JP2013062833A - Mimo通信の球検出及びレート選択 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のデータストリームを使用するMIMO通信の復号において、良好な性能を達成しながら複雑さを低減したデータ検出方法を提供する。
【解決手段】データ記号の少なくとも1つの属性、例えば誤り確率、変調方式、及び/又はリンク余裕に基づいて、MIMO通信で送られたデータ記号を検出する順序を選択し(412)、選択された順序でデータ記号について球検出を行い(414)、データ記号の候補仮説に基づいてデータ記号のコードビットの対数ゆう度比(LLR)の算出を行なう(416)。
【選択図】図4

Description

(米国法典第35巻第119条に基づく優先権の主張)
本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡され、かつ、引用により本明細書に明示的に組み入れられる、2006年1月11日出願の、「MIMO通信の球検出及びレート選択」という名称の米国特許仮出願第60/758,344号の優先権を主張するものである。
本開示内容は、一般に、通信に関係するものであり、更に詳しくは、多重入力多重出力(MIMO)通信に向けて検出及びレート選択を行う各種技法に関するものである。
MIMO通信は、複数の(T個)送信アンテナから複数の(R個)受信アンテナに送られる伝送である。T個の送信アンテナ及びR個の受信アンテナにより形成されるMIMOチャネルは、M個の空間チャネルに分割することができ、ここで、M≦min{T,R}。M個の空間チャネルは、全スループット向上及び/または高信頼度化を達成するようにデータを伝送するために使用することができる。
送信器は、T個の送信アンテナを介して並列にM個のデータストリームを符号化して送信することができる。受信器は、R個の受信アンテナを介してR個の受信記号ストリームを取得し、受信記号ストリームの検出を行って、検出記号ストリームを復号化して送信データストリームを回復する。最適な検出性能を達成するために、受信器は、受信器に利用可能な情報の全てに基づいて送信されたと考えられる全ての可能なビットシーケンスについて多くの仮説を評価する必要があろう。このような徹底的な検索は、計算集約的であるので多くの用途には禁止的なものである。
したがって、良好な性能を達成しながら複雑性が低減された検出を行う各種技法の必要性が当分野にある。
MIMO通信で送られたデータ記号を回復するために球検出を行う各種技法を本明細書で説明する。一態様においては、少なくとも2つの変調方式で生成されたデータ記号について球検出を行う。別の態様においては、データ記号の少なくとも1つの属性に基づいて判断された順序でデータ記号について球検出を行い、データ記号の少なくとも1つの属性は、データ記号の誤り確率、データ記号に使用された変調方式、データ記号のリンク余裕などとすることができる。更なる別の態様においては、チャネル状態情報に基づいて、球検出で検出されたデータストリームのレートを選択する。チャネル状態情報は、チャネル推定値、雑音推定値、干渉推定値、電力測定値、信号品質推定値などを含むことができる。1つ又はそれ以上の実施形態においては、(1)球検出に使用された上部三角マトリクス及び/又は(2)既に検出されたデータストリームからの干渉が除去されるという仮定に基づいてデータストリームの信号品質を推定することができる。その後、推定信号品質に基づいてデータストリームのレートを選択することができる。他の実施形態においては、他の方法でチャネル状態情報に基づいてレートを選択することができる。
球検出及びレート選択を以下で詳細に説明する。本発明の様々な態様及び実施形態も以下で説明する。
本発明の特長及び性質は、同様の参照番号が完全に対応した特定を行う図面に関連して利用したときに以下に述べる詳細な説明からより明らかになるであろう。
送信器及び受信器の各種態様のブロック図である。 送信器での送信(TX)データプロセッサ及びTX空間プロセッサの各種の態様のブロック図である。 球検出の例示的な検索ツリーの各種の態様を示す図である。 選択された順序で球検出を行うプロセスの各種の態様を示す図である。 選択された順序で球検出を行う装置の各種の態様を示す図である。 複数の変調方式で生成されたデータ記号について球検出を行うプロセスの各種の態様を示す図である。 複数の変調方式で生成されたデータ記号について球検出を行う装置の各種の態様を示す図である。 データストリームのレートを選択するプロセスの各種の態様を示す図である。 データストリームのレートを選択する装置の各種の態様を示す図である。 受信器での受信(RX)空間プロセッサ及びRXデータプロセッサの各種の態様のブロック図である。
詳細な説明
「例示的」という語は、「例、実例、又は例証の役目をする」ことを意味するために本明細書で使用される。「例示的」として本明細書で説明する一切の実施形態又はデザインは、必ずしも、他の実施形態又はデザインに優って好適又は有利と解釈すべきではない。
本明細書で説明する検出法及びレート選択法は、複数のデータストリームが通信チャネルを介して並列に送信される様々な通信システムに使用することができる。例えば、これらの技法は、単一の副搬送波を伴うMIMOシステム、複数の副搬送波を伴うMIMOシステム、記号分割多重接続(CDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システムなどに使用することができる。複数の副搬送波は、直行周波数分割多重(OFDM)、単一搬送波直行周波数分割多重(SC−FDMA)、又は何らかの他の変調技法で取得することができる。FDMA及びSC−FDMAでは、システム帯域幅全体を複数の直交副搬送波に分割し、直交副搬送波は、楽音又はビン(bin)などともいい、この各々は、独立してデータで変調することができる。一般に、変調記号は、OFDMにより周波数領域内で、SC−FDMAにより時間領域内で送られる。明確にするために、以下の説明の大部分は、単一の副搬送波を伴うMIMOシステムを対象としたものである。
図1は、MIMOシステム100における送信器110及び受信器150の各種の態様のブロック図を示す。送信器110には、複数の(T個)のアンテナが装備され、受信器150には複数の(R個)のアンテナが装備される。ダウンリンク(又は順方向リンク)伝送については、送信器110は、基地局、アクセスポイント、節点Bなどの一部とすることができ、かつ、基地局、アクセスポイント、節点Bなどの機能の一部又は全てを含むことができる。受信器150は、移動局、ユーザ端末、ユーザ設備などの一部とすることができ、かつ、移動局、ユーザ端末、ユーザ設備などの機能性の一部又は全てを含むことができる。アップリンク(逆リンク)通信については、送信器110は、移動局、ユーザ端末、ユーザ設備などの一部とすることができ、受信器150は、基地局、アクセスポイント、節点Bなどの一部とすることができる。
送信器110にて、TXデータプロセッサ120は、データ源112からトラヒックデータを受信して、トラヒックデータを処理(例えば、フォーマット、符号化、インターリーブ、及び記号マッピング)して、トラヒックデータの変調記号であるデータ記号を生成する。TX空間プロセッサ130は、パイロットの変調記号であるパイロット記号でデータ記号を多重変調する。パイロットは、送信器及び受信器の両方によりアプリオリと知られている伝送であり、トレーニング信号、基準、プリアンブルと称する場合もある。TX空間プロセッサ130は、送信器空間処理を行い、送信記号のT個のストリームをT個の送信器装置(TMTR)132aから132tに供給する。各送信器装置132は、この送信記号ストリームを処理(例えば、OFDM変調し、アナログに変換し、フィルタリングし、増幅し、かつ、アップコンバート)して、変調信号を生成する。送信器装置132aから132tまでのT個の変調信号は、それぞれ、アンテナ134aから134tを介して送信される。
受信器150にて、R個のアンテナ152aから152rは、T個の変調信号を受信し、各アンテナ152は、受信信号をそれぞれの受信器装置(RCVR)154に供給する。各受信器装置154は、受信記号を取得するために送信器装置132により行われる処理を補完する方法で受信信号を処理する。各受信器装置154は、トラヒックデータの受信記号をRX空間プロセッサ160に供給し、かつ、パイロットの受信記号をチャネルプロセッサ194に供給する。チャネルプロセッサ194は、パイロットの受信記号に基づいて送信器110から受信器150へのMIMOチャネルの応答を推定して、チャネル推定値をRX空間プロセッサ160に供給する。RX空間プロセッサ160は、チャネル推定値で受信記号に球検出を行い、送信データ記号の推定値である検出記号を実現する。RXデータプロセッサ170は、検出記号を更に処理(例えば、デインターリーブ及び復号化)して、復号化データをデータ受信装置172に供給する。
受信器150は、受信器150へのデータ送信を制御するのを補佐するためにフィードバック情報を送信器110に送ることができる。フィードバック情報は、送信に使用すべき特定の通信モード、各データストリームに使用するべき特定のレート又はパケットフォーマット、受信器150により復号化されたパケットの承認(ACK)及び/又は否定応答(NAK)、チャネル状態情報など、又は、これらの組み合わせを表示することができる。フィードバック情報は、TXシグナリングプロセッサ180により処理(例えば、符号化、インターリーブ、及び記号マッピング)され、パイロット記号で多重変調かつTX空間プロセッサ182により空間処理され、かつ、アンテナ152aから152rを介して送信されるR個の変調信号を生成するために送信器装置154aから154rにより更に処理される。
送信器110にて、R個の変調信号は、アンテナ134aから134tにより受信され、受信器装置132aから132tにより処理され、RX空間プロセッサ136により空間処理され、更に、フィードバック情報を回復するためにRXシグナリングプロセッサ138により更に処理(例えば、デインターリーブ及び復号化)される。コントローラ/プロセッサ140は、受信フィードバック情報に基づいて受信器150へのデータ伝送を制御する。チャネルプロセッサ144は、受信器150から送信器110へのMIMOチャネルの応答を推定することができ、かつ、TX空間プロセッサ130により使用された空間マッピングマトリクスを導出することができる。
コントローラ/プロセッサ140及び190は、それぞれ、送信器110及び受信器150にて動作を制御する。メモリ142及び192は、それぞれ、送信器110及び受信器150に向けてデータ及びプログラムコードを記憶する。
図2は、送信器110でのTXデータプロセッサ120及びTX空間プロセッサ130の各種の態様のブロック図を示す。この実施形態においては、全てのデータストリームについて共通の符号化方式が使用され、データストリーム毎に別個の情報点率及び別個の変調方式を使用することができる。明確にするために、以下の説明では、M個のデータストリームがM個の空間チャネルで送られると仮定する。しかしながら、この場合はそうである必要がなく、データストリームは、複数の空間チャネルを跨いで広がることができる。
TXデータプロセッサ120内では、エンコーダ220は、符号化方式に従ってトラヒックデータを符号化して、コードビットを生成する。符号化方式は、畳込みコード、ターボコード、低密度パリティ検査(LDPC)コード、巡回冗長検査(CRC)コード、ブロックコードなど、又は、これらの組み合わせを含むことができる。デマルチプレクサ(Demux)222は、コードビットをM個のストリームに多重分離又は構成要素を分析してM個のコードビットストリームをM個のセットの処理装置に供給する。各セットは、パンクチャ装置224と、チャネルインターリーバ226と、記号マッパ228とを含む。各セットについて、パンクチャ装置224は、ストリームについて選択された情報点率を達成するために、必要に応じて、コードビットを抜き取るか又は削除し、保持コードビットを関連のチャネルインターリーバ226に供給する。チャネルインターリーバ226は、インターリーブ方式に基づいてコードビットをインターリーブ又は並べかえて、インターリーブビットを関連の記号マッパ228に供給する。このインターリーブは、データストリーム毎に(図2に示すように)又は一部又は全てのデータストリームを跨いで(図2では図示せず)別個に行うことができる。
1つ又はそれ以上の実施形態においては、各データストリームは、このストリームに選択された変調方式で送ることができる。一般に、システム動作、チャネル条件、及び/又は他の要素によっては、同じ又は異なる変調方式をM個のデータストリームに使用することができる。各記号マッパ228は、このストリームについて選択された変調方式に従ってインターリーブビットをマッピングして、データ記号のストリーム{S}を実現する。ストリームmの記号マッピングは、何セットものQビットをグループ化してQ−ビット値を形成し、ここで、Q≧1、(2)選択された変調方式について信号点配置内の2Qm点の1つに各Qビット値をマッピングすることにより達成することができる。各マッピング信号点は、データ記号としては複雑な値である。記号マッピングは、グレーマッピング又は非グレーマッピングに基づくことができる。グレーマッピングについては、信号点配置内の隣接点(水平方向及び垂直方向の両方において)は、差がQ個ビット位置から1個のみである。グレーマッピングにより、正しい場所近傍の場所にマッピングされる検出記号に対応するより可能性が高い誤差イベントについてビット誤り数が低減され、この場合、誤り内でコードビット1つのみが検出されることになる。非グレーマッピングについては、隣接点は、差が2つ以上のビット位置である場合がある。
TX空間プロセッサ130内では、多重化装置(Mux)230は、M個の記号マッパ228aから228mまでのM個のデータ記号ストリームを受信して、パイロット記号でデータストリームを多重変調する。マトリクス多重化乗算器(matrix multiplexer)232は、空間マッピングマトリクスでデータ及び/又はパイロット記号を多重変調して、送信記号を実現する。1つ又はそれ以上の実施形態においては、空間マッピングマトリクスは、単位行列であり、これにより、結果的に、送信器では空間処理が行われない。他の実施形態においては、M個のデータストリームについて類似の性能を達成するために、記号期間が異なれば及び/又は副搬送波が異なれば、使用される空間マッピングマトリクスも異なる。更なる他の実施形態においては、空間マッピングマトリクスは、固有ベクトルのマトリクスである。
図2は、共通の符号化方式の各種の態様を示しており、別個の情報点率及び変調方式をM個のデータストリームに使用することができる。異なる情報点率は、これらのストリームについて異なるパンクチャパターンを使用することにより、M個のデータストリームについて達成することができる。他の実施形態においては、共通の符号化方式及び共通の情報点率が、全てのデータストリームに使用され、かつ、別個の変調方式をデータストリームに使用することができる。更なる他の実施形態においては、共通の符号化方式、共通の情報点率、及び共通の変調方式が、全てのデータストリームに使用される。更なる他の実施形態においては、各データストリームは、当該のデータストリームについて選択された符号化・変調方式に基づいて独立して処理される。一般に、同じ又は異なる符号化方式、同じ又は異なる情報点率、及び同じ又は異なる変調方式をM個のデータストリームに使用することができる。複数の副搬送波が利用可能である場合、副搬送波を跨いで、同じ又は異なる符号化方式、同じ又は異なる情報点率、及び同じ又は異なる変調方式を使用することができる。
送信器110は、一般的に、各データパケットを別個に符号化する。パケットは、複数のブロックに分割することができ、各ブロックは、K個のコードビットを含む。各ブロック内のK個のコードビットは、以下のように、M個のデータ記号にマッピングすることができる。
=map() 式(1)
ここで、s=[s ....sは、M個のデータ記号を有するベクトルである。
Figure 2013062833
は、K個のコードビットが1つのブロック内にあるベクトルである。
=Q個のコードがデータ記号sを形成するために使用されるベクトルである。
のベクトル 内でbm,q=1,...,M及びq=1,...,Qは、ベクトル 内のq番目のコードビットである。
kのb=1,...,Kは、ベクトル内のk番目のコードビットである。
」は、転置を示す。
式(1)は、特定のビットベクトルと対応するデータベクトルとの間に1:1のマッピングがあることを示す。一般に、同じ又は異なる変調方式は、特定のデータベクトルで送られたM個のデータ記号に使用することができる。したがって、Q1からQMは、ベクトル内のM個のデータストリームについては同じ又は異なる場合がある。
1つ又はそれ以上の実施形態においては、M個のデータストリームは、単一のパケットを複数の(M個の全て)空間チャネルで送ることができるように合同で符号化される。他の実施形態においては、M個のデータストリームは、各パケットが1つの空間チャネルで送られるように独立して符号化される。更なる他の実施形態においては、合同で符号化されるデータストリームもあれば、独立して符号化されるデータストリームもある。
明確にするために、以下の説明では、1つのデータストリームは各空間チャネルで送られると仮定する。したがって、「データストリーム」及び「空間チャネル」という用語は、以下の説明の多くについて交換可能である。データストリームの数は、構成可能とすることができ、かつ、チャネル条件及び/又は他の要素に基づいて選択することができる。明確にするために、以下の説明では、M個のデータストリームが、M個の空間チャネルで送られると仮定する。
1.検出
受信器での受信記号は、以下のように表すことができる。
Hch÷ 式(2)
ここで、
は、送信器により使用されるT×M個の空間マッピングマトリクスである。
chは、R×T個の実際のMIMOチャネル応答マトリクスである。
chは、R×M個の有効MIMOチャネル応答マトリクスである。
は、R個の受信記号が受信器にあるR×I個のベクトルである。
は、R×I個の雑音ベクトルである。
雑音は、ゼロ平均ベクトル及び
Figure 2013062833
の共分散マトリクスを有する加法性白色ガウス雑音(AWGN)と仮定することができ、ここで、
Figure 2013062833
は、雑音の変動である。
有効MIMOチャネル応答は、実際のMIMOチャネル応答 chと、送信器により使用される空間マッピングマトリクスとを含む。有効MIMOチャネル応答マトリクスは、以下のように示すことができる。
Figure 2013062833
ここで、記述項r=1,...,R及びm=1,...,Mのhr,mは、受信アンテナrにてデータストリームmにより観察される複雑なチャネル利得を示す。簡単にするために、MIMOチャネルは、周波数選択性がなくフラットフェージングであると仮定する。受信器は、一般的に、の推定値である
Figure 2013062833
を導出して、検出に
Figure 2013062833
を使用する。簡単にするために、本明細書での説明では、チャネル推定誤差なしと仮定し、それで、
Figure 2013062833
は、MIMOチャネル応答マトリクスともいう。
単一の副搬送波でのMIMO通信については、受信器は、通信に使用される各記号期間において受信記号ベクトルを取得する。複数の副搬送波でのMIMO通信については、受信器は、通信に使用される各記号期間において各副搬送波について受信記号ベクトルを取得する。1つ又はそれ以上の実施形態においては、受信器は、各受信記号ベクトルについて別個に検出を行う。他の実施形態においては、受信器は、複数の受信記号ベクトルについて合同で検出を行う。受信器は、様々な方法で検出を行うことができる。
受信器は、検出記号を取得するために受信記号に最ゆう(ML)検出を行うことができる。ML検出については、受信器は、データ記号ベクトルについて送信された可能性がある2仮説記号ベクトルの各々を評価する。各仮説記号ベクトルについては、受信器は、以下のように示すことができる距離関数を算出する。
Figure 2013062833
ここで、
Figure 2013062833
は、ベクトルについて送信されたと仮定された記号ベクトルであり、
Figure 2013062833
は、仮説記号ベクトル
Figure 2013062833
の距離である。
式(4)は、コスト値、誤差関数などということができる。
Figure 2013062833
は、コスト値又はベクトル
Figure 2013062833
の誤差値などということができる。
ML検出については、受信器は、2仮説記号ベクトル
Figure 2013062833
の2個の距離を取得する。その後、受信器は、検出記号を以下のように導出することができる。
Figure 2013062833
ここで、
Figure 2013062833
は、M個の検出記号に関するM×I個のベクトルである。式(5)においては、2仮説記号ベクトルの2個の距離のうちの最小距離が特定される。最小距離を有する仮説記号ベクトルは、送信データ記号ベクトルの推定値である検出記号ベクトル
Figure 2013062833
として呈示される。
ML検出については、データ記号ベクトルについて送信された可能性がある全ての可能なデータ記号組み合わせに徹底的な検索が行われる。この徹底的な検索では、データ記号ベクトルの全ての2個の可能な仮説を検討する。したがって、ML検出の複雑性は、データ記号ベクトルを形成するために使用されるビット(K)の数においては、幾何学級数的である。ML検出により、良好な性能を実現することができる。しかしながら、この徹底的な検索は、計算集約的であるので多くの用途には禁止的なものである。例えば、4つのデータストリームが全てのストリームについてQPSKで送られた場合、K=8及び256個の仮説が各受信記号ベクトルについて評価される。しかしながら、16−QAMが4つのストリームに使用された場合、K=16及び65,536個の仮説が、各受信記号ベクトルについて評価され、この方が、はるかに複雑なものである。4つのデータストリームが、QPSK、16−QAM、64−QAM及び256−QAMで送られた場合、K=20及び100万個を上回る仮説が各受信記号ベクトルについて評価され、これは、実際的ではないであろう。この例は、信号点配置大型化に関する仮説数の急増を示すものである。
検討すべき仮説数は、リスト球検出、球復号化、球内復号化などもいう、球検出(SD)を行うことにより低減することができる。球検出は、候補仮説の検索を行い、かつ、見込みの少ない方の仮説を廃棄することによりML検出の検索スペースを低減しようとするものである。
球検出については、式(4)の距離関数は、以下のように、MIMOチャネル応答マトリクスのQR分解を行うことにより簡素化することができる。
式(6)
ここで、は、R×M個の正規直交マトリクスであり、は、M×M個の上部三角マトリクスである。正規直交マトリクスは、直交列と、各列の単位電力を有し、つまり であり、ここで、「」は、共役転置を示す。上部三角マトリクスRは、対角線をより下方にてゼロを含む。上部三角マトリクスの構造は、評価すべき仮説数を低減するために利用することができる。
式(2)は、以下のように書き換えることができる。
式(7)
’= ’ 式(8)
ここで、’=[y’y’...y’は、y及び’= ’の回転バージョンである。
式(4)の距離関数は、以下のように書き換えることができる。
Figure 2013062833
式(9)は、以下のように、拡張することができる
Figure 2013062833
M=4の場合、式(10)は、以下のように更に拡張することができる。
Figure 2013062833
式セット(11)は、以下のように、Mという任意の値について一般化することができる。
Figure 2013062833
ここで、DM+1=0。式(12)については、指数iは、Mから1に後方に動く。
式(10)から(12)に示すように、距離関数は、M個の期間DからDで漸増的に算出することができる。Dは、仮説記号
Figure 2013062833
に左右されるにすぎず、かつ、この記号に関しては距離を表す。期間DM−1は、仮説記号
Figure 2013062833
に左右され、かつ、これらの2つの記号については総体的距離を表す。各々のその後の期間は、1つの更なる仮説記号に左右される。期間Dは、仮説記号
Figure 2013062833
の全てに左右され、かつ、これらの記号の全てついて総距離を表す。距離関数は、第1のレベルの最終期間Dで始まって、各レベルで1つの期間Dで、M個のレベルで漸増的に算出することができる。各レベルについては、Dは、当該のレベルに適用可能な全ての仮説について算出される。
球検出は、様々な方法で行うことができる。球検出の幾つかの実施形態を以下で説明する。
完全な球検出については、距離が閾値Dth以下である全ての仮説が保持され、他の全ての仮説が廃棄される。閾値Dthは、球半径ともいう。完全な球検出は、以下のように行うことができる。i=Mの第1のレベルについては、2QM個の信号点、例えば、2QM個のQAMを有する信号点配置に基づいて生成される、データ記号sについて送信された可能性がある2QM個の仮説記号
Figure 2013062833
でリストPが形成される。2QM個の距離を取得するために、式(12)に示すように、リストP内の2QM個の仮説記号についてDが算出される。閾値以下の距離を有する全ての仮説記号が、候補リストC内に記憶される。他の全ての仮説記号は、廃棄され、これには、廃棄記号を含む全ての仮説記号ベクトル
Figure 2013062833
を刈り取るという効果がある。
i=M−1の第2のレベルについては、2QM−1個の信号点を有する信号点配置に基づいて生成される、データ記号sM−1について送信された可能性がある2QM−1個の仮説記号
Figure 2013062833
でリストPM−1が形成される。全ての有効な仮説記号対
Figure 2013062833
の距離を取得するために、これらの仮説記号対についてDM−1が算出される。有効な仮説記号対には、各記号がリストPM−1内にある候補リストC内の各記号の全ての可能な組み合わせが含まれる。閾値以下の距離を有する全ての仮説記号対が、候補リストCM−1内に記憶される共に、他の全ての仮説記号対が廃棄される。
残りのレベルの各々は、同様の方法で評価することができる。2Qi個の信号点を有する信号点配置に基づいて生成される、データ記号sについて送信された可能性がある2Qi個の仮説記号
Figure 2013062833
でリストPが形成される。全ての有効な仮説記号セット
Figure 2013062833
の距離を取得するために、これらの仮説記号セットについてDが算出される。有効な仮説記号セットには、各記号がリストP内にある候補リストCi+1内の各仮説の全ての可能な組み合わせが含まれる。閾値以下の距離を有する全ての仮説記号セットが、候補リストC内に記憶される共に、他の全ての仮説記号セットが廃棄される。M個のレベルの全てが評価された後、候補リストC内に記憶された仮説に基づいて検出記号を判断することができる。明確にするために、上記の説明では、レベルが異なれば、使用する候補リストも異なる。また、M個のレベルの全てに単一の候補リストCを使用することができ、かつ、レベル毎に更新することができる。
図3は、異なる変調方式で生成することができるデータ記号の球検出の例示的な検索ツリーを示す。この例においては、M=4及び4つの期間DからDが算出される。i=4の第1のレベルについては、データ記号sについて送信された可能性がある2Q4個の可能なデータ記号の2Q4個の仮説についてDが算出される。2Q4個の仮説記号が、図3では、
Figure 2013062833
(1)から
Figure 2013062833
として示されている。2つの仮説は、閾値以下の距離を有し、黒く塗り潰された節点で示されている。i=3の第2のレベルについては、データ記号s及びsについて送信された可能性がある2・2Q3個の可能なデータ記号対の2・2Q3個の仮説についてDが算出される。やはり、2つの仮説は、閾値以下の距離を有し、黒く塗り潰された節点で示されている。i=2の第3のレベルについては、データ記号s、s及びsについて送信された可能性がある2・2Q2個の可能なデータ記号セットの2・2Q2個の仮説についてDが算出される。これらの仮説は、閾値以下の距離を有し、黒く塗り潰された節点で示されている。i=1の最終レベルについては、データ記号s、s、s及びsについて送信された可能性がある3・2Q1個の可能なデータ記号セットの3・2Q1個の仮説についてDが算出される。4つの仮説は、閾値以下の距離を有し、黒く塗り潰された節点で示されている。最小距離を有する記号のセットは、太線で示されている。
部分的な球検出については、各レベルについてNbs個の最良の仮説記号が保持されて、つ、次のレベルに備えて仮説を形成するために使用される。式セット(11)に示すように、QR分解により、他のデータ記号からの干渉を除去することにより孤立状態でデータ記号sを検出することができる。次のデータ記号sの検出は、データ記号sからの干渉の除去に頼る。この干渉は、式(11b)では
Figure 2013062833
として示される。干渉推定値の精度及び干渉除去の効果は、共に、記号
Figure 2013062833
が正しいことに依存するものである。
Figure 2013062833
であり、かつ、チャネル推定値に誤りがない場合、データ記号sからの干渉は、データ記号sの検出から完全に除去することができる。
1つ又はそれ以上の実施形態においては、各レベルについて保持すべき最良の仮説記号(Nbs)の数は、固定値、例えば、2、3、4などである。他の実施形態においては、Nbsは、検出されるデータ記号sの点配置サイズ、データ記号sの信号品質又は他のチャネル状態情報、及び/又は何らかの他の判定基準に左右される場合がある構成可能な値である。信号品質は、信号対雑音比(SNR)、信号対雑音プラス干渉比(SINR)、エネルギー/記号対全雑音比(total-noise ratio)(E/No7)などにより量子化することができる。例えば、Nbsは、信号点配置サイズの1/4、つまり、Nbs=2Qi/4、又は何らかの他の割合に設定することができる。Nbsは、Nbs個の最良仮説記号の1つである送信データ記号の確率が何らかの所定の割合、例えば、95%、又は、何らかの他の割合を満たすか又は超えるように選択することができる。
抑制球検出については、1つの最良仮説記号は、各レベルについて保持され、かつ、当該のレベルの硬判定と称される。抑制球検出は、Nbs=1での部分球検出の特別な場合である。各レベルの硬判定は、以下のように示すことができる。
Figure 2013062833
ここで、
Figure 2013062833
は、送信データ記号sの硬判定である。式(13)においては、Dの最小距離を生成する仮説記号
Figure 2013062833
は、データ記号sの硬判定として供給される。各レベルの硬判定は、次のレベルに順方向に搬送して、かつ、次のレベルについて距離を算出するために使用することができる。
その後、式(12)の距離関数は、以下のように表すことができる。
Figure 2013062833
式(14)内の総和の項は、以前の検出記号からの干渉とみなすことができる。この場合、干渉除去後に取得された修正受信記号y’’は、以下のように表すことができる。
Figure 2013062833
その後、式(14)内の距離関数は、以下のように書き換えることができる。
Figure 2013062833
i=M−1,...,1の場合、式(16)、
一例として、2つのデータストリームが送られ、かつ、=[s1、s2]、及び、
Figure 2013062833
であるので、データ記号sの距離は、以下のように表すことができる。
Figure 2013062833
その後、データ記号sの距離は、以下のように表すことができる。
Figure 2013062833
ここで、
Figure 2013062833
部分球検出及び抑制球検出については、第1のレベル後に各レベルにて評価すべき仮説の数は、各レベルについてNbs個の最良の仮説記号を保持することにより実質的に低減することができる。抑制球検出については、各レベルについて1つの硬判定が順方向に搬送され、各レベルで評価するべき仮説の数は、2Q1である。第2のレベルについては、異なる仮説記号対
Figure 2013062833
の代わりに、異なる仮説記号
Figure 2013062833
及び硬判定
Figure 2013062833
を評価することができる。第3のレベルについては、異なる仮説記号セット
Figure 2013062833
ではなく、異なる仮説記号
Figure 2013062833
及び硬判定
Figure 2013062833
評価することができる。
抑制球検出方式は、式(14)に示すように、既に検出されたデータ記号の硬判定を使用して算出された距離に頼るものである。その後、抑制球検出の性能は、硬判定の信頼性に左右される。特定のデータストリームの硬判定の信頼性は、変調方式及びこのストリームの信号品質に左右される。1つ又はそれ以上の実施形態においては、検出順序は、データストリームの推定記号確率又は記号誤り率(SER)に基づいて選択される。各データストリームのSERは、チャネル状態情報に基づいて推定するか又は確かめることができる。この実施形態においては、検出は、まず、最低SERを有するデータストリームについて行われる。このデータストリームは、当該のデータストリームに使用される変調方式の非符号化信号品質、例えば、SNR要件に対して最大のリンク余裕を有するはずである。その後、検出は、2番目に低いSER、などを有するデータストリームについて行われる。この検出順序により、その後の検出ストリームに関する距離の算出において先の検出ストリームからのシンボル誤差の伝播が低減される。各データストリームのレートは、所望のSERを達成するように選択することができる。
以下で説明するように、信号品質に基づいて、各データストリームについてレート又はパケットフォーマットを選択することができる。レートは、ビット/秒/ヘルツ(bps/Hz)の単位で示すことができる特定のスペクトル効率に関連づけることができる。変調方式及びコードレートの異なる組み合わせで特定のレートを達成することができる。例えば、3bps/Hzのレートは、(1)コードレート3/4及び16−QAM、(2)コードレート1/2及び64−QAM、又は(3)コードレート3/8及び256−QAMで達成することができる。コードレート及び変調方式のこれらの異なる組み合わせには、目標パケット誤り率(PER)を達成するために、若干異なる信号品質が必要であろう。しかしながら、コードレート及び変調方式のこれらの異なる組み合わせは、実質的に異なるSERを有することができる。特定の信号品質に関しては、16−QAMのSERは、64−QAMのSERより低く、64−QAMのSERは、256−QAMのSERより低い。16−QAM、64−QAM、及び256−QAMに関する漸進的に高くなるSERは、16−QAM、64−QAM、及び256−QAMに関する漸進的に強くなるコード(又は低くなるコードレート)により説明される。
抑制球検出の性能は、検出すべきデータストリームが早いほど(例えば、第1のデータストリーム)、SERにより影響を受ける。検出ストリームが早くなるほど、各々のレートは、目標SER又はそれ以下を達成するように選択することができる。この目標SERは、5%、10%、又は何らかの他の値とすることができる。1つ又はそれ以上の実施形態においては、早い方の(例えば、第1の)検出ストリームのSERは、目標SERを上回り、その後、ストリームのレートは、より下位の変調方式で最高のレートまで低減され、これにより、その後、干渉除去に備えて誤り伝播が低減される。より下位の順序変調方式の選択により、先の検出ストリームのスループットを低減させる恐れがあるが、その後の検出ストリームのスループットを向上させることができる。コンピュータシュミレーションにより、このレート選択戦略により、特定のチャネル条件、例えば、高いSNRについては、全体的なスループットを向上させることができることがわかっている。
上述した球検出方式については、リストC内に記憶すべき候補仮説の数を様々な方法で削減することができる。1つ又はそれ以上実施形態においては、閾値Dth以下の距離を有する全ての仮説は、保持される。この実施形態の場合、各レベルで記憶すべき候補仮説の数は、必ずしも一定ではない。他の実施形態においては、各レベルで保持すべき候補仮説の数は、変調方式及び検出されるデータストリームの信号品質に左右される推定SERの関数とすることができる。更なる他の実施形態においては、Nbs個の最良の仮説が、各レベルで保持される。更なる他の実施形態においては、閾値Dth以下の距離を有する最大Nbs個までの最良の仮説が、各レベルで保持される。更なる他の実施形態においては、Nbs個の最良の仮説が、各節点について保持される。更なる実施形態においては、閾値Dth以下の距離を有する最大Nbn個までの最良の仮説が、各節点について保持される。Nb1及びNbnは、検出性能、複雑性、及び/又は他の検討事項間の損得評価に基づいて選択することができる。例えば、Nb1及びNbnは、信号点配置が大きいほど記憶される候補仮説が増えるように、信号点配置サイズに基づいて選択することができる。Nb1及びNbnは、少なくともNmin個の候補仮説が各レベル又は節点について確実に記憶されるようにする何らかの最小値(例えば、Nmin=2)以上になるように抑制することもできる。一般に、任意の数の仮説を候補リストC内に記憶することができる。
球検出を完了した後、以下のように、リストC内の候補仮説に基づいて、コードビットについて対数ゆう度比(LLR)を算出することができる。
Figure 2013062833
ここで、
Figure 2013062833
は、仮説記号ベクトル
Figure 2013062833
に対応するビットベクトルである。
Figure 2013062833
は、コードビットbを除く全てのコードビットがベクトル
Figure 2013062833
内にあるベクトルである。
Figure 2013062833
は、
Figure 2013062833
内の全てのコードビットに関するアプリオリLLRを有するベクトルである。
Figure 2013062833
は、候補リストCのサブセットであり、かつ、b=+1である仮説を含む。
Figure 2013062833
は、候補リストCのサブセットであり、かつ、b=−1である仮説を含む。
Figure 2013062833
は、コードビットbの外部LLRである。
一般に、検出記号は、他の何らかの形でLLRとして供給することができる。
式(18)を送信ビットベクトルにおける各コードビットについて評価することができる。各コードビットbについては、候補リストC内の全ての仮説記号ベクトル
Figure 2013062833
を検討することができる。各仮説記号ベクトル
Figure 2013062833
は、対応する仮説ビットベクトル
Figure 2013062833
を有する。式(18)の場合、当該のビットベクトルについて結果を取得するために、各仮説ビットベクトル
Figure 2013062833
について最大動作内の式が算出される。b=+1を有する全ての仮説ビットベクトル
Figure 2013062833
の最大結果が特定される。b=−1を有する全ての仮説ビットベクトル
Figure 2013062833
の最大結果も特定される。コードビットbのLLRは、b=+1の最大結果とb=−1の最大結果のとの差に等しい。
図4は、球検出を行うプロセス400の各種の態様を示す。データ記号の少なくとも1つの属性に基づいてMIMO通信で送られたデータ記号を検出する順序を選択する(ブロック412)。1つ又はそれ以上の実施形態においては、最低誤り確率を有するデータ記号で始まって、データ記号の誤り確率に基づいて順序を選択する。他の実施形態においては、最下位の順序変調方式を有するデータ記号で始まって、データ記号の変調方式に基づいて順序を選択する。更なる他の実施形態においては、最大リンク余裕を有するデータ記号で始まって、データ記号のリンク余裕に基づいて順序を選択する。
選択された順序でデータ記号について球検出を行う(ブロック414)。球検出については、チャネル応答マトリクスを分解して上部三角マトリクスを取得することができる。選択された順序で1回に1つでデータ記号を検出することができる。各データ記号については、受信記号、上部三角マトリクス、及び候補仮説及び/又は既に検出されたデータ記号の硬判定に基づいて、データ記号の複数の仮説の距離を算出することができる。データ記号の候補仮説は、算出された距離に基づいて判断される。候補仮説に基づいてデータ記号のコードビットのLLRを算出する(ブロック416)。
図5は、球検出を行う装置500の各種の態様を示す。装置500は、データ記号の少なくとも1つの属性、例えば、誤り確率、変調方式、及び/又はリンク余裕に基づいて、MIMO通信で送られたデータ記号を検出する順序を選択する(ブロック512)手段と、選択された順序でデータ記号について球検出を行う(ブロック514)手段と、球検出からの候補仮説に基づいてデータ記号のコードビットについてLLRを算出する(ブロック516)手段と含む。
図6は、球検出を行うプロセス600の各種の態様を示す。例えば、誤り確率、変調方式、リンク余裕などに基づいて、MIMO通信で送られたデータ記号を検出する順序を選択する(ブロック612)。その後、少なくとも2つの変調方式で生成されたデータ記号について検出すべき受信記号に球検出を行う(ブロック614)。球検出は、データ記号に使用された変調方式に基づいて行うことができる。1つ又はそれ以上の実施形態においては、データ記号の変調方式に基づいて、各データ記号に評価すべき仮説の数を判断する。他の実施形態においては、データ記号の変調方式に基づいて、各データ記号について保持すべき仮説の数を判断する。データ記号の候補仮説に基づいてデータ記号のコードビットのLLRを算出する(ブロック616)。
図7は、球検出を行う装置700の各種の態様を示す。装置700は、MIMO通信で送られたデータ記号を検出する順序を選択する(ブロック712)手段と、少なくとも2つの変調方式で生成されたデータ記号について検出すべき受信記号に球検出を行う(ブロック714)手段と、データ記号の候補仮説に基づいてデータ記号のコードビットのLLRを算出する(ブロック716)手段を含む。
2.レート選択
目標PER、例えば、1%PERにより量子化することができる性能の目標レベルを達成するために各データストリームについてレート又はパケットフォーマットを選択することができる。各データストリームのレートは、以下で説明するように推定することができるチャネル状態情報、例えば、データストリームの信号品質に基づいて選択することができる。
QR分解を伴う球検出については、各データストリームの信号品質、例えば、SNRは、ストリームが検出される順序に左右される恐れがある。2つのデータストリームを伴う、つまり、ストリーム2が初めに、次に、ストリーム1が検出される単純な場合については、各データストリームのSNRは、以下のように表すことができる。
Figure 2013062833
ここで、γsd,1及びγsd,2は、球検出を伴う、それぞれ、ストリーム1及び2のSNRである。
受信器は、連続干渉除去(SIC)方式を実行することもでき、かつ、空間適合フィルタリング及び硬判定を用いた連続干渉除去を行うことができる。SIC方式については、受信器は、M個の段階で、各段階で1つのデータストリームで、M個のデータストリームを回復して、各回復データストリームにより引き起こされた干渉を推定かつ除去する。第1の段階については、受信器は、受信記号に空間適合フィルタリングを行い、1つのデータストリームについて検出記号を取得する。空間適合フィルタリングは、等化(ZF)、最小2乗誤差法(MMSE)、最大比合成法(MRC)又は何らかの他の技法に基づくとすることができる。符号化干渉除去については、受信器は、復号化データを取得するために検出記号を処理(例えば、記号デマッピング、デインターリーブ、及び復号化)し、かつ、復号化したばかりのデータ記号の推定値である再変調記号を取得するために、復号化データを更に処理(符号化、インターリーブ、及び復調)する。受信器は、チャネル推定値で再変調記号を更に処理して、回復データストリームによる干渉成分 を取得する。その後、干渉成分 は、干渉成文が除去された改変受信記号 M-1を取得するために受信記号から差し引かれる。その後、改変受信記号 M-1は、次の段階により処理される。
抑制球検出方式は、非符号化干渉除去を伴うSIC方式と同等のものである。抑制球検出については、データ記号sJ+1からsについて硬判定が取得され、かつ、干渉除去に使用される。改変受信記号
Figure 2013062833
は、式(15)に示すように、すでに検出されたデータ記号の硬判定
Figure 2013062833
に基づく。理想的には、復号器の出力から生成された再変調記号は硬判定より信頼性があることから、これらの記号を使用して干渉除去を行うことが望ましい。しかしながら、多くの場合、再変調記号は、処理複雑性及び/又は待ち時間のために利用可能ではない。
球検出とSIC方式との間に類似点を引き出すことができる。球検出で検出されたデータストリームのSNR波は、SIC方式で回復されたデータストリームのSNRにより推定することができる。SIC方式については、以下のように、等化(ZF)法又はMMSE法に基づいて、データストリームMについて空間フィルタベクトルを導出することができる。
Figure 2013062833
ここで、mは、データストリームm’のR×m個の低減チャネル応答マトリクスであり、
mは、データストリームmのR×1個のチャネル応答ベクトルであり、
zf,m及び mmse,mは、それぞれ、等化法及びMMSE法に関するデータストリームのR×1個の空間フィルタベクトルである。
mは、m個のデータストリームがまだ検出されておらず、先の段階で既に検出されたデータストリームのM−m個の列のは除去された、m個の列のである。
データストリームm、
Figure 2013062833
の検出記号は、以下のように表すことができる。
Figure 2013062833
式(24)
ここで、 は、段階に関する改変受信記号のR×1個のベクトルであり、
は、 zf,m又は mmse,mに等しいとすることができる。
SIC方式のデータストリームmのSNRは、以下のように表すことができる。
Figure 2013062833
ここで、γzf−sic,m及びγmmmse−sic,mは、それぞれ、等化法及びMMSE法に関するデータストリームのSNRである。等化法又はMMSE法を伴ってSIC法に基づいてデータストリームについて算出されたSNRは、球検出で検出されたデータストリームのレートを選択するために使用することができる。
2つのデータストリーム及び完全な干渉除去を伴う場合について、SIC方式で2番目に検出されたデータストリームのγmmmse−sic,Iは、球検出で2番目に検出されたによるデータストリームのγsd,1と等しいことを示すことができる。SIC方式で1番目に検出されたデータストリームのγmmmse−sic,2は、高SNRにて球検出で最初に検出されたデータストリームのγsd,2とほんど同じである。したがって、球検出で検出されたデータストリームのレートは、MMSE−SIC方式でデータストリームについて算出されたSNRに基づいて選択することができる。
球検出で検出されたデータストリームの信号品質は、他の方法で推定することもできる。データストリームの推定信号品質は、データストリームの適切なレートを選択するために使用することができる。
1つ又はそれ以上の実施形態においては、本システムは、1つのセットのレート又はパケットフォーマットをサポートする。サポートされた各レートは、特定のスペクトル効率、特定のコードレート、特定の変調方式、及びフェージングなしAWGNチャネルについて目標PERを達成するために必要とされる特定の最小SNRと関連づけることができる。サポートされたレート及び所要のSNR波、ルックアップ表に記憶することができる。各データストリームのレートは、当該のストリームについて算出されたSNRに基づいて独立して選択することができる。
他の実施形態においては、本システムは、変調符号化方式(MSC)セットということができるベクトル量子化レートセットをサポートする。ベクトル量子化レートセットは、レートの特定の組み合わせのみを含む。M個のデータストリームのレートは、レートセット内のレート組み合わせの中から合同で選択することができる。
両方の実施形態については、信号品質及び/又は他のファクタに基づいて、データストリームが異なれば、異なるレートを選択することができる。データストリームについて異なるレートを使用できることにより、全体的なスループットを向上させることができる。
1つ又はそれ以上の実施形態においては、球検出で検出されたデータストリームのレートは、反復的に選択することができる。信号品質に基づいてデータストリームについて初期のレートを選択することができる。先の検出ストリームのSERが目標SERより高い場合、ストリームについて、より下位の順序変調方式での別のレートを選択することができ、全てのストリームについて全体的なスループットを判断することができる。全てのデータストリームについて最高の全体的なスループットを伴うレートの組み合わせを選択して使用することができる。
図8は、データストリームについてレートを選択するプロセス800の種々の態様を示す。複数のデータストリームについて球検出を行う(ブロック812)。球検出で検出されたデータストリームについてチャネル状態情報を取得する(ブロック814)。チャネル状態情報は、チャネル推定値(例えば、チャネル応答マトリクス)、雑音推定値、干渉推定値、電力測定値、信号品質推定値、及び/又は他の情報を備えることができる。
チャネル状態情報に基づいてデータストリームについてレートを選択する(ブロック816)。1つ又はそれ以上の実施形態においては、チャネル状態情報に基づいて推定することができるデータストリームの信号品質(例えば、SNR)に基づいてデータストリームのレートを選択する。データストリームの信号品質は、球検出に使用された上部三角マトリクスに基づいて推定することができる。上部三角マトリクスは、チャネル状態情報の一部とすることができるチャネル応答マトリクスから導出することができる。各データストリームの信号品質は、既に検出されたデータストリームからの干渉が除去されるという仮定で、SIC方式に基づいて推定することもできる。各データストリームのレートは、独立して選択することができる。全てのデータストリームのレートは、合同で選択することもできる。当該のデータストリームについて目標SER又はそれ以上を達成するために、データストリーム(例えば、検出すべき第1のデータストリーム)のレートを選択することができる。推定信号品質に基づいてデータストリームについて初期レートを選択することができ、初期レートで結果的にデータストリームが目標SERを上回る場合には、より下位の変調方式による改正レートを選択することができる。
図9は、データストリームについてレートを選択する装置900の種々の態様を示す。装置900は、複数のデータストリームについて球検出を行う(ブロック912)手段と、データストリームについてチャネル状態情報を取得する(ブロック914)手段と、チャネル状態情報に基づいてデータストリームのレートを選択する(ブロック916)手段と含む。目標SER又はそれ以上を達成するために1つ又はそれ以上のデータストリームを対象としたレートを選択することができる。
図10は、受信器150でのRX空間プロセッサ160及びRXデータプロセッサ170の種々の態様のブロック図を示す。RX空間プロセッサ160内では、演算器1010は、チャネルプロセッサ194からチャネル推定値を受信して正規直交マトリクスと上部三角マトリクスとを導出する。球検出器1020は、マトリクス及びで、R個の受信器装置154aから154rからの受信記号に球検出を行って、検出記号又は候補仮説を実現する。球検出器1020は、コントローラ190により判断された順序で検出を行うことができる。球検出器1020は、検出記号に硬判定を行うことができ、かつ、硬判定に基づいて距離を算出することができる。球検出器1020は、各データ記号について全ての仮説を検討することができるか、又は、空間適合フィルタリングが行われた場合、空間適合フィルタリングにより実現された検出記号近傍にある仮説のサブセットのみを検討することができる。LLR演算器1030は、球検出器1020からの検出記号又は候補仮説に基づいてコードビットのLLRを算出する。
RXデータプロセッサ170内では、M個のチャネルデインターリーバ1040aから1040mは、LLR演算器1030からM個のデータストリームのLLRを受信する。各々のチャネルデインターリーバ1040は、当該のストリームについてチャネルインターリーバ226により行われたインターリーブを補完する方法でストリームのLLRをデインターリーブする。マルチプレクサ1050は、チャネルデインターリーバ1040aから1040mからのデインターリーブされたLLRを多重変調又はシリアル化する。復号器1060は、デインターリーブされたLLRを復号化して復号データを実現する。
本明細書で説明する各種技法は、様々な手段により実行することができる。例えば、これらの技法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又はこれらの組み合わせにおいて実行することができる。ハードウェアでの実行については、検出、レート選択などを行うために使用される処理装置は、1つ又はそれ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラム可能論理回路(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、各種プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子装置、及び、本明細書で説明する諸機能を実行するように設計された他の電子装置、又は、これらの組み合わせ内で実行することができる。
ファームウェア及び/又はソフトウェアでの実行について、各種技法は、本明細書で説明する諸機能を実行するモジュール(例えば、手順、諸機能など)で実行することができる。ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、メモリ(例えば、図1のメモリ192)内に記憶して、プロセッサ(例えば、プロセッサ190)により実行することができる。メモリは、プロセッサ内か又はプロセッサの外部で実行することができる。
開示する各種実施形態の先の説明は、当業者が本発明の製造又は使用することを可能にするために行うものである。これらの実施形態の様々な改変が当業者に容易に明らかであろうし、本明細書において定義する一般的な原理は、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、他の実施形態に適用することができる。したがって、本発明は、本明細書で示す実施形態に限定されるのではなく、本明細書で説明する諸原理及び新規な特長に矛盾しない最も広い範囲と一致されることを意図する。

Claims (46)

  1. MIMO通信で送られたデータ記号を検出する順序を、前記データ記号の少なくとも1つの属性に基づいて選択し、かつ、前記選択された順序で前記データ記号について球検出を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと、
    を備える装置。
  2. 前記少なくとも1つの属性は、前記データ記号について誤り確率を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、最低誤り確率を有するデータ記号で始まって、前記データ記号の誤り確率に基づいて前記順序を選択するように構成される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記少なくとも1つの属性は、前記データ記号について変調方式を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、最下位の変調方式を有するデータ記号で始まって、前記データ記号の変調方式に基づいて前記順序を選択するように構成される、請求項1に記載の装置。
  4. 前記少なくとも1つの属性は、前記データ記号についてリンク余裕を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、最大リンク余裕を有するデータ記号で始まって、前記データ記号のリンク余裕に基づいて前記順序を選択するように構成される、請求項1に記載の装置。
  5. 前記少なくとも1つのプロセッサは、チャネル応答マトリクスを分解して前記選択された順序について上部三角マトリクスを取得し、前記上部三角マトリクスに基づいて各データ記号の複数の仮説について距離を算出し、前記算出距離に基づいて前記データ記号の候補仮説を判断するように構成される、請求項1に記載の装置。
  6. 前記少なくとも1つのプロセッサは、各データ記号について少なくとも1つの仮説記号を特定し、かつ、各データ記号の前記少なくとも1つの仮説記号に基づいて前記データ記号の候補仮説を判断するように構成される、請求項1に記載の装置。
  7. 前記少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのデータ記号について少なくとも1つの硬判定を取得し、かつ、前記少なくとも1つの硬判定で前記データ記号の候補仮説を判断するように構成される、請求項1に記載の装置。
  8. 前記データ記号は、第1及び第2のデータ記号を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第1のデータ記号の少なくとも1つの仮説について第1のセットの少なくとも1つの距離を算出し、前記第1のセットの少なくとも1つの距離に基づいて前記第1のデータ記号について第1の硬判定を取得し、かつ、前記第1の硬判定で、前記第2のデータ記号の少なくとも1つの仮説について第2のセットの少なくとも1つの距離を算出するように構成される、請求項1に記載の装置。
  9. 前記データ記号は、第3のデータ記号を更に備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第2のセットの少なくとも1つの距離に基づいて前記第2のデータ記号について第2の硬判定を取得し、かつ、前記第1及び第2の硬判定で、前記第3のデータ記号の少なくとも1つの仮説について第3のセットの少なくとも1つの距離を算出するように構成される、請求項8に記載の装置。
  10. MIMO通信で送られたデータ記号を検出する順序を、前記データ記号の少なくとも1つの属性に基づいて選択することと、
    前記選択された順序で前記データ記号について球検出を行うことと、
    を備える方法。
  11. 前記少なくとも1つの属性は、前記データ記号について誤り確率と、変調方式と、リンク余裕と、又はこれらの組み合わせを備える、請求項10に記載の方法。
  12. 前記球検出を行うことは、
    チャネル応答マトリクスを分解して前記選択された順序について上部三角マトリクスを取得することと、
    前記上部三角マトリクスに基づいて各データ記号の複数の仮説について距離を算出することと、
    前記算出距離に基づいて前記データ記号の候補仮説を判断することと、
    を備える、請求項10に記載の方法。
  13. 前記球検出を行うことは、
    少なくとも1つのデータ記号について少なくとも1つの硬判定を取得することと、
    前記少なくとも1つの硬判定で前記データ記号の候補仮説を判断することと、
    を備える、請求項10に記載の方法。
  14. 各データ記号について少なくとも1つの仮説記号を特定することと、
    各データ記号の前記少なくとも1つの仮説記号に基づいて前記データ記号の候補仮説を判断することと、
    を更に備える、請求項10に記載の方法。
  15. MIMO通信で送られたデータ記号を検出する順序を、前記データ記号の少なくとも1つの属性に基づいて選択する手段と、
    前記選択された順序で前記データ記号について球検出を行う手段と、
    を備える装置。
  16. 前記少なくとも1つの属性は、前記データ記号について誤り確率と、変調方式と、リンク余裕と、又はこれらの組み合わせを備える、請求項15に記載の装置。
  17. 球検出を行う前記手段は、
    チャネル応答マトリクスを分解して前記選択された順序について上部三角マトリクスを取得する手段と、
    前記上部三角マトリクスに基づいて各データ記号の複数の仮説について距離を算出する手段と、
    前記算出距離に基づいて前記データ記号の候補仮説を判断する手段と、
    を備える、請求項15に記載の装置。
  18. 前記球検出を行う前記手段は、
    少なくとも1つのデータ記号について少なくとも1つの硬判定を取得する手段と、
    前記少なくとも1つの硬判定で前記データ記号の候補仮説を判断する手段と、
    を備える、請求項15に記載の装置。
  19. MIMO通信で送られたデータ記号を検出する順序を、前記データ記号の少なくとも1つの属性に基づいて選択し、
    前記選択された順序で前記データ記号について球検出を行う
    ように動作可能な命令を記憶するプロセッサ可読媒体。
  20. 少なくとも2つの変調方式で生成されたデータ記号について検出するために受信記号に球検出を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと
    を備える装置。
  21. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記少なくとも2つの変調方式に基づいて前記データ記号を検出する順序を判断し、かつ、前記判断された順序で前記データ記号について球検出を行うように構成される、請求項20に記載の装置。
  22. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記データ記号に使用された変調方式に基づいて各データ記号について評価するために特定の数の仮説を判断するように構成される、請求項20に記載の装置。
  23. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記データ記号に使用された変調方式に基づいて各データ記号の全ての仮定のサブセットを特定し、かつ、各データ記号の仮説の前記サブセットを評価するように構成される、請求項20に記載の装置。
  24. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記データ記号に使用された変調方式に基づいて各データ記号の特定の数の仮説を保持するように構成される、請求項20に記載の装置。
  25. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記データ記号のリンク余裕に基づいて各データ記号の特定の数の仮説を保持するように構成される、請求項20に記載の装置。
  26. MIMO通信に向けて受信記号を取得することと、
    少なくとも2つの変調方式で生成されたデータ記号について検出するために前記受信記号に球検出を行うことと、
    を備える方法。
  27. MIMO通信に向けて受信記号を取得する手段と、
    少なくとも2つの変調方式で生成されたデータ記号について検出するために前記受信記号に球検出を行う手段と、
    を備える装置。
  28. 前記少なくとも2つの変調方式に基づいて、前記データ記号を検出する順序を判断する手段を更に備え、前記データ記号の前記球検出は、前記判断された順序で行われる、請求項27に記載の装置。
  29. 前記データ記号に使用された変調方式に基づいて各データ記号について評価するために特定の数の仮説を判断する手段を更に備える、請求項27に記載の装置。
  30. MIMO通信に向けて受信記号を取得し、
    少なくとも2つの変調方式で生成されたデータ記号について検出するために前記受信記号に球検出を行う
    ように動作可能な命令を記憶するプロセッサ可読媒体。
  31. 複数のデータストリームについて球検出を行い、前記複数のデータストリームについてチャネル状態情報を取得し、前記チャネル状態情報に基づいて前記複数のデータストリームのレートを選択するように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
    前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと、
    を備える装置。
  32. 前記チャネル状態情報は、チャネル応答マトリクスを備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記チャネル応答マトリクスを分解して球検出に使用された上部三角マトリクスを取得し、前記上部三角マトリクスに基づいて前記複数のデータストリームについて信号品質を推定し、かつ、前記信号品質に基づいて前記複数のデータストリームの前記レートを選択するように構成される、請求項31に記載の装置。
  33. 前記少なくとも1つのプロセッサは、順番に、つまり、1回に1つのデータストリームで、前記複数のデータストリームについて球検出を行い、既に検出されたデータストリームからの干渉が除去されることを仮定することにより各データストリームの信号品質を推定するように構成される、請求項32に記載の装置。
  34. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記チャネル状態情報に基づいて、かつ、連続的干渉除去で前記複数のデータストリームの信号品質を推定するように構成される、請求項31に記載の装置。
  35. 前記少なくとも1つのプロセッサは、第1のデータストリームで始まる順番で前記複数のデータストリームについて球検出を行い、前記第1のデータストリームについて目標記号誤り率又はそれ以上を達成するために前記第1のデータストリームのレートを選択するように構成される、請求項31に記載の装置。
  36. 前記少なくとも1つのプロセッサは、第1のデータストリームで始まる順番で前記複数のデータストリームについて球検出を行い、前記チャネル状態情報に基づいて前記第1のデータストリームの信号品質を推定し、前記第1のデータストリームの前記信号品質に基づいて前記第1のデータストリームの初期レートを選択し、かつ、前記初期レートで結果的に前記第1のデータストリームが目標記号誤り率を上回る場合に前記第1のデータストリームについてより下位の変調方式で改正レートを選択するように構成される、請求項31に記載の装置。
  37. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記チャネル状態情報に基づいて前記複数のデータストリームの各々の信号品質を推定し、かつ、前記データストリームの前記信号品質に基づいて各データストリームのレートを独立して選択するように構成される、請求項31に記載の装置。
  38. 前記少なくとも1つのプロセッサは、1つのセットのレート組み合わせから前記複数のデータストリームの前記レートを選択するように構成される、請求項31に記載の装置。
  39. 前記少なくとも1つのプロセッサは、送信器に送られるべき前記複数のデータストリームの前記レートの表示を発生させるように構成される、請求項31に記載の装置。
  40. 複数のデータストリームについて球検出を行うことと、
    前記複数のデータストリームについてチャネル状態情報を取得することと、
    前記チャネル状態情報に基づいて前記複数のデータストリームのレートを選択することと、
    を備える方法。
  41. 前記複数のデータストリームについて球検出を行うことは、順番に、つまり、1回に1つのデータストリームで、前記複数のデータストリームについて球検出を行うことを備え、前記複数のデータストリームの前記レートを選択することは、前記チャネル状態情報に基づいて各データストリームの信号品質を推定することと、既に検出されたデータストリームからの干渉が除去されることを仮定することとを備える、請求項40に記載の方法。
  42. 前記複数のデータストリームについて球検出を行うことは、第1のデータストリームで始まる順番で前記複数のデータストリームについて球検出を行うことを備え、前記複数のデータストリームの前記レートを選択することは、前記第1のデータストリームについて目標記号誤り率又はそれ以上を達成するために前記第1のデータストリームのレートを選択することを備える、請求項40に記載の方法。
  43. 複数のデータストリームについて球検出を行う手段と、
    前記複数のデータストリームについてチャネル状態情報を取得する手段と、
    前記チャネル状態情報に基づいて前記複数のデータストリームのレートを選択する手段と、
    を備える装置。
  44. 前記複数のデータストリームについて球検出を行う前記手段は、
    順番に、つまり、1回に1つのデータストリームで、前記複数のデータストリームについて球検出を行う前記手段を備え、
    前記複数のデータストリームのレートを選択する手段は、前記チャネル状態情報に基づいて各データストリームの信号品質を推定し、かつ、既に検出されたデータストリームからの干渉が除去されることを仮定する手段を備える、請求項43に記載の装置。
  45. 前記複数のデータストリームについて球検出を行う前記手段は、
    第1のデータストリームで始まる順番で前記複数のデータストリームについて球検出を行う手段を備え、前記複数のデータストリームの前記レートを選択する手段は、前記第1のデータストリームについて目標記号誤り率又はそれ以上を達成するために前記第1のデータストリームのレートを選択する手段を備える、請求項43に記載の装置。
  46. 複数のデータストリームについて球検出を行い、
    前記複数のデータストリームについてチャネル状態情報を取得し、
    前記チャネル状態情報に基づいて前記複数のデータストリームのレートを選択する、
    ように動作可能な命令を記憶するプロセッサ可読媒体。
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