JP2013059641A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1の遊技演出が実行されているときに設定された検出有効期間において、操作部の位置検出に基づいて第2の遊技演出を適切に実行することができる遊技機を提供する。
【解決手段】検出有効期間Bの開始時に演出ボタン6aが非操作位置P1にあることが検出された場合、検出有効期間Bにおいて、演出ボタン6aが操作位置P2にあることが検出された場合に特別演出が実行するが、検出有効期間Bの開始時に演出ボタン6aが操作位置P2にあることが検出された場合、検出有効期間Bにおいて、特別演出の実行を規制するように構成する。但し、その後、検出有効期間Bにおいて、演出ボタン6aが非操作位置P1に復帰後、非操作位置P1から操作位置P2へ変更されたことが検出された場合には、特別演出を実行するように構成する。
【選択図】 図11

Description

本発明は遊技機に関し、特に遊技者が操作可能な操作部の位置検出に基づいて遊技演出を実行する技術に関する。
近年主流のパチンコ遊技機においては、遊技球が始動口に入賞したこと等による始動条件の成立により大当り抽選が行われ、この大当り抽選の結果を示す図柄が図柄表示器に変動表示後に停止表示される。大当り抽選で当選した場合、大当り図柄が図柄表示器に停止表示され、大入賞口が複数ラウンドに亙って開閉する大当り遊技が発生する。
一方、遊技興趣を高めるために、始動条件の成立により、画像表示器、スピーカ、ランプ等を用いて遊技演出が実行される。この遊技演出は、大当り抽選が行われる毎(つまり、図柄表示器に図柄が変動表示される毎)に、その大当り抽選の結果等に基づいて、複数種類の遊技演出の中から選択され実行される。
ところで、複数種類の遊技演出の中から所定の遊技演出が選択実行された場合、その所定の遊技演出を実行中の演出操作有効期間において、遊技者が操作部(例えば、演出ボタン)を非操作位置から操作位置へ操作することで、実行中の遊技演出の少なくとも一部を変更した特別演出が実行され、その特別演出によって大当り抽選で当選している大当り期待度を報知・示唆する、パチンコ遊技機が広く実用に供されている。
この種のパチンコ遊技機においては、操作部が操作位置にあることを検出する操作SWが設けられ、通常、所定の遊技演出を実行中の演出操作有効期間において、操作SWにより操作部が操作位置にあることが検出された場合に、その検出当初から特別演出が実行開始される。ここで、操作部の操作頻度が非常に多いこと等が原因により、操作部や操作SWが故障する虞がある。
特許文献1,2には、演出ボタン(操作部や操作SW)が故障していると判定された場合に、演出ボタンの操作により特別演出が実行される所定の遊技演出を選択実行しない技術が開示されている。つまり、通常では所定の遊技演出を実行する場合でも、その所定の遊技演出に代えて、特別演出が実行されない遊技演出を実行する。尚、特許文献3には、演出ボタンの故障判定技術が開示されている。
特開2010−200987号公報 特開2011−19756号公報 特開2008−0125731号公報
所定の遊技演出を実行中の演出操作有効期間において、操作SWにより操作部が操作位置にあることが検出された場合に、特別演出が実行されるパチンコ遊技機において、遊技者が操作部を操作していない場合でも、操作部の故障によって操作部が操作位置にあることにより、或いは、操作SWの故障によって、操作SWにより操作部が操作位置にあることが検出されることがある。
この状態で、所定の遊技演出を実行中の演出操作有効期間を迎えると、この演出操作有効期間の開始時に、操作SWにより操作部が操作位置にあることが検出され、つまり、遊技者の意思に反して、操作部が操作位置に操作されていることになり、演出操作有効期間の開始直後から適当な間を空けることなく直ちに特別演出が実行開始されるため、この特別演出実行による演出効果が低下し、また、遊技者に不快感を与える虞がある。
特許文献1,2に記載の技術では、演出ボタンが故障していると判定された場合に、演出ボタンの操作により特別演出が実行される所定の遊技演出を選択実行しないが、それだけ選択される遊技演出の種類が減ることになり、遊技演出の効果が著しく低下する。
本発明の目的は、第1の遊技演出が実行されているときに設定された検出有効期間において、操作部の位置検出に基づいて第2の遊技演出を適切に実行することができる遊技機を提供することである。
本発明(遊技機)は、始動条件の成立により遊技演出を実行する演出手段(30)と、遊技者が非操作位置(P1)から操作位置(P2)へ操作可能な操作部(6a)と、前記操作部(6a)が操作位置(P2)にあることを検出する検出手段(35)と、前記演出手段(30)により第1の遊技演出が実行されているときに、前記検出手段(35)の検出有効期間(B) を設定する期間設定手段(37)とを備え、前記演出手段(30)は、前記期間設定手段(37)により設定された検出有効期間(B) において、前記検出手段(35)により前記操作部(6a)が操作位置(P2)にあることが検出されると、前記第1の遊技演出とは異なる第2の遊技演出を実行可能な特別演出手段(32)を有し、前記特別演出手段(32)は、前記期間設定手段(37)により設定された検出有効期間(B) の開始時に、前記検出手段(35)により前記操作部(6a)が操作位置(P2)にあることが検出されると、前記第2の遊技演出を実行しないようにした後、所定の実行条件が成立すると、前記第2の遊技演出を実行することを特徴とする。
本発明(遊技機)によれば、第1の遊技演出が実行されているときに設定された検出有効期間の開始時に、操作部が操作位置にあることが検出されると、第2の遊技演出を実行しないようにした後、第2の遊技演出を適切に実行することができる。
実施例1のパチンコ遊技機の斜視図である。 パチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。 パチンコ遊技機の制御系のブロック図である。 演出ボタンが非操作位置にある状態の演出操作装置の部分断面斜視図である。 演出ボタンが操作位置にある状態の演出操作装置の部分断面斜視図である。 パチンコ遊技機の機能ブロック図である。 複数種類の遊技演出を示す図表である。 所定の遊技演出の実行期間と検出有効期間を示すタイムチャートである。 特別演出が実行される場合のタイムチャートである。 特別演出が実行規制される場合のタイムチャートである。 特別演出が実行規制後に実行される場合のタイムチャートである。 遊技制御基板におけるタイマ割合処理のフローチャートである。 始動口SW処理のフローチャートである。 特別図柄処理のフローチャートである。 大当り判定処理のフローチャートである。 演出制御基板におけるタイマ割合処理のフローチャートである。 コマンド受信処理のフローチャートである。 演出ボタン処理のフローチャート(1/2)である。 演出ボタン処理のフローチャート(2/2)である。 画像制御基板におけるタイマ割合処理のフローチャートである。 演出表示制御のフローチャート(1/2)である。 演出表示制御のフローチャート(2/2)である。 実施例2の特別演出が実行される場合のタイムチャートである。 実施例2の特別演出が実行規制される場合のタイムチャートである。 実施例2の特別演出が実行規制後に実行される場合のタイムチャートである。 実施例2の演出ボタン処理のフローチャート(1/2)である。 実施例2の演出ボタン処理のフローチャート(2/2)である。
以下、発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、パチンコ遊技機1には、遊技ホールの島構造体に取付けられる外枠(図示略)に開閉枠2が開閉自在に装着され、開閉枠2に開閉扉3が開閉自在に装着されている。開閉扉3に窓3aが形成され、その窓3aに透明板3bが装着されている。開閉枠2の左端部に開閉扉3の左端部が鉛直軸心回りに回動自在に支持され、開閉扉3の右端部には、開閉扉3を開閉枠2に施錠するキーシリンダ3cが装着されている。開閉枠2に遊技盤4が装着され、遊技盤4とその前側の透明板3bとの間に遊技球が流下可能な遊技領域4aが形成され、この遊技領域4aが開閉扉3により開閉される。
開閉扉3には、窓3aの下側に遊技球を貯留する貯留皿5が設けられ、その貯留皿5に演出操作装置6が装着され、貯留皿5の右下側に発射ハンドル7が装着されている。発射ハンドル7が回動操作されると、貯留皿5から発射位置に導入された遊技球が発射され、貯留皿5に複数の遊技球が貯留されている場合には、複数の遊技球が約0.6秒間隔で連続発射される。発射された遊技球はガイドレール8で案内され遊技領域4aの上部に導入される。
図2、図3に示すように、遊技盤4には遊技領域4aに配置された多数の障害釘(図示略)の他、第1始動口10、開閉式の第2始動口11aを有する始動口装置11、ゲート12、開閉式の大入賞口13aを有する大入賞口装置13、複数の一般入賞口14が設けられている。第1始動口10、ゲート12、複数の一般入賞口14には、夫々、そこに入賞した遊技球を検出する第1始動口SW10a、ゲートSW12a、複数の一般入賞口SW14a(「SW」はスイッチを意味する)が付設されている。
始動口装置11は、第2始動口11a、第2始動口11aを開閉する開閉部材11b、第2始動口11aに入賞した遊技球を検出する第2始動口SW11c、開閉部材11bを開閉駆動する第2始動口SOL11d(「SOL」はソレノイドアクチュエータを意味する)を有する。大入賞口装置13は、大入賞口13a、大入賞口13aを開閉する開閉部材13b、大入賞口13aに入賞した遊技球を検出する大入賞口SW13c、開閉部材13bを開閉駆動する大入賞口SOL13dを有する。
遊技球が入賞口10,11a,13a,14に入賞した場合、遊技球1個の入賞につき入賞口10,11a,13a,14毎に設定された数の遊技球が貯留皿5に払出される。遊技球が始動口10,11aに入賞した場合に大当り抽選が行われ、その大当り抽選で当選した場合、通常は閉塞の大入賞口13aが複数ラウンドに亙って開閉する大当り遊技が発生する。遊技球がゲート12を通過した場合に当り抽選が行われ、その当り抽選で当選した場合、通常は閉塞の第2始動口11aが1又は複数回開閉する補助遊技が発生する。
遊技盤4にはセンタ役物15が取付けられ、このセンタ役物15に遊技演出用の画像表示器16及び可動役物装置17が装備されている。センタ役物15は遊技盤4に比較的大きく形成されたセンタ開口部(図示略)に嵌合装着されたセンタ枠体15aを有し、このセンタ枠体15aの下部には遊技球が転動するステージ15bが形成されている。
画像表示器16はその画面をパチンコ遊技機1の前側からセンタ枠体15aの内側を通して視認できるように配置されている。画像表示器16には、大当り抽選を演出する遊技演出が表示され、その遊技演出では、複数の演出図柄が変動後停止するように表示され、また、複数の演出図柄以外の大当り抽選演出用の動画が表示される。また、大当り遊技中には大当り遊技演出用の動画が表示される。
可動役物装置17は、大当り抽選に関する報知(例えば、大当り抽選での当選、或いは当選期待度が高い旨の報知等)を行うために作動して、役物部材17aが画像表示器4の画面前側領域を遊技盤4の盤面と平行な方向へ移動する。
遊技盤4の右下部に遊技表示盤19が設けられ、この遊技表示盤19は、第1特図表示器19a、第2特図表示器19b、普図表示器19c、第1特図保留ランプ19d、第2特図保留ランプ19e、普図保留ランプ19fを備えている。
第1特図表示器19aには第1特別図柄が変動可能に表示され、第1特図保留ランプ19dには第1特図保留数が表示され、その第1特図保留数は4未満の場合に第1始動口10に遊技球が入賞する毎に1加算される。第2特図表示器19bには第2特別図柄が変動可能に表示され、第2特図保留ランプ19eには第2特図保留数が表示され、その第2特図保留数は4未満の場合に第2始動口11aに遊技球が入賞する毎に1加算される。
第1,第2特別図柄が変動停止状態で、第1特図保留数が1以上の場合、第2特図保留数が0の場合には、第1特図保留数が1減算されて第1特別図柄が変動開始され、その後の停止図柄で大当り抽選の結果が表示される。第1,第2特別図柄が変動停止状態で、第2特図保留数が1以上の場合、第2特図保留数が1減算されて第2特別図柄が変動開始され、その後の停止図柄で大当り抽選の結果が表示される。
普図表示器19cには普通図柄が変動可能に表示され、普図保留ランプ19fには普図保留数が表示され、その普図保留数は4未満の場合にゲート12に遊技球が入賞する毎に1加算される。普通図柄が変動停止状態で、普図保留数が1以上の場合、普図保留数が1減算されて普通図柄が変動開始され、その後の停止図柄で当り抽選の結果が表示される。
図4、図5に示すように、演出操作装置6は、図4に示す非操作位置P1と図5に示す操作位置P2とに亙って上下方向へ移動可能に設けられて遊技者が指等で非操作位置P1から操作位置P2へ下方へ押下操作可能な演出ボタン6a(操作部6a)と、演出ボタン6aを上方(非操作位置P1)へ付勢するバネ部材(図示略)と、演出ボタン6aの非操作位置P1、操作位置P2を検出可能に設けられた演出ボタンSW6cとを備えている。
演出操作装置6は、貯留皿5に取付けられた装置ケース6dを備え、この装置ケース6dに、演出ボタン6a、バネ部材、演出ボタンSW6cが組込まれている。バネ部材により上方へ付勢された演出ボタン6aは、遊技者により押下操作されない状態で、演出ボタン6aに設けられた爪部(図示略)が装置ケース6dに設けられた係止部(図示略)に係止されて、非操作位置P1に保持される。
演出ボタンSW6cは、発光部と受光部とを有する光学センサ(フォトインタラプタ)からなり、装置ケース6dに固定されている。演出ボタン6aが非操作位置P1にあるときに、演出ボタン6aに設けられた遮蔽部6bにより発光部と受光部間が遮蔽されて、演出ボタンSW6cがOFFになり、演出ボタン6aが操作位置P2にあるときに、遮蔽部6bが発光部と受光部間から下方へ退避して、演出ボタンSW6cがONになる。
次に、パチンコ遊技機1の制御系について説明する。
図3に示すように、制御装置20は、遊技制御基板21、払出制御基板22、演出制御基板23、画像制御基板24、ランプ制御基板25を備え、これら制御基板21〜25に夫々CPUとROMとRAMを含むコンピュータを備えて構成され、演出制御基板23は更にRTC(「RTC」はリアルタイムクロックを意味する)を備えている。
遊技制御基板21のコンピュータは、第1,第2始動口SW10a,11c、ゲートSW12a、大入賞口SW13c、複数の一般入賞口SW14aからの信号と、払出制御基板22からの情報とを受けて、第2始動口SOL11d、大入賞口SOL13d、図柄表示器19a〜19c、図柄保留ランプ19d〜19fを制御し、払出制御基板22と演出制御基板23とに制御情報(遊技情報)を出力する。
払出制御基板22のコンピュータは、遊技制御基板21からの制御情報と、払出球検出SW26b、球有り検出SW26c、満タン検出SW26dからの信号とを受けて、払出モータ26aを制御し、遊技制御基板22に制御情報(払出情報)を出力する。演出制御基板23のコンピュータは、遊技制御基板21、画像制御基板24、ランプ制御基板25からの制御情報と、演出ボタンSW6cからの信号とを受けて、画像制御基板24、ランプ制御基板25に制御情報を出力する。
画像制御基板24のコンピュータは、演出制御基板23からの制御情報を受けて、遊技演出用の画像表示器16とスピーカ27とを制御し、演出制御基板23に制御情報を出力する。ランプ制御基板25のコンピュータは、演出制御基板23からの制御情報を受けて、主に画像制御基板24のコンピュータによる制御に同期させて、遊技演出用の枠ランプ28aと盤ランプ28bと可動役物装置17とを制御する。
図6に示すように、パチンコ遊技機1は、遊技球が始動口10,11aに入賞したこと等による始動条件の成立により遊技演出を実行する演出手段30と、演出ボタン6a(操作部6a)が操作位置P2にあることを検出する検出手段35と、第1の遊技演出に相当する所定の遊技演出が実行されているときに、検出手段35の検出有効期間Bを設定する期間設定手段37とを備えている。
演出手段30は、演出制御基板23、画像制御基板24、及びランプ制御基板25のコンピュータと、画像表示器16、可動役物装置17、スピーカ27、ランプ28a,28bにより構成され、検出手段35は、演出制御基板23のコンピュータ、演出操作装置6の演出ボタンSW6cにより構成され、期間設定手段37は、演出制御基板23のコンピュータにより構成されている。
検出手段35は、演出制御基板23のコンピュータにより演出ボタンSW6cがON状態であることを検知することにより、演出ボタン6aが操作位置P2にあることを検出する。検出手段35は、演出ボタン6aが非操作位置P1から操作位置P2へ変更されたことを検出する変更検出手段36aを有する。変更検出手段36aは、演出制御基板23のコンピュータにより演出ボタンSW6cがOFF状態からON状態に切換わったことを検知することにより、演出ボタン6aの非操作位置P1から操作位置P2への位置変更を検出する。
演出手段30は、始動条件の成立により実行する遊技演出として、大当り抽選の結果等に基づいて、複数種類の遊技演出の中の何れか1つを選択する演出選択手段31を有する。図7に示すように、その選択対象となる複数種類の遊技演出の中には、後述の特別演出を実行不可能に設定された複数種類の遊技演出a,b・・・と、特別演出を実行可能に設定された複数種類の遊技演出A,B・・・とが含まれている。
複数種類の遊技演出A,B・・・が夫々所定の遊技演出(第1の遊技演出)であり、これら複数種類の遊技演出A,B・・・の中の何れか1つ(つまり、所定の遊技演出)が選択された場合、図8に示すように、期間設定手段37により、その所定の遊技演出の実行期間A内に検出有効期間Bが設定される。
図6に示すように、演出手段30は、所定の遊技演出(複数種類の遊技演出A,B・・・の中の何れか1つ)を選択実行する際、期間設定手段37により設定された検出有効期間Bにおいて、検出手段35により演出ボタン6aが操作位置P2にあることが検出された場合には第2の遊技演出に相当する特別演出を実行する特別演出手段32を有する。
但し、特別演出手段32は、期間設定手段37により設定された検出有効期間Bの開始時に、検出手段35により演出ボタン6aが操作位置P2にあることが検出された場合には、特別演出の実行を規制する規制手段33を有する。
また、特別演出手段32は、規制手段33により特別演出の実行が規制された後に、期間設定手段37により設定された検出有効期間Bにおいて、変更検出手段36により演出ボタン6aが非操作位置P1から操作位置P2へ変更されたことが検出された場合には(これが、所定の実行条件が成立することに相当する)、特別演出を実行する。
具体的には、図9に示すように、検出有効期間Bの開始時に演出ボタン6aが非操作位置P1にある場合、その後、検出有効期間Bにおいて、演出ボタン6aが非操作位置P1から操作位置P2に変更された場合、その変更時から特別演出が実行開始される。一方、図10、図11に示すように、検出有効期間Bの開始時に演出ボタン6aが操作位置P2にある場合、その検出有効期間Bの開始時から特別演出の実行が規制される。
図10に示すように、検出有効期間Bにおいて、その期間開始時から演出ボタン6aが継続して操作位置P2にある場合、或いは、検出有効期間Bの期間開始後、演出ボタン6aが継続して操作位置P2にある状態から非操作位置P1に変更されるだけでは、特別演出の実行規制が解除されず、特別演出は実行されない。但し、図11に示すように、検出有効期間Bにおいて、その期間開始時から演出ボタン6aが継続して操作位置P2にある状態から非操作位置P1に一旦変更され後、非操作位置P1から操作位置P2に変更された場合、特別演出の実行規制が解除され、その変更時から特別演出が実行開始される。
ここで、特別演出は、実行中の所定の遊技演出の少なくとも一部を変更した演出(例えば、画像表示器16を用いて行う遊技演出においては、その画像表示器16に表示される所謂カットイン演出、会話等の吹き出し演出等)であり、この特別演出によって大当り抽選で当選している大当り期待度が報知・示唆される。尚、実行された特別演出は所定の遊技演出が終了する迄に終了する。
次に、図6に示す各手段30〜33,35,36,37の機能を達成するために、制御装置20(遊技制御基板21、演出制御基板23、画像制御基板24の各コンピュータ)が実行する主要な処理についてフローチャートに基づいて説明する。
図12に示すように、遊技制御基板21のコンピュータが実行するタイマ割込処理は微小時間(4ms)毎に開始され、そのタイマ割込処理において、乱数更新処理(S1)、スイッチ処理(S2)、図柄処理(S3)、電動役物処理(S4)、賞球処理(S5)、出力処理(S6)が順次実行される。
図13に示すように、S2の始動口SW処理では、第1始動口SW10aがオンの場合(S11;Yes )、第1特図保留数U1が4未満の場合に(S12;Yes )、第1特図保留数U1がU1+1に加算され(S13)、大当り判定値と図柄判定値が取得され保留記憶部に格納され(S14)、第1特図保留数増加コマンドがセットされる(S15)。
一方、第2始動口SW11cがオンの場合(S16;Yes )、第2特図保留数U2が4未満の場合に(S17;Yes )、第2特図保留数U2がU2+1に加算され(S18)、大当り判定値と図柄判定値が取得され保留記憶部に格納され(S19)、第2特図保留数増加コマンドがセットされる(S20)。尚、S15、S20でセットされたコマンド、及び、その他のステップでセットされたコマンドについては、図12のS6の出力処理により演出制御基板23(又は払出制御基板22)に送信される。
図14に示すように、S3の特別図柄処理では、当り遊技フラグがON(つまり、大当り遊技中や小当り遊技中)でない場合(S31;No)、特別図柄が変動中でない場合に(S32;No)、第2特図保留数U2が1以上か否か判定され(S33)、S32の判定がYes の場合、つまり、特別図柄が変動中である場合には、S42へ移行する。
S33の判定がYes の場合、第2特図保留数U2がU2−1に減算され(S34)、S33の判定がNoの場合、第1特図保留数U1が1以上か否か判定される(S35)。S35の判定がYes の場合、第1特図保留数U1がU1−1に減算され(S36)、S35の判定がNoの場合、客待ち設定処理(S46)が実行される。S34又はS36の実行後、客待ちフラグがOFFにされ(S37)、大当り判定処理(S38)が実行され、続いて、変動パターン選択処理(S39)が実行される。
図15に示すように、S38の大当り判定処理では、先ず、大当り判定値処理(S51)が実行され、ここで、保留記憶手段42に記憶されている大当り判定値のうち消化優先順位が最も高い、そして図14のS34又はS36で減算された特図保留数に対応する大当り判定値が、大当り特定値か否か判定されることで、大当りか否か判定される(S52) 。
S52の判定がYes の場合、図柄判定値処理(S53)が実行され、ここで、保留記憶部に記憶されている図柄判定値のうち消化優先順位が最も高い図柄判定値に基づいて、大当り図柄が複数種類の大当り図柄の中から選択設定される(S54)。S52の判定がNoの場合、大当り判定値が小当り特定値か否か判定されることで、小当りか否か判定される(S55)。S55の判定がYes の場合、小当り図柄が設定され(S56)、S55の判定がNoの場合、ハズレ図柄が設定される(S57)。
図14に示すように、S38の大当り判定処理の実行後、S39の変動パターン選択処理では、S38(図15のS54又はS56又はS57)で設定された図柄の種類等から、遊技演出用に変動パターン(変動時間)が選択設定される。その後、第1又は第2特別図柄が変動開始され(S40)、S38で設定された特別図柄の種類とS39で設定された変動パターン(変動時間)の情報を含む変動開始コマンドがセットされる(S41)。
次に、S39で設定された変動時間が経過した場合(S42;Yes )、第1又は第2特別図柄が変動停止され(S43)、ここで、S38で設定された図柄が第1又は第2特別図柄表示器19a又は19bに表示される。続いて、変動停止コマンドがセットされ(S44)、停止中処理(S45)が実行される。尚、S45の停止中処理では、遊技状態を移行させる為の処理等が実行される。
図16に示すように、演出制御基板23のコンピュータが実行するタイマ割込処理は微小時間(4ms)毎に開始され、そのタイマ割込処理において、コマンド受信処理(S61)、演出ボタン処理(S62)、コマンド送信処理(S63)が順次実行される。
図17に示すように、S61のコマンド受信処理では、保留数増加コマンドを受信か否か判定され(S71)、S71の判定がYes の場合、保留数加算処理(S72)が実行され、保留数増加コマンドがセットされる(S73)。演出制御基板23のコンピュータでは、第1,第2特図保留数が管理されており、S71で受信した保留数増加コマンドの種類に応じて、S72では第1又は第2特図保留数が1加算され、S73では第1又は第2特図保留数増加コマンドがセットされる。
次に、変動開始コマンドを受信か否か判定され(S74)、S74の判定がYes の場合、演出選択処理(S75)が実行される。この演出選択処理において、S74で受信した変動開始コマンド(特別図柄の種類と変動パターン(変動時間)の情報を含む)が解析され、その解析情報に基づいて複数種類の遊技演出(図7に示す遊技演出a,b・・・、遊技演出A,B・・・)の何れか1つが選択される。尚、この演出選択処理では、当該図柄変動に係る第1又は第2特図保留数を1減算する保留数減算処理も実行される。
次に、変動停止コマンドを受信した場合には(S76;Yes )、遊技演出終了中処理(S77)が実行され、オープニングコマンドを受信した場合には(S78)、当り演出選択処理(S79)が実行され、エンディングコマンドを受信した場合には(S80)、エンディング演出選択処理(S81)が実行される。最後に、客待ちコマンド処理(S82)が実行される。尚、S73でセットされたコマンド、及び、その他のステップでセットされたコマンドについては、図16のS63のコマンド送信処理により画像制御基板24、ランプ制御基板25に送信される。
図18に示すように、S62の演出ボタン処理では、先ず、特別演出を実行可能に設定された所定の遊技演出を実行中か否か判定され(S91)、S91の判定がNoの場合、リターンする。次に、所定の遊技演出を実行中の場合(S91;Yes )、検出有効期間Bの開始時か否か判定される(S92)。検出有効期間Bの開始時の場合(S92;Yes )、検出有効期間Bが設定され(S93)、続いて、演出ボタン6aが操作位置P2にある(演出ボタンSW6cがON)か否か判定される(S94)。演出ボタン6aが非操作位置P1にある場合(S94;No)、リターンし、演出ボタン6aが操作位置P2にある場合(S94;Yes )、演出規制フラグF1に1がセットされ(S95)、リターンする。
一方、検出有効期間Bの開始時でない場合(S92;No)、次に、検出有効期間Bであるか否か判定される(S96)。検出有効期間Bである場合(S96;Yes )、演出操作完了フラグF2=0か否か判定され(S97)、演出操作完了フラグF2=1の場合(S97;No)、リターンする。演出操作完了フラグF2=0の場合(S97;Yes )、演出規制フラグF1=0か否か判定され(S98)、演出規制フラグF1=0の場合(S98;Yes )、つまり検出有効期間Bの開始時に演出ボタン6aが非操作位置P1にあった場合、演出ボタン6aが操作位置P2にある(演出ボタンSW6cがON)か否か判定される(S99)。
演出ボタン6aが非操作位置P1にある場合(S99;No)、リターンし、演出ボタン6aが操作位置P2にある場合(S99;Yes )、演出操作コマンドがセットされ(S100)、続いて、演出操作完了フラグF2に1がセットされ(S101)、リターンする。一方、演出規制フラグF1=1の場合(S98;No)、つまり検出有効期間Bの開始時に演出ボタン6aが操作位置P2にあった場合、図19に示すように、演出ボタン6aが非操作位置P1にある(演出ボタンSW6cがOFF)か否か、つまり演出ボタン6aが操作位置P2から非操作位置P1に戻ったか否か判定される(S104)。
演出ボタン6aが操作位置P2にある場合(S104;No)、リターンし、演出ボタン6aが非操作位置P1にある場合(S104;Yes )、演出規制フラグF1に0がセットされ(S105)、リターンする。つまり、検出有効期間Bの開始時に操作位置P2にあった演出ボタン6aが非操作位置P1に復帰して、演出規制フラグF1=0になった場合、以降、検出有効期間Bである場合に、演出ボタン6aが非操作位置P1から操作位置P2へ操作されると(S99;Yes )、演出操作コマンドがセットされる(S100)。
図18に示すように、検出有効期間Bでない場合(S96;No)、次に、検出有効期間Bの終了であるか否か判定される(S102)。そして、検出有効期間Bの終了でない場合(S102;No)、リターンし、検出有効期間Bの終了である場合(S102;Yes )、演出規制フラグF1、演出操作完了フラグF2に夫々0がセットされ(S103)、リターンする。
図20に示すように、画像制御基板24のコンピュータが実行するタイマ割込処理は微小時間(4ms)毎に開始され、そのタイマ割込処理において、画像表示制御(S111)、スピーカ(音声出力)制御(S112)が順次実行される。
図21に示すように、S111の演出表示制御では、保留数増加コマンドを受信か否か判定され(S121)、S121の判定がYes の場合、保留数加算表示処理(S122)が実行される。次に、遊技演出開始コマンドを受信か否か判定され(S123)、S123の判定がYes の場合、その遊技演出開始コマンド(S75で選択された遊技演出の情報)が解析され(S124)、保留数減算表示処理(S125)が実行された後、遊技演出の表示制御が開始され(S126)、S124における解析情報に応じた遊技演出が画像表示器16に表示される。
S123の判定がNoの場合、図22に示すように、特別演出を表示可能に設定された所定の遊技演出を画像表示器16に表示中か否か判定され(S127)、S127の判定がYes の場合、検出有効期間Bであるか否か判定される(S128)。ここで、S128の判定がYes の場合、特別演出が表示される迄の間、検出有効期間Bであることが、例えば、演出ボタン6aの操作指示により表示される。そして、演出操作コマンドを受信か否か判定され(S129)、S129の判定がYes 場合、特別演出が表示され(S130)、リターンする。尚、S127、S128、S129の各判定がNoの場合、リターンする。
尚、S112のスピーカ制御では、画像表示器16に表示された遊技演出に合わせて、スピーカ27から音声が出力される。つまり、画像表示器16に特別演出を表示させる場合にも、その特別演出に応じた音声がスピーカ27から出力される。また、フローチャートで表していないが、ランプ制御基板25のコンピュータにおいて、画像表示器16に表示された遊技演出に合わせてランプ28a,28bが制御され、演出操作コマンドを受けた場合、同様に、画像表示器16に表示された特別演出に応じたランプ制御が行われる。尚、演出操作コマンドを受けた場合、可動役物装置17を作動させてもよい。
本発明のパチンコ遊技機1によれば次の作用・効果を奏する。
始動条件の成立により遊技演出を実行する演出手段30と、遊技者が非操作位置P1から操作位置P2へ操作可能な演出ボタン6aと、演出ボタン6aが操作位置P2にあることを検出する検出手段35と、演出手段30により所定の遊技演出が実行されているときに、検出手段35の検出有効期間Bを設定する期間設定手段37とを備え、演出手段30に、期間設定手段37により設定された検出有効期間Bにおいて、検出手段35により演出ボタン6aが操作位置P2にあることが検出された場合に特別演出を実行する特別演出手段32を設けた。
つまり、所定の遊技演出が実行された場合、検出有効期間Bにおいて、遊技者が、演出ボタン6aを非操作位置P1から操作位置P2へ操作して特別遊技を実行させるか、或いは、演出ボタン6aを操作しないで特別遊技を実行させないかを決めることができ、演出ボタン6aを操作した場合には、その操作を契機に特別演出を実行開始させ、更に、その特別演出によって大当り抽選で当選している大当り期待度を報知・示唆させることができる。即ち、遊技者参加型の機種に構成して、演出効果を高めることができる。
以上の構成を前提に、特別演出手段32に、期間設定手段37により設定された検出有効期間Bの開始時に、検出手段35により演出ボタン6aが操作位置P2にあることが検出された場合には、特別演出の実行を規制する規制手段33を設けた。ここで、遊技者が演出ボタン6aを操作していない場合でも、演出ボタン6aの故障によって演出ボタン6aが操作位置P2にあることにより、或いは、演出ボタンSW6cの故障によって、検出手段35により演出ボタン6aが操作位置P2にあることが検出される場合がある。
そして、この状態で、所定の遊技演出を実行中の検出有効期間Bを迎えると、この検出有効期間Bの開始時に、検出手段35により演出ボタン6aが操作位置P2にあることが検出され、つまり、遊技者の意思に反して、検出有効期間Bの開始直後から適当な間を空けることなく直ちに特別演出が実行開始されるため、この特別演出実行による演出効果が低下し、また、遊技者に不快感を与える虞がある。本発明では、規制手段33により特別演出の実行を規制することができるので、上記課題を解消することができる。
更に、検出手段35は、演出ボタン6aが非操作位置P1から操作位置P2へ変更されたことを検出する変更検出手段36を有し、特別演出手段32は、規制手段33により特別演出の実行が規制された後に、検出有効期間Bにおいて、変更検出手段36により演出ボタン6aが非操作位置P1から操作位置P2へ変更されたことが検出された場合には、特別演出を実行する。
ここで、演出ボタン6aや演出ボタンSW6cが故障していない場合、検出有効期間Bの開始時に、遊技者が演出ボタン6aを操作位置P2に操作していることにより、検出手段35により演出ボタン6aが操作位置P2にあることが検出される場合がある。この場合も、規制手段33により特別演出の実行が規制され、検出有効期間Bの開始直後から適当な間を空けることなく直ちに特別演出が実行されるのを防止できる。
そして、その後、検出有効期間Bにおいて、遊技者が演出ボタン6aを非操作位置P1に復帰させた後、操作位置P2に操作することにより、その演出ボタン6aの操作を契機に特別演出を実行させることができる。このように、所定の遊技演出が実行されているときに設定された検出有効期間Bにおいて、演出ボタン6aの位置検出に基づいて特別演出の実行/実行規制を適切に行うことができる。
実施例2では、特別演出手段32が、更に、期間設定手段37により設定された検出有効期間Bの開始時から所定時間C(例えば、検出有効期間Bの時間に基づいて設定され、その検出有効期間Bの約半分の時間)継続して、検出手段35により演出ボタン6aが操作位置P2にあることが検出された場合には(これが、所定の実行条件が成立することに相当する)、特別演出を実行する。その他の構成は実施例1と同様である。
具体的に、図23に示すように、検出有効期間Bの開始時に演出ボタン6aが操作位置P2にある場合、以後、検出有効期間Bにおいて、演出ボタン6aが継続して操作位置P2にあるものとして、検出有効期間Bの開始時から所定時間C経過する迄の間は、特別演出の実行が規制されるが、検出有効期間Bの開始時から所定時間C経過した場合は、特別演出の実行規制が解除され、所定時間Cの経過時から特別演出が実行開始される。
但し、図24、図25に示すように、検出有効期間Bの開始時に演出ボタン6aが操作位置P2にある場合、以後、検出有効期間Bにおいて、検出有効期間Bの開始時から所定時間C経過する迄の間に、演出ボタン6aが非操作位置P1に切換わった場合には、所定時間Cの経過を契機に特別演出を実行開始する処理は無効となる。
しかし、実施例1と同様、その後、検出有効期間Bにおいて、演出ボタン6aが非操作位置P1から操作位置P2に変更された場合には、特別演出が実行されることになる。図24では、検出有効期間Bにおいて、演出ボタン6aが非操作位置P1に復帰したが、その後、操作位置P2に変更されずに、特別演出が実行されない例を示し、図25では、検出有効期間Bにおいて、演出ボタン6aが非操作位置P1に復帰した後、操作位置P2に変更されて、特別演出が実行された例を示している。
実施例2において、演出制御基板23のコンピュータが実行するS62の演出ボタン処理は、図26、図27に示す通りであり、実施例1の図18、図19に示す演出ボタン処理を部分的に変更したものでる。故に、実施例1の演出ボタン処理のフローチャートのステップと同一のステップについては、同一のステップ番号を付し適宜説明を省略する。
図26に示すように、この演出ボタン処理において、検出有効期間Bの開始時である場合(S92;Yes )、S93の実行後、演出ボタン6aが操作位置P2にある場合(S94;Yes )、S95の実行後、期間経過時間tが0から計時開始され(S151)、リターンする。尚、検出有効期間Bの終了の場合には(S102)、実施例1のS103に代えて、演出規制フラグF1、演出操作完了フラグF2、期間経過時間tに夫々0がセットされ(S152)、リターンする。
一方、検出有効期間Bである場合(S96;Yes )、演出操作完了フラグF1=0(S97;Yes )で、演出規制フラグF1=1(S98;Yes )の場合、図27に示すように、演出ボタン6aが操作位置P2の場合には(S104;No)、S151により計時開始された期間経過時間tが所定時間C以上か否か判定される(S155)。そして、期間経過時間t<所定時間Cの場合(S155;No)、リターンし、期間経過時間t≧所定時間Cの場合(S155;Yes )、演出操作コマンドがセットされ(S156)、続いて、演出操作完了フラグF2に1がセットされ(S157)、リターンする。
特別演出手段32は、期間設定手段37により設定された検出有効期間Bの開始時から所定時間C継続して、検出手段35により演出ボタン6aが操作位置P2にあることが検出された場合、特別演出を実行するので、実施例1の効果に加えて次の効果を奏する。
遊技者が演出ボタン6aを操作していないが、演出ボタン6aや演出ボタンSW6cの故障により、検出有効期間Bにおいて、検出手段35により演出ボタン6aが操作位置P2にあることが検出され続けている場合でも、特別演出の実行を最後まで規制するのではなく、検出有効期間Bの開始時から所定時間C経過した適当な間を空けて特別演出を自然なかたちで(演出ボタン6aを操作しなくても自動的に実行されるように)実行させることができる。また、演出ボタン6aや演出ボタンSW6cは故障していないが、検出有効期間Bにおいて、遊技者が検出有効期間Bの開始前から演出ボタン6aを操作位置P2に操作し続けている場合でも、検出有効期間Bの開始時から所定時間C経過した適当な間を空けて特別演出を実行させることができる。
特許文献1,2に記載の技術では、演出ボタンが故障していると判定された場合に、演出ボタンの操作により特別演出が実行される所定の遊技演出を実行しないが、それだけ選択される遊技演出の種類が減ることになり、特別演出も実行されないため、演出効果が著しく低下するが、本発明ではそうした課題は排除される。何故なら、前記のように、演出ボタン6aや演出ボタンSW6cが故障している場合でも、特別演出を実行可能に設定された所定の遊技演出を実行させ、その所定の遊技演出において特別演出を実行させ得るからである。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を付加して実施が可能である。例えば、演出ボタンの代わりに、非操作位置と操作位置とに亙って切換え得る操作レバー等の種々の操作部を採用してもよい。そして、本発明は 遊技者が非操作位置から操作位置へ操作可能な操作部と、この操作部が操作位置にあることを検出する検出手段とを備えた種々のパチンコ遊技機や、パチンコ遊技機以外の種々の遊技機に適用可能である。
1 パチンコ遊技機
6a 演出ボタン(操作部)
30 演出手段
32 特別演出手段
33 規制手段
35 検出手段
36 変更検出手段
37 期間設定手段

Claims (1)

  1. 始動条件の成立により遊技演出を実行する演出手段と、
    遊技者が非操作位置から操作位置へ操作可能な操作部と、
    前記操作部が操作位置にあることを検出する検出手段と、
    前記演出手段により第1の遊技演出が実行されているときに、前記検出手段の検出有効期間を設定する期間設定手段とを備え、
    前記演出手段は、
    前記期間設定手段により設定された検出有効期間において、前記検出手段により前記操作部が操作位置にあることが検出されると、前記第1の遊技演出とは異なる第2の遊技演出を実行可能な特別演出手段を有し、
    前記特別演出手段は、
    前記期間設定手段により設定された検出有効期間の開始時に、前記検出手段により前記操作部が操作位置にあることが検出されると、前記第2の遊技演出を実行しないようにした後、所定の実行条件が成立すると、前記第2の遊技演出を実行することを特徴とする遊技機。
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