒に成形されていることが好ましい。
当該麦飯石粒子や天然の岩石の砕屑性堆積岩の一種の砂岩粒子は、その原石又は鉱石や成形体が使用できる。
当該成形体として、一旦原石又は鉱石を粉末とし、成形後に、焼成(焼結)した焼結体を使用することができる。
当該焼結体は、例えば、麦飯石や天然の岩石を粉砕して得られる粉末材料を造粒した後、当該造粒された粉末材料を焼結させて製造することができる。
上記の成形や焼結は、セラミックスや粉末冶金で通常用いられている方法で行うことができる。例えば、金型成形、CIP等による加圧成形、無加圧焼結、ホットプレス、HIP、放電プラズマ焼結(SPS)等による焼結を行うことができる。これらの中でも、SPSは粉末成形が不要で、短時間で緻密な焼結体が得られ、焼結時の変形がない等の利点がある。
焼成温度は、一般的には、450〜850℃の低温で行う。
本考案では、一旦原石又は鉱石を粉末とし、成形後に、低温例えば700℃で焼成(焼結)した焼結体について検討した結果、例えば枕の下に敷いて使用して人の頭により圧せられるように、人により圧せられても、破損が少なく、又、遠赤外線や電圧等が発生して人体に対して有効となる等からは、当該低温焼結体を再び粉末とし、成形後に、再度高温で焼成した焼結体を使用することが好ましいことが判った。
そして、本考案の健康器具のように例えば枕の下に敷いて使用して人の頭により圧せられるように、人により圧せられても、破損が少なく、又、遠赤外線や電圧等が発生して人体に対して有効となる等から、1300℃以上好ましくは1300℃〜2000℃の高温で焼成させたものが好ましいことが判明した。
当該再焼結体も、粒状のパッド(pad、詰め物)2として、袋体3に充填する。
当該充填するセラミックス系粒状体のパッド2の形状としては、皮膚に痛みを伝えることがなく、セラミックス系粒子が人体の動きに応じて自由に流動し、帯電し易くなり、寝ているときの人の頭の動きや重量等により、袋体を通してその内部のセラミックスが、遠赤外線や電圧等が発生して上記効能を有効に取入れられることができる等から、球形やペレット状が好ましい。
当該再焼結体の粒径も上記と同様である。
パッド2は、それぞれ別個に得られた麦飯石粒子と天然の岩石の砕屑性堆積岩の一種の砂岩粒子とを混合し、当該混合物を一つの袋体3の中に充填するとよい。
当該麦飯石粒子と当該砂岩粒子との混合比率は、麦飯石粒子や当該砂岩粒子の混合パッド2が、皮膚に痛みを伝えることがなく、当該混合物が人体の動きに応じて自由に流動し、帯電し易くなり、寝ているときの人の頭の動きや重量等により、袋体を通して外部に遠赤外線や電圧等を発生させて上記効能を有効に取入れられることができる等を考慮して決定することができる。
パッド2の形成に際して、他の遠赤外線セラミックス粒子を添加使用することができる。当該遠赤外線セラミックス粒子としては、電気石、アルミナ、酸化ジルコニウム、ムライト、ゼノタイム、陶土等が挙げられる。原石又は鉱石でもよいが、前記のような高温で焼成した焼結体よりなることが、上記と同様の理由から好ましい。
パッド2の形成に際して、ゼオライトセラミックス、活性炭、酸化チタン、黒曜石、リンサンエン鉱物、北投石、石英閃緑岩等を更に添加することもできる。
その際に、、一つの物質で、熱を加えることにより帯電し遠赤外線を発生すると共に、衝撃又は摩擦により帯電し遠赤外線を発生する粒子を使用することができる。
当該熱を加えることにより帯電し遠赤外線を発生すると共に、衝撃又は摩擦により帯電し遠赤外線を発生する粒子とは、遠赤外線を放射する性質を有する物質あるいはマイナスイオンを発生する性質を有する物質が含まれている粒子(遠赤外線放射性又は/及びマイナスイオン発生の粒子)をいう。尚、遠赤外線には、論があるが、4μm〜1000μmまでの波長領域の電磁波を遠赤外線として取り扱うこととする。
このような性質を有する物質の例としては、トルマリン系鉱石、ジルコニウム又はケイ素系のセラミックス、あるいは天然に存在する戸室石等が例として挙げられる。
このセラミックス粒状物は、負イオンを放射するので、遠赤外線の効果に加えて、負イオンのイオン効果が働く。
本考案による健康器具1は、図5に示すように、枕5の上に載置し、必要に応じて枕パット等で固定して使用することができる。尚、図中、6は、布団などの寝具である。
頭を当該健康器具1の上に載せ、就寝すると、当該健康器具1は、皮膚に痛みを伝えることはなく、セラミックス系粒子が人体の動きに応じて自由に流動し、衝撃・摩擦による帯電(圧電気)し易くなり、寝ているときの人の頭の動きや重量や体温等により、袋状の外体を通してその内部のセラミックス系粒子から遠赤外線や電圧等が発生して、寝付きを良くしたり熟睡させたりすることができる。熱による帯電(焦電気)も発生する。
本考案による健康器具1は、図6に示すように、腰部やその上部等の痛む患部に敷設し、耐圧を掛けるようにして使用することができる。
腰痛の緩和に有効で、就寝中にも腰痛が緩和される。当該腰痛緩和の健康器具1も、皮膚に痛みを伝えることはなく、セラミックス系粒子が人体の動きに応じて自由に流動し、帯電し易くなり、寝ているときの人の身体の動きや重量等により、袋状の外体を通してその内部のセラミックス系粒子が、遠赤外線や電圧等が発生して、就寝中に腰痛を緩和させ熟睡させたりすることができる。熱による帯電(焦電気)も発生する。
本考案による健康器具1は、図7に示すように、痛む脚部の患部に敷設し、耐圧を掛けるようにして使用することができる。
脚部の患部痛の緩和に有効で、又、就寝中に脚部の患部痛が緩和される。当該脚部の患部痛緩和の健康器具1も、皮膚に痛みを伝えることはなく、セラミックス系粒子が人体の動きに応じて自由に流動し、帯電し易くなり、寝ているときの人の身体の動きや重量等により、袋状の外体を通してその内部のセラミックス系粒子から遠赤外線や電圧等が発生して、就寝中に脚部の痛みを緩和させ熟睡させたりすることができる。熱による帯電(焦電気)も発生する。
本考案による健康器具1は、図8に示すように、自動車の運転に際して、自動車の背もたれ7の個所に置いて運転すると、腰痛の緩和に有効で、又、疲労の予防に役立つ。当該健康器具1も、皮膚に痛みを伝えることはなく、セラミックス系粒子が人体の動きに応じて自由に流動し、帯電し易くなり、運転中の人の身体の動き等により、袋状の外体を通してその内部のセラミックス系粒子のパッド2から、遠赤外線や電圧等が発生して、運転中の腰痛を緩和させたりすることができる。熱による帯電(焦電気)も発生する。
本考案による健康器具1は、その他、枕などの形態を取ったり、身体に適用、例えば、頭部、腰部、手首、足首などの身体に巻き付けたり、ベルト等の形態にして、身体に密着できるようにしてもよい。
図9は、膝に健康器具1を巻き付け使用する例を示す。当該健康器具1を巻き付け使用することにより、加齢に伴う膝部のとう痛の緩和などに優れた効果を発揮する。手ぬぐいや紐などで固定するとよい。
本考案による健康器具1は、図10に示すように、首に巻き付け使用することができる。当該健康器具1は、首のような個所に使用しても、皮膚に痛みを伝えることはなく、セラミックス系粒子が人体の動きに応じて自由に流動し、帯電し易くなり、袋状の外体を通してその内部のセラミックス系粒子のパッド2から、遠赤外線や電圧等が発生して、首部の痛みを緩和させることができる。熱による帯電(焦電気)も発生する。
本考案による健康器具1は、例えば、前記の図9及び図10に示すように、健康器具1を立てて使用するような場合に、袋体3内部のセラミックス系粒状体2の下方向(底部)へ落下して、当該セラミックス系粒状体2が偏在して、前記効果に支障を生じることがある。
その場合、図11に示すように、健康器具1における袋体3内部のセラミックス系粒状体2を紙又はフイルム8に接着剤などで接着し、当該セラミックス系粒状体2を接着した紙又はフイルム8を袋体3内部に収納するようにすると、こうした健康器具1を立てて使用するような場合に、袋体3内部のセラミックス系粒状体2の下方向(底部)への落下を防ぐことができ、当該落下により前記効果に支障を生じることを防止できる。
当該フイルム8は、例えば、合成樹脂により構成される。
当該実施例では、セラミックス系粒子2の流動がストップしますが、セラミックス系粒子2と人体との接触面積が確実に維持され、焦電気(熱による帯電)は発生するので、全体としての作用は効率的に発揮することができる。
当該実施例におけるセラミックス系粒子2は、ある程度均一化されていることが好ましい。
本考案による健康器具1は、図12に示すように、背中の痛む患部に当てて使用することができる。本考案による健康器具1は、加熱に依らずに、焦電気(熱による帯電)は発生するので、加熱を必要としないが、この場合、健康器具1を、例えば、約40℃に加熱してから、患部に当てて使用してもよい。体温より、若干温度が高い40℃という温度としてから、患部に装着すると、患部に適度な温熱効果を与えると同時に、患者をリラックスさせることができるので、治療効果が高くなる。
本考案による健康器具1は、図3(B)に示すように、セラミックス系粒子よりなるパッド2を袋体3に充填し、外体4を用いない形態の健康器具1としてもよい。
本考案は上記実施例に限定されず、適宜変更が可能である。
本考案の健康器具は、あんか、肩かけ、かいろ、膝あて、膝掛け、マフラー、足温パッド等の種々の保温用品にも適用可能である。枕カバーや靴の中敷きなどにも適用することもできる。寝具用シ−ツ、スリッパなどにも適用することができる。 体に巻き付けたり、ベルト等の形態にして、身体に密着できるようにしてもよい。
本考案の実施例を示す健康器具の外観構成図である。 本考案の実施例を示す健康器具の図1A−A線に沿う中央縦断面図である。 (A)本考案の他の実施例を示す健康器具の断面図、(B)本考案の更に他の実施例を示す健康器具の断面図である。 本考案の更に又他の実施例を示す健康器具の構成図である。 本考案の使用例を示す枕に適用した健康器具の説明図である。 本考案の使用例を示す腰部に適用した健康器具の説明図である。 本考案の使用例を示す脚部に適用した健康器具の説明図である。 本考案の使用例を示す自動車に適用した健康器具の説明図である。 本考案の使用例を示す膝に適用した健康器具の説明図である。 本考案の使用例を示す首に適用した健康器具の説明図である。 本考案の他の実施例を示す健康器具の断面図である。 本考案の使用例を示す背中に適用した健康器具の説明図である。
1…健康器具
2…セラミックス系粒子よりなるパッド
3…袋体
4…外体
5…枕
8…フイルム

Claims (5)

  1. セラミックス系粒状体を袋体に充填してなることを特徴とする健康器具。
  2. 請求項1に記載のセラミックス系粒状体を充填してなる袋体を内体とし、当該内体を袋状の外体に1又は2以上収納してなることを特徴とする健康器具。
  3. セラミックス系粒状体が、麦飯石粒子と天然の岩石の砕屑性堆積岩の一種の細粒砂岩とからなることを特徴とする、請求項1又は2に記載の健康器具。
  4. 健康器具が、枕の上に載置するか、腰の下に敷設するか或いは手足の下に敷設して人の体圧、動き或いは体温により帯電し遠赤外線を発生してなることを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の健康器具。
  5. 健康器具における袋体内部のセラミックス系粒状体を紙又はフイルムに接着し、当該セラミックス系粒状体を接着した紙又はフイルムを袋体内部に収納してなることを特徴とする、請求項1、2又は3に記載の健康器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013066698A (ja) * 2011-09-05 2013-04-18 Yoshiko Shiraishi 健康増進及び環境改善のパウダ
JP2014046126A (ja) * 2012-09-04 2014-03-17 Epia:Kk 冷温治療具
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