JP2013056684A - 封筒フラップ検査装置、封筒フラップ検査方法 - Google Patents
封筒フラップ検査装置、封筒フラップ検査方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】搬送手段である搬送ローラ5、曲げ手段である搬送上台1、検知手段であるレーザセンサ3、制御部4等からなるフラップ検査装置2を用い、封緘を終えた封筒7を、表面9を上に、フラップ19が設けられた裏面17を下にした状態で、フラップ19が設けられた側辺33と平行な方向に搬送する。このとき、封筒7のフラップ19は、搬送上台1の凸条13に乗り上げ、フラップ19が設けられた裏面17が外側となるように湾曲する。レーザセンサ3は、フラップ19に向けてレーザ光線15を投光し、該フラップ19までの距離を検出する。制御部4は、検出した距離に基づき、封緘不良を判定する。
【選択図】図2
Description
これにより、簡易な構成で、フラップ付近を湾曲させることができるようになり、低コストで装置が構成できる。
これにより、封筒のフラップ付近を、それ以外の箇所に対し確実に湾曲させることができる。
これにより、封筒のフラップの浮き上がりをその位置により確実に検出できるようになる。
前記搬送手段は、前記封筒の前記フラップ付近を湾曲させる際、前記封筒を、前記フラップ付近以外の箇所で上下から押さえつつ搬送することが望ましい。
また、前記検知手段は、前記封筒のフラップが設けられた面の側に、前記封筒のフラップが設けられた面から所定の距離をおいて設置されたレーザセンサであることが望ましい。
図2に示すように、搬送ローラ5は、回転軸35を中心に回転するローラであり、封筒7を、フラップ19が設けられた側辺33と平行な方向に搬送する。封筒7は、宛名書きがされる表面9を上に、フラップ19が設けられた裏面を下にした状態で搬送される。また、搬送路中の搬送上台1に対応する位置では、上下の2個の搬送ローラ5が、封筒7のフラップ19付近以外の箇所を上下から押さえつつ搬送する。
図に示すように、フラップ19が凸条13に乗り上げると、封筒7のフラップ19付近は、フラップ19が設けられた裏面17が外側となるように湾曲する。
一方、フラップ部分の糊付けが不完全であるなどの封緘不良の封筒7bの場合、図3(b)に示すように、封筒本体のみが湾曲し、フラップ19bが開いて封筒7bの裏面17から浮き上がる。
図4(a)、図4(b)において、上図は搬送中の封筒7a、7bの裏面17側を見た図である。また、下図はレーザセンサ3により検出されるフラップ19a、19bの位置を示すグラフであり、横軸を封筒7a、7bの前辺25をレーザセンサ3が検出してからの時間、縦軸をレーザセンサ3からの距離としたものである。
前記したとおり、正常に封緘されている封筒7aの場合、図4(a)の下図に示すように、レーザセンサ3により検出された距離231aは比較的大きなほぼ一定の値となるが、封緘不良の封筒7bの場合、図4(b)の下図に示すように、レーザセンサ3により検出された距離231bは、フラップ19bの浮き上がり部分を検出した時点で、正常に封緘されている場合よりも小さな値になる。
この他、計測した距離に所定量の変位があった場合に封筒7の封緘不良が発生したと判定してもよい。例えば、図4(b)に示す封緘不良の封筒7bの場合、フラップ19bの浮き上がり部分を検出した時点で距離231bが大きく変化する。従って、所定量以上の変位があった場合に、封緘不良と判定することができる。
また、封緘ラインには、宛名検査装置などが設けられる場合もある。このような宛名検査装置では、搬送される封筒7をID等によって識別するシステムを有しているものもあるが、このような場合では、該システムと封筒フラップ検査装置2を連携させることにより、封緘不良が発生した封筒7を特定することも可能である。
加えて、本実施形態では、フラップ19と接する凸条13の上面の角部37(図3を参照)の高さを、封筒搬入側(図2の左側)では低くしておき、搬送方向のレーザセンサ3側に向かって徐々に高くするようにしてもよい。これにより、封筒7のフラップ19が搬送上台1にスムーズに乗り上がる。
2………封筒フラップ検査装置
3………レーザセンサ
5………搬送ローラ
7、7a、7b………封筒
19、19a、19b………フラップ
33………側辺
Claims (8)
- 封筒を、フラップが設けられた側辺と平行な方向に搬送する搬送手段と、
搬送中の前記封筒の前記フラップ付近を、前記封筒のフラップが設けられた面が外側となるように湾曲させる曲げ手段と、
湾曲された前記フラップの位置を検出する検知手段と、
を具備することを特徴とする封筒フラップ検査装置。 - 前記曲げ手段は、前記封筒が前記搬送手段で搬送される際に、前記フラップが乗り上がるように設けた台であることを特徴とする請求項1記載の封筒フラップ検査装置。
- 前記搬送手段は、前記封筒の前記フラップ付近を湾曲させる際、前記封筒を、前記フラップ付近以外の箇所で上下から押さえつつ搬送することを特徴とする請求項1または請求項2記載の封筒フラップ検査装置。
- 前記検知手段は、前記封筒のフラップが設けられた面の側に、前記封筒のフラップが設けられた面から所定の距離をおいて設置されたレーザセンサであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の封筒フラップ検査装置。
- 搬送手段により、封筒を、フラップが設けられた側辺と平行な方向に搬送し、曲げ手段により、搬送中の前記封筒の前記フラップ付近を、前記封筒のフラップが設けられた面が外側となるように湾曲させ、検知手段により、湾曲された前記フラップの位置を検出することを特徴とする封筒フラップ検査方法。
- 前記曲げ手段は、前記封筒が前記搬送手段で搬送される際に、前記フラップが乗り上がるように設けた台であることを特徴とする請求項5記載の封筒フラップ検査方法。
- 前記搬送手段は、前記封筒の前記フラップ付近を湾曲させる際、前記封筒を、前記フラップ付近以外の箇所で上下から押さえつつ搬送することを特徴とする請求項5または請求項6記載の封筒フラップ検査方法。
- 前記検知手段は、前記封筒のフラップが設けられた面の側に、前記封筒のフラップが設けられた面から所定の距離をおいて設置されたレーザセンサであることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれかに記載の封筒フラップ検査方法。
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