JP3203375U - 高さ調節枕 - Google Patents

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Abstract

【課題】より快適な使用感を得ることができ、健康増進に役立つ枕を提供する。【解決手段】高さ調節枕であって、頸部を載置するための第1袋体11と、第1袋体11と隣接するよう設置される第2袋体12と、第1袋体11に設置され空気の封入又は排出が可能な空気袋とを有し、第1袋体11は、テラヘルツ鉱石、トルマリン鉱石、又はブラックシリカ鉱石の粉末と、ラジウムを含む湯の花の精製物との少なくともいずれか1つを所定のパターンで付着させた所定形状の頭頚区域111を有することを特徴とする。【選択図】図2

Description

本考案は、高さ調節枕に関する。
睡眠時の快適な姿勢を得るために、高さを調節することのできる枕が普及している。
特許文献1には、「使用者の頭部と首部の各々の当接部位に対応し、気体を内封可能に構成した複数の圧力袋と、前記圧力袋の内封気体量を前記圧力袋毎に独立して調整可能な調整手段とを含んでなることを特徴とする」エアー式枕が開示されている。
特開2002−238716号
高さ調節が可能な枕において、健康を増進させる作用があることが望まれる。特許文献1に記載のエアー式枕では、健康の増進が考慮されていない。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたものであって、快適な使用感を得ることができ、健康増進に役立つ枕を提供するものである。
上記課題を解決するために、本考案の一態様に係る高さ調節枕は、頸部を載置するための第1袋体と、前記第1袋体と隣接するよう設置される第2袋体と、前記第1袋体に設置され空気の封入又は排出が可能な空気袋とを有し、前記第1袋体は、テラヘルツ鉱石、トルマリン鉱石、又はブラックシリカ鉱石の粉末と、ラジウムを含む湯の花の精製物との少なくともいずれか1つを所定のパターンで付着させた所定形状の頭頚区域を有することを特徴とする。
また、本考案の高さ調節枕は、前記第1袋体、前記第2袋体、及び前記空気袋を収容するカバーと、前記カバー内部の一方の面から対向する反対面に渡って形成され、収容された前記第1袋体を係止する第1袋体係止部を有し、前記空気袋は、空気管を介して空気を送入又は排出する空気ポンプと接続され、前記第1袋体は、前記第2袋体と接する一辺が凹状に形成され、
前記第2袋体は、前記第1袋体と接する一辺が凸状に突出して前記第1袋体と嵌合し、前記第1袋体係止部は、帯状であって、一端が前記一方の面と接合し、他端が前記反対面と接合することを特徴としてもよい。
また、本考案の前記頭頚区域は、略半円形状であって、前記精製物を複数の略円形状である円領域に付着させていることを特徴としてもよい。
また、本考案の前記前記円領域は、直径5mm以上13mm以下であって、隣り合う前記円領域は2mm以上10mm以下の隙間を有することを特徴としてもよい。
本考案によれば、快適な使用感を得ることができ、健康増進に役立つ枕を提供することができる。
高さ調節枕の外観を示す図である。 第1袋体の詳細を説明するための図である。 第2袋体及び高さ調節部の詳細を説明するための図である。 カバーの詳細を説明するための図である。
以下、図面に基づいて本考案の実施の形態を説明する。図1は、高さ調節枕1の外観を示す図である。
高さ調節枕1は、第1袋体11と、第2袋体12と、高さ調節部13と、カバー14とを有する。高さ調節部13は、後述する空気袋と空気ポンプとを有する。第1袋体11と、第2袋体12と、空気袋とは、カバー14に収容されている。カバー14に収容されている状態において、第1袋体11と第2袋体12とは隣接している。
図1において、高さ調節枕1を床面に平置きにした場合に、重力方向を−z方向、重力に反する方向を+z方向とする。高さ調節枕1の+z方向に頭を載置する。
第1袋体11とカバー14との間に、空気袋が設置される。空気袋は、頭頸部と高さ調節枕1が接する面側(例えば図1における+z側)のカバー14と第1袋体11との間に設置されるものであってもよいし、敷布団と高さ調節枕1が接する面側(−z側)のカバー14と第1袋体11との間に設置されるものであってもよい。しかしながら、カバー14の材質によっては、−z側に設置されることが望ましい。なお、空気袋は、第1袋体11の内部に設置されるものであってもよい。
空気ポンプを押圧すると、空気が封入されることにより空気袋が膨らむ。これにより第1袋体11の+z方向の厚み(高さ)が増す。また、空気ポンプが有するプッシュボタンを操作することにより、空気袋の空気が排出され、第1袋体11の高さは空気袋に空気を入れる前の状態に戻る。
第1袋体11に頸部を載置し、第1袋体11と第2袋体12との間、又は第2袋体12の上に後頭部を載置する。空気ポンプを押圧し、空気袋に空気を封入すると、第1袋体11の高さが増し、頸椎が形成する弧に高さ調節枕1が密着する。過度に頸椎が持ち上がった場合には、第1袋体11に頸部を載置したままプッシュボタンを操作することで、空気袋の空気が排出される。適度な高さになるよう操作を行うことで、適切な姿勢で睡眠することが可能になる。
図2は、第1袋体11の詳細を説明するための図である。第1袋体11は、第2袋体12と接する一辺aを陥没させて形成させることにより、凹状に形成されている。換言すれば、第1袋体11は第2袋体12に接する方向に突出した少なくとも2つの突出部bを有する。
図2(A)は、第1袋体11を図1に示す+z方向から見た図である。第1袋体11は、略半円形状に形成された頭頚区域111を有する。頭頚区域111は、略円形状である円領域dを複数有しており、円領域dはパターンを形成するように配列している。例えば、円領域dは格子の交点に配置されるよう配列している。円領域dは、テラヘルツ鉱石、トルマリン鉱石、又はブラックシリカ鉱石の粉末と、ラジウムを含む湯の花の精製物との少なくともいずれか1つを所定のパターンで付着させた領域である。
テラヘルツ鉱石は、高純度のシリコン(珪素)である。例えば、石英から酸素を除去することにより、高純度のシリコンであるテラヘルツ鉱石を得る。テラヘルツ鉱石は、例えば加熱等の刺激により励起し、テラヘルツ波を発生させると考えられている。テラヘルツ波は、周波数100GHz〜10THzの電磁波であり、周波数が光波と電波との中間領域に該当する。テラヘルツ波を照射することにより、細胞の振動エネルギーが高まり、生命活動が活発化し自然治癒力が向上すると考えられている。
また、トルマリン鉱石は、トルマリンを含む鉱物であって、圧電効果を有しており、マイナスイオンを発生させると考えられている。ブラックシリカ鉱石は、ブラックシリカ(黒鉛珪素)を含む鉱物であって、遠赤外線を放出することにより細胞の活性化を促す効果が期待されている。
ラジウムは、ラジウム放射線を放射する元素であり、生物活性を刺激したり、高線量の放射線の照射に対する抵抗性をもたらしたりする放射線ホルミシス効果を有するものとして注目されている。放射線ホルミシス効果により、体内に活性酸素が発生し、免疫の活性反応を進行させると考えられている。
このようなラジウムを有する天然鉱物として、一般的に北投石が知られているが、北投石は世界で台湾台北州と秋田県の玉川温泉の2か所でしか産出されないため、日本では特別天然記念物に指定されている。現在、日本では北投石の採取は禁止されている。
本実施形態では、玉川温泉で産出される湯の花を、酸、硫黄、重金属等の有害物質を除去することにより精製し、精製物を得る。玉川温泉の温泉水は、PH1.1〜1.2の強酸性泉(硫化水素含有塩酸性緑ばん泉)であって、北投石とほぼ同程度のラジウム放射線を放射することに着目し、玉川温泉で採取される湯の花を精製することで人工北投石ともいえる精製物を作製した。つまり、湯の花の精製物を付着させた枕を用いることで、ラジウム放射線がもたらす健康増進効果が期待できる。
また、精製物が放出するラジウムが壊変することにより、ラドンを含む不活性ガスが発生する。ラドンガスは、皮膚組織や神経系等を刺激することにより、ラジウム同様に放射線ホルミシス効果を有すると考えられる。従って、玉川温泉の湯の花の精製物を付着させた枕を用いることで、皮膚細胞や体内組織が活性化し、健康を増進させることができる。
なお、精製物によるラジウム放射量は、毎分1200CPMカウント以上であることが望ましい。ラジウム放射量が毎分1200CPMカウント以上あれば、一般的に医療用として充分な効果が期待できるとされているためである。また、ラジウム放射量が多すぎると刺激が強すぎる恐れがあるため、毎分1200CPM〜1600CPMカウントの範囲内で放射されることがさらに望ましい。
以上のように、円領域dに付着させる湯の花は、玉川温泉で産出されたものが望ましい。しかしながら、本実施形態において用いる湯の花は、玉川温泉で産出されたものに限定されない。
なお、頭頚区域111の有する円領域dの直径t1は、望ましくは5mm以上13mm以下であり、より望ましくは8mm以上9mm以下である。また、隣り合う円領域dと円領域dとの隙間t2は、望ましくは2mm以上10mm以下であり、より望ましくは5mm以上6mmm以下である。
湯の花の精製方法については限定されない。例えば、採取した湯の花を焼成することにより、不純物を除去して精製を行ってもよい。また、円領域dに対する精製物の付加方法についても、特に限定されない。例えば、精製物を含有させたインクをシルクスクリーン印刷を用いて第1袋体11に印刷することにより、精製物を円領域dに付着させる。
図2(B)は、第1袋体11を−z方向から見た図である。第1袋体11は、空気袋を収容する収容部112を有する。収容部112は、例えばスリットの入った袋状であり、スリットから空気袋を差し入れる。しかしながら、収容部112は空気袋を係止できるものであればよく、形状を問わない。例えばゴム製のバンドのように、空気袋を収容するものでなくてもよい。
第1袋体11には、頭部の荷重を吸収する弾性体が内包されている。弾性体の素材は限定されない。例えば、表面と裏面で異なる素材の弾性体が設置されている。
なお、図2に示した第1袋体11は、+z方向に頭頚区域111を有し、−z方向に収容部112を有している。しかしながら、頭頚区域111及び収容部112は、第1袋体の+z方向及び−z方向の両面に、重畳するよう設置されていてもよいし、第1袋体11の片面のみに重畳して設置されていてもよい。
図3は、第2袋体12及び高さ調節部13の詳細を説明するための図である。図3(A)は、第2袋体12の外観である。第2袋体12は、第1袋体11と接する一辺が凸状に突出しており、突出部分が第1袋体11の凹状に陥没した部分と嵌合するよう形成される。
第2袋体12は、空気管係止部121を有する。空気管係止部121は、高さ調節部13が有する空気管を係止するための輪状の部材である。図1点線に示す通り、第1袋体11に設置された空気袋に接続された空気管は空気管係止部121の内部を通り、空気ポンプと接続されている。これにより、空気ポンプが布団内部に入らない位置に保持しておくことができる。なお、必要に応じて空気管係止部121から空気管を取り外すことができる。
第2袋体12には弾性体が内包されており、第1袋体11と同様に、弾性体の素材は限定されない。例えば、第1袋体11と同様に、表面と裏面とで異なる素材の弾性体が設置されている。
なお、第1袋体11が凹状に形成され、第2袋体12が凸状に形成されるが、逆に第1袋体11が凸状に形成され、第2袋体12が凹状に形成されていてもよい。また、第2袋体12が、第1袋体11と同様、又は第1袋体11の代わりに、頭頚区域111及び収容部112を有するものであってもよい。
本実施形態では、枕の弾性体を第1袋体11と第2袋体12とに分けて形成することにより、必要に応じて各々を別々に調整し、より快適な使用感を得ることができる。また、弾性体を一体として形成する場合に比べ、高さ調節可能な部分の弾性体が他の部分に移動するといった不都合を予防しうる。
図3(B)は、高さ調節部13の外観である。高さ調節部13は、空気ポンプ131と、空気袋132と、空気管133とを有する。空気ポンプ131を押圧すると、空気が空気管133を介して空気袋132へと送入され、空気袋132を膨らます。空気ポンプ131の有するプッシュボタンを操作すると、プッシュボタンに設置された弁が開き、空気袋132内の空気が空気管133を介して高さ調節部13外部に排出される。
図4は、カバー14の詳細を説明するための図である。カバー14は、第1袋体係止部141と、スリット142とを有する。カバー14は布又は不織布状に形成した紙等で形成される。
第1袋体係止部141は、カバー14内部の一方の面から対向する他方の面(反対面)に渡って帯状に形成される。カバー14内部の一方の面と第1袋体係止部141の一端とは接合している。同様に、カバー14内部の他方の面と第1袋体係止部141の他端とは接合している。
第1袋体係止部141は、カバー14と同様に、布で形成されることが望ましい。また、第1袋体係止部141は、伸縮可能であってもよい。第1袋体係止部141は、カバー14内部に収容された第1袋体11の突出部bを係止するよう形成される。これにより、第1袋体11はカバー14内部に係止される。
第1袋体に空気袋を設置し、高さの調節を行うと、何も載置していない部分に比べ、頭頸部を載置する部分には圧力がかかる。そのため、第1空気袋は頭頸部を載置していない方向にずれる傾向がある。第1袋体係止部11により第1袋体を係止することにより、高さ調節枕1の使用中に第1袋体11がずれたり、スリット142から飛び出したりすることを予防しうる。
スリット142は、カバー14の側面を開閉可能にするよう形成された切れ目であって、第1袋体11、第2袋体12、及び空気袋132の出し入れに用いられる。スリット142は閉じた状態をファスナー等により維持できるものであってもよいが、空気管133はスリット142の一部を経由してカバー14内からカバー14外へと配置される。
本実施形態により、第1袋体11と第2袋体12とを用い、その一方を高さ調節可能とすることで、より操作者の要望に見合った快適な使用感を提供することができる。また、日常的に使用する枕に頭頚区域111を設けることにより、健康増進を促進することができる。
以上、各実施形態に基づき本考案の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本考案が限定されるものではない。上記実施形態に示した要件に関しては、本考案の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
また、各実施形態は、それぞれの特徴を組み合わせることができる。上述のいずれかの高さ調節枕1が、他の実施形態の特徴を併せ持つものであってもよい。
1:高さ調節枕、11:第1袋体、12:第2袋体、13:高さ調節部、14:カバー、111:頭頚区域、112:収容部、121:空気管係止部、131:空気ポンプ、132:空気袋、133:空気管、141:第1袋体係止部、142:スリット、a:突出部、d:円領域

Claims (4)

  1. 頸部を載置するための第1袋体と、前記第1袋体と隣接するよう設置される第2袋体と、前記第1袋体に設置され空気の封入又は排出が可能な空気袋とを有し、
    前記第1袋体は、テラヘルツ鉱石、トルマリン鉱石、又はブラックシリカ鉱石の粉末と、ラジウムを含む湯の花の精製物との少なくともいずれか1つを所定のパターンで付着させた所定形状の頭頚区域を有することを特徴とする、高さ調節枕。
  2. 請求項1に記載の高さ調節枕であって、
    前記第1袋体、前記第2袋体、及び前記空気袋を収容するカバーと、
    前記カバー内部の一方の面から対向する反対面に渡って形成され、収容された前記第1袋体を係止する第1袋体係止部を有し、
    前記空気袋は、空気管を介して空気を送入又は排出する空気ポンプと接続され、
    前記第1袋体は、前記第2袋体と接する一辺が凹状に形成され、
    前記第2袋体は、前記第1袋体と接する一辺が凸状に突出して前記第1袋体と嵌合し、
    前記第1袋体係止部は、帯状であって、一端が前記一方の面と接合し、他端が前記反対面と接合することを特徴とする、高さ調節枕。
  3. 請求項1又は2に記載の高さ調節枕であって、
    前記頭頚区域は、略半円形状であって、前記テラヘルツ鉱石、前記トルマリン鉱石、又は前記ブラックシリカ鉱石の粉末と、前記ラジウムを含む湯の花の精製物との少なくともいずれか1つを複数の略円形状である円領域に付着させていることを特徴とする、高さ調節枕。
  4. 請求項3に記載の高さ調節枕であって、
    前記円領域は、直径5mm以上13mm以下であって、隣り合う前記円領域は2mm以上10mm以下の隙間を有することを特徴とする、高さ調節枕。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105852545A (zh) * 2016-04-27 2016-08-17 常州市好利莱光电科技有限公司 一种治疗偏头痛专用自清洁保健枕的制备方法
JP2019150677A (ja) * 2019-06-19 2019-09-12 株式会社Yunohana 空圧式マッサージブーツ

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