JP2013052721A - 作業用車両 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車体前後方向での後方側に配設したエンジン10よりも前方側で、かつ車体左右方向での一側方に運転座席45を配設し、運転座席45よりも前方側のボンネット5内部で運転座席45が配設された側とは反対側の他側方に、エンジン10への外気取り入れ用の吸気口を備えた吸気部70を設けた。
【選択図】図4
Description
[1]エンジンよりも後方側にエアクリーナを配設し、そのエアクリーナから導出した吸気用配管を前方側へ延出して、エンジンよりも前方側に配設されている運転座席のシートの下面側に対向させて前記吸気用配管の開口端部を設け、運転座席のシートの下面付近から取り込んだ外気をエアクリーナに導くように構成したもの(例えば、特許文献1参照)。
[2]運転座席よりも後方側にエンジンを配設し、そのエンジンの横側部にエアクリーナの格納ボックスを配設し、エアクリーナへの外気の取り込みは、エアクリーナを配設した格納ボックスの内部に開口した吸気用配管の開口端部から行うように構成したもの(例えば、特許文献2参照)。
このように、運転座席のシート裏面を利用してエアクリーナの吸気口部分を設けた場合には、エンジンで暖められた熱気の導入や塵埃などを吸引する虞は回避し易いが、吸気口部分が運転座席に搭座する運転者の近くに存在することとなるため、吸気口部分での吸気音が騒音となり易くなる不具合がある。
上記課題を解決するために講じた本発明における作業用車両の技術手段は、車体前後方向での後方側にエンジンを配設し、前記エンジンよりも前方側で、かつ車体左右方向での一側方に運転座席を配設してあるとともに、前記運転座席よりも前方側のボンネット内部で前記運転座席が配設された側とは反対側の他側方に、前記エンジンへの外気取り入れ用の吸気口を備えた吸気部を設けてあることを特徴とする。
上記のように、解決手段1にかかる本発明の作業用車両では、運転座席に搭座する運転者に対して騒音源となる吸気部が、ボンネット内部に格納されていることと、運転座席からは遠い他側方に設けられていることとで騒音が低減される。
そして、吸気部の位置は、後方側のエンジンからも遠い前方側のボンネット内に収められているので、専用の格納ボックスを要さずボンネットを利用して格納することができるとともに、その吸気部でエンジンの排熱によって暖められた外気や、ボンネット外部の塵埃を吸い込む可能性を低減できる利点がある。
本発明の作業用車両における第2の解決手段は、車体左右方向で前記運転座席が配設された側と同じ前記一側方にエアクリーナを設け、そのエアクリーナが設けられた側とは反対側の前記他側方に作動油タンク又は燃料タンクを配設してある点に特徴がある。
上記のように、解決手段2にかかる本発明の作業用車両では、運転座席が配設された側と同じ一側方にエアクリーナを設けることにより、吸気口からエアクリーナに至るまでの距離を比較的長く形成して、吸気口からエアクリーナに至る吸気経路での脈動が発生した場合に、これを軽減しやすく構成してある。
また、運転座席やエアクリーナが設けられた側とは反対側の他側方に作動油タンク又は燃料タンクを配設することによって、左右バランスを良好に保ち易い点でも有利である。
本発明の作業用車両における第3の解決手段は、前記吸気部は、上面側が無孔で下面側に吸気口が形成されたものである点に特徴がある。
上記のように、解決手段3にかかる本発明の作業用車両では、吸気部を構成するにあたって、塵埃の堆積しない下面側に吸気口が形成してあり、上面側は無孔に形成されているので、吸気口からの吸気に塵埃が混入する度合いを軽減できる利点がある。
本発明の作業用車両における第4の解決手段は、前記吸気部は、上面側が無孔で水平方向に開口する吸気口が形成されたものである点に特徴がある。
上記のように、解決手段4にかかる本発明の作業用車両では、吸気部を構成するにあたって、塵埃の堆積し難い水平方向に開口する吸気口が形成してあり、上面側は無孔に形成されているので、吸気口からの吸気に塵埃が混入する度合いを軽減できる利点がある。
本発明の作業用車両における第5の解決手段は、前記吸気部に接続された吸気ダクトの中途部に、上下方向での厚みの薄いレゾネータを介装させてあり、このレゾネータを、前記エンジンからの動力が伝達されるミッションケースから前輪デファレンシャル装置への伝動軸の下側に配設してある点に特徴がある。
上記のように、解決手段5にかかる本発明の作業用車両では、吸気部に接続された吸気ダクトが、吸気口からエアクリーナに至るまでの比較的長い距離を有し、その吸気ダクトの中途部にレゾネータを介装させてあるので、吸気ダクトが長いことによる脈動吸収機能とレゾネータ自体の脈動吸収機能との相乗により、吸気の脈動を軽減することができ、レゾネータの小型化を図る上で有効である。
そして、レゾネータを上下に薄い形状とすることにより、伝動軸の下側への配設も可能になり、このレゾネータによって伝動軸カバーの一部を兼ねることができる利点もある。
本発明にかかる作業用車両の実施の形態の一例を図面の記載に基づいて説明する。
図1〜図3に示すように、操向操作自在な左右一対の前車輪1と、操向不能な左右一対の後車輪2とを走行機体Aに備え、この走行機体Aの前部位置に運転部を構成するキャビン4を備え、走行機体Aの後部に荷台3を備え、この荷台3の下方位置に駆動部Bを備えて作業用車両が構成されている。
荷台3は、後端側が車体フレームFの後端位置に対して横向き姿勢の軸芯p1を中心にして揺動自在に支持され、ダンプシリンダ3aの伸縮作動により前端側を昇降作動させて積載物をダンプ式に排出できるように構成されている。
この収容枠50の背後には、エンジン冷却用のラジエータ53を通風可能であるように配備させてあるとともに、ラジエータ53の背後に、冷却用ファン52を配設して、ボンネット5の外部前方側から外気を吸引導入するように構成してある。
つまり、エンジン冷却用のラジエータ53を、車体の前部位置であるボンネット5の内部に設けて、かつ、ボンネット5に内装されているコンデンサ51の冷却用ファン52の風路に位置させる。これによって、外気がコンデンサ51の冷却用ファン52の吸引作用によってボンネット5内に取り込まれることになるが、その取り込まれた外気でコンデンサ51が冷却され、その冷却風が後方側のラジエータ53にも供給されることによって、ラジエータ53の冷却も併行して行われるように構成されている。
また、ボンネット5内には、前記収容枠50の右側の後部で、収容枠50の上端部と同等、もしくはそれよりも高い位置に、後述するエアクリーナ7の吸気ボックス70(吸気部に相当する)が設けられている。
キャビン4内には、前車輪1を操向制御するステアリングホイール44が配設された車体左右方向での左方側寄り箇所で、前記ステアリングホイール44の後方側に、運転者が着座するための運転座席45を設けてあり、この運転座席45に隣接する右方側寄り位置に、横長となる2人掛用の助手座席46が備えられている。
走行機体Aの強度メンバーとしての車体フレーム20を備えている。
この車体フレーム20は、図4〜図6に示すように、前後方向に直線状に伸びる左右一対のメインフレーム21と、このメインフレーム21の前部位置においてキャビン4を支持するキャビンフレームユニット22と、メインフレーム21の前端に連結する前部フレームユニット23と、メインフレーム21の後部でメインフレーム21の上部に重なり、上縁がメインフレーム21と平行姿勢となるように走行機体Aの後方側に延出された後部フレームユニット24とを備え、さらに、後部フレームユニット24に対して、エンジン10およびミッションケース11などを備える駆動部Bを支持するための駆動部支持フレームユニット30を連結して構成されている。
前部フレームユニット23は、ボンネット5の下側に配置される構造物であり、この前部フレームユニット23の左右位置には、ダブルウイッシュボーン型に構成される上下一対の前部サスペンションアーム25Fの基端部を前後向き姿勢の揺動軸芯を中心にして揺動自在に支持している。
そして、前部サスペンションアーム25Fの上方への揺動時に圧縮される前部サスペンションスプリング26Fを有する前部サスペンションユニット27Fの下端が、前部サスペンションアーム25Fに支持され、この前部サスペンションユニット27Fの上端を前部フレームユニット23が支持している。
前記後部フレームユニット24は、図5及び図6に示すように左右で上部フレーム24Aの長さが異なり、右側の上部フレーム24Aが左側の上部フレーム24Aよりも長く形成されている。つまり、左右の上部フレーム24A,24Aは、後端側の前後方向位置は左右同位置であるが、前端側は、左側の上部フレーム24Aよりも右側の上部フレーム24Aが前方側に位置している。
このため、前記連結縦フレーム24Bのうち、前後方向で後方側の連結縦フレーム24Bはメインフレーム21の後端位置にあって左右同じ前後方向位置に存在しているが、前方側の連結縦フレーム24Bは、左側の連結縦フレーム24Bよりも右側の連結縦フレーム24Bが前方側に位置して、メインフレーム21と、左右の上部フレーム24A,24Aの各前端部とを連結している。これによって左側の前後一対の連結縦フレーム24B同士の前後方向間隔よりも右側の前後一対の連結縦フレーム24B同士の前後方向間隔が大きく形成されている。
前記駆動部Bは、エンジン10とミッションケース11と静油圧式無段変速装置12とを、前方側からこの順序で連結することでエンジン10とミッションケース11と静油圧式無段変速装置12とが一体化された構造に構成されている。
駆動部フレームユニット30は、図5〜7に示すように、駆動部Bの下側(後部フレームユニット24の上部フレーム24Aより下側)に配置されるマウントフレーム31と、このマウントフレーム31を左右の上部フレーム24Aに連結するように左右に2つずつ配置される断面形状コ字状の縦フレーム32と、マウントフレーム31の前端側に形成される横向き姿勢の前部フレーム33とを備えて構成されている。
つまり、左右の上部フレーム24Aの後端近くに架け渡される形態で、左右の上部フレーム24Aに両端部が連結する横向き姿勢で鋼材で成る横フレーム37が備えられ、この横フレーム37の中間位置にミッションケース11を吊り下げる形態で支持するための上部マウント支持体38が備えられ、この横フレーム37の両端部にはサスペンション支持部37Aが形成されている。
図3、および図4に示すように、駆動部Bでは、エンジン10とミッションケース11と静油圧式無段変速装置12とを、前方側からこの順序で連結してある。
ミッションケース11の内部構造は図面に示していないが、このミッションケース11は、静油圧式無段変速装置12で変速された駆動力を複数段に変速すると共に、前後進の切換を行うギヤ式の変速装置と、デファレンシャルギヤ(図示せず)とを内蔵している。
また、ミッションケース11では駆動力を変速装置で変速し、デファレンシャルギヤから左右の後部出力軸61に伝え、この後部出力軸61から後輪駆動軸62を介して左右の後車輪2に伝えると共に、図4に示すように、ミッションケース11の前面側に形成した下部出力軸(図示せず)からドライブシャフト63を介して前輪デファレンシャル装置64に前輪駆動用の動力を伝え、更に、前輪駆動軸65から左右の前車輪1に伝えるように伝動系が構成されている。
図1、3、および図4に示すように、前記エンジン10のインテークマニホールド67に対して燃焼用空気を供給するためのエアクリーナ7は、メインフレーム21の上側でキャビン4内に配備された運転座席45の前縁よりも後方側で座席シート45aの下側に配設してある。
つまり、運転座席45は平面視でエンジン10よりも前方側に配設してあり、車体左右方向での左側に配設されたステアリングホイール44の後方側で車体左側方寄り箇所に配設してあり、エアクリーナ7も車体左側方寄り箇所で運転座席45の座席シート45aの下側箇所に位置し、エアクリーナ7の筒状本体7Aの筒軸芯p2が左右方向に向く状態で座席支持台47の下側空間に配設されている。
運転座席45を支持する座席支持台47の下側空間のうち、エアクリーナ7が配設されている車体左右方向での左側の端部は横外側に開放されていて、図1に示すように、その座席支持台47の下側空間の横外側が左側のドア41によって閉塞されている。そのため、ドア41を開放すれば、前記エアクリーナ7の存在する運転座席45の下側空間の左側端部が開放された状態となる。したがって、運転座席45の下側空間の左側端部を閉塞するための開閉可能な蓋部材(図示せず)が不要となるばかりでなく、ドア41を開放した状態でエアクリーナ7のフィルター交換作業等を行う際の運転座席45の下側空間の開閉作業が不要となるので、メンテナンス作業を簡略化し易くなる。
ボンネット5内に位置する吸気ボックス70は、平面視では、前記運転座席45やエアクリーナ7が配設された車体左右方向での左側箇所とは反対側の右側寄りの箇所で、キャビン4内の空調用に設置されたコンデンサ51の収容枠50よりも右側後方寄りの箇所に位置し、側面視では、収容枠50の上端部と同等、もしくはそれよりも高い位置で、前部フレームユニット23に固定されている。
このレゾネータ74は、水平方向での前後左右の幅に比べて上下方向での厚みが薄い箱状に形成されていて、ミッションケース11から前輪デファレンシャル装置64へ駆動力を伝えるドライブシャフト63(伝動軸に相当する)の下側に配設されている。
つまり、吸気ダクト71のうち、吸気ボックス70とレゾネータ74の入口との間を繋ぐ前部ダクト71aは、図1および図4に示すように、吸気ボックス70に繋がる前端部分がボンネット5内の上部に位置し、その前端部分に引き続く中間部分が下方後方側に向けて延設され、レゾネータ74に近い側の後端部分がボンネット5の後部隔壁に形成した透孔(図示せず)を介してボンネット5の外部へ導出され、扁平箱状のレゾネータ74の下面がメインフレーム21の下縁と同等、もしくはこれよりも上方側でキャビン4の床面40aの下側に位置するように配設されている。
前輪デファレンシャル装置64へ駆動力を伝えるドライブシャフト63は、このレゾネータ74の上面とキャビン4の床面40aとの間を通って前輪デファレンシャル装置64へ動力を伝えるように延設されている。
吸気ダクト71のうち、エアクリーナ7とエンジン10との間に設けられる供給ダクト71cは、エアクリーナ7の左右方向での車体内方側に近い側の端部から、運転座席45の下側空間を右側方側へ延出されたのち、エンジン10の右側に回り込んでインテークマニホールド67に接続されている。
吸気ボックス70の上面70c側には吸気口となる小孔75は設けられていず、無孔に形成されている。また斜め右前方以外の横向き面70bにも吸気口となる小孔75は設けられていない。
つまり、無孔の上面70cと一体に形成されている上部箱部分と、吸気口76が形成された下面70aと一体の下部箱部分とが接続部78で接続された一体成型品で構成されたものであり、接続部78とは反対側の横向き面70b部分に形成されたフランジ部79同士を重ね合わせることによって箱状に形成し、そのフランジ部79に形成した連結孔79aに取付用ボルト73を螺合して、吸気ボックス70を箱状にした状態で連結用ブラケット72に連結し、前部フレームユニット23に固定してある。
〔オイルクーラ〕
このオイルクーラ8は、前後方向では前車輪1と後車輪2との前後方向間隔内に位置し、左右方向では前記エアクリーナ7が設けられた側とは反対側で、エンジン10よりも車体外方側箇所で、かつ吸気面80が車体フレーム20の前後方向に沿って、車体フレーム20の車体内外方向での内側の側縁に沿う状態で配設されている。
つまり、オイルクーラ8は、図4に示すように、前後方向では、エンジン10とミッションケース11との接続箇所付近に対向する位置にあり、冷却用ファン81の排風方向がそのエンジン10とミッションケース11との接続箇所付近に向けられるように配設してある。
そして、前述したようにエンジン10とミッションケース11との夫々の上端縁の高さは、エンジン10よりもミッションケース11の上端縁の高さが低くなるように形成されていて、荷台3の底面の下側と前記ミッションケース11の上端縁11aとの間に、荷台3の底面の下側と前記エンジン10の上端縁10aとの間に形成される間隙s1よりも大きい間隙s2が形成されるように構成してある、
これによって、前記オイルクーラ8の冷却用ファン81からの送風が、エンジン10とミッションケース11との接続箇所付近に向けられたとき、エンジン10とミッションケース11との双方に接触した冷却風が、エンジン10と荷台3の下面との間、およびエンジン10の後方側で荷台3の底面の下側と前記ミッションケース11の上端縁11aとの間の比較的大きい間隙s2を通過してエンジン10やミッションケース11の他方側へ吹き抜けるので、エンジン10周りに熱気が停滞せず、オイルクーラ8のみならず、エンジン10周りの良好な冷却を行える。
そして、前記冷却用ファン81による送風は、ある程度の広がりをもって送風されるので、エンジン10、ミッションケース11、及びエンジン10から導出された排気管69やマフラー13に対しても接触しながら流動するように構成してある。
前記オイルクーラ8の吸気面80の前面側(車体左右方向での外方側)には、その吸気面80との間に車体フレーム20の左右方向幅と同程度の間隔を隔てて、車体フレーム20の横外側に燃料タンク9が配設されている。
この燃料タンク9は、タンク本体90の前端側は作動油タンク15の後端面に近接して配設されているが、後端側は、オイルクーラ8の吸気面80の後端縁80aよりも少し前方側に寄った位置に配設されている。
走行機体Aの後端側に設けられたリヤフェンダ2Fは、図1、7、および図11に示すように、車体フレーム20の後部フレームユニット24に対して、後部フレームユニット24の上部フレーム24Aから横外側方へ延出したフェンダ支持ステー17を介して取り付けてある。そして、このリヤフェンダ2Fの後部には、後車輪2の周方向および左右幅方向に沿う方向で湾曲したリヤフェンダ2Fの上面の一部に、水平方向に沿う面と、後方に向く面とで構成された段部17aを設け、この段部17aの前記後方に向く面にブレーキランプ18を取り付けてある。
上述の実施形態では、エアクリーナ7は運転座席45を配設した側と同じ側に配設したものを示したが、これに限らず、例えば運転座席45が設けられた側とは反対側に設けてもよい。
また、運転座席45を車体左右方向での左側に配設したものにかぎらず、右側に配設してもよく、この場合、エアクリーナ7は左右方向で運転座席45が設けられた側と同じ右側、もしくは運転座席45とは反対側の左側に配設し、吸気部となる吸気ボックス70は、左右方向で運転座席45が設けられた側とは反対側の左側に寄せてボンネット5内に配設すればよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様に構成すればよい。
前述した実施形態では、吸気ボックス70の下面70a及び横向き面70bのうちの斜め前方に向く面に吸気口76,77を形成したものであるが、これに限らず、例えば、吸気口76又は吸気口77を、吸気ボックス70の下面70a、又は横向き面70bのうちの何れか一方のみに形成したものであってもよい。
また、吸気ボックス70自体も、実施形態で示したような扁平箱状のものに形成したものに限らず、例えば、上下方向寸法が左右方向寸法よりも大きい縦長形状であったり、上下方向寸法が左右方向寸法と同一である形状であったり、断面が多角形状や円弧状であってもよい。この場合、吸気口76,77は、できるだけ上面側を避けて下面側もしくは横側面側に形成するのが好ましいが、必ずしも上面側に形成することを否定するものではない。
その他の構成は、前述した実施形態と同様に構成すればよい。
吸気ボックス70に形成される吸気口76,77は、多数の小孔75によって形成されているものであるが、この小孔75の個数、形状、及び大きさは、ボンネット5内に侵入する塵埃の大きさ等に応じて適宜に設定すればよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様に構成されている。
実施形態では、オイルクーラ8を、吸気面80が車体フレーム20の前後方向に沿う姿勢で、車体フレーム20よりも車体左右方向での内方側に配設した構造のものを示したが、これに限らず、例えば、次のように構成してもよい。
すなわち、オイルクーラ8を、その全体が、もしくは吸気面80が車体フレーム20の外側に位置するように配設してもよい。ただし、吸気面80が車体フレーム20の横外側縁よりも車体左右方向での内方側に位置するように配設されるのが、吸気面80に対する他物の接触等を避ける上で望ましい。
また、オイルクーラ8の吸気面80は、車体フレーム20の前後方向に沿う姿勢である方が、オイルクーラ8の後方側からも吸気することが容易に成る点で有用なものであるが、吸気面80は、必ずしも車体フレーム20の側縁に平行な状態である必要はなく、多少、斜め前方、もしくは斜め後方向きに向けられた状態であってもよく、吸気面80が車体フレーム20の側縁にほぼ沿った状態であればよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様に構成されている。
前述の実施形態では、オイルクーラ8の吸気面80の外側に燃料タンク9を配設したものを示したが、これに限らず、例えば燃料タンク9を配設せずに吸気面80の全体を車体外方側へ開放した状態で設けてもよい。
また、燃料タンク9ではなく、作動油タンク16、もしくは他の部材を吸気面80の外側に配設するようにしてもよい。この場合、吸気面80の外側に配設される部材が、吸気面80との間に、吸気面80側での吸気を妨げないように適度な間隙(例えば、車体フレーム20の横幅程度の間隙)を設けることが必要である。
その他の構成は、前述した実施形態と同様に構成されている。
実施形態では、オイルクーラ8を、エンジン10とミッションケース11との接合箇所に対向する位置に配設した構造を示したが、これに限らず、オイルクーラ8をエンジン10に対向する位置に配設する、あるいは、ミッションケース11に対向する位置に設けるなどしてもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様に構成されている。
実施形態では、オイルクーラ8を、車体左右方向でエンジン10の右側に配設した構造のものを示したが、これに限らず、例えば、オイルクーラ8を、車体左右方向でエンジン10の左側に配設した構造のものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様に構成すればよい。
5 ボンネット
7 エアクリーナ
9 燃料タンク
10 エンジン
11 ミッションケース
16 作動油タンク(オイルタンク)
45 運転座席
63 伝動軸(ドライブシャフト)
64 前輪デファレンシャル装置
70 吸気部(吸気ボックス)
71 吸気ダクト
74 レゾネータ
76,77 吸気口
Claims (5)
- 車体前後方向での後方側にエンジンを配設し、前記エンジンよりも前方側で、かつ車体左右方向での一側方に運転座席を配設してあるとともに、前記運転座席よりも前方側のボンネット内部で前記運転座席が配設された側とは反対側の他側方に、前記エンジンへの外気取り入れ用の吸気口を備えた吸気部を設けてある作業用車両。
- 車体左右方向で前記運転座席が配設された側と同じ前記一側方で前記運転座席の前縁よりも後方側にエアクリーナを設け、そのエアクリーナが設けられた側とは反対側の前記他側方で前記運転座席の前縁よりも後方側に作動油タンク又は燃料タンクを配設してある請求項1記載の作業用車両。
- 前記吸気部は、上面側が無孔で下面側に吸気口が形成されたものである請求項1又は2記載の作業用車両。
- 前記吸気部は、上面側が無孔で水平方向に開口する吸気口が形成されたものである請求項1〜3のいずれか一項記載の作業用車両。
- 前記吸気部に接続された吸気ダクトの中途部に、上下方向での厚みの薄いレゾネータを介装させてあり、このレゾネータを、前記エンジンからの動力が伝達されるミッションケースから前輪デファレンシャル装置への伝動軸の下側に配設してある請求項1〜4のいずれか一項記載の作業用車両。
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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