JP2016022020A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2016022020A
JP2016022020A JP2014146397A JP2014146397A JP2016022020A JP 2016022020 A JP2016022020 A JP 2016022020A JP 2014146397 A JP2014146397 A JP 2014146397A JP 2014146397 A JP2014146397 A JP 2014146397A JP 2016022020 A JP2016022020 A JP 2016022020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
special
effect
symbol
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014146397A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6505386B2 (ja
Inventor
孝幸 加古
Takayuki Kako
孝幸 加古
義貴 山内
Yoshitaka Yamauchi
義貴 山内
卓也 小島
Takuya Kojima
卓也 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoraku Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyoraku Sangyo Co Ltd filed Critical Kyoraku Sangyo Co Ltd
Priority to JP2014146397A priority Critical patent/JP6505386B2/ja
Publication of JP2016022020A publication Critical patent/JP2016022020A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6505386B2 publication Critical patent/JP6505386B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】有利遊技状態で制御され特定遊技演出が実行されているときの遊技履歴に伴う表示を適切に行うことができる遊技機を提供する。【解決手段】電源の供給が遮断されると、現在の遊技状態を記憶維持する遊技記憶手段55、電源の供給が再開されると、遊技記憶手段55に記憶されている遊技状態に復帰させる復帰手段56を有する。演出制御手段60は、遊技履歴を記憶する履歴記憶手段64a、特定遊技演出を実行している際に、履歴記憶手段64aに記憶されている遊技履歴に伴う表示を行う通常表示態様と、遊技履歴に伴う表示を行わない特別表示態様の何れかの表示態様で表示制御する表示態様制御手段65を有する。表示態様制御手段65は、特別遊技の終了後、有利遊技状態で制御されているときは、通常表示態様で表示制御する一方、復帰手段56により有利遊技状態に復帰した場合、当該有利遊技状態で制御されているときは、特別表示態様で表示制御する。【選択図】 図4

Description

本発明は遊技機に関し、特に有利遊技状態で制御され特定遊技演出が実行されているときの遊技履歴に伴う表示に関する技術である。
近年主流のパチンコ遊技機においては、遊技球が始動口に入賞したことを条件に大当り抽選が行われ、その大当り抽選で当選すると、開閉式の大入賞口であって通常は閉塞している大入賞口を開放する大当り遊技が行われる。この大当り抽選の結果は、特別図柄がデジタル表示器に変動表示された後、その停止図柄により表示され、大当り抽選で当選した場合には、その停止図柄として大当り図柄が表示された後に、大当り遊技が開始される。
また、遊技球がゲートを通過したことを条件に当り抽選が行われ、その当り抽選で当選すると、開閉式の始動口であって通常は閉塞している始動口を開放する補助遊技が行われる。ところで、大当り抽選の当選確率と開閉式の始動口の作動モード(開放し易さ)によって決まる複数の遊技状態(例えば、通常遊技状態、時短遊技状態、確変遊技状態)の何れかの遊技状態が設定され、その遊技状態で遊技が制御される。大当り遊技の終了後は、当該大当り遊技で表示された大当り図柄の種類に基づいて遊技状態が設定される。
一方、基本的に、設定されている現在の遊技状態に対応する演出モード(例えば、通常演出モード、時短演出モード、確変演出モードの何れかの演出モード)が設定され、その演出モードに基づく態様で遊技演出が実行される(特許文献1参照)。この遊技演出において、特別図柄が変動表示されているときには、大当り抽選で当選した大当り期待度を示唆する図柄変動演出が、画像表示器での表示を主体に音や光を出力して実行され、こうした遊技演出により、遊技性、並びに遊技興趣が高められる。
パチンコ遊技機の制御系には、実施例に係る図3に示すように、遊技制御部(21)と演出制御部(23 〜25) が設けられ、遊技制御部が、各種スイッチ信号を受けて、各種判定(大当り抽選)や設定(遊技状態の設定)の処理を行う他、特別図柄の変動表示、始動口の開閉(補助遊技)、大入賞口の開閉(大当り遊技)等を制御し、演出制御部に各種遊技情報(コマンド)を出力する。演出制御部は、遊技制御部から入力した各種遊技情報に基づいて、演出機器(画像表示器、スピーカ等)を制御して遊技演出を実行する。
ここで、遊技制御部においては、停電等で電源の供給が遮断されても、遊技者に損失が被らないように、バックアップ電源を設けて、現在の遊技状態、並びにその遊技状態における遊技に係る遊技情報が喪失しないように記憶維持され、電源の供給が再開されると、その記憶維持された遊技情報に基づいて、電源の供給が遮断されたときの遊技状態、並びにその遊技状態における遊技に復帰可能に構成されている。
一方、演出制御部においては、通常、停電等で電源の供給が遮断され、各種演出情報が喪失しても、電源の供給が再開されると、遊技制御部において復帰した遊技状態、並びにその遊技状態における遊技に係る遊技情報が入力されて、その遊技状態、並びにその遊技状態における遊技に応じた遊技演出を実行可能であり、また、実質的に遊技者に損失が被らないので、演出情報が記憶維持されない構成としている。
さて、遊技制御部が、通常遊技状態を設定しているときに大当り抽選で当選して、所謂初当りとなる大当り遊技を行うと、その初当りから以後通常遊技状態を設定するまでの間に、確変遊技状態を設定している際、つまり、演出制御部が、確変演出モードを設定し、その確変演出モードに基づく態様で遊技演出を実行している際に、初当りからの遊技履歴(例えば、大当り遊技の回数、総出玉数等)に伴う表示を行うと、確変遊技状態における演出効果を高めることができる。この場合、演出制御部は、遊技制御部から入力した遊技情報(遊技履歴ではない現在の遊技に係る遊技情報)に基づいて、遊技履歴を処理(作成、更新、記憶)し、その処理した遊技履歴に伴う表示を行う。
特開2013−173073号公報
遊技制御部が確変遊技状態を設定している際、つまり、演出制御部が確変演出モードに基づく態様で遊技演出を実行している際に、遊技履歴に伴う表示を行うパチンコ遊技機では、停電等で電源の供給が遮断された後に再開されると、遊技制御部は確変遊技状態に復帰させるが、演出制御部は、記憶していた遊技履歴を喪失しているため、その復帰当初から、遊技制御部から入力した遊技情報に基づいて処理した遊技履歴に伴う表示を行うことは、不適切な表示になり、遊技者を混乱させる虞がある。
本発明は前記課題を改善する遊技機を提供することである。
第1の発明(遊技機(1) )は、通常遊技状態と、前記通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な有利遊技状態の何れかの遊技状態で制御する遊技状態制御手段(50)と、始動条件の成立により遊技者に有利な特別遊技を行うか否かを判定する判定手段(34a) と、前記判定手段(34a) による判定結果に基づいて、図柄を変動表示させた後に当該判定結果を示す判定図柄を停止表示させる図柄表示制御手段(35)と、前記判定手段(34a) により特別遊技を行うと判定された場合、前記図柄表示制御手段(35)により前記判定図柄が停止表示された後に、前記特別遊技を行う特別遊技実行手段(36)と、電源の供給が遮断されると、現在の遊技状態を記憶維持する遊技状態記憶手段(55)と、電源の供給が再開されると、前記遊技状態記憶手段(55)に記憶されている遊技状態に復帰させる復帰手段(56)と、前記遊技状態制御手段(50)により前記通常遊技状態で制御されているときに通常遊技演出を実行する一方、前記有利遊技状態で制御されているときに特定遊技演出を実行する演出制御手段(60)とを備え、前記演出制御手段(60)は、遊技履歴を記憶する履歴記憶手段(64a(64aB)) と、前記特定遊技演出を実行している際に、前記履歴記憶手段(64a(64aB)) に記憶されている遊技履歴に伴う表示を行う通常表示態様と、前記遊技履歴に伴う表示を行わない特別表示態様の何れかの表示態様で表示制御する表示態様制御手段(65)とを更に備え、前記表示態様制御手段(65)は、前記特別遊技実行手段(36)による特別遊技の終了後、前記遊技状態制御手段(50)により前記有利遊技状態で制御されているときは、前記通常表示態様で表示制御する一方、前記復帰手段(56)により前記有利遊技状態に復帰した場合、前記遊技状態制御手段(50)により当該有利遊技状態で制御されているときは、前記特別表示態様で表示制御することを特徴とする。
本発明によれば、有利遊技状態で制御され特定遊技演出が実行されているときの遊技履歴に伴う表示を適切に行うことができる。
本発明の実施例に係るパチンコ遊技機の斜視図である。 パチンコ遊技機の遊技盤の正面図である。 パチンコ遊技機の制御系のブロック図である。 パチンコ遊技機の機能ブロック図である。 大当り判定テーブルを示す図表である。 図柄判定テーブルを示す図表である。 複数の特図変動時間を示す図表である。 大当り図柄別の特別遊技実行時の大入賞口の開閉パターンと特別遊技終了後の遊技状態を示す図表である。 第2始動口作動モードに関する図表である。 当り図柄別の選択率と第2始動口開閉パターンを示す図表である。 複数の遊技状態とそれらの設定内容を示す図表である。 複数の演出モードを示す図表である。 (a)が複数の図柄変動演出、(b)が複数の特別遊技演出、(c)が複数のエンディング演出を夫々示す図表である。 図柄変動演出を示す図である。 図柄変動演出の具体例を示す図である。 図15相当図である。 パチンコ遊技機の機能ブロック図の要部詳細図である。 履歴記憶手段の記憶情報を示す図表である。 時短演出モードにおける遊技履歴の表示に関する図である。 確変演出モードにおける遊技履歴の表示に関する図である。 潜確示唆演出モードにおける遊技履歴の表示に関する図である。 遊技制御基板のコンピュータが行うメイン処理のフローチャートである。 復旧処理のフローチャートである。 電源遮断監視処理のフローチャートである。 遊技制御基板のコンピュータが行うタイマ割込処理のフローチャートである。 始動口SW処理のフローチャートである。 特別図柄処理のフローチャートである。 演出制御基板のコンピュータが行うメイン処理のフローチャートである。 演出制御基板のコンピュータが行うタイマ割込処理のフローチャートである。 コマンド受信処理のフローチャートである。 図柄変動演出終了中処理のフローチャートである。 遊技履歴処理のフローチャートである。 画像制御基板のコンピュータが行う遊技演出処理のフローチャートである。
以下、発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、パチンコ遊技機1には、遊技ホールの島構造に取付けられる外枠(図示略)に開閉枠2(内枠2)が開閉自在に装着され、開閉枠2に開閉扉3が開閉自在に装着されている。開閉扉3に窓3aが形成され、その窓3aに透明板3bが装着されている。開閉枠2の左端部に開閉扉3の左端部が鉛直軸心回りに回動自在に支持され、開閉扉3の右端部には、開閉扉3を開閉枠2に施錠するキーシリンダ3cが装着されている。開閉枠2に遊技盤4が装着され、遊技盤4とその前側の透明板3bとの間に遊技球が流下可能な遊技領域4aが形成され、この遊技領域4aが開閉扉3により開閉される。
開閉扉3には、窓3aの下側に遊技球を貯留する貯留皿5が設けられ、その貯留皿5に遊技者が操作可能な演出ボタンSW6aと十字キーSW6bとエンターボタンSW6c(「SW」はスイッチを意味する)とを有する演出操作装置6が装着され、貯留皿5の右下側に発射ハンドル7が装着されている。発射ハンドル7が回動操作されると、貯留皿5から発射位置に導入された遊技球が発射され、貯留皿5に複数の遊技球が貯留されている場合には、複数の遊技球が約0.6 秒間隔で連続発射される。発射された遊技球はガイドレール8で案内され遊技領域4aの上部に導入される。
図2、図3に示すように、遊技領域4aには、多数の障害釘(図示略)の他、第1始動口10、開閉式の第2始動口11aを有する始動口装置11、1対のゲート12、開閉式の大入賞口13aを有する大入賞口装置13、複数の一般入賞口14が、夫々遊技球が通過(入球・入賞)可能に図示の配置で設けられている。第1始動口10、1対のゲート12、複数の一般入賞口14には、夫々、そこに入賞した遊技球を検出する第1始動口SW10a、1対のゲートSW12a、複数の一般入賞口SW14aが付設されている。
始動口装置11は、第2始動口11a、第2始動口11aを開閉する開閉部材11b、第2始動口11aに入賞した遊技球を検出する第2始動口SW11c、開閉部材11bを開閉駆動する第2始動口SOL11d(「SOL」はソレノイドアクチュエータを意味する)を有し、第2始動口11aは、通常は遊技球が入賞し難い(入賞不可能な)閉状態となり、この閉状態と遊技球が入賞し易い開状態とに作動し得る。
大入賞口装置13は、大入賞口13a、大入賞口13aを開閉する開閉部材13b、大入賞口13aに入賞した遊技球を検出する大入賞口SW13c、開閉部材13bを開閉駆動する大入賞口SOL13dを有し、大入賞口13aは、通常は遊技球が入賞し難い(入賞不可能な)閉状態となり、この閉状態と遊技球が入賞し易い開状態とに作動し得る。
遊技球が入賞口10,11a,13a,14に入賞した場合、遊技球1個の入賞につき入賞口10,11a,13a,14毎に設定された数(数個〜10数個)の遊技球が賞球として貯留皿5に払出される。遊技球が始動口10,11aに入賞した場合に大当り抽選が行われ、その大当り抽選で当選した場合、大入賞口13aが開放する大当り遊技が発生する。遊技球がゲート12を通過した場合に当り抽選が行われ、その当り抽選で当選した場合、第2始動口11aが開放する補助遊技が発生する。
遊技盤4にはセンタ役物15が取付けられ、このセンタ役物15に遊技演出用の画像表示器16及び可動役物17が装備されている。センタ役物15は、その枠体15aが遊技盤4に比較的大きく形成されたセンタ開口部(図示略)に嵌合装着され、その枠体15aの下部には遊技球が転動するステージ15bが形成されている。
画像表示器16は、画面をパチンコ遊技機1の前側からセンタ役物15の枠体15aの内側を通して視認可能に配置され、この画像表示器16には主に遊技演出が表示される。可動役物17は、画像表示器16に表示される所定の遊技演出の一環として作動して、役物部材17aを画像表示器4の画面前側において遊技盤4と平行な方向へ移動させる。
遊技盤4の右下部に遊技表示盤19が設けられ、この遊技表示盤19は、第1特図表示器19a、第2特図表示器19b、普図表示器19c、第1特図保留ランプ19d、第2特図保留ランプ19e、普図保留ランプ19fを備えている。
第1特図表示器19aには第1特別図柄が変動可能に表示され、第1特図保留ランプ19dには第1特図保留数が表示され、その第1特図保留数は4未満の場合に第1始動口10に遊技球が入賞する毎に1加算される。第2特図表示器19bには第2特別図柄が変動可能に表示され、第2特図保留ランプ19eには第2特図保留数が表示され、その第2特図保留数は4未満の場合に第2始動口11aに遊技球が入賞する毎に1加算される。
第1,第2特別図柄が変動停止状態で、第1特図保留数が1以上の場合、第2特図保留数が0の場合には、第1特図保留数が1減算されて第1特別図柄が変動開始され、その後の停止図柄で大当り抽選の結果が表示される。第1,第2特別図柄が変動停止状態で、第2特図保留数が1以上の場合、第1特図保留数に関わらず、第2特図保留数が1減算されて第2特別図柄が変動開始され、その後の停止図柄で大当り抽選の結果が表示される。
普図表示器19cには普通図柄が変動可能に表示され、普図保留ランプ19fには普図保留数が表示され、その普図保留数は4未満の場合にゲート12に遊技球が入賞する毎に1加算される。普通図柄が変動停止状態で、普図保留数が1以上の場合、普図保留数が1減算されて普通図柄が変動開始され、その後の停止図柄で当り抽選の結果が表示される。
次に、パチンコ遊技機1の制御系について説明する。
図3に示すように、制御装置20は、遊技制御基板21、払出制御基板22、演出制御基板23、画像制御基板24、ランプ制御基板25を備え、これら制御基板21〜25に夫々CPUとROMとRAMを含むコンピュータを備えて構成され、演出制御基板23は更にRTC(「RTC」はリアルタイムクロックを意味する)を備えている。
遊技制御基板21のコンピュータは、第1,第2始動口SW10a,11c、1対のゲートSW12a、大入賞口SW13c、複数の一般入賞口SW14aからの信号、払出制御基板22からの遊技情報を受けて、第2始動口SOL11d、大入賞口SOL13d、図柄表示器19a〜19c、図柄保留ランプ19d〜19fを制御し、払出制御基板22、演出制御基板23に遊技情報を出力する。
払出制御基板22のコンピュータは、遊技制御基板21からの遊技情報、払出球検出SW26b、球有り検出SW26c、満タン検出SW26dからの信号を受けて、払出モータ26aを制御し、遊技制御基板21に遊技情報を出力する。演出制御基板23のコンピュータは、遊技制御基板21からの遊技情報、画像制御基板24、ランプ制御基板25からの演出情報、演出操作装置6(演出ボタンSW6a、十字キーSW6b、エンターボタンSW6c)からの信号を受けて、画像制御基板24、ランプ制御基板25に演出情報を出力する。
画像制御基板24のコンピュータは、演出制御基板23からの演出情報を受けて、遊技演出用の画像表示器16、スピーカ27を制御し、演出制御基板23に演出情報を出力する。ランプ制御基板25のコンピュータは、可動役物17(原点SW)からの信号、演出制御基板23からの演出情報を受けて、遊技演出用の枠ランプ28a、盤ランプ28b、可動役物17(電動モータ)を制御し、演出制御基板23に演出情報を出力する。
図4に示すように、遊技制御基板21の主にコンピュータにより、図示の各手段30〜37,40〜47,50,55,56が構成されている。
特図カウンタ手段30は、16ビット構成の所謂ハード乱数である大当り判定値を、設定範囲(0 〜65535 )内で微小時間(0.1 μs )毎に順次更新し、また、8 ビット構成の所謂ソフト乱数である特図判定値を、設定範囲(0 〜199 )内で微小時間(4 ms )毎に順次更新する。更に、ソフト乱数であるリーチ判定値と変動パターン判定値を、夫々設定範囲内で微小時間毎に順次更新する。
特図取得手段31は、遊技球が第1始動口10に入賞したときに第1特図保留数が4未満の場合に特図始動条件が成立して、特図カウンタ手段30により更新された大当り判定値、特図判定値、リーチ判定値、及び変動パターン判定値を、1組の第1特図判定情報として取得する。また、遊技球が第2始動口11aに入賞したときに第2特図保留数が4未満の場合に特図始動条件が成立して、特図カウンタ手段30により更新された大当り判定値、特図判定値、リーチ判定値、及び変動パターン判定値を、1組の第2特図判定情報として取得する。この特図取得手段31により取得された特図判定情報が特図保留記憶手段32に一旦記憶(保留)される。
特図保留消化手段33は、特図保留記憶手段32に記憶されている特図判定情報を、特図表示器19a,19bでの特別図柄の変動開始毎に順次1ずつ特図判定手段34(大当り判定手段34a、図柄判定手段34b)による判定に供して特図保留記憶手段32から消去(保留消化)する。その際、特図保留記憶手段32に複数の特図判定情報が記憶されている場合、それら複数の特図判定情報を特図保留記憶手段32に記憶された順番(即ち、特図取得手段31により取得された順番)で消化し、但し、第1,第2特図判定情報の両方が記憶されている場合には、第2特図判定情報を第1特図判定情報よりも優先して消化する。
特図判定手段34においては、特図始動条件の成立により特図取得手段31により取得された(特図保留記憶手段32に記憶された)特図判定情報に基づいて、詳しくは、特別図柄が変動表示される際、当該特別図柄の変動表示に係る特図判定情報、つまり特図保留消化手段33により消化された特図判定情報に基づいて、大当り判定手段34aが、遊技者に有利な特別遊技を行うか否かを判定し、大当り判定手段34aにより特別遊技を行うと判定された場合、図柄判定手段34bが、当該特別遊技中の大入賞口13aの開閉パターン、つまり有利度合いの異なる複数の特別遊技の何れを行うかを判定すると共に、当該特別遊技終了後の遊技状態を判定する。
具体的に、先ず、大当り判定手段34aが、特図判定情報の大当り判定値に基づいて、特別遊技である大当り遊技を行うか否かを、また、大当り遊技と部類が異なる特別遊技である小当り遊技を行うか否かを判定する。この場合、図5に示すように、大当り判定テーブルとして低確テーブルと高確テーブルの何れかを用いて判定する。
低確テーブルを用いる場合、大当り判定値が約1/320 の割合で大当り特定値(3,247 ・・・)の何れかと一致する場合に、大当り遊技を行うと判定し、高確テーブルを用いる場合、大当り判定値が約10/320の割合で大当り特定値(3,7 ・・・)の何れかと一致する場合に、大当り遊技を行うと判定し、低確テーブルと高確テーブルの何れを用いる場合でも、大当り判定値が約3/320 の割合で小当り特定値(4,44・・・)の何れかと一致する場合に、小当り遊技を行うと判定する。
大当り遊技を行うと判定した場合には、次に、図柄判定手段34bが、当該特図判定情報の特図判定値に基づいて、複数の大当り図柄(図6に示す大当り図柄A〜H)の何れかを選択する。ここで、その特図判定値が第1特図判定情報である場合は、図6に示す第1図柄選択テーブルにより規定される選択率で図柄選択を行い、第2特図判定情報である場合は、図6に示す第2図柄選択テーブルにより規定される選択率で図柄選択を行う。そして、選択された大当り図柄によって、当該特別遊技中の大入賞口13aの開閉パターン、及び当該特別遊技終了後の遊技状態が決定される。
特図表示制御手段35(図柄表示制御手段35)は、特図判定手段34(大当り判定手段34a、図柄判定手段34b)による判定結果に基づいて、特図保留消化手段33により第1特図判定情報が消化されたことを契機に、第1特図表示器19aに第1特別図柄を変動表示させた後に当該判定結果を示す判定図柄を停止表示させ、特図保留消化手段33により第2特図判定情報が消化されたことを契機に、第2特図表示器19bに第2特別図柄を変動表示させた後に当該判定結果を示す判定図柄を停止表示させる。
大当り判定手段34aにより大当り遊技を行うと判定された場合には、図柄判定手段34bにより選択された大当り図柄A〜Hの何れかを停止表示させ、小当り遊技を行うと判定された場合には、小当り図柄を停止表示させ、特別遊技(大当り遊技、小当り遊技)を行わないと判定された場合には、ハズレ図柄を停止表示させる。
変動態様決定手段35aは、大当り判定手段34a、図柄判定手段34bによる判定結果に基づいて選択された図柄(大当り図柄A〜H、小当り図柄、ハズレ図柄の何れか)、当該特図判定情報のリーチ判定値と変動パターン判定値、及び第1,第2特図保留数等に基づいて、特図表示制御手段35が特別図柄を変動表示させる特図変動時間(変動態様)を複数の特図変動時間(図7に示す特図変動時間1,2,3・・・n)の何れかに決定する。
ところで、特図表示制御手段35により特別図柄が変動表示されているときに特図始動条件が成立することにより、特図取得手段31により取得された特図判定情報が特図保留記憶手段32に記憶される。但し、特図表示制御手段35により特別図柄が変動表示されていないときに特図始動条件が成立することにより、特図取得手段31により取得された特図判定情報も、直ちに大当り判定手段34a、図柄判定手段34bによる判定に供する場合でも特図保留記憶手段32に一時記憶される。
ここで、特図判定手段34の事前判定手段34cは、特図保留記憶手段32に記憶されている判定情報(即ち、後に特図保留消化手段33により消化される特図判定情報)に基づいて、具体的には、特図取得手段31により特図判定情報が取得された際に、大当り判定手段34a、図柄判定手段34b、変動態様決定手段35aによる前記判定、決定と同等の判定、決定(即ち、特別遊技を行うか否かの判定、大当り図柄A〜H、小当り図柄、ハズレ図柄の判定、特図変動時間の決定)を事前に行うことが可能である。
特別遊技実行手段36は、大当り判定手段34aにより特別遊技(大当り遊技、小当り遊技)を行うと判定された場合、特図表示制御手段35により、当該判定結果を示す判定図柄、つまり図柄判定手段34bにより選択された判定図柄(大当り図柄、小当り図柄)が停止表示された後、その判定図柄に応じた開閉パターンで大入賞口13aを開閉させる遊技者に有利な特別遊技(大当り遊技、小当り遊技)を行う。
図8に示すように、大当り遊技中の大入賞口13aの開閉パターンは、大当り図柄の種類に応じて図示のように設定され、小当り遊技中の大入賞口13aの開閉パターンは、大当り図柄D,E,G,Hに対応する開閉パターンと同様に設定される。
具体的に、16R(ラウンド)長期開放では、大入賞口13aが16Rに亙って開閉され、各ラウンドは、大入賞口13aを開放して開始後、大入賞口13aに遊技球が例えば10個入賞する、或いは例えば30秒経過するR終了条件が成立すると、大入賞口13aを閉塞して終了する。8R長期開放では、大入賞口13aが8Rに亙って開閉され、各ラウンドは開始後、16R長期開放と同様のR終了条件が成立すると終了する。8R短期開放では、大入賞口13aが8Rに亙って開閉され、各ラウンドは開始後、大入賞口13aに遊技球が例えば10個入賞する、或いは例えば0.1 秒経過するR終了条件が成立すると終了する。
確率設定手段37は、特図判定手段34(大当り判定手段34a)により大当り遊技を行うと判定される大当り確率を、図5に示す低確テーブルを用いて低確率(約1/320 )又は図5に示す高確テーブルを用いて高確率(約10/320)に設定する。
一方、普図カウンタ手段40は、8 ビット構成のソフト乱数である当り判定値を、設定範囲(0 〜199 )内で微小時間(4 ms )毎に順次更新し、また、8 ビット構成の所謂ソフト乱数である普図判定値を、設定範囲(0 〜9 )内で微小時間(4 ms )毎に順次更新する。
普図取得手段41は、遊技球がゲート12を通過したときに普図保留数が4未満の場合に普図始動条件が成立して、普図カウンタ手段40により更新された当り判定値、及び普図判定値を、1組の普図判定情報として取得する。この普図取得手段41により取得された普図判定情報が普図保留記憶手段42に一旦記憶(保留)される。
普図保留消化手段43は、普図保留記憶手段42に記憶されている普図判定情報を普図表示器19cでの普通図柄の変動開始毎に順次1ずつ普図判定手段44による判定に供して普図保留記憶手段42から消去(保留消化)する。その際、保留記憶手段42に複数の普図判定情報が記憶されている場合、それら複数の普図判定情報を普図保留記憶手段42に記憶された順番(即ち、普図取得手段41により取得された順番)で消化する。
普図判定手段44は、普図始動条件の成立により普図取得手段41により取得された(普図保留記憶手段42に記憶された)普図判定情報に基づいて、詳しくは、普通図柄が変動表示される際、当該普通図柄の変動表示に係る普図判定情報、つまり普図保留消化手段43により消化された普図判定情報に基づいて、補助遊技を行うか否かを判定する。
具体的に、先ず、普図判定情報の当り判定値に基づいて、補助遊技を行うか否かを判定する。補助遊技を行うと判定した場合には、次に、当該普図判定情報の普図判定値に基づいて、複数の当り図柄(図10に示す当り図柄a,b)の何れかを選択する。ここで、図10のテーブルにより規定される選択率で図柄選択を行う。
普図表示制御手段45は、普図判定手段44による判定結果に基づいて、普図保留消化手段43により普図判定情報が消化されたことを契機に、普図表示器19cに普通図柄を変動表示させた後に当該判定結果を示す判定図柄を停止表示させる。普図判定手段44により補助遊技を行うと判定された場合には、選択された当り図柄a,bの何れかを停止表示させ、補助遊技を行わないと判定された場合には、ハズレ図柄を停止表示させる。
ところで、普図表示制御手段45により普通図柄が変動表示されているときに普図始動条件が成立することにより、普図保留記憶手段42に普図取得手段41により取得された普図判定情報が記憶される。但し、普図表示制御手段45により普通図柄が変動表示されていないときに普図始動条件が成立することにより、普図取得手段41により取得された普図判定情報も、直ちに普図判定手段44による判定に供する場合でも普図保留記憶手段42に一時記憶される。
補助遊技実行手段46は、普図判定手段44により補助遊技を行うと判定された場合、普図表示制御手段45により、その判定結果を示す判定図柄(当り図柄)が停止表示された後、第2始動口11aを開閉させる補助遊技を行う。図9、図10に示すように、補助遊技中の第2始動口11aの開閉パターンは、当り図柄の種類、及び第2始動口作動モードに応じて図示のように設定される。
作動モード設定手段47は、図9に示すように、第2始動口作動モードとして、第2始動口11aを開状態に作動させ難い低作動モード又は開状態に作動させ易い高作動モードを設定する。
具体的に、低作動モードでは、普図判定手段44により補助遊技を行うと判定される当り確率が1/10、普図表示器19cでの普通図柄の普図変動時間が12秒、補助遊技中の第2始動口11aの始動口開閉パターンが0.1 秒×1 回又は0.1 秒×1 回+5.6 秒×1 回に設定され、高作動モードでは、当り確率が10/10 、普図変動時間が0.5 秒、始動口開閉パターンが1.0 秒×6 回又は2.0 秒×3 回に設定される。
遊技状態制御手段50は、複数の遊技状態(図11に示す通常遊技状態、時短遊技状態、潜確遊技状態、確変遊技状態)の何れかを択一的に設定し、その遊技状態で遊技を制御する。尚、電源供給開始時には前回の電源供給遮断時に設定されていた遊技状態を継続的に設定し、但し、電源供給開始時にRAMクリアSWがオンされて、所謂RAMクリアが実行された場合には通常遊技状態を設定する。ここで、時短遊技状態、潜確遊技状態、確変遊技状態が遊技者にとって(通常遊技状態よりも)有利な有利遊技状態に相当する。
図11に示すように、通常遊技状態、時短遊技状態が設定された場合、確率設定手段37により低確率が設定され、潜確遊技状態、確変遊技状態が設定された場合、確率設定手段37により高確率が設定される。また、通常遊技状態、潜確遊技状態が設定された場合、作動モード設定手段47により低作動モードが設定され、時短遊技状態、確変遊技状態が設定された場合、作動モード設定手段47により高作動モードが設定される。尚、特別遊技が行われているときは大当り遊技状態を設定して、通常遊技状態と同様に、確率設定手段37により低確率が、作動モード設定手段47により低作動モードが設定される。
遊技状態制御手段50は、大当り遊技終了後の遊技状態を図8に示すように設定変更する。大当り図柄A〜Cの何れかが停止表示されて、所謂「確変大当り」になった場合、当該大当り遊技終了後に確変遊技状態が設定され、大当り図柄A,Bの停止からは、その後、特図表示器19a,19bでの特別図柄の特図変動回数が10000 回を超えると、通常遊技状態へ移行され、大当り図柄Cの停止からは、その後、特図変動回数が50回を超えると、潜確遊技状態へ移行され、更に、特図変動回数が10000 回を超えると、通常遊技状態へ移行される。
大当り図柄Dが停止表示されて、所謂「突確大当り」になった場合、当該大当り遊技終了後に確変遊技状態が設定され、その後、特図変動回数が10000 回を超えると、通常遊技状態へ移行される。大当り図柄Eが停止表示されて、所謂「潜確大当り」になった場合、当該大当り遊技終了後に潜確遊技状態(又は確変遊技状態)が設定され、その後、特図変動回数が10000 回を超えると、通常遊技状態へ移行される。
大当り図柄Fが停止表示されて、所謂「通常大当り」になった場合、また、大当り図柄Gが停止表示されて、所謂「突時大当り」になった場合、当該大当り遊技終了後に時短遊技状態が設定され、その後、特図変動回数が50回を超えると、通常遊技状態へ移行される。大当り図柄Hが停止表示されて、所謂「突通大当り」になった場合、当該大当り遊技終了後に通常遊技状態が設定される。小当り図柄が停止表示されて、所謂「小当り」になった場合、当該小当り遊技終了後に当該小当り遊技開始前の遊技状態が設定される。
ここで、図7に示すように、複数の特図変動時間(特図変動時間1,2,3・・・n)の各々は、通常変動態様、時短変動態様、確変変動態様、潜確示唆変動態様の何れかに分類される。ここで、時短変動態様、確変変動態様、潜確示唆変動態様が特定変動態様に相当する。
変動態様決定手段35aは、特図変動時間として、基本的に、通常遊技状態が設定されているときには通常変動態様を、時短遊技状態が設定されているときには時短変動態様を、確変遊技状態が設定されているときには確変変動態様を決定し、「潜確大当り」の終了後に、潜確遊技状態が設定されているときに、特図変動回数が10000 回を超えるまでは(実質的に次回大当りとなるまでは)、或いは、「小当り」の終了後、通常遊技状態が設定されているときに、潜確示唆継続回数;10回〜30回の何れかの回数を決定し、特図変動回数がその潜確示唆継続回数を超えるまでは、潜確示唆変動態様を決定し、その後、通常変動態様を決定する。
遊技記憶手段55(遊技状態記憶手段55)はRAMにより構成され、その遊技記憶手段55には、遊技状態設定手段50により設定されている現在の遊技状態、並びにその遊技状態における遊技に係る遊技情報が記憶される。遊技記憶手段55にはバックアップ電源が付設されており、電源の供給が遮断されると、そのバックアップ電源により、遊技記憶手段55の遊技情報が記憶維持される。
ここで、遊技記憶手段55には、遊技状態の設定変更や特図変動時間の決定のために、遊技情報の一部として、時短遊技状態、潜確遊技状態、確変遊技状態の何れかの有利遊技状態が設定されているときには、大当り遊技終了後の特図変動回数が記憶更新され、「小当り」の終了後、通常遊技状態が設定されているときには、小当り遊技終了後の特図変動回数が10回〜30回の何れかの回数(変動態様決定手段35aが潜確示唆変動態様を決定可能な回数と同回数)を超えるまで記憶更新される。
遊技復帰手段56は、電源の供給が再開(開始)されると、そこでRAMクリアが実行されないで、遊技記憶手段55に遊技情報が記憶維持されている場合には、その遊技情報に基づいて、前回の電源供給遮断時の、つまり遊技記憶手段55に記憶されている遊技状態、並びにその遊技状態における遊技に復帰させ、また、演出制御基板23のコンピュータに電源復旧情報(電源復旧コマンド)を送信する。
図4に示すように、演出制御基板23、画像制御基板24、ランプ制御基板25のコンピュータ等により、演出手段70(画像表示器16、可動役物17、スピーカ27、ランプ28a,28b)を用いて遊技演出を実行する演出制御手段60が構成されている。
演出制御手段60は、演出モード設定手段61、変動演出制御手段62、特別演出制御手段63、履歴処理手段64、表示態様制御手段65、保留表示制御手段66、先読み演出制御手段67を備えている。
演出モード設定手段61は、複数の演出モード(図12に示す通常演出モード、時短演出モード、確変演出モード、潜確示唆演出モード)の何れかの演出モードを設定し、演出制御手段60は、演出モード設定手段61により設定された演出モードに基づく態様で遊技演出を実行する。ここで、通常演出モードに基づく態様で行う遊技演出が通常遊技演出に相当し、時短演出モード、確変演出モード、潜確示唆演出モード(特定演出モード)に基づく態様で行う遊技演出が特定遊技演出に相当する。
基本的に、通常遊技状態、時短遊技状態、確変遊技状態では、夫々、当該遊技状態を明示する態様で遊技演出を実行し得る通常演出モード、時短演出モード、確変演出モードを設定し、「潜確大当り」の終了後に、潜確遊技状態が設定されているときに、特図変動回数が10000 回を超えるまでは(実質的に次回大当りとなるまでは)、或いは、「小当り」の終了後、通常遊技状態が設定されているときに、特図変動回数が10回〜30回の何れかの回数を超えるまでは、当該遊技状態を明示しない態様であって潜確遊技状態であることを期待させる態様で遊技演出を実行し得る潜確示唆演出モードを設定する。
変動演出制御手段62は、大当り判定手段34a、図柄判定手段34bによる判定結果に基づいて、特図表示制御手段35により特図表示器19a,19bに特別図柄が変動表示されているときに、当該特図変動時間(変動時間決定手段35aにより決定された特図変動時間)に対応する図柄変動演出を、複数の図柄変動演出(図13(a)に示す図柄変動演出1,2,3・・・n)の中から選択して、演出モード設定手段61により設定されている演出モードに基づく態様で実行する。
図14に示すように、図柄変動演出では、基本的に、メイン画像表示装置16に3つの図柄表示部16aが設定され、その図柄表示部16aに、(1)3組の演出図柄列が変動表示された後、先ず、(2)左側の演出図柄「X」が停止表示され、次に、(3)右側の演出図柄「Y」が停止表示され、最後に、(4)中央の演出図柄「Z」が停止表示され、これら3つの演出図柄の停止図柄列「XZY」が、大当り判定手段34a(図柄判定手段34b)による判定結果を示す組み合わせ表示態様になる。
具体的には、図15に示すように、(1)3組の演出図柄列が変動した後、(2)左側の演出図柄「7」が変動停止し、(3)右側の演出図柄「1」が変動停止し、これら演出図柄「7」「1」が揃わない非リーチ状態になり、発展演出が行われることなく、(4)中央の演出図柄「6」が変動停止する(非当選時)。
或いは、(2)左側の演出図柄「7」が変動停止した後、(5)右側の演出図柄「7」が変動停止し、これら演出図柄「7」「7」が揃ってリーチ状態になるが、発展演出が行われることなく、(6)中央の演出図柄「6」が変動停止する(非当選時)、又は、(7)中央の演出図柄「7」が変動停止する(当選時)。
或いは、(5)右側の演出図柄「7」が変動停止し、リーチ状態になった後、(8)演出図柄「7」「7」が画面隅側へ移動して縮小表示され、(9)発展演出であるSPリーチ演出が行われる。そこで、SPリーチ演出に特有の大当り期待度が異なる複数の演出動画の何れかが表示され、その後、SPリーチ演出の終了を以て、(10)中央の演出図柄「6」が変動停止する(非当選時)、又は、(11)中央の演出図柄「7」が変動停止する(当選時)。尚、「SP」はスペシャルを意味し、SPリーチ演出は、基本的に、発展演出に移行しない演出よりも大当り期待度が高い演出である。
或いは、図16に示すように、(1)3組の演出図柄列が変動した後、(2)左側の演出図柄「7」が変動停止し、(3)右側の演出図柄「7」が変動停止し、リーチ状態になった後、(7)演出図柄「7」「7」が画面隅側へ移動して縮小表示され、(8)発展演出であるSP・SPリーチ演出が行われる。尚、SP・SPリーチ演出は、基本的に、SPリーチ演出よりも大当り期待度が高い演出である。
或いは、(3)右側の演出図柄「7」が変動停止し、リーチ状態になった後、(4)演出図柄「7」「7」が画面隅側へ移動して縮小表示され、先ず、(5)発展演出であるSPリーチ演出が行われる。そして、SPリーチ演出の終了を以て、(6)中央の演出図柄「6」が変動停止した後、再始動し、(7)演出図柄「7」「7」が画面隅側へ移動して縮小表示され、(8)SP・SPリーチ演出が行われる。
SP・SPリーチ演出が行われると、そこで、SP・SPリーチ演出に特有の大当り期待度が異なる複数の演出動画の何れかが表示され、その後、SP・SPリーチ演出の終了を以て、(9)中央の演出図柄「6」が変動停止する(非当選時)、又は、(10)中央の演出図柄「7」が変動停止する(当選時)。
ここで、各演出モードに基づく態様で行う遊技演出は、他の演出モードに基づく態様で行う遊技演出に対して、画像表示器16に表示される演出図柄の背景(少なくともSPリーチ演出やSP・SPリーチ演出等の発展演出が行われているとき以外の背景)となる背景画像を異ならせている。また、各図柄変動演出は、演出モード設定手段61により設定された演出モードに基づく態様で実行され、場合により、各演出モードにおける図柄変動演出は、他の演出モードにおける図柄変動演出に対して、画像表示器16に表示される演出図柄の表示態様(表示位置、柄、サイズ、変動方向等)を異ならせている。
特別演出制御手段63は、特別遊技実行手段36により特別遊技(大当り遊技、小当り遊技)が行われているときに、特別遊技演出を、複数の特別遊技演出(図13(b)に示す特別遊技演出1,2,3・・・n)の中から選択して実行し、また、その特別遊技の最後に、特別遊技演出に続くエンディング演出を、複数のエンディング演出(図13(c)に示すエンディング演出1,2,3・・・n)の中から選択して実行する。
履歴処理手段64は、通常演出モード又は潜確示唆演出モードが設定されているときに特別遊技を行うと判定され所謂初当りとなる特別遊技が行われると、その初当りから通常演出モードが設定されるまでの間、遊技制御基板21から入力した遊技情報(各種コマンド)に基づいて、遊技履歴を作成、更新し、履歴記憶手段64aに記憶するように処理する。履歴記憶手段64aはRAMにより構成され、この履歴記憶手段64aにはバックアップ電源が付設されておらず、電源の供給が遮断されると、履歴記憶手段64aの遊技履歴は記憶維持されずに喪失する。
履歴処理手段64は、電源の供給が遮断された後に再開されたときには、遊技制御基板21のコンピュータから電源復旧情報を受けると、遊技履歴の処理をリセットし、大当り遊技が行われている場合、その大当り遊技から、また、大当り遊技が行われていない場合、次回の大当り遊技から、通常演出モードが設定されるまでの間、遊遊技履歴を作成、更新し、履歴記憶手段64aに記憶するように処理する。
演出制御手段60は、演出モード設定手段61により設定されている演出モードに基づく遊技演出(図柄変動演出)を画像表示器16に表示させるが、表示態様制御手段65は、時短演出モード、確変演出モード、潜確示唆演出モードの何れかの特定演出モードに基づく態様で特定遊技演出を実行している際、画像表示器16に表示させる特定遊技演出において、履歴記憶手段64aに記憶されている遊技履歴に伴う表示を行う通常表示態様と、遊技履歴に伴う表示を行わない特別表示態様の何れかの表示態様で表示制御する。
表示態様制御手段65は、特別遊技実行手段36による特別遊技の終了後、遊技状態制御手段により時短遊技状態、潜確遊技状態、確変遊技状態の何れかの有利遊技状態で遊技が制御されているときは、通常表示態様で表示制御する一方、電源の供給が遮断された後再開されて、遊技復帰手段56により有利遊技状態に復帰した場合、遊技制御基板21のコンピュータから電源復旧情報を受けると、遊技状態制御手段により当該有利遊技状態で遊技が制御されているときは、特別表示態様で表示制御し、この特別表示態様で表示制御した後において、特別遊技実行手段36による特別遊技の終了後、遊技状態制御手段50により有利遊技状態で遊技が制御されているときは、通常表示態様で表示制御する。
演出制御手段60は、電源の供給が遮断された後に再開されて、遊技復帰手段56により通常遊技状態、時短遊技状態、潜確遊技状態、確変遊技状態の何れかの遊技状態に復帰した後は、変動態様決定手段35aにより決定された特図変動時間の情報を受けて、通常演出モード、時短演出モード、確変演出モード、潜確示唆演出モードの何れかの演出モードに基づく態様で遊技演出を実行する。
つまり、特図表示制御手段35により特別図柄が通常変動態様で変動表示されることに基づいて通常演出モードに基づく態様で通常遊技演出を実行し、時短変動態様で変動表示されることに基づいて時短演出モードに基づく態様で特定遊技演出を実行し、確変変動態様で変動表示されることに基づいて確変演出モードに基づく態様で特定遊技演出を実行し、潜確示唆変動態様で変動表示されることに基づいて潜確示唆演出モードに基づく態様で特定遊技演出を実行する。
さて、具体的に、図17に示すように、演出制御基板23のコンピュータにより、第1の履歴記憶手段64aAを有する第1の履歴処理手段64Aが構成され、画像制御基板24のコンピュータにより、第2の履歴記憶手段64aBを有する第2の履歴処理手段64B、及び前記の表示態様制御手段65が構成されている。
図18(1)に示すように、演出制御基板23の第1の履歴処理手段64Aは、遊技制御基板21から得られる遊技情報に基づいて、遊技履歴として、初当りから実行された全大当り遊技の回数及び種類(16R長期開放、8R長期開放、8R短期開放)を処理(第1の履歴記憶手段64aAに記憶)する。
ここで、特別演出制御手段63は、履歴記憶手段64aAに記憶されている全大当り遊技の回数、或いは16R長期開放の大当り遊技の回数が所定数(例えば、10回)以上になっていることを条件に、特殊な特別遊技演出(特殊なエンディング演出)を選択して行わせることができる。
図18(2)に示すように、画像制御基板24の第2の履歴処理手段64Bは、遊技制御基板21から演出制御基板23を介して得られる遊技情報に基づいて、遊技履歴として、初当りから実行された全大当り遊技の回数及び種類(16R長期開放、8R長期開放、8R短期開放)、初当りからの総出玉数M、実行された最新の大当り遊技又は小当り遊技の終了後からの特図変動回数Nを処理(第2の履歴記憶手段64aBに記憶)し、表示態様制御手段65は、この履歴記憶手段64aBに記憶されている遊技履歴に伴う表示を行い得る。
図19に示すように、時短演出モードに基づく特定遊技演出では、画像表示器16に、例えば、夕方の背景画面が表示され、時短演出モード用の図柄表示部16bに演出図柄が変動可能に表示される。図19(1)に示すように、この特定遊技演出における通常表示態様では、遊技履歴に伴う表示として、時短演出モード(時短遊技状態)が終了するまでの残りの特図変動回数50−N(例えば「残り42回」)が算出表示され、図19(2)に示すように、特別表示態様では、電源復旧を示す情報(例えば、「電源復旧」)が表示され、時短演出モードが終了するまでの残りの特図変動回数は表示されない(例えば、「残り??」が表示される)。
図20に示すように、確変演出モードに基づく特定遊技演出では、画像表示器16に、例えば、夜の背景画面が表示され、確変演出モード用の図柄表示部16cに演出図柄が変動可能に表示される。図20(1)に示すように、この特定遊技演出における通常表示態様では、遊技履歴に伴う表示として、実行された初当たりからの出球有りの大当り遊技の回数及び種類(例えば、「16R」「16R」「8R」「16R」・・・)が大当り遊技の実行順に表示され、また、初当りからの総出玉数M(例えば、「総出玉数9000コ」)が表示され、特別表示態様では、図20(2)に示すように、特別表示態様では、電源復旧を示す情報(例えば、「電源復旧」)が表示され、実行された出球有りの大当り遊技の回数及び種類、総出玉数Mは表示されない(例えば、「総出玉数???」が表示される)。
図21に示すように、潜確示唆演出モードに基づく特定遊技演出では、画像表示器16に、例えば、宇宙の背景画面が表示され、潜確示唆演出モード用の図柄表示部16dに演出図柄が変動可能に表示される。図21(1)に示すように、この特定遊技演出における通常表示態様では、遊技履歴に伴う表示として、潜確示唆演出モードが終了するまでの残りの特図変動回数(10回〜30回の何れかの回数)−N(例えば「残り6回」)が算出表示され、図21(2)に示すように、特別表示態様では、電源復旧を示す情報(例えば、「電源復旧」)が表示され、潜確示唆演出モードが終了するまでの残りの特図変動回数は表示されない(例えば、「残り??」が表示される)。
保留表示制御手段66は、特図保留記憶手段32に第1特図判定情報が記憶されている場合、その第1特図保留数と相当数の第1保留図柄16eを画像表示器16に表示させ、特図保留記憶手段32に第2特図判定情報が記憶されている場合、その第2特図保留数と相当数の第2保留図柄16fを画像表示器16に表示させる(図2参照)。尚、図2では、第1特図保留数が2、第2特図保留数が1の場合を示している。
先読み演出制御手段67は、事前判定手段34cによる判定結果に基づいて、先読み演出を行うか否かを判定し、先読み演出を行うと判定した場合に、その先読み演出の対象とされた特図判定情報に対して、その特図判定情報が消化される前から、大当り期待度を高め得る先読み演出を実行し、その先読み演出として、例えば、保留表示制御手段66が通常の保留図柄とは異なる先読み保留図柄を表示させる。
次に、図4に示す各手段30〜37,40〜47,50,55,56,60〜67の機能を達成するために、制御装置20(遊技制御基板21、演出制御基板23、画像演出基板24の各コンピュータ)が実行する主要な処理についてフローチャートに基づいて説明する。
図22に示すように、遊技制御基板21のコンピュータが実行するメイン処理は電源投入により開始され、このメイン処理では、先ず、1000ms待機し(S1)、その後、RAMアクセスが許可され(S2)、S3へ移行する。
S3では、RAMクリアSWがオンか否か判定され、S3の判定がNoの場合には、S4へ移行する。S4では、バックアップフラグがONか否か判定され、S4の判定がYes の場合には、S5へ移行する。S5では、チェックサムが正常か否か判定され、S5の判定がYes の場合には、復旧処理(S6)が実行される。
図23に示すように、S6の復旧処理では、復旧時のRAM作業領域が設定され(S21)、復旧コマンドが送信され(S22)、バックアップフラグがOFFにされる(S23)。ここで、記憶維持されている遊技情報に基づいて、前回の電源供給遮断時の遊技状態、並びにその遊技状態における遊技に復帰する。
図22に示すように、S3の判定がYes 、或いはS4又はS5の判定がNoの場合、RAMクリアが実行され(S7)、クリア時のRAM作業領域が設定され(S8)、周辺部初期設定が実行される(S9)。S6又はS9の実行後、CTC周期が設定され(S10)、その後、S11〜S15を繰返し実行するループ処理に移行する。
図24に示すように、S11の電源遮断監視処理では、先ず、割込禁止設定が行われ(S31)、次に、電源遮断か否か判定される(S32)。S32の判定がNoの場合、割込許可設定が行われる(S33)。S32の判定がYes の場合、出力ポートがクリアされ(S34)、チェックサムが作成・格納され(S35)、バックアップフラグがONにされ(S36)、RAMアクセス禁止設定が行われる(S37)。ここで、現在の遊技状態、並びにその遊技状態における遊技に係る遊技情報が記憶維持される。
図22に示すように、S11の電源遮断監視処理の実行後、変動パターン乱数更新処理が実行され(S12)、割込禁止設定が行われ(S13)、初期値乱数更新処理が実行され(S14)、割込許可設定が行われ(S15)、その後、S11へリターンする。
図25に示すように、遊技制御基板21のコンピュータが実行するタイマ割込処理は微小時間(4 ms )毎に開始され、そのタイマ割込処理において、乱数更新処理(S41)、スイッチ処理(S42)、図柄処理(S43)、電動役物処理(S44)、賞球処理(S45)、出力処理(S46)が順次実行される。
図26に示すように、S42のスイッチ処理で行われる始動口SW処理では、第1始動口SW10aがオンの場合(S51;Yes )、第1特図保留数U1が4未満の場合に(S52;Yes )、第1特図保留数U1がU1+1に加算され(S53)、大当り判定値、図柄判定値、リーチ判定値、及び変動パターン判定値(第1特図判定情報)が取得・格納され(S54)、次に、事前判定処理(S55)が実行され、第1特図保留数増加コマンドがセットされる(S56)。
第2始動口SW11cがオンの場合(S57;Yes )、第2特図保留数U2が4未満の場合に(S58;Yes )、第2特図保留数U2がU2+1に加算され(S59)、大当り判定値、図柄判定値、リーチ判定値、及び変動パターン判定値(第2特図判定情報)が取得・格納され(S60)、次に、事前判定処理(S61)が実行され、第2特図保留数増加コマンドがセットされる(S62)。
S55、S61の事前判定処理では、基本的に、次に説明する特別図柄処理のS78とS79と同等の処理が行われ、S56、S62では、S55、S61の事前判定処理の判定結果に関する情報を含む特図保留数増加コマンドがセットされる。S56、S62でセットされたコマンド、及び、その他のステップでセットされたコマンドについては、S46の出力処理により演出制御基板23に送信される。
図27に示すように、S43の図柄処理で行われる特別図柄処理では、特別遊技フラグがONか否か判定され(S71)、S71の判定がNoの場合、つまり大当り遊技や小当り遊技が実行中でない場合、特別図柄が変動中か否か判定され(S72)、S72の判定がYes の場合、S82へ移行する。
S72の判定がNoの場合、第2特図保留数U2が1以上か否か判定され(S73)、S73の判定がYes の場合、第2特図保留数U2がU2−1に減算される(S74)。S73の判定がNoの場合、第1特図保留数U1が1以上か否か判定され(S75)、S75の判定がYes の場合、第1特図保留数U1がU1−1に減算される(S76)。S75の判定がNoの場合、客待ち設定処理(S76)が実行される。S74又はS76の実行後、客待ちフラグがOFFにされ(S77)、大当り判定処理(S78)が実行され、続いて、変動パターン選択処理(S79)が実行される。
S78の大当り判定処理では、先ず、大当り判定値処理において、特図保留記憶手段32に記憶されている特図判定情報のうち消化優先順位が最も高い特図判定情報の大当り判定値が、図5を用いて説明したように、大当り特定値か否か判定され、大当り特定値である場合、次に、図柄判定値処理において、当該特図判定情報の図柄判定値に基づいて、図6を用いて説明したように、複数の大当り図柄の何れかが選択設定される。
大当り判定値処理において、前記大当り判定値が大当り特定値でない場合、次に、同大当り判定値が、図5を用いて説明したように、小当り特定値か否か判定され、小当り特定値である場合、小当り図柄が設定され、前記大当り判定値が大当り特定値でも小当り特定値でもない場合、ハズレ図柄が設定される。尚、この大当り判定処理に供された特図判定情報は、特図保留記憶手段32から消去(消化)される。
S79の変動パターン選択処理では、S78の大当り判定処理で設定された図柄、及び、大当りか否かの判定に供された大当り判定値と組のリーチ判定値、変動パターン判定値等に基づいて、図7を用いて説明したように、変動パターンとして複数の特図変動時間の何れかが選択決定される。その後、第1又は第2特別図柄が変動開始され(S80)、S78で設定された判定図柄とS79で決定された変動パターン(特図変動時間)の情報を含む特図変動開始コマンドがセットされる(S81)。
次に、S79で決定された特図変動時間が経過した場合(S82;Yes )、第1又は第2特別図柄が変動停止され(S83)、ここで、S78で設定された図柄が第1又は第2特図表示器19a又は19bに表示される。続いて、特図変動停止コマンドがセットされ(S84)、停止中処理(S85)が実行される。尚、S85の停止中処理では、遊技状態に関する処理が実行される。
その後、S4の電動役物処理で行われる大入賞口処理において、特別遊技フラグがONの場合、図8を用いて説明したように、大当りの場合には、大当り図柄の種類に応じて、16R長期開放、8 R長期開放、8 R短期開放の何れかの開閉パターンにて大入賞口13aを開放する大当り遊技が実行され、小当りの場合には、8 R短期開放の開閉パターンにて大入賞口13aを開放する小当り遊技が実行される。
この大入賞口処理では、特別遊技の開始時に、実行する大入賞口13aの開閉パターン(或いは対応する大当り図柄)の情報を含むオープニングコマンドがセットされる。また、特別遊技の終了時に、図8を用いて説明したように、大当り図柄の種類に応じた遊技状態を設定する遊技状態設定処理が実行され、そこで設定された遊技状態の情報を含むエンディングコマンドがセットされる。ここで、大入賞口SW13cがオンする毎に、大入賞口入賞コマンドがセットされる。
図28に示すように、演出制御基板23のコンピュータが実行するメイン処理は電源投入により開始され、このメイン処理では、先ず、初期設定(S101)が実行され、CTC周期が設定され(S102)、乱数更新処理(S103)が実行された後、S103の乱数更新処理を繰返し実行するループ処理に移行する。
図29に示すように、演出制御基板23のコンピュータが実行するタイマ割込処理は微小時間(4 ms )毎に開始され、そのタイマ割込処理において、コマンド受信処理(S111)、演出操作処理(S112)、コマンド送信処理(S113)が順次実行される。
図30に示すように、S111のコマンド受信処理では、保留数増加コマンドを受信した場合(S121;Yes )、保留数加算処理(S122)が実行され、続いて、保留数増加コマンドがセットされ(S123)、その後、保留数加算時先読み関連処理(S124)が実行される。S123でセットされたコマンド、及び、その他のステップでセットされたコマンドについては、S113のコマンド送信処理により画像制御基板24、ランプ制御基板25に送信される。
次に、特図変動開始コマンドを受信した場合(S125;Yes )、図柄変動演出選択処理(S126)が実行される。この図柄変動演出選択処理では、受信した特図変動開始コマンドが解析され、その解析情報に基づいて、図13(a)を用いて説明したように、その解析情報の特図変動時間に対応する図柄変動演出(通常演出モード、時短演出モード、確変演出モード、潜確示唆演出モードの何れかの演出モードに基づく図柄変動演出)が複数の図柄変動演出の中から選択され、その図柄変動演出の情報を含む図柄変動演出開始コマンドがセットされる。
次に、特図変動停止コマンドを受信した場合(S127;Yes )、遊技演出終了中処理(S128)が実行される。図31に示すように、S128の図柄変動演出終了中処理では、受信した特図変動停止コマンドが解析され(S141)、現在の演出モードが参照される(S142)。次に、当り(大当り/小当り)の場合(143;Yes )、演出モード処理(S144)が実行される。
S144の演出モード処理では、図12を用いて説明したように、大当り図柄A〜D(E)の何れかにより「確変大当り」「突確大当り」となった場合、確変演出モードが設定され、大当り図柄Fにより「通常大当り」となった場合、又は大当り図柄Gにより「突時大当り」となった場合、時短演出モードが設定され、大当り図柄Hにより「突通大当り」となった場合、通常演出モードが設定される。大当り図柄Eにより「潜確大当り」となった場合、及び「小当り」となった場合、潜確示唆演出モードが設定される。
更に、通常演出モード以外の演出モードが設定された場合には、モード継続回数Mが設定される。具体的に、確変演出モードが設定された場合、モード継続回数Mに10000 又は50がセットされ、時短演出モードが設定された場合、モード継続回数Mに50がセットされ、潜確示唆演出モードが設定された場合、モード継続回数Mに10000 又は10〜30の何れかの回数がセットされる。
一方、当りでない場合(S143;No)、通常演出モードか否か判定され(S145)、S145の判定がNoの場合、モード継続回数Mが1減算される(S146)。次に、モード継続回数M=0か否か判定され(S147)、S147の判定がYes の場合、通常演出モードが設定される(S148)。その後、図柄変動演出終了時先読み関連処理(S149)が実行されてから、図柄変動演出終了コマンドがセットされる(S150)。
図30に示すように、次に、オープニングコマンドを受信した場合(S129;Yes )、特別遊技演出選択処理(S130)が実行され、エンディングコマンドを受信した場合(S131;Yes )、エンディング演出選択処理(S132)が実行される。
S130の特別遊技演出選択処理では、図13(b)を用いて説明したように、複数の特別遊技演出の何れかが選択され、その特別遊技演出の情報を含む特別遊技演出開始コマンドがセットされ、S132のエンディング演出選択処理では、図13(c)を用いて説明したように、複数のエンディング演出の何れかが選択され、そのエンディング演出の情報を含むエンディング演出開始コマンドがセットされる。
次に、大入賞口入賞コマンドを受信した場合(S133;Yes )、大入賞口入賞コマンドがセットされ(S134)、復旧コマンドを受信した場合(S135;Yes )、復旧コマンドがセットされ(S136)、その後、遊技履歴処理(S137)が実行され、最後に客待ち処理(S138)が実行される。
図32に示すように、S137の遊技履歴処理では、履歴処理実行フラグFA=1か否か判定され(S161)、S161の判定がYes の場合、処理終了とするか否か判定される(S162)。S162の判定がYes の場合、つまり、通常演出モードに設定変更されると、履歴処理実行フラグFAに0がセットされ(S163)、記憶されている遊技履歴がクリアされる(S164)。
一方、S161の判定がNoの場合、つまり、処理開始とするか否か判定される(S165)。S165の判定がYes の場合、つまり、通常演出モードから時短演出モード、確変演出モード、潜確示唆演出モードの何れかの特定演出モードに設定変更される契機となる特別遊技が開始されると、履歴処理実行フラグFAに1がセットされる(S166)。S162の判定がNoの場合、或いはS166の実行後、遊技履歴の処理に係るコマンドを受信か否か判定され(S167)、S167がYes の場合、遊技履歴が処理(作成、更新、記憶)される。
具体的に、S167では、オープニングコマンドを受信すると判定がYes になり、次に、S168では、そのオープニングコマンドに含まれる大入賞口13aの開閉パターン(或いは対応する大当り図柄)の情報に基づいて、初当りからの実行された全大当り遊技の回数、今回の大当り遊技の種類を第1の履歴記憶手段64aAに記憶する。
図34に示すように、画像制御基板のコンピュータが行う遊技演出処理では、画像制御基板24のコンピュータが実行する遊技演出処理では、保留表示処理(S201)、図柄変動演出処理(S202)、特別遊技演出処理(S203)、遊技履歴処理(S204)、遊技履歴表示制御(S205)が実行される。
S201の保留表示処理では、保留数増加コマンドを受信すると、第1,第2保留図柄16g,16hの何れかが消化順番最後尾に新たに表示され、図柄変動演出開始コマンドを受信すると、消化順番先頭に表示されている第1,第2保留図柄16g,16hの何れかが表示消去され、他に第1,第2保留図柄16g,16hの何れかが表示されている場合、その保留図柄が消化順番先頭側に1シフトするように表示される。
S202の図柄変動演出処理では、図柄変動開始コマンドを受信すると、その解析情報に基づく図柄変動演出であって、現在の演出モードに応じた図柄変動演出がメイン画像表示装置16に表示され、S203の特別遊技演出処理では、特別遊技演出開始コマンドを受信すると、その解析情報に基づく特別遊技演出がメイン画像表示装置16に表示され、エンディング演出開始コマンドを受信すると、その解析情報に基づくエンディング演出がメイン画像表示装置16に表示される。
S203の遊技履歴処理では、基本的に演出制御基板23のコンピュータが実行する図32の遊技履歴処理と同様の処理が行われる。但し、S167では、特別遊技演出開始コマンド又はエンディング演出開始コマンドを受信する、大入賞口入賞コマンドを受信する、特定演出モード(時短演出モード、確変演出モード、潜確示唆演出モード)が設定されているときに、図柄変動演出開始コマンドを受信すると判定がYes になる。
そして、S168では、特別遊技演出開始コマンド又はエンディング演出開始コマンドから、初当りからの実行された全大当り遊技の回数を、更にそのコマンドにより得られる大入賞口13aの開閉パターンから、今回の大当り遊技の種類を第2の履歴記憶手段64aBに記憶する。また、大入賞口入賞コマンドから、初当りからの総出玉数Mを、図柄変動演出開始コマンドから、最新の大当り遊技又は小当り遊技の終了後からの特図変動回数Nを第2の履歴記憶手段64aBに記憶する。
S204の遊技履歴表示制御では、特定演出モード(時短演出モード、確変演出モード、潜確示唆演出モード)に基づく態様で遊技演出が行われているときに、図19(a)、図20(a)、図21(a)を用いて説明したように、履歴記憶手段64aBに記憶されている遊技履歴に伴う表示が行われる。
但し、電源の供給が遮断された後に再開され、復旧コマンドを受信すると、復旧フラグがオンになり、図19(b)、図20(b)、図21(b)を用いて説明したように、履歴記憶手段64aBに記憶されている遊技履歴に伴う表示が行われない。その後、特別遊技が行われると、復旧フラグがオフになり、特定演出モードに基づく態様で遊技演出が行われているときに、再び、履歴記憶手段64aBに記憶されている遊技履歴(新たな特別遊技からの遊技履歴)に伴う表示が行われる。
以上説明したパチンコ遊技機1の作用・効果について説明する。
遊技者は、通常遊技状態又は潜確遊技状態が設定されているときには、発射ハンドル7を操作して遊技球がセンタ役物15の左側を落下するように、遊技球を発射させる所謂左打ちにより遊技を行い、時短遊技状態又は確変遊技状態が設定されているとき、或いは特別遊技(大当り遊技)が行われているときには、発射ハンドル7を操作して遊技球がセンタ役物15の右側を落下するように、遊技球を発射させる所謂右打ちにより遊技を行う。
左打ちにより第1始動口10を狙うことができ、第1特図保留数が4未満のときに、遊技球が第1始動口10に入賞すると、第1特図判定情報が取得され特図保留記憶手段32に記憶され、特図保留記憶手段32に記憶された第1特図判定情報は第1特別図柄の変動開始毎に順次消化(消去)される。
右打ちにより開放した第2始動口11aを狙うことができ、第2特図保留数が4未満のときに、遊技球が第2始動口11aに入賞すると、第2特図判定情報が取得され特図保留記憶手段32に記憶され、特図保留記憶手段32に記憶された第2特図判定情報は第2特別図柄の変動開始毎に順次消化(消去)される。
左打ちにより左側のゲート12を、また、右打ちにより右側のゲート12を狙うことができ、普図保留数が4未満のときに、遊技球が左側又は右側のゲート12を通過すると、普図判定情報が取得され普図保留記憶手段42に記憶され、普図保留記憶手段42に記憶された普図判定情報は、普通図柄の変動開始毎に順次消化(消去)される。ここで先ず、普図判定情報の消化により当り抽選が行われ、その当り抽選で当選した場合、普図表示器19cに当り図柄が変動停止後、第2始動口11aが開放する補助遊技が発生する。
通常遊技状態又は潜確遊技状態が設定されている場合には、右打ちを行っても第1始動口10への遊技球の入賞を殆ど期待できないうえ、第2始動口作動モードとして低作動モードが設定され、第2始動口11aへの遊技球の入賞も殆ど期待できないため、左打ちにより所有の遊技球の数を減らしながら遊技を行うことになる。時短遊技状態又は確変遊技状態が設定されている場合には、第2始動口作動モードとして高作動モードが設定され、右打ちを行って第2始動口11aへの比較的多くの遊技球の入賞を期待できるため、右打ちにより所有の遊技球の数を略維持して遊技を行うことができる。
特図保留記憶手段32に記憶された特図判定情報は特別図柄の変動開始毎に順次消化(消去)されるが、その際、特図保留記憶手段32に複数の特図判定情報が記憶されている場合には、それら複数の特図判定情報は取得された順番で消化され、但し、第1,第2特図判定情報の両方が記憶されている場合には、第2特図判定情報が第1特図判定情報よりも優先消化される。そして、この特図判定情報の消化により大当り抽選が行われ、その大当り抽選で当選した場合、特図表示器19a,19bcに大当り図柄又は小当り図柄が変動停止後、大入賞口13aが開放する大当り遊技又は小当り遊技が発生する。
大当り遊技が発生すると、変動停止した大当り図柄の種類によって、当該大当り遊技中の大入賞口13aの開閉パターンとして、16R長期開放、8 R長期開放、8 R短期開放の何れかが選択実行され、小当り遊技が発生すると、当該小当り遊技中の大入賞口13aの開閉パターンとして、8 R短期開放が選択実行される。右打ちを行うことにより、16R長期開放では、例えば約2000個の遊技球を獲得でき、8 R長期開放では、例えば約1000個の遊技球を獲得できる。但し、8R短期開放では、遊技者が右打ちを行なっても、遊技球を実質獲得できない。
また、大当り遊技が発生すると、変動停止した大当り図柄の種類によって、当該大当り遊技終了後の遊技状態として、通常遊技状態、時短遊技状態、潜確遊技状態、確変遊技状態の何れかが選択設定され、小当り遊技が発生すると、当該小当り遊技終了後の遊技状態として、小当り遊技開始前の遊技状態が選択設定される。
一方、遊技演出に関して、通常演出モード、時短演出モード、確変演出モード、潜確示唆演出モードの何れかが設定され、その設定された演出モードに基づく態様で遊技演出が実行される。基本的に、通常遊技状態、時短遊技状態、確変遊技状態では、夫々、通常演出モード、時短演出モード、確変演出モードが設定されるが、通常遊技状態からの「潜確大当り」と「小当り」の終了後は、潜確示唆演出モードが設定される。
ここで、特図判定手段34(大当り判定手段34a、図柄判定手段34b)による判定結果に基づいて、特図表示器19a,19bに特別図柄が変動表示された後に当該判定結果を示す判定図柄が停止表示されるが、特別図柄が変動表示されているとき、大当り期待度を示唆する図柄変動演出が実行されるため、この図柄変動演出により、遊技性並びに遊技興趣が高められる。
さて、時短演出モードに基づく態様で遊技演出が実行されているときには、その時短演出モード(時短遊技状態)が終了するまでの残りの特図変動回数が表示されるので、遊技者は、その表示を見て残りの特図変動回数が0になり時短演出モードが終了しないうちに、大当り抽選で当選して所謂引き戻しとなることを期待して、遊技を行うことができる。
確変演出モードに基づく態様で遊技演出が実行されているときには、初当りからの出球有りの大当り遊技の回数及び種類、総出玉数が表示されるので、遊技者はその表示を見て過去の大当り遊技に関する履歴を確認しながら遊技を行うことができ、確変演出モードにおける演出効果を高めることができる。
潜確示唆演出モードに基づく態様で遊技演出が実行されているときには、遊技者は、潜確遊技状態になっていることを期待し、また、その潜確示唆演出モードが終了するまでの残りの特図変動回数が表示されるので、その表示を見て残りの特図変動回数が0になり潜確示唆演出モードが終了しないうちに大当り抽選で当選することを期待して、遊技を行うことができる。
ところで、遊技制御基板21のコンピュータでは、停電等で電源の供給が遮断されても、遊技者に損失が被らないように、バックアップ電源を設けて、現在の遊技状態、並びにその遊技状態における遊技に係る遊技情報が喪失しないようにRAMに記憶維持され、電源の供給が再開されると、その記憶維持された遊技情報に基づいて、電源の供給が遮断されたときの遊技状態、並びにその遊技状態における遊技に復帰可能に構成されている。
一方、演出制御基板23、画像制御基板24、ランプ制御基板25のコンピュータでは、停電等で電源の供給が遮断され、各種演出情報(遊技履歴)が喪失しても、電源の供給が再開されると、遊技制御基板21のコンピュータにおいて復帰した遊技状態、並びにその遊技状態における遊技に係る遊技情報が入力されて、その遊技状態、並びにその遊技状態における遊技に応じた遊技演出を実行可能であり、また、実質的に遊技者に損失が被らないので、演出情報が記憶維持されない構成としている。
以上前提のもと、有利遊技状態(特定演出モード)が設定されているときに、停電等で電源の供給が遮断された後に再開されると、遊技制御基板21のコンピュータは電断前の有利遊技状態に復帰させるが、画像制御基板24のコンピュータは、記憶していた遊技履歴を喪失しているため、その復帰当初から、遊技制御基板21のコンピュータはから入力した遊技情報に基づいて処理した遊技履歴に伴う表示を行うことは、不適切な表示になり、遊技者を混乱させる虞がある。
そこで、特定遊技演出に基づく態様で遊技演出を実行している際に、遊技履歴に伴う表示を行う通常表示態様と、遊技履歴に伴う表示を行わない特別表示態様の何れかの表示態様で表示させ得るようにして、特別遊技の終了後、有利遊技状態が設定されているときは、通常表示態様で表示させる一方、停電等で電源の供給が遮断された後に再開された場合、有利遊技状態が復帰し設定されているときは、特別表示態様で表示させるので、上記課題を改善することができる。
尚、遊技制御基板21のコンピュータにおいて、演出制御基板23、画像制御基板24と同様に遊技履歴を処理し、電源供給が再開されると、その遊技履歴を演出制御基板23、画像制御基板24に送信するようにすれば、或いは、演出制御基板23、画像制御基板24にもバックアップ電源を設けて、復帰処理を行うようにすれば、電源供給の再開当初より遊技履歴を適切に表示できるが、コンピュータの構成や処理について、既存のものよりも複雑になり製作コストも高くなる。本発明では、この課題を極力抑制して、上記効果を達成することができる。
尚、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、前記開示事項以外の種々の構成を付加して実施可能である。また、本発明については、種々の遊技機に(パチンコ遊技機以外のスロットマシン等にも)適用可能である。
1 パチンコ遊技機
34a 大当り判定手段
35 特図表示制御手段
35a 変動態様決定手段
36 特別遊技実行手段
50 遊技状態制御手段
55 遊技記憶手段
56 遊技復帰手段
60 演出制御手段
64a 履歴記憶手段
64aB 第2の履歴記憶手段
65 表示態様制御手段

Claims (1)

  1. 通常遊技状態と、前記通常遊技状態よりも遊技者にとって有利な有利遊技状態の何れかの遊技状態で制御する遊技状態制御手段と、
    始動条件の成立により遊技者に有利な特別遊技を行うか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に基づいて、図柄を変動表示させた後に当該判定結果を示す判定図柄を停止表示させる図柄表示制御手段と、
    前記判定手段により特別遊技を行うと判定された場合、前記図柄表示制御手段により前記判定図柄が停止表示された後に、前記特別遊技を行う特別遊技実行手段と、
    電源の供給が遮断されると、現在の遊技状態を記憶維持する遊技状態記憶手段と、
    電源の供給が再開されると、前記遊技状態記憶手段に記憶されている遊技状態に復帰させる復帰手段と、
    前記遊技状態制御手段により前記通常遊技状態で制御されているときに通常遊技演出を実行する一方、前記有利遊技状態で制御されているときに特定遊技演出を実行する演出制御手段とを備え、
    前記演出制御手段は、
    遊技履歴を記憶する履歴記憶手段と、
    前記特定遊技演出を実行している際に、前記履歴記憶手段に記憶されている遊技履歴に伴う表示を行う通常表示態様と、前記遊技履歴に伴う表示を行わない特別表示態様の何れかの表示態様で表示制御する表示態様制御手段とを更に備え、
    前記表示態様制御手段は、
    前記特別遊技実行手段による特別遊技の終了後、前記遊技状態制御手段により前記有利遊技状態で制御されているときは、前記通常表示態様で表示制御する一方、前記復帰手段により前記有利遊技状態に復帰した場合、前記遊技状態制御手段により当該有利遊技状態で制御されているときは、前記特別表示態様で表示制御することを特徴とする遊技機。
JP2014146397A 2014-07-17 2014-07-17 遊技機 Active JP6505386B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014146397A JP6505386B2 (ja) 2014-07-17 2014-07-17 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014146397A JP6505386B2 (ja) 2014-07-17 2014-07-17 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016022020A true JP2016022020A (ja) 2016-02-08
JP6505386B2 JP6505386B2 (ja) 2019-04-24

Family

ID=55269372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014146397A Active JP6505386B2 (ja) 2014-07-17 2014-07-17 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6505386B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017221250A (ja) * 2016-06-13 2017-12-21 株式会社ニューギン 遊技機
JP2021186019A (ja) * 2020-05-26 2021-12-13 株式会社ニューギン 遊技機
JP2021186018A (ja) * 2020-05-26 2021-12-13 株式会社ニューギン 遊技機

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010184011A (ja) * 2009-02-12 2010-08-26 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2010273707A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2012152277A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2013056131A (ja) * 2011-09-09 2013-03-28 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2013183746A (ja) * 2012-03-05 2013-09-19 Daito Giken:Kk 遊技台

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010184011A (ja) * 2009-02-12 2010-08-26 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2010273707A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2012152277A (ja) * 2011-01-24 2012-08-16 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2013056131A (ja) * 2011-09-09 2013-03-28 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2013183746A (ja) * 2012-03-05 2013-09-19 Daito Giken:Kk 遊技台

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017221250A (ja) * 2016-06-13 2017-12-21 株式会社ニューギン 遊技機
JP2021186019A (ja) * 2020-05-26 2021-12-13 株式会社ニューギン 遊技機
JP2021186018A (ja) * 2020-05-26 2021-12-13 株式会社ニューギン 遊技機
JP7182802B2 (ja) 2020-05-26 2022-12-05 株式会社ニューギン 遊技機
JP7182803B2 (ja) 2020-05-26 2022-12-05 株式会社ニューギン 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP6505386B2 (ja) 2019-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6189276B2 (ja) 遊技機
JP5484518B2 (ja) 遊技機
JP5809194B2 (ja) 遊技機
JP2015186741A (ja) 遊技機
JP6050871B1 (ja) 遊技機
JP5809193B2 (ja) 遊技機
JP2016022020A (ja) 遊技機
JP5863939B2 (ja) 遊技機
JP6134305B2 (ja) 遊技機
JP5982452B2 (ja) 遊技機
JP5982451B2 (ja) 遊技機
JP5791579B2 (ja) 遊技機
JP5759510B2 (ja) 遊技機
JP2015163368A (ja) 遊技機
JP5883066B2 (ja) 遊技機
JP2015008860A (ja) 遊技機
JP2017042630A (ja) 遊技機
JP2017042214A (ja) 遊技機
JP2016185417A (ja) 遊技機
JP5877256B2 (ja) 遊技機
JP2017051272A (ja) 遊技機
JP6189277B2 (ja) 遊技機
JP5973534B2 (ja) 遊技機
JP5719046B2 (ja) 遊技機
JP5898738B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180123

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180320

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180829

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190327

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6505386

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150