JP2013063227A - 電気かみそり - Google Patents
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Abstract
【課題】 肌表面との摩擦力を低減させつつ、体毛を確実に短く剃ることができる電気かみそりを提供する。
【解決手段】本発明に係る電気かみそり1は、肌表面Sに接触する外刃31と、外刃31と肌表面Sとの摩擦を低減する摩擦低減部40とを備える。摩擦低減部40は、外刃31の延在方向Yに沿う回転軸41と、回転軸41を中心に回転する複数のローラ42とを備える。複数のローラ42は、回転軸41上で外刃31の延在方向Yに対して移動する。
【選択図】図2
【解決手段】本発明に係る電気かみそり1は、肌表面Sに接触する外刃31と、外刃31と肌表面Sとの摩擦を低減する摩擦低減部40とを備える。摩擦低減部40は、外刃31の延在方向Yに沿う回転軸41と、回転軸41を中心に回転する複数のローラ42とを備える。複数のローラ42は、回転軸41上で外刃31の延在方向Yに対して移動する。
【選択図】図2
Description
本発明は、電気かみそりに関する。
従来から、外刃を肌表面に押し当てながら移動させる際に、外刃と肌表面との間の摩擦力(外刃表面が肌表面に及ぼす摩擦力)を低減させる電気かみそりについて、様々な提案がなされている。
例えば、肌表面に接触しながら、外刃の延在方向に直交する直交方向に対して回転する回転体(摩擦低減部)を備えた電気かみそりが知られている(例えば、特許文献1参照)。この回転体は、外刃よりも肌表面側に突出し、スプリング(弾性体)によって支持されている。これにより、回転体がスプリングにより肌表面に押し付けられて回転するため、外刃と肌表面との間の摩擦力を低減できる。
しかしながら、上述した従来の電気かみそりでは、摩擦力を低減できるものの、外刃よりも肌表面側に突出した回転体がスプリングにより常に肌表面に押し付けられるため、外刃が肌表面に加わる力が不十分であった。このため、体毛を短く剃ること(いわゆる、深剃り)については未だ改善の余地があるのが現状である。
そこで、本発明は、肌表面との摩擦力を低減させつつ、体毛を確実に短く剃ることができる電気かみそりの提供を目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、肌表面に接触する外刃と、前記外刃と前記肌表面との摩擦を低減する摩擦低減部とを備える電気かみそりであって、前記摩擦低減部は、前記外刃の延在方向に沿う回転軸と、前記回転軸を中心に回転する複数の回転体とを備え、複数の前記回転体は、前記回転軸上で前記外刃の延在方向に対して移動することを要旨とする。
かかる特徴によれば、複数の回転体は、回転軸上で外刃の延在方向に対して移動する。これにより、複数の回転体は、肌表面に押し付けられると、外刃の延在方向に直交する直交方向に回転しながら、外刃の延在方向にも移動する。つまり、複数の回転体は、肌表面の凹凸を平らにするように(引き延ばすように)、外刃の延在方向に移動する。このため、外刃と肌表面との間の摩擦力を低減させつつ、肌表面の凹凸を解消した状態で体毛を剃ることができ、体毛を確実に短く剃ること(いわゆる、深剃り)ができる。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記回転軸は、複数設けられ、前記回転体は、複数の前記回転軸のそれぞれに設けられることを要旨とする。
かかる特徴によれば、回転体は、複数の回転軸のそれぞれに設けられる。これにより、外刃の形状に合わせて回転体を配置させ易くなり、様々な形状の外刃に対応できるため、回転体の汎用性が増大する。加えて、肌表面に押し付けられる際の回転軸への負担が軽減し、回転軸の耐久性をも向上できる。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1又は第2の特徴に係り、前記摩擦低減部は、前記回転体を所定の位置で保持する保持部材を備え、前記保持部材は、前記回転体に連結されるとともに、前記外刃の延在方向の最も外側に位置する前記回転体の外端部に設けられることを要旨とする。
かかる特徴によれば、摩擦低減部は、回転体を所定の位置で保持する保持部材を備える。これにより、回転体が外刃の延在方向に移動しても、所定の位置(例えば、回転体が移動する前の初期の位置)に回転体を戻すことができる。このため、回転体は、肌表面の凹凸を連続的に平らにする(引き延ばす)ことができる。
特に、保持部材は、外刃の延在方向の最も外側に位置する回転体の外端部に設けられる。これにより、保持部材を設置する作業が容易となり、摩擦低減部を電気かみそりに組み付ける作業性が向上する。
本発明の第4の特徴は、本発明の第1乃至第3の特徴に係り、前記摩擦低減部は、前記回転体を所定の位置で保持する保持部材を備え、前記保持部材は、前記回転体に連結されるとともに、前記外刃の延在方向に隣接する前記回転体の間に設けられることを要旨とする。
かかる特徴によれば、保持部材は、外刃の延在方向に隣接する回転体の間に設けられる。これにより、回転体の間に肌表面が入り込んでしまうことを防止でき、肌の保護を実現できる。
本発明の第5の特徴は、本発明の第3又は第4の特徴に係り、前記回転体又は前記保持部材の少なくとも一方は、多孔質部材によって形成されることを要旨とする。
かかる特徴によれば、回転体又は保持部材の少なくとも一方は、多孔質部材によって形成される。これにより、水や潤滑剤等が保持され易くなり、回転体又は保持部材が肌表面に押し付けられると、水や潤滑剤等が染み出す。このため、肌表面上で回転体が回転し易くなり、外刃と肌表面との間の摩擦力をより低減できる。
本発明の特徴によれば、肌表面との摩擦力を低減させつつ、体毛を確実に短く剃ることができる電気かみそりを提供することができる。
次に、本発明に係る電気かみそりの実施形態について、図面を参照しながら説明する。具体的には、(1)第1実施形態、(2)第2実施形態、(3)第3実施形態、(4)その他の実施形態について説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
(1)第1実施形態
(電気かみそりの全体構成)
まず、第1実施形態に係る電気かみそり1の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る電気かみそり1を示す斜視図である。図2(a)は、第1実施形態に係る刃部30を示す斜視図であり、図2(b)は、第1実施形態に係る刃部30を示す正面図(直交方向Xからの矢視図)である。
(電気かみそりの全体構成)
まず、第1実施形態に係る電気かみそり1の構成について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る電気かみそり1を示す斜視図である。図2(a)は、第1実施形態に係る刃部30を示す斜視図であり、図2(b)は、第1実施形態に係る刃部30を示す正面図(直交方向Xからの矢視図)である。
図1に示すように、電気かみそり1は、使用者が把持するグリップ部10と、グリップ部10に連結されるヘッド部20とによって大略構成されている。
グリップ部10には、電気かみそり1を動作させる(電源をオン、オフさせる)押圧式のスイッチ11が設けられている。ヘッド部20は、グリップ部10に取り付けられるヘッド本体21と、ヘッド本体21に着脱自在に装着される刃ヘッドハウジング22とを備えている。
刃ヘッドハウジング22には、使用者の肌表面Sから伸びる体毛H(図4参照)を処理する刃部30と、刃部30に隣接する摩擦低減部40とが取り付けられるとともに、刃部30を動作させる駆動部(不図示)が内蔵されている。なお、摩擦低減部40の詳細については、後述する。
刃部30は、図2に示すように、ヘッド部20の上方に露出して肌表面Sに接触する複数の外刃31と、それぞれの外刃31の内方(外刃31の下側)に位置する内刃(不図示)とによって構成される。
外刃31は、刃ヘッドハウジング22に固定されており、外刃31の延在方向Y(いわゆる、左右方向)と直交する直交方向X(いわゆる、前後方向)に複数(5枚)並設される。具体的には、外刃31として、前方(図2(a)の手前側)から後方(図2(a)の奥側)に向かって、第1のネット刃31A、第2のネット刃31B、スリット刃32、第3のネット刃31C、第4のネット刃31Dが並設されている。
これらの第1〜第4のネット刃31A〜31Dは、電気かみそり1の側面視(外刃31の延在方向Yから視た状態)において、上方が凸となるように直交方向Xに沿って逆U字状に湾曲して形成されている。また、第1〜第4のネット刃31A〜31Dは、電気かみそり1の正面視(直交方向Xから視た状態)で上方が凸となるように外刃31の延在方向Yに沿って若干湾曲して形成されている(図2(b)参照)。そして、第1〜第4のネット刃31A〜31Dには、多数の刃穴(図示省略)が形成されている。
スリット刃32は、直交方向Xに沿ってU字状に湾曲して形成されており、平坦な上壁から側壁に至る多数のスリット(図示省略)を穿設することで形成されている。
このような電気かみそり1では、刃穴やスリットに入り込んだ体毛Hを、内刃が外刃31に対して相対移動(外刃31の延在方向Yに往復動)することによって、これらの内刃と外刃31とが協働して体毛Hを切断する。
(摩擦低減部の構成)
次に、上述した摩擦低減部40の構成について、図面を参照しながら説明する。図3は、第1実施形態に係る摩擦低減部40を示す斜視図である。
次に、上述した摩擦低減部40の構成について、図面を参照しながら説明する。図3は、第1実施形態に係る摩擦低減部40を示す斜視図である。
図2に示すように、摩擦低減部40は、外刃31を肌表面Sに沿って移動させる際の摩擦力を低減させるものである。摩擦低減部40は、第1のネット刃31Aの直交方向X外側に1つ設けられるとともに、第4のネット刃31Dの直交方向X外側にも1つ設けられている(図2(a)参照)。摩擦低減部40は、外刃31よりも肌表面S側(すなわち、外刃31が上方を向くようにヘッド部を配置した状態における上方向)に突出している(図2(b)参照)。
図3に示すように、それぞれの摩擦低減部40は、外刃31の延在方向Yに沿った1本の回転軸41と、回転軸41を中心に回転する複数の回転体としてのローラ42とを備えている。
回転軸41は、刃ヘッドハウジング22に固定されており、電気かみそり1の正面視において中央が凸となるように緩やかに湾曲している。
複数のローラ42は、それぞれ円筒状をなしており、樹脂等によって形成されている。また、複数のローラ42は、外刃31の延在方向Yに並設され、肌表面Sに接触した状態で外刃31の延在方向Yに対して移動可能である。つまり、ローラ42は、緩やかに湾曲した回転軸41上を移動可能である。
(ローラの動き)
次に、上述したローラ42の動きについて、図面を参照しながら説明する。図4(a)は、第1実施形態に係るローラ42が肌表面Sに接触した瞬間を示す模式図であり、図4(b)は、第1実施形態に係るローラ42が肌表面S上を移動した状態を示す模式図である。
次に、上述したローラ42の動きについて、図面を参照しながら説明する。図4(a)は、第1実施形態に係るローラ42が肌表面Sに接触した瞬間を示す模式図であり、図4(b)は、第1実施形態に係るローラ42が肌表面S上を移動した状態を示す模式図である。
図4(a)に示すように、電気かみそり1が動作して複数のローラ42の外周が肌表面Sに接触すると、それぞれ隣接するローラ42間に体毛Hが入り込む。
そして、図4(b)に示すように、ローラ42は、直交方向Xに回転しながら、肌表面Sの凹凸を平らにするように(引き延ばすように)、外刃31の延在方向Yに移動する。これにより、外刃31が肌表面Sに近づき、刃部30が体毛Hを短く剃ること(いわゆる、深剃り)し易くなる。
(作用・効果)
以上説明した第1実施形態では、複数のローラ42は、回転軸41上で外刃31の延在方向Yに対して移動する。これにより、複数のローラ42は、肌表面Sに押し付けられると、外刃31の延在方向Yに直交する直交方向Xに回転しながら、外刃31の延在方向Yにも移動する。つまり、複数のローラ42は、肌表面Sの凹凸を平らにするように(引き延ばすように)、外刃31の延在方向Yに移動する。このため、外刃31と肌表面Sとの間の摩擦力を低減させつつ、肌表面Sの凹凸を解消した状態で体毛Hを剃ることができ、体毛Hを確実に短く剃ること(いわゆる、深剃り)ができる。
以上説明した第1実施形態では、複数のローラ42は、回転軸41上で外刃31の延在方向Yに対して移動する。これにより、複数のローラ42は、肌表面Sに押し付けられると、外刃31の延在方向Yに直交する直交方向Xに回転しながら、外刃31の延在方向Yにも移動する。つまり、複数のローラ42は、肌表面Sの凹凸を平らにするように(引き延ばすように)、外刃31の延在方向Yに移動する。このため、外刃31と肌表面Sとの間の摩擦力を低減させつつ、肌表面Sの凹凸を解消した状態で体毛Hを剃ることができ、体毛Hを確実に短く剃ること(いわゆる、深剃り)ができる。
このように、肌表面Sの凹部分では、外刃31に形成される刃穴に導入される体毛Hの導入量が向上して、体毛Hを確実に短く剃ること(いわゆる、深剃り)を実現できる。一方、肌表面Sの凸部分では、外刃31に形成される刃穴に肌表面Sが入り込むことなく、肌の保護を実現できる。すなわち、深剃り及び肌の保護の両立を実現できる。
(2)第2実施形態
次に、第2実施形態に係る電気かみそり1について、図面を参照しながら説明する。図5及び図6は、第2実施形態に係る摩擦低減部40を示す正面図(直交方向Xからの矢視図)である。なお、上述した第1実施形態に係る電気かみそり1と同一部分には同一の符号を付して、相違する部分を主として説明する。
次に、第2実施形態に係る電気かみそり1について、図面を参照しながら説明する。図5及び図6は、第2実施形態に係る摩擦低減部40を示す正面図(直交方向Xからの矢視図)である。なお、上述した第1実施形態に係る電気かみそり1と同一部分には同一の符号を付して、相違する部分を主として説明する。
上述した第1実施形態では、ローラ42は、1本の回転軸41に複数設けられている。これに対して、第2実施形態では、ローラ42は、1本の回転軸41に1つ設けられる。
具体的には、図5に示すように、回転軸41は、複数設けられている。つまり、それぞれの回転軸41は、隣接する回転軸41と上下方向Zに対して異なる位置に設けられている。つまり、これらのローラ42は、外刃31の延在方向Yに沿うように、電気かみそり1の正面視(直交方向Xから視た状態)において、中心が凸となるように配置されている。そして、ローラ42は、複数の回転軸41のそれぞれに1つ設けられている。
このような第2実施形態では、ローラ42は、複数の回転軸41のそれぞれに設けられる。これにより、外刃31の形状に合わせてローラ42を配置させ易くなり、様々な形状の外刃31に対応できるため、ローラ42の汎用性が増大する。加えて、肌表面Sに押し付けられる際の回転軸41への負担が軽減し、回転軸41の耐久性をも向上できる。
ここで、ローラ42は、図5に示すように、必ずしも円筒状に形成される必要なく、例えば、図6に示すように、ローラ42が肌表面Sに密着し易くなるように、ローラ42の端部に向かうに連れて徐々に先細状となるように形成されていてもよい。
(3)第3実施形態
次に、第3実施形態に係る電気かみそり1について、図面を参照しながら説明する。図7〜図9は、第3実施形態に係る摩擦低減部40を示す模式図(直交方向Xからの矢視図)である。なお、上述した第1実施形態及び第2実施形態に係る電気かみそり1と同一部分には同一の符号を付して、相違する部分を主として説明する。
次に、第3実施形態に係る電気かみそり1について、図面を参照しながら説明する。図7〜図9は、第3実施形態に係る摩擦低減部40を示す模式図(直交方向Xからの矢視図)である。なお、上述した第1実施形態及び第2実施形態に係る電気かみそり1と同一部分には同一の符号を付して、相違する部分を主として説明する。
上述した第1実施形態では、摩擦低減部40は、回転軸41と、ローラ42とを備えている。これに対して、第3実施形態では、摩擦低減部40は、回転軸41及びローラ42に加えて、ローラ42を所定の位置で保持する保持部材43をさらに備えている。
具体的には、図7に示すように、保持部材43は、弾性変形するバネ部材(例えば、コイルバネ等)によって形成されている。保持部材43は、ローラ42に連結されている。保持部材43は、外刃31の延在方向Yの最も外側に位置するローラ42の外端部に設けられる。
保持部材43は、外刃31の延在方向(延在方向Y)に移動した場合(図7(b)参照)に、ローラ42が肌表面Sから離れると、ローラ42が移動する前の初期の位置(図7(a))で保持する。すなわち、保持部材43は、ローラ42を初期の位置に戻す。
このような第3実施形態では、摩擦低減部40は、保持部材43を備える。これにより、ローラ42が外刃31の延在方向Yに移動しても、所定の位置(例えば、ローラ42が移動する前の初期の位置)にローラ42を戻すことができる。このため、ローラ42は、肌表面Sの凹凸を連続的に平らにする(引き延ばす)ことができる。
また、保持部材43は、外刃31の延在方向Yの最も外側に位置するローラ42の外端部に設けられる場合、保持部材43を設置する作業が容易となり、摩擦低減部40を電気かみそり1に組み付ける作業性が向上する。
ここで、保持部材43は、図7に示すように、必ずしも外刃31の延在方向Yの最も外側に位置するローラ42の外端部に設けられる必要はなく、例えば、図8に示すように、外刃31の延在方向に隣接するローラ42同士の間に設けられていてもよい。この場合、ローラ42の間に肌表面Sが入り込んでしまうことを防止でき、肌の保護を実現できる。
また、保持部材43は、必ずしもバネ部材によって形成される必要はなく、弾性変形が可能な部材であればよく、例えば、図9に示すように、弾性変形する多孔質部材によって形成されていていてもよい。この場合、保持部材43に水や潤滑剤等が保持され易くなり、保持部材43が肌表面Sに押し付けられると、水や潤滑剤等が染み出す。このため、肌表面S上でローラ42が回転し易くなり、外刃31とローラ42との間の摩擦力をより低減できる。
(4)その他の実施形態
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、本発明の実施形態は、次のように変更することができる。具体的には、電気かみそり1は、上述した実施形態で説明したものに限定されるものではなく、少なくとも外刃31及び摩擦低減部を備える電気かみそりであればよい。
また、摩擦低減部40は、第1のネット刃31Aの外側と第4のネット刃31Dの外側にそれぞれ1つ設けられているものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、摩擦低減部40は、スリット刃32に隣接するように設けられていてもよい。
また、ローラ42は、樹脂等によって形成されているものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ローラ42は、図10に示すように、多孔質部材によって形成されていてもよい。これにより、ローラ42に水や潤滑剤等が保持され易くなり、ローラ42が肌表面Sに押し付けられると、水や潤滑剤等が染み出す。このため、肌表面S上でローラ42が回転し易くなり、外刃31とローラ42との間の摩擦力をより低減できる。
また、ローラ42は、電気かみそり1の正面視(直交方向Xから視た状態)において中心が凸となるように配置されるものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ローラ42は、外刃31の延在方向Yに直線状に配置されていてもよく、また、図11に示すように、円形状の外刃31の外周に沿って配置されていてもよい。
また、ローラ42は、円筒状や先細状に形成されるものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ローラ42は、図12に示すように、凹凸状に形成されていてもよく、肌表面Sの凹凸を平らにする(引き延ばす)ことが可能な形状であればよい。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められる。
1…電気かみそり
30…刃部
31…外刃
40…摩擦低減部
41…回転軸
42…ローラ(回転体)
43…保持部材
30…刃部
31…外刃
40…摩擦低減部
41…回転軸
42…ローラ(回転体)
43…保持部材
Claims (5)
- 肌表面に接触する外刃と、前記外刃と前記肌表面との摩擦を低減する摩擦低減部とを備える電気かみそりであって、
前記摩擦低減部は、
前記外刃の延在方向に沿う回転軸と、
前記回転軸を中心に回転する複数の回転体と
を備え、
複数の前記回転体は、前記回転軸上で前記外刃の延在方向に対して移動することを特徴とする電気かみそり。 - 請求項1に記載の電気かみそりであって、
前記回転軸は、複数設けられ、
前記回転体は、複数の前記回転軸のそれぞれに設けられることを特徴とする電気かみそり。 - 請求項1又は請求項2に記載の電気かみそりであって、
前記摩擦低減部は、前記回転体を所定の位置で保持する保持部材を備え、
前記保持部材は、前記回転体に連結されるとともに、前記外刃の延在方向の最も外側に位置する前記回転体の外端部に設けられることを特徴とする電気かみそり。 - 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の電気かみそりであって、
前記摩擦低減部は、前記回転体を所定の位置で保持する保持部材を備え、
前記保持部材は、前記回転体に連結されるとともに、前記外刃の延在方向に隣接する前記回転体の間に設けられることを特徴とする電気かみそり。 - 請求項3又は請求項4に記載の電気かみそりであって、
前記回転体又は前記保持部材の少なくとも一方は、多孔質部材によって形成されることを特徴とする電気かみそり。
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- 2011-09-20 JP JP2011204905A patent/JP2013063227A/ja not_active Withdrawn
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2012
- 2012-08-13 WO PCT/JP2012/005141 patent/WO2013042305A1/ja active Application Filing
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Publication number | Publication date |
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WO2013042305A1 (ja) | 2013-03-28 |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140409 |
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A761 | Written withdrawal of application |
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