JP2013055503A - 音量調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザ操作を要することなく感度を最適な値に設定することができる音量調整装置を提供すること。
【解決手段】 マイコンは、音量レベルを増加させる指示が入力されたとき、クリップ検出回路8から設定値以上であることを示す信号が出力されていれば、音量レベルをこれ以上増加させない。マイコンは、音量レベルを増加させる指示が入力されたとき、クリップ検出回路8から設定値以上であることを示す信号が出力されておらず、かつ、第2音量調整部5の第2音量レベルが所定値未満である場合に、第2音量調整部5に第2音量レベルを増加させる。マイコンは、音量レベルを増加させる指示が入力されたとき、クリップ検出回路8から設定値以上であることを示す信号が出力されておらず、かつ、第2音量調整部5の第2音量レベルが所定値である場合に、第1音量調整部2に第1音量レベルを増加させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、音量調整装置に関する。
オーディオアンプにおいて、アナログ音声信号がDSPに入力されると、DSP内において、(1)第1音量調整部で第1音量レベルに音量調整され、(2)アナログデジタル変換器でデジタル音声信号に変換され、(3)信号処理が実行され、(4)第2音量調整部で第2音量レベルに音量調整され、アンプへと出力される。ここで、感度を2Vに設定した場合、第1音量調整部の音量レベルは−6dBに設定される。これは、DSP内のアナログデジタル変換器の最大入力電圧が1Vであるので、2Vのアナログ音声信号を1Vに減圧してアナログデジタル変換器に入力するためである。このとき、第1音量調整部の音量レベルは−6dBに設定されているので、1Vのアナログ音声信号に対しては、音量レベルを十分に上げることができなくなる。一方、感度を1Vに設定した場合、1Vのアナログ音声信号をそのままアナログデジタル変換器に入力することができるので、第1音量調整部の音量レベルは0Vに設定される。これにより、1Vのアナログ音声信号に対して十分に音量レベルを調整することが可能となる。このとき、2Vのアナログ音声信号に対してオーバフローが生じ、ノイズが発生してしまう。これを解決するためには、従来のオーディオアンプでは、入力されるアナログ音声信号の電圧に応じてユーザ操作によって感度を手動で調整する機能が採用されているが、ユーザ操作によって感度を調整することは非常に煩雑であるという問題がある、
特開2010−109845号
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ユーザ操作を要することなく感度を最適な値に設定することができる音量調整装置を提供することにある。
本発明の好ましい実施形態による音量調整装置は、入力されるアナログ音声信号の音量レベルを制御部によって設定された第1音量レベルに調整する第1音量調整部と、前記第1音量調整部からのアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換するアナログデジタル変換部と、前記アナログデジタル変換部からのデジタル音声信号の音量レベルを前記制御部よって設定された第2音量レベルに調整する第2音量調整部と、前記第2音量調整部からの音声信号を増幅する増幅部と、前記増幅部から出力される音声信号が設定値以上であるか否かを検出し、前記設定値以上であると判断した場合に、前記設定値以上であることを示す信号を前記制御部に出力する検出部と、ユーザ操作によって音量レベルを増加させる指示が入力される入力部と、ユーザ操作によって音量レベルを増加させる指示が入力されたとき、前記検出部から前記設定値以上であることを示す信号が出力されている場合には、前記第1音量調整部および前記第2音量調整部の音量レベルを増加させず、前記検出部から前記設定値以上であることを示す信号が出力されておらず、かつ、前記第2音量レベルが所定値である場合に、前記第1音量レベルを増加させ、前記検出部から前記設定値以上であることを示す信号が出力されておらず、かつ、前記第2音量レベルが所定値未満である場合に、前記第2音量レベルを増加させる前記制御部とを備える。
ユーザ操作によって音量レベルを増加させる指示が入力された場合には、第2音量調整部の第2音量レベルが所定値になるまでは、第2音量レベルを増加させ、第2音量調整部の第2音量レベルが所定値になった後は、第1音量調整部の第1音量レベルを増加させて、感度を増加させる。その結果、最初は感度を高い値に設定しておきクリップを防止すると共に、第2音量レベルが所定値になると音量レベルを増加させるに従い第1音量レベルを増加させて感度を低下させていき、低い電圧が入力された場合でも増幅部の出力電圧の振幅値を大きくすることが可能となる。また、常に検出部からの信号を監視しており、検出部からの信号が設定値以上であることを示す信号であれば、音量レベルを増加させないことによって、増幅部からの音声信号の振幅がクリップすることを防止することができる。
好ましい実施形態においては、入力されるアナログ音声信号のレベル変化によって、前記検出部から前記設定値以上であることを示す信号が出力されたとき、前記第1音量レベルが第2所定値である場合、前記制御部が、前記第2音量レベルを減少させ、前記第1音量レベルが第2所定値よりも大である場合、前記制御部が、前記第1音量レベルを減少させる。
ユーザ操作によって音量レベルを増加する指示が入力されていない場合であっても、入力されるアナログ音声信号の電圧が大きくなって、検出部から設定値以上であることを示す信号が出力された際には、第1音量レベルが所定値になるまでは第1音量調整部の第1音量レベルを低下させ(つまり、感度を増加させ)、第1音量レベルが所定値である場合には第2音量調整部の第2音量レベルを低下させる。
本発明の別の好ましい実施形態による音量調整装置は、入力されるアナログ音声信号の音量レベルを制御部によって設定された第1音量レベルに調整する第1音量調整部と、前記第1音量調整部からのアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換するアナログデジタル変換部と、前記アナログデジタル変換部からのデジタル音声信号の音量レベルを前記制御部よって設定された第2音量レベルに調整する第2音量調整部と、前記第2音量調整部からの音声信号を増幅する増幅部と、前記増幅部から出力される音声信号が設定値以上であるか否かを検出し、前記設定値以上であると判断した場合に、前記設定値以上であることを示す信号を前記制御部に出力する検出部と、ユーザ操作によって音量レベルを調整する指示が入力される入力部と、入力されるアナログ音声信号のレベル変化によって、前記検出部から前記設定値以上であることを示す信号が出力されたとき、前記第1音量レベルが第2所定値である場合、前記第2音量レベルを減少させ、前記第1音量レベルが第2所定値よりも大である場合、前記第1音量レベルを減少させる制御部とを備える。
ユーザ操作によって音量レベルを増加する指示が入力されていない場合であっても、入力されるアナログ音声信号の電圧が大きくなって、検出部から設定値以上であることを示す信号が出力された際には、第1音量レベルが所定値になるまでは第1音量調整部の第1音量レベルを低下させ(つまり、感度を増加させ)、第1音量レベルが所定値である場合には第2音量調整部の第2音量レベルを低下させる。
本発明によると、ユーザ操作を要することなく感度を最適な値に設定することができる音量調整装置を提供することができる。
本発明の好ましい実施形態による音量調整装置を示すブロック図である。 クリップ検出回路を示す回路図である。 音量レベルと電力との関係を示す図である。 クリップ検出回路8の各部の電圧波形を示すタイムチャートである。 マイコン(制御部)9の処理を示すフローチャートである。 マイコン(制御部)9の処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照して具体的に説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。図1は、本発明の好ましい実施形態による音量調整装置の機能を備える増幅装置1を示す概略ブロック図である。増幅装置1は、第1音量調整部2と、アナログデジタル変換器(以下、ADCという。)3と、信号処理部4と、第2音量調整部5と、メインアンプ6と、スピーカー7と、クリップ検出回路8と、マイコン(制御部)9と、入力部10とを概略備える。第1音量調整部2、ADC3、信号処理部4、第2音量調整部5はDSPによって構成されている。
第1音量調整部2は、増幅装置1の外部から入力されるアナログ音声信号の音量レベルをマイコン9によって設定された第1音量レベルに調整し、ADC3にアナログ音声信号を出力する。ADC3は、第1音量調整部2から供給されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換し、信号処理部4に供給する。
ここで、ADC3の最大入力電圧は例えば1V(RMS(root mean square)、以下同様)に決められている。従って、例えば感度を2V(RMS)に設定し、2V(RMS)のアナログ音声信号をADC3に入力させるためには、第1音量調整部2の音量レベルを−6dBに設定する必要がある。これにより、2Vのアナログ音声信号は第1音量調整部2によって1Vに減圧され、ADC3に入力することができる。また、例えば感度を1Vに設定し、1Vのアナログ音声信号をADC3に入力する場合には、第1音量調整部2の音量レベルは0dBに設定される。
信号処理部4は、ADC3から供給されるデジタル音声信号に対して信号処理を実行し、第2音量調整部5に供給する。信号処理は、ブースト処理、カット処理、イコライザ処理などの音響信号処理である。
第2音量調整部5は、信号処理部4から供給されるデジタル音声信号の音量レベルをマイコン9によって設定された第2音量レベルに調整し、メインアンプ6に供給する。メインアンプ6は、第2音量調整部5から供給されたデジタル音声信号を増幅し、スピーカー7にアナログ音声信号を供給する。メインアンプ6は、スイッチングアンプが採用され得る。スイッチングアンプは後段にLPF(ローパスフィルタ)を備えており、スピーカー7にLPFにおいて高周波成分を除去したアナログ音声信号を供給する。
クリップ検出回路8は、メインアンプ6から出力される音声信号が設定値以上であるか否かを検出し、設定値以上であると判断した場合に、設定値以上であることを示す信号(例えばローレベルの信号)をマイコン9に出力する。
クリップ検出回路8は、メインアンプ6から供給されるアナログ音声信号の振幅値を検出し、アナログ音声信号がクリップする場合に、クリップすることを示す信号をマイコン9に出力する。詳細には、クリップ検出回路8は、アナログ音声信号の振幅値が設定値以上であるか否かを検出し、設定値以上である場合に、設定値以上であることを示す信号をマイコン9に出力する。一方、設定値未満である場合、設定値未満であることを示す信号を出力する。
図2は、メインアンプ6、クリップ検出回路8、および、スピーカー7を示す回路図である。アナログ音声信号が左チャンネル音声信号および右チャンネル音声信号の2chである場合、クリップ検出回路8は、左チャンネル用クリップ検出回路8Aと、右チャンネル用クリップ検出回路8Bとを含む。メインアンプ6も、左チャンネル用アンプA1(正側アンプ)、A2(負側アンプ)と、右チャンネル用アンプA11(正側アンプ)、A12(負側アンプ)とを含む。左チャンネル用アンプA1からのアナログ音声信号は、左スピーカーSP1の正側入力端子に入力され、左チャンネル用アンプA2からのアナログ音声信号は、左スピーカーSP1の負側入力端子に入力される。また、左チャンネル用アンプA1からのアナログ音声信号は、左チャンネル用のクリップ検出回路8Aに入力される。右チャンネル用アンプA11からのアナログ音声信号は、右スピーカーSP2の正側入力端子に入力され、右チャンネル用アンプA12からのアナログ音声信号は、右スピーカーSP2の負側入力端子に入力される。また、右チャンネル用アンプA12からのアナログ音声信号は、右チャンネル用のクリップ検出回路8Bに入力される。
左チャンネル用のクリップ検出回路8Aと、右チャンネル用のクリップ検出回路8Bとは回路構成が同じであるので、以下では、左チャンネル用のクリップ検出回路8Aについてのみ説明する。
クリップ検出回路8Aは、設定値を決定するための抵抗R2及びR3と、メインアンプ6の出力電圧の振幅値が設定値以上であるか否かを検出する第1検出部(トランジスタQ1)と、第1検出部の検出結果を出力する出力部(トランジスタQ3)とを概略含む。
トランジスタQ1は、pnp型トランジスタであり、エミッタが+15V電源ラインに接続され、コレクタがトランジスタQ3のベースに接続され、ベースが抵抗R2と抵抗R3との接続点に接続されている。トランジスタQ3は、抵抗が内蔵されたnpn型トランジスタであり、ベースがトランジスタQ1のコレクタに接続され、コレクタが抵抗R6を介して+15V電源ラインに接続されている。
トランジスタQ21は、左チャンネル用のクリップ検出回路8Aからの信号と、右チャンネル用のクリップ検出回路8Bからの信号との少なくとも一方が、音声信号がクリップすることを示す信号である場合に、マイコン9に音声信号がクリップすることを示す信号を供給するためのトランジスタである。
図1に戻って、入力部10はユーザ操作を受け付けるものであり、例えば音量調整ツマミやリモコン等である。入力部10は、ユーザ操作による音量レベルを調整(増加、又は、減少)する指示を受け付けて、マイコン9に供給する。
マイコン9は、ユーザ操作によって音量レベルを増加させる指示が入力されたとき、クリップ検出回路8から設定値以上であることを示す信号が出力されているかどうかを判断する。クリップ検出回路8から設定値以上であることを示す信号が出力されていれば、マイコン9は、第1音量調整部2および第2音量調整部5の音量レベルをこれ以上増加させない。従って、メインアンプ6の出力電圧がクリップすることを防止できる。
また、マイコン9は、ユーザ操作によって音量レベルを増加させる指示が入力されたとき、クリップ検出回路8から設定値以上であることを示す信号が出力されておらず、かつ、第2音量調整部5の第2音量レベルが所定値未満(例えば2V感度の場合−6dB)である場合に、第2音量調整部5に第2音量レベルを増加させるよう制御する。
また、マイコン9は、ユーザ操作によって音量レベルを増加させる指示が入力されたとき、クリップ検出回路8から設定値以上であることを示す信号が出力されておらず、かつ、第2音量調整部5の第2音量レベルが所定値(例えば2V感度の場合−6dB)である場合に、第1音量調整部2に第1音量レベルを増加させるよう制御する。第1音量調整部2の第1音量レベルを増加させることは、感度を低下させることに相当する。
図3は、ユーザ操作によって設定される音量レベル(横軸)に対するメインアンプ6の出力電力を示す図である。図3では、第1音量調整部2に入力されるアナログ音声信号が、1V、1.5V、2Vである場合の音量レベルに対する電力の変化を示している。また、図3では、第2音量レベルが−6dBに達するまでは第2音量調整部5の第2音量レベルの変化になっており、第2音量レベルが−6dBに達した後は、第1音量調整部2の第1音量レベルの変化(感度の変化)になっている。また、電力が15Wでクリップ検出回路8がクリップすることを示す信号(ローレベルの信号)を出力し、これ以上音量レベルが増加しないようになっている。
マイコン9は、入力されるアナログ音声信号のレベル変化によって、クリップ検出回路8から設定値以上であることを示す信号が出力されたとき、第1音量調整部2の第1音量レベルが第2所定値(例えば感度2Vのとき、−6dB)よりも大である場合、マイコン9は、第1音量調整部2の第1音量レベルを減少させる。つまり、感度を増加させる。
マイコン9は、入力されるアナログ音声信号のレベル変化によって、クリップ検出回路8から設定値以上であることを示す信号が出力されたとき、第1音量調整部2の第1音量レベルが第2所定値(例えば−6dB)である場合、マイコン9は、第2音量調整部5の第2音量レベルを減少させる。
以下、本発明の動作を説明する。まずは、クリップ検出回路8の動作を説明する。
図4は、クリップ検出回路8Aの各点における波形を示すタイムチャートであり、各符号は図2の各点における波形に対応している。なお、右チャンネル用のクリップ検出回路8Bの動作も同様である。ここでは、右チャンネル用のクリップ検出回路8Bは、音声信号が設定値以上であることを検出しておらず、従って、トランジスタQ13のコレクタ電圧がローレベルであり、トランジスタQ21のベースに対して信号を出力していないこととする。
期間T1においては、メインアンプ6の出力電圧の振幅値が設定値未満である(A点電圧参照)。従って、トランジスタQ1はベース電圧が導通開始電圧に達しオン状態になっており、コレクタ電圧が+15V電源電圧に引き上げられ、B点電圧がハイレベルになっている。トランジスタQ3は、B点電圧がハイレベルであるので、ベース電圧が導通開始電圧に達しオン状態になっており、コレクタ電圧が接地電位に引き下げられる。トランジスタQ21は、ベース電圧が導通開始電圧未満であり、オフ状態になっている。従って、マイコン9には、音声信号がクリップしてないことを示すハイレベルの信号である+5V電源電圧が出力される。つまり、C点電圧がハイレベルになっている。
期間T2においては、メインアンプ6の出力電圧の振幅値が設定値以上である(A点電圧参照)。つまり、音声信号の振幅がクリップすると考えられる。トランジスタQ1はベース電圧が導通開始電圧に達しておらずオフ状態になっており、コレクタが+15V電源電圧に対して開放状態とされ、B点電圧がローレベルになっている。トランジスタQ3は、B点電圧がローレベルであるので、ベース電圧が導通開始電圧に達しておらずオフ状態になっており、コレクタ電圧が+15V電源電圧に引き上げられる。トランジスタQ3のコレクタ電圧はダイオードD3を介してトランジスタQ21のベースに供給される。トランジスタQ21は、ベース電圧が導通開始電圧に達し、オン状態になっている。従って、マイコン5には、音声信号がクリップすること(音声信号の振幅が設定値以上であること)を示すローレベルの信号である接地電位が出力される。つまり、C点電圧がローレベルになっている。
期間T3においては、期間T1と同じであるので、説明を援用する。
続いて、マイコン9の動作を説明する。
図5は、ユーザ操作によって音量レベルを増加させる指示が入力された場合のマイコン9の処理を示すフローチャートである。マイコン9は、まず、第1音量調整部2の第1音量レベルを−6dBに設定する。従って、感度を2Vに設定したことになる。続いて、マイコン9は、ユーザ操作によって音量レベルを増加させる指示が入力されたか否かを判断する(S2)。
音量レベルを増加させる指示が入力された場合(S2でYES)、マイコン9は、クリップ検出回路8からローレベルの信号が出力されているか否かを判断する(S3)。つまり、メインアンプ6の出力電圧の振幅値が設定値以上であり、これ以上音量レベルを増加させると、音声信号の振幅がクリップするか否かが判断される。クリップ検出回路8からローレベルの信号が出力されている場合(S3でYES)、マイコン9は、第1音量調整部2および第2音量調整部5共に音量レベルをこれ以上増加させない。つまり、ユーザによる音量レベルの増加指示を無効化する。
一方、クリップ検出回路8からハイレベルの信号が出力されている場合(S3でNO)、マイコン9は、第2音量調整部5の第2音量レベルが−6dB(感度が2Vの場合)であるか否かを判断する(S5、図3の破線参照)。第2音量レベルが−6dB未満である場合(S5でNO)、マイコン9は第2音量調整部5の第2音量レベルを所定ステップ(例えば1ステップ=1dB)増加させる(S6)。この処理は、図3において、「第2音量レベルの変化領域」と記載する部分の電力波形の変化に相当する。
そして、処理はS2に戻る。
一方、第2音量レベルが−6dBになっている場合(S5でYES)、マイコン9は、第2音量レベルをこれ以上増加させず、代わりに第1音量調整部2の第1音量レベルを所定ステップ(例えば1ステップ=1dB)増加させる(S7)。第1音量レベルを増加させるということは、感度を低下させることになる。第2音量レベルを−6dBまでしか増加させないのは、感度が2Vの場合には第2音量レベルを−6dBよりも大にすると、メインアンプ9の出力電圧がクリップする可能性があるからである。
その後、マイコン9は、再び、ユーザ操作によって音量レベルを増加させる指示が入力されたか否かを判断する(S8)。入力された場合(S8でYES)、マイコン9は、クリップ検出回路8からローレベルの信号が出力されているか否かを判断する(S9)。つまり、メインアンプ6の出力電圧の振幅値が設定値以上であり、これ以上音量レベルを増加させると、音声信号の振幅がクリップするか否かが判断される。クリップ検出回路8からローレベルの信号が出力されている場合(S9でYES)、マイコン9は、第1音量調整部2の音量レベルをこれ以上増加させない。つまり、ユーザによる音量レベルの増加指示を無効化する。
一方、クリップ検出回路8からハイレベルの信号が出力されている場合(S9でNO)、マイコン9は、第1音量調整部2の第1音量レベルを所定ステップ(例えば1ステップ=1dB)増加させる(S7)。第1音量レベルを増加させるということは、感度を低下させることになる。この処理は、図3において、「第1音量レベルの変化領域」と記載する部分の電力波形の変化に相当する。そして、処理はS8に戻る。従って、S8〜S11では、第1音量レベルをクリップさせずに増加できるところまで順次増加させていき、順次感度を低下させていく。
以上のように、ユーザ操作によって音量レベルを増加させる指示が入力された場合には、第2音量調整部5の第2音量レベルが−6dB(感度2Vの場合)になるまでは、第2音量レベルを増加させ、第2音量調整部5の第2音量レベルが−6dB(感度2Vの場合)になった後は、第1音量調整部2の第1音量レベルを増加させて、感度を増加させる。その結果、最初は感度を2Vと高い値に設定しておきクリップを防止すると共に、第2音量レベルが−6dBになると音量レベルを増加させるに従い第1音量レベルを増加させて感度を低下させていき、低い電圧が入力された場合でもメインアンプ6の出力電圧の振幅値を大きくすることが可能となる。また、常にクリップ検出回路8からの信号を監視しており、クリップ検出回路8からの信号がローレベルであれば、音量レベルを増加させないことによって、メインアンプ6からの音声信号の振幅がクリップすることを防止することができる。
図6は、ユーザによる音量レベルの増加指示が入力されていないとき、第1音量調整部2に入力されるアナログ音声信号の電圧が大きくなり、クリップ検出回路8からローレベルの信号が出力される場合のマイコン9の処理を示す。
マイコン9は、クリップ検出回路8から、音声信号がクリップすることを示す信号(ローレベルの信号)を所定時間(5ミリ秒)以上継続して受信したか否かを判断する(S21)。なお、所定時間継続してローレベルの信号を検出するのではなく、少なくとも一瞬だけローレベルの信号を検出したか否かを判断するようにしてもよい。
ローレベルの信号を所定時間継続して受信した場合(S21でYES)、マイコン9は、第1音量調整部2の音量レベルが−6dBであるか否かを判断する(S22)。つまり、感度が最大の2Vに設定されているか否かを判断する。第1音量レベルが−6dBでない場合(S22でNO)、マイコン9は、第1音量調整部2の第1音量レベルを所定ステップ(例えば1ステップ=1dB)減少させる(S23)。つまり、感度を増加させる。
一方、第1音量レベルが−6dBである場合(S22でYES)、つまり、感度が最大の2Vになっている場合、マイコン9は、第2音量調整部5の第2音量レベルを所定ステップ(例えば1ステップ=1dB)減少させる(S24)。
以上の処理によって、ユーザ操作によって音量レベルを増加する指示が入力されていない場合であっても、入力されるアナログ音声信号の電圧が大きくなって、クリップ検出回路8からローレベルの信号が出力された際には、マイコン9は、第1音量レベルが−6dBになるまでは第1音量調整部2の第1音量レベルを低下させ(つまり、感度を増加させ)、第1音量レベルが−6dBである場合には第2音量調整部5の第2音量レベルを低下させる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
本発明は、例えばオーディオ用のメインアンプに好適に採用され得る。本実施形態では、初期値として感度を2Vとしている(つまり第1音量レベルを−6dBとしている)がこれに限定されず、4V(第1音量レベルを−12dB)としてもよい。
1 音量調整装置
2 第1音量調整部
3 ADC
4 信号処理部
5 第2音量調整部
6 メインアンプ
7 スピーカー
8 クリップ検出回路
9 マイコン
10 入力部

Claims (3)

  1. 入力されるアナログ音声信号の音量レベルを制御部によって設定された第1音量レベルに調整する第1音量調整部と、
    前記第1音量調整部からのアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換するアナログデジタル変換部と、
    前記アナログデジタル変換部からのデジタル音声信号の音量レベルを前記制御部よって設定された第2音量レベルに調整する第2音量調整部と、
    前記第2音量調整部からの音声信号を増幅する増幅部と、
    前記増幅部から出力される音声信号が設定値以上であるか否かを検出し、前記設定値以上であると判断した場合に、前記設定値以上であることを示す信号を前記制御部に出力する検出部と、
    ユーザ操作によって音量レベルを増加させる指示が入力される入力部と、
    ユーザ操作によって音量レベルを増加させる指示が入力されたとき、前記検出部から前記設定値以上であることを示す信号が出力されている場合には、前記第1音量調整部および前記第2音量調整部の音量レベルを増加させず、前記検出部から前記設定値以上であることを示す信号が出力されておらず、かつ、前記第2音量レベルが所定値である場合に、前記第1音量レベルを増加させ、前記検出部から前記設定値以上であることを示す信号が出力されておらず、かつ、前記第2音量レベルが所定値未満である場合に、前記第2音量レベルを増加させる前記制御部とを備える、音量調整装置。
  2. 入力されるアナログ音声信号のレベル変化によって、前記検出部から前記設定値以上であることを示す信号が出力されたとき、前記第1音量レベルが第2所定値である場合、前記制御部が、前記第2音量レベルを減少させ、前記第1音量レベルが第2所定値よりも大である場合、前記制御部が、前記第1音量レベルを減少させる、請求項1に記載の音量調整装置。
  3. 入力されるアナログ音声信号の音量レベルを制御部によって設定された第1音量レベルに調整する第1音量調整部と、
    前記第1音量調整部からのアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換するアナログデジタル変換部と、
    前記アナログデジタル変換部からのデジタル音声信号の音量レベルを前記制御部よって設定された第2音量レベルに調整する第2音量調整部と、
    前記第2音量調整部からの音声信号を増幅する増幅部と、
    前記増幅部から出力される音声信号が設定値以上であるか否かを検出し、前記設定値以上であると判断した場合に、前記設定値以上であることを示す信号を前記制御部に出力する検出部と、
    ユーザ操作によって音量レベルを調整する指示が入力される入力部と、
    入力されるアナログ音声信号のレベル変化によって、前記検出部から前記設定値以上であることを示す信号が出力されたとき、前記第1音量レベルが第2所定値である場合、前記第2音量レベルを減少させ、前記第1音量レベルが第2所定値よりも大である場合、前記第1音量レベルを減少させる制御部とを備える、音量調整装置。
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